JP3986787B2 - 解錠制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアの解錠やエンジンの始動等の制御を超短波(VHF)帯の信号を使って行う解錠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の解錠制御装置の例として自動車のドア解錠について説明する。従来の解錠制御装置は、図7に示すように、送受信キー1と、この送受信キー1と電波で通信される本体部2とで構成されていた。送受信キー1は、キースイッチ3と、このキースイッチ3に接続された制御部4と、この制御部4に接続されたデータ送信部5と、このデータ送信部5に接続された送信アンテナ6と、制御部4に接続されるとともに識別番号が格納されたメモリ7とで構成されていた。8はこれらの電子回路に電源を供給する電池である。
【0003】
また本体部2は、送信アンテナ6から発射された電波を受信する受信アンテナ10と、この受信アンテナ10に接続されたデータ受信部11と、このデータ受信部11の出力に接続された制御部12と、この制御部12の出力に接続された解錠信号出力端子13と、制御部12に接続されるとともに前記識別番号を識別する識別可能なデータが格納されたメモリ14とで構成されていた。
【0004】
以上のように構成された解錠制御装置について、以下にその動作を説明する。自動車の扉を開けたい操作者が先ずキースイッチ3を押下する。すると、制御部4はこの押下信号を受けて、メモリ7に格納されたこの送受信キー1特有の識別番号をデータ送信部5に送出する。データ送信部5では、この信号を変調して送信アンテナ6から電波として本体部2に向けて送信する。
【0005】
一方、本体部2では、送信アンテナ6から送信された電波を受信アンテナ10で受信して、データ受信部11へ送り復調する。このデータ受信部11で復調された復調信号は制御部12でメモリ14に格納されている予め登録されている識別番号と比較し、その結果が等しいときに限り、自動車のドアの解錠信号を解錠信号出力端子13から出力する。この解錠信号を受け取った自動車側では自動車のドアの解錠を行う。なお、これに関する技術として例えば、特開平1−212998号公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、自動車のドアを開けるとき両手一杯に荷物を持っていたとすると、少なくとも片一方の荷物を下ろして、送受信キー1を取り出さなければならない。そして、キースイッチ3を押下し、次に自動車のドアが解錠されたことを確かめてからドアに触れて、そのドアを開かなければならなかった。この動作は両手一杯に荷物を持っているときなどは大変であった。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するもので、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知すると解錠できる解錠制御装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1の発明は、操作者が携帯可能に持ち運ぶ送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に設けられるとともに解錠装置に取り付けられた本体部とから成る解錠制御装置において、送受信キーは、長波帯の周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成され、前記本体部は、前記操作者を検知する検知手段と、この検知手段に接続された第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記送受信キーの識別番号を認識できるデータが格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続されるとともに長波帯の周波数の電波を送信する起動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠信号を前記解錠装置に向かって出力する解錠信号出力端子とから形成され、前記検知手段からの入力により、前記起動信号送信アンテナから長波帯の周波数の起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号受信アンテナで受信されると、前記送受信キーはアクティブモードに移行し、このアクティブモードでは、前記送受信キーと前記本体部との間で超短波帯の周波数の電波のみを用いた通信が開始され、その超短波帯の周波数の電波のみを用いた通信により、前記送受信キーの前記識別番号が予め格納されたデータであることが前記本体部で確認されたとき、前記解錠信号を前記解錠信号出力端子に向かって出力することを特徴とし、また請求項7の発明は、携帯可能な複数の送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に設けられた本体部とから成る解錠制御装置において、前記送受信キーは、長波帯の周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成され前記本体部は、タッチセンサと、このタッチセンサに接続された第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記複数の送受信キーの識別番号が格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続されるとともに長波帯の周波数の電波を送信する起動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠信号を出力する解錠信号出力端子とから形成され、前記本体部のタッチセンサからの入力により、前記本体部の前記起動信号送信アンテナから長波帯の周波数の起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号受信アンテナで受信されると前記送受信キーはアクティブモードに移行し、このアクティブモードでは、前記送受信キー内に設けられた前記第一のデータ送受信アンテナから超短波帯の周波数の応答信号が送信され、この応答信号が前記本体部に設けられた前記第二の送受信アンテナで受信されると、前記第二の送受信アンテナから超短波帯の周波数の識別番号要求信号が送信され、この識別番号要求信号が前記送受信キーに設けられた前記第一のデータ送受信アンテナで受信されると、前記送受信キー内に格納された前記識別番号が超短波帯の周波数の搬送波で変調されて前記第一のデータ送受信アンテナから送信され、この第一の送受信アンテナから送信された前記識別番号を前記本体部に設けられた前記第二のデータ送受信アンテナで受信し、この第二の送受信アンテナで受信した前記識別番号が前記第二のメモリ内に格納された前記識別番号に等しい場合のみ前記解錠出力端子に解錠信号を出力することを特徴とする
【0009】
上記各特徴によれば、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知すると解錠することができる。
【0010】
特に請求項1の発明の特徴によれば、例えば自動車のドアに利用すれば、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知すると解錠信号が出力される。この解錠信号によりドアが自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。また、送受信キーは、通信のときのみアクティブモードとなり、その他の時間はスリープモードであるので、電池の消耗は少なく、長年月に渡って使用することができる。更に起動信号は、比較的低い、即ち長波帯の周波数の電波を使っているので、起動信号受信部の消費電力を極めて小さくすることができ、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は極めて少なくなる。更にまた、識別番号等の通信においては、比較的高い、即ち超短波帯の周波数の電波を用いているので、検知手段が操作者を検知してから、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、夫々異なった識別番号を有する複数の送受信キーを備えた請求項1に記載の解錠制御装置であり、送受信キーを複数の操作者に持たせて、夫々識別番号に応じて異なったサービスを提供することができる
【0012】
請求項に記載の発明は、検知手段として、タッチセンサを用いた請求項1に記載の解錠制御装置であり、回路が簡単となり故障が少なくなる。解錠するために取っ手に触れるものにおいては特にその効果を発揮する。
【0013】
請求項に記載の発明は、検知手段として、赤外線センサを用いた請求項1に記載の解錠制御装置であり、非接触で検知できるので、両手が塞がっているとき等、自動で開く扉に使用すると便利である。また、非接触であるので暗いところでの使用にも便利である。
【0014】
請求項に記載の発明は、本体部から解錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモードになる請求項1に記載の解錠制御装置であり、通信が終了したら直ぐにスリープモードにすることができるので、電池の消耗が少なくなる。
【0015】
請求項に記載の発明は、送受信キーから本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求項1に記載の解錠制御装置であり、たとえ通信終了信号がなくとも自動的にスリープモードになるので、電池の消耗を少なくすることができる。
【0016】
特に請求項7の発明の特徴によれば、送受信キーを携帯した操作者がタッチセンサに触れると、解錠信号が出力されて目的物(例えば自動車のドア)が自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。また、送受信キーを複数の操作者に持たせて、夫々に異なったサービス(例えば、ドアの解錠のみ、或いはドアの解錠とエンジンの始動の両方)を提供することができる。更に起動信号は、比較的低い、即ち長波帯の周波数の電波を使っているので、起動信号受信部の消費電力を極めて小さくすることができ、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は極めて少なくなる。更にまた、識別番号等の通信においては、データ信号に比較的高い、即ち超短波帯の周波数の電波を用いているので、通信速度を速くすることができ、従って、検知手段が操作者を検知してから、解錠までの時間を極めて短くすることができ、これにより、応答の早い解錠制御装置が実現できる。
【0017】
請求項に記載の発明は、少なくとも本体部の起動信号送信アンテナを複数個設けた請求項に記載の解錠制御装置であり、この起動信号送信アンテナを別々の位置に設けることにより、この起動信号送信アンテナの近傍の目的物(例えば車のドア)のみの解錠を行うことができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、送受信キー内に設けられた第一の制御部はマイクロコンピュータで構成されるとともに、待機時にはスリープモードになっており、起動信号の受信によってアクティブモードになる請求項に記載の解錠制御装置であり、待機時にはスリープモードになるので、電池の消耗を極めて少なくさせることができる。また、第一の制御部はマイクロコンピュータで構成されているので、仕様の変更にも容易に対応することができる。
【0019】
請求項10に記載の発明のデータ信号には、複数の送受信キーと本体部とは時分割で通信を行う請求項に記載の解錠制御装置であり、周波数が一種類で良いので回路が簡単になる。
【0020】
請求項11に記載の発明は、本体部から解錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモードになる請求項に記載の解錠制御装置であり、通信が終了したら直ぐにスリープモードにすることができるので、電池の消耗を少なくすることができる。
【0021】
請求項12に記載の発明は、送受信キーから本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求項に記載の解錠制御装置であり、たとえ通信終了信号がなくとも自動的にスリープモードになるので、電池の消耗を少なくすることができる。
【0022】
請求項13に記載の発明は、複数の送受信キーと本体部とは周波数分割で通信を行う請求項に記載の解錠制御装置であり、異なる周波数を用いることができるので、同時に通信することができ、通信時間の短縮を図ることができる。
【0023】
請求項14に記載の発明は、複数の送受信キーと本体部とはスペクトラム拡散技術を用いて通信を行う請求項に記載の解錠制御装置であり、変調時にスペクトラム拡散技術、復調時にスペクトラム逆拡散技術を用いるので、たとえノイズの大きな場所でも使用することができる。
【0024】
請求項15に記載の発明の本体部は、自動車に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される請求項に記載の解錠制御装置であり、タッチセンサに触れるのみで解錠できるので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。
【0025】
請求項16に記載の発明の本体部は、自動車に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、エンジンが始動される請求項に記載の解錠制御装置であり、送受信キー特有の識別番号を有しているので、従来のキーに比べて格段にセキュリティを高めることができる。したがって、自動車の盗難等の防止に効果がある。
【0026】
また、識別番号の違いにより、運転できる操作者の場合と、免許証などがなく運転できない操作者と区別してサービスを提供することができる。
【0027】
請求項17に記載の発明の本体部は建築物に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される請求項に記載の解錠制御装置であり、識別番号の違いにより、入室できる部屋と入室できない部屋と区別してサービスを提供することができる。
【0028】
請求項18に記載の発明の送受信キーは、板帯状のカードで形成された請求項に記載の解錠制御装置であり、カードの外周に長波のアンテナを埋設することができるとともに薄型化を図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明の解錠制御装置について説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における本発明の解錠制御装置のブロック図である。図1において、本発明の解錠制御装置は、操作者が携帯可能に持ち運ぶことができる複数個の送受信キー21と、この送受信キー21と電波で通信可能に設けられた本体部22とで構成されている。そして、この本体部22は自動車に装着されている。
【0031】
送受信キー21は、30KHz〜300KHzの長波(LF)を受信する起動信号受信アンテナ23と、この起動信号受信アンテナ23に接続された起動信号受信部24と、この起動信号受信部24に接続されるとともにマイクロコンピュータで構成された制御部25と、この制御部25に接続されるとともに送受信キー21特有の識別番号が格納されたメモリ26と、制御部25に接続されたデータ送受信部27と、このデータ送受信部27に接続されるとともに30MHz〜300MHzの超短波(VHF)の電波で送受信する送受信アンテナ29と、これらの回路に電源を供給する電池30から形成されている。
【0032】
また、本体部22は、操作者が触れるタッチセンサ31(検知手段の一例として用いた)と、このタッチセンサ31に接続されるとともにマイクロコンピュータで構成された制御部32と、この制御部32に接続されるとともに複数の送受信キー21の識別番号が夫々格納されたメモリ33と、制御部32に接続された起動信号送信部34と、この起動信号送信部34に接続されるとともに長波を送信する起動信号送信アンテナ35と、制御部32に接続された超短波のデータ送受信部36と、このデータ送受信部36に接続されるとともに超短波で送受信をする送受信アンテナ37と、制御部32に接続されるとともに解錠信号を解錠装置(自動車内に取り付けられている)に向かって出力する解錠信号出力端子38とから構成されている。
【0033】
以上のように構成された解錠制御装置について、以下にその動作を図1、図2を用いて説明する。実施の形態1では、複数個の送受信キー21のうち登録された送受信キー21であればどの送受信キー21を携帯した操作者であっても同じサービスを提供するものであり、その一例として自動車のドアの解錠を例に説明する。
【0034】
操作者が自動車のドアの取っ手に設けられたタッチセンサ31に触れると、その信号は制御部32で認識される。そして、起動信号送信部34で略100KHzの起動信号40を生成する。この起動信号40は起動信号送信アンテナ35から送受信キー21に向けて送信40aされる。
【0035】
送受信キー21では、起動信号40を起動信号受信アンテナ23で受信して、起動信号受信部24で検波して制御部25に向かって出力する。制御部25は、この起動信号40の入力によりアクティブモードになる。
【0036】
次に、制御部25はメモリ26から識別番号41を取り出し、この識別番号41をデータ送受信部27に出力する。データ送受信部27では、この識別番号41を略300MHzの搬送波で変調して、送受信アンテナ29から本体部22に向かって出力41aされる。
【0037】
本体部22では、変調された識別番号41が送受信アンテナ37で受信され、データ送受信部36で復調されて制御部32に送られる。制御部32では、受信された識別番号41がメモリ33に登録された番号と一致したときは、解錠信号を解錠信号出力端子38に出力する。
【0038】
この解錠信号を受けた自動車側では解錠装置を駆動して自動車のドアを解錠する。従って、操作者はドアの取っ手に触れるのみで解錠されるので、そのままドアを開けることができる。また、このとき自動的にドアを開けることもできる。
【0039】
なお、本体部22では、解錠信号を出力するとともに、送受信アンテナ37から、通信終了信号42を送受信キー21に向かって出力42aする。この通信終了信号42を送受信アンテナ29で受け取った送受信キー21は、制御部25でスリープモードになる。
【0040】
このように、自動車のドアの取っ手に設けられたタッチセンサ31に触れるだけで、ドアの解錠ができる。従って、従来のようにポケットに手を入れて送受信キーを取り出し、スイッチを押下する必要はない。従って、特に両手が塞がっているときなどに有効である。また、タッチセンサ31の代わりに赤外線センサを用いれば、この赤外線センサに近づくのみで解錠できる。
【0041】
また、送受信キー21は、通信のときのみアクティブモードとなるので、電池30の消耗は少なく、長年月に渡って使用することができる。
【0042】
更に、起動信号40は長波を使っているので、スリープモード時における起動信号受信部24の電力は極めて少なくて良い。
【0043】
更にまた、識別番号41等の通信においては超短波を用いているので、タッチセンサ31に触れてから、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0044】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1とハードウエアの構成は同じであるが、その動作を異にしている。以下、実施の形態2における動作を図1、図3を用いて説明する。
【0045】
実施の形態2は、複数個の登録された送受信キー21を用いたものである。そして、この送受信キー21を携帯した操作者の違いによって異なったサービスを提供することもできるものである。その一例として自動車のエンジン始動の解錠を例に説明する。
【0046】
操作者が自動車のハンドルに設けられたタッチセンサ31に触れると、その信号は制御部32で認識される。そして、起動信号送信部34で略100KHzの起動信号40を生成する。この起動信号40は起動信号送信アンテナ35から送受信キー21に向けて送信40aされる。
【0047】
送受信キー21では、起動信号40を起動信号受信アンテナ23で受信して、起動信号受信部24で検波して制御部25に向かって出力する。制御部25は、この起動信号40の入力によりアクティブモードになる。
【0048】
次に、制御部25では、データ送受信部27を動作させて送受信アンテナ29からは略300MHzのキャリア信号(搬送波)のみの応答信号45を本体部25に向けて送信45aする。このときたとえ複数個の送受信キー21から同時に応答があったとしても、本体部22では認識することができる。
【0049】
この応答信号45を受け取った本体部22は、夫々の送受信キー21に対して識別番号要求信号46を送受信アンテナ37から送信46aする。
【0050】
この識別番号要求信号46を受け取った送受信キー21の制御部25はメモリ26から識別番号41を取り出し、この識別番号41をデータ送受信部27に出力する。データ送受信部27では、この識別番号41を略300MHzの搬送波で変調して、送受信アンテナ29から本体部22に向かって出力41aされる。
【0051】
本体部22では、変調された識別番号41が送受信アンテナ37で受信され、データ送受信部36で復調されて制御部32に送られる。制御部32では、受信された識別番号41がメモリ33に登録された番号と一致したときは、解錠信号を解錠信号出力端子38に出力する。
【0052】
この解錠信号を受けた自動車側では解錠装置を駆動してエンジンを始動する。従って、操作者はハンドルに触れるのみでエンジンを始動させることができる。
【0053】
なお、このとき、例えば免許のない子供等が運転しようとしてもエンジンは始動しない。更に、このとき、登録されていない識別番号のときは、警報を発することもできる。これは盗難防止に効果がある。
【0054】
最後に、本体部22は送受信アンテナ37から、通信終了信号42を送受信キー21に向かって出力42aする。この通信終了信号42を送受信アンテナ29で受け取った送受信キー21は、制御部25で送受信キー21をスリープモードにする。
【0055】
このように、自動車のハンドルに設けられたタッチセンサ31に触れるだけで、エンジンの始動ができる。従って、従来のようにエンジンキーを挿入する必要はなく、特に夜などの暗いところでエンジンを始動するとき等に有効である。
【0056】
なお、登録された送受信キー21であっても識別番号の違いにより、ドアを開けることのみ可能な送受信キー21と、エンジンの始動とドアの開放も可能な送受信キー21を用意することによって、免許のない者と免許のある者と適宜使い分けて安全な管理をすることができる。
【0057】
なお、本実施の形態2では自動車のエンジンの解錠について述べたが、これは自動車に限ることはなく、建築物のドア等に用いることもできる。即ち、各ドアの取っ手にタッチセンサ31を設けたり、或いは赤外線センサを装着することにより、識別番号41の違いにより、親のみが入れる部屋、子供のみが入れる部屋、主人のみ入れる部屋、誰でも入れる部屋等と区別することができる。
【0058】
次に、複数の送受信キー21と本体部22間の通信について述べる。先ず、複数の送受信キー21と本体部22とは時分割で通信を行うことが考えられる。この方法によれば、周波数が一種類で良いので、回路が簡単になる。
【0059】
次に、周波数分割での通信が考えられる。この方法によれば、異なる周波数を用いるので、同時に通信することができ、通信時間の短縮が図れる。
【0060】
また、スペクトラム拡散技術を用いれば、変調時にスペクトラム拡散、復調時にスペクトラム逆拡散するので、たとえノイズの大きな場所であっても使用することができる。
【0061】
また、送受信キー21を板体状のカードにすれば、このカードの外周に長波のアンテナを埋設することができるとともに薄型化を図ることができる。
【0062】
なお、実施の形態1で述べたその他の特徴も有している。即ち、送受信キー21は、通信のときのみアクティブモードとなるので、電池30の消耗は少なく、長年月に渡って使用することができる。
【0063】
更に、起動信号40は長波を使っているので、起動信号受信部24の電力は極めて少なくて良い。
【0064】
更にまた、識別番号41等の通信においては超短波を用いているので、タッチセンサ31に触れてから、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0065】
(実施の形態3)
実施の形態3では、解錠制御装置の自動車における使用例を説明する。ここでは、本体部22の起動信号送信部34と起動信号送信アンテナ35とを複数個用い、この起動信号送信アンテナ35を別々の位置に設けることにより、この起動信号送信アンテナ35近傍のドアの解錠のみを行うことができるものである。図4において、50は自動車であり、51はハンドルである。52は解錠制御装置の本体であり、53〜59の夫々はアンテナ部であり、実施の形態1で説明した起動信号送信部34と起動信号送信アンテナ35と同様のものである。また、53a〜59aはそれに対応したタッチセンサである。ここで、起動信号送信部34は解錠制御装置の本体52内に設けてもよい。
【0066】
解錠制御装置の本体52からは、アンテナ部53〜59に向かって時分割で順次起動信号40を出力する。この起動信号40の到達範囲は点線53c〜59cの範囲としている。従って、例えば、送受信キー21を携帯した操作者が運転席の近傍の取っ手に設けられたタッチセンサ54aに触れれば運転席側のドア60のみが解錠する。同様に、トランクのタッチセンサ57aに触れればトランク61のみが解錠される。また、トランクに送受信キー21を忘れてトランクを閉めた場合はアンテナ部56の起動信号に反応して、トランクの施錠を禁止する事もできる。この様にすれば、トランク内に送受信キー21を忘れて施錠することはない。
【0067】
(実施の形態4)
実施の形態4において、実施の形態1と異なるところは、起動信号、データ信号共に一つの送信部、あるいは一つの受信部を用いて低価格化と小型化を図っていることである。
【0068】
図5は、実施の形態4における本発明の解錠制御装置のブロック図である。図5において、本発明の解錠制御装置は、操作者が携帯可能に持ち運ぶことができる複数個の送受信キー121と、この送受信キー121と電波で通信可能に設けられた本体部122とで構成されている。そして、この本体部122は自動車に装着されている。
【0069】
送受信キー121は、30KHz〜300KHzの長波(LF)を受信する信号受信アンテナ123と、この信号受信アンテナ123に接続された信号受信部124と、この信号受信部124に接続されるとともにマイクロコンピュータで構成された制御部125と、この制御部125に接続されるとともに送受信キー121特有の識別番号が格納されたメモリ126と、制御部125に接続されたデータ送信部127と、このデータ送信部127に接続されるとともに30MHz〜300MHzの超短波(VHF)の電波で送信する送信アンテナ129と、これらの回路に電源を供給する電池130から形成されている。
【0070】
また、本体部122は、操作者が触れるタッチセンサ131(検知手段の一例として用いた)と、このタッチセンサ131に接続されるとともにマイクロコンピュータで構成された制御部132と、この制御部132に接続されるとともに複数の送受信キー121の識別番号が夫々格納されたメモリ133と、制御部132に接続された信号送信部134と、この信号送信部134に接続されるとともに長波を送信する信号送信アンテナ135と、制御部132に接続された超短波のデータ受信部136と、このデータ受信部136に接続されるとともに超短波で受信をする受信アンテナ137と、制御部132に接続されるとともに解錠信号を解錠装置(自動車内に取り付けられている)に向かって出力する解錠信号出力端子138とから構成されている。
【0071】
以上のように構成された解錠制御装置について、以下にその動作を図5、図6を用いて説明する。実施の形態4においても、複数個の送受信キー121のうち登録された送受信キー121であればどの送受信キー121を携帯した操作者であっても同じサービスを提供するものであり、その一例として自動車のドアの解錠を例に説明する。
【0072】
操作者が自動車のドアの取っ手に設けられたタッチセンサ131に触れると、その信号は制御部132で認識される。そして、信号送信部134で略100KHzの起動信号140を生成する。この起動信号140は信号送信アンテナ135から送受信キー121に向けて送信140aされる。
【0073】
送受信キー121では、起動信号140を信号受信アンテナ123で受信して、信号受信部124で検波して制御部125に向かって出力する。制御部125は、この起動信号140の入力によりアクティブモードになる。
【0074】
次に、制御部125はメモリ126から識別番号141を取り出し、この識別番号141をデータ送信部127に出力する。データ送信部127では、この識別番号141を略300MHzの搬送波で変調して、送信アンテナ129から本体部122に向かって出力141aされる。
【0075】
本体部122では、変調された識別番号141が受信アンテナ137で受信され、データ受信部136で復調されて制御部132に送られる。制御部132では、受信された識別番号141がメモリ133に登録された番号と一致したときは、解錠信号を解錠信号出力端子138に出力する。
【0076】
即ち、本体部122からの送信は全て信号送信アンテナ135から長波で送信し、受信は全て受信アンテナ137で超短波を受信する。また、送受信キー121からの送信は全て超短波で送信アンテナ129から送信し、受信は全て信号受信アンテナ123で長波を受信する。
【0077】
このようにして、解錠信号を受けた自動車側では解錠装置を駆動して自動車のドアを解錠する。従って、操作者はドアの取っ手に触れるのみで解錠されるので、そのままドアを開けることができる。また、このとき自動的にドアを開けることもできる。
【0078】
なお、本体部122では、解錠信号を出力するとともに、信号送信アンテナ135から、通信終了信号142を送受信キー121に向かって出力142aする。この通信終了信号142を信号受信アンテナ123で受け取った送受信キー121は、制御部125でスリープモードになる。
【0079】
このように、自動車のドアの取っ手に設けられたタッチセンサ131に触れるだけで、ドアの解錠ができる。従って、従来のようにポケットに手を入れて送受信キーを取り出し、スイッチを押下する必要はない。従って、特に両手が塞がっているときなどに有効である。また、タッチセンサ131の代わりに赤外線センサを用いれば、この赤外線センサに近づくのみで解錠できる。
【0080】
また、送受信キー121は、通信のときのみアクティブモードとなるので、電池30の消耗は少なく、長年月に渡って使用することができる。
【0081】
更に、起動信号140は長波を使っているので、スリープモード時における信号受信部124の電力は極めて少なくて良い。
【0082】
なお、この実施の形態4は、実施の形態2と実施の形態3にも前記変更点を考慮した上で用いることができる。
【0083】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知すると解錠することができる。
【0084】
特に請求項1の発明によれば、例えば自動車のドアに利用すれば、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知すると解錠信号が出力される。この解錠信号によりドアが自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。また、送受信キーは、通信のときのみアクティブモードとなり、その他の時間はスリープモードであるので、電池の消耗は少なく、長年月に渡って使用することができる。更に起動信号は、比較的低い、即ち長波帯の周波数の電波を使っているので、起動信号受信部の消費電力を極めて小さくすることができ、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は極めて少なくなる。更にまた、識別番号等の通信においては、比較的高い、即ち超短波帯の周波数の電波を用いているので、検知手段が操作者を検知してから、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0085】
また特に請求項7に記載の発明によれば、送受信キーを携帯した操作者がタッチセンサに触れると、解錠信号が出力されて目的物(例えば自動車のドア)が自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。また、送受信キーを複数の操作者に持たせて、夫々に異なったサービス(例えば、ドアの解錠のみ、或いはドアの解錠とエンジンの始動の両方)を提供することができる。更に起動信号は、比較的低い、即ち長波帯の周波数の電波を使っているので、起動信号受信部の消費電力を極めて小さくすることができ、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は極めて少なくなる。更にまた、識別番号等の通信においては、データ信号に比較的高い、即ち超短波帯の周波数の電波を用いているので、通信速度を速くすることができ、従って、検知手段が操作者を検知してから、解錠までの時間を極めて短くすることができ、これにより、応答の早い解錠制御装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における解錠制御装置のブロック図
【図2】 同、実施の形態1における解錠制御装置の通信制御図
【図3】 同、実施の形態2における解錠制御装置の通信制御図
【図4】 同、実施の形態3における解錠制御装置を用いた自動車の平面図
【図5】 本発明の実施の形態4における解錠制御装置のブロック図
【図6】 同、実施の形態4における解錠制御装置の通信制御図
【図7】 従来の解錠制御装置のブロック図
【符号の説明】
21 送受信キー
22 本体部
23 起動信号受信アンテナ
24 起動信号受信部
25 制御部
26 メモリ
27 データ送受信部
29 送受信アンテナ
30 電池
31 タッチセンサ
32 制御部
33 メモリ
34 起動信号送信部
35 起動信号送信アンテナ
36 データ送受信部
37 送受信アンテナ
38 解錠信号出力端子
40 起動信号
41 識別番号

Claims (18)

  1. 操作者が携帯可能に持ち運ぶ送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に設けられるとともに解錠装置に取り付けられた本体部とから成る解錠制御装置において、
    前記送受信キーは、長波帯の周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成され、
    前記本体部は、前記操作者を検知する検知手段と、この検知手段に接続された第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記送受信キーの識別番号を認識できるデータが格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続されるとともに長波帯の周波数の電波を送信する起動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠信号を前記解錠装置に向かって出力する解錠信号出力端子とから形成され、
    前記検知手段からの入力により、前記起動信号送信アンテナから長波帯の周波数の起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号受信アンテナで受信されると、前記送受信キーはアクティブモードに移行し、
    このアクティブモードでは、前記送受信キーと前記本体部との間で超短波帯の周波数の電波のみを用いた通信が開始され、その超短波帯の周波数の電波のみを用いた通信により、前記送受信キーの前記識別番号が予め格納されたデータであることが前記本体部で確認されたとき、前記解錠信号を前記解錠信号出力端子に向かって出力することを特徴とする解錠制御装置。
  2. 夫々異なった識別番号を有する複数の送受信キーを備えた請求項1に記載の解錠制御装置
  3. 検知手段として、タッチセンサを用いた請求項1に記載の解錠制御装置。
  4. 検知手段として、赤外線センサを用いた請求項1に記載の解錠制御装置。
  5. 本体部から解錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモードになる請求項1に記載の解錠制御装置。
  6. 送受信キーから本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求項1に記載の解錠制御装置。
  7. 携帯可能な複数の送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に設けられた本体部とから成る解錠制御装置において、
    前記送受信キーは、長波帯の周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成され
    前記本体部は、タッチセンサと、このタッチセンサに接続された第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記複数の送受信キーの識別番号が格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続されるとともに長波帯の周波数の電波を送信する起動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接続されるとともに超短波帯の周波数の電波で送受信する第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠信号を出力する解錠信号出力端子とから形成され、
    前記本体部のタッチセンサからの入力により、前記本体部の前記起動信号送信アンテナから長波帯の周波数の起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号受信アンテナで受信されると前記送受信キーはアクティブモードに移行し、 このアクティブモードでは、前記送受信キー内に設けられた前記第一のデータ送受信アンテナから超短波帯の周波数の応答信号が送信され、この応答信号が前記本体部に設けられた前記第二の送受信アンテナで受信されると、前記第二の送受信アンテナから超短波帯の周波数の識別番号要求信号が送信され、この識別番号要求信号が前記送受信キーに設けられた前記第一のデータ送受信アンテナで受信されると、前記送受信キー内に格納された前記識別番号が超短波帯の周波数の搬送波で変調されて前記第一のデータ送受信アンテナから送信され、この第一の送受信アンテナから送信された前記識別番号を前記本体部に設けられた前記第二のデータ送受信アンテナで受信し、この第二の送受信アンテナで受信した前記識別番号が前記第二のメモリ内に格納された前記識別番号に等しい場合のみ前記解錠出力端子に解錠信号を出力することを特徴とする解錠制御装置
  8. 少なくとも本体部の起動信号送信アンテナを複数個設けた請求項に記載の解錠制御装置。
  9. 送受信キー内に設けられた第一の制御部はマイクロコンピュータで構成されるとともに、待機時にはスリープモードになっており、起動信号の受信によってアクティブモードになる請求項に記載の解錠制御装置
  10. 複数の送受信キーと本体部とは時分割で通信を行う請求項に記載の解錠制御装置。
  11. 本体部から解錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモードになる請求項に記載の解錠制御装置。
  12. 送受信キーから本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求項に記載の解錠制御装置。
  13. 複数の送受信キーと本体部とは周波数分割で通信を行う請求項に記載の解錠制御装置。
  14. 複数の送受信キーと本体部とはスペクトラム拡散技術を用いて通信を行う請求項に記載の解錠制御装置。
  15. 本体部は、自動車に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される請求項に記載の解錠制御装置。
  16. 本体部は、自動車に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、エンジンが始動される請求項に記載の解錠制御装置。
  17. 本体部は建築物に装着されるとともにタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される請求項に記載の解錠制御装置。
  18. 送受信キーは、板帯状のカードで形成された請求項に記載の解錠制御装置。
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