JP4121691B2 - 超音波美容器 - Google Patents
超音波美容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4121691B2 JP4121691B2 JP2000191911A JP2000191911A JP4121691B2 JP 4121691 B2 JP4121691 B2 JP 4121691B2 JP 2000191911 A JP2000191911 A JP 2000191911A JP 2000191911 A JP2000191911 A JP 2000191911A JP 4121691 B2 JP4121691 B2 JP 4121691B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- cosmetic device
- timer
- belt
- probes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Percussion Or Vibration Massage (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波振動体を皮膚表面に接触させて体内の脂肪分解を促す超音波美容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、超音波を皮膚に当てて、超音波振動波が皮膚表層の血行を促して組織を活性化させたり、また、体内に浸透して脂肪分の分解を促して体外に排出し易くすることを目的とした超音波美容機器が各種開発されている。その例として特開2000−60928号公報や特許第3046282号公報に開示されたものがある。
【0003】
前者は複合美容トリートメント装置であって、一つのコントロールボックスにコネクタとケーブルを介してベルト電極とタイツ電極及び超音波美容プローブを接続し、外部電源端子を介してACアダプタを接続している。コントロールボックスにはパルス電源と人体インピーダンス測定回路及び超音波発振器を内蔵し、正面にカラー液晶パネルを配備している。そして、絶縁性の筐体の左右両端に給電側電極と検出側電極を設けて4端子電極を構成している。従って、一つの装置で全身にパルス電流を流して余分な体脂肪を除去する全身痩身と、体の気になる部分に超音波美容プローブを当てて中性脂肪を分解する部分痩身の両方を併用できるようにして相乗効果をあげようというものである。また、人体インピーダンスの測定により体脂肪率を推計表示して痩身の効果が目に見えるので、トリートメントの興味を長く持続させて取り組みの成果をあげようというものである。
【0004】
また、後者は超音波美容器であり、器体ケースに超音波発生器で発生させた超音波を出力させる超音波ヘッドと、液体を収容した液容器と、この液容器内の液体を噴出させる噴霧装置とを備えている。この器体ケースを持って噴霧口を美容したい位置の肌面に近接させて噴霧装置を作動させると、液容器内の液体が噴霧口から霧状に噴出されて肌面に付着するので、ここへ超音波ヘッドを接触させた状態で超音波発生器を作動させると、超音波ヘッドと肌面間に皮膜状の液体が介在するので、超音波の伝達効率がよくなり、肌へのマッサージ作用を良好に行えるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこのような超音波美容器では使われている超音波振動子が単数であり、顔等の比較的狭い範囲の場合に適用されるものであって、例えば腹部のような皮下脂肪の溜まりやすい比較的範囲の広い身体の部位に対して使用するには効率が悪かった。また、従来行われていた出力レベルの調整は電圧制御によるものが主であり、その場合超音波発振が不安定になり易かった。
【0006】
上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、腹部等の比較的広範囲の身体の部位に適用して効率のよい、使用感の良好な超音波美容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、超音波振動子を内蔵したプローブと、前記超音波振動子を駆動する駆動回路とを備えた超音波美容器において、前記プローブが複数個配設されたベルトを有することを特徴とする。
【0011】
また、前記プローブはベルトの長手方向に沿って配列し、配列長さのほぼ中央部で配列密度が高まるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態である超音波美容器の斜視図、図2は図1の美容器の電気回路のブロック図、図3は動作波形図、図4は図3の一部を示す駆動詳細図、図5は出力レベル調整を示す波形図である。
【0013】
まず、第一の実施の形態である超音波美容器の構成について説明する。図1において、1はこの美容器の本体である。2は操作部であり、3は操作部2下に収納された電気回路部であり、4は腹部に巻き付けるベルト部である。5はベルト部4の長手方向に複数(例えば8個)配列した超音波プローブであり、プローブ5は硬質クロームメッキ等を施した平坦な肌当接面を有する金属製の円形キャップ状の振動片である。配列方向のほぼ中央部はプローブ5が2列になって他より高密度に配列されている。6n(n=1〜8)はプローブ5の内側に固着された超音波振動子(以下単に振動子と略記する)である。7は電気回路部3と振動子6nとをベルト部4に近い1カ所でコネクタ7aを介して電気的に接続する配線コードである。
【0014】
本体1の操作部2後方のスペース1a内にはベルト部4、配線コード7そしてジェル容器等が収納できる。操作部2のSW1は電気回路部3の電源スイッチ、SW2はスタート/ストップスイッチ、SW3は出力レベル切替スイッチ、SW4はスキャン速度切替スイッチであり、LED1は電源表示用LED、LED2は8個(8個の各振動子に対応)あるスタート/ストップ表示用LED、LED3は3個(強、中、弱)ある出力レベル表示用LED、LED2は2個(高、低)あるスキャン速度表示用LEDである。
【0015】
次に、図2により電気回路部3の構成について説明する。31は全体システムを制御する制御部であり、操作部2からの操作信号が入力される。32は超音波発振回路及びその周波数1MHzを出力する出力回路であり、制御部31からの出力信号が入力される。33は各振動子6nに対応した8個のリレーから成る切替スイッチであり、駆動部32からの出力信号が入力される。34、35は任意に時間設定できるタイマ1、タイマ2であり、制御部31からの出力信号がそれぞれ入力される。本実施の形態ではタイマ1を10分(T1)、タイマ2を20分(T2)に設定してある。36は各部に必要な(直流)電圧を供給する電源部である。切替スイッチ33からはベルト部4の各プローブ5へ配線されている。
【0016】
第一の実施の形態の美容器の動作を図3により説明する。電源スイッチSW1を押すことによりLED1が点灯して電気回路部3はスタンバイ状態となる。スタートスイッチSW2を押すと振動子61〜68が順次駆動されて振動する。このとき、駆動されている振動子6nに対応するLED2が点灯する。最初の振動子61が振動すると同時にタイマ1、タイマ2が動作を始める。駆動出力並びに振動子6nを切り替えるスキャン速度は共にいつでも変更できるようになっている。タイマ1の10分が終了する時に電源が切れて動作が終了する。この後、タイマ2が終了するまでは動作は禁止される。即ち、再度電源スイッチSW1を押しても電源はONにならない。タイマ2が終了すると再び動作させることができる。タイマ2の機能は選択機能であり、無くても成立するものである。
【0017】
次に、1個の振動子6nについて注目すると、図4に示すように振動子6nは1MHzで振動し、低速の場合では16秒周期のうち2秒間(T=2sec)振動する。更にこの2秒間の振動のうち、16msec(t0 )周期でt1 幅のパルスが出ているが、そのt0 周期中の2、4、8msec(t1 )だけ駆動させるようにパルス幅を変調することで、出力レベルの弱、中、強の調整を行うことができる。即ち、本実施の形態では出力レベルは、パルス幅変調(PWM)で行われている。
【0018】
以上の説明では複数の超音波プローブを有するベルト部を腹部に巻き付けるものとしているが、他の部位、例えば大腿部等に応用してもよいのは勿論である。また、振動子の駆動は順次にではなく、ランダムに切り替えて平均駆動時間が各振動子で一定になるようにしてもよい。更に、本体内部の電源には、電源を外部に引き出して他の美容器(例えば顔用美容器)と併用するための外部接続用電源端子を備えることもできる。
【0019】
次に、本実施の形態の効果について説明する。この美容器は超音波プローブを複数分散して備えており、各プローブが各々一定の範囲を受け持つので、プローブを移動させることなく超音波を肌の広範囲にムラ無く施すことができる。また、プローブの配置をベルト部の中央に密度濃く行っているので、脂肪の溜まりやすい部分の美容を集中的に行える。ベルト部を体に装着した場合に、複数のプローブから出る超音波振動が体の深部の同じ箇所で重なる傾向となるので、これにより皮下脂肪に限らず内蔵脂肪の分解をも促すことができる。
【0020】
原発振を最大出力になるように設定しておき、パルス幅変調により発振の持続時間を制御してプローブにおける出力を調整する方式のため、発振が安定し効率が高いため、プローブ及び駆動回路の発熱を抑制することができる。使用者の好みによって駆動速度を選べるので、良好な使用感を得られる。
【0021】
本体には、本美容器に必要な全部品(ベルト、ジェル、コード等)を収納できるので、持ち運びに便利である。なお、外部取り出し用の電源端子を使用して顔用等の他の美容器を併用する場合にも、他の美容器を収納することができる。ベルトの着用に当たって、コネクタのところで配線コードを分離しておけばコードに邪魔されないので着用が容易である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、超音波美容器に複数の振動子を備えるようにしたので、比較的広範囲でバランス良く痩身効果が得られるようになった。
【0023】
また、複数の振動子を順次切り替えて振動させるので、高エネルギーでありながらプローブにおける発熱を抑制できる。また、使用開始後一定時間を経ないと再び電源投入ができないようにしているので、美容器の過度の使用を防止できる。
【0024】
また、出力の調整にはパルス幅変調を採用しているので、発振の安定性と効率がよい。
【0025】
複数の超音波プローブを配設するに当たり、部分的に配設密度を濃くしたので、より必要な部位への超音波の適用を集中的に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である超音波美容器の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態である超音波美容器の電気回路のブロック図である。
【図3】図2の電気回路の動作波形図である。
【図4】図3の一部を示す駆動詳細図である。
【図5】出力レベル調整を示す波形図である。
【符号の説明】
1 本体
1a スペース
2 操作部
3 電気回路部
4 ベルト部
5 プローブ
6 振動子
7 配線コード
Claims (2)
- 超音波振動子を内蔵した複数のプローブを配列したベルトと、前記超音波振動子を駆動する駆動回路とを備えた超音波美容器において、電源が投入された前記駆動回路はスタートスイッチ投入後所定時間T1が経過したら自動的に電源を切るタイマ1と、スタートスイッチ投入後所定時間T2(T2>T1)が経過しないと電源投入を禁止するタイマ2とを備えたことを特徴とする超音波美容器。
- 前記プローブはベルトの長手方向に沿って配列し、配列長さのほぼ中央部で配列密度が高まるようにしたことを特徴とする請求項1記載の超音波美容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000191911A JP4121691B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 超音波美容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000191911A JP4121691B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 超音波美容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002000684A JP2002000684A (ja) | 2002-01-08 |
JP4121691B2 true JP4121691B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=18691125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000191911A Expired - Fee Related JP4121691B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 超音波美容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4121691B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20050006536A (ko) * | 2003-07-09 | 2005-01-17 | 마사토쉬 마수다 | 미용기구 |
JP4931389B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2012-05-16 | 株式会社山武 | 圧力波発生装置及び圧力波発生装置の駆動方法 |
JP5058530B2 (ja) * | 2006-08-24 | 2012-10-24 | 伊藤超短波株式会社 | 超音波振動子の駆動回路 |
-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000191911A patent/JP4121691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002000684A (ja) | 2002-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9744096B2 (en) | Face massaging device | |
US6766199B2 (en) | Skin/hair treatment method and system | |
US5595564A (en) | Device for retarding hair loss and for stimulating its regrowth | |
KR102505417B1 (ko) | 피부 케어 기기 | |
JP2002306604A (ja) | リラクゼーション装置 | |
JPH09154910A (ja) | 超音波美容装置 | |
JPWO2006131997A1 (ja) | トリートメント装置 | |
KR20130068331A (ko) | 휴대폰 결합형 피부 미용 보조 기기 | |
JP4121691B2 (ja) | 超音波美容器 | |
KR20080043709A (ko) | 저주파 치료기 | |
JP2005245585A (ja) | 顔面マッサージのための電気的刺激装置 | |
KR200241136Y1 (ko) | 휴대용 피부미용기 | |
JP4444839B2 (ja) | 電子トリートメント装置 | |
KR200185058Y1 (ko) | 안면 마사지기 | |
EP2719366A2 (en) | Vibration module for massaging skin | |
KR200444669Y1 (ko) | 피부 및 비만 관리 장치 | |
KR200148926Y1 (ko) | 이온 맛사지기 | |
KR200352867Y1 (ko) | 피부미용에서 초음파와 이온도입의 시너지효과 극대화시스템 및 그 장치 | |
JP2004222741A (ja) | 美顔器 | |
KR20020065308A (ko) | 휴대용 안면피부 미용/비만 관리장치 및 그 방법 | |
KR100358865B1 (ko) | 초음파 이온 마사지기 | |
JP2003116951A (ja) | 美容器具 | |
JP2007037658A (ja) | 美顔装置 | |
JP2000060977A (ja) | コードレスパルス美容器 | |
US20230122598A1 (en) | Cosmetic treatment device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050114 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160509 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |