JPH1190481A - 汚水処理施設の運転制御方法 - Google Patents

汚水処理施設の運転制御方法

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JPH1190481A
JPH1190481A JP25057997A JP25057997A JPH1190481A JP H1190481 A JPH1190481 A JP H1190481A JP 25057997 A JP25057997 A JP 25057997A JP 25057997 A JP25057997 A JP 25057997A JP H1190481 A JPH1190481 A JP H1190481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消泡材の使用に頼らず泡が接触バッ気槽外に
吹き出るのを確実に抑えて、汚水処理のランニングコス
トを低減する。 【解決手段】 流量調整ポンプ2の運転時には、空気供
給源9の運転により散気装置10から接触バッ気槽7内
に散気し、流量調整ポンプ2の運転停止と同時に空気供
給源9の運転を停止するとともに、つぎに流量調整ポン
プ2が運転されるまでの間は、空気供給源9を間欠運転
して、散気装置10から間欠的に散気する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水処理施設の運
転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示すように、流量調整
槽1に流入して来たスクリーニング済みの原水を、流量
調整ポンプ2によって圧送し、自動微細目スクリーン3
でスクリーニングしたのち計量槽4に送り込み、計量槽
4で計量した原水を、濾材5を備えた嫌気性濾床槽6へ
移送し、該嫌気性濾床槽6で嫌気処理を施したのち、嫌
気処理済み水を接触バッ気槽7に導入する。接触バッ気
槽7は、接触材8とブロアーなどの空気供給源9に接続
した散気装置10を備えている。したがって、空気供給
源9の運転により散気装置10から空気を吹き出し散気
することで、接触バッ気槽7では接触バッ気処理が施さ
れる。接触バッ気処理済み水は沈殿槽11に導かれ、該
沈殿槽11で汚泥を沈殿させて上澄水の排出を行うとと
もに、汚泥引き抜きポンプ12により汚泥を排出するよ
うに構成した汚水処理施設が知られている。
【0003】流量調整槽1には水位計によってなる水位
検出手段13が設けられ、図示していない原水槽から流
量調整槽1に原水が流入することで、水位が流量調整ポ
ンプ2の運転開始水位HWLまで上昇すると、この水位
HWLは水位検出手段13によって検知され、検知され
た水位信号が制御手段14に入力される。制御手段14
は入力された水位検知信号に基づいて、流量調整ポンプ
2に運転開始信号を出力し、流量調整ポンプ2の運転を
開始して、流量調整槽1内の原水を移送する。
【0004】流量調整ポンプ2の運転により、流量調整
槽1の水位が流量調整ポンプ2の運転停止水位LWLま
で低下すると、この水位LWLは水位検出手段13によ
って検知され、検知された水位信号が制御手段14に入
力される。制御手段14は入力された水位検出信号に基
づいて、流量調整ポンプ2に運転停止信号を出力し、流
量調整ポンプ2の運転を停止させる。一方、ブロアーな
どの空気供給源9は、制御手段14から出力される運転
開始信号に基づいて、原則24時間連続運転するように
制御される。
【0005】このように空気供給源9を原則24時間連
続運転させる従来の運転制御方法では、接触バッ気槽7
において過剰な発泡を生じて泡が槽外に吹き出る。この
ため、従来は消泡材を投入して泡が槽外に吹き出るのを
抑えている。しかし、消泡材は高価である上、多量に投
入する必要があるので、汚水処理のランニングコストが
高くなる欠点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の汚水
処理装置の運転方法では、接触バッ気槽において生じる
過剰な発泡を抑えるため、高価な消泡材を多量に使用す
る必要があるので、汚水処理のランニングコストが高く
なる欠点を有している。そこで、本発明は、消泡材の使
用に頼らず泡が接触バッ気槽外に吹き出るのを確実に抑
えて、汚水処理のランニングコストを低減することがで
きる汚水処理施設の運転制御方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、流量調整ポンプを備えた流量調整槽か
ら、前記流量調整ポンプの運転により濾材を備えた嫌気
性濾床槽に原水を移送し、該嫌気性濾床槽で嫌気処理を
施して、接触材と、空気供給源に接続した散気装置とを
備えた接触バッ気槽に導き、ここで接触バッ気処理が施
された接触バッ気処理済み水を沈殿槽に導き、該沈殿槽
で汚泥を沈殿させて上澄水の排出を行うとともに、汚泥
引き抜きポンプにより汚泥を排出するように構成した汚
水処理施設において、前記流量調整ポンプの運転時に
は、前記空気供給源の運転により散気装置から散気し、
前記流量調整ポンプの運転停止と同時に前記散気装置か
らの散気を停止するとともに、つぎに流量調整ポンプが
運転されるまでの間は、前記散気装置から間欠的に散気
することを特徴としている。
【0008】本発明によれば、流量調整槽から嫌気性濾
床槽への原水移送が停止される流量調整ポンプの運転停
止時、つまり嫌気性濾床槽から接触バッ気槽への嫌気処
理済み水の導入が停止される時には、散気装置からの散
気を停止するとともに、流量調整ポンプの運転停止時か
ら、つぎに流量調整ポンプが運転されるまでの間は、散
気装置からの散気を間欠的に行うので、接触バッ気槽に
おいて過剰な発泡を生じて泡が槽外に吹き出るのを防止
することができるとともに、バッ気不足が生じることも
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、図3で説明した従来例と
同一もしくは相当部分には同一符号を付して説明する。
図1において、流量調整槽1に流入して来たスクリーニ
ング済みの原水を、流量調整ポンプ2によって圧送し、
自動微細目スクリーン3でスクリーニングしたのち計量
槽4に送り込み、計量槽4で計量した原水を、濾材5を
備えた嫌気性濾床槽6移送し、該嫌気性濾床槽6で嫌気
処理を施したのち、嫌気処理済み水を接触バッ気槽7に
導入する。接触バッ気槽7は、接触材8とブロアーなど
の空気供給源9に接続した散気装置10を備えている。
したがって、空気供給源9の運転により散気装置10か
ら空気を吹き出し散気することで、接触バッ気槽7では
接触バッ気処理が施される。接触バッ気処理済み水は沈
殿槽11に導かれ、該沈殿槽11で汚泥を沈殿させて上
澄水の排出を行うとともに、汚泥引き抜きポンプ12に
より汚泥を排出するように構成されている。
【0010】流量調整槽1には水位計によってなる水位
検出手段13が設けられ、図示していない原水槽から流
量調整槽1に原水が流入することで、水位が流量調整ポ
ンプ2の運転開始水位HWLまで上昇すると、この水位
HWLは水位検出手段13によって検知され、検知され
た水位信号が制御手段14に入力される。制御手段14
は入力された水位検知信号に基づいて、流量調整ポンプ
2に運転開始信号を出力し、流量調整ポンプ2の運転を
開始して、流量調整槽1内の原水を移送する。
【0011】流量調整ポンプ2に運転により、流量調整
槽1の水位が流量調整ポンプ2の運転停止水位LWLま
で低下すると、この水位LWLは水位検出手段13によ
って検知され、検知された水位信号が制御手段14に入
力される。制御手段14は入力された水位検出信号に基
づいて、流量調整ポンプ2に運転停止信号を出力し、流
量調整ポンプ2の運転を停止させる。一方、ブロアーな
どの空気供給源9は、制御手段14から出力される制御
信号に基づいて運転を制御される。制御手段14は、他
の制御器とともに第1タイマー15および第2タイマー
16を備えている。
【0012】つぎに前記構成の作動を説明する。図示し
ていない原水槽から流量調整槽1に原水が流入すること
で、水位が流量調整ポンプ2の運転開始水位HWLまで
上昇すると、この水位HWLは水位検出手段13によっ
て検知され、検知された水位信号が制御手段14に入力
される。制御手段14は入力された水位検知信号に基づ
いて、流量調整ポンプ2に運転開始信号を出力し、流量
調整ポンプ2の運転を開始して、流量調整槽1内の原水
を移送する。同時に制御手段14からブロアーなどの空
気供給源9に運転開始信号が出力され、空気供給源9を
運転し、散気装置10から接触バッ気槽7内に散気して
接触バッ気処理を施す。接触バッ気処理済み水は沈殿槽
11に導かれる。
【0013】流量調整ポンプ2に運転により、流量調整
槽1の水位が流量調整ポンプ2の運転停止水位LWLま
で低下すると、この水位LWLは水位検出手段13によ
って検知され、検知された水位信号が制御手段14に入
力される。制御手段14は入力された水位検出信号に基
づいて、流量調整ポンプ2に運転停止信号を出力し、流
量調整ポンプ2の運転を停止させる。流量調整ポンプ2
の運転停止と同時に制御手段14からブロアーなどの空
気供給源9に運転停止信号が出力され、空気供給源9の
運転を停止し、散気装置10から接触バッ気槽7内への
散気を止めるとともに、第1タイマー15をスタートさ
せる。
【0014】第1タイマー15は予め設定されたタイマ
ー時間T(たとえば30分)の計時を開始し、タイマー
時間Tの経過時点でタイムアップすると、空気供給源9
に運転開始信号を出力して散気装置10から接触バッ気
槽7内に散気して接触バッ気処理を施すとともに、第2
タイマー16をスタートさせる。第2タイマー16は予
め設定されたタイマー時間T1(たとえば30分)の計
時を開始し、タイマー時間T1の経過時点でタイムアッ
プすると、空気供給源9に運転停止信号を出力し、空気
供給源9の運転を停止し、散気装置10から接触バッ気
槽7内への散気を止める。以後は第1タイマー15と第
2タイマー16を交互にスタートさせて、空気供給源9
を間欠運転し、流量調整槽1の水位が流量調整ポンプ2
の運転開始水位HWLまで上昇した時点で、前述の理由
により、流量調整ポンプ2と空気供給源9を運転する。
【0015】このように、本発明は、流量調整槽1から
嫌気性濾床槽6への原水移送が停止される流量調整ポン
プ2の運転停止時、つまり嫌気性濾床槽6から接触バッ
気槽7への嫌気処理済み水の導入が停止される時には、
空気供給源9の運転を停止して散気装置10からの散気
を停止するとともに、流量調整ポンプ2の運転停止時か
ら、つぎに流量調整ポンプ2が運転されるまでの間は、
空気供給源9を間欠運転して散気装置10からの散気を
間欠的に行うので、従来のように、高価な消泡材の使用
に頼ることなく、接触バッ気槽7において過剰な発泡を
生じて槽外に吹き出るのを防止することができるととも
に、バッ気不足が生じないので、接触バッ気槽7の機能
は低下しない。
【0016】なお、前記実施の形態では、ブロアーなど
の空気供給源9を運転・停止または間欠運転するように
制御しているが、図2に示すように、空気供給源9と散
気装置10を接続する配管15に電磁弁もしくは電動弁
16を介設し、制御手段14からの制御信号により空気
供給源9を連続運転したままで、電磁弁もしくは電動弁
16を弁開・弁閉または間欠開閉するように制御しても
よい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、高価な
消泡材の使用に頼ることなく、接触バッ気槽において過
剰な発泡を生じて槽外に吹き出るのを防止できるので、
汚水処理のランニングコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す系統図である。
【図3】従来例の系統図である。
【符号の説明】
1 流量調整槽 2 流量調整ポンプ 5 濾材 6 嫌気性濾床槽 7 接触バッ気槽 8 接触材 9 空気供給源 10 散気装置 11 沈殿槽 12 汚泥引き抜きポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流量調整ポンプを備えた流量調整槽か
    ら、前記流量調整ポンプの運転により濾材を備えた嫌気
    性濾床槽に原水を移送し、該嫌気性濾床槽で嫌気処理を
    施して、接触材と、空気供給源に接続した散気装置とを
    備えた接触バッ気槽に導き、ここで接触バッ気処理が施
    された接触バッ気処理済み水を沈殿槽に導き、該沈殿槽
    で汚泥を沈殿させて上澄水の排出を行うとともに、汚泥
    引き抜きポンプにより汚泥を排出するように構成した汚
    水処理施設において、前記流量調整ポンプの運転時に
    は、前記空気供給源の運転により散気装置から散気し、
    前記流量調整ポンプの運転停止と同時に前記散気装置か
    らの散気を停止するとともに、つぎに流量調整ポンプが
    運転されるまでの間は、前記散気装置から間欠的に散気
    することを特徴とする汚水処理施設の運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113429097A (zh) * 2021-08-11 2021-09-24 重庆灏宁生物技术有限公司 污泥发酵设备
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