JPH1189905A - 超音波機器 - Google Patents

超音波機器

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JPH1189905A
JPH1189905A JP25685997A JP25685997A JPH1189905A JP H1189905 A JPH1189905 A JP H1189905A JP 25685997 A JP25685997 A JP 25685997A JP 25685997 A JP25685997 A JP 25685997A JP H1189905 A JPH1189905 A JP H1189905A
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JP
Japan
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ultrasonic
transmitting
vibrator
electrodes
ultrasonic vibrator
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Withdrawn
Application number
JP25685997A
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English (en)
Inventor
Shosuke Akisada
昭輔 秋定
Hironobu Inoue
博允 井上
Kozo Kawai
幸三 河井
Yoshinori Sainomoto
良典 才ノ本
Hideaki Abe
秀明 安倍
Hiroyasu Kitamura
浩康 北村
Kaname Okuno
要 奥野
Motoharu Muto
元治 武藤
Sunao Arimura
直 有村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使い勝手が良く且つ安全性が高い超音波機器を
提供する。 【解決手段】超音波発生器10は、把手部14の先端の
ヘッド部10cに振動板11が取り付けられている。振
動板11は人体に接触させる肌当接面11aと反対側の
振動子取着面11bに、圧電素子よりなる4つの超音波
振動子121 〜124 それぞれが接着されている。各超
音波振動子121 〜124 は圧電素子の厚み方向の両面
に電極が形成されており、各超音波振動子121 〜12
4 それぞれの一方の電極が振動子取着面11bにし、他
方の電極がそれぞれ電線151 〜154 により駆動回路
30に接続されている。また、振動板11の振動子取着
面11bは電線150 により駆動回路30に接続されて
いる。駆動回路30は、各超音波振動子121 〜124
それぞれの両電極間に高周波電圧を印加して各超音波振
動子121 〜124 を個別に比較的短い時間ずつ振動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体のような対象
物に超音波発生器を接触させて用いる超音波機器に関
し、主に美容、医療分野で利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波を利用した各種の超音
波機器が提供され、例えば超音波施療器が提供されてい
る。ここに、超音波施療器は、超音波振動子及び超音波
振動子の振動を人体などへ伝達する金属製の振動板より
なる伝達部を有する超音波発生器と、超音波振動子を駆
動する駆動回路と、駆動回路へ電源を供給する電源回路
と、超音波発生器の伝達部に人体などの負荷が接触して
いることを検知する負荷検知回路とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成の超音波施療器は、一般的に、超音波発生器の伝達部
又は人体に塗られたジェルなどの振動伝導媒体を介して
人体に接触させて使用されるが、伝達部を人体に接触さ
せた状態で長時間静止させた場合、使用者が低温やけど
をおってしまうおそれがあり、使用者は一箇所に伝達部
が長時間静止しないように伝達部を移動させながら使用
する必要があり使い勝手が良くなかった。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、使い勝手が良く且つ安全性が高い超
音波機器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、超音波を発生させる超音波振動
子部、超音波振動子部の振動を伝達する伝達部を具備し
伝達部を人体などの負荷に接触させて用いる超音波発生
器と、超音波発生器の超音波振動子部を駆動する駆動回
路とを備え、超音波振動部が複数の超音波振動子により
構成され、複数の超音波振動子のうち駆動させる超音波
振動子を切り換える手段を有することを特徴とするもの
であり、複数の超音波振動子が時分割されて振動するの
で、1つの超音波振動子が長時間連続して超音波を発生
することがなく、伝達部を人体に接触させた状態で長時
間静止させても使用者がやけどをおうのを防止すること
ができるから、従来のようにやけどを防止するために伝
達部を移動させる必要もなく、安全性を確保しつつ使い
勝手が良くなる。
【0006】請求項2の発明は、超音波を発生させる超
音波振動子部、超音波振動子部の振動を伝達する伝達部
を具備し伝達部を人体などの負荷に接触させて用いる超
音波発生器と、超音波発生器の超音波振動子部を駆動す
る駆動回路とを備え、超音波振動子部は、厚み方向の両
面に電極部を有し、伝達部に接触する一方の電極部が互
いに絶縁された複数の電極により構成され、他方の電極
部を共通として上記一方の電極部を構成する複数の電極
のうち駆動回路の出力を供給する電極を切り換える手段
を有することを特徴とするものであり、超音波振動子部
が複数の領域に分割され時分割されて振動するので、1
つの領域が長時間連続して超音波を発生することがな
く、伝達部を人体に接触させた状態で長時間静止させて
も使用者がやけどをおうのを防止することができるか
ら、従来のようにやけどを防止するために伝達部を移動
させる必要もなく、安全性を確保しつつ使い勝手が良く
なる。また、請求項1の発明に比べて超音波振動子部の
部品点数を削減できるので、請求項1の発明に比べて組
立性が向上する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、各超音波振動子の形状はそれぞれ環状であって、各
超音波振動子は中心を共通にするように伝達部に配設さ
れて成ることを特徴とする。請求項4の発明は、請求項
1の発明において、各超音波振動子は伝達部にランダム
に配設されて成ることを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、各超音波振動子は略平行に伝達部に配設されて成る
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1(a)に本実施形態の超音波機器の
概略構成図を示す。本実施形態の超音波機器は、超音波
施療器(例えば美顔器)であって、超音波を発生させる
超音波振動子部12及び超音波振動子部12の振動を人
体などへ伝達する伝達部たる金属製(例えばアルミニウ
ム製)の振動板11を有する超音波発生器10と、超音
波振動子部12を駆動する駆動回路30と、駆動回路3
0に電源を供給する電源回路20とを備えている。
【0010】なお、電源回路20及び駆動回路30は超
音波発生器10と別体の機器本体100のハウジング内
に設けられ、駆動回路30と超音波振動子部12とは後
述の電線150 〜154 (図1(b)及び図3参照)に
より接続されている。超音波発生器10のハウジング1
0aは、使用者が手で持つ把手部14を有し、把手部1
4の先端のヘッド部10cに上述の振動板11が取り付
けられている。
【0011】振動板11は図1(a),(b)に示すよ
うに有底筒状に形成されており、人体(人の肌)に接触
させる肌当接面11aと反対側の振動子取着面11b
に、圧電素子よりなる4つの扇形状の超音波振動子12
1 〜124 それぞれが接着されている。ここに、各超音
波振動子121 〜124 は圧電素子の厚み方向の両面に
電極が形成されており、各超音波振動子121 〜124
それぞれの一方の電極が上記振動子取着面11bに接触
している。しかして、超音波振動子121 〜12 4 の振
動が振動板11を伝播し、振動板11の肌当接面11a
から外部へ超音波が照射されるのである。なお、本実施
形態では4つの超音波振動子121 〜12 4 により超音
波振動子部12を構成しているが、超音波振動子の数は
4つに限定するものではなく、複数であればよい。ま
た、超音波振動子の形状も上記形状に限定するものでは
ない。
【0012】なお、電源回路20は、電源コード91を
介して商用電源(図示せず)に接続され、商用電源の交
流出力を所定の直流電圧に変換して駆動回路30へ供給
する。駆動回路30は、各超音波振動子121 〜124
それぞれの両電極間に高周波電圧を印加して各超音波振
動子121 〜124 を個別に振動させるようになってい
る。図2は各超音波振動子121 〜124 を駆動させる
タイミングの説明図であって、図2(a)は超音波振動
子121 を駆動する期間を、同図(b)は超音波振動子
122 を駆動する期間を、同図(c)は超音波振動子1
3 を駆動する期間を、同図(d)は超音波振動子12
4 を駆動する期間を、それぞれ示す。すなわち、本実施
形態では、後述の制御回路50(図3参照)によって後
述の時間分割制御手段40(図3参照)を制御すること
によって、4つの超音波振動子121 〜124 が、超音
波振動子121 →超音波振動子122 →超音波振動子1
3 →超音波振動子124 →超音波振動子121 →・・
・の順に比較的短い時間T 1 (1つの超音波振動子が連
続して駆動されても使用者がやけどをおわないように設
定される時間)ずつ駆動される。
【0013】しかして、本実施形態では、複数の超音波
振動子121 〜124 を時分割で振動させるので、振動
板11の肌当接面11aを人体(人の肌)に接触させた
状態で静止させておいても従来のように1つの超音波振
動子が長時間同一箇所で振動するというようなことがな
く、使用者がやけどをおうのを防止することができると
ともに従来のように伝達部を移動させる必要がなくなる
ので、安全性を確保しつつ使い勝手が良くなる。
【0014】ところで、上述の駆動回路30は、例えば
図3に示すような回路構成を有し、電源回路20の出力
電圧が入力される入力端子TA ,TB 間に、起動用の抵
抗R 8 とバイアス電圧発生用のコンデンサC1 との第1
の直列回路が接続されており、抵抗R8 を介してコンデ
ンサC1 が充電されるようになっている。上記第1の直
列回路には、コンデンサC2 とダイオードD2 と電界効
果トランジスタQ2 と電流検出用抵抗R14との第2の直
列回路が並列接続されており、抵抗R8 とコンデンサC
1 との接続点は、トランスTの帰還巻線L2 を介して電
界効果トランジスタQ2 のゲートに接続されている。ま
た、コンデンサC2 の両端には上記トランスTの一次巻
線L3 が並列接続してあり、コンデンサC2 と一次巻線
3 とで共振回路を構成している。なお、駆動回路30
の構成は図3の回路構成に限定するものではない。
【0015】図3に示す駆動回路30では、コンデンサ
1 の充電電圧によるバイアス電圧が電界効果トランジ
スタQ2 のしきい値電圧に達すると、電界効果トランジ
スタQ2 がオンするようになっている。また、電界効果
トランジスタQ2 と電流検出用抵抗R14との接続点には
トランジスタTr2 (制御用トランジスタ)のベースが
接続されており、このトランジスタTr2 のエミッタは
電流検出用抵抗R14の他端に接続され、トランジスタT
2 のコレクタはアノードが電界効果トランジスタQ2
のゲートに接続されている。ところで、トランスTは4
つの二次巻線L 4 〜L7 を有し、各二次巻線L4 〜L7
それぞれの一端は電線150 に共通接続されて振動板1
1(図1参照)の振動子取着面11bに接続され、各二
次巻線L 4〜L7 それぞれの他端は上記各超音波振動子
121 〜124 それぞれの一方の電極に電線151 〜1
4 を介して接続されてる。また、上記各超音波振動子
12 1 〜124 それぞれの他方の電極は振動板11の振
動子取着面11bに接触して電気的に接続されている。
なお、トランスTの二次巻線の数は4つに限定するもの
ではなく、超音波振動子の数に応じて適宜増減すればよ
い。この駆動回路30では、電界効果トランジスタQ2
のオンオフによりトランスTの一次巻線L3 に流入する
電流がスイッチングされ、トランスTの帰還巻線L2
び各二次巻線L 4 〜L7 に電圧(高周波電圧)が誘起さ
れるようになっている。
【0016】ところで、本実施形態における駆動回路3
0では、各二次巻線L4 〜L7 と超音波発生器10との
間には例えばスイッチ要素などにより構成される時間分
割制御手段40が設けられており、マイクロコンピュー
タよりなる制御回路50によって時間分割制御手段40
を制御して、複数の超音波振動子121 〜124 を図2
に示すように順番に所定時間T1 ずつ駆動するようにな
っている。つまり、複数の二次巻線L4 〜L7 を1つず
つ順次、超音波発生器10に接続するようになってい
る。
【0017】駆動回路30の動作をまず簡単に説明する
と、電源回路20からの直流電源が入力された場合、抵
抗R8 を介してコンデンサC1 が充電され、コンデンサ
1の両端電圧が電界効果トランジスタQ2 のしきい値
に達すると電界効果トランジスタQ2 がオン状態にな
り、電界効果トランジスタQ2 のドレイン電圧が下降し
始める。この時、帰還巻線L2 には、一次巻線L3 から
の誘起電圧により帰還がかかり、電界効果トランジスタ
2 に流れる電流が大きくなる。
【0018】電界効果トランジスタQ2 に流れる電流は
ほぼ直線的に増加し、電流検出用抵抗R14の電圧が所定
値になると、トランジスタTr2 がオンして電界効果ト
ランジスタQ2 のゲート電荷が放電されるので、電界効
果トランジスタQ2 はオフとなり、一次巻線L3 とコン
デンサC2 との共振回路による共振を開始する。この共
振回路による共振の1周期が終了する時点では、帰還巻
線L2 に誘起する電圧が電界効果トランジスタQ2 のゲ
ートをオンにする電位に達するので、電界効果トランジ
スタQ2 が再びオンする。以後上述の動作を継続し安定
発振に移行する。
【0019】以下、駆動回路30の動作を図4を参照し
ながら説明する。ここで、図4(a)はコンデンサC2
の電圧Vcを、同図(b)は一次巻線L3 に流れる電流
IL 1 を、同図(c)はダイオードD2 のアノードとグ
ランドとの間の電圧VF を、同図(d)は電界効果トラ
ンジスタQ2 のドレインとグランドとの間の電圧Vd
を、同図(e)は電界効果トランジスタQ2 のドレイン
電流Id を、同図(f)は帰還巻線L2 の電圧Vgを、
同図(g)はコンデンサC1 の電圧Vg2 を、それぞれ
示す。
【0020】電源回路20の出力としての直流電源Eが
入力端子TA ,TB に接続されると、まず、帰還巻線L
2 の電圧Vg、コンデンサC1 の電圧Vg2 それぞれが
図4(f),(g)に示すように上昇し、電圧Vgが電
界効果トランジスタQ2 のしきい値電圧Vthに達する
と、電界効果トランジスタQ2 がオンし始め、電界効果
トランジスタQ2 に電流Idが流れ始める(図4(e)
参照)。電流Idは、最初はコンデンサC2 の充電電流
として流れ、その後、一次巻線L3 に流れる電流IL1
に等しくなり、次第に増加する。このとき、一次巻線L
3 と帰還巻線L2の相互インダクタンスMにより、帰還
巻線L2 にM・dIL1 /dtの起電力が発生して、帰
還巻線L2 の電圧Vgは急激に上昇し、電界効果トラン
ジスタQ2が完全にオンになり電流Idはさらに増加す
る。
【0021】そして、電流検出用抵抗R14の両端電圧
(=Id・R14)がトランジスタTr 2 のしきい値電圧
を越えると、トランジスタTr2 がオンし、トランジス
タTr 2 には図4(g)に示す期間T0 に電流Is
3 (図3参照)が流れる。すると、帰還巻線L2 の電圧
Vgのレベルが低下し、電界効果トランジスタQ2 のゲ
ート電圧がしきい値電圧Vth以下になると、電界効果ト
ランジスタQ2 がオフし始め、電流IL1 も減少し始め
る。すると、帰還巻線L2 に誘起される電圧Vgは急激
に低下し、電界効果トランジスタQ2 は完全にオフにな
る。
【0022】電界効果トランジスタQ2 がオフになる
と、コンデンサC2 及び一次巻線L3からなる共振回路
によって、電流IL1 (図4(b)参照)と、コンデン
サC2の電圧Vc(図4(a)参照)とは自由振動にな
るので、電圧Vgも電流IL1の増加によって再び電界
効果トランジスタQ2 のしきい値電圧Vthを越え始め
る。このようにして、電界効果トランジスタQ2 のオン
オフが繰り返され、コンデンサC1 の電圧Vg2 (バイ
アス電圧)が、コンデンサC1 に流れる電流Is1(図
3参照)よりなる充電電流と、トランジスタTr2 がオ
ンしたときにトランジスタTr2 へ流れる電流Is3
よりなる放電電流とで平衡状態に達したときに、安定発
振状態になる。
【0023】ところで、本実施形態では、トランジスタ
Tr2 のベース電圧Vbが電流検出用抵抗R14の両端電
圧に等しいので、電流検出用抵抗R14の両端電圧がトラ
ンジスタTr2 のしきい値電圧に達するとトランジスタ
Tr2 がオンして、電界効果トランジスタQ2 がオフす
る。ここで、電界効果トランジスタQ2 がオフした直後
に一次巻線L3 に蓄積されるエネルギPL は、一次巻線
3 のインダクタンスをL3 、電流Idの最大値をId
max2 (図4(e)参照)とすると、PL =(1/
2)・L3 ・Idmax2 2で表される。
【0024】一方、電界効果トランジスタQ2 がオフす
る直前におけるコンデンサC2 に蓄積されるエネルギP
C は、コンデンサC2 の容量をC2 、直流電源Eの電圧
をE 0 とすると、PC =(1/2)・C2 ・E0 2で表さ
れる。したがって、電界効果トランジスタQ2 がオフし
た後のコンデンサC2 及び一次巻線L3 からなる共振回
路における共振による自由振動は、エネルギP=PL
C により行われる。
【0025】このエネルギPは、自由振動中に、トラン
スTの二次側の負荷(人体)に伝達される分と損失で熱
に変化する分とで消費されるので、次に電界効果トラン
ジスタQ2 がオンになる時には、減少している。しか
し、電界効果トランジスタQ2がオンになると、再び電
流Idにより一次巻線L3 にエネルギPL が補充される
ので、エネルギの安定供給が実現できる。
【0026】(実施形態2)本実施形態の基本構成及び
基本動作は実施形態1と略同じであって、超音波振動子
部12の構成が相違するだけなので超音波振動子部12
についてのみ説明する。本実施形態における超音波振動
子部12は、図5に示すように、円板状の圧電素子12
aの厚み方向の一面に十字状の分離溝12bを形成して
分離溝12bにより分離された4つの領域にそれぞれ電
極12c1 ,12c2 ,12c3 ,12c4 を形成し、
各電極12c1 ,12c2 ,12c3 ,12c4 それぞ
れに実施形態1で説明した電線151 ,152 ,1
3 ,154 が接続してある。ここに、電極12c1
12c2 ,12c3 ,12c4 により一方の電極部を構
成している。また、圧電素子12aの上記分離溝12b
が形成された側と反対側の面には略全域にわたって1つ
の電極(以下、共通電極と称す)が形成され該電極(他
方の電極部)に実施形態1で説明した電線150 が接続
されている。すなわち、本実施形態では、電極12c1
・共通電極間→電極12c2 ・共通電極間→電極12c
3 ・共通電極間→電極12c4 ・共通電極間→電極12
1 ・共通電極間→・・・の順番に電圧(高周波電圧)
が印加されるように実施形態1で説明した制御回路50
によって時間分割制御手段40が制御される。
【0027】しかして、本実施形態では、超音波振動子
部12が4つの領域に分割され比較的短い時間で時分割
されて振動するので、1つの領域が長時間連続して超音
波を発生することがなく、振動板11(図1参照)の肌
当接面11aを人体(人の肌)に接触させた状態で静止
させておいても使用者がやけどをおうのを防止すること
ができるから、従来のようにやけどを防止するために振
動板11(伝達部)を移動させる必要もなく、安全性を
確保しつつ使い勝手が良くなる。また、実施形態1に比
べて超音波振動子部12の部品点数を削減できるので、
実施形態1に比べて組立性が向上する。なお、本実施形
態では圧電素子12aの一面を4つの領域に分離してい
るが、分離する領域の数は4つに限定するものではな
く、複数であればよい。
【0028】(実施形態3)本実施形態の基本構成及び
基本動作は実施形態2と略同じであって、図6に示すよ
うに超音波振動子部12を構成する圧電素子12aの形
状を矩形板状にした点が相違するだけなので説明は省略
する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符
号を付してある。
【0029】(実施形態4)本実施形態の基本構成及び
基本動作は実施形態1と略同じであって、図7に示すよ
うに、2つの超音波振動子121 ,122 の形状をそれ
ぞれ円環状にし、各超音波振動子121 ,122 が中心
を共通にするように振動板11の振動子取着面11bに
配設されている点が相違する。なお、実施形態1と同様
の構成要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0030】ところで、本実施形態では、2つの超音波
振動子121 ,122 により超音波振動子部12を構成
しているが、超音波振動子の数は2つに限定するもので
はなく、複数であればよい。また、超音波振動子の形状
も上記形状に限定するものではない。また、図7中のV
H は、電線150 ,151 間、電線150 ,152 間そ
れぞれに異なる期間に駆動回路30(図3参照)から印
加される高周波電圧を示す。
【0031】なお、上記実施形態2では圧電素子12a
に十字状の分離溝12bを形成していたが、分離溝の形
状を円環状に形成して該分離溝により分離された領域そ
れぞれに電極を形成するようにしてもよい。 (実施形態5)本実施形態の基本構成及び基本動作は実
施形態1と略同じであって、図8に示すように、3つの
超音波振動子121 ,122 ,123 により超音波振動
子部12を構成してある。ここに、各超音波振動子12
1 ,122 ,123 の形状は、超音波振動子121 が菱
形板状に形成され、超音波振動子122 ,123 が外形
が菱形の環状に形成されている点が実施形態1と相違す
る。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号
を付し説明を省略する。
【0032】ところで、本実施形態では、3つの超音波
振動子121 ,122 ,123 により超音波振動子部1
2を構成しているが、超音波振動子の数は3つに限定す
るものではなく、複数であればよい。また、超音波振動
子の形状も上記形状に限定するものではない。また、図
8中のVH は、電線150 ,151 間、電線150 ,1
2 間、電線150 ,153 間それぞれに異なるタイミ
ングで駆動回路30(図3参照)から印加される高周波
電圧を示す。
【0033】なお、上記実施形態3では圧電素子12a
に十字状の分離溝12bを形成していたが、分離溝の形
状を外形が菱形の環状に形成して該分離溝により分離さ
れた領域それぞれに電極を形成するようにしてもよい。 (実施形態6)本実施形態の基本構成及び基本動作は実
施形態1と略同じであって、図9に示すように、5つの
円板状の超音波振動子121 〜125 を振動板11の振
動子取着面11bにランダムに配設してある点が実施形
態1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素に
は同一の符号を付し説明を省略する。
【0034】ところで、本実施形態では実施形態1で説
明した制御回路50(図3参照)において、超音波振動
子121 〜125 を振動させる順番を予め複数のパター
ン決めてあり、使用者が外部操作によりこの複数のパタ
ーンのうちの1つを選択することができるようになって
いる。また、複数の超音波振動子121 〜125 のうち
振動させる超音波振動子の数を外部操作により可変でき
るようにしてあり、振動させる超音波振動子の個数を変
えることによって人体に伝達する(浸透させる)超音波
の強弱設定を行うことも可能になっている。
【0035】ところで、本実施形態では、5つの超音波
振動子121 〜125 により超音波振動子部12を構成
しているが、超音波振動子の数は5つに限定するもので
はなく、複数であればよい。また、超音波振動子の形状
も上記形状に限定するものではない。なお、上記実施形
態2及び上記実施形態3では圧電素子12aに十字状の
分離溝12bを形成していたが、分離溝の形状を変えて
本実施形態のような複数の円板状の領域が形成されるよ
うにしてもよい。
【0036】(実施形態7)本実施形態の基本構成及び
基本動作は実施形態1と略同じであって、図10に示す
ように、6つの直方体状(角柱状)の超音波振動子12
1 〜126 を略平行になるように振動板11の振動子取
着面11bに取着した点が実施形態1と相違する。な
お、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付し
説明を省略する。
【0037】ところで、本実施形態では、6つの超音波
振動子121 〜126 により超音波振動子部12を構成
しているが、超音波振動子の数は6つに限定するもので
はなく、複数であればよい。また、超音波振動子の形状
も上記形状に限定するものではない。なお、上記実施形
態2及び上記実施形態3では圧電素子12aに十字状の
分離溝12bを形成していたが、短冊状の圧電素子を用
い複数の分離溝を形成することにより複数の領域を形成
してもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1、3、4、5の発明は、超音波
を発生させる超音波振動子部、超音波振動子部の振動を
伝達する伝達部を具備し伝達部を人体などの負荷に接触
させて用いる超音波発生器と、超音波発生器の超音波振
動子部を駆動する駆動回路とを備え、超音波振動部が複
数の超音波振動子により構成され、複数の超音波振動子
のうち駆動させる超音波振動子を切り換える手段を有す
るので、複数の超音波振動子が時分割されて振動するか
ら、1つの超音波振動子が長時間連続して超音波を発生
することがなく、伝達部を人体に接触させた状態で長時
間静止させても使用者がやけどをおうのを防止すること
ができ、従来のようにやけどを防止するために伝達部を
移動させる必要もなく、安全性を確保しつつ使い勝手が
良くなるという効果がある。
【0039】請求項2の発明は、超音波を発生させる超
音波振動子部、超音波振動子部の振動を伝達する伝達部
を具備し伝達部を人体などの負荷に接触させて用いる超
音波発生器と、超音波発生器の超音波振動子部を駆動す
る駆動回路とを備え、超音波振動子部は、厚み方向の両
面に電極部を有し、伝達部に接触する一方の電極部が互
いに絶縁された複数の電極により構成され、他方の電極
部を共通として上記一方の電極部を構成する複数の電極
のうち駆動回路の出力を供給する電極を切り換える手段
を有するので、超音波振動子部が複数の領域に分割され
時分割されて振動するから、1つの領域が長時間連続し
て超音波を発生することがなく、伝達部を人体に接触さ
せた状態で長時間静止させても使用者がやけどをおうの
を防止することができ、従来のようにやけどを防止する
ために伝達部を移動させる必要もなく、安全性を確保し
つつ使い勝手が良くなるという効果がある。また、請求
項1の発明に比べて超音波振動子部の部品点数を削減で
きるので、請求項1の発明に比べて組立性が向上すると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は概略構成図、
(b)は(a)の要部Aの説明図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の要部回路図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】実施形態2を示す要部斜視図である。
【図6】実施形態3を示す要部斜視図である。
【図7】実施形態4を示し、(a)は超音波発生器の説
明図、(b)は(a)の要部説明図である。
【図8】実施形態5を示す要部説明図である。
【図9】実施形態6を示す要部説明図である。
【図10】実施形態7を示す要部説明図である。
【符号の説明】
10 超音波発生器 11 振動板 11a 肌当接面 11b 振動子取着面 12 超音波振動子部 121 〜124 超音波振動子 20 電源回路 30 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才ノ本 良典 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 安倍 秀明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 北村 浩康 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 奥野 要 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 武藤 元治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 有村 直 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発生させる超音波振動子部、超
    音波振動子部の振動を伝達する伝達部を具備し伝達部を
    人体などの負荷に接触させて用いる超音波発生器と、超
    音波発生器の超音波振動子部を駆動する駆動回路とを備
    え、超音波振動子部が複数の超音波振動子により構成さ
    れ、複数の超音波振動子のうち駆動させる超音波振動子
    を切り換える手段を有することを特徴とする超音波機
    器。
  2. 【請求項2】 超音波を発生させる超音波振動子部、超
    音波振動子部の振動を伝達する伝達部を具備し伝達部を
    人体などの負荷に接触させて用いる超音波発生器と、超
    音波発生器の超音波振動子部を駆動する駆動回路とを備
    え、超音波振動子部は、厚み方向の両面に電極部を有
    し、伝達部に接触する一方の電極部が互いに絶縁された
    複数の電極により構成され、他方の電極部を共通として
    上記一方の電極部を構成する複数の電極のうち駆動回路
    の出力を供給する電極を切り換える手段を有することを
    特徴とする超音波機器。
  3. 【請求項3】 各超音波振動子の形状はそれぞれ環状で
    あって、各超音波振動子は中心を共通にするように伝達
    部に配設されて成ることを特徴とする請求項1記載の超
    音波機器。
  4. 【請求項4】 各超音波振動子は伝達部にランダムに配
    設されて成ることを特徴とする請求項1記載の超音波機
    器。
  5. 【請求項5】 各超音波振動子は略平行に伝達部に配設
    されて成ることを特徴とする請求項1記載の超音波機
    器。
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