JPH1190507A - スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製造方法 - Google Patents
スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製造方法Info
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- JPH1190507A JPH1190507A JP25705197A JP25705197A JPH1190507A JP H1190507 A JPH1190507 A JP H1190507A JP 25705197 A JP25705197 A JP 25705197A JP 25705197 A JP25705197 A JP 25705197A JP H1190507 A JPH1190507 A JP H1190507A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 質量割合で、C:0.005〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%を含有する鋼スラブを加熱後、
熱間圧延し、その際ロール粗さをRa≦2μmとした仕
上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始温度をAr3 〜1
050℃、仕上圧延終了温度を(Ar3 −30)℃以上
とし、さらに、仕上圧延出側速度を400mpm以上と
した熱間圧延を施した後、2秒以内に冷却速度10℃/
Sで冷却を開始し、500〜700℃で巻取ることによ
り、スケール密着性の優れた熱延鋼板を製造できる。
造方法を提供する。 【解決手段】 質量割合で、C:0.005〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%を含有する鋼スラブを加熱後、
熱間圧延し、その際ロール粗さをRa≦2μmとした仕
上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始温度をAr3 〜1
050℃、仕上圧延終了温度を(Ar3 −30)℃以上
とし、さらに、仕上圧延出側速度を400mpm以上と
した熱間圧延を施した後、2秒以内に冷却速度10℃/
Sで冷却を開始し、500〜700℃で巻取ることによ
り、スケール密着性の優れた熱延鋼板を製造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケール密着性に
優れた熱延鋼板、及びその製造方法に関するものであ
り、自動車部品、パイプ、ドラム缶、あるいは、建築部
材等に使用出来る。
優れた熱延鋼板、及びその製造方法に関するものであ
り、自動車部品、パイプ、ドラム缶、あるいは、建築部
材等に使用出来る。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼板を製造すると鋼板表面にスケー
ル(黒皮)が生成する。この黒皮付鋼板を加工すると、
表面のスケールが剥離し、製品表面や金型等にキズが生
じるほか、飛散するスケール粉塵のため、作業環境が悪
化する。そこで、黒皮付鋼板の表面性状を改善する技術
が種々提案されてきている。例えば特開昭58−157
517号公報のように仕上圧延機と水冷装置間にさらに
水冷を施して大気と遮断する方法や特開昭61−123
403号公報のように仕上圧延直後に不活性ガスあるい
は還元性ガス雰囲気で低温まで冷却する方法や、更には
特開昭61−195702号公報のように仕上圧延直後
に急冷を施す方法が提案されている。これらはスケール
厚みを小さくすることでスケール密着性を改善する技術
である。
ル(黒皮)が生成する。この黒皮付鋼板を加工すると、
表面のスケールが剥離し、製品表面や金型等にキズが生
じるほか、飛散するスケール粉塵のため、作業環境が悪
化する。そこで、黒皮付鋼板の表面性状を改善する技術
が種々提案されてきている。例えば特開昭58−157
517号公報のように仕上圧延機と水冷装置間にさらに
水冷を施して大気と遮断する方法や特開昭61−123
403号公報のように仕上圧延直後に不活性ガスあるい
は還元性ガス雰囲気で低温まで冷却する方法や、更には
特開昭61−195702号公報のように仕上圧延直後
に急冷を施す方法が提案されている。これらはスケール
厚みを小さくすることでスケール密着性を改善する技術
である。
【0003】しかしこれらの方法は鋼材と大気とを遮断
するための設備や、鋼帯を圧延直後に急冷する設備など
を必要とするものであり多大な設備コストを招く欠点を
有する。また、特開平2−182302号公報のように
ロール粗さを通常より粗くして鋼板の凹凸を大きくし、
地鉄とスケールとの界面におけるアンカー効果を狙った
技術もあるが粗いロールを均一に維持することが困難
で、表面性状の悪化を招く。また、特開平6−7930
5号公報のように、平均粗さと粗さの最大値と平均値と
の差を限定することによって鋼板上の粉状スケールのな
い表面を得る技術が開示されているが、これは加工時の
密着性に関する技術ではない。また鋼成分を制御し、ス
ケール密着性と加工性に優れた鋼板を製造する技術が特
開昭63−241137号公報に記載されているが、深
絞り用途の低炭素薄鋼板に限定されている方法である。
以上のように、低炭素鋼から中炭素鋼までスケール密着
性の良い熱延鋼板を得る技術は確立されていないのが実
情である。
するための設備や、鋼帯を圧延直後に急冷する設備など
を必要とするものであり多大な設備コストを招く欠点を
有する。また、特開平2−182302号公報のように
ロール粗さを通常より粗くして鋼板の凹凸を大きくし、
地鉄とスケールとの界面におけるアンカー効果を狙った
技術もあるが粗いロールを均一に維持することが困難
で、表面性状の悪化を招く。また、特開平6−7930
5号公報のように、平均粗さと粗さの最大値と平均値と
の差を限定することによって鋼板上の粉状スケールのな
い表面を得る技術が開示されているが、これは加工時の
密着性に関する技術ではない。また鋼成分を制御し、ス
ケール密着性と加工性に優れた鋼板を製造する技術が特
開昭63−241137号公報に記載されているが、深
絞り用途の低炭素薄鋼板に限定されている方法である。
以上のように、低炭素鋼から中炭素鋼までスケール密着
性の良い熱延鋼板を得る技術は確立されていないのが実
情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、スケール密着性に優れた安価な低炭素、中
炭素熱延鋼板とその製造方法を得ることを目的としたも
のである。
現状に鑑み、スケール密着性に優れた安価な低炭素、中
炭素熱延鋼板とその製造方法を得ることを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本願発明の要旨とする
ところは、 (1)質量割合で、C:0.05〜0.2%、Si:
0.005〜0.5%、Mn:0.01〜1.5%、
P:0.001〜0.1%、S:0.001〜0.03
%、Al:0.001〜0.1%、N:0.0005〜
0.005%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有
し、鋼板表面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でP
PIが100未満であることを特徴とするスケール密着
性に優れた熱延鋼板。
ところは、 (1)質量割合で、C:0.05〜0.2%、Si:
0.005〜0.5%、Mn:0.01〜1.5%、
P:0.001〜0.1%、S:0.001〜0.03
%、Al:0.001〜0.1%、N:0.0005〜
0.005%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有
し、鋼板表面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でP
PIが100未満であることを特徴とするスケール密着
性に優れた熱延鋼板。
【0006】(2)質量割合で、C:0.05〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、残部Fe及び不可避的不純物
元素を含有する鋼スラブを加熱後、熱間圧延し、その際
ロール平均粗さをRa≦2μmとした仕上圧延ロールを
使用し、仕上圧延開始温度をAr3 〜1050℃、仕上
圧延終了温度を(Ar3 −30)℃以上とし、さらに、
仕上圧延出側速度を400mpm以上とした熱間圧延を
施した後、2 秒以内に冷却速度10℃/S以上で冷却を
開始し、500〜700℃で巻取ることを特徴とするス
ケール密着性に優れた熱延鋼板の製造方法。
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、残部Fe及び不可避的不純物
元素を含有する鋼スラブを加熱後、熱間圧延し、その際
ロール平均粗さをRa≦2μmとした仕上圧延ロールを
使用し、仕上圧延開始温度をAr3 〜1050℃、仕上
圧延終了温度を(Ar3 −30)℃以上とし、さらに、
仕上圧延出側速度を400mpm以上とした熱間圧延を
施した後、2 秒以内に冷却速度10℃/S以上で冷却を
開始し、500〜700℃で巻取ることを特徴とするス
ケール密着性に優れた熱延鋼板の製造方法。
【0007】(3)質量割合で、C:0.05〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、更に、Ti、Nb、Vのうち
少なくとも1種以上を合計で0.01〜0.1%含有
し、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼板表
面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが10
0未満であることを特徴とするスケール密着性に優れた
熱延鋼板。
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、更に、Ti、Nb、Vのうち
少なくとも1種以上を合計で0.01〜0.1%含有
し、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼板表
面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが10
0未満であることを特徴とするスケール密着性に優れた
熱延鋼板。
【0008】(4)質量割合で、C:0.05〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、更に、Ti、Nb、Vのうち
少なくとも1種以上を合計で0.01〜0.1%含有
し、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼スラ
ブを加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さをRa
≦2μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始
温度をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を(Ar
3 −30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速度を4
00mpm以上とした熱間圧延を施した後、2秒以内に
冷却速度10℃/S以上で冷却を開始し、500〜70
0℃で巻取ることを特徴とするスケール密着性に優れた
熱延鋼板の製造方法。
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、更に、Ti、Nb、Vのうち
少なくとも1種以上を合計で0.01〜0.1%含有
し、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼スラ
ブを加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さをRa
≦2μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始
温度をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を(Ar
3 −30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速度を4
00mpm以上とした熱間圧延を施した後、2秒以内に
冷却速度10℃/S以上で冷却を開始し、500〜70
0℃で巻取ることを特徴とするスケール密着性に優れた
熱延鋼板の製造方法。
【0009】(5)質量割合で、C:0.05〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、B:0.0001〜0.00
20%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼
板表面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが
100未満であることを特徴とするスケール密着性に優
れた熱延鋼板。
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、B:0.0001〜0.00
20%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼
板表面の平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが
100未満であることを特徴とするスケール密着性に優
れた熱延鋼板。
【0010】(6)質量割合で、C:0.05〜0.2
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、B:0.0001〜0.00
20%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼
スラブを加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さを
Ra≦2μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延
開始温度をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を
(Ar3 −30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速
度を400mpm以上とした熱間圧延を施した後、2 秒
以内に冷却速度10℃/S以上で冷却を開始し、500
〜700℃で巻取ることを特徴とするスケール密着性に
優れた熱延鋼板の製造方法である。
%、Si:0.005〜0.5%、Mn:0.01〜
1.5%、P:0.001〜0.1%、S:0.001
〜0.03%、Al:0.001〜0.1%、N:0.
0005〜0.005%、B:0.0001〜0.00
20%、残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼
スラブを加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さを
Ra≦2μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延
開始温度をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を
(Ar3 −30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速
度を400mpm以上とした熱間圧延を施した後、2 秒
以内に冷却速度10℃/S以上で冷却を開始し、500
〜700℃で巻取ることを特徴とするスケール密着性に
優れた熱延鋼板の製造方法である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本願発明について具体的に説
明する。まず、鋼成分の限定理由について述べる。Cは
鋼を強化するのに必須の元素であり、鋼の強化のために
は0.005%以上必要である。一方添加量が多くなる
と硬化しすぎるため0.2%以下とする。Siも脱酸と
鋼の強化のために添加されるが多量に添加されるとスケ
ール疵が発生しやすくなる。0.5%以上であると赤ス
ケール疵が発生し易く、スケール密着性が著しく劣化す
ることからこれを上限とする。一方0.005%未満と
してもスケール密着性の向上は認められないため、範囲
を0.005〜0.5%とした。
明する。まず、鋼成分の限定理由について述べる。Cは
鋼を強化するのに必須の元素であり、鋼の強化のために
は0.005%以上必要である。一方添加量が多くなる
と硬化しすぎるため0.2%以下とする。Siも脱酸と
鋼の強化のために添加されるが多量に添加されるとスケ
ール疵が発生しやすくなる。0.5%以上であると赤ス
ケール疵が発生し易く、スケール密着性が著しく劣化す
ることからこれを上限とする。一方0.005%未満と
してもスケール密着性の向上は認められないため、範囲
を0.005〜0.5%とした。
【0012】Mnは鋼の強化のために添加されるが、添
加量が少ないとSによる脆性劣化が起こるため、それを
回避するためには少なくとも0.01%以上必要であ
る。しかし1.5%を越えると硬化しすぎるため0.0
1〜1.5%とした。Pは一般に鋼の強化のために使わ
れるが、添加量が多いとスケール密着性が劣化するため
上限を0.1%とする。また0.001%未満にするこ
とは工業的に困難であるため0.001〜0.1%とし
た。
加量が少ないとSによる脆性劣化が起こるため、それを
回避するためには少なくとも0.01%以上必要であ
る。しかし1.5%を越えると硬化しすぎるため0.0
1〜1.5%とした。Pは一般に鋼の強化のために使わ
れるが、添加量が多いとスケール密着性が劣化するため
上限を0.1%とする。また0.001%未満にするこ
とは工業的に困難であるため0.001〜0.1%とし
た。
【0013】Sは0.001%未満では部分的に地鉄・
スケール界面にSiが濃化し、スケール密着性に局所的
な差が生じるため、スケール疵が発生し易くなる。また
0.03%を越えるとS濃化部分の地鉄・スケール界面
が粗くなり、スケール密着性が劣化するため0.001
〜0.03%の範囲とした。Alは脱酸、脱窒のために
添加されるが0.001%未満ではその効果がなく、一
方、0.1%を越えるとスケール密着性が劣化するた
め、0.001〜0.1%とした。Nは、多く含まれる
と時効性が劣化するため0.005%以下とする。また
0.0005%未満にするには著しいコストがかかるた
め、下限を0.0005%とした。
スケール界面にSiが濃化し、スケール密着性に局所的
な差が生じるため、スケール疵が発生し易くなる。また
0.03%を越えるとS濃化部分の地鉄・スケール界面
が粗くなり、スケール密着性が劣化するため0.001
〜0.03%の範囲とした。Alは脱酸、脱窒のために
添加されるが0.001%未満ではその効果がなく、一
方、0.1%を越えるとスケール密着性が劣化するた
め、0.001〜0.1%とした。Nは、多く含まれる
と時効性が劣化するため0.005%以下とする。また
0.0005%未満にするには著しいコストがかかるた
め、下限を0.0005%とした。
【0014】Nb、V、Tiは必要に応じて添加され、
析出硬化元素として働き鋼を強化する。この効果を有効
に作用させるためには0.01%以上の添加が必要であ
る。一方0.1%を超えて添加すると介在物の増加によ
り延性が劣し、またスケール密着性も劣化するため上限
を0.1%とした。Bは、必要に応じ添加される元素で
あり、時効性改善のために添加される。Bの添加量が
0.001%未満では、添加効果がなく、0.0020
%を超えると効果が飽和し、経済的に不利なため0.0
001〜0.0020%とした。
析出硬化元素として働き鋼を強化する。この効果を有効
に作用させるためには0.01%以上の添加が必要であ
る。一方0.1%を超えて添加すると介在物の増加によ
り延性が劣し、またスケール密着性も劣化するため上限
を0.1%とした。Bは、必要に応じ添加される元素で
あり、時効性改善のために添加される。Bの添加量が
0.001%未満では、添加効果がなく、0.0020
%を超えると効果が飽和し、経済的に不利なため0.0
001〜0.0020%とした。
【0015】次に製造条件について述べる。仕上圧延開
始温度については、Ar3 点未満であるとスケール厚は
薄くなるが粗粒になり易く、仕上後段で温度低下のため
表面性状が劣化するし、1050℃以上ではスケール厚
が厚くなるとともにロール肌荒れが起こりやすくスケー
ル疵が発生しやすくなるため、Ar3 〜1050℃とし
た。また仕上圧延終了温度は(Ar3 −30)℃未満で
は表面性状が劣化するためこれを下限とした。その際仕
上ロール粗さRaを2μm以下とし、仕上圧延出側速度
を400mpmとすることは本発明にとり重要である。
始温度については、Ar3 点未満であるとスケール厚は
薄くなるが粗粒になり易く、仕上後段で温度低下のため
表面性状が劣化するし、1050℃以上ではスケール厚
が厚くなるとともにロール肌荒れが起こりやすくスケー
ル疵が発生しやすくなるため、Ar3 〜1050℃とし
た。また仕上圧延終了温度は(Ar3 −30)℃未満で
は表面性状が劣化するためこれを下限とした。その際仕
上ロール粗さRaを2μm以下とし、仕上圧延出側速度
を400mpmとすることは本発明にとり重要である。
【0016】スケール密着性は2次スケール生成時の地
鉄、スケール界面の状態に依存すると考えられるため、
本発明者等は仕上圧延ロールに着目した。そこで、仕上
げロールの中心平均粗さRaを0.5〜2.3μmと
し、圧延速度を仕上出側で300〜350mpmに制御
して熱間圧延を行った。しかし、スケール密着性の向上
はほとんど見られなかった。ところが、熱延鋼板の地鉄
・スケール界面の観察や地鉄部の粗さ測定及びスケール
密着性の調査を詳細に行ったところ、PPIが小さい方
がスケール密着性がよいことを突き止めた。さらに、P
PIは仕上圧延出側速度と関係が認められ、圧延速度が
大きいほどPPIが小さくなる傾向にあることがわかっ
た。
鉄、スケール界面の状態に依存すると考えられるため、
本発明者等は仕上圧延ロールに着目した。そこで、仕上
げロールの中心平均粗さRaを0.5〜2.3μmと
し、圧延速度を仕上出側で300〜350mpmに制御
して熱間圧延を行った。しかし、スケール密着性の向上
はほとんど見られなかった。ところが、熱延鋼板の地鉄
・スケール界面の観察や地鉄部の粗さ測定及びスケール
密着性の調査を詳細に行ったところ、PPIが小さい方
がスケール密着性がよいことを突き止めた。さらに、P
PIは仕上圧延出側速度と関係が認められ、圧延速度が
大きいほどPPIが小さくなる傾向にあることがわかっ
た。
【0017】そこで、ロールの中心粗さRaを0.6〜
2.3μmとし、PPIを変化させるため圧延出側速度
を350〜500mpmとして熱間圧延を行ったとこ
ろ、ロール粗さが2.0μm以下で、仕上圧延出側速度
400mpm以上の時にスケール密着性が顕著に良くな
ることを見出した。得られた鋼板を調査した結果、スケ
ール密着性の良いものは、地鉄・スケール界面の平均粗
さRa≦2.0μmであり、PPI≦100であること
が判明した。この理由は定かではないが、熱間圧延中に
生成したスケールが圧延中に均一に伸び、スケール内の
割れや剥離が生じにくくなっていることが一因でスケー
ル密着性が向上したものと考えられる。
2.3μmとし、PPIを変化させるため圧延出側速度
を350〜500mpmとして熱間圧延を行ったとこ
ろ、ロール粗さが2.0μm以下で、仕上圧延出側速度
400mpm以上の時にスケール密着性が顕著に良くな
ることを見出した。得られた鋼板を調査した結果、スケ
ール密着性の良いものは、地鉄・スケール界面の平均粗
さRa≦2.0μmであり、PPI≦100であること
が判明した。この理由は定かではないが、熱間圧延中に
生成したスケールが圧延中に均一に伸び、スケール内の
割れや剥離が生じにくくなっていることが一因でスケー
ル密着性が向上したものと考えられる。
【0018】仕上出側から冷却開始までの時間は2秒以
内とし冷却初期速度については、10℃/S以上とす
る。この理由は、この冷却開始までの時間が2秒以上
で、冷却初期速度が10℃/S未満であるとスケール厚
みが増加するばかりか、FeOの酸化によって、スケー
ルの外層部分や欠陥部に密度の異なるFe3 O4 やFe
2O3 が生成し、スケール密着性を悪化させるからであ
る。巻取温度はスケール性状に影響を与え、700℃を
超えるとスケール厚みが急激に増加し、FeOの酸化反
応(3FeO+0.5O2 →Fe3 O4 )によりスケー
ル密着性の悪いFe 3 O4 が生成するので上限を700
℃とする。この温度以下だとFeOの変態反応(4Fe
O→Fe+Fe3 O4 )により地鉄との整合性が良くス
ケール密着性の良いFe+Fe3 O4 が生成する。一
方、500℃未満になると機械的性質が劣化するため5
00℃を下限とした。
内とし冷却初期速度については、10℃/S以上とす
る。この理由は、この冷却開始までの時間が2秒以上
で、冷却初期速度が10℃/S未満であるとスケール厚
みが増加するばかりか、FeOの酸化によって、スケー
ルの外層部分や欠陥部に密度の異なるFe3 O4 やFe
2O3 が生成し、スケール密着性を悪化させるからであ
る。巻取温度はスケール性状に影響を与え、700℃を
超えるとスケール厚みが急激に増加し、FeOの酸化反
応(3FeO+0.5O2 →Fe3 O4 )によりスケー
ル密着性の悪いFe 3 O4 が生成するので上限を700
℃とする。この温度以下だとFeOの変態反応(4Fe
O→Fe+Fe3 O4 )により地鉄との整合性が良くス
ケール密着性の良いFe+Fe3 O4 が生成する。一
方、500℃未満になると機械的性質が劣化するため5
00℃を下限とした。
【0019】次に実施例にて本発明をより詳細に説明す
る。
る。
【実施例】表1に示す鋼成分を転炉で溶製した鋼スラブ
を加熱炉で加熱後、粗圧延で40〜60mmまで圧延
し、引き続き仕上圧延機にて圧延開始温度を960〜1
060℃として仕上圧延を開始し、仕上圧延終了温度を
830〜935℃として1.0〜8.0mmまで熱間圧
延した。その際仕上圧延機後段側のロールの粗度を0.
9〜2.3μmとしたものを使用した。そして仕上出側
速度を300〜560mpmと変化させ、仕上出側から
0.7〜2.2秒以内に初期冷却速度8〜30℃/Sで
冷却を開始した。巻取温度は510〜730℃とした。
を加熱炉で加熱後、粗圧延で40〜60mmまで圧延
し、引き続き仕上圧延機にて圧延開始温度を960〜1
060℃として仕上圧延を開始し、仕上圧延終了温度を
830〜935℃として1.0〜8.0mmまで熱間圧
延した。その際仕上圧延機後段側のロールの粗度を0.
9〜2.3μmとしたものを使用した。そして仕上出側
速度を300〜560mpmと変化させ、仕上出側から
0.7〜2.2秒以内に初期冷却速度8〜30℃/Sで
冷却を開始した。巻取温度は510〜730℃とした。
【0020】
【表1】
【0021】このように得られた鋼板の圧延方向の1/
4幅部から、JIS規格Z2201に記載のJIS5号
試験片を切り出し、JIS規格Z2241の方法で引張
試験を行った。また地鉄・スケール界面のRa、PPI
は、酸洗抑制剤を含む塩酸酸洗液を用いてスケールのみ
を取り去った後に粗度計にて測定した。また、スケール
密着性については圧延幅方向の中央部からJIS規格Z
2204記載の3号試験片を切り出し、板厚tmmの試
験片を曲げ半径1.0tで180度曲げを行い、背部の
粉状スケールを除去後にテープ剥離試験を行い、さらに
その後、背部を観察し、スケール剥離性の評点付けを行
った。評点は、剥離面積率が0〜50%であるものを合
格とし、剥離面積が50%を越えるものを不合格とし
た。表2に熱延条件と鋼板の特性について記す。
4幅部から、JIS規格Z2201に記載のJIS5号
試験片を切り出し、JIS規格Z2241の方法で引張
試験を行った。また地鉄・スケール界面のRa、PPI
は、酸洗抑制剤を含む塩酸酸洗液を用いてスケールのみ
を取り去った後に粗度計にて測定した。また、スケール
密着性については圧延幅方向の中央部からJIS規格Z
2204記載の3号試験片を切り出し、板厚tmmの試
験片を曲げ半径1.0tで180度曲げを行い、背部の
粉状スケールを除去後にテープ剥離試験を行い、さらに
その後、背部を観察し、スケール剥離性の評点付けを行
った。評点は、剥離面積率が0〜50%であるものを合
格とし、剥離面積が50%を越えるものを不合格とし
た。表2に熱延条件と鋼板の特性について記す。
【0022】
【表2】
【0023】表2の表中のNo1からNo10は本発明
の実施例である。No11からNo22は製造条件が本
発明から外れている比較例である。No11とNo17
は仕上圧延出側速度が小さく、No12、No16、N
o18は仕上圧延ロール粗度が大き過ぎる。No13は
仕上圧延後の冷却速度が小さい。No14は仕上圧延後
の冷却開始までの時間が長すぎる。No15は巻取温度
が高すぎる。このためこれらはスケール密着性が悪い。
No19からNo23は鋼成分が本発明と異なる比較例
である。
の実施例である。No11からNo22は製造条件が本
発明から外れている比較例である。No11とNo17
は仕上圧延出側速度が小さく、No12、No16、N
o18は仕上圧延ロール粗度が大き過ぎる。No13は
仕上圧延後の冷却速度が小さい。No14は仕上圧延後
の冷却開始までの時間が長すぎる。No15は巻取温度
が高すぎる。このためこれらはスケール密着性が悪い。
No19からNo23は鋼成分が本発明と異なる比較例
である。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、スケール密
着性に優れた熱延鋼板が得られ、産業上の利用価値は極
めて高い。
着性に優れた熱延鋼板が得られ、産業上の利用価値は極
めて高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/00 301 C22C 38/00 301Z 38/06 38/06 38/14 38/14
Claims (6)
- 【請求項1】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼板表面の
平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが100未
満であることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延
鋼板。 - 【請求項2】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼スラブを
加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さをRa≦2
μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始温度
をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を(Ar3 −
30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速度を400
mpm以上とした熱間圧延を施した後、2 秒以内に冷却
速度10℃/S以上で冷却を開始し、500〜700℃
で巻取ることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延
鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 更に、Ti、Nb、Vのうち少なくとも1種以上を合計
で0.01〜0.1%含有し、残部Fe及び不可避的不
純物元素を含有し、鋼板表面の平均粗さ(Ra)が2.
0μm以下でPPIが100未満であることを特徴とす
るスケール密着性に優れた熱延鋼板。 - 【請求項4】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 更に、Ti、Nb、Vのうち少なくとも1種以上を合計
で0.01〜0.1%含有し、残部Fe及び不可避的不
純物元素を含有する鋼スラブを加熱後、熱間圧延し、そ
の際ロール平均粗さをRa≦2μmとした仕上圧延ロー
ルを使用し、仕上圧延開始温度をAr3 〜1050℃、
仕上圧延終了温度を(Ar3 −30)℃以上とし、さら
に、仕上圧延出側速度を400mpm以上とした熱間圧
延を施した後、2 秒以内に冷却速度10℃/S以上で冷
却を開始し、500〜700℃で巻取ることを特徴とす
るスケール密着性に優れた熱延鋼板の製造方法。 - 【請求項5】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 B:0.0001〜0.0020%、 残部Fe及び不可避的不純物元素を含有し、鋼板表面の
平均粗さ(Ra)が2.0μm以下でPPIが100未
満であることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延
鋼板。 - 【請求項6】 質量割合で、 C:0.05〜0.2%、 Si:0.005〜0.5%、 Mn:0.01〜1.5%、 P:0.001〜0.1%、 S:0.001〜0.03%、 Al:0.001〜0.1%、 N:0.0005〜0.005%、 B:0.0001〜0.0020%、 残部Fe及び不可避的不純物元素を含有する鋼スラブを
加熱後、熱間圧延し、その際ロール平均粗さをRa≦2
μmとした仕上圧延ロールを使用し、仕上圧延開始温度
をAr3 〜1050℃、仕上圧延終了温度を(Ar3 −
30)℃以上とし、さらに、仕上圧延出側速度を400
mpm以上とした熱間圧延を施した後、2 秒以内に冷却
速度10℃/S以上で冷却を開始し、500〜700℃
で巻取ることを特徴とするスケール密着性に優れた熱延
鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25705197A JPH1190507A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25705197A JPH1190507A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190507A true JPH1190507A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17301064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25705197A Withdrawn JPH1190507A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | スケール密着性に優れた熱延鋼板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190507A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151059A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 外観美麗な熱延鋼板の製造方法 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP25705197A patent/JPH1190507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016151059A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 外観美麗な熱延鋼板の製造方法 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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