JPH1191163A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1191163A
JPH1191163A JP9256622A JP25662297A JPH1191163A JP H1191163 A JPH1191163 A JP H1191163A JP 9256622 A JP9256622 A JP 9256622A JP 25662297 A JP25662297 A JP 25662297A JP H1191163 A JPH1191163 A JP H1191163A
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JP
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signal
timing
reference clock
phase difference
scanning
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JP9256622A
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English (en)
Inventor
Tsunao Honpo
本保  綱男
Nobuyuki Watabe
信之 渡部
Junichi Noguchi
淳市 野口
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査同期によるスキャナモータの回転位相
制御の開始時期において、安定して画像水平同期信号が
得られるカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】 半導体レーザ、ポリゴンミラー、これを
駆動するモータ、モータの回転を検出して回転検出信号
を出力する回転検出手段、走査線の照射部に画像潜像を
形成する感光体、画像潜像を現像にする現像手段、現像
が転写される転写体、転写体の1回転毎の副走査基準信
号を発生する手段、基準クロックを基に回転検出信号を
PLL制御してモータ回転を制御するPLL手段、基準
クロックを副走査基準信号に同期させる同期手段、走査
線の至端に配設されレーザ光を検出する光検出器を備え
るカラー画像形成装置において、基準クロックが副走査
基準信号に同期した直後に於いて、光検出器の近傍のみ
で半導体レーザが発光するように制御する発光制御手段
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザによる走査装置
を備えたカラー画像形成装置に関し、特に感光媒体への
帯電、露光、現像を繰り返して行い記録媒体または中間
転写体などへの転写を複数回行うことにより、複数色ト
ナーによるカラー画像の再現を行うデジタル電子写真方
式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの電子写真方式の画像形成装置
においては、感光体上にレーザ光を走査させ、画素ごと
にレーザ光の強度や、点灯時間を入力信号の値に応じて
変調させて感光体上に静電潜像を形成する。この感光体
上の静電潜像は現像器により現像され、この後ですぐに
記録媒体に転写・定着されるか、もしくは現像を一旦中
間転写体に転写した後、記録媒体に転写、定着される電
子写真プロセスを経て最終出力画像となる。
【0003】従来、レーザを偏向して感光体上を走査さ
せるスキャナモータ、感光体や転写体を駆動するモータ
は互いに非同期に動作していたが、複数色のトナーを重
ねてカラー画像を形成するカラープリンターの場合、上
記の原因により各色の画像形成位置を一致させることが
できず、色ずれのある異常画像が生じる場合があった。
この解決手段を提供する発明の1例として、特開平4−
321067号公報に記載の発明のように、転写体の回
転に同期して発生する回転制御信号を検出後、その検出
のタイミングを基準にしてスキャナモータの回転位相を
制御してレーザ走査のタイミングを制御する方式等が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、スキャ
ナモータの回転位相制御の開始直後ではポリゴンスキャ
ナの鏡面が所定の位置にない場合があり、本来所定の非
画像領域にてレーザを点灯させることにより得ていた画
像水平同期信号BDが検出されずスキャナモータの回転
位相制御がエラーとなる場合があった。また、感光体上
の非画像領域でレーザをBD検出用に点灯して、感光体
上の非画像領域に不要な画像を形成、現像してしまうた
め、その部分に現像による汚れが発生してしまう場合が
あった。
【0005】そこで本発明は、副走査同期によるスキャ
ナモータの回転位相制御の開始時期において、安定して
画像水平同期信号が得られるカラー画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカラー画像
形成装置は、レーザ光を発光する半導体レーザと、前記
レーザ光を偏向して走査線を形成するポリゴンミラー
と、前記ポリゴンミラーを駆動するモータと、前記モー
タの回転を検出して回転検出信号を出力する回転検出手
段と、副走査方向に回転しながら前記走査線の照射部に
画像潜像を形成する感光体と、前記画像潜像を現像にす
る現像手段と、前記現像が転写される転写体と、前記転
写体の1回転毎の副走査基準信号を発生する手段と、基
準クロックを基に前記回転検出信号をPLL制御するこ
とにより前記モータの回転を制御するPLL手段と、前
記基準クロックを前記副走査基準信号に同期させる同期
手段と、前記走査線の至端に配設され、前記レーザ光を
検出して光検出信号を出力する光検出器と、を備えるカ
ラー画像形成装置において、前記基準クロックが前記副
走査基準信号に同期した直後に於いて、前記光検出器の
近傍のみで前記半導体レーザが発光するように制御する
発光制御手段を備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明によるカラー画像形成装置
は、前記発光制御手段は、前記基準クロックと前記回転
検出信号との位相差を検出する位相差検出器と、前記位
相差に応じて基準発光タイミングからの遅延量を調整す
るタイミング補正回路とを備えることを特徴とする。
【0008】更に、本発明によるカラー画像形成装置
は、前記タイミング補正回路は、前記位相差が所定値を
上回るときのみに遅延量を調整することを特徴とする。
【0009】更に、本発明によるカラー画像形成装置
は、更に、前記位相差に応じた前記遅延量を計測する手
段と、前記遅延量を記憶する記憶手段とを備え、前記タ
イミング補正手段は該記憶手段の記憶値を基に遅延量を
調整することを特徴とする。
【0010】更に、本発明によるカラー画像形成装置
は、前記発光制御手段は、前記基準クロックが前記副走
査基準信号に同期された直後の前記基準クロックの位相
ジャンプ量を計測する手段と、該位相ジャンプ量を保持
する手段と、前記光検出信号からの経過時間を計測する
第1のカウンタと、前記副走査基準信号からの前記走査
線数を計測する第2のカウンタと、前記位相ジャンプ量
と前記走査線数を基に発光タイミングを出力するROM
と、前記経過時間が前記発光タイミングになったときに
発光タイミング信号を出力する手段とを備えることを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、図面を参照して実施形態1を詳細
に説明する。
【0012】図11に実施形態1のカラー画像形成装置
を組み入れた複写機の概略断面図を示す。このカラー複
写機は、上部にデジタルカラー画像リーダ部、下部にデ
ジタルカラー画像プリンタ部(画像形成装置)を有す
る。リーダ部において、原稿30を原稿台ガラス31上
に載せ、露光ランプ32により露光走査することによ
り、原稿30からの反射光像を、レンズ33によりフル
ラカーセンサ34に集光し、カラー色分解画像信号を得
る。カラー色分解画像信号は、(図示しない)増幅回路
を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニットにて処理を
施され、プリンタ部に送出される。
【0013】プリンタ部において、像担持体である感光
体ドラム1は回転自在に担持され、感光体ドラム1の周
りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザ露光光
学系3、電位センサ12、色の異なる4個の現像器4
y,4c,4m,4Bk、ドラム上光量検知手段13、
転写装置5(5b〜5i)、クリーニング器6が配置さ
れている。
【0014】レーザ露光光学系3において、リーダ部か
らの画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光信号に
変換され、変換されたレーザ光がポリゴンミラー3aで
反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光体
ドラム1の面に投影される。
【0015】プリンタ部画像形成時には、感光体ドラム
1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電した
後の感光体ドラム1を帯電器2により一様に帯電させ
て、各分解色ごとに光像を照射し、潜像を形成する。
【0016】次に、4個の現像器4y,4c,4m,4
Bkのうちの色に応じた所定の現像器を動作させて、感
光体ドラム1上の潜像を現像し、感光体ドラム1上に樹
脂を基体としたトナー画像を形成する。現像器は、偏心
カム24y,24c,24m,24Bkの動作により、
各分解色に応じて択一的に感光体ドラム1に接近するよ
うにしている。
【0017】さらに、感光体ドラム1上のトナー画像
を、記録材カセット7a、7b又は7cより搬送系及び
転写装置5を介して感光体ドラム1と対向した位置に供
給された記録材に転写する。転写装置5は、本例では転
写ドラム5a、転写帯電器5b、記録材を静電吸着させ
るための吸着帯電器5cと対向する吸着ローラ5g、内
側帯電器5d、外側帯電器5eとを有し、回転駆動され
るように軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘
電体からなる記録材担持シート5fを円筒状に一体的に
張設している。記録材担持シート5fとしてはポリカー
ボネートフィルム等の誘電体シートを使用している。
【0018】ドラム状とされる転写装置、つまり転写ド
ラム5aを回転させるに従って感光体ドラム上のトナー
像は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持
された記録材上に転写する。
【0019】このように記録材担持シート5fに吸着搬
送される記録材には所望数の色画像が転写され、フルカ
ラー画像を形成する。
【0020】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介してトレイ10に排紙する。他方、転写後感光体ドラ
ム1は、表面の残留トナーをクリーニング器6で清掃し
た後再度画像形成工程に供する。
【0021】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9を排出後、すぐに搬送パス切替ガイド19を駆
動し、搬送縦パス20を経て、反転パス21aにいった
ん導いた後、反転ローラ21bの逆転により、送り込ま
れた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向き
に退出させ、中間トレイ22に収納する。その後再び上
述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成
する。
【0022】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上の粉体の飛散付着、記録材上のオイルの付着等を
防止するために、ファーブラシ14と記録材担持シート
5fを介して該ブラシ14に対向するバックアップブラ
シ15や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5
fを介して該ローラ16に対向するバックアップブラシ
17の作用により清掃を行う。このような清掃は画像形
成前もしくは後に行い、また、ジャム(紙づまり)発生
時には随時行う。
【0023】また、本例においては、所望のタイミング
で偏心カム25を動作させ、転写ドラム5fと一体化し
ているカムフォロワ5iを作動させることにより、記録
材担持シート5aと感光体ドラム1とのギャップを任意
に設定可能な構成としている。例えば、スタンバイ中ま
たは電源オフ時には、転写ドラムと感光体ドラムの間隔
を離す。
【0024】図2は、本実施形態におけるカラー画像形
成装置のレーザ照射により潜像を形成し現像、転写する
部分の概略図である。感光体101は図示しない帯電装
置により、表面が一様に帯電されレーザ光源102によ
り発射されたレーザ光により感光体101が露光されて
画像情報に応じた静電潜像が形成される。前記レーザ光
はポリゴンミラー103、f−θレンズ104を介して
感光体101上を走査する。感光体101の一端にはフ
ォトセンサ105が配置され、ポリゴンミラー103の
1面毎に反射されるレーザ光により、走査開始の基準信
号(BD信号)132を発生する。従ってBD信号13
2の周期はポリゴンミラー103の回転周期で定めるこ
とができる。ポリゴンミラー103は、例えばパルスモ
ータなどのポリゴン駆動モータ111の回転軸に連結さ
れ、ポリゴン駆動モータ111はその制御回路であるポ
リゴンモータ制御回路112によって駆動されている。
ポリゴンモータ制御回路112はPLL方式のフィード
バックを行い、これには基準クロック113が供給され
る。ポリゴンモータ制御回路112は、ポリゴン駆動モ
ータ111の回転速度が所定の安定領域に達したとき
に、ready信号130を画像書き出しタイミング制
御回路110へ出力する。
【0025】また、感光体101の周囲には転写ドラム
106及び、図示せぬ現像色毎の現像器が設けられ、現
像器で現像されたトナー像は転写ドラム106に保持さ
れた記録用紙107に転写位置で転写器108によって
転写される。転写ドラム106の端部には基準位置を示
すマークがあり該マークの移動軌跡上の所定の基準位置
にはセンサ109aが配置されている。センサ109a
からの出力ITOP134によって用紙の基準位置の通
過時刻がわかるようになっている。転写ドラム106
は、例えばパルスモータなどの転写体駆動モータ114
の回転軸に連結され、この転写体駆動モータ114はそ
の制御回路115によって駆動されている。制御回路1
15はPLL方式のフィードバックを行い、これには基
準クロック116が供給される。
【0026】これらのセンサの出力、すなわちBD信号
132、ITOP信号134は画像書き出しタイミング
制御回路110に入力され、以下に示すように誤差時間
Teの補正されたタイミングで、同じく画像書き出しタ
イミング制御回路110に入力する画像信号により変調
されたレーザ光が感光体101へ照射する。
【0027】ポリゴン駆動モータ111は、図1に示さ
れるように駆動モータの回転速度を検出するためのエン
コーダを備え、PLL駆動系の制御回路で制御される。
【0028】次に、ITOP信号134とクロック11
3との同期合わせ開始され、ポリゴンモータの回転速度
が変化し、それに応じてBDのタイミングを変える方法
を図1を用いて説明する。
【0029】同期回路201は基準クロック113をI
TOP信号134と同期して分周して、PLL制御回路
202に基準クロックを作る。同期回路201としては
例えば、ITOP信号134で位相リセットをかけられ
るフライホイル回路が使える。この基準クロックの周期
は、例えばレーザ光の感光体ドラムの走査周期である。
PLL制御回路202はポリゴン駆動モータ111に備
えられたエンコーダからのパルス信号(FG信号)を制
御対象としてポリゴン駆動モータ111の回転を制御す
る。
【0030】ポリゴン駆動モータ111を制御する基準
クロックを供給するCLK113の位相は、所定の周期
でポリゴンモータ制御回路112に入力されるITOP
信号134の位相と、同期回路201より所定の位相差
になるように制御される。従って、一般には、PLL制
御回路202に入力される基準クロックの位相が、IT
OP信号134入力前後で変化することになる。PLL
制御回路202では、この基準クロックとポリゴン駆動
モータ111のエンコーダ出力であるFG信号との位相
を所定の関係になるようにポリゴン駆動モータ111の
回転速度を制御するため、基準クロックの位相が急激に
変化すると、それにFG信号の位相を追従させるために
ポリゴンモータの回転速度を変化させる。位相差検出回
路203は図3に示すように、基準クロックとFG信号
との位相差を検出し、それに応じたパルス幅をBDタイ
ミング補正信号131として出力する。BDタイミング
補正信号131は画像書き出しタイミング制御回路11
0内のBDタイミング補正用カウンタ204に入力さ
れ、ここで所定のクロックレートでBDタイミング補正
信号131のパルス幅に応じたカウント値が計数され、
補正値記憶回路205に入力される。そして、BD点灯
信号133が入力されると、先に計数したカウント値に
応じた遅延量をBDタイミング補正回路206に設定す
る。よってBD点灯信号は、BDタイミング補正回路2
06の遅延量分遅れたタイミングでレーザ駆動信号した
タイミングでレーザ駆動回路に対し、BD点灯信号を出
力する。以降、この動作を繰り返すことにより、ポリゴ
ン駆動モータ111のFG信号と基準クロックの位相差
の変化に追従したタイミングでBDを点灯させることが
可能である。
【0031】[実施形態2]実施形態1においては、基
準クロックとFG信号との位相差が生じる毎にBD点灯
タイミングを制御していたが、PLL制御回路202に
よるポリゴンモータ111の回転の位相合わせ制御が行
われた時でもポリゴンモータの回転速度が著しく変化し
た場合のみ、BDの点灯タイミングを制御するようにす
ればよい。
【0032】図4に実施形態2の概略図を示す。実施形
態1との違いは、BDタイミング補正回路406をポリ
ゴンモータのready信号で有効もしくは無効に制御
するようにしていることである。
【0033】ready信号はポリゴンモータの回転の
安定度を示す信号で、回転速度が所定の速度の場合はL
レベル、それ以外ではHレベルに設定される。よって、
位相制御が開始されても、ready信号がLレベルの
場合はBDタイミング補正回路406が無効のままのた
め、BDの点灯タイミングの補正が行われない。
【0034】[実施形態3]図5は、PLL制御回路5
02によるポリゴンモータ111の回転の位相合わせ制
御中のBDタイミング補正用データを測定するモードを
有する本発明の実施形態3を示す概略図である。
【0035】ポリゴン駆動モータ111を制御する基準
クロックを供給するCLK113の位相は、所定の周期
でポリゴンモータ制御回路112に入力されるITOP
信号134の位相と、同期回路501より所定の位相差
になるように制御される。すなわち、PLL制御回路5
02に入力される基準クロックの位相が、ITOP信号
134入力前後で変化することになる。PLL制御回路
502では、この基準クロックとポリゴン駆動モータ1
11のエンコーダ出力であるFG信号との位相を所定の
関係になるようにポリゴン駆動モータ111の回転速度
を制御するため、基準クロックの位相が急激に変化する
と、それにFG信号の位相を追従させるためにポリゴン
モータの回転速度を変化させる。位相差検出回路203
は図3に示すように、基準クロックとFG信号との位相
差を検出しそれに応じたパルス幅をBDタイミング補正
信号として出力する。
【0036】画像書き出しタイミング制御回路110に
は、図示しない操作パネルで「測定モード」と「補正モ
ード」が選択され、それに応じたMODE切り替え信号
によりITOP信号134の出力先が変更される。
【0037】「測定モード」が選択された場合、ITO
P信号134はスイッチ508を経由してBDタイミン
グ補正用カウンタ504に入力され、ITOP信号13
4の入力により、このカウンタが有効になる。
【0038】「測定モード」が開始されると、ITOP
信号134はBDタイミング補正用カウンタ504に入
力される。この時に、ポリゴンモータの回転速度の安定
度を示すready信号が、Lレベルの場合、すなわち
ポリゴンモータの回転速度が十分安定している場合には
無条件でこのモードは終了する。ready信号が、H
レベルの場合のみに次の動作に移行する。次に、位相差
検出回路503の出力であるBDタイミング補正信号を
BDタイミング補正用カウンタ504は所定のクロック
レートで計数し、補正値記憶回路505に格納する。す
なわちBDタイミング補正信号の立ち上がりでカウンタ
を開始し、立ち下がりでカウントを終了する。終了後、
計数値を補正値記憶回路505に格納し、格納アドレス
をカウントアップする。この動作をready信号がL
レベルになるまで繰り返す。以上で「測定モード」が終
了する。
【0039】「補正モード」が選択された場合、MOD
E切り替え信号によりITOP信号134はスイッチ5
08を経由して補正値記憶回路505に入力され、ここ
からのデータの読み出しが可能となる。この場合ITO
P信号134入力後、BD点灯信号が補正値記憶回路5
05に入力される毎に、アドレス順にデータを読み出し
BDタイミング補正回路にタイミング補正データが設定
される。
【0040】以上により、位相合わせ制御が開始される
とポリゴンモータの回転変化に応じたタイミングでのB
D点灯が可能となる。
【0041】[実施形態4]実施形態4について図面を
参照しながら説明をする。
【0042】図6は本実施形態の回路のブロック図を示
すものである。図6において図1と同一部分については
同一符号を付けて重複する説明は省略する。図1に示す
回路図においては信号133は画像信号とBD点灯信号
との論理和であったが、本実施形態においては信号13
3は画像信号だけであるとする。
【0043】図7に本実施形態におけるポリゴンモータ
制御回路112とポリゴン駆動モータ111との内部ブ
ロック図を示す。PLL制御回路202及びポリゴン駆
動モータ111は実施形態1と同一である。基準カウン
タ802は、クロックブロック113から供給されるク
ロックをカウントするカウンタである。基準カウンタ8
02はITOP134と比較器のP=Q出力とが論理和
ゲート801でとられた信号によりリセットされる。基
準周期ブロック803はPLL制御回路の基準周期に対
応する基準カウンタ802のカウント値を出力する。比
較器804は基準周期ブロックの出力と基準カウンタ8
02の出力とを比較し、両者が等しくなったときにHI
GHになる出力”P=Q”と、基準周期ブロックの出力
の値の半分の値を基準カウンタ802の出力の値が下回
るときにHIGHとなる出力”P/2>Q”とを出力す
る。基準カウンタ802は、通常は比較器804の”P
=Q”出力により基準周期でリセットしながらカウント
を続け、転写ドラムの回転位相が特定の値になったとき
に発生するITOP134がHIGHになったときに、
リセットされ、ITOP134に位相合わせされる。比
較器804の”P/2>Q”信号はPLL制御回路20
2の基準クロックとなり、通常はデューティ50%であ
るが、基準カウンタ802がITOP134にリセット
されるときのみ、一般にはこの関係が崩れる。805は
例えば74LS377で実現されるクロックイネーブル
付きのDタイプフリップフロップであり、ITOP13
4により基準カウンタ802がリセットされる直前の基
準カウンタのカウント出力値をその取り込む。従って、
この出力はITOP134が立ち上がる度に更新され、
転写ドラムが一回転する間は保持される。
【0044】上述の構成における動作をタイミング図9
を参照しながら説明する。
【0045】図9はITOP134がHIGHとなる前
後の時間のタイミング図である。基準クロックは、IT
OP134がHIGHとなる前は一定の周期でHIGH
/LOWを繰り返すが、ITOP134がHIGHとな
る時に、位相リセットされる。ポリゴン駆動モータ11
1はPLL制御回路802により制御されるので、この
図ではこれから約4周期後にFGの位相は基準クロック
の位相と揃う。この図の場合では、突然、FGの位相が
遅れるのでポリゴン駆動モータの回転数は位相が追いつ
くまでの間だけ速くなる。BDタイミング補正信号13
1はITOP134の立ち上がりのタイミングでステッ
プ上に変化する。
【0046】図8に本実施形態における画像書き出しタ
イミング制御回路110の内部ブロック図を示す。90
2は、BD132によりリセットされ、BD132が出
力されてからの経過時間を計測する主走査カウンタであ
る。このクロックは一般にはクロック113の出力する
クロックとは異なるが、同一であっても良い。903は
ITOP134によりリセットされ、BD132をカウ
ントする副走査カウンタである。905は下位アドレス
を副走査カウンタ903のカウント値、上位アドレスを
BDタイミング補正信号131とするROMである。R
OM905は、BDタイミング信号131の値によって
切り換えられ、且つ、副走査カウント値に応じて逐次変
化するBDタイミング値を出力する。
【0047】図10は、ROM905に書き込まれてい
るデータを示すグラフである。Q1からQ5はBDタイ
ミング補正信号の値を示し、 Q1>Q2>Q3>Q4>Q5 Q3=P である。但し、Pは基準周期であり、定常時の基準クロ
ックの周期に等しい。
【0048】Q3=Pの時には、基準クロックの位相ジ
ャンプがないので、BDタイミング値は定常時と同一の
値をずっと維持したままである。
【0049】BDタイミング補正信号131がQ1、Q
2の時には、ITOP134が入力されたときに突然位
相進みが発生したことになるので、ポリゴン駆動モータ
111を通常よりも遅い回転数で駆動している。従っ
て、BDタイミング値を大きくして、BD発光のタイミ
ングを遅らせるように補正する。BDタイミング補正信
号131がQ1であるときには、BDタイミング補正信
号131がQ1であるときよりも位相進みが大きいの
で、それに応じて、補正量を大きくする。
【0050】BDタイミング補正信号131がQ4、Q
5の時には、ITOP134が入力されたときに突然位
相遅れが発生したことになるので、ポリゴン駆動モータ
111を通常よりも速い回転数で駆動している。従っ
て、BDタイミング値を小さくして、BD発光のタイミ
ングを早まらせるように補正する。BDタイミング補正
信号131がQ5であるときには、BDタイミング補正
信号131がQ4であるときよりも位相遅れが大きいの
で、それに応じて、補正量を大きくする。
【0051】なお、ROM905のデータはPLL制御
系のパラメータが決まれば一意に決定されるものであ
り、設計時に計算或いは採取して、書き込んでおく。
【0052】図8に戻り、比較器904は、主走査カウ
ンタ902の出力するカウント値が、ROM905が出
力するBDタイミング値と等しくなったときに出力”P
=Q”をHIGHにする。これは1クロック幅しかない
のでパルスストレッチャ906によりパルス幅が広げら
れた信号によりレーザ駆動回路207にBDレーザ点灯
信号を出力する。
【0053】なお、図示しないが、比較器904の出
力”P=Q”によりセットされ、BD132によりリセ
ットされるRSフリップフロップの出力をBDレーザ点
灯信号としても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ポ
リゴン駆動モータの回転位相をドラムの回転位相に合わ
せるための制御中であっても、安定したBD(水平同期
信号)の検出が可能となり、かつ、異常画像や機内汚れ
が発生する等の不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における画像書き出しタイ
ミング制御回路及びポリゴンモータ制御回路との連結及
び内部を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカラー画像形成装置の概念図であ
る。
【図3】本発明における位相補正中のBD点灯タイミン
グを説明するタイミング図である。
【図4】本発明の実施形態2における画像書き出しタイ
ミング制御回路及びポリゴンモータ制御回路との連結及
び内部を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態3における画像書き出しタイ
ミング制御回路及びポリゴンモータ制御回路との連結及
び内部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態4における画像書き出しタイ
ミング制御回路及びポリゴンモータ制御回路との連結を
示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態4におけるポリゴンモータ制
御回路の内部を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態4における画像書き出しタイ
ミング制御回路の内部を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態4におけるポリゴンモータ制
御回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【図10】本発明の実施形態4におけるROM905が
出力するBDタイミング値を示すグラフである。
【図11】本発明及び従来例におけるカラー画像形成装
置を含む複写機の概略断面図である。
【符号の説明】
110 画像書き出しタイミング制御回路 111 ポリゴン駆動モータ 112 ポリゴンモータ制御回路 131 BDタイミング補正信号 132 BD信号 134 ITOP信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発光する半導体レーザと、 前記レーザ光を偏向して走査線を形成するポリゴンミラ
    ーと、 前記ポリゴンミラーを駆動するモータと、 前記モータの回転を検出して回転検出信号を出力する回
    転検出手段と、 副走査方向に回転しながら前記走査線の照射部に画像潜
    像を形成する感光体と、 前記画像潜像を現像にする現像手段と、 前記現像が転写される転写体と、 前記転写体の1回転毎の副走査基準信号を発生する手段
    と、 基準クロックを基に前記回転検出信号をPLL制御する
    ことにより前記モータの回転を制御するPLL手段と、 前記基準クロックを前記副走査基準信号に同期させる同
    期手段と、 前記走査線の至端に配設され、前記レーザ光を検出して
    光検出信号を出力する光検出器と、 を備えるカラー画像形成装置において、 前記基準クロックが前記副走査基準信号に同期した直後
    に於いて、前記光検出器の近傍のみで前記半導体レーザ
    が発光するように制御する発光制御手段を備えることを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記発光制御手段は、前記基準クロック
    と前記回転検出信号との位相差を検出する位相差検出器
    と、前記位相差に応じて基準発光タイミングからの遅延
    量を調整するタイミング補正回路とを備えることを特徴
    とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミング補正回路は、前記位相差
    が所定値を上回るときのみに遅延量を調整することを特
    徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記位相差に応じた前記遅延量を
    計測する手段と、前記遅延量を記憶する記憶手段とを備
    え、前記タイミング補正手段は該記憶手段の記憶値を基
    に遅延量を調整することを特徴とする請求項2又は3に
    記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記発光制御手段は、前記基準クロック
    が前記副走査基準信号に同期された直後の前記基準クロ
    ックの位相ジャンプ量を計測する手段と、該位相ジャン
    プ量を保持する手段と、前記光検出信号からの経過時間
    を計測する第1のカウンタと、前記副走査基準信号から
    の前記走査線数を計測する第2のカウンタと、前記位相
    ジャンプ量と前記走査線数を基に発光タイミングを出力
    するROMと、前記経過時間が前記発光タイミングにな
    ったときに発光タイミング信号を出力する手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装
    置。
JP9256622A 1997-09-22 1997-09-22 カラー画像形成装置 Pending JPH1191163A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346703B1 (ko) * 1999-07-29 2002-08-01 삼성전자 주식회사 인쇄기의 광주사시스템 및 그 구동방법
US8125503B2 (en) 2007-12-07 2012-02-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013184401A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置

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