JPH1191244A - 立体画像形成記録材料及びこれを用いた立体画像の形成方法 - Google Patents

立体画像形成記録材料及びこれを用いた立体画像の形成方法

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JPH1191244A
JPH1191244A JP9253261A JP25326197A JPH1191244A JP H1191244 A JPH1191244 A JP H1191244A JP 9253261 A JP9253261 A JP 9253261A JP 25326197 A JP25326197 A JP 25326197A JP H1191244 A JPH1191244 A JP H1191244A
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JP
Japan
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dimensional image
image forming
plasticizer
recording material
stereoscopic image
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JP9253261A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ikeda
光弘 池田
Susumu Yamabe
晋 山辺
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色彩表現を加味した、立体階調性を有する立
体画像形成記録材料、及びこれを用いた立体画像の形成
方法を提供する。更に詳しくは、着色染料の定着性に優
れた立体画像形成記録材料、及びこれを用いた立体画像
の形成方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に少なくとも1種の発泡性カプ
セルを含有する立体画像形成層を設けた立体画像形成記
録材料において、該立体画像形成層中に水溶性カチオン
性定着剤を含有させる。水溶性カチオン性ポリマ−とし
てはメチレン(3,4−ピロリジンジイル)メチレンを
構成単位として有するポリマーが好ましい。また、該発
泡性カプセルの殻壁樹脂の可塑剤を塗布または印刷した
後、加熱発泡せしめる。また、可塑剤に着色剤、特に水
溶性染料料を混合せしめる。また、可塑剤の塗布または
印刷をインクジェット記録方式で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、立体階調性に色彩
表現を加味した立体画像形成記録材料及びこれを用いた
立体画像の形成方法に関するものであり、特に本発明は
染料定着性に優れた立体画像形成記録材料及びこれを用
いた立体画像の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から紙、フィルム、合板、不織布、
皮製品、セラミック製品等の支持体上に立体画像を形成
させた立体画像形成記録材料が提案されている。
【0003】支持体上に発泡性カプセルを含有する立体
画像形成層を設けた立体画像形成記録材料は、熱によっ
て簡便に立体画像を形成できることから種々提案されて
いる。
【0004】例えば、特開昭63−48629号公報に
は、着色された基材上に発泡性カプセルを含む立体画像
形成層を設けた立体画像形成記録材料が提案されてい
る。また立体画像形成層の任意の箇所をサーマルヘッド
で加熱することにより、立体画像を形成する方法が提案
されている。サーマルヘッドによる加熱方法は、サーマ
ルヘッドと立体画像形成層が常に接触し圧力が加えられ
た状態であることから、発泡による凹凸を十分に得るこ
とができないばかりでなく、サーマルヘッドによって発
泡した部分が削られて、支持体から離脱することがあ
る。
【0005】特開平2−258246号公報には防滑性
シートの製造方法が開示されている。該公報には発泡前
に印刷を施すとの記載もあるが、インク中には可塑剤を
含有していないため、立体階調性のある立体画像を得る
ことはできない。むしろ、優れた防滑性を有するために
は、加熱した部分は印刷部、未印刷部の区別なく均一に
発泡することが望ましい。
【0006】特開昭55−28855号公報には、発泡
性カプセルを含む立体画像形成層の上に、カプセルの殻
壁を溶解させる発泡抑制インクを塗布または印刷するこ
とによって発泡性カプセルを破壊し、その後加熱して未
破壊の発泡性カプセルのみを膨張させることによって、
立体画像を形成する方法が提案されている。しかしなが
ら、この方法では、発泡抑制インクを塗布または印刷さ
れた箇所は全く発泡しなくなり、未破壊部分は全て発泡
するため、単に凹凸が認められるだけの立体階調性の乏
しい立体画像しか得られない。
【0007】特開平1−253789号公報には、支持
体上に発泡性カプセルの他に赤外光−熱変換物質を含む
立体画像形成層が提案されている。また、該立体画像形
成層の任意の箇所に、集光した光を照射することによ
り、立体画像を形成する方法が提案されている。しかし
ながら、赤外光−熱変換物質は一般に有色染料や有色顔
料(カーボンブラック等)である。それ故、任意の色彩
の立体画像を得ることはできない。また、熱変換させる
ほどのエネルギーを集光する光学系を組まなければなら
ず、簡便な方法ではない。
【0008】以上の如く、発泡性カプセルを用いること
により、熱により簡便に立体画像を得ることができるに
も拘わらず、発泡性カプセルを用いた立体画像形成記録
材料で、立体階調性を有する立体画像形成記録材料は提
案されていない。また、立体階調性に色彩表現を加味し
た立体画像の形成方法も提案されていない。
【0009】更に、記録材料としては着色インクの吸収
性、及び、定着性も重要である。即ち、高印字速度、低
騒音、多色化が容易、現像−定着が不要等の特徴から、
普及が進んだインクジェット記録装置では、ノズルの詰
まりを避けるために乾燥し難いインクが用いられ、本イ
ンクの成分は、バインダー、染料、溶媒、等を水に溶解
したもの、即ち水性インクが一般的である。従って、当
該記録シートとしては、印字ドットの濃度が高く、色調
が明るく鮮やかであることに加えて、インクの吸収が早
くて印字ドットが重なった場合にもインクが流れ出した
り滲んだりしないこと、印字ドットの横方向への拡散が
必要以上に大きくなく、且つ周辺がなめらかでぼやけな
い鮮鋭性等が要求される。
【0010】又、記録後の記録画像が水に濡れた場合
に、滲み出して記録紙が汚れたり、消色したりしないこ
とが必要である。
【0011】これら多種、且つ高度の特性要求を解決す
るためには、一般に支持体上にインク吸収性等が良好な
塗層を設けたコートタイプインクジェット記録用紙が用
いられ、塗層からの改良が提案されてきた。例えばイン
クの受理性の改良例としては、特開昭55−5830号
公報には、支持体表面にインク吸収性の塗装を設けたイ
ンクジェット記録用紙が開示され、特開昭55−515
83号公報、及び特開昭56−157号公報には、被覆
層中の顔料として非膠質シリカ粉末を使用した例が、更
に、特開昭55−11829号公報には、インク吸収速
度の異なる2層構造を採用したコ−ト紙の例が開示され
ている。又、上記特開昭55−51583号公報、及び
特開昭56−157号公報には、インクの吸収と広がり
を調整する目的で、非膠質シリカに澱粉を併用する例が
開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、色彩
表現を加味した、立体階調性を有する立体画像形成記録
材料、及びこれを用いた立体画像の形成方法を提供する
ことである。更に詳しくは、着色染料の定着性に優れた
立体画像形成記録材料、及びこれを用いた立体画像の形
成方法に関するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は以下に述
べる手段によって解決される。すなわち、支持体上に少
なくとも1種の発泡性カプセルを含有する立体画像形成
層を設けた立体画像形成記録材料において、該立体画像
形成層中に水溶性カチオン性染料定着剤を含有させるこ
とにより、染料、又は顔料を含有する水性インクを塗布
または印刷した場合、染料定着性に優れた立体画像形成
記録材料を提供することができる。
【0014】また、該立体画像形成層中に水溶性カチオ
ン性染料定着剤として、メチレン(3,4−ピロリジン
ジイル)メチレンを構成単位として有するポリマーを用
いることにより、染料定着性に優れたる立体画像形成記
録材料を提供することができる。
【0015】また、支持体上に少なくとも1種の発泡性
カプセル、ならびに、水溶性カチオン性染料定着剤を含
有する立体画像形成層を設けた立体画像形成記録材料の
該立体画像形成層の上に、該発泡性カプセルの殻壁樹脂
の可塑剤を塗布または印刷した後、加熱発泡せしめるこ
とにより、立体階調性を有し、かつ染料定着性に優れた
立体画像の形成方法を提供することができた。
【0016】また、支持体上に少なくとも1種の発泡性
カプセル、ならびに、メチレン(3,4−ピロリジンジ
イル)メチレンを構成単位として有するポリマーを含有
する立体画像形成層を設けた立体画像形成記録材料の該
立体画像形成層の上に、該可塑剤を塗布または印刷した
後、加熱発泡せしめることにより、立体階調性を有し、
かつ染料定着性に優れた立体画像の形成方法を提供する
ことができる。
【0017】また、該可塑剤に着色剤を混合することに
より、簡便に立体階調性に色彩表現を加味した立体画像
の形成方法を提供することができる。
【0018】更に、該可塑剤の塗布または印刷をインク
ジェット記録方式で行うことにより、より精細で緻密な
立体画像を形成する立体画像の形成方法を提供すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、支持体上に少なくとも
1種の発泡性カプセル、及び水溶性カチオン性染料定着
剤を含有する立体画像形成層を設けた立体画像形成記録
材料に関するものである。また、該立体画像形成記録材
料の立体画像形成層の上に該発泡性カプセルの殻壁樹脂
の可塑剤を塗布または印刷した後、加熱発泡せしめる立
体画像の形成方法に関するものである。
【0020】本発明において、発泡性カプセルとは、熱
によりガス化またはガスを発生する物質を熱可塑性樹脂
の殻壁で内包したものである。
【0021】発泡性カプセルの殻壁に用いられる熱可塑
性樹脂としては、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリル
系樹脂、スチレン等の芳香族ビニル化合物を主成分とす
る熱可塑性樹脂等があげられるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0022】また、内包される、熱によりガス化または
ガスを発生する物質としては、n−ブタン、イソブタ
ン、n−ペンタン、ネオペンタン等の低沸点の炭化水素
が好ましく用いられるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0023】この様な発泡性マイクロカプセルの市販品
としては、例えば、マツモトマイクロスフェアーF−3
0、同F−50、同F−80(以上松本油脂製)、エク
スパンセルWU−642、同WU−551、同WU−4
61(以上日本フェライト製)等を例示することができ
る。
【0024】本発明において可塑剤とは、発泡性カプセ
ルの殻壁樹脂に浸透し、殻壁樹脂を可塑化させるもの、
または本発明に係わる立体画像形成層の強度増強剤、兼
可塑剤吸収増強剤として添加することが好ましい、ポリ
ビニルピロリドンの如き水溶性高分子を可塑化させるも
のである。
【0025】なお、立体画像形成層に添加することがで
きる水溶性高分子としては、例えば完全ケン化または部
分ケン化のポリビニルアルコール、でんぷんおよび変性
でんぷん、ゼラチンおよび変性ゼラチン、カゼイン、プ
ルラン、アラビアゴム、カラヤゴム、アルブミン等の天
然高分子樹脂またはこれらの誘導体、カチオン変性、シ
ラノール変性等のポリビニルアルコールの変性物、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
イミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、無水マレイン酸またはその共重合体等の水溶性
高分子等を挙げることができるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。また、可塑剤の吸収性、立体画
像形成層の強度等からポリビニルピロリドンが特に好ま
しい。
【0026】殻壁樹脂の可塑剤としては、例えば、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポ
リアルキレングリコール類。エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、
チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール類。エチレ
ングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類等の水溶性の可塑剤。
【0027】フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、フ
タル酸ジイソオクチル、フタル酸ジイソデシル、フタル
酸ジブチル等のフタル酸エステル類。アジピン酸ジオク
チル、アジピン酸ジイソデシル、アゼライン酸ジオクチ
ル等の二塩基酸エステル類。ジエチレングリコールジベ
ンゾエート、トリエチレングリコールビス(2−エチル
ヘキソエート)等のグリコールエステル類。ステアリン
酸ブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪酸エステル類。エ
ポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸オク
チル等のエポキシ類。リン酸トリス(2−エチルヘキシ
ル)等のリン酸エステル類等の油溶性の可塑剤等をあげ
ることができるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0028】本発明で添加することが好ましいポリビニ
ルピロリドンの如き水溶性高分子の可塑剤としては、例
えば前述の、ポリアルキレングリコール類、多価アルコ
ール類、多価アルコール類の低級アルキルエーテル類等
の水溶性可塑剤が好ましいが、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等の低沸点溶剤
や水等も用いることができる。
【0029】発泡性カプセルの殻壁樹脂の可塑剤を塗布
または印刷すると、該可塑剤が発泡性カプセルの殻壁樹
脂に浸透し、殻壁樹脂を可塑化させる。更に詳しく述べ
れば、該殻壁樹脂の可塑剤を塗布または印刷された箇所
は、殻壁樹脂の熱軟化温度が低下する為、未塗布、未印
刷箇所よりも低温で発泡(膨張)する。
【0030】また、発泡性カプセルを加熱せしめること
により、発泡性カプセルに内包されている物質はガス化
するか、またはガスを発生しようとする。殻壁樹脂の軟
化温度が高い場合には発泡性カプセル内の内圧が一旦は
高くなるが、加熱を長時間継続しない限り、殻壁樹脂が
硬いために十分に発泡しないまま発泡性カプセルは徐々
に冷え、内圧が低下すると共に殻壁樹脂は更に硬くな
る。一方、殻壁樹脂の軟化温度が低い場合には、同じ熱
量であっても、殻壁樹脂が柔らかいために発泡性カプセ
ルは短時間で十分に発泡することができる。発泡性カプ
セルは発泡すると元の形状には戻らないため、殻壁樹脂
の軟化温度が低い場合には発泡性カプセルの見かけの膨
張率が高くなる。言い換えれば、殻壁樹脂の軟化温度を
可塑剤により低くし、殻壁樹脂を柔らかくすることによ
って、発泡性カプセルの見かけの膨張率(以下、単に膨
張率と言う)を高くすることができる。
【0031】一方、ポリビニルピロリドンの如き水溶性
高分子の可塑剤は立体画像形成層を柔らかくするため、
発泡性カプセルを膨張しやすくする。言い換えれば、可
塑剤が塗布されていない部分は、立体画像形成層が硬い
ため、加熱によって発泡性カプセルの内圧が高くなって
も、カプセルの膨張が抑制される。
【0032】また立体画像形成層中に含まれるポリビニ
ルピロリドンの如き水溶性高分子の塗布量は、0.5g
/m2以上、好ましくは2g/m2以上であることが、可
塑剤の吸収性から好ましい。0.5g/m2以下である
場合には十分な可塑剤の吸収性を得ることができないこ
とがある。
【0033】また該ポリビニルピロリドンの如き水溶性
高分子の含有量が多すぎると該立体画像形成層自体の塗
工量が増加するため、立体画像形成材料のカールや立体
画像形成層の支持体からの剥離などが起こるため、30
g/m2以下、好ましくは20g/m2以下が好ましい。
【0034】本発明は前述の如く、立体画像形成層の可
塑剤を塗布または印刷した後、加熱することにより立体
画像を形成する。
【0035】立体画像は、発泡性カプセルの膨張変形に
よるものであるが、該立体画像形成層の変形も同時に引
き起こされる。従って立体画像の強度が不十分な場合に
は、立体画像が支持体から脱離することがある。
【0036】このような場合、該立体画像形成層中に常
温または加温によって成膜性のあるラテックスを含有さ
せることが可能であり、また強度増強効果が大きい。
【0037】このようなラテックスとしては、スチレン
・ブタジエンラテックス、アクリロニトリル・ブタジエ
ンラテックス、アクリル酸エステル系ラテックス、塩化
ビニリデン系ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス、メ
チルメタクリレート・ブタジエンラテックス等を挙げる
ことができるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0038】また、スチレン・ブタジエンラテックス、
アクリロニトリル・ブタジエンラテックス、アクリル酸
エステル系ラテックス、塩化ビニリデン系ラテックス
が、発泡を抑制することなく、立体画像形成体の強度を
向上させるため、特に好ましい。
【0039】上述のアクリル酸エステル系ラテックスと
は、エステル部がメチル、エチル、ブチル、t−ブチ
ル、プロピル、イソプロピル等の脂肪族炭化水素、ベン
ジル、パラメチルベンジル等の芳香族置換基を有する脂
肪族炭化水素、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシ
ブチル、3−ヒドロキシブチル等のヒドロキシル基を置
換基として有する脂肪族炭化水素等で置換されたアクリ
ル酸エステルの乾留成分と、メタクリル酸エステル、ス
チレン、アクリルニトリル等の硬留成分との共重合ポリ
マーのラテックスであり、必要に応じてアクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸やアクリルアミドが共重合され
ていてもよい。
【0040】塩化ビニリデン系ラテックスとは、ポリ塩
化ビニリデンの結晶化を調整するために、他のモノマー
と共重合させて得られるポリマーのラテックスであり、
共重合成分モノマーとしては、例えばアクリル酸エステ
ル、塩化ビニル等が一般に用いられる。
【0041】該立体画像形成層中に含まれるラテックス
の量としては、多すぎると熱発泡性カプセルの膨張を抑
制し、少なすぎると立体画像の強度が弱くなるため、熱
発泡性カプセルに対して、該ラテックスの固形分が10
%から500%、好ましくは25%から200%の重量
比であることが好ましい。
【0042】熱発泡性カプセルに対して、該ラテックス
の固形分が10%未満である場合、十分な強度が発現で
きず脆弱な立体画像形成体となる。また500%を越え
た場合、立体画像形成層の厚さが増加し、立体画像形成
層中に含まれる熱発泡性カプセルへの熱伝達が効率的に
行えず、十分な立体画像を得ることができない。
【0043】なお、本発明の課題の一つは、優れた立体
階調性を有した、立体画像の形成方法を提供することで
ある。
【0044】前述の如く、本発明は、立体画像形成層の
上に発泡性カプセルの殻壁樹脂の可塑剤を塗布または印
刷することにより、該可塑剤が発泡性カプセルの殻壁樹
脂に浸透し、殻壁樹脂を可塑化させるものであり、更に
詳しく言えば、該殻壁樹脂の可塑剤を塗布または印刷さ
れた箇所は、殻壁樹脂の熱軟化温度が低下するため、未
塗布、未印刷箇所よりも低温で発泡(膨張)する。
【0045】可塑剤を塗布または印刷する時の可塑剤の
量に伴い、発泡性カプセルの膨張率は増大する。それ
故、加熱により発泡する際には、塗布または印刷のパタ
ーンに従って発泡させることができ、且つ塗布または印
刷する時の可塑剤の量に伴って、発泡性カプセルの膨張
率が変化するため、立体階調性を有した立体画像を得る
ことができる。
【0046】なお、粘度の高い可塑剤を用いる場合に
は、溶剤や低粘度可塑剤を混合して粘度を下げて用いる
ことが好ましい。混合する割合は、可塑剤の種類、粘
度、溶剤の種類によって異なるが、可塑剤の含有量が少
ないと発泡性カプセルの殻壁樹脂やポリビニルピロリド
ンの如き水溶性高分子を可塑化させるのに十分な可塑剤
を供給するのが困難になる。
【0047】溶剤等を混合した可塑剤の粘度は、可塑剤
を発泡性カプセルの殻壁樹脂へ浸透し易くするため、ま
たポリビニルピロリドンの如き水溶性高分子による吸収
性を高くするため、100mPa・s以下、好ましくは
30mPa・s以下であることが好ましい。なお、可塑
剤の種類によって異なるが、比較的粘度の高い高粘度可
塑剤を用いる場合でも、溶剤等を混合した可塑剤の全量
に対し、高粘度可塑剤の含有量が50重量%以下であれ
ば、粘度が100mPa・s以下になり、高粘度可塑剤
の含有量が25重量%以下であれば、粘度が30mPa
・s以下になるものが多い。
【0048】なお、本発明の課題は、立体階調に色彩表
現を加味した立体画像の形成方法の提供でもある。
【0049】該可塑剤に着色剤を混合せしめ、可塑剤に
着色剤を混合せしめた混合物を塗布または印刷すること
により、可塑剤と着色剤の混合比を変化させない限り、
可塑剤と着色剤は一定の混合比で同時に塗布または印刷
される。従って、塗布または印刷される可塑剤の量と着
色剤の量とが比例し、着色濃度が高い程、膨張率も増し
てゆく。それ故、色調の階調に合わせて立体的な階調を
得ることができ、立体階調性に色彩表現を加味した立体
画像の形成方法を提供することができる。
【0050】言い換えれば、着色剤と可塑剤とを含有す
るインクを調製し、このインクを用いて立体画像形成用
の被記録材料を着色した後、加熱発泡せしめることによ
り、立体階調性に色彩表現を加味した立体画像の形成方
法を提供することができる。
【0051】着色剤としては、水溶性染料、水分散性顔
料、疎水性染料を溶解した有機溶剤等を用いることがで
きるが、水溶性染料、水分散性顔料が可塑剤と混合し易
いため、特に好ましい。
【0052】本発明で用いる水溶性染料としては、直接
染料、酸性染料、反応性染料、食用染料、塩基性染料等
をあげることができる。
【0053】下記に水溶性染料の具体例をあげるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0054】直接染料としては、例えば、C.I.ダイ
レクトレッド2、4、9、23、26、31、39、6
2、63、72、75、76、79、80、81、8
3、84、89、92、95、111、173、18
4、207、211、212、214、218、22
1、223、224、225、226、227、23
2、233、240、241、242、243、24
7、
【0055】C.I.ダイレクトバイオレット7、9、
47、48、51、66、90、93、94、95、9
8、100、101、
【0056】C.I.ダイレクトイエロー8、9、1
1、12、27、28、29、33、35、39、4
1、44、50、53、58、59、68、86、8
7、93、95、96、98、100、106、10
8、109、110、130、132、142、14
4、161、163、
【0057】C.I.ダイレクトブルー1、10、1
5、22、25、55、67、68、71、76、7
7、78、80、84、86、87、90、98、10
6、108、109、151、156、158、15
9、160、168、189、192、193、19
4、199、200、201、202、203、20
7、211、213、214、218、225、22
9、236、237、244、248、249、25
1、252、264、270、280、288、28
9、291、
【0058】C.I.ダイレクトブラック9、17、1
9、22、32、51、56、62、69、77、8
0、91、94、97、108、112、113、11
4、117、118、121、122、125、13
2、146、154、166、168、173、199
等。
【0059】酸性染料としては、例えば、C.I.アシ
ッドレッド35、42、52、57、62、80、8
2、111、114、118、119、127、12
8、131、143、151、154、158、24
9、254、257、261、263、266、28
9、299、301、305、336、337、36
1、396、397、
【0060】C.I.アシッドバイオレット5、34、
43、47、48、90、103、126、
【0061】C.I.アシッドイエロー17、19、2
3、25、39、40、42、44、49、50、6
1、64、76、79、110、127、135、14
3、151、159、169、174、190、19
5、196、197、199、218、219、22
2、227、
【0062】C.I.アシッドブルー9、25、40、
41、62、72、76、78、80、82、92、1
06、112、113、120、127:1、129、
138、143、175、181、205、207、2
20、221、230、232、247、258、26
0、264、271、277、278、279、28
0、288、290、326、
【0063】C.I.アシッドブラック7、24、2
9、48、52:1、172等。
【0064】反応性染料としては、例えば、C.I.リ
アクティブレッド3、13、17、19、21、22、
23、24、29、35、37、40、41、43、4
5、49、55、
【0065】C.I.リアクティブバイオレット1、
3、4、5、6、7、8、9、16、17、22、2
3、24、26、27、33、34、C.I.リアクテ
ィブイエロー2、3、13、14、15、17、18、
23、24、25、26、27、29、35、37、4
1、42、
【0066】C.I.リアクティブブルー2、3、5、
8、10、13、14、15、17、18、19、2
1、25、26、27、28、29、38、
【0067】C.I.リアクティブブラック4、5、
8、14、21、23、26、31、32、34等。
【0068】塩基性染料としては、例えば、C.I.ベ
ーシックレッド12、13、14、15、18、22、
23、24、25、27、29、35、36、38、3
9、45、46、
【0069】C.I.ベーシックバイオレット1、2、
3、7、10、15、16、20、21、25、27、
28、35、37、39、40、48、
【0070】C.I.ベーシックイエロー1、2、4、
11、13、14、15、19、21、23、24、2
5、28、29、32、36、39、40、
【0071】C.I.ベーシックブルー1、3、5、
7、9、22、26、41、45、46、47、54、
57、60、62、65、66、69、71、
【0072】C.I.ベーシックブラック8等があげら
れる。
【0073】また、本発明で用いる水分散性顔料として
は、顔料として無機顔料(カーボンブラック)、有機顔
料(不溶性アゾ顔料、油性アゾ顔料、フタロシアニン系
顔料、イソインドリン系顔料、キナクリドン系顔料、ペ
リノン・ペリレン系顔料)等を用いることができる。ま
た、顔料表面を樹脂等で処理した加工顔料(グラフトカ
ーボン等)を用いることができる。
【0074】なお、本発明で言う水分散性顔料とは、所
望により分散剤を用いて、水を主成分とした溶媒に分散
し得る非水溶性顔料を表すことにする。
【0075】これら水分散性顔料の分散方法としては、
公知の方法を用いることができる。具体例としては、ボ
ールミル、メディアミル、ロールミル、高速ラインミ
ル、ホモミキサー、サンドグライダー、高速ディスクイ
ンペラー、サンドミル、バッチ粉砕機等を用いることが
できるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0076】また、水分散性顔料を水を主成分とする溶
媒に分散するには、分散剤を用いることが多い。分散剤
の具体例としては、例えば、アルキル硫酸塩、ジオクチ
ルスルホこはく酸塩、ポリオキシアルキルフェニルエー
テル等の界面活性剤、ポリビニルアルコール、アニオン
変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、アクリ
ル酸と無水マレイン酸の共重合物、スチレンとアクリル
酸の共重合物等の高分子分散剤等をあげることができ
る。また、特許第2512861号公報に記載されてい
る如き、顔料分散用の疎水性の高分子と親水性の高分子
からなるブロックポリマー等をあげることができるが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0077】インク中の着色剤の種類や添加量は、要求
特性等によって決定されるが、インク全重量に対し、
0.2重量%以上10重量%以下、好ましくは0.5重
量%以上5重量%以下の範囲で添加するのがよい。
【0078】インク中の着色剤の添加量が多すぎると、
少量のインクで着色濃度が非常に高くなるため、色調の
濃度階調をとるのが難しくなる。一方、添加量が少なす
ぎると十分な着色濃度を得ることができなくなる。
【0079】本発明で用いる可塑剤を塗布または印刷す
る方法の具体例を以下にあげるが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0080】塗布方法としては、例えばグラビアコーテ
ィング方式、スライドホッパーコーティング方式、カー
テンコーティング方式、エクストルージョンコーティン
グ方式、エアナイフコーティング方式、バーコーティン
グ方式、ブレードコーティング方式、ロールコーティン
グ方式、ロッドバーコーティング方式等の通常用いられ
ている塗布方法が用いられる。
【0081】印刷方法としては、活版印刷等の凸版方
式、ダイレクト平版印刷等の平版方式、グラビア印刷等
の凹版方式、スクリーン印刷等の孔版方式等の通常用い
られている印刷方法が用いられる。また、コンピュータ
ーの急速な普及に伴って拡大してきたオンデマンド印刷
で用いられることが多い、電子写真方式、インクジェッ
ト方式等の印刷方法を用いることができる。
【0082】なお、一般にはインクを用いるものを印刷
と称して区別することが多いが、方式によっては塗布と
印刷の区別が明確ではないものもある。それ故、本発明
では、具体例にあげた塗布方法及び印刷方法等を特に区
別せず、塗布または印刷する方法と総括して称すること
にする。
【0083】本発明で用いる可塑剤を塗布または印刷す
る方法としては、インクジェット記録方式が、簡便に精
細で緻密な立体画像を形成することができることから、
特に好ましい。
【0084】インクジェット記録方式とは、種々の作動
原理(例えば、サーマルインクジェット方式、バブルジ
ェット方式、積層ピエゾ方式、荷電制御方式等)により
インクの微小液滴を飛翔させて紙等の被記録材料に付着
させ、画像・文字等の記録を行なうものである。
【0085】インクジェットプリンターやプロッター
は、高速印字性や低騒音性に優れ、記録パターンの融通
性が大きく、現像−定着が不要等の特長があり、複雑な
画像を正確、且つ迅速に形成することができる点で注目
されている。特にコンピューターにより作成した文字や
各種図形等の画像情報のハードコピー作成装置として、
種々の用途において、近年急速に普及している。又、複
数個のインクノズルを使用することにより、多色記録を
行うことも容易である。多色インクジェット方式によ
り、形成されるカラー画像は、製版方式による多色印刷
やカラー写真方式による印画に比較して、遜色のない記
録を得ることが可能であり、更に作成部数が少ない用途
においては、印刷技術や写真技術によるよりも安価で済
むことから広く応用されつつある。
【0086】インクジェット記録方式では、装置によっ
て異なるが、記録媒体に印字される最小ドット径は40
μm〜200μm程度であり、非常に精細で緻密な画像
を得ることができる。従って、本発明に係わる可塑剤の
塗布または印刷をインクジェット記録方式で行うことに
より、簡便に精細で緻密な立体画像を形成することがで
きる。
【0087】なお、インクジェット記録方式の市販のイ
ンクには、本発明の可塑剤を含有しているものもあり、
必要であれば市販のインクジェット記録方式用のインク
を使用して可塑剤を塗布または印刷してもよい。
【0088】本発明に於いて用いられる、水溶性カチオ
ン性染料定着剤とは、水に溶解したとき離解してカチオ
ン性を呈する1級〜3級アミン又は4級アンモニウム塩
のモノマー、オリゴマー、ポリマーの少なくとも1種以
上を使用するものであり、好ましくは、オリゴマー又は
ポリマーである。特に好ましくはメチレン(3,4−ピ
ロリジンジイル)メチレンを構成単位として有するポリ
マーである。
【0089】即ち、該ポリマーの合成例を述べれば、ジ
アリルアミン30部を水70部に溶解し、塩酸でpHを
7に調整して、ジアリルアミンの30%溶液を調製す
る。別にアクリルアミド70部を水105部に溶解し、
アクリルアミドの40%溶液を調製し、両者を混合して
モノマー水溶液を調製する。水225部にモノマー水溶
液55部を添加後、乾燥窒素ガスを導入し、撹拌しなが
ら液温を60℃まで上昇させる。液温が60℃に達した
ところで、重合開始剤としてV−50(和光純薬製、水
溶性アゾ系重合開始剤)を1部加えて重合を開始する。
重合を開始してから30分後に残りのモノマー溶液(2
20部)の滴下を開始し、約2時間かけて全量滴下す
る。なお、適下は液温を約70℃に保ちながら行なう。
適下終了後、液温を80℃に上昇させ、更に1時間撹拌
を続けることにより、メチレン(3,4−ピロリジンジ
イル)メチレンを構成単位として有する該ポリマーの淡
黄色で粘調な20%水溶液が得られる。
【0090】発泡性カプセルを発泡させるための加熱方
法としては、特に限定される必要はなく、適当な熱源を
用いればよい。熱源としては例えば、赤外線ランプやハ
ロゲンランプ等の熱光源、レーザー光、サーマルヘッ
ド、熱ロール、熱スタンプ、高周波加熱、電熱ヒーター
からの輻射熱、熱風等を用いることができる。
【0091】本発明において立体画像形成用の記録材料
を製造する場合に、用いられる支持体としては、例えば
ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ
塩化ビニル等の樹脂フィルム。普通紙、コート紙等の
紙。樹脂被覆紙、合成紙、粘着紙、粘着フィルム等が用
いられるが、ガラス、アルミニウム箔、蒸着紙、蒸着フ
ィルム、不織布、革製品、セラミック製品等立体画像形
成層を設けることができる支持体であれば、特に限定さ
れるものではない。
【0092】また、立体画像形成層は、支持体の少なく
とも片面に設けられるが、カールを防止する等の目的
で、支持体の両面に設けてもよい。
【0093】本発明に用いる支持体の厚さは特に制限す
る必要はないが、支持体として樹脂フィルム、樹脂被覆
紙、合成紙等を用いる際には、ハンドリング性から10
〜300μm程度のものが好ましい。
【0094】本発明に用いる支持体として、紙を用いる
際には、一般に用いられている紙を使用することができ
る。紙を構成するパルプとしては、天然パルプ、再生パ
ルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以上混合して用
いられる。この紙には、一般に製紙で用いられているサ
イズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、
染料等の添加剤が配合される。更に、表面サイズ剤、表
面紙力増強剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、染料、アンカ
ー剤等が表面塗布されていてもよい。
【0095】なお、紙は抄造中または抄造後、あるいは
表面にコート層を設けた後、カレンダー等にて圧力を印
加して圧縮する等した表面平滑性の良いものが好まし
く、JIS−P−8119で測定したベックの平滑度が
200秒以上のものが特に好ましい。また、その坪量は
30〜300g/m2が好ましい。
【0096】紙としてコート紙を用いる際、一般に用い
られているコート紙を使用することができる。コート紙
のコート層に用いられている素材としては、一般に製紙
業界で用いられている素材であれば特に限定されず、ケ
イソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、二
酸化珪素、水酸化アルミニウム、尿素−ホルマリン樹脂
等の顔料類、でんぷん、ポリビニルアルコール等の水溶
性バインダー、ラテックス類、界面活性剤、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤、染料等が用いられていてもよい。
【0097】また、紙の白色度は、JIS−P−812
3で測定したハンター白色度が65%以上であると白色
度が高く、高級感のある立体画像形成体が得られるが、
目的により求める白色度は異なり、天然パルプとして未
晒しパルプを用いた茶褐色の原紙を用いてもよい。ま
た、染料等の着色剤を用いて着色した紙を用いてもよ
い。
【0098】本発明に係わる支持体として、樹脂フィル
ムを用いる際には、樹脂フィルムは透明フィルム、半透
明フィルム、着色フィルムのいずれであってもよく、ロ
ール延伸、テンター延伸、インフレーション延伸等の処
理により、配向処理されていてもよい。
【0099】また、樹脂フィルムの白色度を高めるため
に、硫酸バリウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム、二
酸化珪素、酸化アルミニウム、カオリン、タルク等の無
機微粒子を樹脂フィルム内部に含有させる方法や、白色
塗料を表面に塗布する方法等を用いてもよい。
【0100】なお、ポリエステルの具体例としてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンブチレンテレフ
タレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートおよび
これらに他成分を共重合したもの等があげられるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0101】また、ポリオレフィンの具体例としては、
ポリプロピレン、ポリエチレン等があげられるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。また、ポリオレ
フィンには低密度、中密度、高密度の樹脂があり、これ
らを混合して用いてもよい。
【0102】更に、樹脂フィルムとして、クッション性
や隠蔽性を付与するために、フィルム内部に多数の空洞
を含有する空洞含有フィルム、例えば発泡ポリエステル
フィルム等も用いることができる。
【0103】樹脂被覆紙とは紙の片面あるいは両面をポ
リオレフィン等の樹脂で被覆したものを言う。
【0104】樹脂被覆紙用の原紙は、特に制限はなく、
一般に用いられている紙が使用できるが、好ましくは、
例えば、写真用支持体に用いられているような平滑な原
紙が好ましい。この原紙には、製紙で一般に用いられて
いる添加剤あるいは薬剤が通常は添加あるいは塗布され
る。
【0105】樹脂被覆紙用の被覆樹脂としては、ポリオ
レフィン樹脂が好ましく、特にポリエチレン樹脂が好ま
しい。また、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレンまたはこれらの混合物が使用で
きる。ここで言う低密度ポリエチレンとは、密度が0.
915〜0.930g/cm3のものであり、通常高圧
法で製造されるものである。一方、高密度ポリエチレン
とは、密度が0.950g/cm3以上のものであり、
通常低圧法あるいは中圧法で製造されるものである。こ
れらのポリエチレン樹脂は、各種の密度及びメルトフロ
ーレートを有するものを単独にまたはそれらの2種以上
を混合して用いることができる。
【0106】樹脂被覆紙の樹脂層の構成は、単層、二層
以上の多層のいずれであっても良い。この場合にも、上
記のポリオレフィン樹脂を単独に又は2種以上を混合し
て用いることができる。また、多層の各層を互いに異な
る組成とすることも同一の組成とすることもできる。多
層からなる樹脂層を形成する方法としては、共押出コー
ティング法と逐次コーティング法のいずれを採用しても
よい。
【0107】一方、樹脂被覆紙の樹脂層は膜形成能のあ
るラテックスをコーティングすることによって形成する
ことができる。例えば、最低成膜温度(MFT)の低い
ラテックスを、樹脂被覆紙用の原紙にコーテイングした
後、最低成膜温度以上の温度に加熱することによっても
形成することができる。
【0108】樹脂被覆紙の被覆樹脂層の厚さとしては特
に制限はないが、一般に5〜50μmの厚さに表面の
み、または表裏両面にコーティングされる。
【0109】樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタン、酸
化亜鉛、タルク、炭酸カルシウム等の白色顔料、ステア
リン酸アミド、アラキジン酸アミド等の脂肪酸アミド、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等の脂肪
酸金属塩、コバルトブルー、群青、セシリアンブルー、
フタロシアニンブルー等のブルーの顔料や染料、コバル
トバイオレット、ファストバイオレット、マンガン紫等
のマゼンタの顔料や染料、蛍光増白剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤等の各種の添加剤を適宜組み合わせて加える
ことができる。
【0110】本発明において、立体画像形成用の記録材
料を製造する場合には、界面活性剤を添加しなくても良
好な塗布性を得ることができる場合が多いが、より塗布
性を改善するため、あるいは可塑剤が付着した時の表面
ぬれ性を調整することを目的として、界面活性剤を添加
することができる。用いられる界面活性剤は、ノニオン
性のものが好ましいが、必要に応じてアニオン系、カチ
オン系、ノニオン系、ベタイン系のいずれのタイプから
選択してもよく、また、低分子のものでも高分子のもの
でもよい。1種もしくは2種以上界面活性剤を組み合わ
せて用いてもよい。界面活性剤の添加量は、固形分量で
立体画像形成層の全固形分成分に対して0.001重量
%以上5重量%以下が好ましく、より好ましくは0.0
1重量%以上3重量%以下である。
【0111】更に、立体画像形成層には、上記の界面活
性剤の他に、無機顔料、着色染料、着色顔料、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング
剤、防腐剤、蛍光増白剤、粘度安定剤、pH調節剤等の
公知の各種添加剤を添加することもできる。
【0112】本発明において、立体画像形成層塗液の塗
布方法としては、例えば、スライドホッパーコーティン
グ方式、カーテンコーティング方式、エクストルージョ
ンコーティング方式、エアナイフコーティング方式、バ
ーコーティング方式、ブレードコーティング方式、ロー
ルコーティング方式、ロッドバーコーティング方式等の
通常用いられている塗布方法が用いられる。
【0113】また、支持体には、立体画像形成層と支持
体との接着性向上等の目的でアンカー層を設けてもよ
い。アンカー層にはゼラチン等の親水性バインダー、ブ
チラール等の溶剤可溶性バインダー、ラテックス、硬化
剤、顔料、界面活性剤等を適宜組み合わせて添加せしめ
ることができる。
【0114】更に支持体には、帯電防止性、搬送性、カ
ール防止性、筆記性、糊付け性等のために、各種のバッ
クコート層を塗設することができる。バックコート層に
は、無機帯電防止剤、有機帯電防止剤、親水性バインダ
ー、ラテックス、硬化剤、顔料、滑剤、界面活性剤等を
適宜組み合わせて添加せしめることができる。
【0115】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
【0116】(水溶性カチオン性染料定着剤の合成) 合成例1:ジアリルアミン30部を水70部に溶解し、
塩酸でpHを7に調整して、ジアリルアミンの30%溶
液を調製した。別にアクリルアミド70部を水105部
に溶解し、アクリルアミドの40%溶液を調製し、両者
を混合してモノマー水溶液を調製した。水225部にモ
ノマー水溶液55部を添加後、乾燥窒素ガスを導入し、
撹拌しながら液温を60℃まで上昇させた。液温が60
℃に達したところで、重合開始剤としてV−50(和光
純薬製、水溶性アゾ系重合開始剤)を1部加えて重合を
開始した。重合を開始してから30分後に残りのモノマ
ー溶液(220部)の滴下を開始し、約2時間かけて全
量滴下した。なお、適下は液温を約70℃に保ちながら
行った。適下終了後、液温を80℃に上昇させ、更に1
時間撹拌を続け、メチレン(3,4−ピロリジンジイ
ル)メチレンを構成単位として有するポリマーの淡黄色
で粘調な20重量%水溶液を得た。
【0117】(立体画像形成記録材料の作製) 実施例1 合成例1で得られたポリマーの20重量%水溶液10
部、ポリビニルピロリドン(K−90、東京化成製)の
20%水溶液100部に発泡性カプセル(マツモトマイ
クロスフェアーF−30、最高膨張倍率:約70倍、粒
子径:10〜20μm、松本油脂製)10部を加えて塗
液を調製し、白色ポリエステルフィルム(メリネックス
339、厚さ97μm、アイ・シー・アイ製)を用い、
乾燥後の重量が30g/m2になるように塗液を塗布し
乾燥させ、立体画像形成記録材料を作製した。
【0118】実施例2 実施例1における塗液にアクリル酸エステル系ラテック
ス(ニッポールLX855、固形分濃度45重量%、日
本ゼオン製)を12部を加えたものを塗液とした以外は
実施例1と同様にして、立体画像形成記録材料を作製し
た。
【0119】実施例3 実施例1における合成例1で得られたポリマーの20%
水溶液10部の代わりに、市販の水溶性カチオン性ポリ
マー(ケミスタット6300H、固形分濃度33重量
%、三洋化成製)6部を用いた以外は、実施例1と同様
にして立体画像形成記録材料を作製した。
【0120】比較例1 実施例1における発泡性カプセルを除いた以外は実施例
1と同様にして、立体画像形成記録材料を作製した。
【0121】比較例2 実施例1における合成例1で得られたポリマーを除いた
以外は実施例1と同様にして、立体画像形成記録材料を
作製した。
【0122】(立体画像の形成) 実施例4〜6 可塑剤であるグリセリンをエタノールで希釈し、1、
5、10、20、40重量%の溶液を調製した。実施例
1〜3で得られた記録材料に各溶液を4g/m2になる
ように塗布し、60℃の温風乾燥器で3分間乾燥させた
後、100℃の温風乾燥器で1分間加熱して、3種の立
体画像形成体を得た。
【0123】実施例7 実施例4におけるグリセリンをプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルとした以外は実施例4と同様に立体画
像形成体を得た。
【0124】比較例3 実施例4における立体画像形成記録材料を比較例1で作
製したものとした以外は、実施例4と同様にしたが、全
く発泡しなかった。
【0125】評価1 実施例4〜7で作製した立体画像形成体を加熱前(発泡
前)の状態と比較した。凹凸の差(mm)の測定はノギ
スを用いて発泡部、未発泡部の任意の箇所5点の厚さ
(支持体を含む)を測定し、その算術平均の差をそれぞ
れ発泡部と未発泡部の凹凸の差とした。結果を表1に示
す。表1中、可塑剤濃度(重量%)の増加に伴なって、
未発泡部と発泡部の凹凸の差が増加するものほど、立体
階調性に優れている。
【0126】
【表1】
【0127】実施例8〜10 可塑剤であるグリセリン5gを蒸留水92gで希釈し、
水溶性染料であるダイレクトブラック199を3g加え
て可塑剤を含有するインクを作製した。実施例1〜3で
得られた記録材料に、このインクを1、4、8、16g
/m2になるように塗布し、70℃の温風乾燥器で5分
間乾燥させた後、100℃の温風乾燥器で1分間加熱し
3種の立体画像形成体を得た。
【0128】比較例4 実施例8における記録材料を比較例2で作製したものと
した以外は実施例8と同様にして立体画像形成体を得
た。
【0129】評価2 実施例8〜10および比較例4の方法で得られた立体画
像形成体の未発泡部と発泡部の凹凸の差(mm)及び発
泡前の塗布部の着色濃度(OD:光学濃度)を測定し
た。凹凸の差(mm)は評価1と同様の方法で測定し
た。また、発泡前の塗布部の着色濃度(OD:光学濃
度)をマクベス濃度計(TR−1224)で測定した。
結果を表2に示す。表2中、着色濃度(OD)の増加に
伴なって、未発泡部と発泡部の凹凸の差(mm)が増加
するものが、立体階調性に色彩表現が加味された立体画
像形成体である。染料定着性は、インクを8g/m2
なるように塗布した立体画像形成体の着色部に水滴を落
とし、30秒後に紙で水滴を吸い取り、紙への染料の付
着および印字部の画像濃度の低下を目視で観察した。紙
への染料の付着が認められないものを○、紙に染料の付
着が僅かに認められるものの、着色濃度の低下は認めら
れないものを△、紙に染料の付着が明らかに認められ
る、着色濃度の低下が認められるものを×とした。
【0130】
【表2】
【0131】実施例11〜13 可塑剤であるグリセリン7gをイオン交換水73.5g
で希釈し、水溶性染料であるアシッドレッド23を4g
加えて可塑剤の希釈液を着色した。更に、チオジグリコ
ール7g、尿素7g、アセチレングリコール1.5gを
加えて表面張力が約40dyne/cmの可塑剤を含有
するインクを作製した。
【0132】このインクを市販のインクジェットプリン
ター(キヤノン製、BJC600J)のインクカートリ
ッジに入れ、実施例1〜3で得られた記録材料に360
dpiの解像度で約0.2mm、約0.5mm及び約1
mmの細線を印字し、100℃の温風乾燥器で1分間加
熱し3種の立体画像形成体を得た。
【0133】比較例5 実施例11における記録材料を、比較例2で作製したも
のとした以外は実施例11と同様にして立体画像を形成
させた。
【0134】評価3 実施例11〜13および比較例5の方法で得られた立体
画像形成体の画像部細線の線幅を顕微鏡で観察して測定
した。測定結果を表3に記す。表3中、印字時の線幅
(mm)と発泡後の線幅(mm)の近いものほど、精細
で緻密な立体画像である。また、立体画像形成体の未発
泡部と発泡部の凹凸の差(mm)を評価1と同様の方法
で測定した。印字時の線幅と発泡後の線幅が近く、凹凸
の差(mm)が大きいものが精細で緻密、且つ優れた立
体階調性をもつものである。染料定着性は、約0.5m
mの細線を印字した個所に水滴を落とし、1分後の状態
を観察した。細線の太さが水滴を落とす前と比べて15
0%以上太くなっているものを×。120%未満のもの
を○。120%以上150%未満のものを△とした。
【0135】
【表3】
【0136】
【発明の効果】実施例から明らかな様に、優れた立体階
調性を有し、染料定着性に優れた立体画像形成記録材料
を提供することができ、更に、立体階調性に色彩表現を
加味した、染料定着性に優れた立体画像の形成方法を提
供することができた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1種の発泡性カプ
    セルを含有する立体画像形成層を設けた立体画像形成記
    録材料において、該立体画像形成層中に水溶性カチオン
    性染料定着剤を含有させたことを特徴とする立体画像形
    成記録材料。
  2. 【請求項2】 該水溶性カチオン性染料定着剤がメチレ
    ン(3,4−ピロリジンジイル)メチレンを構成単位と
    して有するポリマーである請求項1記載の立体画像形成
    記録材料。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の立体画像形成記録材料
    の立体画像形成層の上に、該発泡性カプセルの殻壁樹脂
    の可塑剤を塗布または印刷した後、加熱発泡せしめるこ
    とを特徴とする立体画像の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の立体画像形成記録材料
    の立体画像形成層の上に、該可塑剤を塗布または印刷し
    た後、加熱発泡せしめることを特徴とする立体画像の形
    成方法。
  5. 【請求項5】 該可塑剤に着色剤を混合せしめたことを
    特徴とする請求項3あるいは4記載の立体画像の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 該可塑剤の塗布または印刷をインクジェ
    ット記録方式で行うことを特徴とする請求項3〜5のい
    ずれかに記載の立体画像の形成方法。
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