JP2002256747A - 解錠制御装置 - Google Patents

解錠制御装置

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JP2002256747A
JP2002256747A JP2001291626A JP2001291626A JP2002256747A JP 2002256747 A JP2002256747 A JP 2002256747A JP 2001291626 A JP2001291626 A JP 2001291626A JP 2001291626 A JP2001291626 A JP 2001291626A JP 2002256747 A JP2002256747 A JP 2002256747A
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直樹 林
Tsutomu Sakai
勉 坂井
Motoharu Aoyama
基晴 青山
Shigeru Kakimi
茂 垣見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信キーを携帯した操作者がタッチセンサ
に触れるだけで解錠させる。 【解決手段】 タッチセンサ31からの入力により、起
動信号送信アンテナ35から起動信号40が送信され、
この起動信号40が送受信キー21に設けられた起動信
号受信アンテナ23で受信されると、送受信キー21は
アクティブモードに移行するとともに送受信キー21と
本体部22との間で通信が開始され、送受信キー21の
識別番号41が予め登録された解除許可番号であること
が本体部22で確認されたとき、解錠信号を解錠信号出
力端子38に向かって出力するものである。これによ
り、送受信キー21を携帯した操作者がタッチセンサ3
1に触れるだけで解錠させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアの解
錠やエンジンの始動等の制御を超短波(VHF)帯の信
号を使って行う解錠制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の解錠制御装置の例として自
動車のドア解錠について説明する。従来の解錠制御装置
は、図7に示すように、送受信キー1と、この送受信キ
ー1と電波で通信される本体部2とで構成されていた。
送受信キー1は、キースイッチ3と、このキースイッチ
3に接続された制御部4と、この制御部4に接続された
データ送信部5と、このデータ送信部5に接続された送
信アンテナ6と、制御部4に接続されるとともに識別番
号が格納されたメモリ7とで構成されていた。8はこれ
らの電子回路に電源を供給する電池である。
【0003】また本体部2は、送信アンテナ6から発射
された電波を受信する受信アンテナ10と、この受信ア
ンテナ10に接続されたデータ受信部11と、このデー
タ受信部11の出力に接続された制御部12と、この制
御部12の出力に接続された解錠信号出力端子13と、
制御部12に接続されるとともに前記識別番号を識別す
る識別可能なデータが格納されたメモリ14とで構成さ
れていた。
【0004】以上のように構成された解錠制御装置につ
いて、以下にその動作を説明する。自動車の扉を開けた
い操作者が先ずキースイッチ3を押下する。すると、制
御部4はこの押下信号を受けて、メモリ7に格納された
この送受信キー1特有の識別番号をデータ送信部5に送
出する。データ送信部5では、この信号を変調して送信
アンテナ6から電波として本体部2に向けて送信する。
【0005】一方、本体部2では、送信アンテナ6から
送信された電波を受信アンテナ10で受信して、データ
受信部11へ送り復調する。このデータ受信部11で復
調された復調信号は制御部12でメモリ14に格納され
ている予め登録されている識別番号と比較し、その結果
が等しいときに限り、自動車のドアの解錠信号を解錠信
号出力端子13から出力する。この解錠信号を受け取っ
た自動車側では自動車のドアの解錠を行う。なお、これ
に関する技術として例えば、特開平1−212998号
公報がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、自動車のドアを開けるとき両手一杯
に荷物を持っていたとすると、少なくとも片一方の荷物
を下ろして、送受信キー1を取り出さなければならな
い。そして、キースイッチ3を押下し、次に自動車のド
アが解錠されたことを確かめてからドアに触れて、その
ドアを開かなければならなかった。この動作は両手一杯
に荷物を持っているときなどは大変であった。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知する
と解錠できる解錠制御装置を提供することを目的とした
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の解錠制御装置の送受信キーは、比較的低い
周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この
起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、
この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この
第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有
の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制
御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一の
データ送受信部に接続されるとともに比較的高い周波数
の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成さ
れ、本体部は、操作者を検知する検知手段と、この検知
手段に接続された第二の制御部と、この第二の制御部に
接続されるとともに少なくとも前記送受信キーの識別番
号を識別できるデータが格納された第二のメモリと、前
記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起
動信号送信部に接続されるとともに前記比較的低い周波
数の電波を送信する起動信号送信アンテナと、前記第二
の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、この第
二のデータ送受信部に接続されるとともに比較的高い周
波数の電波で送受信する第二の送受信アンテナと、前記
第二の制御部に接続されるとともに解錠信号を前記解錠
装置に向かって出力する解錠信号出力端子とから形成さ
れ、前記検知手段からの入力により、前記起動信号送信
アンテナから起動信号が送信され、この起動信号が前記
送受信キーに設けられた前記起動信号受信アンテナで受
信されると、前記送受信キーはアクティブモードに移行
するとともに前記送受信キーと前記本体部との間で通信
が開始され、前記送受信キーの前記識別番号が予め格納
されたデータであることが前記本体部で確認されたと
き、前記解錠信号を前記解錠信号出力端子に向かって出
力するものである。
【0009】これにより、送受信キーを携帯した操作者
を検知手段が検知すると解錠することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、操作者が携帯可能に持ち運ぶ送受信キーと、この送
受信キーと電波で通信可能に設けられるとともに解錠装
置に取り付けられた本体部とから成り、前記送受信キー
は比較的低い周波数の電波を受信する起動信号受信アン
テナと、この起動信号受信アンテナに接続された起動信
号受信部と、この起動信号受信部に接続された第一の制
御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送
受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、
前記第一の制御部に接続された第一のデータ送受信部
と、この第一のデータ送受信部に接続されるとともに比
較的高い周波数の電波で送受信する第一の送受信アンテ
ナとから形成され、前記本体部は、前記操作者を検知す
る検知手段と、この検知手段に接続された第二の制御部
と、この第二の制御部に接続されるとともに少なくとも
前記送受信キーの識別番号を識別できるデータが格納さ
れた第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起
動信号送信部と、この起動信号送信部に接続されるとと
もに前記比較的低い周波数の電波を送信する起動信号送
信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二のデ
ータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接続され
るとともに比較的高い周波数の電波で送受信する第二の
送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとと
もに解錠信号を前記解錠装置に向かって出力する解錠信
号出力端子とから形成され、前記検知手段からの入力に
より、前記起動信号送信アンテナから起動信号が送信さ
れ、この起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起
動信号受信アンテナで受信されると、前記送受信キーは
アクティブモードに移行するとともに前記送受信キーと
前記本体部との間で通信が開始され、前記送受信キーの
前記識別番号が予め格納されたデータであることが前記
本体部で確認されたとき、前記解錠信号を前記解錠信号
出力端子に向かって出力する解錠制御装置であり、例え
ば自動車のドアに利用すれば、送受信キーを携帯した操
作者を検知手段が検知すると解錠信号が出力される。こ
の解錠信号によりドアが自動的に開かれるので、たと
え、両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下
し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必要はな
い。
【0011】また、送受信キーは、通信のときのみアク
ティブモードとなり、その他の時間はスリープモードで
あるので、電池の消耗は少なく、長年月に渡って使用す
ることができる。
【0012】更に、起動信号は低い周波数の電波を使っ
ているので、スリープモードにおける起動信号受信部の
電力は極めて少なくなる。
【0013】更にまた、識別番号等の通信においては高
い周波数の電波を用いているので、検知手段が操作者を
検知してから、解錠までの時間は極めて短くすることが
できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、夫々異なった識
別番号を有する複数の送受信キーを備えた請求項1に記
載の解錠制御装置であり、送受信キーを複数の操作者に
持たせて、夫々識別番号に応じて異なったサービスを提
供することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、比較的低い周波
数として長波帯を使用するとともに、比較的高い周波数
として超短波帯を用いた請求項1に記載の解錠制御装置
であり、起動信号は低い周波数の電波を使っているの
で、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は極
めて少なくて良い。また、識別番号等の通信においては
高い周波数の電波を用いているので、検知手段が操作者
を検知してから、解錠までの時間は極めて短くすること
ができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、検知手段とし
て、タッチセンサを用いた請求項1に記載の解錠制御装
置であり、回路が簡単となり故障が少なくなる。解錠す
るために取っ手に触れるものにおいては特にその効果を
発揮する。
【0017】請求項5に記載の発明は、検知手段とし
て、赤外線センサを用いた請求項1に記載の解錠制御装
置であり、非接触で検知できるので、両手が塞がってい
るとき等、自動で開く扉に使用すると便利である。ま
た、非接触であるので暗いところでの使用にも便利であ
る。
【0018】請求項6に記載の発明は、本体部から解錠
信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端子
に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって通
信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通信
終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモード
になる請求項1に記載の解錠制御装置であり、通信が終
了したら直ぐにスリープモードにすることができるの
で、電池の消耗が少なくなる。
【0019】請求項7に記載の発明は、送受信キーから
本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時間
経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求項
1に記載の解錠制御装置であり、たとえ通信終了信号が
なくとも自動的にスリープモードになるので、電池の消
耗を少なくすることができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、携帯可能な複数
の送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に設
けられた本体部とから成り、前記送受信キーは起動信号
受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続され
た起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続された
第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるととも
に前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一のメ
モリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ送
受信部と、この第一のデータ送受信部に接続された第一
の送受信アンテナとから形成されるとともに、前記本体
部は、タッチセンサと、このタッチセンサに接続された
第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるととも
に少なくとも前記複数の送受信キーの識別番号が格納さ
れた第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された起
動信号送信部と、この起動信号送信部に接続された起動
信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第
二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に接
続された第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に
接続されるとともに解錠信号を出力する解錠信号出力端
子とから形成され、前記本体部のタッチセンサからの入
力により、前記本体部の前記起動信号送信アンテナから
起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに
設けられた前記起動信号受信アンテナで受信されると前
記送受信キー内に設けられた前記第一のデータ送受信ア
ンテナから応答信号が送信され、この応答信号が前記本
体部に設けられた前記第二の送受信アンテナで受信され
ると、前記第二の送受信アンテナから識別番号要求信号
が送信され、この識別番号要求信号が前記送受信キーに
設けられた前記第一のデータ送受信アンテナで受信され
ると、前記送受信キー内に格納された前記識別番号が前
記第一のデータ送受信アンテナから送信され、この第一
の送受信アンテナから送信された前記識別番号を前記本
体部に設けられた前記第二のデータ送受信アンテナで受
信し、この第二の送受信アンテナで受信した前記識別番
号が前記第二のメモリ内に格納された前記識別番号に等
しい場合のみ前記解錠出力端子に解錠信号を出力する解
錠制御装置であり、送受信キーを携帯した操作者がタッ
チセンサに触れると、解錠信号が出力されて目的物(例
えば自動車のドア)が自動的に開かれるので、たとえ、
両手に荷物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次
にポケット等から鍵を出して解錠する必要はない。
【0021】また、送受信キーを複数の操作者に持たせ
て、夫々に異なったサービス(例えば、ドアの解錠の
み、或いはドアの解錠とエンジンの始動の両方)を提供
することができる。
【0022】請求項9に記載の発明の起動信号には、長
波帯の周波数が用いられる請求項8に記載の解錠制御装
置であり、起動信号に長波体の周波数を使っているの
で、起動信号受信部の消費電力を極めて小さくすること
ができる。従って、スリープモードにおける電力を極め
て少なくすることができる。
【0023】請求項10に記載の発明は、少なくとも本
体部の起動信号送信アンテナを複数個設けた請求項8に
記載の解錠制御装置であり、この起動信号送信アンテナ
を別々の位置に設けることにより、この起動信号送信ア
ンテナの近傍の目的物(例えば車のドア)のみの解錠を
行うことができる。
【0024】請求項11に記載の発明は、送受信キー内
に設けられた第一の制御部はマイクロコンピュータで構
成されるとともに、待機時にはスリープモードになって
おり、起動信号の受信によってアクティブモードになる
請求項8に記載の解錠制御装置であり、待機時にはスリ
ープモードになるので、電池の消耗を極めて少なくさせ
ることができる。また、第一の制御部はマイクロコンピ
ュータで構成されているので、仕様の変更にも容易に対
応することができる。
【0025】請求項12に記載の発明のデータ信号に
は、超短波帯の周波数が用いられる請求項8に記載の解
錠制御装置であり、データ信号に超短波帯の電波を用い
るので、通信速度を速くすることができる。従って、応
答の早い解錠制御装置が実現できる。
【0026】請求項13に記載の発明は、複数の送受信
キーと本体部とは時分割で通信を行う請求項8に記載の
解錠制御装置であり、周波数が一種類で良いので回路が
簡単になる。
【0027】請求項14に記載の発明は、本体部から解
錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端
子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって
通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通
信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモー
ドになる請求項8に記載の解錠制御装置であり、通信が
終了したら直ぐにスリープモードにすることができるの
で、電池の消耗を少なくすることができる。
【0028】請求項15に記載の発明は、送受信キーか
ら本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時
間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求
項8に記載の解錠制御装置であり、たとえ通信終了信号
がなくとも自動的にスリープモードになるので、電池の
消耗を少なくすることができる。
【0029】請求項16に記載の発明は、複数の送受信
キーと本体部とは周波数分割で通信を行う請求項8に記
載の解錠制御装置であり、異なる周波数を用いることが
できるので、同時に通信することができ、通信時間の短
縮を図ることができる。
【0030】請求項17に記載の発明は、複数の送受信
キーと本体部とはスペクトラム拡散技術を用いて通信を
行う請求項8に記載の解錠制御装置であり、変調時にス
ペクトラム拡散技術、復調時にスペクトラム逆拡散技術
を用いるので、たとえノイズの大きな場所でも使用する
ことができる。
【0031】請求項18に記載の発明の本体部は、自動
車に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される
請求項8に記載の解錠制御装置であり、タッチセンサに
触れるのみで解錠できるので、たとえ、両手に荷物など
を持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等か
ら鍵を出して解錠する必要はない。
【0032】請求項19に記載の発明の本体部は、自動
車に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、エンジンが始動される請求項8に記載の解錠制御装
置であり、送受信キー特有の識別番号を有しているの
で、従来のキーに比べて格段にセキュリティを高めるこ
とができる。したがって、自動車の盗難等の防止に効果
がある。
【0033】また、識別番号の違いにより、運転できる
操作者の場合と、免許証などがなく運転できない操作者
と区別してサービスを提供することができる。
【0034】請求項20に記載の発明の本体部は建築物
に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される
請求項8に記載の解錠制御装置であり、識別番号の違い
により、入室できる部屋と入室できない部屋と区別して
サービスを提供することができる。
【0035】請求項21に記載の発明の送受信キーは、
板帯状のカードで形成された請求項8に記載の解錠制御
装置であり、カードの外周に長波のアンテナを埋設する
ことができるとともに薄型化を図ることができる。
【0036】請求項22に記載の発明は、携帯可能な複
数の送受信キーと、この送受信キーと電波で通信可能に
設けられた本体部とから成り、前記送受信キーは起動信
号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続さ
れた起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続され
た第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとと
もに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一の
メモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ
送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続された第
一の送受信アンテナとから形成されるとともに、前記本
体部は、タッチセンサと、このタッチセンサに接続され
た第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるとと
もに少なくとも前記複数の送受信キーの識別番号が格納
された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続された
起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続された起
動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された
第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に
接続された第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部
に接続されるとともに解錠信号を出力する解錠信号出力
端子とから形成され、前記本体部のタッチセンサからの
入力により、前記本体部の起動信号送信アンテナから起
動信号が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設
けられた起動信号受信アンテナで受信されると前記送受
信キー内に設けられた前記識別番号が前記第一のデータ
送受信アンテナから送信され、この第一のデータ送受信
アンテナから送信された前記識別番号を前記第二の送受
信アンテナで受信し、この第二の送受信アンテナで受信
した前記識別番号が前記第二のメモリ内に格納された識
別番号に等しい場合のみ前記解錠出力端子に解錠出力信
号を出力する解錠制御装置であり、送受信キーを携帯し
た操作者がタッチセンサに触れると解錠信号が出力さ
れ、目的物(例えば自動車のドア)が自動的に開かれる
ので、たとえ、両手に荷物などを持っていてもその荷物
を一旦下し、次にポケット等から鍵を出して解錠する必
要はない。
【0037】また、送受信キーを複数の操作者に持たせ
て、夫々に異なったサービスを提供することができる。
【0038】請求項23に記載の発明は、操作者が携帯
可能に持ち運ぶ送受信キーと、この送受信キーと電波で
通信可能に設けられるとともに解錠装置に取り付けられ
た本体部とから成り、前記送受信キーは比較的低い周波
数の電波を受信する第一の受信アンテナと、この第一の
受信アンテナに接続された信号受信部と、この信号受信
部に接続された第一の制御部と、この第一の制御部に接
続されるとともに前記送受信キー特有の識別番号が格納
された第一のメモリと、前記第一の制御部に接続された
第一のデータ送信部と、この第一のデータ送信部に接続
されるとともに比較的高い周波数の電波で送信する第一
の送信アンテナとから形成され、前記本体部は、前記操
作者を検知する検知手段と、この検知手段に接続された
第二の制御部と、この第二の制御部に接続されるととも
に少なくとも前記送受信キーの識別番号を認識できるデ
ータが格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に
接続された信号送信部と、この信号送信部に接続される
とともに前記比較的低い周波数の電波を送信する第二の
送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された第二の
データ受信部と、この第二のデータ受信部に接続される
とともに比較的高い周波数の電波を受信する第二の受信
アンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解
錠信号を前記解錠装置に向かって出力する解錠信号出力
端子とから形成され、前記検知手段からの入力により、
前記第二の送信アンテナから起動信号が送信され、この
起動信号が前記送受信キーに設けられた前記第一の受信
アンテナで受信されると、前記送受信キーはアクティブ
モードに移行するとともに前記送受信キーと前記本体部
との間で通信が開始され、前記送受信キーの前記識別番
号が予め格納されたデータであることが前記本体部で確
認されたとき、前記解錠信号を前記解錠信号出力端子に
向かって出力する解錠制御装置であり、例えば自動車の
ドアに利用すれば、送受信キーを携帯した操作者を検知
手段が検知すると解錠信号が出力される。この解錠信号
によりドアが自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷
物などを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケッ
ト等から鍵を出して解錠する必要はない。
【0039】また、送受信キー、本体部共に送信部と受
信部は夫々一つなので低価格化と小型化を図ることがで
きる。
【0040】また、送受信キーは、通信のときのみアク
ティブモードとなり、その他の時間はスリープモードで
あるので、電池の消耗は少なく、長年月に渡って使用す
ることができる。
【0041】更に、起動信号は低い周波数の電波を使っ
ているので、スリープモードにおける起動信号受信部の
電力は極めて少なくなる。
【0042】請求項24に記載の発明は、夫々異なった
識別番号を有する複数の送受信キーを備えた請求項23
に記載の解錠制御装置であり、送受信キーを複数の操作
者に持たせて、夫々識別番号に応じて異なったサービス
を提供することができる。
【0043】請求項25に記載の発明は、比較的低い周
波数として長波帯を使用するとともに、比較的高い周波
数として超短波帯を用いた請求項23に記載の解錠制御
装置であり、起動信号は低い周波数の電波を使っている
ので、スリープモードにおける起動信号受信部の電力は
極めて少なくて良い。また、識別番号等の通信において
は高い周波数の電波を用いているので、検知手段が操作
者を検知してから、解錠までの時間は極めて短くするこ
とができる。
【0044】請求項26に記載の発明は、検知手段とし
て、タッチセンサを用いた請求項23に記載の解錠制御
装置であり、回路が簡単となり故障が少なくなる。解錠
するために取っ手に触れるものにおいては特にその効果
を発揮する。
【0045】請求項27に記載の発明は、検知手段とし
て、赤外線センサを用いた請求項23に記載の解錠制御
装置であり、非接触で検知できるので、両手が塞がって
いるとき等、自動で開く扉に使用すると便利である。ま
た、非接触であるので暗いところでの使用にも便利であ
る。
【0046】請求項28に記載の発明は、本体部から解
錠信号を出力するとき、前記解錠信号を解錠信号出力端
子に向かって出力するとともに、送受信キーに向かって
通信終了信号を出力して通信終了の旨を知らせ、この通
信終了信号を受け取った前記送受信キーはスリープモー
ドになる請求項23に記載の解錠制御装置であり、通信
が終了したら直ぐにスリープモードにすることができる
ので、電池の消耗が少なくなる。
【0047】請求項29に記載の発明は、送受信キーか
ら本体部に向けて識別番号を送信し、予め定められた時
間経過後、前記送受信キーをスリープモードにする請求
項23に記載の解錠制御装置であり、たとえ通信終了信
号がなくとも自動的にスリープモードになるので、電池
の消耗を少なくすることができる。
【0048】請求項30に記載の発明の本体部は、自動
車に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される
請求項26に記載の解錠制御装置であり、タッチセンサ
に触れるのみで解錠できるので、たとえ、両手に荷物な
どを持っていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等
から鍵を出して解錠する必要はない。
【0049】請求項31に記載の発明の本体部は、自動
車に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、エンジンが始動される請求項26に記載の解錠制御
装置であり、送受信キー特有の識別番号を有しているの
で、従来のキーに比べて格段にセキュリティを高めるこ
とができる。したがって、自動車の盗難等の防止に効果
がある。
【0050】また、識別番号の違いにより、運転できる
操作者の場合と、免許証などがなく運転できない操作者
と区別してサービスを提供することができる。
【0051】請求項32に記載の発明の本体部は建築物
に装着されるとともにタッチセンサに触れることによ
り、ドアを解放する信号が解錠出力端子から出力される
請求項26に記載の解錠制御装置であり、識別番号の違
いにより、入室できる部屋と入室できない部屋と区別し
てサービスを提供することができる。
【0052】請求項33に記載の発明の送受信キーは、
板帯状のカードで形成された請求項23に記載の解錠制
御装置であり、カードの外周に長波のアンテナを埋設す
ることができるとともに薄型化を図ることができる。
【0053】以下、図面に従って本発明の解錠制御装置
について説明する。
【0054】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
おける本発明の解錠制御装置のブロック図である。図1
において、本発明の解錠制御装置は、操作者が携帯可能
に持ち運ぶことができる複数個の送受信キー21と、こ
の送受信キー21と電波で通信可能に設けられた本体部
22とで構成されている。そして、この本体部22は自
動車に装着されている。
【0055】送受信キー21は、30KHz〜300K
Hzの長波(LF)を受信する起動信号受信アンテナ2
3と、この起動信号受信アンテナ23に接続された起動
信号受信部24と、この起動信号受信部24に接続され
るとともにマイクロコンピュータで構成された制御部2
5と、この制御部25に接続されるとともに送受信キー
21特有の識別番号が格納されたメモリ26と、制御部
25に接続されたデータ送受信部27と、このデータ送
受信部27に接続されるとともに30MHz〜300M
Hzの超短波(VHF)の電波で送受信する送受信アン
テナ29と、これらの回路に電源を供給する電池30か
ら形成されている。
【0056】また、本体部22は、操作者が触れるタッ
チセンサ31(検知手段の一例として用いた)と、この
タッチセンサ31に接続されるとともにマイクロコンピ
ュータで構成された制御部32と、この制御部32に接
続されるとともに複数の送受信キー21の識別番号が夫
々格納されたメモリ33と、制御部32に接続された起
動信号送信部34と、この起動信号送信部34に接続さ
れるとともに長波を送信する起動信号送信アンテナ35
と、制御部32に接続された超短波のデータ送受信部3
6と、このデータ送受信部36に接続されるとともに超
短波で送受信をする送受信アンテナ37と、制御部32
に接続されるとともに解錠信号を解錠装置(自動車内に
取り付けられている)に向かって出力する解錠信号出力
端子38とから構成されている。
【0057】以上のように構成された解錠制御装置につ
いて、以下にその動作を図1、図2を用いて説明する。
実施の形態1では、複数個の送受信キー21のうち登録
された送受信キー21であればどの送受信キー21を携
帯した操作者であっても同じサービスを提供するもので
あり、その一例として自動車のドアの解錠を例に説明す
る。
【0058】操作者が自動車のドアの取っ手に設けられ
たタッチセンサ31に触れると、その信号は制御部32
で認識される。そして、起動信号送信部34で略100
KHzの起動信号40を生成する。この起動信号40は
起動信号送信アンテナ35から送受信キー21に向けて
送信40aされる。
【0059】送受信キー21では、起動信号40を起動
信号受信アンテナ23で受信して、起動信号受信部24
で検波して制御部25に向かって出力する。制御部25
は、この起動信号40の入力によりアクティブモードに
なる。
【0060】次に、制御部25はメモリ26から識別番
号41を取り出し、この識別番号41をデータ送受信部
27に出力する。データ送受信部27では、この識別番
号41を略300MHzの搬送波で変調して、送受信ア
ンテナ29から本体部22に向かって出力41aされ
る。
【0061】本体部22では、変調された識別番号41
が送受信アンテナ37で受信され、データ送受信部36
で復調されて制御部32に送られる。制御部32では、
受信された識別番号41がメモリ33に登録された番号
と一致したときは、解錠信号を解錠信号出力端子38に
出力する。
【0062】この解錠信号を受けた自動車側では解錠装
置を駆動して自動車のドアを解錠する。従って、操作者
はドアの取っ手に触れるのみで解錠されるので、そのま
まドアを開けることができる。また、このとき自動的に
ドアを開けることもできる。
【0063】なお、本体部22では、解錠信号を出力す
るとともに、送受信アンテナ37から、通信終了信号4
2を送受信キー21に向かって出力42aする。この通
信終了信号42を送受信アンテナ29で受け取った送受
信キー21は、制御部25でスリープモードになる。
【0064】このように、自動車のドアの取っ手に設け
られたタッチセンサ31に触れるだけで、ドアの解錠が
できる。従って、従来のようにポケットに手を入れて送
受信キーを取り出し、スイッチを押下する必要はない。
従って、特に両手が塞がっているときなどに有効であ
る。また、タッチセンサ31の代わりに赤外線センサを
用いれば、この赤外線センサに近づくのみで解錠でき
る。
【0065】また、送受信キー21は、通信のときのみ
アクティブモードとなるので、電池30の消耗は少な
く、長年月に渡って使用することができる。
【0066】更に、起動信号40は長波を使っているの
で、スリープモード時における起動信号受信部24の電
力は極めて少なくて良い。
【0067】更にまた、識別番号41等の通信において
は超短波を用いているので、タッチセンサ31に触れて
から、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0068】(実施の形態2)実施の形態2は、実施の
形態1とハードウエアの構成は同じであるが、その動作
を異にしている。以下、実施の形態2における動作を図
1、図3を用いて説明する。
【0069】実施の形態2は、複数個の登録された送受
信キー21を用いたものである。そして、この送受信キ
ー21を携帯した操作者の違いによって異なったサービ
スを提供することもできるものである。その一例として
自動車のエンジン始動の解錠を例に説明する。
【0070】操作者が自動車のハンドルに設けられたタ
ッチセンサ31に触れると、その信号は制御部32で認
識される。そして、起動信号送信部34で略100KH
zの起動信号40を生成する。この起動信号40は起動
信号送信アンテナ35から送受信キー21に向けて送信
40aされる。
【0071】送受信キー21では、起動信号40を起動
信号受信アンテナ23で受信して、起動信号受信部24
で検波して制御部25に向かって出力する。制御部25
は、この起動信号40の入力によりアクティブモードに
なる。
【0072】次に、制御部25では、データ送受信部2
7を動作させて送受信アンテナ29からは略300MH
zのキャリア信号(搬送波)のみの応答信号45を本体
部25に向けて送信45aする。このときたとえ複数個
の送受信キー21から同時に応答があったとしても、本
体部22では認識することができる。
【0073】この応答信号45を受け取った本体部22
は、夫々の送受信キー21に対して識別番号要求信号4
6を送受信アンテナ37から送信46aする。
【0074】この識別番号要求信号46を受け取った送
受信キー21の制御部25はメモリ26から識別番号4
1を取り出し、この識別番号41をデータ送受信部27
に出力する。データ送受信部27では、この識別番号4
1を略300MHzの搬送波で変調して、送受信アンテ
ナ29から本体部22に向かって出力41aされる。
【0075】本体部22では、変調された識別番号41
が送受信アンテナ37で受信され、データ送受信部36
で復調されて制御部32に送られる。制御部32では、
受信された識別番号41がメモリ33に登録された番号
と一致したときは、解錠信号を解錠信号出力端子38に
出力する。
【0076】この解錠信号を受けた自動車側では解錠装
置を駆動してエンジンを始動する。従って、操作者はハ
ンドルに触れるのみでエンジンを始動させることができ
る。
【0077】なお、このとき、例えば免許のない子供等
が運転しようとしてもエンジンは始動しない。更に、こ
のとき、登録されていない識別番号のときは、警報を発
することもできる。これは盗難防止に効果がある。
【0078】最後に、本体部22は送受信アンテナ37
から、通信終了信号42を送受信キー21に向かって出
力42aする。この通信終了信号42を送受信アンテナ
29で受け取った送受信キー21は、制御部25で送受
信キー21をスリープモードにする。
【0079】このように、自動車のハンドルに設けられ
たタッチセンサ31に触れるだけで、エンジンの始動が
できる。従って、従来のようにエンジンキーを挿入する
必要はなく、特に夜などの暗いところでエンジンを始動
するとき等に有効である。
【0080】なお、登録された送受信キー21であって
も識別番号の違いにより、ドアを開けることのみ可能な
送受信キー21と、エンジンの始動とドアの開放も可能
な送受信キー21を用意することによって、免許のない
者と免許のある者と適宜使い分けて安全な管理をするこ
とができる。
【0081】なお、本実施の形態2では自動車のエンジ
ンの解錠について述べたが、これは自動車に限ることは
なく、建築物のドア等に用いることもできる。即ち、各
ドアの取っ手にタッチセンサ31を設けたり、或いは赤
外線センサを装着することにより、識別番号41の違い
により、親のみが入れる部屋、子供のみが入れる部屋、
主人のみ入れる部屋、誰でも入れる部屋等と区別するこ
とができる。
【0082】次に、複数の送受信キー21と本体部22
間の通信について述べる。先ず、複数の送受信キー21
と本体部22とは時分割で通信を行うことが考えられ
る。この方法によれば、周波数が一種類で良いので、回
路が簡単になる。
【0083】次に、周波数分割での通信が考えられる。
この方法によれば、異なる周波数を用いるので、同時に
通信することができ、通信時間の短縮が図れる。
【0084】また、スペクトラム拡散技術を用いれば、
変調時にスペクトラム拡散、復調時にスペクトラム逆拡
散するので、たとえノイズの大きな場所であっても使用
することができる。
【0085】また、送受信キー21を板体状のカードに
すれば、このカードの外周に長波のアンテナを埋設する
ことができるとともに薄型化を図ることができる。
【0086】なお、実施の形態1で述べたその他の特徴
も有している。即ち、送受信キー21は、通信のときの
みアクティブモードとなるので、電池30の消耗は少な
く、長年月に渡って使用することができる。
【0087】更に、起動信号40は長波を使っているの
で、起動信号受信部24の電力は極めて少なくて良い。
【0088】更にまた、識別番号41等の通信において
は超短波を用いているので、タッチセンサ31に触れて
から、解錠までの時間は極めて短くすることができる。
【0089】(実施の形態3)実施の形態3では、解錠
制御装置の自動車における使用例を説明する。ここで
は、本体部22の起動信号送信部34と起動信号送信ア
ンテナ35とを複数個用い、この起動信号送信アンテナ
35を別々の位置に設けることにより、この起動信号送
信アンテナ35近傍のドアの解錠のみを行うことができ
るものである。図4において、50は自動車であり、5
1はハンドルである。52は解錠制御装置の本体であ
り、53〜59の夫々はアンテナ部であり、実施の形態
1で説明した起動信号送信部34と起動信号送信アンテ
ナ35と同様のものである。また、53a〜59aはそ
れに対応したタッチセンサである。ここで、起動信号送
信部34は解錠制御装置の本体52内に設けてもよい。
【0090】解錠制御装置の本体52からは、アンテナ
部53〜59に向かって時分割で順次起動信号40を出
力する。この起動信号40の到達範囲は点線53c〜5
9cの範囲としている。従って、例えば、送受信キー2
1を携帯した操作者が運転席の近傍の取っ手に設けられ
たタッチセンサ54aに触れれば運転席側のドア60の
みが解錠する。同様に、トランクのタッチセンサ57a
に触れればトランク61のみが解錠される。また、トラ
ンクに送受信キー21を忘れてトランクを閉めた場合は
アンテナ部56の起動信号に反応して、トランクの施錠
を禁止する事もできる。この様にすれば、トランク内に
送受信キー21を忘れて施錠することはない。
【0091】(実施の形態4)実施の形態4において、
実施の形態1と異なるところは、起動信号、データ信号
共に一つの送信部、あるいは一つの受信部を用いて低価
格化と小型化を図っていることである。
【0092】図5は、実施の形態4における本発明の解
錠制御装置のブロック図である。図5において、本発明
の解錠制御装置は、操作者が携帯可能に持ち運ぶことが
できる複数個の送受信キー121と、この送受信キー1
21と電波で通信可能に設けられた本体部122とで構
成されている。そして、この本体部122は自動車に装
着されている。
【0093】送受信キー121は、30KHz〜300
KHzの長波(LF)を受信する信号受信アンテナ12
3と、この信号受信アンテナ123に接続された信号受
信部124と、この信号受信部124に接続されるとと
もにマイクロコンピュータで構成された制御部125
と、この制御部125に接続されるとともに送受信キー
121特有の識別番号が格納されたメモリ126と、制
御部125に接続されたデータ送信部127と、このデ
ータ送信部127に接続されるとともに30MHz〜3
00MHzの超短波(VHF)の電波で送信する送信ア
ンテナ129と、これらの回路に電源を供給する電池1
30から形成されている。
【0094】また、本体部122は、操作者が触れるタ
ッチセンサ131(検知手段の一例として用いた)と、
このタッチセンサ131に接続されるとともにマイクロ
コンピュータで構成された制御部132と、この制御部
132に接続されるとともに複数の送受信キー121の
識別番号が夫々格納されたメモリ133と、制御部13
2に接続された信号送信部134と、この信号送信部1
34に接続されるとともに長波を送信する信号送信アン
テナ135と、制御部132に接続された超短波のデー
タ受信部136と、このデータ受信部136に接続され
るとともに超短波で受信をする受信アンテナ137と、
制御部132に接続されるとともに解錠信号を解錠装置
(自動車内に取り付けられている)に向かって出力する
解錠信号出力端子138とから構成されている。
【0095】以上のように構成された解錠制御装置につ
いて、以下にその動作を図5、図6を用いて説明する。
実施の形態4においても、複数個の送受信キー121の
うち登録された送受信キー121であればどの送受信キ
ー121を携帯した操作者であっても同じサービスを提
供するものであり、その一例として自動車のドアの解錠
を例に説明する。
【0096】操作者が自動車のドアの取っ手に設けられ
たタッチセンサ131に触れると、その信号は制御部1
32で認識される。そして、信号送信部134で略10
0KHzの起動信号140を生成する。この起動信号1
40は信号送信アンテナ135から送受信キー121に
向けて送信140aされる。
【0097】送受信キー121では、起動信号140を
信号受信アンテナ123で受信して、信号受信部124
で検波して制御部125に向かって出力する。制御部1
25は、この起動信号140の入力によりアクティブモ
ードになる。
【0098】次に、制御部125はメモリ126から識
別番号141を取り出し、この識別番号141をデータ
送信部127に出力する。データ送信部127では、こ
の識別番号141を略300MHzの搬送波で変調し
て、送信アンテナ129から本体部122に向かって出
力141aされる。
【0099】本体部122では、変調された識別番号1
41が受信アンテナ137で受信され、データ受信部1
36で復調されて制御部132に送られる。制御部13
2では、受信された識別番号141がメモリ133に登
録された番号と一致したときは、解錠信号を解錠信号出
力端子138に出力する。
【0100】即ち、本体部122からの送信は全て信号
送信アンテナ135から長波で送信し、受信は全て受信
アンテナ137で超短波を受信する。また、送受信キー
121からの送信は全て超短波で送信アンテナ129か
ら送信し、受信は全て信号受信アンテナ123で長波を
受信する。
【0101】このようにして、解錠信号を受けた自動車
側では解錠装置を駆動して自動車のドアを解錠する。従
って、操作者はドアの取っ手に触れるのみで解錠される
ので、そのままドアを開けることができる。また、この
とき自動的にドアを開けることもできる。
【0102】なお、本体部122では、解錠信号を出力
するとともに、信号送信アンテナ135から、通信終了
信号142を送受信キー121に向かって出力142a
する。この通信終了信号142を信号受信アンテナ12
3で受け取った送受信キー121は、制御部125でス
リープモードになる。
【0103】このように、自動車のドアの取っ手に設け
られたタッチセンサ131に触れるだけで、ドアの解錠
ができる。従って、従来のようにポケットに手を入れて
送受信キーを取り出し、スイッチを押下する必要はな
い。従って、特に両手が塞がっているときなどに有効で
ある。また、タッチセンサ131の代わりに赤外線セン
サを用いれば、この赤外線センサに近づくのみで解錠で
きる。
【0104】また、送受信キー121は、通信のときの
みアクティブモードとなるので、電池30の消耗は少な
く、長年月に渡って使用することができる。
【0105】更に、起動信号140は長波を使っている
ので、スリープモード時における信号受信部124の電
力は極めて少なくて良い。
【0106】なお、この実施の形態4は、実施の形態2
と実施の形態3にも前記変更点を考慮した上で用いるこ
とができる。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作者が
携帯可能に持ち運ぶ送受信キーと、この送受信キーと電
波で通信可能に設けられるとともに解錠装置に取り付け
られた本体部とから成り、前記送受信キーは比較的低い
周波数の電波を受信する起動信号受信アンテナと、この
起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、
この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この
第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有
の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制
御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一の
データ送受信部に接続されるとともに比較的高い周波数
の電波で送受信する第一の送受信アンテナとから形成さ
れ、前記本体部は、前記操作者を検知する検知手段と、
この検知手段に接続された第二の制御部と、この第二の
制御部に接続されるとともに少なくとも前記送受信キー
の識別番号を識別できるデータが格納された第二のメモ
リと、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部
と、この起動信号送信部に接続されるとともに前記比較
的低い周波数の電波を送信する起動信号送信アンテナ
と、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信
部と、この第二のデータ送受信部に接続されるとともに
比較的高い周波数の電波で送受信する第二の送受信アン
テナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠信
号を前記解錠装置に向って出力する解錠信号出力端子と
から形成され、前記検知手段からの入力により、前記起
動信号送信アンテナから起動信号が送信され、この起動
信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号受信ア
ンテナで受信されると、前記送受信キーはアクティブモ
ードに移行するとともに前記送受信キーと前記本体部と
の間で通信が開始され、前記送受信キーの前記識別番号
が予め格納されたデータであることが前記本体部で確認
されたとき、前記解錠信号を前記解錠信号出力端子に向
かって出力するものであり、例えば自動車のドアに利用
すれば、送受信キーを携帯した操作者を検知手段が検知
すると解錠信号が出力され、この解錠信号によりドアが
自動的に開かれるので、たとえ、両手に荷物などを持っ
ていてもその荷物を一旦下し、次にポケット等から鍵を
出して解錠する必要はない。
【0108】また、送受信キーは、通信のときのみアク
ティブモードとなり、その他の時間はスリープモードで
あるので、電池の消耗は少なく、長年月に渡って使用す
ることができる。
【0109】更に、起動信号は低い周波数の電波を使っ
ているので、スリープモードにおける起動信号受信部の
電力は極めて少なくなる。
【0110】更にまた、識別番号等の通信においては高
い周波数の電波を用いているので、検知手段が操作者を
検知してから、解錠までの時間は極めて短くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における解錠制御装置の
ブロック図
【図2】同、実施の形態1における解錠制御装置の通信
制御図
【図3】同、実施の形態2における解錠制御装置の通信
制御図
【図4】同、実施の形態3における解錠制御装置を用い
た自動車の平面図
【図5】本発明の実施の形態4における解錠制御装置の
ブロック図
【図6】同、実施の形態4における解錠制御装置の通信
制御図
【図7】従来の解錠制御装置のブロック図
【符号の説明】
21 送受信キー 22 本体部 23 起動信号受信アンテナ 24 起動信号受信部 25 制御部 26 メモリ 27 データ送受信部 29 送受信アンテナ 30 電池 31 タッチセンサ 32 制御部 33 メモリ 34 起動信号送信部 35 起動信号送信アンテナ 36 データ送受信部 37 送受信アンテナ 38 解錠信号出力端子 40 起動信号 41 識別番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 25/10 617 B60R 25/10 617 618 618 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B (72)発明者 坂井 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 青山 基晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 垣見 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA03 AA06 AA21 BB05 BB08 BB35 DD06 FF08 FF12 FF27 FF28 FF36 FF38 HH01 JJ03 KK03 LL00 LL01 PP12 TT03 TT04 5K048 AA04 BA42 BA53 DB01 DB04 DC01 EA16 EA23 EB02 EB10 HA04 HA06

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が携帯可能に持ち運ぶ送受信キー
    と、この送受信キーと電波で通信可能に設けられるとと
    もに解錠装置に取り付けられた本体部とから成り、前記
    送受信キーは比較的低い周波数の電波を受信する起動信
    号受信アンテナと、この起動信号受信アンテナに接続さ
    れた起動信号受信部と、この起動信号受信部に接続され
    た第一の制御部と、この第一の制御部に接続されるとと
    もに前記送受信キー特有の識別番号が格納された第一の
    メモリと、前記第一の制御部に接続された第一のデータ
    送受信部と、この第一のデータ送受信部に接続されると
    ともに比較的高い周波数の電波で送受信する第一の送受
    信アンテナとから形成され、前記本体部は、前記操作者
    を検知する検知手段と、この検知手段に接続された第二
    の制御部と、この第二の制御部に接続されるとともに少
    なくとも前記送受信キーの識別番号を認識できるデータ
    が格納された第二のメモリと、前記第二の制御部に接続
    された起動信号送信部と、この起動信号送信部に接続さ
    れるとともに前記比較的低い周波数の電波を送信する起
    動信号送信アンテナと、前記第二の制御部に接続された
    第二のデータ送受信部と、この第二のデータ送受信部に
    接続されるとともに比較的高い周波数の電波で送受信す
    る第二の送受信アンテナと、前記第二の制御部に接続さ
    れるとともに解錠信号を前記解錠装置に向かって出力す
    る解錠信号出力端子とから形成され、前記検知手段から
    の入力により、前記起動信号送信アンテナから起動信号
    が送信され、この起動信号が前記送受信キーに設けられ
    た前記起動信号受信アンテナで受信されると、前記送受
    信キーはアクティブモードに移行するとともに前記送受
    信キーと前記本体部との間で通信が開始され、前記送受
    信キーの前記識別番号が予め格納されたデータであるこ
    とが前記本体部で確認されたとき、前記解錠信号を前記
    解錠信号出力端子に向かって出力する解錠制御装置。
  2. 【請求項2】 夫々異なった識別番号を有する複数の送
    受信キーを備えた請求項1に記載の解錠制御装置。
  3. 【請求項3】 比較的低い周波数として長波帯を使用す
    るとともに、比較的高い周波数として超短波帯を用いた
    請求項1に記載の解錠制御装置。
  4. 【請求項4】 検知手段として、タッチセンサを用いた
    請求項1に記載の解錠制御装置。
  5. 【請求項5】 検知手段として、赤外線センサを用いた
    請求項1に記載の解錠制御装置。
  6. 【請求項6】 本体部から解錠信号を出力するとき、前
    記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力するとと
    もに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して通
    信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った前
    記送受信キーはスリープモードになる請求項1に記載の
    解錠制御装置。
  7. 【請求項7】 送受信キーから本体部に向けて識別番号
    を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キー
    をスリープモードにする請求項1に記載の解錠制御装
    置。
  8. 【請求項8】 携帯可能な複数の送受信キーと、この送
    受信キーと電波で通信可能に設けられた本体部とから成
    り、前記送受信キーは起動信号受信アンテナと、この起
    動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、こ
    の起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この第
    一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有の
    識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制御
    部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一のデ
    ータ送受信部に接続された第一の送受信アンテナとから
    形成されるとともに、前記本体部は、タッチセンサと、
    このタッチセンサに接続された第二の制御部と、この第
    二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記複数の
    送受信キーの識別番号が格納された第二のメモリと、前
    記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、この起
    動信号送信部に接続された起動信号送信アンテナと、前
    記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信部と、
    この第二のデータ送受信部に接続された第二の送受信ア
    ンテナと、前記第二の制御部に接続されるとともに解錠
    信号を出力する解錠信号出力端子とから形成され、前記
    本体部のタッチセンサからの入力により、前記本体部の
    前記起動信号送信アンテナから起動信号が送信され、こ
    の起動信号が前記送受信キーに設けられた前記起動信号
    受信アンテナで受信されると前記送受信キー内に設けら
    れた前記第一のデータ送受信アンテナから応答信号が送
    信され、この応答信号が前記本体部に設けられた前記第
    二の送受信アンテナで受信されると、前記第二の送受信
    アンテナから識別番号要求信号が送信され、この識別番
    号要求信号が前記送受信キーに設けられた前記第一のデ
    ータ送受信アンテナで受信されると、前記送受信キー内
    に格納された前記識別番号が前記第一のデータ送受信ア
    ンテナから送信され、この第一の送受信アンテナから送
    信された前記識別番号を前記本体部に設けられた前記第
    二のデータ送受信アンテナで受信し、この第二の送受信
    アンテナで受信した前記識別番号が前記第二のメモリ内
    に格納された前記識別番号に等しい場合のみ前記解錠出
    力端子に解錠信号を出力する解錠制御装置。
  9. 【請求項9】 起動信号には、長波帯の周波数が用いら
    れる請求項8に記載の解錠制御装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも本体部の起動信号送信アン
    テナを複数個設けた請求項8に記載の解錠制御装置。
  11. 【請求項11】 送受信キー内に設けられた第一の制御
    部はマイクロコンピュータで構成されるとともに、待機
    時にはスリープモードになっており、起動信号の受信に
    よってアクティブモードになる請求項8に記載の解錠制
    御装置。
  12. 【請求項12】 データ信号には、超短波帯の周波数が
    用いられる請求項8に記載の解錠制御装置。
  13. 【請求項13】 複数の送受信キーと本体部とは時分割
    で通信を行う請求項8に記載の解錠制御装置。
  14. 【請求項14】 本体部から解錠信号を出力するとき、
    前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力すると
    ともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して
    通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った
    前記送受信キーはスリープモードになる請求項8に記載
    の解錠制御装置。
  15. 【請求項15】 送受信キーから本体部に向けて識別番
    号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キ
    ーをスリープモードにする請求項8に記載の解錠制御装
    置。
  16. 【請求項16】 複数の送受信キーと本体部とは周波数
    分割で通信を行う請求項8に記載の解錠制御装置。
  17. 【請求項17】 複数の送受信キーと本体部とはスペク
    トラム拡散技術を用いて通信を行う請求項8に記載の解
    錠制御装置。
  18. 【請求項18】 本体部は、自動車に装着されるととも
    にタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信
    号が解錠出力端子から出力される請求項8に記載の解錠
    制御装置。
  19. 【請求項19】 本体部は、自動車に装着されるととも
    にタッチセンサに触れることにより、エンジンが始動さ
    れる請求項8に記載の解錠制御装置。
  20. 【請求項20】 本体部は建築物に装着されるとともに
    タッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号
    が解錠出力端子から出力される請求項8に記載の解錠制
    御装置。
  21. 【請求項21】 送受信キーは、板帯状のカードで形成
    された請求項8に記載の解錠制御装置。
  22. 【請求項22】 携帯可能な複数の送受信キーと、この
    送受信キーと電波で通信可能に設けられた本体部とから
    成り、前記送受信キーは起動信号受信アンテナと、この
    起動信号受信アンテナに接続された起動信号受信部と、
    この起動信号受信部に接続された第一の制御部と、この
    第一の制御部に接続されるとともに前記送受信キー特有
    の識別番号が格納された第一のメモリと、前記第一の制
    御部に接続された第一のデータ送受信部と、この第一の
    データ送受信部に接続された第一の送受信アンテナとか
    ら形成されるとともに、前記本体部は、タッチセンサ
    と、このタッチセンサに接続された第二の制御部と、こ
    の第二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記複
    数の送受信キーの識別番号が格納された第二のメモリ
    と、前記第二の制御部に接続された起動信号送信部と、
    この起動信号送信部に接続された起動信号送信アンテナ
    と、前記第二の制御部に接続された第二のデータ送受信
    部と、この第二のデータ送受信部に接続された第二の送
    受信アンテナと、前記第二の制御部に接続されるととも
    に解錠信号を出力する解錠信号出力端子とから形成さ
    れ、前記本体部のタッチセンサからの入力により、前記
    本体部の起動信号送信アンテナから起動信号が送信さ
    れ、この起動信号が前記送受信キーに設けられた起動信
    号受信アンテナで受信されると前記送受信キー内に設け
    られた前記識別番号が前記第一のデータ送受信アンテナ
    から送信され、この第一のデータ送受信アンテナから送
    信された前記識別番号を前記第二の送受信アンテナで受
    信し、この第二の送受信アンテナで受信した前記識別番
    号が前記第二のメモリ内に格納された識別番号に等しい
    場合のみ前記解錠出力端子に解錠出力信号を出力する解
    錠制御装置。
  23. 【請求項23】 操作者が携帯可能に持ち運ぶ送受信キ
    ーと、この送受信キーと電波で通信可能に設けられると
    ともに解錠装置に取り付けられた本体部とから成り、前
    記送受信キーは比較的低い周波数の電波を受信する第一
    の受信アンテナと、この第一の受信アンテナに接続され
    た信号受信部と、この信号受信部に接続された第一の制
    御部と、この第一の制御部に接続されるとともに前記送
    受信キー特有の識別番号が格納された第一のメモリと、
    前記第一の制御部に接続された第一のデータ送信部と、
    この第一のデータ送信部に接続されるとともに比較的高
    い周波数の電波で送信する第一の送信アンテナとから形
    成され、前記本体部は、前記操作者を検知する検知手段
    と、この検知手段に接続された第二の制御部と、この第
    二の制御部に接続されるとともに少なくとも前記送受信
    キーの識別番号を認識できるデータが格納された第二の
    メモリと、前記第二の制御部に接続された信号送信部
    と、この信号送信部に接続されるとともに前記比較的低
    い周波数の電波を送信する第二の送信アンテナと、前記
    第二の制御部に接続された第二のデータ受信部と、この
    第二のデータ受信部に接続されるとともに比較的高い周
    波数の電波を受信する第二の受信アンテナと、前記第二
    の制御部に接続されるとともに解錠信号を前記解錠装置
    に向かって出力する解錠信号出力端子とから形成され、
    前記検知手段からの入力により、前記第二の送信アンテ
    ナから起動信号が送信され、この起動信号が前記送受信
    キーに設けられた前記第一の受信アンテナで受信される
    と、前記送受信キーはアクティブモードに移行するとと
    もに前記送受信キーと前記本体部との間で通信が開始さ
    れ、前記送受信キーの前記識別番号が予め格納されたデ
    ータであることが前記本体部で確認されたとき、前記解
    錠信号を前記解錠信号出力端子に向かって出力する解錠
    制御装置。
  24. 【請求項24】 夫々異なった識別番号を有する複数の
    送受信キーを備えた請求項23に記載の解錠制御装置。
  25. 【請求項25】 比較的低い周波数として長波帯を使用
    するとともに、比較的高い周波数として超短波帯を用い
    た請求項23に記載の解錠制御装置。
  26. 【請求項26】 検知手段として、タッチセンサを用い
    た請求項23に記載の解錠制御装置。
  27. 【請求項27】 検知手段として、赤外線センサを用い
    た請求項23に記載の解錠制御装置。
  28. 【請求項28】 本体部から解錠信号を出力するとき、
    前記解錠信号を解錠信号出力端子に向かって出力すると
    ともに、送受信キーに向かって通信終了信号を出力して
    通信終了の旨を知らせ、この通信終了信号を受け取った
    前記送受信キーはスリープモードになる請求項23に記
    載の解錠制御装置。
  29. 【請求項29】 送受信キーから本体部に向けて識別番
    号を送信し、予め定められた時間経過後、前記送受信キ
    ーをスリープモードにする請求項23に記載の解錠制御
    装置。
  30. 【請求項30】 本体部は、自動車に装着されるととも
    にタッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信
    号が解錠出力端子から出力される請求項26に記載の解
    錠制御装置。
  31. 【請求項31】 本体部は、自動車に装着されるととも
    にタッチセンサに触れることにより、エンジンが始動さ
    れる請求項26に記載の解錠制御装置。
  32. 【請求項32】 本体部は建築物に装着されるとともに
    タッチセンサに触れることにより、ドアを解放する信号
    が解錠出力端子から出力される請求項26に記載の解錠
    制御装置。
  33. 【請求項33】 送受信キーは、板帯状のカードで形成
    された請求項23に記載の解錠制御装置。
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