JP2926023B2 - 穴掘り機用掘削位置決め装置 - Google Patents
穴掘り機用掘削位置決め装置Info
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- JP2926023B2 JP2926023B2 JP18064197A JP18064197A JP2926023B2 JP 2926023 B2 JP2926023 B2 JP 2926023B2 JP 18064197 A JP18064197 A JP 18064197A JP 18064197 A JP18064197 A JP 18064197A JP 2926023 B2 JP2926023 B2 JP 2926023B2
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- Japan
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- auger
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後左右所定の間
隔で地面に穴を複数箇所掘るための穴掘り機用掘削位置
決め装置に関するものである。
隔で地面に穴を複数箇所掘るための穴掘り機用掘削位置
決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば植木などの苗木を生産する圃場に
おいて、苗木を植える穴を掘るには、一定のピッチ及び
畝間隔を保って正確に掘ることが求められる。これは苗
木や幼木を風雨から守るために紐等で支える場合には特
に必要なことである。上記の場合、紐等は端部を苗木の
列の両脇に立てた柱体に縛り付け、柱体間に予め列をな
している苗木を固定する方法をとるため、苗木列が乱れ
ていては実施困難になるからである。
おいて、苗木を植える穴を掘るには、一定のピッチ及び
畝間隔を保って正確に掘ることが求められる。これは苗
木や幼木を風雨から守るために紐等で支える場合には特
に必要なことである。上記の場合、紐等は端部を苗木の
列の両脇に立てた柱体に縛り付け、柱体間に予め列をな
している苗木を固定する方法をとるため、苗木列が乱れ
ていては実施困難になるからである。
【0003】しかしながら、従来公知のハンドオーガー
では穴を掘る前に実施すべき圃場での穴掘り位置に場合
によっては1000箇所も2000箇所も或いはそれ以
上の印を付けるという大変な準備が必要である上、穴を
掘る作業自体重労働であり、正確なピッチ及び畝間隔を
保って一定の深さの穴を掘るには神経も使うため大変な
作業量が要求される。自走式の穴掘り機は実開平2−5
7306号、特開平7−107813号等に見られるけ
れどもこれらは未だ提案の段階にあり、目的とする穴を
効率良く掘削できることを保証する内容が備わっている
とは認めがたい。また穴の掘削位置を正確に決めながら
作業を進められるものも未だ提案されていない。
では穴を掘る前に実施すべき圃場での穴掘り位置に場合
によっては1000箇所も2000箇所も或いはそれ以
上の印を付けるという大変な準備が必要である上、穴を
掘る作業自体重労働であり、正確なピッチ及び畝間隔を
保って一定の深さの穴を掘るには神経も使うため大変な
作業量が要求される。自走式の穴掘り機は実開平2−5
7306号、特開平7−107813号等に見られるけ
れどもこれらは未だ提案の段階にあり、目的とする穴を
効率良く掘削できることを保証する内容が備わっている
とは認めがたい。また穴の掘削位置を正確に決めながら
作業を進められるものも未だ提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は、自走しながら
地面に前後左右所定の間隔で自動的にかつ正確に穴を掘
る作業を効率的に実施することにある。
目してなされたものであり、その課題は、自走しながら
地面に前後左右所定の間隔で自動的にかつ正確に穴を掘
る作業を効率的に実施することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、耕された圃場を移動可能な推進手段及び目的
位置に穴を掘るために上下動可能なオーガーを備えた穴
掘り機本体と、穴掘り機の移動方向を設定するため地面
に食い込むブレード部を備えた方向維持装置と、穴掘り
機の移動距離を算定するために推進手段の回転軸周りに
設けられ回転数を取り出すピッチ決定手段と、予め設け
られた既設の穴などの位置の基準と穴掘り機の上記オー
ガーとの間隔を決めるために、穴掘り機の移動方向左右
いずれか一方又は双方に突出させた間隔決定手段とによ
って、穴掘り機のための掘削位置決め装置を構成すると
いう手段を講じたものである。
本発明は、耕された圃場を移動可能な推進手段及び目的
位置に穴を掘るために上下動可能なオーガーを備えた穴
掘り機本体と、穴掘り機の移動方向を設定するため地面
に食い込むブレード部を備えた方向維持装置と、穴掘り
機の移動距離を算定するために推進手段の回転軸周りに
設けられ回転数を取り出すピッチ決定手段と、予め設け
られた既設の穴などの位置の基準と穴掘り機の上記オー
ガーとの間隔を決めるために、穴掘り機の移動方向左右
いずれか一方又は双方に突出させた間隔決定手段とによ
って、穴掘り機のための掘削位置決め装置を構成すると
いう手段を講じたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る穴掘り機用掘削位置
決め装置は、植物を植え付けるなどの目的で地面に所定
の間隔で必要な深さの穴hを掘るための装置である。こ
こでいう地面は耕耘されたものも耕耘されていないもの
も含む。
決め装置は、植物を植え付けるなどの目的で地面に所定
の間隔で必要な深さの穴hを掘るための装置である。こ
こでいう地面は耕耘されたものも耕耘されていないもの
も含む。
【0007】推進手段としては、耕耘された圃場Fを確
実に移動することができる必要があるので、本発明にお
いては無限軌道11が不可欠である。無限軌道11は、
クローラーであるとか、キャタピラと通称されるもので
あり、本体10の左右に夫々設けられた駆動輪18と従
動輪19間に履帯20をかけ渡した構造を有する。無限
軌道11の動力には、例えば内燃エンジンなどの原動機
12が本体10に搭載される。本体10には油圧装置1
3も搭載される。油圧を発生させるための動力源は独立
に設けたり、また外部から供給しても良いが、推進手段
の原動機12の動力を使用することも可能である。
実に移動することができる必要があるので、本発明にお
いては無限軌道11が不可欠である。無限軌道11は、
クローラーであるとか、キャタピラと通称されるもので
あり、本体10の左右に夫々設けられた駆動輪18と従
動輪19間に履帯20をかけ渡した構造を有する。無限
軌道11の動力には、例えば内燃エンジンなどの原動機
12が本体10に搭載される。本体10には油圧装置1
3も搭載される。油圧を発生させるための動力源は独立
に設けたり、また外部から供給しても良いが、推進手段
の原動機12の動力を使用することも可能である。
【0008】本発明のものは、穴掘り機の移動距離を算
定をするために推進手段の回転軸周りに設けられ回転数
を取り出すピッチ決定手段60を有する。例示の場合、
ピッチ決定手段60は原動機12でベルト駆動される変
速器軸に取り付けられた多孔状の回転円盤61とパルス
発生器62とを有し、パルス信号を取り出して回転数か
ら穴掘り機の移動距離Lを算定する構成を有する。この
移動距離Lの設定と、設定値に達したことつまり設定距
離移動完了したことを音及び光によって報ずる報知手段
63、64を適宜設けることができる。図7参照。
定をするために推進手段の回転軸周りに設けられ回転数
を取り出すピッチ決定手段60を有する。例示の場合、
ピッチ決定手段60は原動機12でベルト駆動される変
速器軸に取り付けられた多孔状の回転円盤61とパルス
発生器62とを有し、パルス信号を取り出して回転数か
ら穴掘り機の移動距離Lを算定する構成を有する。この
移動距離Lの設定と、設定値に達したことつまり設定距
離移動完了したことを音及び光によって報ずる報知手段
63、64を適宜設けることができる。図7参照。
【0009】図示の実施例の場合、原動機12には大出
力のガソリンエンジンを使用し、出力を走行系と油圧装
置の動力源に利用している。走行系の動力源は上記駆動
輪への動力接・断用の走行クラッチを介して変速機へ入
力される。他方、油圧系の動力のために原動機12は油
圧ポンプを駆動する。油圧系動力としてはオ−ガ−回転
用の第1油圧ポンプ21と、主としてオーガー昇降用の
第2ポンプ22とを使用することができる。油圧系の回
路図の例は図5、図6に示されており、例えばオーガー
回転のための油圧モーター23用に高圧を発生し、オー
ガー昇降のための昇降用シリンダ装置24用に低圧を発
生する。25は上記油圧モーター23用の切替弁、26
は油圧シリンダ用の切替弁を夫々示す。なお、油槽27
はオーガー17との重量配分のために本体10の前後の
端部に配置する。図5のP1、P2は図6のP1、P2
に接続する。
力のガソリンエンジンを使用し、出力を走行系と油圧装
置の動力源に利用している。走行系の動力源は上記駆動
輪への動力接・断用の走行クラッチを介して変速機へ入
力される。他方、油圧系の動力のために原動機12は油
圧ポンプを駆動する。油圧系動力としてはオ−ガ−回転
用の第1油圧ポンプ21と、主としてオーガー昇降用の
第2ポンプ22とを使用することができる。油圧系の回
路図の例は図5、図6に示されており、例えばオーガー
回転のための油圧モーター23用に高圧を発生し、オー
ガー昇降のための昇降用シリンダ装置24用に低圧を発
生する。25は上記油圧モーター23用の切替弁、26
は油圧シリンダ用の切替弁を夫々示す。なお、油槽27
はオーガー17との重量配分のために本体10の前後の
端部に配置する。図5のP1、P2は図6のP1、P2
に接続する。
【0010】本発明の穴掘り機は従来の穴掘り機におけ
る土砂残留の問題を解決した特徴を有する。前記した半
人力用の動力穴掘り機(いわゆるハンドオーガー)の場
合、これをそのまま使用したのでは十分に掘削できず、
掘りくずした土砂を持ち上げて外に出すための取り扱い
を経験で体得する必要があった。このような操作ができ
ない動力穴掘り機では掘った穴の中に半分以上の土砂が
残留してしまい、その後のかき出しが大変なため、実用
にならなかったという事情を見聞する。この原因を追求
した結果、従来機ではオーガーの回転にも拘らず土砂が
十分に上がって来ず、すき間から落下してしまうことが
判明した。そこで本発明では原動機12を大出力のもの
として、オーガー17の回転速度を従来の100〜15
0rpmから倍速の250〜300rpmに高め、オー
ガー17の跳ね飛ばす土砂及び高速回転するオーガー1
7から作業者を保護するため作業者を本体床板28上に
搭乗させ、かつ間に枠体などの構造物を配置して跳ね飛
ばされる土砂からの遮蔽体29とした。これらの対策を
講じた結果、オーガーの回転速度及びトルクの増大によ
り掘削した土砂を上昇させ穴の外へほぼ完全に放出する
ことが可能になった。即ち、土質による差はあるが、後
工程に何ら問題のない程度となった。なお、オーガー1
7は土砂を掘削したあと跳ね飛ばすことを目的とするの
で、高速回転とはこの目的を達する回転速度を意味す
る。従って上記回転速度は飽くまで例示であり、穴の深
浅や土砂の軽重、或いはオーガー17の回転トルクの大
小に応じて上記回転速度の範囲外に変更し得る。
る土砂残留の問題を解決した特徴を有する。前記した半
人力用の動力穴掘り機(いわゆるハンドオーガー)の場
合、これをそのまま使用したのでは十分に掘削できず、
掘りくずした土砂を持ち上げて外に出すための取り扱い
を経験で体得する必要があった。このような操作ができ
ない動力穴掘り機では掘った穴の中に半分以上の土砂が
残留してしまい、その後のかき出しが大変なため、実用
にならなかったという事情を見聞する。この原因を追求
した結果、従来機ではオーガーの回転にも拘らず土砂が
十分に上がって来ず、すき間から落下してしまうことが
判明した。そこで本発明では原動機12を大出力のもの
として、オーガー17の回転速度を従来の100〜15
0rpmから倍速の250〜300rpmに高め、オー
ガー17の跳ね飛ばす土砂及び高速回転するオーガー1
7から作業者を保護するため作業者を本体床板28上に
搭乗させ、かつ間に枠体などの構造物を配置して跳ね飛
ばされる土砂からの遮蔽体29とした。これらの対策を
講じた結果、オーガーの回転速度及びトルクの増大によ
り掘削した土砂を上昇させ穴の外へほぼ完全に放出する
ことが可能になった。即ち、土質による差はあるが、後
工程に何ら問題のない程度となった。なお、オーガー1
7は土砂を掘削したあと跳ね飛ばすことを目的とするの
で、高速回転とはこの目的を達する回転速度を意味す
る。従って上記回転速度は飽くまで例示であり、穴の深
浅や土砂の軽重、或いはオーガー17の回転トルクの大
小に応じて上記回転速度の範囲外に変更し得る。
【0011】図において30は作業者が座る運転座席、
31は操作盤部であり、走行クラッチ操作部32と変速
機操作レバー33、左右のサイドクラッチ34及びメイ
ンスロットルレバー35を含む走行系と、油圧ポンプ2
1、22のオンオフ用スイッチ兼用のスロットル36、
及びクラッチ37、オーガー昇降のための昇降用シリン
ダ装置24の操作レバー38等を有する。39は後述す
る方向維持装置の昇降レバー、40はカウンター、41
はそのリセットボタンであり、推進手段による本機の移
動距離Lを測定する。移動距離Lを前記のピッチ決定手
段60において設定し、かつまた実移動距離Lを前記の
報知手段63、64によって報ずるのは前途のとおりで
ある。
31は操作盤部であり、走行クラッチ操作部32と変速
機操作レバー33、左右のサイドクラッチ34及びメイ
ンスロットルレバー35を含む走行系と、油圧ポンプ2
1、22のオンオフ用スイッチ兼用のスロットル36、
及びクラッチ37、オーガー昇降のための昇降用シリン
ダ装置24の操作レバー38等を有する。39は後述す
る方向維持装置の昇降レバー、40はカウンター、41
はそのリセットボタンであり、推進手段による本機の移
動距離Lを測定する。移動距離Lを前記のピッチ決定手
段60において設定し、かつまた実移動距離Lを前記の
報知手段63、64によって報ずるのは前途のとおりで
ある。
【0012】掘削及び土砂排出を行なうオーガー17
は、左右の枠体15、15に夫々取り付けられた油圧回
転機16によって駆動され、穴を掘るために回転する、
と同時に昇降可能に構成される。オーガー用の油圧回転
機16の取り付けのため、枠体42を本体10の一端
部、図例では後端部に設置する。同枠体42は上下方向
のガイドレール43と、同ガイドレール43に沿って上
下動可能に設けられた上下動枠44とを有している。上
下動枠44に左右の枠体15が夫々設けられているの
で、枠体42に据え付けられた昇降用シリンダ装置24
の作動によりピストン45が伸縮し、ピストン先端を接
続した上下動枠44とともに左右の枠体15も昇降す
る。昇降量、特に下限及び上限などはリミットスイッチ
その他の検出手段によって検出し、穴の深さを一定に管
理する。これは自動制御も可能である。
は、左右の枠体15、15に夫々取り付けられた油圧回
転機16によって駆動され、穴を掘るために回転する、
と同時に昇降可能に構成される。オーガー用の油圧回転
機16の取り付けのため、枠体42を本体10の一端
部、図例では後端部に設置する。同枠体42は上下方向
のガイドレール43と、同ガイドレール43に沿って上
下動可能に設けられた上下動枠44とを有している。上
下動枠44に左右の枠体15が夫々設けられているの
で、枠体42に据え付けられた昇降用シリンダ装置24
の作動によりピストン45が伸縮し、ピストン先端を接
続した上下動枠44とともに左右の枠体15も昇降す
る。昇降量、特に下限及び上限などはリミットスイッチ
その他の検出手段によって検出し、穴の深さを一定に管
理する。これは自動制御も可能である。
【0013】左右の枠体15の間隔を調節可能とするた
めに、上下動枠44の左右方向に突出する幅調整用ガイ
ドレール46を設け、左右の枠体15を同方向へ移動可
能に支持する。またガイドレール46と平行に捩子47
を回転可能に取り付け、そのねじ部と螺合するナット部
47′を左右の枠体15に設け、ハンドル48の操作に
よって左右枠体15の位置を調整する。中央には第3の
枠体15′を設けることができる。これは上下動枠44
に直かに取り付けられる。各枠体15、15、15′に
は回転軸を垂直方向にして油圧回転機16、16、1
6′を設置し、各回転機16、16、16′にはオーガ
ー17を夫々着脱可能に取り付ける。なお、中央の油圧
回転機16′は左右いずれかの油圧回転機16を移設す
ることで済ませることができるが、専用機を設けてお
き、オーガーのみ着脱しても良い。
めに、上下動枠44の左右方向に突出する幅調整用ガイ
ドレール46を設け、左右の枠体15を同方向へ移動可
能に支持する。またガイドレール46と平行に捩子47
を回転可能に取り付け、そのねじ部と螺合するナット部
47′を左右の枠体15に設け、ハンドル48の操作に
よって左右枠体15の位置を調整する。中央には第3の
枠体15′を設けることができる。これは上下動枠44
に直かに取り付けられる。各枠体15、15、15′に
は回転軸を垂直方向にして油圧回転機16、16、1
6′を設置し、各回転機16、16、16′にはオーガ
ー17を夫々着脱可能に取り付ける。なお、中央の油圧
回転機16′は左右いずれかの油圧回転機16を移設す
ることで済ませることができるが、専用機を設けてお
き、オーガーのみ着脱しても良い。
【0014】予め設けられた既設の穴hなどの位置の基
準と穴掘り機の上記オーガー17との間隔を決めるため
に、穴掘り機の移動方向左右いずれか一方又は双方に突
出させた間隔決定手段70が設けられる。間隔決定手段
70としては、測距方式や定規を当てがう機械的方式な
ど幾つかの方式を実施することができる。図示の実施例
における間隔決定手段70は、既設の穴hまたは穴位置
を示す目印に自機の位置、つまりオーガー17による穴
掘り位置を合わせる機械的方式のもので、オーガー17
の回転軸を結んだ線の外方延長上へ枠体42から延びる
伸縮可能な延出杆49と、先端に測標18を設けた縦杆
19とを設けて構成する。縦杆19は上下動可能とする
ことができる。故に例示の間隔決定手段70は枠体42
と一体的に昇降可能であり、オーガー17の上下動によ
り隣の既設孔hに測標18が爪部18′で直接接触して
位置を確認する。19′は抜け止めを示す。
準と穴掘り機の上記オーガー17との間隔を決めるため
に、穴掘り機の移動方向左右いずれか一方又は双方に突
出させた間隔決定手段70が設けられる。間隔決定手段
70としては、測距方式や定規を当てがう機械的方式な
ど幾つかの方式を実施することができる。図示の実施例
における間隔決定手段70は、既設の穴hまたは穴位置
を示す目印に自機の位置、つまりオーガー17による穴
掘り位置を合わせる機械的方式のもので、オーガー17
の回転軸を結んだ線の外方延長上へ枠体42から延びる
伸縮可能な延出杆49と、先端に測標18を設けた縦杆
19とを設けて構成する。縦杆19は上下動可能とする
ことができる。故に例示の間隔決定手段70は枠体42
と一体的に昇降可能であり、オーガー17の上下動によ
り隣の既設孔hに測標18が爪部18′で直接接触して
位置を確認する。19′は抜け止めを示す。
【0015】さらに、本体10の移動方向を設定するた
めの方向維持装置50を本体10に併設する。これは一
種の操舵装置であり、図示の例は特に、耕された圃場で
直進性を得るためのものである。同装置50は、圃場F
の土砂に切り込むように接する細長いブレード部51
と、ブレード部51を上下動可能に支持する支持筒52
及びブレード部51を圃場Fの土砂に加圧するばね5
3、及び不使用時にブレード部51を引き上げておき、
使用時に下降させるためのシリンダ装置54とを有して
いる。
めの方向維持装置50を本体10に併設する。これは一
種の操舵装置であり、図示の例は特に、耕された圃場で
直進性を得るためのものである。同装置50は、圃場F
の土砂に切り込むように接する細長いブレード部51
と、ブレード部51を上下動可能に支持する支持筒52
及びブレード部51を圃場Fの土砂に加圧するばね5
3、及び不使用時にブレード部51を引き上げておき、
使用時に下降させるためのシリンダ装置54とを有して
いる。
【0016】本発明に係る穴掘り機には以上のほかに、
穴掘り時に放出される土砂が既設の穴を埋めないよう
に、穴を囲むか覆うための土砂流れ込み防止機構80
や、或いは傾斜地に鉛直な穴を掘るため、オーガーを傾
斜させるための傾斜装置等を設けることも可能である。
穴掘り時に放出される土砂が既設の穴を埋めないよう
に、穴を囲むか覆うための土砂流れ込み防止機構80
や、或いは傾斜地に鉛直な穴を掘るため、オーガーを傾
斜させるための傾斜装置等を設けることも可能である。
【0017】このような構成を有する本発明の装置にお
いて、圃場Fに穴掘りを実施するには、隣接する左右の
穴の間隔Wは間隔決定手段70によって決め、また前後
の穴の間隔Lつまりピッチはピッチ決定手段60によっ
て設定しながら行なう。故に、従来行なわれたように、
圃場に格子状に縄を張るなどして決めた位置に石灰など
を用いて印を付ける、というような下準備を省略するこ
とができる。図1は図の右上隅から下方へ順に一定のピ
ッチ及び間隔で穴hを掘る場合の例示であり、穴の深さ
はリミットスイッチ等前述の検出手段によって一定に管
理することができる。特に本発明の装置では、前後及び
左右の穴は恰も定規を当てて掘ったかのように1列及び
1行に整然と並び、紐で苗木等を支える縄張り作業を容
易に実行可能となる。また運転座席30が本体移動方向
に対して横向き、具体的には間隔決定手段70の方向を
向いているので、作業者は既設の穴の向きや列の方向、
移動方向及び本体周囲の状況を十分確認することができ
る。
いて、圃場Fに穴掘りを実施するには、隣接する左右の
穴の間隔Wは間隔決定手段70によって決め、また前後
の穴の間隔Lつまりピッチはピッチ決定手段60によっ
て設定しながら行なう。故に、従来行なわれたように、
圃場に格子状に縄を張るなどして決めた位置に石灰など
を用いて印を付ける、というような下準備を省略するこ
とができる。図1は図の右上隅から下方へ順に一定のピ
ッチ及び間隔で穴hを掘る場合の例示であり、穴の深さ
はリミットスイッチ等前述の検出手段によって一定に管
理することができる。特に本発明の装置では、前後及び
左右の穴は恰も定規を当てて掘ったかのように1列及び
1行に整然と並び、紐で苗木等を支える縄張り作業を容
易に実行可能となる。また運転座席30が本体移動方向
に対して横向き、具体的には間隔決定手段70の方向を
向いているので、作業者は既設の穴の向きや列の方向、
移動方向及び本体周囲の状況を十分確認することができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、地面の複数の穴を掘るに当たり、方
向維持装置60で維持された方向へ、前後及び左右夫々
任意の設定間隔で正確に掘ることができ、特に耕耘され
た圃場の如く人が踏み込めないような不整地でも地面に
下準備を全く施さずに効率の良い作業が実施できるとい
う効果を奏する。
るものであるから、地面の複数の穴を掘るに当たり、方
向維持装置60で維持された方向へ、前後及び左右夫々
任意の設定間隔で正確に掘ることができ、特に耕耘され
た圃場の如く人が踏み込めないような不整地でも地面に
下準備を全く施さずに効率の良い作業が実施できるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明に係る穴掘り機による穴掘り作業の状況
等を示す平面説明図。
等を示す平面説明図。
【図2】同上のものの左側面図。
【図3】本発明に係る自走式穴掘り機の1実施例を示す
後面図。
後面図。
【図4】同じく、一部省略の平面図。
【図5】オーガーの回転及び昇降のための油圧回路図。
【図6】同じく油圧源側の油圧回路図。
【図7】操作盤部の説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 前後左右所定の間隔で地面に穴を複数箇
所掘るための装置であって、耕された圃場を移動可能な
推進手段及び目的位置に穴を掘るために上下動可能なオ
ーガー17を備えた穴掘り機本体10と、穴掘り機の移
動方向を設定するため地面に食い込むブレード部51を
備えた方向維持装置50と、穴掘り機の移動距離を算定
するために推進手段の回転軸周りに設けられ回転数を取
り出すピッチ決定手段60と、予め設けられた既設の穴
などの位置の基準と穴掘り機の上記オーガーとの間隔を
決めるために、穴掘り機の移動方向左右いずれか一方又
は双方に突出させた間隔決定手段70とからなることを
特徴とする穴掘り機用掘削位置決め装置。 - 【請求項2】 ピッチ決定手段60は、回転軸に取り付
けられた多孔状の回転円盤61とパルス発生器62とを
有し、パルス信号を取り出して回転数から穴掘り機の移
動距離Lを算定する構成を有する請求項1記載の穴掘り
機用掘削位置決め装置。 - 【請求項3】 間隔決定手段70は、左右のオーガー1
7を結んだ線の外方延長上へ枠体42から延びる伸縮可
能な延出杆49と、先端に測標18を有する縦杆19と
を設けた構成を有する請求項1記載の穴掘り機用掘削位
置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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