JP2606496Y2 - 超音波治療器 - Google Patents

超音波治療器

Info

Publication number
JP2606496Y2
JP2606496Y2 JP1993057440U JP5744093U JP2606496Y2 JP 2606496 Y2 JP2606496 Y2 JP 2606496Y2 JP 1993057440 U JP1993057440 U JP 1993057440U JP 5744093 U JP5744093 U JP 5744093U JP 2606496 Y2 JP2606496 Y2 JP 2606496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
electrode
sub
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993057440U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0721041U (ja
Inventor
章治 平松
均 平松
Original Assignee
オージー技研株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オージー技研株式会社 filed Critical オージー技研株式会社
Priority to JP1993057440U priority Critical patent/JP2606496Y2/ja
Publication of JPH0721041U publication Critical patent/JPH0721041U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606496Y2 publication Critical patent/JP2606496Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、温熱治療やマッサージ
治療に用いる超音波治療器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として実公平2−32289号
公報に示されるものがあり、該公報には、振動子、自励
電力発振回路、治療導子、筐体、変調用発振回路、トラ
ンジスタ、コンデンサ等からなる装置が開示されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来装置においては、
導子へ供給する電力の周波数を、導子に設けた振動子の
持つ固有振動数に一致させるという手段を有するが、振
動子の振動を検出しその振動の振幅の大きさを安定させ
るためのフィードバック系がないから、振動子の振幅が
一定に押え難く治療における安全性に欠けるという欠点
があった。
【0004】又、複数の適宜な周波数の振動を発生し、
且つその振動周波数を容易に変更できる導子はないか
ら、治療部位に適応した周波数の振動を容易に与えるこ
とができず好適な治療が困難であった。本考案は上記問
題点を解決したもので、振動部の振幅を安定させ安全性
の高い、又、治療部位に適応した周波数の振動を付与し
て治療を行なえる超音波治療器を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本考案は、導子
(1)の振動部(2)に電力供給する主電極(4)と、
振動を検出する副電極(6)を設け、導子(1)の振動
部(2)は、複数の周波数の超音波振動を発生すること
を特徴とする超音波治療器である。振動部(2)は、複
数の振動子(3)を貼り合わせ、振動子(3)ごとに、
電力を供給する主電極と、振動を検出する副電極を設け
る。又、振動部(2)の振動数を切り換える切換手段
(9)を有し、1個の導子で患者の治療に適応する周波
数の超音波振動を選択的に発生させ得、導子(1)が本
体部(7)とケーブル(8)で接続されてなり、切換手
段(9)は導子(1)に設けられており、導子(1)を
持っている片手で切換手段(9)を切換操作しうる。
に、副電極(6)から得たフィードバック信号を、振動
子(3)を励起する出力制御回路(11)へ付与し、振
動子(3)の出力を指示した出力に一致するよう制御す
るフィードバック系を併設し、該フィードバック系は、
副電極(6)で検出された信号が出力制御回路(11)
内の増幅器(16)に至って増幅され、増幅器(16)
から出力された信号が電圧調整器(13)に至り、電圧
調整回路(13)により、前記増幅器(16)からの信
号と出力調整器(12)の信号とが比較され、増幅器
(16)からの出力信号が出力調整器(12)の信号に
等しくなるように、常時電圧調整回路(13)の出力電
圧が変動制御され、電圧調整回路(13)により、電源
回路(14)及び出力段回路(15)が所定形態に制御
され振動子(3)の振動振幅が制御されるものである。
【0006】
【作用】施療者は、本考案の超音波治療器における導子
1を片手に持ち、該導子1の振動部2を人体皮膚に接触
し且つ摺動させて使用する。導子1の振動部2に設けた
主電極4から振動部2へ電力を供給し、振動部2に設け
た副電極6から振動部2の振動を検出する。
【0007】複数の振動子3を貼り合わせてなる振動部
2は、複数の周波数の超音波振動を発生する。主電極4
から振動部2へ電力を供給し、副電極6で振動部2の振
動を検出する。振動子3ごとに主電極4から電力を供給
し、振動子3ごとに副電極6から振動子3の振動を検出
する。本体部7に接続された導子1に設けられた切換手
段9で振動子3の振動周波数を切り換える。
【0008】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1に示す導子1は、片手に握ることができる
略円筒形状に作成され、該導子1の前部1aは屈曲さ
れ、後部1bは握り部とされ、前部1aの前端下面には
振動部2が設けられ、該振動部2は機器の使用時には患
者の表皮に当接される。振動部2は、数百KHzから数
MHzの周波数で振動して超音波を発生する二枚の上・
下振動子3a・3bからなり、該振動子3a・3bは互
いに異なる固有振動数を持つ板状の圧電素材である。
【0009】前記上・下振動子3a・3bは貼り合わさ
れており、該上・下振動子3a・3bの露出される両面
には、その中央のほぼ全面に電力を付与する上・下主電
極4a・4bが貼られ、上・下振動子3a・3bの貼り
合わされる面には共通主電極5が挟着される。又、前記
上・下振動子3a・3bの露出された両面には、その周
縁部分にリング状に振動を検出する上・下副電極6a・
6bが貼られ、前記共通主電極5は副電極6にも共用さ
れる。前記導子1には、超音波周波数の電力を発生する
本体部7から延出されたケーブル8が接続され、更に振
動部2の振動周波数が手動で切り換えられる切換手段9
が設けられる。
【0010】図2に示すブロック図において、本体部7
には、振動子3の固有振動数と同一振動数で発振する発
振回路10と、該回路10により振動させられ、手動に
よる指示信号とフィードバック系信号とにより電圧レベ
ルが制御され、振動子3の励起用直流電力でなる出力制
御回路11とが備わる。前記出力制御回路11は、振動
部3へ供給する超音波周波数の電力を手動で調節し且つ
設定する出力調整器12と、該調整器12の出力によっ
て電圧が変更調節される電圧調整回路13と、該調整回
路13の出力を得て直流電圧レベルが調整される電源回
路14と、該電源回路14の出力を前記発振回路10の
出力によって発振させられる出力段回路15とからな
る。更に、出力制御回路11には、副電極6から得たフ
ィードバック信号を得て電圧調整回路13の電圧を制御
する増幅器16が備わる。
【0011】切換手段9は、三つの切り換え回路を有
し、これらの三つの切り換え回路は同期して作動するも
のであり、その第一の回路は、複数の周波数で発振をす
る発振回路10中の一発振周波数を選択し、その第二の
回路は、出力制御回路11から出力する電力を付与すべ
き上・下振動子3a・3bのどちらかを選択し、その第
三の回路は、増幅器16へフィードバック信号を付与す
べき入手先として上・下副電極6a・6bの内どちらか
を選択するものである。
【0012】治療に用いる際に施療者は、導子1の後部
1bを片手に握り、切換手段9で振動周波数を選択設定
し、上・下振動子3a・3bのどちらかを選択して振動
させ、患者の治療部の表皮に接触させ且つ摺動させる。
フィードバック系は、副電極6で検出された信号が増幅
器16に至って増幅され、増幅器16から出力された信
号が電圧調整器13に至り、電圧調整回路13により、
前記増幅器16からの信号と出力調整器12の信号とが
比較され、増幅器16からの出力信号が出力調整器12
の信号に等しくなるように、常時電圧調整回路13の
力電圧が変動制御される。電圧調整回路13により、電
源回路14及び出力段回路15が所定形態に制御され振
動子3の振動振幅が制御されるという作動をなしてい
る。即ち、振動子3の出力は副電極6から得る検出信号
に置換され該信号が増幅器16に入力され、該増幅器1
6からの出力信号が出力調整器12の信号に等しくなる
と、電圧調整回路13の出力は定常状態に安定し、常に
振動子3の出力は出力調整器12で指示した出力に一致
するよう制御する。
【0013】振動部2は、上振動子3a又は下振動子3
bの主電極4と共通電極5に、本体部7からの電力が付
与されて振動する。又、どちらの振動子3を振動させる
かは、施療者によって導子に設けられた切換手段9を用
いて選択され、振動部2は患者に適応する周波数の超音
波振動で駆動される。切換手段9は、各切り換え回路を
同期させて切り換えることにより、本体部7と導子とに
渡る電力供給電路及びフィードバック系電路とを同時に
切り換え、常に、振動している振動子3の方の出力が本
体部7へフィードバックされ安定な振動出力が得られる
ものとなる。
【0014】
【考案の効果】本考案は、振動部2に主電極4と副電極
6を設けたので振動部2の振動が検出できる。フィード
バック系を併設すれば、振動部2の振動を正確に制御で
きるものとなり、施療者が設定した値より大出力を患部
に当ててしまい当該組織を破壊するといった危険性を排
除でき、安全に治療ができるという効果が生じる。又、
設定した値より小出力を患部へ当てていて治療効果が上
がらないという効率悪化を避けることもできる。導子1
を患部に当てて摺動するという通常の使用状態下では負
荷条件が変化するが、この様な状態下でも振動が安定し
安全且つ効率よく治療ができ、好都合である。
【0015】本考案は、振動部2が複数の周波数の超音
波振動を発生するものであるから、導子1を他の導子1
に取り替えることなしに一個の導子1で、患者の治療に
適応する周波数の超音波振動を選択的に発生させること
ができ、治療効果を向上できるものとなり好都合であ
る。
【0016】本考案は、振動部2が複数の振動子3を貼
り合わせてなるから、各振動子3は、本体部7から出力
される電力の発振周波数に合致したクオリティファクタ
ー(=Q)の高いものを使用することができ、各振動子
3を確実に高効率に駆動させることができ、機器の効率
を向上させることができるという効果がある。
【0017】本考案は、振動子3ごとに主電極4と副電
極6を設けたので、フィードバック系を作動させれば、
どの振動子3を選択しても設定した振動を安定に得るこ
とができ、好都合である。
【0018】本考案は、振動部2の振動周波数を切り換
える切換手段9を有するから、準備された複数の周波数
の振動の内、より適切な振動周波数を簡単に得られると
いう効果がある。
【0019】本考案は、切換手段9が導子1に設けられ
ているので、治療中に患部の病状や形状の変化に対応し
て振動部2の振動周波数を切り換えたい時に、導子1を
持っている片手で容易に当該切換手段9の切換操作がで
き、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における導子の斜視図及び電気
的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】本考案の実施例の電気的構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 導子 2 振動部 3 振動子 4 主電極 6 副電極 7 本体部 8 ケーブル 9 切換手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導子(1)の振動部(2)を構成する振動
    子(3)に、電力を供給する主電極(4)と振動を検出
    する副電極(6)を設け、 副電極(6)から得たフィードバック信号を、振動子
    (3)を励起する出力制御回路(11)へ付与し、振動
    子(3)の出力を指示した出力に一致するよう制御する
    フィードバック系を併設し、 振動子(3)ごとに、主電極(4)と副電極(6)を設
    け、 前記フィードバック系は、副電極(6)で検出された信
    号が出力制御回路(11)内の増幅器(16)に至って
    増幅され、増幅器(16)から出力された信号が電圧調
    整器(13)に至り、電圧調整回路(13)により、前
    記増幅器(16)からの信号と出力調整器(12)の信
    号とが比較され、増幅器(16)からの出力信号が出力
    調整器(12)の信号に等しくなるように、常時電圧調
    整回路(13)の出力電圧が変動制御され、電圧調整回
    路(13)により、電源回路(14)及び出力段回路
    (15)が所定形態に制御され振動子(3)の振動振幅
    が制御されるものであり、 振動部(2)は、複数の周波数の超音波振動を発生し、
    振動部(2)は、複数の振動子(3)を貼り合わせたも
    のであり、振動部(2)の振動数を切り換える切換手段
    (9)を有し、 1個の導子で患者の治療に適応する周波数の超音波振動
    を選択的に発生させうることを特徴とする超音波治療
    器。
  2. 【請求項2】導子(1)の振動部(2)を構成する振動
    子(3)に、電力を供給する主電極(4)と振動を検出
    する副電極(6)を設け、 副電極(6)から得たフィードバック信号を、振動子
    (3)を励起する出力制御回路(11)へ付与し、振動
    子(3)の出力を指示した出力に一致するよう制御する
    フィードバック系を併設し、 振動子(3)ごとに、主電極(4)と副電極(6)を設
    け、 前記フィードバック系は、副電極(6)で検出された信
    号が出力制御回路(1 1)内の増幅器(16)に至って
    増幅され、増幅器(16)から出力された信号が電圧調
    整器(13)に至り、電圧調整回路(13)により、前
    記増幅器(16)からの信号と出力調整器(12)の信
    号とが比較され、増幅器(16)からの出力信号が出力
    調整器(12)の信号に等しくなるように、常時電圧調
    整回路(13)の出力電圧が変動制御され、電圧調整回
    路(13)により、電源回路(14)及び出力段回路
    (15)が所定形態に制御され振動子(3)の振動振幅
    が制御されるものであり、 振動部(2)は、複数の周波数の超音波振動を発生し、
    振動部(2)は、複数の振動子(3)を貼り合わせたも
    のであり、振動部(2)の振動数を切り換える切換手段
    (9)を有し、 導子(1)が本体部(7)とケーブル(8)で接続され
    てなり、切換手段(9)は導子(1)に設けられ、導子
    (1)を持っている片手で切換手段(9)を切換操作し
    うることを特徴とする超音波治療器。
JP1993057440U 1993-09-28 1993-09-28 超音波治療器 Expired - Fee Related JP2606496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993057440U JP2606496Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 超音波治療器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993057440U JP2606496Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 超音波治療器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0721041U JPH0721041U (ja) 1995-04-18
JP2606496Y2 true JP2606496Y2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=13055726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993057440U Expired - Fee Related JP2606496Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 超音波治療器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606496Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3976871B2 (ja) * 1998-01-13 2007-09-19 本多電子株式会社 超音波美容装置
JP2000060927A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Ya Man Ltd 超音波振動アクチュエータ
AU2001288101B2 (en) * 2001-09-21 2007-05-17 Ya-Man Ltd. Ultrasonic beauty treatment probe
JP4669686B2 (ja) * 2004-09-24 2011-04-13 マツダマイクロニクス株式会社 褥瘡の回復又は防止用加振装置
KR101468993B1 (ko) * 2014-07-15 2014-12-04 채경 다중 주파수 초음파를 이용한 치료기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0721041U (ja) 1995-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1234566B1 (en) Ultrasonic cosmetic treatment device
CN100518674C (zh) 脉冲超声装置和方法
JP2007209533A (ja) トリートメント装置
KR101157304B1 (ko) 접지형 이온도입전류발생방법과 이를 이용하는피부미용장치
JP2008093345A (ja) 振動機器
JP2606496Y2 (ja) 超音波治療器
JPH09154910A (ja) 超音波美容装置
KR20180056300A (ko) 초음파를 이용한 피부 미용 기기
JP3209545B2 (ja) 超音波駆動装置
WO2006123414A1 (ja) 超音波生体刺激装置
KR20040022550A (ko) 초음파를 이용한 휴대용 압전진동기기
JP3620987B2 (ja) 美容器具
JP2001314473A (ja) 超音波美顔器
JP2000334019A (ja) 超音波美容器
JP6648049B2 (ja) 美容器具、美容器具のプローブ切り替え方法、及び美容器具のモード切替方法
KR200183691Y1 (ko) 초음파 피부 맛사지장치
JP2002369863A (ja) 超音波美容方法および装置
KR20020091565A (ko) 음파진동 치료 및 미용기
JP2002165858A (ja) 美容器具
JP4850043B2 (ja) 振動応用装置
JP4039627B2 (ja) 超音波発生装置
JPH1189905A (ja) 超音波機器
JP4121691B2 (ja) 超音波美容器
JP2023006731A (ja) 超音波美容器
JPS62114550A (ja) 超音波スケ−ラの振動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees