JPH1191909A - 基板保持ラック - Google Patents

基板保持ラック

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JPH1191909A
JPH1191909A JP9253646A JP25364697A JPH1191909A JP H1191909 A JPH1191909 A JP H1191909A JP 9253646 A JP9253646 A JP 9253646A JP 25364697 A JP25364697 A JP 25364697A JP H1191909 A JPH1191909 A JP H1191909A
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JP
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frame
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holding rack
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JP9253646A
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Kazuki Kano
一樹 加野
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NEC Toppan Circuit Solutions Toyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント配線板のような軟質薄板基板を積載す
る基板保持ラックにおいて、薬液の処理ムラや基板の破
損および基板相互またはラックとの接触が生じないよう
ガタなく保持する。 【解決手段】檻のような外囲構成体4の中間の内部を仕
切るように配置された中枠4の両側に固定側枠2と移動
側枠3とを配置し、外囲構成体4に固定された固定側枠
2と移動側枠3に対し中枠1を移動させるテンション機
構5を設け、基板33を弧状に曲げ基板自身に張力を持
たせ運搬なり薬液処理を行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板保持ラックに関
し、特にプリント配線板などの軟質薄板基板を保持する
とともに運搬、保管および薬液処理の治具に使用する基
板保持ラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板保持ラックは、薄く
軟質な基板の左右両端を挟持し基板全体にテンションを
与えることで基板自体の撓みや変形が生じないようにし
保管あるいは運搬などを行なっていた。そして、基板を
挟み保持する機構の使い易さや基板のサイズの自由度な
どに対して種々の改良改善がなされてきた。この基板保
持ほじその一例よして、たとえば、特開平6−3452
16号公報に軟質薄板の保持ラックとして開示されてい
る。
【0003】図5(a)および(b)は従来の一例にお
ける基板保持ラックを示す図である。特開平6−345
216号公報の基板保持ラックは、図5に示すように、
基板32の左右両端部を前後から挟持するとともに前後
方向に複数配置された挟持枠31と、挟持枠31を互い
に接近させ離隔可能に連結する連結部材30と、全ての
挟持枠31を貫通し基板33を押圧するよう挟持枠31
を締め付ける締付シャフト32とにより構成される左右
一対のクランプ枠を有している。
【0004】そして、この基板保持ラックにおいては、
基板33を挟持枠31に挿入し、しかる後、締付シャフ
ト32にて各挟持枠31を締め付け、基板33を挟持す
ることで、プリント配線板などの軟質薄板が撓みや変形
が生じないように保持することを特徴としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基板保
持ラックは、基板の大小にかかわらず適用できるもの
の、薬液槽内に基板を浸し基板を処理する治具として使
用した場合および処理後の運搬に種々の問題が起きるこ
とが懸念される。例えば、薬液に浸したとき、基板の自
重や薬液の液圧で枠が変形し、締付シャフト32の締付
が緩み基板がガタつくうえに基板が撓み互いに接触した
りすることがある。この基板どうしの接触は、基板に薬
液の処理ムラをもたらし品質に重大な欠陥をもたらす。
【0006】また、薬液槽に基板保持ラックを浸すとき
あるいは薬液槽から引き上げるとき、急激に変化する液
圧で枠が変形し挟持された基板の一端が挟持部から外
れ、隣接する基板が接触するだけではなくラックの近傍
の基板がラックに接触し、基板の破損が生じるという問
題があった。さらに、運搬および保管から薬液に浸すの
に移行する毎に基板の移し換えをしなければならないと
いう煩わしさがあるし、薬液処理用の基板支持ラックを
準備しなければならないという欠点がある。
【0007】従って、本発明の目的は、運搬の揺動によ
るガタつきをなくすとともに薬液に浸しても基板自体の
撓みを抑制し、基板どうしの接触またはラックと基板と
の接触を防ぎ安定した処理や運搬ができる基板保持ラッ
クを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、薬液が
排出入する開口をもつように棒部材および板部材で組立
られる檻のような外囲構成体と、この外囲構成体の内部
を中程で仕切るように配置されるとともに基板が入り込
む第一の溝の複数が並べ形成される固定プレートを底部
に具備する中枠と、この中枠の両側に該中枠を挟むよう
に配置され前記第一の溝と対応する第二の溝が形成され
る基板支持プレートを底部に具備する一対の側枠と、前
記基板が前記第一および第二の該溝に誘導案内される案
内溝を有する基板案内部材と、前記外囲構成体に固定さ
れる前記一対の側枠に対し前記中枠を移動させ積載され
る前記基板を弧状に変形させるテンション機構と、前記
中枠と前記側枠との間隔を変える位置統制機構とを備え
る基板保持ラックである。また、載置された前記基板の
両面に沿って張られる補強線を備えることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態における基板
保持ラックを示す斜視図である。この基板保持ラック
は、図1に示すように、薬液の排出入する開口をもつよ
うに側板7や棒部材および連結棒6で組立られた外囲構
成体4と、基板33が挿入される溝12を有する底側の
固定プレート13とこの固定プレート13の一端から垂
直に立てられる衝立板14とこの衝立板14の頭部に回
転自在に一端が取りつけられ他端が連結棒6に係止され
基板33が挿入される溝12を有する可動プレート11
とで構成されるとともに外囲構成体4の中程に配置され
る中枠1と、この中枠1を挟んで基板33の側端部を固
定する固定側枠2および基板33の大きさに応じて位置
調整可能な移動側枠3とを備えている。
【0011】また、中枠1,固定側枠2および移動側枠
3に並べ挿入された基板33が基板33を保持する溝1
2内でガタつかないように、中枠1の衝立板14を押し
基板を弧状に変形させるテンション機構5が設けられて
いる。固定側枠2は、外囲構成体4の両枠部を連結する
4本の連結棒6に四隅が固定され、下側には、基板33
が挿入される溝12が並べて形成される支持プレート1
5が取り付けられている。一方、移動側枠3は、下側に
基板33が挿入される溝12をもつ枠部材であり、連結
棒6に摺動可能に四隅に取り付けられ枠部材の位置を固
定するための固定機構16が設けられている。
【0012】なお、後述するが、固定側枠2と移動側枠
3には、基板33が支持プレート15の溝12に入り易
いように、基板案内部17が設けられている。この基板
案内部17は、上下差し渡した一対の棒状部材で構成さ
れている。そして、溝12の両側に跨ってそれぞれの棒
状部材が配置されている。また、この基板案内部17の
棒状部材の上側部分は、基板33が入り易いようにテー
パ状に開いていることが望ましい。
【0013】テンション機構5で基板33を弧状に曲げ
る際に、両側の枠部材の支持プレート15で基板33の
両端を固定し中枠1の固定プレート13を移動させるこ
とによって変形させるわけであるが、基板33の剛性は
一様ではなく、場所によっては曲率が小さくなる。これ
を避けるために補強線18を設けることが望ましい。こ
の補強線18を設けることによって異常に曲げられ隣接
する基板33が接触しないようにしている。
【0014】図2は図1のテンション機構を抽出して示
す図である。図1に示したテンション機構は、図2に示
すように、中枠1の衝立板14に回転し得るように取り
付けられるとともに枠固定板24の雌ねじと噛み合い衝
立板14を移動させる送りねじ21およびつまみ22
と、中枠1の移動を案内するガイドピン20と、送りね
じ21のバックラッシュを吸収するスプリング23とで
構成されている。
【0015】図3は基板を弧状に変形させた状態を示す
斜視図である。次に、図1、図2および図3を参照して
基板の収納手順について説明する。図2に示すように、
可動プレート11を回転し中枠1の上部を開ける。そし
て、両枠部材の基板案内部17に基板33の両端を挿入
案内させ底部の固定プレート13および支持プレート1
5の溝12にはめ込む。次に、基板33を装填したら、
可動プレート11を旋回させ可動プレート11の先端の
上枠固定ブロック19を連結棒6にはめ込み固定する。
【0016】次に、図2のつまみ22を回転させ送りね
じ21により衝立板14を押す。このことにより、図3
に示すように、溝12に入れられた基板33は、移動側
枠3および固定側枠2の支持プレート15に両端が固定
され移動する固定プレート13によって弧状に変形す
る。そして、位置決めリング8を調節して基板案内部1
7と帰趨33の端部の隙間を無くす。これにより、基板
33はテンションが与えられガタつきなく固定保持され
る。このとき、補強線18は、基板33に沿って弧状弧
に変形し基板どうしの接触を防止する。
【0017】このように、テンションをもたせて外囲構
成体4内に積載された基板33は、このまま薬液に浸さ
れ液圧により変形しても、基板間は所定の間隔を維持し
互いに接触することはない。また、基板33は、基板自
身テンションを持ち続けることにより緩みによる基板の
脱落などが無くなる。
【0018】図4は基板にテンションをかけない状態で
積載される基板の斜視図である。上述したように、薬液
に浸すときあるいは運搬するときは、基板にはテンショ
ンをかける必要があるが、保管のときは、図4にしめす
よに、固定プレート13の位置を元に戻しテンションか
ら解放させる。また、基板33が長手方向の長さが短く
薬液の液圧によって変形しない程度の剛性をもつ場合
は、テンションをかけずに図4のように積載しても良
い。
【0019】印刷配線基板のような基板は、その外形寸
法に幾種類もある。こような場合は、図1の位置決めリ
ング8によって移動側枠3の位置を調整することであ
る。この位置決めリング8は、移動側枠3のスライド範
囲を決めるもので、固定機構16の両側2個を一組とし
上下にそれぞれ一組づつ設けている。なお、図1では、
片方の移動側枠3のみ位置決めリング25を設けている
が、固定側枠2にも設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、檻状の外囲
構成体の中程に、基板の複数枚が挿入される中枠と、こ
の中枠の両側に基板の両端側部が挿入される側枠と、外
囲構成体に固定された両側枠に対して中枠を移動させ基
板を弧状に変形させるテンション機構を設けることによ
って、基板と基板の保持部とのガタつきを無くし、基板
自身に張力をもち、運搬による保持部との打撃による基
板の損傷や基板どうしの接触が皆無となり、処理ムラや
基板の破損を防ぐことができ品質の歩留まりが向上する
という効果がある。
【0021】また、両側枠のいずれかをあるいは両側枠
を移動させ両側枠の間隔を変える手段を設けることによ
って、基板の寸法が変わっても適用でき汎用性が高ま
り、設備コストが低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における基板保持ラック
を示す斜視図である。
【図2】図1のテンション機構を抽出して示す図であ
る。
【図3】基板を弧状に変形させた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】基板にテンションをかけない状態で積載される
基板の斜視図である。
【図5】従来の一例における基板保持ラックを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 中枠 2 固定側枠 3 移動側枠 4 外囲構成体 5 テンション機構 6 連結棒 7 側板 8 位置決めリング 11 可動プレート 12 溝 13 固定プレート 14 衝立板 15 支持プレート 16 固定機構 17 基板案内部 18 補強線 19 上枠固定ブロック 20 ガイドピン 21 送りねじ 22 つまみ 23 スプリング 24 枠固定板 30 連結部材 31 狭持枠 32 締付シャフト 33 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液が排出入する開口をもつように棒部
    材および板部材で組立られる檻のような外囲構成体と、
    この外囲構成体の内部を中程で仕切るように配置される
    とともに基板が入り込む第一の溝の複数が並べ形成され
    る固定プレートを底部に具備する中枠と、この中枠の両
    側に該中枠を挟むように配置され前記第一の溝と対応す
    る第二の溝が形成される基板支持プレートを底部に具備
    する一対の側枠と、前記基板が前記第一および第二の該
    溝に誘導案内される案内溝を有する基板案内部材と、前
    記外囲構成体に固定される前記一対の側枠に対し前記中
    枠を移動させ積載される前記基板を弧状に変形させるテ
    ンション機構と、前記中枠と前記側枠との間隔を変える
    位置統制機構とを備えることを特徴とする基板保持ラッ
    ク。
  2. 【請求項2】 載置された前記基板の両面に沿って張ら
    れる補強線を備えることを特徴とする請求項1記載の基
    板保持ラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011086037A1 (de) * 2010-01-12 2011-07-21 Paul Hettich Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum transport von gegenständen

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KR100982267B1 (ko) 2008-07-10 2010-09-15 (주)신유락크 인쇄회로기판의 흑화처리용 랙
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