JPH1191621A - 車体構造 - Google Patents
車体構造Info
- Publication number
- JPH1191621A JPH1191621A JP27655897A JP27655897A JPH1191621A JP H1191621 A JPH1191621 A JP H1191621A JP 27655897 A JP27655897 A JP 27655897A JP 27655897 A JP27655897 A JP 27655897A JP H1191621 A JPH1191621 A JP H1191621A
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- JP
- Japan
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- vehicle
- section
- shielding member
- side member
- suspension
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両のサスペンションからサイドメンバへ伝
達される振動により、車室内に騒音が発生することを抑
制する。 【解決手段】 車両における断面略コ字状のリヤサイド
メンバ1と、その上方開口側を覆うリヤフロアパネル2
とで閉断面部3が形成され、サスペンションのコイルス
プリング13より車両前方側の閉断面部3内に遮蔽部材
21が配置されていて、遮蔽部材21はその加熱時に熱
発泡硬化性樹脂が発泡して、閉断面部3の内部空間を車
両前後方向に分断するように構成されている。
達される振動により、車室内に騒音が発生することを抑
制する。 【解決手段】 車両における断面略コ字状のリヤサイド
メンバ1と、その上方開口側を覆うリヤフロアパネル2
とで閉断面部3が形成され、サスペンションのコイルス
プリング13より車両前方側の閉断面部3内に遮蔽部材
21が配置されていて、遮蔽部材21はその加熱時に熱
発泡硬化性樹脂が発泡して、閉断面部3の内部空間を車
両前後方向に分断するように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において、サ
スペンションから車体へ伝達される振動により車室内に
生じる騒音を抑制するための車体構造に関する。
スペンションから車体へ伝達される振動により車室内に
生じる騒音を抑制するための車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−192766号公報に例示さ
れているように、車両におけるリヤサイドメンバは断面
略コ字状で車両前後方向に延び、その上方がリヤフロア
パネルにより覆われて閉断面の空洞部を形成しており、
従来は上記空洞部内に配置されたブラケットに固形発泡
材が取り付けられ、電着塗装液への浸漬後における加熱
炉での乾燥時に、固形発泡材を発泡させて空洞部の一部
を封じることにより、空洞部内で風切り音が発生するこ
とを防止している。
れているように、車両におけるリヤサイドメンバは断面
略コ字状で車両前後方向に延び、その上方がリヤフロア
パネルにより覆われて閉断面の空洞部を形成しており、
従来は上記空洞部内に配置されたブラケットに固形発泡
材が取り付けられ、電着塗装液への浸漬後における加熱
炉での乾燥時に、固形発泡材を発泡させて空洞部の一部
を封じることにより、空洞部内で風切り音が発生するこ
とを防止している。
【0003】しかしながら、この場合には、風切り音の
発生防止という目的のためにのみ発泡材を配置させてい
るので、車両前後方向に延びる空洞部のどの個所に発泡
材を配置させればよいか等についてはとくに関係がな
く、また、発泡材により空洞部の一部を封じるとはいう
ものの、上記公報の図3及び図6に明示されているよう
に、発泡後であっても発泡材の頂部とリヤフロアパネル
の下面との間には隙間が形成されている一方、上記車両
の走行時には、リヤサスペンションから伝達された振動
により、比較的薄いリヤフロアパネルが面振動を起こし
て空洞部内に気柱振動を発生させやすく、このため、車
室内の騒音を高めてその居住性を悪化させるおそれがあ
る。
発生防止という目的のためにのみ発泡材を配置させてい
るので、車両前後方向に延びる空洞部のどの個所に発泡
材を配置させればよいか等についてはとくに関係がな
く、また、発泡材により空洞部の一部を封じるとはいう
ものの、上記公報の図3及び図6に明示されているよう
に、発泡後であっても発泡材の頂部とリヤフロアパネル
の下面との間には隙間が形成されている一方、上記車両
の走行時には、リヤサスペンションから伝達された振動
により、比較的薄いリヤフロアパネルが面振動を起こし
て空洞部内に気柱振動を発生させやすく、このため、車
室内の騒音を高めてその居住性を悪化させるおそれがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両のサス
ペンションからサイドメンバとフロアパネルへ伝達され
た振動により、サイドメンバ及びフロアパネルで形成さ
れた閉断面部内に発生した気柱振動が、前方の車室内へ
伝達することを効果的に抑制して、車室内の騒音を低減
させようとするものである。
ペンションからサイドメンバとフロアパネルへ伝達され
た振動により、サイドメンバ及びフロアパネルで形成さ
れた閉断面部内に発生した気柱振動が、前方の車室内へ
伝達することを効果的に抑制して、車室内の騒音を低減
させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車体構造は、車両前後方向に延びる断面略コ字状のサ
イドメンバと、同サイドメンバの開口側に接合されたフ
ロアパネルとで車両前後方向に延びる閉断面部が形成さ
れ、上記閉断面部に対するサスペンション入力部位近傍
の上記閉断面部内に遮蔽部材が配置され、上記遮蔽部材
が発泡硬化して上記閉断面部の内部空間を車両前後方向
に分断している。
る車体構造は、車両前後方向に延びる断面略コ字状のサ
イドメンバと、同サイドメンバの開口側に接合されたフ
ロアパネルとで車両前後方向に延びる閉断面部が形成さ
れ、上記閉断面部に対するサスペンション入力部位近傍
の上記閉断面部内に遮蔽部材が配置され、上記遮蔽部材
が発泡硬化して上記閉断面部の内部空間を車両前後方向
に分断している。
【0006】すなわち、断面略コ字状のサイドメンバと
その開口側に接合のフロアパネルとで形成された閉断面
部に対し、サスペンション入力部位近傍の内部に遮蔽部
材が配置され、遮蔽部材が発泡硬化して閉断面部の内部
空間が車両前後方向に分断されるので、車両の走行に伴
ってサスペンションから伝達された振動により、閉断面
部内に発生した気柱振動がその閉断面部内を車室側へ伝
達されることは効果的に抑制できると同時に、フロアパ
ネルが硬質の遮蔽部材を介してサイドメンバに連結され
ているため、比較的薄いフロアパネルに面振動が生じる
ことを容易に抑制することができる。
その開口側に接合のフロアパネルとで形成された閉断面
部に対し、サスペンション入力部位近傍の内部に遮蔽部
材が配置され、遮蔽部材が発泡硬化して閉断面部の内部
空間が車両前後方向に分断されるので、車両の走行に伴
ってサスペンションから伝達された振動により、閉断面
部内に発生した気柱振動がその閉断面部内を車室側へ伝
達されることは効果的に抑制できると同時に、フロアパ
ネルが硬質の遮蔽部材を介してサイドメンバに連結され
ているため、比較的薄いフロアパネルに面振動が生じる
ことを容易に抑制することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の各実施
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1〜図4において、車両後部の左右にそ
れぞれ車両前後方向に延びる断面略コ字状のリヤサイド
メンバ1が配置され、リヤサイドメンバ1の上方開口側
にフロアパネル2が溶接されて、車両前後方向に延びる
閉断面部3が形成されており、閉断面部3内には、サス
ペンションサポート4の各フランジ5がそれぞれリヤサ
イドメンバ1の内面に溶接されることにより、サスペン
ションサポート4が閉断面部3内に固定され、かつ、サ
スペンションサポート4の上下方向に延びる断面半円状
くぼみ6に丸パイプ7が嵌め込まれて、サスペンション
サポート4に溶接されている。
形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付け
て説明する。図1〜図4において、車両後部の左右にそ
れぞれ車両前後方向に延びる断面略コ字状のリヤサイド
メンバ1が配置され、リヤサイドメンバ1の上方開口側
にフロアパネル2が溶接されて、車両前後方向に延びる
閉断面部3が形成されており、閉断面部3内には、サス
ペンションサポート4の各フランジ5がそれぞれリヤサ
イドメンバ1の内面に溶接されることにより、サスペン
ションサポート4が閉断面部3内に固定され、かつ、サ
スペンションサポート4の上下方向に延びる断面半円状
くぼみ6に丸パイプ7が嵌め込まれて、サスペンション
サポート4に溶接されている。
【0008】また、リヤアクスルのホイールハブ10に
後部が連結されたトレーリングアーム11と、リヤサイ
ドメンバ1の下面に固定されたスプリングシート12と
の間に、リヤサスペンションのコイルスプリング13が
配設されている一方、丸パイプ7に上方から挿入された
ボルト14がリヤサイドメンバ1下面のボルト孔を挿通
してリヤサイドメンバ1に固定され、ボルト14の下部
にはラバーマウント15が取り付けられて、ラバーマウ
ント15により支持された図示しないシャシクロスメン
バにトレーリングアーム11の前部が枢支されている。
後部が連結されたトレーリングアーム11と、リヤサイ
ドメンバ1の下面に固定されたスプリングシート12と
の間に、リヤサスペンションのコイルスプリング13が
配設されている一方、丸パイプ7に上方から挿入された
ボルト14がリヤサイドメンバ1下面のボルト孔を挿通
してリヤサイドメンバ1に固定され、ボルト14の下部
にはラバーマウント15が取り付けられて、ラバーマウ
ント15により支持された図示しないシャシクロスメン
バにトレーリングアーム11の前部が枢支されている。
【0009】さらに、サスペンションサポート4の頂部
に一端がクリップ止めされたアーム20の他端に遮蔽部
材21が支持されて、遮蔽部材21はスプリングシート
12の車両前方側、すなわち、車室側の閉断面部3内に
設置されて略車幅方向に延びており、図5に示されてい
るように、相互に平行な2枚の樹脂板22が樹脂板22
間に配置された板状部23により連結され、板状部23
に相当する部分に細溝24が形成された熱発泡硬化性樹
脂25が樹脂板22間に上方から挿入されて、樹脂板2
2及び熱発泡硬化性樹脂25が組み合わせられることに
より当初の遮蔽部材21が構成され、熱発泡硬化性樹脂
25に形成された脚部26がリヤサイドメンバ1の底面
に当接することにより、当初の遮蔽部材21と閉断面部
3の内面との間に略環状の隙間が形成されて、リヤサイ
ドメンバ1等の塗装工程時における脱脂液や電着塗装液
の流れを阻害しないようにし、このため、閉断面部3の
内面は十分に塗装されるが、塗膜の乾燥工程における加
熱炉等の加熱により熱発泡硬化性樹脂25が発泡して樹
脂板22間から四方へ膨出し、硬化する結果、閉断面部
3の内面と樹脂板22とを発泡硬化部27が略環状に連
結した構造となっている。
に一端がクリップ止めされたアーム20の他端に遮蔽部
材21が支持されて、遮蔽部材21はスプリングシート
12の車両前方側、すなわち、車室側の閉断面部3内に
設置されて略車幅方向に延びており、図5に示されてい
るように、相互に平行な2枚の樹脂板22が樹脂板22
間に配置された板状部23により連結され、板状部23
に相当する部分に細溝24が形成された熱発泡硬化性樹
脂25が樹脂板22間に上方から挿入されて、樹脂板2
2及び熱発泡硬化性樹脂25が組み合わせられることに
より当初の遮蔽部材21が構成され、熱発泡硬化性樹脂
25に形成された脚部26がリヤサイドメンバ1の底面
に当接することにより、当初の遮蔽部材21と閉断面部
3の内面との間に略環状の隙間が形成されて、リヤサイ
ドメンバ1等の塗装工程時における脱脂液や電着塗装液
の流れを阻害しないようにし、このため、閉断面部3の
内面は十分に塗装されるが、塗膜の乾燥工程における加
熱炉等の加熱により熱発泡硬化性樹脂25が発泡して樹
脂板22間から四方へ膨出し、硬化する結果、閉断面部
3の内面と樹脂板22とを発泡硬化部27が略環状に連
結した構造となっている。
【0010】従って、閉断面部3の内部空間は遮蔽部材
21により車両前後方向に分断され、とくに、リヤサイ
ドメンバ1に対する車両走行時の主要サスペンション入
力部位であるコイルスプリング13のすぐ車両前方で、
閉断面部3の内部空間が車両前後方向に分断されている
ので、コイルスプリング13からリヤサイドメンバ1と
フロアパネル2に伝達された振動により閉断面部3内に
発生した気柱振動が、コイルスプリング13の車両前方
に位置する車室内に伝達されて、車室内の騒音を引き起
こすことを確実に防止することができる。
21により車両前後方向に分断され、とくに、リヤサイ
ドメンバ1に対する車両走行時の主要サスペンション入
力部位であるコイルスプリング13のすぐ車両前方で、
閉断面部3の内部空間が車両前後方向に分断されている
ので、コイルスプリング13からリヤサイドメンバ1と
フロアパネル2に伝達された振動により閉断面部3内に
発生した気柱振動が、コイルスプリング13の車両前方
に位置する車室内に伝達されて、車室内の騒音を引き起
こすことを確実に防止することができる。
【0011】また、比較的薄くて剛性の低いリヤフロア
パネル2は、比較的剛性の高いリヤサイドメンバ1に対
して硬質の遮蔽部材21で略車幅方向に連結されている
ため、リヤフロアパネル2が上記サスペンション入力等
により細かい面振動を起こすことは容易に制止されるの
で、この面からも車室内の騒音を低減させることができ
て、車室内の居住性を向上させることが可能となる。
パネル2は、比較的剛性の高いリヤサイドメンバ1に対
して硬質の遮蔽部材21で略車幅方向に連結されている
ため、リヤフロアパネル2が上記サスペンション入力等
により細かい面振動を起こすことは容易に制止されるの
で、この面からも車室内の騒音を低減させることができ
て、車室内の居住性を向上させることが可能となる。
【0012】しかも、遮蔽部材21は、当初平行な2枚
の樹脂板22間に熱発泡硬化性樹脂25が挟まれた構造
をしていて、加熱されることにより熱発泡硬化性樹脂2
5が発泡し、樹脂板22間から四方へ膨出して硬化する
ので、閉断面部3の内面と樹脂板22との間に隙間があ
っても、閉断面部3の内部空間を車両前後方向に完全
に、かつ、容易に遮断することができると同時に、リヤ
フロアパネル2をリヤサイドメンバ1へ略車幅方向に確
実に連結できる利点がある。
の樹脂板22間に熱発泡硬化性樹脂25が挟まれた構造
をしていて、加熱されることにより熱発泡硬化性樹脂2
5が発泡し、樹脂板22間から四方へ膨出して硬化する
ので、閉断面部3の内面と樹脂板22との間に隙間があ
っても、閉断面部3の内部空間を車両前後方向に完全
に、かつ、容易に遮断することができると同時に、リヤ
フロアパネル2をリヤサイドメンバ1へ略車幅方向に確
実に連結できる利点がある。
【0013】なお、上記実施形態例においては、遮蔽部
材21がアーム20を介してサスペンションサポート4
に支持されているが、図6に示されているように、2枚
の樹脂板22とそれらの間に挟まれた熱発泡硬化性樹脂
25とからなる遮蔽部材21の下部を、クリップ30の
二股部31で挟み、クリップ30の係止部32をリヤサ
イドメンバ1の底部に明けられた孔部に挿入して係止さ
せることにより、リヤサイドメンバ1の底面と遮蔽部材
21の下部との間に、二股部31及び係止部32間の上
下距離Dを保持して、加熱前には閉断面部3の内面と遮
蔽部材21の外周面との間に略環状の隙間が形成される
ように構成し、上記実施形態例の場合と同様に、加熱に
より熱発泡硬化性樹脂25が発泡して、遮蔽部材21が
閉断面部3の内部空間を車両前後方向に分断させるよう
にしても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏するこ
とができ、また、この場合には、クリップ30により遮
蔽部材21を閉断面部3内に簡単に設置できるため非常
に便利であって、必要に応じて閉断面部3内における他
の適宜場所、例えば図2の2点鎖線で示すように、リヤ
サイドメンバ1に対する車両走行時のサスペンション入
力部位の一つであるボルト14のすぐ車両前方側等へも
容易に設置して、上記実施形態例と同様な作用効果を奏
することができる長所がある。
材21がアーム20を介してサスペンションサポート4
に支持されているが、図6に示されているように、2枚
の樹脂板22とそれらの間に挟まれた熱発泡硬化性樹脂
25とからなる遮蔽部材21の下部を、クリップ30の
二股部31で挟み、クリップ30の係止部32をリヤサ
イドメンバ1の底部に明けられた孔部に挿入して係止さ
せることにより、リヤサイドメンバ1の底面と遮蔽部材
21の下部との間に、二股部31及び係止部32間の上
下距離Dを保持して、加熱前には閉断面部3の内面と遮
蔽部材21の外周面との間に略環状の隙間が形成される
ように構成し、上記実施形態例の場合と同様に、加熱に
より熱発泡硬化性樹脂25が発泡して、遮蔽部材21が
閉断面部3の内部空間を車両前後方向に分断させるよう
にしても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏するこ
とができ、また、この場合には、クリップ30により遮
蔽部材21を閉断面部3内に簡単に設置できるため非常
に便利であって、必要に応じて閉断面部3内における他
の適宜場所、例えば図2の2点鎖線で示すように、リヤ
サイドメンバ1に対する車両走行時のサスペンション入
力部位の一つであるボルト14のすぐ車両前方側等へも
容易に設置して、上記実施形態例と同様な作用効果を奏
することができる長所がある。
【0014】また、上記各実施形態例では遮蔽部材がリ
ヤサイドメンバ側に設置されているが、上記と同様な遮
蔽部材をフロントサイドメンバ側のサスペンション入力
部位近傍に設置しても、上記実施形態例と同様な作用効
果を奏することができるのはいうまでもない。
ヤサイドメンバ側に設置されているが、上記と同様な遮
蔽部材をフロントサイドメンバ側のサスペンション入力
部位近傍に設置しても、上記実施形態例と同様な作用効
果を奏することができるのはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかる車体構造にあっては、サ
イドメンバとフロアパネルとで形成された閉断面部に対
し、サスペンション入力部位近傍の内部に遮蔽部材が配
置され、遮蔽部材が発泡硬化して閉断面部の内部空間が
車両前後方向に分断されるので、サスペンションからサ
イドメンバとフロアパネルへ伝達される振動によって閉
断面部内に発生した気柱振動が、車室内へ伝達されるこ
とは効果的に抑制できると同時に、フロアパネルが硬質
の遮蔽部材を介してサイドメンバに連結されているた
め、フロアパネルに面振動が生じることも容易に抑制す
ることができ、従って、車室内の騒音を低減させて、車
室内の居住性を容易に向上させることができる。
イドメンバとフロアパネルとで形成された閉断面部に対
し、サスペンション入力部位近傍の内部に遮蔽部材が配
置され、遮蔽部材が発泡硬化して閉断面部の内部空間が
車両前後方向に分断されるので、サスペンションからサ
イドメンバとフロアパネルへ伝達される振動によって閉
断面部内に発生した気柱振動が、車室内へ伝達されるこ
とは効果的に抑制できると同時に、フロアパネルが硬質
の遮蔽部材を介してサイドメンバに連結されているた
め、フロアパネルに面振動が生じることも容易に抑制す
ることができ、従って、車室内の騒音を低減させて、車
室内の居住性を容易に向上させることができる。
【図1】本発明の実施形態例における要部の概略斜視
図。
図。
【図2】図1のII−II縦断面拡大図。
【図3】上記実施形態例の一部拡大斜視図。
【図4】図1のIV−IV矢視縦断面拡大図。
【図5】上記実施形態例の要部分解斜視図。
【図6】本発明の他の実施形態例における要部斜視図。
1 リヤサイドメンバ 2 フロアパネル 3 閉断面部 11 トレーリングアーム 12 スプリングシート 13 コイルスプリング 21 遮蔽部材 22 樹脂板 25 熱発泡硬化性樹脂 27 発泡硬化体 30 クリップ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両前後方向に延びる断面略コ字状のサ
イドメンバと、同サイドメンバの開口側に接合されたフ
ロアパネルとで車両前後方向に延びる閉断面部が形成さ
れ、上記閉断面部に対するサスペンション入力部位近傍
の上記閉断面部内に遮蔽部材が配置され、上記遮蔽部材
が発泡硬化して上記閉断面部の内部空間を車両前後方向
に分断した車体構造。 - 【請求項2】 請求項1において、上記遮蔽部材が上記
サスペンション入力部位の車室側に配置された車体構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27655897A JPH1191621A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27655897A JPH1191621A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191621A true JPH1191621A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17571171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27655897A Pending JPH1191621A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | 車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191621A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7819377B2 (en) | 2004-12-01 | 2010-10-26 | Nitto Denko Corporation | Foam filling member |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP27655897A patent/JPH1191621A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7819377B2 (en) | 2004-12-01 | 2010-10-26 | Nitto Denko Corporation | Foam filling member |
US8225569B2 (en) | 2004-12-01 | 2012-07-24 | Nitto Denko Corporation | Foam filling member |
US8430375B2 (en) | 2004-12-01 | 2013-04-30 | Nitto Denko Corporation | Foam filling member |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031224 |