JPH1193477A - 車両用施錠制御装置 - Google Patents

車両用施錠制御装置

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JPH1193477A
JPH1193477A JP25365597A JP25365597A JPH1193477A JP H1193477 A JPH1193477 A JP H1193477A JP 25365597 A JP25365597 A JP 25365597A JP 25365597 A JP25365597 A JP 25365597A JP H1193477 A JPH1193477 A JP H1193477A
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Hiroki Okada
広毅 岡田
Misako Sugiura
美佐子 杉浦
Keiji Yamamoto
圭司 山本
Kazunori Sakai
和憲 酒井
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した返送信号のパターンが送信要求信号
の所定の送信パターンと一致しているときに車載機器の
動作制御を行うことにより、妨害波の影響で誤って返送
信号が送信された場合にも、ドアロックが解錠される等
の車載機器の誤動作を防止する車両用施錠制御装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 送信機は所定の送信パターンで送信要求
信号を送信し、受信機で前記所定送信パターンに対応し
た返送信号を受信したときにのみ前記車載機器の動作制
御を行う動作制御部とを有する。このため、妨害波の影
響で携帯機から返送信号が送信されたときは上記の所定
送信パターンとならないことから、誤った返送信号では
車載機器の動作制御が行われず、誤った動作制御を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用施錠制御装置
に関し、車載機器の遠隔制御を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザが携帯無線装置(携帯
機)を携帯して車両に対し接近/離間するだけで車両の
ドアの開錠/施錠を行う、いわゆるスマートエントリー
システムがある。例えば特開平5−106376号公報
には、第1の受信手段で呼出信号(送信要求信号)が受
信されると、応答信号(返送信号)を受信する第1の送
信手段を備えた携帯無線装置と、第2の送信手段から所
定の時間間隔で送信された送信要求信号を受信して送信
された返送信号が第2の受信手段で受信されると、車両
のドアを解錠するための信号を出力し、返送信号が受信
されなければ、所定時間経過後に車両のドアを施錠する
ための信号を出力する制御手段とを備えた車載無線装置
とからなり、携帯無線装置を携帯して車両から離間又は
接近するだけで、車両のドアのロック、又はアンロック
を行うシステムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では、車両内
に同乗者が存在し、運転者が先に急いで降車し、同乗者
がその後に降りようとした場合、同乗者が降車する前に
携帯機を持った運転者が車両から離れてしまうと、車両
のドアロックが施錠され、同乗者にとって不便である。
このような場合、運転者もドアロックの解除を行って、
同乗者をおろした後、及び再施錠をしなければならず、
煩わしいという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
運転者の降車を検出したの後、送信要求信号と返送信号
のやりとりを行ってドアロック制御を行うことにより、
むやみにドアロックを施錠することがなく、同乗者の降
車前に施錠が行われることを防止する車両用施錠制御装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両に設けられ、送信要求信号を送信アンテナから
送信する送信機と、前記送信機より送信された信号を受
信して返送信号を送信する携帯機と、車両に設けられ、
前記携帯機より送信された返送信号を受信する受信機
と、前記受信機で返送信号を受信したことにより車両の
ドアロックの施錠を行うドアロック制御手段と、運転者
の降車を検出する降車検出手段とを有し、前記降車検出
手段で運転者の降車を検出した後、前記ドアロック制御
手段を動作させる。
【0006】このように、降車検出手段で運転者の降車
を検出した後、ドアロック制御手段を動作させ、送信要
求信号と返送信号のやりとりを行ってドアロック制御を
行うため、むやみにドアロックを施錠することがなく、
同乗者の降車前に施錠が行われることを防止できる。請
求項2に記載の発明は、請求項1記載の車両用施錠制御
装置において、 前記ドアロック制御手段の動作の禁止
及び許可を一時的に切り替えるスイッチ手段を有する。
【0007】このように、ドアロック制御手段の動作の
禁止及び許可を一時的に切り替えることにより、同乗者
の有無等に応じてスマートロックを一時的に禁止又は許
可できる。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記
載の車両用施錠制御装置において、前記送信要求信号と
返送信号との少なくともいずれか一方を回り込みの少な
い帯域の周波数とする。
【0008】このため、携帯機を胸ポケットに入れた運
転者が降車した後、車両側に向き直ることにより、自動
的にドアロックを施錠でき、かつ、これを確認でき、ま
た、車両側に向き直らなければ、ドアロックの施錠がな
されず、運転者の意志に応じたドアロック制御が実現で
きる。請求項4に記載の発明は、請求項1記載の車両用
施錠制御装置において、前記降車検出手段で運転者の降
車を検出した後、所定時間を計時するタイマ手段を有
し、前記タイマ手段による所定時間の計時により前記ド
アロック制御手段を動作させる。
【0009】このように、運転者の降車後、所定時間で
ドアロックの施錠が行われるため、運転席ドアを開のま
ま保つ必要がなく、煩わしさを解消できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明装置の第1実施例の
ブロック図を示す。同図中、ドアロック制御手段として
のボデー多重ECU(電子制御装置)10は車両のヘッ
ドランプやメータ類の照明の自動点灯の制御、エアコン
装置の制御、ドアロックの制御等の車体関係の各種制御
を行うマイクロコンピュータであり、照度センサ(図示
せず)、温度センサ(図示せず)等の検出信号を供給さ
れると共に、運転席のドアの開閉を検出するドアスイッ
チ11、及び運転者がスマートロックを設定又は解除す
る設定スイッチ12、及び運転者がスマートロックを一
時的に禁止又は作動させる際に操作する押しボタン型の
スイッチ(スイッチ手段)13の信号を供給される。ド
アロックモータ14はボデー多重ECU10の制御によ
り駆動されて車両のドアのロックを行う。
【0011】送信機16は車両に設けられ、ボデー多重
ECU10からの制御に従ってオン/オフし、オン時に
例えば周波数2.45GHzの回り込みの少ない送信要求信
号を生成してアンテナ18から送信する。受信機20は
車両に設けられ、携帯機24から送信される例えば周波
数300MHzの多少回り込みを生じる返送信号をアン
テナ22で受信し、これを復調してボデー多重ECU1
0に供給する。
【0012】携帯機24は送信機16からの送信要求信
号をアンテナ26で受信し、検波部28で検波して送信
部30に供給する。送信部30は検波部28の出力、又
はスイッチ32のオンにより動作を開始し、例えば周波
数300MHzの搬送波を特定コードで変調した返送信
号を生成してアンテナより送信する。図2は送信機16
の一実施例の回路構成図を示す。同図中、端子40には
ボデー多重ECU10より制御信号が供給される。制御
信号はハイレベルがオン、ローレベルがオフを指示す
る。端子40はトランジスタ42のベースに接続され、
このベースは共振素子44を介して接地されている。ト
ランジスタ42のエミッタはコンデンサC1及び抵抗R
1を介して接地され、コレクタは負荷43を介して電源
V1に接続されると共にアンテナ18に接続されてい
る。また、トランジスタ42のベース・エミッタ間には
コンデンサC0が接続されている。
【0013】ここで、制御信号がローレベルのときはト
ランジスタ42がオフのため送信は行われない。制御信
号がハイレベルのとき、トランジスタ42がオンとな
り、共振素子44によってトランジスタ42の出力は例
えば周波数2.45GHzで発振し、アンテナ18より送信
される。図3は携帯機24の第1実施例の回路構成図を
示す。同図中、アンテナ26で受信された信号は検波部
28に供給され、ここで周波数2.45GHzの信号が検波
される。この検波出力は送信部30内の増幅器52で増
幅されてID発生部54に供給される。ここでは、周波
数2.45GHzの信号が受信された場合に増幅器52はハ
イレベルの信号を出力し、受信されない場合には増幅器
52の出力はローレベルとなる。なお、増幅器52に代
えてコンパレータを採用し、随時信号を2値化してから
上記検波出力をID発生部54に供給するようにしても
良い。
【0014】また、スイッチ32は常開のスイッチであ
り、ユーザに押されたとき直流電源50よりのハイレベ
ルの信号をID発生部54に供給する。ID発生部54
は増幅部52からハイレベルの信号を供給されると付加
ビットk0を値0とし、スイッチ32からハイレベルの
信号を供給されると付加ビットk0を値1として内蔵す
るレジスタに格納されている識別データをシリアルに読
み出して、付加ビットk0と共にトランジスタ56のベ
ースに供給する。
【0015】この識別データは携帯機24を特定するた
めのデータであり、受信部20又はボデー多重ECU1
0にも同一の識別データが格納されている。識別データ
は値1がハイレベル、値0がローレベルとされている。
トランジスタ56のベースは共振素子58を介して接地
されている。トランジスタ56のエミッタはコンデンサ
C11及び抵抗R11を介して接地され、コレクタは負
荷57を介して電源V1に接続されると共にアンテナ6
0の一端に接続されている。トランジスタ56のベース
・エミッタ間にはコンデンサC10が接続されている。
アンテナ60の他端は接地されている。
【0016】ここで、識別データがローレベルのときは
トランジスタ56がオフのため発振は行われない。制御
信号がハイレベルのとき、トランジスタ56がオンとな
り、このトランジスタのベースとグランド間に接続され
た共振素子58によってトランジスタ56の出力は例え
ば周波数300MHzで発振し、アンテナ60より送信
される。つまり、この返送信号は周波数300MHzの
搬送波を識別データでAM変調した被AM変調波であ
る。
【0017】図4は携帯機24の第2実施例の回路構成
図を示す。同図中、アンテナ26で受信された信号は検
波部28に供給され、ここで周波数2.45GHzの信号が
検波される。この検波出力は送信部30内の増幅器52
で増幅されてID発生部61に供給される。ここでは、
周波数2.45GHzの信号が受信された場合に増幅器52
はハイレベルの信号を出力し、受信されない場合には増
幅器52の出力はローレベルとなる。
【0018】また、スイッチ32は常開のスイッチであ
り、ユーザに押されたとき直流電源50よりのハイレベ
ルの信号をID発生部61に供給する。ID発生部61
は増幅部52からハイレベルの信号を供給されると付加
ビットk0を値0とし、スイッチ32からハイレベルの
信号を供給されると付加ビットk0を値1として内蔵す
るレジスタに格納されている識別データをシリアルに読
み出して付加ビットk0と共に出力する。
【0019】この識別データは携帯機24を特定するた
めのデータであり、受信部20又はボデー多重ECU1
0にも同一の識別データが格納されている。識別データ
は値1がハイレベル、値0がローレベルであるが、所定
電圧のオフセットをつけて出力される。ID発生部61
の出力端子は共振素子62を介してトランジスタ56の
ベースに接続されると共に、バリキャップダイオード
(可変容量ダイオード)64を介して接地されている。
このため識別データが値1のときと値0のときとでバリ
キャップダイオード64の容量が変化する。トランジス
タ56のエミッタはコンデンサC21及び抵抗R21を
介して接地され、コレクタはアンテナ60の一端に接続
されている。トランジスタ56のベース・エミッタ間に
はコンデンサC20が接続されている。アンテナ60の
他端は電源V1に接続されている。
【0020】ここで、識別データがローレベル/ハイレ
ベルに拘らず、トランジスタ56はオンするが、識別デ
ータのレベル変化によって共振素子62の負荷容量が変
化し、発振周波数が300±αMHzと変化してアンテ
ナ60から送信される。つまり、この返送信号は周波数
300MHzの搬送波を識別データでFM変調した被F
M変調波である。
【0021】図5は受信機20の第1実施例の回路構成
図を示す。同図中、アンテナ22で受信した信号はバン
ドパスフィルタ70,プリアンプ72,バンドパスフィ
ルタ74を通して周波数300MHz近傍の信号のみが
取り出され、かつ増幅されてミキサ76に供給される。
局部発振器78は周波数300MHz程度の局部発振信
号を発生してミキサ76に供給し、ミキサ76で受信信
号と局部発振信号とが混合されて周波数455kHzの
中間周波信号が得られる。
【0022】この中間周波信号はバンドパスフィルタ8
0で不要周波数成分を除去され、リミッタアンプ82で
振幅制限されて増幅された後、検波器84に供給され
る。検波器84はFM検波を行う。この検波出力はロー
パスフィルタ86で不要高域成分を除去された後、コン
パレータ88で基準レベルと比較されて2値化される。
これによって携帯機24から送信された識別コードが得
られ、端子90からボデー多重ECU10に供給され
る。
【0023】図6は受信機20の第2実施例の回路構成
図を示す。同図中、アンテナ22で受信した信号はバン
ドパスフィルタ100,プリアンプ102,バンドパス
フィルタ104を通して周波数300MHz近傍の信号
のみが取り出され、かつ増幅されてミキサ106に供給
される。局部発振器108は周波数300MHz程度の
局部発振信号を発生してミキサ106に供給し、ミキサ
106で受信信号と局部発振信号とが混合されて周波数
455kHzの中間周波信号が得られる。
【0024】この中間周波信号はバンドパスフィルタ1
10で不要周波数成分を除去され、リミッタアンプ11
2で振幅制限されて増幅される。リミッタアンプ112
の出力するRSSI(受信信号電界強度)信号がAM検
波信号としてローパスフィルタ116で不要高域成分を
除去された後、コンパレータ118で基準レベルと比較
されて2値化される。これによって携帯機24から送信
された識別コードが得られ、端子120からボデー多重
ECU10に供給される。
【0025】図7はボデー多重ECU10が実行するス
マートロック処理の一実施例のフローチャートを示す。
この処理は車両のキーシリンダーからキーが抜かれたこ
とを検出してスタートする。図7において、ボデー多重
ECU10はステップS10でスマートロック設定がさ
れているか否かを判別する。ここで、スマートロックは
設定スイッチ12によって設定/解除が行われる。
【0026】ステップS10でスマートロックが設定さ
れていれば、ステップS12でスイッチ13が押された
か否かを判別し、押されない場合はスマートロック設定
のままであるのでステップS14(降車検出手段)に進
んでドアスイッチ11の信号から運転席のドアが開から
閉となったかどうかを判別する。一方、ステップS12
でスイッチ13が押された場合はスマートロックの一時
的な解除であるため、ステップS16に進む。
【0027】ステップS10でスマートロックが解除さ
れていれば、ステップS18でスイッチ13が押された
か否かを判別し、押されない場合はスマートロック解除
のままであるため、ステップS16に進んで識別信号の
受信を行い、ステップS10に進む。一方、ステップS
18でスイッチ13が押された場合はスマートロックの
一時的な設定であるのでステップS14に進んで運転席
のドアが開から閉となったかどうかを判別する。運転席
のドアが開から閉となってない場合はステップS12に
進む。
【0028】ステップS14で運転席のドアが開から閉
となった場合には、ステップS20でカウンタNを0に
リセットし、ステップ22で所定時間(例えば100ms
ec)だけ送信機16から送信要求信号を送信させる。次
にステップS24で携帯機24よりの返送信号の受信を
行い、ステップS25でカウンタNを1だけインクリメ
ントして、この後、ステップS26で受信した返送信号
の識別コードがボデー多重ECU10内に格納している
識別コードと一致するか否かを判別する。ここで不一致
の場合はステップS28でカウンタNのカウント値が所
定値K(Kは例えば数十)未満か否かを判別する。
【0029】ここで、N<Kの場合はステップS22に
進んでステップS22,S24,S26,S28を繰り
返す。また、ステップ28でN≧Kの場合には携帯機か
らの返送信号が受信できないため処理を終了する。ステ
ップS26で受信した返送信号の識別コードがボデー多
重ECU10内に格納している識別コードと一致する場
合はステップS30でドアロックモータ14を駆動して
施錠を行い、処理を終了する。
【0030】また、ステップ16ではカウンタNを0に
リセットし、ステップ32で識別信号の受信を行い、ス
テップS33でカウンタNを1だけインクリメントし
て、この後、ステップS34で受信した返送信号の識別
コードがボデー多重ECU10内に格納している識別コ
ードと一致し、かつ、付加ビットk0=1か否かを判別
する。この条件を満足しない場合はステップS36でカ
ウンタNのカウント値が所定値K(Kは例えば数十)未
満か否かを判別する。
【0031】ここで、N<Kの場合はステップS32に
進んでステップS32,S33,S34,S36を繰り
返す。また、ステップ28でN≧Kの場合には携帯機か
らの返送信号が受信できないため処理を終了する。ステ
ップS32で受信した返送信号の識別コードがボデー多
重ECU10内に格納している識別コードと一致し、か
つ、付加ビットk0=1の場合はステップS30でドア
ロックモータ14を駆動して施錠を行い、処理を終了す
る。
【0032】ところで、スマートロックを設定した状態
で胸ポケットに携帯機を入れた運転者が降車して、図8
(A)に示すように車両125側を向き直ると送信機1
6よりの送信要求信号が携帯機24で受信され、携帯機
24から返送信号が送信され、これが受信機20で受信
されることにより自動的にドアの施錠がなされる。一
方、スマートロックを設定した状態で胸ポケットに携帯
機を入れた運転者が降車して、図8(B)に示すように
車両125側を向き直ることなく車両125から離れる
と、送信機16よりの送信要求信号は回り込みが少なく
人体で阻止され、携帯機24で受信されず、携帯機24
は返送信号を送信しないのでドアの施錠はなされない。
つまり、同乗者がいる場合に、同乗者が降車する前に携
帯機を持った運転者が車両125から離れても、車両1
25のドアロックが施錠され同乗者が車両125に閉じ
こめられることを防止できる。
【0033】また、スマートロックを設定しない状態
で、運転者が図9(A)に示すようにハンドル130又
はドアスイッチの近傍に設置されたスイッチ13を押し
て、図9(B)に示すように降車すると、ドアを閉じた
時点で図9(C)に示すように車両125側を向き直る
と送信機16よりの送信要求信号が携帯機24で受信さ
れ、携帯機24から返送信号が送信され、これが受信機
20で受信されることにより自動的にドアの施錠がなさ
れ、図9(D)に示すように車両125から離れること
ができる。これは、通常は同乗者がいることが多くスマ
ートロックを使用しないが、今回に限り両手がふさがっ
ているためスマートロックを使用したいとき等の状況で
有効である。
【0034】また、スマートロックを設定しない状態
で、運転者が図10(A)に示すようにハンドル130
又はドアスイッチの近傍に設置されたスイッチ13を押
さず、図10(B)に示すように降車すると、ドアを閉
じても送信機16より送信要求信号が送信されないが、
図10(C)に示すように携帯機のスイッチ32を押す
と、携帯機24から付加ビットk0=1の返送信号が送
信され、これが受信機20で受信されることにより自動
的にドアの施錠がなされ、図10(D)に示すように車
両125から離れることができる。これは、通常は同乗
者がいるなどでスマートロックを使わないような状況で
有効である。
【0035】なお、上記実施例では、送信要求信号の周
波数を回り込みの少ないGHzオーダーとしているが、
送信要求信号の代わりに、返送信号の周波数を回り込み
の少ないGHzオーダーとしてもよい。なお、図7のフ
ローチャートでステップS14からS20に移行する前
に所定時間の経過を確認するステップを設けて、運転席
ドアが開から閉になった後の制御開始を適宜遅らせるよ
うにしても良い。その場合は、回路内に図示しないタイ
マ手段を設けることになる。そのタイマ手段を利用した
計時の終了により運転者の降車を検出したものとする。
それにより、運転者は上記タイマ手段の計時時間を見越
して運転席ドアを閉じることができ、運転席ドアを開の
まま保つという煩わしさを解消できる。また、タイマ手
段時間設定をユーザにより適宜変更できるようにしても
良いことはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
車両に設けられ、送信要求信号を送信アンテナから送信
する送信機と、前記送信機より送信された信号を受信し
て返送信号を送信する携帯機と、車両に設けられ、前記
携帯機より送信された返送信号を受信する受信機と、前
記受信機で返送信号を受信したことにより車両のドアロ
ックの施錠を行うドアロック制御手段と、運転者の降車
を検出する降車検出手段とを有し、前記降車検出手段で
運転者の降車を検出した後、前記ドアロック制御手段を
動作させる。
【0037】このように、降車検出手段で運転者の降車
を検出した後、ドアロック制御手段を動作させ、送信要
求信号と返送信号のやりとりを行ってドアロック制御を
行うため、むやみにドアロックを施錠することがなく、
同乗者の降車前に施錠が行われることを防止できる。請
求項2に記載の発明は、請求項1記載の車両用施錠制御
装置において、 前記ドアロック制御手段の動作の禁止
及び許可を一時的に切り替えるスイッチ手段を有する。
【0038】このように、ドアロック制御手段の動作の
禁止及び許可を一時的に切り替えることにより、同乗者
の有無等に応じてスマートロックを一時的に禁止又は許
可できる。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記
載の車両用施錠制御装置において、前記送信要求信号と
返送信号との少なくともいずれか一方を回り込みの少な
い帯域の周波数とする。
【0039】このため、携帯機を胸ポケットに入れた運
転者が降車した後、車両側に向き直ることにより、自動
的にドアロックを施錠でき、かつ、これを確認でき、ま
た、車両側に向き直らなければ、ドアロックの施錠がな
されず、運転者の意志に応じたドアロック制御が実現で
きる。請求項4に記載の発明は、請求項1記載の車両用
施錠制御装置において、前記降車検出手段で運転者の降
車を検出した後、所定時間を計時するタイマ手段を有
し、前記タイマ手段による所定時間の計時により前記ド
アロック制御手段を動作させる。
【0040】このように、運転者の降車後、所定時間で
ドアロックの施錠が行われるため、運転席ドアを開のま
ま保つ必要がなく、煩わしさを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のブロック図である。
【図2】送信機の回路構成図である。
【図3】携帯機の回路構成図である。
【図4】携帯機の回路構成図である。
【図5】受信機の回路構成図である。
【図6】受信機の回路構成図である。
【図7】スマートロック処理の一実施例のフローチャー
トである。
【図8】スマートロック処理を説明するための図であ
る。
【図9】スマートロック処理を説明するための図であ
る。
【図10】スマートロック処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 ボデー多重ECU 11 ドアスイッチ 12 設定スイッチ 13 スイッチ 14 ドアロックモータ 16 送信機 18,22,26 アンテナ 20 受信機 24 携帯機 28 検波部 30 送信部 32 スイッチ 54 ID発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 和憲 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、送信要求信号を送信ア
    ンテナから送信する送信機と、 前記送信機より送信された信号を受信して返送信号を送
    信する携帯機と、 車両に設けられ、前記携帯機より送信された返送信号を
    受信する受信機と、 前記受信機で返送信号を受信したことにより車両のドア
    ロックの施錠を行うドアロック制御手段と、 運転者の降車を検出する降車検出手段とを有し、 前記降車検出手段で運転者の降車を検出した後、前記ド
    アロック制御手段を動作させることを特徴とする車両用
    施錠制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用施錠制御装置にお
    いて、 前記ドアロック制御手段の動作の禁止及び許可を一時的
    に切り替えるスイッチ手段を有することを特徴とする車
    両用施錠制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両用施錠制御装
    置において、 前記送信要求信号と返送信号との少なくともいずれか一
    方を回り込みの少ない帯域の周波数とすることを特徴と
    する車両用施錠制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用施錠制御装置にお
    いて、 前記降車検出手段で運転者の降車を検出した後、所定時
    間を計時するタイマ手段を有し、 前記タイマ手段による所定時間の計時により前記ドアロ
    ック制御手段を動作させることを特徴とする車両用施錠
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6476517B1 (en) 1999-08-27 2002-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle automatic door-locking system using identifier signal transmitting portable unit
KR100682810B1 (ko) * 2001-06-06 2007-02-15 후지쓰 텐 가부시키가이샤 키리스 엔트리 장치
JP2012249276A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hyundai Motor Co Ltd 人体通信が可能な携帯端末機、人体通信を利用した車両制御装置及び人体通信を利用した車両制御方法

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JP2012249276A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Hyundai Motor Co Ltd 人体通信が可能な携帯端末機、人体通信を利用した車両制御装置及び人体通信を利用した車両制御方法

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