JPH119121A - 穴掘り機用泥除け装置 - Google Patents
穴掘り機用泥除け装置Info
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- JPH119121A JPH119121A JP18064297A JP18064297A JPH119121A JP H119121 A JPH119121 A JP H119121A JP 18064297 A JP18064297 A JP 18064297A JP 18064297 A JP18064297 A JP 18064297A JP H119121 A JPH119121 A JP H119121A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 穴掘時に放出される、土砂によって既設の穴
が埋められるのを防止する。 【構成】 穴掘り機の移動方向後方においてオーガー１
７と既設の穴ｈとの間に介在し、オーガー１７から穴ｈ
の外へ放出される土砂を受け止める泥除け部材３１を取
り付け部材を介して穴掘り機の本体１０に設ける。
が埋められるのを防止する。 【構成】 穴掘り機の移動方向後方においてオーガー１
７と既設の穴ｈとの間に介在し、オーガー１７から穴ｈ
の外へ放出される土砂を受け止める泥除け部材３１を取
り付け部材を介して穴掘り機の本体１０に設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴掘り機のオーガ
ーによって掘削された穴に後の穴掘り時に排出される土
砂が侵入するのを防止するための装置に関するものであ
る。
ーによって掘削された穴に後の穴掘り時に排出される土
砂が侵入するのを防止するための装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば植木などの苗木を生産する圃場に
おいて、苗を植える穴を掘るには、予め決められた位置
に、正確なピッチ及び畝間隔を保って一定の深さの穴を
早く掘ることが求められる。従来この種の用途に使用さ
れてきた穴掘り機は、実開昭６３−４８４０５号の第４
図に従来例として示された、エンジン駆動のオーガーを
備えたタイプのものである。このタイプは作業性が低
く、労働としても激しいため、前記のもののほか実開平
２−５７３０６号、特開平７−１０７８１３号等が提案
されているけれども、十分な成果を期待させるものとは
いい難い。
おいて、苗を植える穴を掘るには、予め決められた位置
に、正確なピッチ及び畝間隔を保って一定の深さの穴を
早く掘ることが求められる。従来この種の用途に使用さ
れてきた穴掘り機は、実開昭６３−４８４０５号の第４
図に従来例として示された、エンジン駆動のオーガーを
備えたタイプのものである。このタイプは作業性が低
く、労働としても激しいため、前記のもののほか実開平
２−５７３０６号、特開平７−１０７８１３号等が提案
されているけれども、十分な成果を期待させるものとは
いい難い。
【０００３】そこで本発明者、出願人は正確なピッチ及
び畝間隔でほぼ一定の深さの穴を正確に早く掘る自走式
の装置を開発した。本発明はその様な穴掘り機による穴
掘り作業をさらに円滑におし進めるためになされたもの
である。
び畝間隔でほぼ一定の深さの穴を正確に早く掘る自走式
の装置を開発した。本発明はその様な穴掘り機による穴
掘り作業をさらに円滑におし進めるためになされたもの
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、自走式の穴掘り機において、穴掘りのためにオーガ
ーから穴の外へ放出される土砂が既に掘削を終えた穴に
侵入するのを防止することである。また本発明は掘削済
みの穴が埋め戻されないようにすることにより、狭いピ
ッチ及び間隔で穴を形成可能とすることを目的とする。
は、自走式の穴掘り機において、穴掘りのためにオーガ
ーから穴の外へ放出される土砂が既に掘削を終えた穴に
侵入するのを防止することである。また本発明は掘削済
みの穴が埋め戻されないようにすることにより、狭いピ
ッチ及び間隔で穴を形成可能とすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、穴掘り機の移動方向後方においてオーガーと
既設の穴との間に介在し、オーガーから穴の外へ放出さ
れる土砂を受け止める泥除け部材を取り付け部材を介し
て本体に設けるという手段を講じたものである。
本発明は、穴掘り機の移動方向後方においてオーガーと
既設の穴との間に介在し、オーガーから穴の外へ放出さ
れる土砂を受け止める泥除け部材を取り付け部材を介し
て本体に設けるという手段を講じたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明に係る穴掘り機用泥除け装
置は穴掘り機のオーガー１７によって掘削された穴ｈ
に、後の穴掘りによって排出された土砂が侵入するのを
防止するものである。
置は穴掘り機のオーガー１７によって掘削された穴ｈ
に、後の穴掘りによって排出された土砂が侵入するのを
防止するものである。
【０００７】穴掘り機は自走式であり、そのための推進
手段を具備している。自走式であることにより労働の激
しさを緩和し、また操作者、作業者が機上に乗ることに
より回転するオーガーやそれから跳ね飛ばされる土砂か
ら保護できることとなる。推進手段としては、耕耘され
た圃場Ｆを確実に移動することができる必要があるの
で、本発明においては無限軌道１１が不可欠である。無
限軌道１１は、クローラーであるとか、キャタピラと通
称されるものであり、本体１０の左右に夫々設けられた
駆動輪１８と従動輪１９間に履帯２０をかけ渡した構造
を有する。無限軌道１１の動力には、例えば内燃エンジ
ンなどの原動機１２が本体１０に搭載される。本体１０
には油圧装置１３も搭載される。油圧を発生させるため
の動力源は独立に設けたり、また外部から供給しても良
いが、推進手段の原動機１２の動力を使用することも可
能である。
手段を具備している。自走式であることにより労働の激
しさを緩和し、また操作者、作業者が機上に乗ることに
より回転するオーガーやそれから跳ね飛ばされる土砂か
ら保護できることとなる。推進手段としては、耕耘され
た圃場Ｆを確実に移動することができる必要があるの
で、本発明においては無限軌道１１が不可欠である。無
限軌道１１は、クローラーであるとか、キャタピラと通
称されるものであり、本体１０の左右に夫々設けられた
駆動輪１８と従動輪１９間に履帯２０をかけ渡した構造
を有する。無限軌道１１の動力には、例えば内燃エンジ
ンなどの原動機１２が本体１０に搭載される。本体１０
には油圧装置１３も搭載される。油圧を発生させるため
の動力源は独立に設けたり、また外部から供給しても良
いが、推進手段の原動機１２の動力を使用することも可
能である。
【０００８】図示の実施例の場合、原動機１２には大出
力のガソリンエンジンを使用し、出力を走行系と油圧装
置の動力源に利用している。走行系の動力源は上記駆動
輪への動力接・断用の走行クラッチを介して変速機へ入
力される。他方、油圧系の動力のために原動機１２は油
圧ポンプを駆動する。
力のガソリンエンジンを使用し、出力を走行系と油圧装
置の動力源に利用している。走行系の動力源は上記駆動
輪への動力接・断用の走行クラッチを介して変速機へ入
力される。他方、油圧系の動力のために原動機１２は油
圧ポンプを駆動する。
【０００９】前記した半人力用の動力穴掘り機（いわゆ
るハンドオーガー）の場合、これをそのまま使用したの
では十分に掘削できず、掘りくずした土砂を持ち上げて
外に出すための取り扱いを経験で体得する必要があっ
た。このような操作ができない動力穴掘り機では掘った
穴の中に半分以上の土砂が残留してしまい、その後のか
き出しが大変なため、実用にならなかったという事情が
ある。この原因を追求した結果、従来機ではオーガーの
回転にも拘らず土砂が十分に上がってこず、すき間から
落下することが判明した。そこで本発明では原動機１２
を大出力のものとして、オーガー１７の回転速度を従来
の１００〜１５０ｒｐｍから倍速の２５０〜３００ｒｐ
ｍに高め、オーガー１７の跳ね飛ばす土砂及び高速回転
するオーガー１７から作業者を保護するため作業者を本
体床板２８上に搭乗させ、かつ間に枠体などの構造物を
配置して跳ね飛ばされる土砂からの遮蔽体２９とした。
これらの対策を講じた結果、従来の穴掘り機における土
砂残留の問題が解決され、オーガー１７の回転速度及び
トルクの増大により掘削した土砂を上昇させ穴の外へほ
ぼ完全に放出することが可能になった。即ち、土質によ
る差はあるが、後工程に何ら問題のない程度となった。
なお、オーガー１７は土砂を掘削したあと跳ね飛ばすこ
とを目的とするので、高速回転とはこの目的を達する回
転速度を意味する。従って上記回転速度は飽くまで例示
であり、穴の深浅や土砂の軽重、或いはオーガー１７の
回転トルクの大小に応じて上記回転速度の範囲外に変更
し得る。
るハンドオーガー）の場合、これをそのまま使用したの
では十分に掘削できず、掘りくずした土砂を持ち上げて
外に出すための取り扱いを経験で体得する必要があっ
た。このような操作ができない動力穴掘り機では掘った
穴の中に半分以上の土砂が残留してしまい、その後のか
き出しが大変なため、実用にならなかったという事情が
ある。この原因を追求した結果、従来機ではオーガーの
回転にも拘らず土砂が十分に上がってこず、すき間から
落下することが判明した。そこで本発明では原動機１２
を大出力のものとして、オーガー１７の回転速度を従来
の１００〜１５０ｒｐｍから倍速の２５０〜３００ｒｐ
ｍに高め、オーガー１７の跳ね飛ばす土砂及び高速回転
するオーガー１７から作業者を保護するため作業者を本
体床板２８上に搭乗させ、かつ間に枠体などの構造物を
配置して跳ね飛ばされる土砂からの遮蔽体２９とした。
これらの対策を講じた結果、従来の穴掘り機における土
砂残留の問題が解決され、オーガー１７の回転速度及び
トルクの増大により掘削した土砂を上昇させ穴の外へほ
ぼ完全に放出することが可能になった。即ち、土質によ
る差はあるが、後工程に何ら問題のない程度となった。
なお、オーガー１７は土砂を掘削したあと跳ね飛ばすこ
とを目的とするので、高速回転とはこの目的を達する回
転速度を意味する。従って上記回転速度は飽くまで例示
であり、穴の深浅や土砂の軽重、或いはオーガー１７の
回転トルクの大小に応じて上記回転速度の範囲外に変更
し得る。
【００１０】掘削及び土砂排出を行なうオーガー１７
は、左右の枠体１５、１５に夫々取り付けられた油圧回
転機１６によって駆動され、穴を掘るために回転する、
と同時に昇降可能に構成される。オーガー用の油圧回転
機１６の取り付けのため、枠体２１を本体１０の一端
部、図例では後端部に設置する。同枠体２１は上下方向
のガイドレール２２と、同ガイドレール２２に沿って上
下動可能に設けられた上下動枠２３とを有している。上
下動枠２３の左右に枠体１５が夫々設けられているの
で、枠体２１に据え付けられた昇降用シリンダ装置１４
の作動によりピストン２４が伸縮し、ピストン先端を接
続した上下動枠２３とともに左右の枠体１５も昇降す
る。昇降量、特に下限及び上限などはリミットスイッチ
その他の検出手段によって検出し、穴の深さを一定に管
理することができる。これは自動制御も可能である。
は、左右の枠体１５、１５に夫々取り付けられた油圧回
転機１６によって駆動され、穴を掘るために回転する、
と同時に昇降可能に構成される。オーガー用の油圧回転
機１６の取り付けのため、枠体２１を本体１０の一端
部、図例では後端部に設置する。同枠体２１は上下方向
のガイドレール２２と、同ガイドレール２２に沿って上
下動可能に設けられた上下動枠２３とを有している。上
下動枠２３の左右に枠体１５が夫々設けられているの
で、枠体２１に据え付けられた昇降用シリンダ装置１４
の作動によりピストン２４が伸縮し、ピストン先端を接
続した上下動枠２３とともに左右の枠体１５も昇降す
る。昇降量、特に下限及び上限などはリミットスイッチ
その他の検出手段によって検出し、穴の深さを一定に管
理することができる。これは自動制御も可能である。
【００１１】左右の枠体１５の間隔を調節可能とするた
めに、上下動枠２３の左右方向に突出する幅調整用ガイ
ドレール２５を設け、左右の枠体１５を同方向へ移動可
能に支持する。またガイドレール２５と平行に捩子２６
を回転可能に取り付け、そのねじ部と螺合するナット部
２７を左右の枠体１５に設け、ハンドル２８の操作によ
って左右枠体１５の位置を調整する。中央には第３の枠
体１５′を設けることができる。これは上下動枠２３に
直かに取り付けられる。各枠体１５、１５、１５′には
回転軸を垂直方向にして油圧回転機１６、１６、１６′
を設置し、各回転機１６、１６、１６′にはオーガー１
７を夫々着脱可能に取り付ける。なお、中央の油圧回転
機１６′は左右いずれかの油圧回転機１６を移設するこ
とで済ませることができるが、専用機を設けておき、オ
ーガーのみ着脱しても良い。
めに、上下動枠２３の左右方向に突出する幅調整用ガイ
ドレール２５を設け、左右の枠体１５を同方向へ移動可
能に支持する。またガイドレール２５と平行に捩子２６
を回転可能に取り付け、そのねじ部と螺合するナット部
２７を左右の枠体１５に設け、ハンドル２８の操作によ
って左右枠体１５の位置を調整する。中央には第３の枠
体１５′を設けることができる。これは上下動枠２３に
直かに取り付けられる。各枠体１５、１５、１５′には
回転軸を垂直方向にして油圧回転機１６、１６、１６′
を設置し、各回転機１６、１６、１６′にはオーガー１
７を夫々着脱可能に取り付ける。なお、中央の油圧回転
機１６′は左右いずれかの油圧回転機１６を移設するこ
とで済ませることができるが、専用機を設けておき、オ
ーガーのみ着脱しても良い。
【００１２】本発明に係る泥除け装置３０は、上記のよ
うなオーガー１７を具備する穴掘り機の少なくとも移動
方向後方において、オーガー１７と既設の穴ｈとの間に
介在し、オーガー１７から穴ｈの外へ放出される土砂を
受け止めるために設けられる。この泥除け装置３０は、
オーガー１７から放出される土砂の障害となる泥除け板
３１と、泥除け板３１をオーガー１７より後方にて穴掘
り機に取り付けるための部材とからなる。
うなオーガー１７を具備する穴掘り機の少なくとも移動
方向後方において、オーガー１７と既設の穴ｈとの間に
介在し、オーガー１７から穴ｈの外へ放出される土砂を
受け止めるために設けられる。この泥除け装置３０は、
オーガー１７から放出される土砂の障害となる泥除け板
３１と、泥除け板３１をオーガー１７より後方にて穴掘
り機に取り付けるための部材とからなる。
【００１３】図示実施例の泥除け装置３０は、左右２組
のオーガー１７をカバーし得る長さを有する泥除け部材
３１に上下動のための縦杆３２を取り付け、縦杆３２の
上部を支持体３３の垂直部に上下動可能に設けた昇降機
構と、支持体３３に前後方向の伸縮腕３４を取り付け、
それを穴掘り機本体側に設けられた支持部材３５へ前後
動可能に設けた伸縮機構とを有する取り付け部材によっ
て穴掘り機本体に装着されている。昇降機構には抜け出
し防止のためのストッパー３６を設け、伸縮機構を設け
た本体１０の上下動枠２３の上下動と一体的に泥除け装
置３０も上下可能とされ、上昇時泥除け部材３１は地面
から離れ得る。伸縮機構には伸縮長さを規定する位置決
め３７を形成しておいても良い。
のオーガー１７をカバーし得る長さを有する泥除け部材
３１に上下動のための縦杆３２を取り付け、縦杆３２の
上部を支持体３３の垂直部に上下動可能に設けた昇降機
構と、支持体３３に前後方向の伸縮腕３４を取り付け、
それを穴掘り機本体側に設けられた支持部材３５へ前後
動可能に設けた伸縮機構とを有する取り付け部材によっ
て穴掘り機本体に装着されている。昇降機構には抜け出
し防止のためのストッパー３６を設け、伸縮機構を設け
た本体１０の上下動枠２３の上下動と一体的に泥除け装
置３０も上下可能とされ、上昇時泥除け部材３１は地面
から離れ得る。伸縮機構には伸縮長さを規定する位置決
め３７を形成しておいても良い。
【００１４】泥除け部材３１は両端に彎曲部３８を有す
る。逆に言えば左右の彎曲部３８、３８を一体にしたの
が図５に示した泥除け部材３１である。しかし、このよ
うにせず２箇所の既設の穴を個別に囲む彎曲板３９によ
って泥除け板３１を構成しても良く、このとき各彎曲板
３９は支持体３３の左右方向へ伸びた部分にスライド可
能にかつ任意の位置に固定可能に設けられる。４１は取
り付け部材であり、ヒンジ開閉により縦杆３２に設けた
横杆４０に係合して左右方向へスライド可能とする。４
２は止めねじで、スライド部材４１を横杆４０に締め付
ける。
る。逆に言えば左右の彎曲部３８、３８を一体にしたの
が図５に示した泥除け部材３１である。しかし、このよ
うにせず２箇所の既設の穴を個別に囲む彎曲板３９によ
って泥除け板３１を構成しても良く、このとき各彎曲板
３９は支持体３３の左右方向へ伸びた部分にスライド可
能にかつ任意の位置に固定可能に設けられる。４１は取
り付け部材であり、ヒンジ開閉により縦杆３２に設けた
横杆４０に係合して左右方向へスライド可能とする。４
２は止めねじで、スライド部材４１を横杆４０に締め付
ける。
【００１５】上記説明では、穴掘り機の移動方向後方へ
放出される土砂に対する例に言及したが、移動方向左右
の既設の穴に対する泥除けを設けることも勿論可能であ
る。この場合も隣接の穴を囲む泥除け部材３１とそれを
本体側へ取り付けるための部材４３とで泥除け装置が構
成される。他の構成は図５、図６の場合で共通するので
符号を援用する。例示の側方泥除け部材４３（３１）は
支持体３３の側方に曲がり腕状の支持材４４を設けて、
それに取り付け部材４１によって横向きに取り付けてい
る。
放出される土砂に対する例に言及したが、移動方向左右
の既設の穴に対する泥除けを設けることも勿論可能であ
る。この場合も隣接の穴を囲む泥除け部材３１とそれを
本体側へ取り付けるための部材４３とで泥除け装置が構
成される。他の構成は図５、図６の場合で共通するので
符号を援用する。例示の側方泥除け部材４３（３１）は
支持体３３の側方に曲がり腕状の支持材４４を設けて、
それに取り付け部材４１によって横向きに取り付けてい
る。
【００１６】本体１０の後部側方には、左右いずれか一
方又は双方に測標１８を取り付けることができる。測標
１８は、既設の穴または穴位置を示す目印に自機の位
置、つまりオーガー１７による穴掘り位置を合わせるた
めのものである。これはオーガー１７の回転軸を結んだ
線の外方延長上へ枠体２１から延びる伸縮可能な延出杆
４９と、その先端に測標１８を設けた縦杆１９とを設け
て構成する。縦杆１９は上下動可能とすることができ
る。
方又は双方に測標１８を取り付けることができる。測標
１８は、既設の穴または穴位置を示す目印に自機の位
置、つまりオーガー１７による穴掘り位置を合わせるた
めのものである。これはオーガー１７の回転軸を結んだ
線の外方延長上へ枠体２１から延びる伸縮可能な延出杆
４９と、その先端に測標１８を設けた縦杆１９とを設け
て構成する。縦杆１９は上下動可能とすることができ
る。
【００１７】さらに、本体１０の移動方向を一定に保つ
方向維持装置５０を本体１０に併設することができる。
これは一種の操舵装置であり、図示の例は、特に耕され
た圃場で直進性を得るためのものである。同装置５０
は、圃場Ｆの土砂に切り込むように接する細長いブレー
ド５１と、ブレード５１を上下動可能に支持する支持筒
５２、ブレード５１を圃場Ｆの土砂に加圧するばね５
３、及び不使用時にブレード５１を引き上げておき、使
用時に下降させるためのシリンダ装置５４とを有してい
る。このほか、穴掘り時に放出される土砂が既設の穴を
埋めないように、穴を囲むか覆うための土砂流れ込み防
止機構や、或いは傾斜地に鉛直な穴を掘るため、オーガ
ーを傾斜させるための傾斜装置等を設けることも可能で
ある。
方向維持装置５０を本体１０に併設することができる。
これは一種の操舵装置であり、図示の例は、特に耕され
た圃場で直進性を得るためのものである。同装置５０
は、圃場Ｆの土砂に切り込むように接する細長いブレー
ド５１と、ブレード５１を上下動可能に支持する支持筒
５２、ブレード５１を圃場Ｆの土砂に加圧するばね５
３、及び不使用時にブレード５１を引き上げておき、使
用時に下降させるためのシリンダ装置５４とを有してい
る。このほか、穴掘り時に放出される土砂が既設の穴を
埋めないように、穴を囲むか覆うための土砂流れ込み防
止機構や、或いは傾斜地に鉛直な穴を掘るため、オーガ
ーを傾斜させるための傾斜装置等を設けることも可能で
ある。
【００１８】このような構成を有する本発明の装置にお
いて、圃場Ｆに穴掘りを実施するには、隣接する左右の
穴の間隔Ｗは測標１８によって決め、また前後の穴の間
隔Ｌつまりピッチをカウンター４０の操作によって設定
しながら行なう。図１は図の右上隅から下方へ順に一定
のピッチ及び間隔で穴ｈを掘る場合の例示であり、穴の
深さはリミットスイッチ等前述の検出手段によって一定
に管理することができる。本装置では、運転座席５５が
本体移動方向に対して横向き、具体的には測標１８の方
向を向けてあるので、作業者は既設の穴の向きや列の方
向、移動方向及び本体周囲の状況を十分確認することが
できる。
いて、圃場Ｆに穴掘りを実施するには、隣接する左右の
穴の間隔Ｗは測標１８によって決め、また前後の穴の間
隔Ｌつまりピッチをカウンター４０の操作によって設定
しながら行なう。図１は図の右上隅から下方へ順に一定
のピッチ及び間隔で穴ｈを掘る場合の例示であり、穴の
深さはリミットスイッチ等前述の検出手段によって一定
に管理することができる。本装置では、運転座席５５が
本体移動方向に対して横向き、具体的には測標１８の方
向を向けてあるので、作業者は既設の穴の向きや列の方
向、移動方向及び本体周囲の状況を十分確認することが
できる。
【００１９】前後左右の穴のうち隣接のものは、穴掘り
時に放出される土砂をかぶることとなる。特に圃場では
図１を参照すると、左右方向の間隔Ｗが作業上或る広さ
を必要とされるのに対して、前後方向の間隔Ｌをつめる
傾向となり、その結果穴掘り機の移動方向直後の穴には
土砂が侵入し易い状況となる。本発明に係る泥除け装置
は、効果的な穴掘りのために勢い良く放出される土砂を
泥除け部材３１により受け止める。その結果、土砂はエ
ネルギーを失って落下し、泥除け部材３１の下に堆積す
る。故に隣接している穴にも土砂が侵入しないので、一
度掘った穴が別の穴掘りの土砂で埋め戻されるという事
態には至らない。
時に放出される土砂をかぶることとなる。特に圃場では
図１を参照すると、左右方向の間隔Ｗが作業上或る広さ
を必要とされるのに対して、前後方向の間隔Ｌをつめる
傾向となり、その結果穴掘り機の移動方向直後の穴には
土砂が侵入し易い状況となる。本発明に係る泥除け装置
は、効果的な穴掘りのために勢い良く放出される土砂を
泥除け部材３１により受け止める。その結果、土砂はエ
ネルギーを失って落下し、泥除け部材３１の下に堆積す
る。故に隣接している穴にも土砂が侵入しないので、一
度掘った穴が別の穴掘りの土砂で埋め戻されるという事
態には至らない。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、圃場に左右２箇所ずつ、一定の位置
関係を以って整然としかも一定の深さに穴を掘ることが
でき、特に、オーガー１７の回転速度を高速回転とする
ことで、掘りくずした土砂を穴の外へほぼ完全に放出し
得ることを特徴とするものであるが、それ故に勢い良く
放出される土砂を泥除け板によって受け止め、既設の穴
には侵入しないように止めることができるという効果を
奏するのであって これにより穴をより狭いピッチ及び
間隔で形成することができる。
るものであるから、圃場に左右２箇所ずつ、一定の位置
関係を以って整然としかも一定の深さに穴を掘ることが
でき、特に、オーガー１７の回転速度を高速回転とする
ことで、掘りくずした土砂を穴の外へほぼ完全に放出し
得ることを特徴とするものであるが、それ故に勢い良く
放出される土砂を泥除け板によって受け止め、既設の穴
には侵入しないように止めることができるという効果を
奏するのであって これにより穴をより狭いピッチ及び
間隔で形成することができる。
【図１】本発明に係る穴掘り機による穴掘り作業の状況
等を示す平面説明図。
等を示す平面説明図。
【図２】同上のものの左側面図。
【図３】本発明に係る穴掘り機の１実施例を示す後面
図。
図。
【図４】同じく平面図。
【図５】本発明に係る泥除け装置の１実施例を示す斜視
図。
図。
【図６】同じく泥除け装置の他の実施例を示す斜視図。
Claims (3)
- 【請求項１】 穴掘り機のオーガーによって掘削された
穴に後の穴掘り時に排出される土砂が侵入するのを防止
するための装置であって、穴掘り機の移動方向後方にお
いてオーガー１７と既設の穴ｈとの間に介在し、オーガ
ー１７から穴ｈの外へ放出される土砂を受け止める泥除
け部材３１を取り付け部材を介して本体１０に設けたこ
とを特徴とする穴掘り機用泥除け装置。 - 【請求項２】 左右２組のオーガー１７をカバーし得る
長さを有する泥除け部材３１に上下動のための縦杆３２
を取り付け、縦杆３２の上部を支持体３３の垂直部に上
下動可能に設けた昇降機構と、支持体３３に前後方向の
伸縮腕３４を取り付け、それを穴掘り機本体側に設けら
れた支持部材３５へ前後動可能に設けた伸縮機構とを有
する請求項１記載の穴掘り機用泥除け装置。 - 【請求項３】 泥除け部材３１は２箇所の穴を囲む別々
の彎曲板３９を有し、このとき各彎曲板３９は左右方向
へ伸びた支持体３３にスライド可能にかつ任意の位置に
固定可能に設けられている請求項１記載の穴掘り機用泥
除け装置。
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