JPH0748762Y2 - 溝掘機 - Google Patents
溝掘機Info
- Publication number
- JPH0748762Y2 JPH0748762Y2 JP1990007354U JP735490U JPH0748762Y2 JP H0748762 Y2 JPH0748762 Y2 JP H0748762Y2 JP 1990007354 U JP1990007354 U JP 1990007354U JP 735490 U JP735490 U JP 735490U JP H0748762 Y2 JPH0748762 Y2 JP H0748762Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- shaft
- rotary shaft
- spiral blade
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として農耕地に深い溝を掘削するのに用い
る螺旋刃を有する溝掘機に関するものである。
る螺旋刃を有する溝掘機に関するものである。
一般に、水田,畑地等の農耕地に深い溝を掘削する場合
に使用される溝掘機が種々提案されており、比較的深い
溝を掘削するものとして例えば特開昭54-27204号公報に
開示されているように、垂直な回転軸に螺旋刃を備え、
上記回転軸を回転させながら牽引することによって溝を
掘削し、掘り取られた土壌が回転軸に沿って上昇し、整
地板等で溝の左右に均平されるようにした先行技術が知
られている。
に使用される溝掘機が種々提案されており、比較的深い
溝を掘削するものとして例えば特開昭54-27204号公報に
開示されているように、垂直な回転軸に螺旋刃を備え、
上記回転軸を回転させながら牽引することによって溝を
掘削し、掘り取られた土壌が回転軸に沿って上昇し、整
地板等で溝の左右に均平されるようにした先行技術が知
られている。
ところで、上述した先行技術のものでは、回転軸に設け
られた螺旋刃の下部ほど過大な負荷がかかり、摩耗も激
しいので、石等により衝撃を受けて螺旋刃が破損した場
合には、回転軸全体を頻繁に交換しなければならない、
という問題点があった。
られた螺旋刃の下部ほど過大な負荷がかかり、摩耗も激
しいので、石等により衝撃を受けて螺旋刃が破損した場
合には、回転軸全体を頻繁に交換しなければならない、
という問題点があった。
本考案は、上述した問題点に鑑みて提案されたもので、
螺旋刃を取付けた回転軸の下端部に着脱自在な分割軸を
設け、この分割軸に横切削刃とアンダーカッタ刃を取付
けて螺旋刃にかかる負担を軽減し、溝掘り機能を向上で
きるようにした溝掘機を提供することを目的とする。
螺旋刃を取付けた回転軸の下端部に着脱自在な分割軸を
設け、この分割軸に横切削刃とアンダーカッタ刃を取付
けて螺旋刃にかかる負担を軽減し、溝掘り機能を向上で
きるようにした溝掘機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本考案は、垂直な回転軸5の
周囲に螺旋刃6を設け、上記回転軸5を回転しながら前
進させることによって土壌を掘削するようにした溝掘機
において、 上記回転軸5の下端部にボルト8により着脱自在な分割
軸7を設け、 上記分割軸7の下端面に螺旋刃6の回転径とほぼ等しい
長さを有し、最下部の硬い土質,礫を切削する一対の横
切削刃9,9を水平直線状に取り付けると共に、上記分割
軸7の側面に左右に突設した一対の取付座11,11を固着
し、 上記取付座11,11に、切削した土壌を上方に投てきする
偏心面を形成したアンダーカッタ刃10、10を、上記横切
削刃9,9とほぼ90度位相をずらせて取付けたことを特徴
とするものである。
周囲に螺旋刃6を設け、上記回転軸5を回転しながら前
進させることによって土壌を掘削するようにした溝掘機
において、 上記回転軸5の下端部にボルト8により着脱自在な分割
軸7を設け、 上記分割軸7の下端面に螺旋刃6の回転径とほぼ等しい
長さを有し、最下部の硬い土質,礫を切削する一対の横
切削刃9,9を水平直線状に取り付けると共に、上記分割
軸7の側面に左右に突設した一対の取付座11,11を固着
し、 上記取付座11,11に、切削した土壌を上方に投てきする
偏心面を形成したアンダーカッタ刃10、10を、上記横切
削刃9,9とほぼ90度位相をずらせて取付けたことを特徴
とするものである。
上記の構成によって本考案の溝掘機は、トラクタに装着
されて回転軸を駆動しながら進行させることにより、土
壌を掘削して行く。そして掘削された土壌は、一定速度
で回転する回転軸の螺旋刃により上方へ押し上げられる
と共に、回転軸の前方側の土壌を掘削と同時に回転軸に
沿って螺旋刃の下方から上方へ向けて押し上げて行く。
されて回転軸を駆動しながら進行させることにより、土
壌を掘削して行く。そして掘削された土壌は、一定速度
で回転する回転軸の螺旋刃により上方へ押し上げられる
と共に、回転軸の前方側の土壌を掘削と同時に回転軸に
沿って螺旋刃の下方から上方へ向けて押し上げて行く。
ここで上記回転軸の下端部には、横切削刃とアンダーカ
ッタ刃とを取付けた分割軸を着脱自在に設けたので、螺
旋刃の最下部にかかる負荷が軽減され、万一、分割軸の
横切削刃やアンダーカッタ刃の取付座が破損しても、分
割軸を交換するだけであるから、回転軸全体を交換する
必要がなくなり、経済的である。
ッタ刃とを取付けた分割軸を着脱自在に設けたので、螺
旋刃の最下部にかかる負荷が軽減され、万一、分割軸の
横切削刃やアンダーカッタ刃の取付座が破損しても、分
割軸を交換するだけであるから、回転軸全体を交換する
必要がなくなり、経済的である。
以下、本考案による実施例を添付図面に基いて具体的に
説明する。
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す溝掘機の正面図、第2
図は溝掘機の要部を示す側面図、第3図は第2図の断面
図である。
図は溝掘機の要部を示す側面図、第3図は第2図の断面
図である。
図において、符号1は溝掘機のギヤボックス、2はギヤ
ボックス1の左右に一対設けた連結ピン、3はギヤボッ
クス1の上部に設けたストラッドをそれぞれ示してい
る。そして、連結ピン2およびストラッド3を、図示し
ない農用トラクタの3点リンクヒッチに装着して牽引移
動可能にしたものである。
ボックス1の左右に一対設けた連結ピン、3はギヤボッ
クス1の上部に設けたストラッドをそれぞれ示してい
る。そして、連結ピン2およびストラッド3を、図示し
ない農用トラクタの3点リンクヒッチに装着して牽引移
動可能にしたものである。
また、ギヤボックス1の前部には、トラクタのPTO軸か
ら回転動力が伝達される受動軸4が突設されている。こ
の受動軸4とギヤボックス1内で歯車等に連繋した回転
軸5が、ギヤボックス1の下側に垂直方向に延出してい
る。そして、回転軸5の周囲には、上下方向に所定の回
転径を有する螺旋刃6が設けられている。また、回転軸
5は所定の長さに形成されており、この回転軸5の下端
部には、分割軸7がボルト8により着脱自在に設けられ
ている。
ら回転動力が伝達される受動軸4が突設されている。こ
の受動軸4とギヤボックス1内で歯車等に連繋した回転
軸5が、ギヤボックス1の下側に垂直方向に延出してい
る。そして、回転軸5の周囲には、上下方向に所定の回
転径を有する螺旋刃6が設けられている。また、回転軸
5は所定の長さに形成されており、この回転軸5の下端
部には、分割軸7がボルト8により着脱自在に設けられ
ている。
上記分割軸7の下端面には、螺旋刃6の回転径とほぼ等
しい一対の横切削刃9が水平直線状に取り付けられてい
ると共に、分割軸7の側面には、左右方向に一対の取付
座11が突設され、この取付座11には、切削した土壌を上
方に投てきする偏心面を形成したアンダーカッタ刃10が
取付けられている。
しい一対の横切削刃9が水平直線状に取り付けられてい
ると共に、分割軸7の側面には、左右方向に一対の取付
座11が突設され、この取付座11には、切削した土壌を上
方に投てきする偏心面を形成したアンダーカッタ刃10が
取付けられている。
ここで、上記分割軸7に取り付けられている横切削刃9
とアンダーカッタ刃10との関係は、第3図に示すように
90度程度の位相を有して設けられており、回転軸5に設
けた螺旋刃6の下端部が、アンダーカッタ刃10を取付け
る取付座11の近傍に突き出すよう配設されている。
とアンダーカッタ刃10との関係は、第3図に示すように
90度程度の位相を有して設けられており、回転軸5に設
けた螺旋刃6の下端部が、アンダーカッタ刃10を取付け
る取付座11の近傍に突き出すよう配設されている。
一方、回転軸5および螺旋刃6の背部には、進行方向が
開口した半円弧状の案内板12が設けられており、回転軸
5が回転して螺旋刃6によって掘削された土壌が、案内
板12の内側に沿って下部から上部へ向けて押し上げられ
るようになっている。
開口した半円弧状の案内板12が設けられており、回転軸
5が回転して螺旋刃6によって掘削された土壌が、案内
板12の内側に沿って下部から上部へ向けて押し上げられ
るようになっている。
このように構成された本考案による溝掘機は、トラクタ
の走行に伴って回転軸5を駆動して土壌を掘削して行
く。このとき、回転軸5の周囲に設けた螺旋刃6と、回
転軸5の下端部に着脱自在に装着した分割軸7の横切削
刃9およびアンダーカッタ刃10とを分離して設けたの
で、螺旋刃6の下部にかかる過大な負荷を軽減すること
ができる。
の走行に伴って回転軸5を駆動して土壌を掘削して行
く。このとき、回転軸5の周囲に設けた螺旋刃6と、回
転軸5の下端部に着脱自在に装着した分割軸7の横切削
刃9およびアンダーカッタ刃10とを分離して設けたの
で、螺旋刃6の下部にかかる過大な負荷を軽減すること
ができる。
また、溝掘作業中に石塊等に衝突して衝撃を受けるの
は、螺旋刃6の下方に設けた分割軸7の横切削刃9また
はアンダーカッタ刃10であり、これらの横切削刃9やア
ンダーカッタ刃10の取付座11および分割軸7が破損して
も、分割軸7の交換を行えばよい。従って、回転軸5の
全体を交換するのに比べて経済的である。
は、螺旋刃6の下方に設けた分割軸7の横切削刃9また
はアンダーカッタ刃10であり、これらの横切削刃9やア
ンダーカッタ刃10の取付座11および分割軸7が破損して
も、分割軸7の交換を行えばよい。従って、回転軸5の
全体を交換するのに比べて経済的である。
以上説明したように、本考案による溝掘機では、螺旋刃
6を設けた回転軸5の下端に、耐衝撃性,耐摩耗性の大
きい横切削刃9およびアンダーカッタ刃10を着脱自在の
分割軸7に装着したので、横切削刃9およびアンダーカ
ッタ刃10により最下部の硬い土質,礫を効率よく切削し
て螺旋刃6の下部にかかる負荷を軽減し、回転軸5の破
損を防止することができる。
6を設けた回転軸5の下端に、耐衝撃性,耐摩耗性の大
きい横切削刃9およびアンダーカッタ刃10を着脱自在の
分割軸7に装着したので、横切削刃9およびアンダーカ
ッタ刃10により最下部の硬い土質,礫を効率よく切削し
て螺旋刃6の下部にかかる負荷を軽減し、回転軸5の破
損を防止することができる。
また、石塊等の衝撃により破損し易い螺旋刃6およびそ
の取付座の下部に、激しい負荷を受ける横切削刃9およ
びアンダーカッタ刃10を備えた着脱自在な分割軸7を設
けたので、万一、これらが破損した場合でも分割軸7の
交換が容易であり、回転軸5全体を交換する必要がなく
経済的である。
の取付座の下部に、激しい負荷を受ける横切削刃9およ
びアンダーカッタ刃10を備えた着脱自在な分割軸7を設
けたので、万一、これらが破損した場合でも分割軸7の
交換が容易であり、回転軸5全体を交換する必要がなく
経済的である。
さらに、回転軸5の下部に装着した分割軸7のアンダー
カッタ刃10の偏心面に沿って下端の切削土壌が回転軸5
の螺旋刃6方向へ円滑に押し上げられるので、掘削能率
を向上することができる。
カッタ刃10の偏心面に沿って下端の切削土壌が回転軸5
の螺旋刃6方向へ円滑に押し上げられるので、掘削能率
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す溝掘機の正面図、第2
図は溝掘機の要部を示す側面図、第3図は第2図のIII-
III断面図である。 1……ギヤボックス、2……連結ピン、4……ストラッ
ド、4……受動軸、5……回転軸、6……螺旋刃、7…
…分割軸、8……ボルト、9……横切削刃、10……アン
ダーカッタ刃、11……取付座、12……案内板。
図は溝掘機の要部を示す側面図、第3図は第2図のIII-
III断面図である。 1……ギヤボックス、2……連結ピン、4……ストラッ
ド、4……受動軸、5……回転軸、6……螺旋刃、7…
…分割軸、8……ボルト、9……横切削刃、10……アン
ダーカッタ刃、11……取付座、12……案内板。
Claims (1)
- 【請求項1】垂直な回転軸(5)の周囲に螺旋刃(6)
を設け、上記回転軸(5)を回転しながら前進させるこ
とによって土壌を掘削するようにした溝掘機において、 上記回転軸(5)の下端部にボルト(8)により着脱自
在な分割軸(7)を設け、 上記分割軸(7)の下端面に螺旋刃(6)の回転径とほ
ぼ等しい長さを有し、最下部の硬い土質,礫を切削する
一対の横切削刃(9,9)を水平直線状に取り付けると共
に、上記分割軸(7)の側面に左右に突設した一対の取
付座(11,11)を固着し、 上記取付座(11,11)に、切削した土壌を上方に投てき
する偏心面を形成したアンダーカッタ刃(10、10)を、
上記横切削刃(9,9)とほぼ90度位相をずらせて取付け
たことを特徴とする溝掘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990007354U JPH0748762Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 溝掘機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990007354U JPH0748762Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 溝掘機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399062U JPH0399062U (ja) | 1991-10-16 |
JPH0748762Y2 true JPH0748762Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31511012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990007354U Expired - Fee Related JPH0748762Y2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 溝掘機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748762Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101406505B1 (ko) * | 2013-07-11 | 2014-06-11 | 강희대 | 농업용 굴토 드릴유닛 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5842511U (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | 株式会社河野製作所 | ガスバ−ナ火炎口の位置調整装置 |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1990007354U patent/JPH0748762Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101406505B1 (ko) * | 2013-07-11 | 2014-06-11 | 강희대 | 농업용 굴토 드릴유닛 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0399062U (ja) | 1991-10-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |