JPH1189611A - ロック機能付きスナップ・ファスナーとロック解除用補助具 - Google Patents
ロック機能付きスナップ・ファスナーとロック解除用補助具Info
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- JPH1189611A JPH1189611A JP10189081A JP18908198A JPH1189611A JP H1189611 A JPH1189611 A JP H1189611A JP 10189081 A JP10189081 A JP 10189081A JP 18908198 A JP18908198 A JP 18908198A JP H1189611 A JPH1189611 A JP H1189611A
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- A44B17/00—Press-button or snap fasteners
- A44B17/0011—Press-button fasteners in which the elastic retaining action is obtained by a spring working in the plane of the fastener
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】雄部品と雌部品を容易に係合固定させるととも
に、一定条件下でのみその固定を解くことができるスナ
ップ・ファスナー。 【解決手段】リベット軸9 を挿入孔15a の中へ押し込
み、シート材3 の穿孔部の内縁を挟んでシール部を形成
する。雄部品13は円筒状係合部14の先端に、径方向外側
に突き出る係合突起19を有し、雌部品18の雄部品係止部
20には係合部14に対して径方向外側に変位して配置され
た弾性係止部材22を備える。弾性係止部材22は径方向内
側に突出する1以上のロック突出片23をもち、これが雄
部品13と雌部品18との係合時に前記係合突起を係止し
て、ロックし軸線に沿った動きを抑える。
に、一定条件下でのみその固定を解くことができるスナ
ップ・ファスナー。 【解決手段】リベット軸9 を挿入孔15a の中へ押し込
み、シート材3 の穿孔部の内縁を挟んでシール部を形成
する。雄部品13は円筒状係合部14の先端に、径方向外側
に突き出る係合突起19を有し、雌部品18の雄部品係止部
20には係合部14に対して径方向外側に変位して配置され
た弾性係止部材22を備える。弾性係止部材22は径方向内
側に突出する1以上のロック突出片23をもち、これが雄
部品13と雌部品18との係合時に前記係合突起を係止し
て、ロックし軸線に沿った動きを抑える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナップ・ファス
ナーに関し、特に係着時のロック機構を備え、雄部材と
雌部材とがいたずらに外れないスナップ・ファスナーに
関する。
ナーに関し、特に係着時のロック機構を備え、雄部材と
雌部材とがいたずらに外れないスナップ・ファスナーに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知のスナップ・ファスナー
(独国特許第3742007C1号明細書)にあって
は、雄部材の係合部がスナップ・ファスナーの軸線に対
して鋭角でそこから前方に伸び、一方の雌部材の対向部
が同様に斜めに、しかし該軸線上に添って伸びており、
雄部品と雌部品を互いに押すだけで、係合部と対向部が
一時的に弾性的に変形し、それによって係合が生じる。
また、スナップ・ファスナーの両部材は、同様にして互
いに分離させることができる。
(独国特許第3742007C1号明細書)にあって
は、雄部材の係合部がスナップ・ファスナーの軸線に対
して鋭角でそこから前方に伸び、一方の雌部材の対向部
が同様に斜めに、しかし該軸線上に添って伸びており、
雄部品と雌部品を互いに押すだけで、係合部と対向部が
一時的に弾性的に変形し、それによって係合が生じる。
また、スナップ・ファスナーの両部材は、同様にして互
いに分離させることができる。
【0003】また、前記スナップ・ファスナーとは異な
る種類のスナップ・ファスナーが、実公平7−4232
7号公報に開示されている。同公報によれば、該雌部品
の中央の係合空間部に軸線に向けて変位可能に設けられ
たロック素子により、雄部材を雌部材に対して固定す
る。これらのロック素子は、二つの半体と同半体の端部
間を弾性的に連結する弾性材とにより構成され、常には
前記弾性材によって両半体が互いに近づく方向に付勢さ
れている。また、前記半体の中央には平面視で2等辺3
角形状の突出部を有し、その傾斜面も前記弾性材によっ
て互いに近づくように付勢されている。ロックされた状
態では、前記二つの半体が雄部品の係合頭部の下面側の
首部に当接した状態で、雄部品が雌部品から離脱するこ
とを阻止される。各半体の前記突出部の傾斜面に向けて
押開き具が導入されると、前記突出部は前記弾性材の弾
力に抗して外側に変位させられる。その変位により、半
体間の間隙が雄部品の係合頭部の径より大きくなり、雄
部品と雌部品との間のロックが解かれて、雄部品と雌部
品が離脱できるようになる。
る種類のスナップ・ファスナーが、実公平7−4232
7号公報に開示されている。同公報によれば、該雌部品
の中央の係合空間部に軸線に向けて変位可能に設けられ
たロック素子により、雄部材を雌部材に対して固定す
る。これらのロック素子は、二つの半体と同半体の端部
間を弾性的に連結する弾性材とにより構成され、常には
前記弾性材によって両半体が互いに近づく方向に付勢さ
れている。また、前記半体の中央には平面視で2等辺3
角形状の突出部を有し、その傾斜面も前記弾性材によっ
て互いに近づくように付勢されている。ロックされた状
態では、前記二つの半体が雄部品の係合頭部の下面側の
首部に当接した状態で、雄部品が雌部品から離脱するこ
とを阻止される。各半体の前記突出部の傾斜面に向けて
押開き具が導入されると、前記突出部は前記弾性材の弾
力に抗して外側に変位させられる。その変位により、半
体間の間隙が雄部品の係合頭部の径より大きくなり、雄
部品と雌部品との間のロックが解かれて、雄部品と雌部
品が離脱できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、一般的
なスナップ・ファスナーは、誰でもなんなく係合を外し
て雄部品と雌部品とを離脱させることができるという欠
点を有する。また、前述の公報に開示されたロック機能
付きスナップファスナーにあっては、構造が比較的複雑
であり、したがって製造コストが高くなり、更には前述
の構成を持つロック素子の存在により、必然的に必要面
積も大きくせざるを得ず、全体の大型で且つ嵩ばったも
のとなる。
なスナップ・ファスナーは、誰でもなんなく係合を外し
て雄部品と雌部品とを離脱させることができるという欠
点を有する。また、前述の公報に開示されたロック機能
付きスナップファスナーにあっては、構造が比較的複雑
であり、したがって製造コストが高くなり、更には前述
の構成を持つロック素子の存在により、必然的に必要面
積も大きくせざるを得ず、全体の大型で且つ嵩ばったも
のとなる。
【0005】本発明の目的は、ロック機構を有するスナ
ップ・ファスナーにおいて、その体積および占有面積を
増やすことなく、雄部品と雌部品を容易にまた楽に係合
固定させることができ、しかも一定の条件のもとでのみ
その固定を解くことができるスナップ・ファスナーを提
供することにある。
ップ・ファスナーにおいて、その体積および占有面積を
増やすことなく、雄部品と雌部品を容易にまた楽に係合
固定させることができ、しかも一定の条件のもとでのみ
その固定を解くことができるスナップ・ファスナーを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にもとづいて構成
されるスナップ・ファスナーは、雌部品の弾性係止部材
を、雌部品の周囲に形成された溝に外から嵌め込む。前
記弾性係止部材は、その径方向内向きに突出する少なく
とも一つのロック用突出片を有しており、雄部品の係合
突起は前記ロック用突出片に係止され、同突起の軸線方
向の動きを抑止すると共に、雄部品を解放するために前
記弾性係止部材を径方向に付勢することにより、前記ロ
ック用突出片を外方へ弾性的に移動可能にする。
されるスナップ・ファスナーは、雌部品の弾性係止部材
を、雌部品の周囲に形成された溝に外から嵌め込む。前
記弾性係止部材は、その径方向内向きに突出する少なく
とも一つのロック用突出片を有しており、雄部品の係合
突起は前記ロック用突出片に係止され、同突起の軸線方
向の動きを抑止すると共に、雄部品を解放するために前
記弾性係止部材を径方向に付勢することにより、前記ロ
ック用突出片を外方へ弾性的に移動可能にする。
【0007】本発明にもとづいて形成されたスナップ・
ファスナーは、楽に係止状態にすることができるが、当
事者以外はそのままでは係止固定を解くことができな
い。その係止固定を解くためには、その係止構造を知っ
てさらに器用に操作ができることが必要であり、従って
スナップ・ファスナーの雄部材と雌部材との係止固定を
簡単に解ける人は、必要な補助具を利用できる一定の人
に限られる。
ファスナーは、楽に係止状態にすることができるが、当
事者以外はそのままでは係止固定を解くことができな
い。その係止固定を解くためには、その係止構造を知っ
てさらに器用に操作ができることが必要であり、従って
スナップ・ファスナーの雄部材と雌部材との係止固定を
簡単に解ける人は、必要な補助具を利用できる一定の人
に限られる。
【0008】本発明の特に好適な実施形態にあっては、
前記雌部品の周囲に形成される前記溝は、同雌部品の周
囲の大部分に伸びて形成され、前記弾性係止部材が挿入
可能な溝幅を有しており、前記弾性係止部材は、前記溝
に挿入されて軸線に向けて案内され、一部が開口された
環状スプリングからなる。同環状スプリングは内径方向
に突出する一以上の前記ロック用突出片を有しており、
前記溝には前記ロック用突出片を貫通させて係止部の内
周面から軸線に向けて突出させるためのスリットが形成
されている。
前記雌部品の周囲に形成される前記溝は、同雌部品の周
囲の大部分に伸びて形成され、前記弾性係止部材が挿入
可能な溝幅を有しており、前記弾性係止部材は、前記溝
に挿入されて軸線に向けて案内され、一部が開口された
環状スプリングからなる。同環状スプリングは内径方向
に突出する一以上の前記ロック用突出片を有しており、
前記溝には前記ロック用突出片を貫通させて係止部の内
周面から軸線に向けて突出させるためのスリットが形成
されている。
【0009】本発明は、溝底部分では溝の周囲を規定す
る或いは取り囲む雌部品の係止部が溝底部分の周辺で一
体に強固に形成されているため、ロックされた状態で軸
方向の力を吸収する弾性係止部材がその力を外径方向に
伝達するためには、雌部品に単に外側に開いた溝を外周
に配設すればよいという知見に基づいている。ここで問
題となる上記スリットは単に局所的に形成すればよいだ
けであるので、それによって溝底部分でその壁部が弱体
化するおそれはなくなる。しかも、環状スプリングの雌
部品に対する一定の位置合わせを行なえる効果も得られ
る。
る或いは取り囲む雌部品の係止部が溝底部分の周辺で一
体に強固に形成されているため、ロックされた状態で軸
方向の力を吸収する弾性係止部材がその力を外径方向に
伝達するためには、雌部品に単に外側に開いた溝を外周
に配設すればよいという知見に基づいている。ここで問
題となる上記スリットは単に局所的に形成すればよいだ
けであるので、それによって溝底部分でその壁部が弱体
化するおそれはなくなる。しかも、環状スプリングの雌
部品に対する一定の位置合わせを行なえる効果も得られ
る。
【0010】本発明にもとづくスナップ・ファスナーの
他の実施形態にあっては、とくに好ましい構成として、
前記環状スプリングは二つの前記ロック用突出片を有
し、雄部品の上記係止突起が互いに対向する側に配され
てなり、各突起が各ロック用突出片に係止固定される。
これら二つのロック用突出片は、余分なコストを要せず
に雄部材と雌部材との確実な係止固定を実現することが
できる。
他の実施形態にあっては、とくに好ましい構成として、
前記環状スプリングは二つの前記ロック用突出片を有
し、雄部品の上記係止突起が互いに対向する側に配され
てなり、各突起が各ロック用突出片に係止固定される。
これら二つのロック用突出片は、余分なコストを要せず
に雄部材と雌部材との確実な係止固定を実現することが
できる。
【0011】前記突起が、雄部品の全周にわたって形成
された外側環状溝の軸線に沿った外方壁部の少なくとも
一部によって構成されることが好ましい。そのように形
成された周囲の突起は、きわめて形態及び係止機能の安
定性があることに加えて、雄部品が雌部品に対して任意
の位置で雌部品と係合でき、従って雄部品と雌部品との
係止固定が確実になされるという効果がある。
された外側環状溝の軸線に沿った外方壁部の少なくとも
一部によって構成されることが好ましい。そのように形
成された周囲の突起は、きわめて形態及び係止機能の安
定性があることに加えて、雄部品が雌部品に対して任意
の位置で雌部品と係合でき、従って雄部品と雌部品との
係止固定が確実になされるという効果がある。
【0012】雌部材の前記係止部の周面に形成された溝
は、係止部の外周の一部で中断されてランド部が形成さ
れており、そのランド部の端部と前記環状スプリングの
開口端との間に間隙が形成されている。
は、係止部の外周の一部で中断されてランド部が形成さ
れており、そのランド部の端部と前記環状スプリングの
開口端との間に間隙が形成されている。
【0013】この間隙は、上述の構造を備えてロック状
態にあるスナップ・ファスナーの環状スプリングの係止
固定を解くためのものである。この補助具は、前記ラン
ド部と環状スプリングの開口端部との間に形成される前
記間隙に導入される押開き部と前記環状スプリング端部
及び/又は前記押開き部に形成されるテーパ面とを有
し、前記押開き部は、スナップ・ファスナーの軸に向か
って鋭角に形成され、前記押開き部を前記ランド部と前
記環状スプリングの端部間の間隙に導入し押し込むと、
環状スプリングが拡径される。
態にあるスナップ・ファスナーの環状スプリングの係止
固定を解くためのものである。この補助具は、前記ラン
ド部と環状スプリングの開口端部との間に形成される前
記間隙に導入される押開き部と前記環状スプリング端部
及び/又は前記押開き部に形成されるテーパ面とを有
し、前記押開き部は、スナップ・ファスナーの軸に向か
って鋭角に形成され、前記押開き部を前記ランド部と前
記環状スプリングの端部間の間隙に導入し押し込むと、
環状スプリングが拡径される。
【0014】前記テーパ面は、前記押開き部を長手方向
に押し込んだときに、環状スプリングのロック用突出片
が雄部材を解放するに必要な広がりを確保されれば任意
の形状を採用できる。好適な前記押開き部の形状は、そ
の中央部が切り欠かれて左右に脚片が形成され、その対
向面が平行であって、外側面が前記テーパ面に形成され
る。
に押し込んだときに、環状スプリングのロック用突出片
が雄部材を解放するに必要な広がりを確保されれば任意
の形状を採用できる。好適な前記押開き部の形状は、そ
の中央部が切り欠かれて左右に脚片が形成され、その対
向面が平行であって、外側面が前記テーパ面に形成され
る。
【0015】以上の説明から、本発明のスナップ・ファ
スナーは、楽に閉じることができるが、そのロック状態
は適格者によってしか解放させられないことが明らかに
された。従って、前記ロック状態を解くには、該スナッ
プ・ファスナーを楽に開けるために必要な上記補助具を
利用できる特定の人に限定することが可能となる。
スナーは、楽に閉じることができるが、そのロック状態
は適格者によってしか解放させられないことが明らかに
された。従って、前記ロック状態を解くには、該スナッ
プ・ファスナーを楽に開けるために必要な上記補助具を
利用できる特定の人に限定することが可能となる。
【0016】このスナップ・ファスナーは、例えば、ラ
イニングの付いた服などに好適に使用することができ
る。その場合には、クリーニングの前に補助具を用いて
服の一部を取り外すことが可能になる。公知の構成のも
のとは異なり、この効果を得るために余分な面積を必要
とすることはない。従って、本発明に基づくスナップ・
ファスナーは、それによって感じる程度に衣服を嵩ばら
せることもない。
イニングの付いた服などに好適に使用することができ
る。その場合には、クリーニングの前に補助具を用いて
服の一部を取り外すことが可能になる。公知の構成のも
のとは異なり、この効果を得るために余分な面積を必要
とすることはない。従って、本発明に基づくスナップ・
ファスナーは、それによって感じる程度に衣服を嵩ばら
せることもない。
【0017】本発明の他の詳細な構成、作用効果及び特
徴は、以下の説明から明らかになろう。
徴は、以下の説明から明らかになろう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は、組立て
前のスナップ・ファスナーの雄部材1を示し、図2には
同じく組立て前のスナップ・ファスナーの雌部材2を示
しており、それらの雄部材1及び雌部材2は、好ましく
は水密性、特に多層のシート材3に取り付けられる。
添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は、組立て
前のスナップ・ファスナーの雄部材1を示し、図2には
同じく組立て前のスナップ・ファスナーの雌部材2を示
しており、それらの雄部材1及び雌部材2は、好ましく
は水密性、特に多層のシート材3に取り付けられる。
【0019】図1に示す雄部材1はキャップ部7を含
み、リベット軸9の一端からほぼ直角に延出する環状の
平坦なリベット・フランジ8の周縁を、平坦なキャップ
本体11の周縁部10を丸めることにより抱持するよう
にして、前記リベット・フランジ8が該キャップ本体1
1に固定される。リベット・フランジ8とリベット軸9
とは、それぞれ金属材料からワンピースに作られる。図
1から理解できるように、リベット軸9は、中空の円筒
状に形成され、その先端に向けてテーパが付けられてい
る。リベット軸9の先端は、シート材3を突き抜け、そ
の部分に孔を開けることになる。
み、リベット軸9の一端からほぼ直角に延出する環状の
平坦なリベット・フランジ8の周縁を、平坦なキャップ
本体11の周縁部10を丸めることにより抱持するよう
にして、前記リベット・フランジ8が該キャップ本体1
1に固定される。リベット・フランジ8とリベット軸9
とは、それぞれ金属材料からワンピースに作られる。図
1から理解できるように、リベット軸9は、中空の円筒
状に形成され、その先端に向けてテーパが付けられてい
る。リベット軸9の先端は、シート材3を突き抜け、そ
の部分に孔を開けることになる。
【0020】リベット・フランジ8のリベット軸9から
伸びるフランジ面とキャップ部7の本体11との間に
は、隙間充填用平板12が挿入され、両者の間に挾まれ
て固定されている。この隙間充填用平板12は、丸く打
ち抜かれたプラスチック板からなり、キャップ本体11
とリベット・フランジ8の間の隙間充填材として機能す
る。
伸びるフランジ面とキャップ部7の本体11との間に
は、隙間充填用平板12が挿入され、両者の間に挾まれ
て固定されている。この隙間充填用平板12は、丸く打
ち抜かれたプラスチック板からなり、キャップ本体11
とリベット・フランジ8の間の隙間充填材として機能す
る。
【0021】図示例による雄部材1は、シート材3を挟
んで対向する側には雄部品13が配される。同雄部品1
3は、円筒状の係合部14と同係合部の一端からフラン
ジ状に突出する環状板材15とを有し、同環状板材15
の中央に形成された挿入孔15aは前記係合部14の内
径より小さい孔径とされ、前記係合部14の内周面との
間に段部が形成されている。本実施例にあって前記係合
部14の先端には、外側に延びるフランジ状の係合突起
19を有している。
んで対向する側には雄部品13が配される。同雄部品1
3は、円筒状の係合部14と同係合部の一端からフラン
ジ状に突出する環状板材15とを有し、同環状板材15
の中央に形成された挿入孔15aは前記係合部14の内
径より小さい孔径とされ、前記係合部14の内周面との
間に段部が形成されている。本実施例にあって前記係合
部14の先端には、外側に延びるフランジ状の係合突起
19を有している。
【0022】前記挿入孔15aの内径は前記リベット軸
9の先端部の外径より大きく設定されるが、そのリベッ
ト軸9のリベット・フランジ8の側では挿入孔15aと
の径の差が次第に小さくなっている。前記リベット軸9
の先端側は、シート材3を突き抜けて孔を開けた後、前
記挿入孔15aを通って差し込まれ、図3から理解でき
るように前記係合部14の内周面との間に形成された前
記段部に沿って外側にフランジ状に曲げられる。
9の先端部の外径より大きく設定されるが、そのリベッ
ト軸9のリベット・フランジ8の側では挿入孔15aと
の径の差が次第に小さくなっている。前記リベット軸9
の先端側は、シート材3を突き抜けて孔を開けた後、前
記挿入孔15aを通って差し込まれ、図3から理解でき
るように前記係合部14の内周面との間に形成された前
記段部に沿って外側にフランジ状に曲げられる。
【0023】図1は、雄部材1の組立て前の状態を示す
のに対して、図3は、リベット軸9を含めてキャップ部
7が雄部品13と組み合わされてシート材3に取り付け
られた完全な雄部材1としての形態を示す。リベット軸
9がシート材3を突き刺した後、シート材3には、図3
から理解できるように穿孔部16が形成される。シート
材3に突き刺した後、リベット軸9の先端は、通常の方
法で雄部品13にリベット止めされる。
のに対して、図3は、リベット軸9を含めてキャップ部
7が雄部品13と組み合わされてシート材3に取り付け
られた完全な雄部材1としての形態を示す。リベット軸
9がシート材3を突き刺した後、シート材3には、図3
から理解できるように穿孔部16が形成される。シート
材3に突き刺した後、リベット軸9の先端は、通常の方
法で雄部品13にリベット止めされる。
【0024】雄部品13内の挿入孔15aとリベット軸
9の直径には前述のように差があり、リベット軸9の外
周面と挿入孔15aの内周面との間で水密性に押し嵌め
が行なわれる。更に、穿孔部16を取り巻くシート材3
の内縁およびとくにその水密性の膜が、リベット軸9と
雄部品13の挿入孔15aとの間で押さえ付けられて挾
まれるため、シール部17が形成され、それが外部から
内部へ水がしみ込むのを防ぐ。図3からわかるように、
リベット軸9が前記挿入孔15aを突き抜けると、穿孔
部16の周縁は、前記シール部17において変形して環
状のくさび断面となる。
9の直径には前述のように差があり、リベット軸9の外
周面と挿入孔15aの内周面との間で水密性に押し嵌め
が行なわれる。更に、穿孔部16を取り巻くシート材3
の内縁およびとくにその水密性の膜が、リベット軸9と
雄部品13の挿入孔15aとの間で押さえ付けられて挾
まれるため、シール部17が形成され、それが外部から
内部へ水がしみ込むのを防ぐ。図3からわかるように、
リベット軸9が前記挿入孔15aを突き抜けると、穿孔
部16の周縁は、前記シール部17において変形して環
状のくさび断面となる。
【0025】図2は、スナップ・ファスナーの雌部材2
を示す。雌部材2のキャップ部7は上述の雄部材1にお
けるキャップ部7と実質的に同様の構成を備えている。
そのため、このキャップ部7に関しては同図においても
図1と同一の符号を用いている。
を示す。雌部材2のキャップ部7は上述の雄部材1にお
けるキャップ部7と実質的に同様の構成を備えている。
そのため、このキャップ部7に関しては同図においても
図1と同一の符号を用いている。
【0026】一方、シート材3を挟んで一体化される雌
部品18は、図2に示すように円筒状の雄部材係止部2
0と同雄部材係止部20の一端から内側に向け延設され
た断面が略L字状の内側フランジ部21とを有し、前記
雄部材係止部20と内側フランジ部21との間に雄部材
1の上記係合突起19を係止するための係止空間が形成
されている。前記内側フランジ部21の内径側から軸線
に沿って環状に立ち上がる部分で、上記キャップ部7の
リベット軸9のための挿入孔15aを形成している。
部品18は、図2に示すように円筒状の雄部材係止部2
0と同雄部材係止部20の一端から内側に向け延設され
た断面が略L字状の内側フランジ部21とを有し、前記
雄部材係止部20と内側フランジ部21との間に雄部材
1の上記係合突起19を係止するための係止空間が形成
されている。前記内側フランジ部21の内径側から軸線
に沿って環状に立ち上がる部分で、上記キャップ部7の
リベット軸9のための挿入孔15aを形成している。
【0027】前記円筒状の雄部材係止部20の周囲には
ほぼ全周にわたって弾性係止部材22を外側から嵌着す
る溝28が形成されている。図示例によれば、前記弾性
係止部材22は一部が開いた環状スプリングからなり、
図2及び図3では、雄部品13のための係止部20が概
略的に示されている。前記環状スプリング(弾性係止部
材22)の対向する開いた端部31は外側に向けて鋭角
な傾斜面34を有している。また、前記溝28は途中で
途切れ、ランド部35が形成されており、そのランド部
35の周方向の端面は互いに平行である。また、前記弾
性係止部材22が前記溝28に嵌着されたとき、前記端
部31とランド部35との間には間隙が形成される。
ほぼ全周にわたって弾性係止部材22を外側から嵌着す
る溝28が形成されている。図示例によれば、前記弾性
係止部材22は一部が開いた環状スプリングからなり、
図2及び図3では、雄部品13のための係止部20が概
略的に示されている。前記環状スプリング(弾性係止部
材22)の対向する開いた端部31は外側に向けて鋭角
な傾斜面34を有している。また、前記溝28は途中で
途切れ、ランド部35が形成されており、そのランド部
35の周方向の端面は互いに平行である。また、前記弾
性係止部材22が前記溝28に嵌着されたとき、前記端
部31とランド部35との間には間隙が形成される。
【0028】図4〜図6から明らかなように、雌部品1
8の係止部20には、雄部品13を雌部品18に嵌め込
んだ状態で保持するために、前述の弾性係止部材22が
配設されている。図5及び図6から理解できるように、
雄部品13がその係合部14の先端部に径方向外向きに
突出する突起19を有しており、雄部品係止部20の周
面に形成された溝28に嵌着された弾性スプリングから
なる弾性係止部材22には、中心に向けて突出するロッ
ク用突出片23が形成され、同ロック用突出片23が雄
部品13の径方向外向きに突出する係合突起19の軸線
に沿った動きを抑えていることがわかる。前記ロック用
突出片23を雄部品係止部20の内壁面から軸線に向け
て突出させるために、前記溝28の対応する底部にはス
リット30が貫通して形成されている。
8の係止部20には、雄部品13を雌部品18に嵌め込
んだ状態で保持するために、前述の弾性係止部材22が
配設されている。図5及び図6から理解できるように、
雄部品13がその係合部14の先端部に径方向外向きに
突出する突起19を有しており、雄部品係止部20の周
面に形成された溝28に嵌着された弾性スプリングから
なる弾性係止部材22には、中心に向けて突出するロッ
ク用突出片23が形成され、同ロック用突出片23が雄
部品13の径方向外向きに突出する係合突起19の軸線
に沿った動きを抑えていることがわかる。前記ロック用
突出片23を雄部品係止部20の内壁面から軸線に向け
て突出させるために、前記溝28の対応する底部にはス
リット30が貫通して形成されている。
【0029】図示例によれば、前記係合突起19は、雄
部品13の係合部14に形成される外側環状溝24によ
って画定され、すなわち同外側環状溝24の軸線に沿っ
た先端側の壁部により構成されており、したがって前記
係合部14の全周にわたってフランジ状に伸びている。
雌部品18に対して雄部品13に軸方向の圧力を加える
だけで、前記係合突起19が前記ロック用突出片23を
内側から外方向に押して、前記弾性係止部材22を付勢
に抗して外方向に弾性変形させながら同ロック用突出片
23を乗り越え、弾性係止部材22の弾性復帰により、
前記ロック用突出片23との係合が実現する。弾性係止
部材22を弾性変形させて乗り越えやすくするため、前
記係合突起19の外側縁部26を弧状断面としている。
部品13の係合部14に形成される外側環状溝24によ
って画定され、すなわち同外側環状溝24の軸線に沿っ
た先端側の壁部により構成されており、したがって前記
係合部14の全周にわたってフランジ状に伸びている。
雌部品18に対して雄部品13に軸方向の圧力を加える
だけで、前記係合突起19が前記ロック用突出片23を
内側から外方向に押して、前記弾性係止部材22を付勢
に抗して外方向に弾性変形させながら同ロック用突出片
23を乗り越え、弾性係止部材22の弾性復帰により、
前記ロック用突出片23との係合が実現する。弾性係止
部材22を弾性変形させて乗り越えやすくするため、前
記係合突起19の外側縁部26を弧状断面としている。
【0030】図4ないし図6から理解できるように、前
記外側縁部26は、雌部品18の係合部14と前記内側
フランジ部21との間に形成される環状溝27の内部に
入り込んでいる。そのため、図4から明らかなように、
雄部品13と雌部品18を組み合わせるときに、前記係
合突起19は前記環状溝27によって軸方向に同心状に
案内される。この環状溝27は、全溝深さを格別に深く
することなしに、雄部材1及び雌部材2の係合時におけ
る姿勢の安定性を高める役割を果たす。
記外側縁部26は、雌部品18の係合部14と前記内側
フランジ部21との間に形成される環状溝27の内部に
入り込んでいる。そのため、図4から明らかなように、
雄部品13と雌部品18を組み合わせるときに、前記係
合突起19は前記環状溝27によって軸方向に同心状に
案内される。この環状溝27は、全溝深さを格別に深く
することなしに、雄部材1及び雌部材2の係合時におけ
る姿勢の安定性を高める役割を果たす。
【0031】雄部品13を雌部品18から外すときに
は、弾性係止部材22の内向けに突出するロック用突出
片23を弾性係止部材22の付勢力に抗して外向きに押
せば、ロック用突出片23による雄部品13の係合突起
19との係止が解放されて、たやすく雄部材1と雌部材
とを分離させることができる。
は、弾性係止部材22の内向けに突出するロック用突出
片23を弾性係止部材22の付勢力に抗して外向きに押
せば、ロック用突出片23による雄部品13の係合突起
19との係止が解放されて、たやすく雄部材1と雌部材
とを分離させることができる。
【0032】図4からは、更に、ロック用突出片23を
備えた弾性係止部材22である環状スプリング22の表
裏両面がスナップ・ファスナーの軸線と直交しているこ
とが理解できる。この環状スプリング22を収容するた
め、雌部品18の周囲に形成される上記溝28は、雄部
品係止部20の周方向面の大部分にわたって伸びる一定
の溝幅を有し、その溝幅は同溝28に嵌め込まれる環状
スプリング22の板厚に対応している。環状スプリング
22は、その内周面の対向する部分に前記ロック用突出
片23が形成されている。
備えた弾性係止部材22である環状スプリング22の表
裏両面がスナップ・ファスナーの軸線と直交しているこ
とが理解できる。この環状スプリング22を収容するた
め、雌部品18の周囲に形成される上記溝28は、雄部
品係止部20の周方向面の大部分にわたって伸びる一定
の溝幅を有し、その溝幅は同溝28に嵌め込まれる環状
スプリング22の板厚に対応している。環状スプリング
22は、その内周面の対向する部分に前記ロック用突出
片23が形成されている。
【0033】そして、前記溝28に前記環状スプリング
22が嵌着すると、前記ロック用突出片23は同溝28
に形成されたスリット30を貫通して、その先端部29
が前記雄部品係止部20の係止空間に突出する。前記先
端部29は、雄部品13の円筒状係合部14の周面に形
成された上記環状溝24の内部に突出しており、図5に
示す状態では、雄部品13の前記係合部14の先端部に
形成された周方向の突起19の軸線方向の動きを封じて
いる。
22が嵌着すると、前記ロック用突出片23は同溝28
に形成されたスリット30を貫通して、その先端部29
が前記雄部品係止部20の係止空間に突出する。前記先
端部29は、雄部品13の円筒状係合部14の周面に形
成された上記環状溝24の内部に突出しており、図5に
示す状態では、雄部品13の前記係合部14の先端部に
形成された周方向の突起19の軸線方向の動きを封じて
いる。
【0034】スプリングの端部19が周方向に押される
と、環状スプリング22が弾性変形し、前記先端部29
がそのロック用突出片23とともに雄部品13の環状溝
24から外方向に滑り出て、雌部品18から解放され
る。この解放には、専用の補助具が使われる。
と、環状スプリング22が弾性変形し、前記先端部29
がそのロック用突出片23とともに雄部品13の環状溝
24から外方向に滑り出て、雌部品18から解放され
る。この解放には、専用の補助具が使われる。
【0035】図7及び図8は、本発明に係る前記補助具
の実施例と、同補助具を使って雄部品13と雌部品18
を分離するときの操作を示す。
の実施例と、同補助具を使って雄部品13と雌部品18
を分離するときの操作を示す。
【0036】この補助具は、環状スプリング22の端部
31と溝28が途切れて出来たランド部35との間の空
隙を径方向に導入することができる平坦な押開き部32
の形をしている。この押開き部32は、環状スプリング
22の厚さよりわずかに小さい厚さを有する。図示例で
は、押開き部32は、その押込み方向の前側に鋭角で収
斂する側部斜面33を有する。この角度の大きさを適当
に設定することによって、押開き部32の押込み動作を
環状スプリング22の径が拡がる動きに変換することが
できる。図8を図5とともに参照すると、前記環状スプ
リング22の拡径操作により、ロック用突出片23の上
記先端部29による雄部品13の周方向の係合突起19
に対する係止を解放することが理解できる。環状スプリ
ング22の対向する端部31の傾斜面34と、その傾斜
面34に当接する前記押開き部32の外側端面33との
双方又は一方を環状スプリング22の端部31の広がり
を確実にするため、傾斜面とすることが好ましい。
31と溝28が途切れて出来たランド部35との間の空
隙を径方向に導入することができる平坦な押開き部32
の形をしている。この押開き部32は、環状スプリング
22の厚さよりわずかに小さい厚さを有する。図示例で
は、押開き部32は、その押込み方向の前側に鋭角で収
斂する側部斜面33を有する。この角度の大きさを適当
に設定することによって、押開き部32の押込み動作を
環状スプリング22の径が拡がる動きに変換することが
できる。図8を図5とともに参照すると、前記環状スプ
リング22の拡径操作により、ロック用突出片23の上
記先端部29による雄部品13の周方向の係合突起19
に対する係止を解放することが理解できる。環状スプリ
ング22の対向する端部31の傾斜面34と、その傾斜
面34に当接する前記押開き部32の外側端面33との
双方又は一方を環状スプリング22の端部31の広がり
を確実にするため、傾斜面とすることが好ましい。
【0037】図7及び図8から理解できるように、環状
スプリングを収容するように画定された周方向の溝28
の途中に形成された前記ランド部35の前記補助具の押
開き部32との摺動面を、ランド部35と同様に互いに
平行な境界面37として形成している。
スプリングを収容するように画定された周方向の溝28
の途中に形成された前記ランド部35の前記補助具の押
開き部32との摺動面を、ランド部35と同様に互いに
平行な境界面37として形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート材に取り付ける前の本発明に係るスナッ
プ・ファスナーの実施例である雄部材を一部断面で示す
分解図である。
プ・ファスナーの実施例である雄部材を一部断面で示す
分解図である。
【図2】同じく前記雄部材に係脱する雌部材を一部断面
で示す分解図である。
で示す分解図である。
【図3】ロック状態で係合しているときの完成された雄
部材と雌部材とを一部断面で示す正面図である。
部材と雌部材とを一部断面で示す正面図である。
【図4】シート材に固定する前の雌部材の中心部におけ
る平断面図である。
る平断面図である。
【図5】雄部材との係合時における図4のV−V線に添
ったスナップ・ファスナーの断面図。
ったスナップ・ファスナーの断面図。
【図6】同じく図4のVI−VI線に添ったスナップ・
ファスナーの断面図。
ファスナーの断面図。
【図7】補助具の導入開始時の図4における雌部材の平
断面図。
断面図。
【図8】図4における補助具の導入による雌部材と補助
具の平断面図。
具の平断面図。
1 雄部材 2 雌部材 3 シート材 7 キャップ部 8 リベット・フランジ 9 リベット軸 10 周縁部 11 キャップ部本体 12 隙間充填用平板 13 雄部品 14 円筒状係合部 15 環状板材 15a 挿入孔 16 穿孔部 17 シール部 18 雌部品 19 係合突起 20 雄部品係止部 21 内側フランジ部 22 弾性係止部材(環状スプリング) 23 ロック用突出片 24 外側環状溝 26 (係合突起の)外側縁部 27 (雌部材の)環状溝 28 (弾性係止部材の嵌着)溝 29 突出部 30 スリット 31 (環状スプリングの)端部 32 押開き部 33 側部斜面 34 傾斜面 35 ランド部 37 境界面
Claims (8)
- 【請求項1】 それぞれが結合用シート材(3)に取り
付け可能な雄・雌部材からなるスナップ・ファスナーで
あって、雄部材(1)および雌部材(2)は、それぞれ
が前記結合用シート材(3)を突き通すリベット軸
(9)を有するキャップ部(7)と、雄部品(13)又
は雌部品(18)とを有し、前記リベット軸(9)が、
前記シート材(3)の穿孔部(16)の内周縁を挟んで
前記雄部品(13)又は雌部品(18)の挿入孔(15
a)に押し込まれ、押圧変形により前記雄部品(13)
又は雌部品(18)と一体化され、前記雄部品(13)
は、ほぼ軸線方向に伸びて先端に径方向の外側に突出す
る係合突起(19)を有する係合部(14)を含み、前
記雌部品(18)は、ほぼ軸線に向けて伸び、前記係合
突起(19)をロック状態で係止する弾性係止部材(2
2)を有する雄部品係止部(20)を含んでなり、 前記雌部品(18)の前記弾性係止部材(22)は、雌
部品(18)の周囲に形成された溝(28)に外から嵌
め込まれ、前記雄部品係止部(20)の径方向内向きに
突出するロック用突出片(23)を有し、 前記雄部品(13)の係合突起(19)は、前記ロック
用突出片(23)に係止し、同突起(19)の軸線方向
の動きを抑止され、 前記ロック用突出片(23)は、前記弾性係止部材(2
2)を外径方向に付勢させることによって雄部品(1
3)を解放するため外方へ弾性的に移動可能であること
を特徴とするロック機能付きスナップ・ファスナー。 - 【請求項2】 前記雌部品(18)の周囲に形成される
前記溝(28)は、同雌部品(18)の周囲の大部分に
伸びて形成され、前記弾性係止部材(22)が挿入可能
な溝幅を有し、 前記弾性係止部材(22)は、前記溝(28)に挿入さ
れて軸線に向けて案内される一部が開いた環状スプリン
グからなり、 同環状スプリング(22)は内径方向に突出する一以上
の前記ロック用突出片(23)を有し、 前記溝(28)は、前記ロック用突出片(23)が貫通
して前記係止部の内周面から軸線方向に突出するための
スリット(30)を有してなることを特徴とする請求項
1記載のスナップ・ファスナー。 - 【請求項3】 前記環状スプリング(22)は二つのロ
ック用突出片(23)を有し、雄部品(13)の上記係
合突起(19)が互いに対向する側に配されてなり、各
突起(19)が各ロック用突出片(23)に係止固定さ
れることを特徴とする請求項2記載のスナップ・ファス
ナー。 - 【請求項4】 前記係合突起(19)が、雄部品(1
3)の全周にわたって形成された外側環状溝(24)の
軸線方向に沿った外方壁部の少なくとも一部によって構
成されてなることを特徴とする請求項2又は3記載のス
ナップ・ファスナー。 - 【請求項5】 前記環状スプリング(22)の開口によ
って画定される互いに対向するスプリング端部(31)
が、外力によって環状スプリング(22)が変形して一
時的に外径方向に移動し、前記ロック用突出片(23)
が、雄部品(13)の前記係合突起(19)から外れ、
雄部品が解放状態に移行することを特徴とする請求項2
乃至4記載のスナップ・ファスナー。 - 【請求項6】 前記溝(28)は、上記雄部品係止部
(20)の外周の一部に形成されるランド部(35)で
中断されてなり、同ランド部(35)と前記環状スプリ
ング(22)の開口端との間に間隙が形成されてなるこ
とを特徴とする請求項1、2又は5のいずれかに記載の
スナップ・ファスナー。 - 【請求項7】 請求項6に記載されたスナップ・ファス
ナーのロック状態を解くための補助具であって、 前記環状スプリング(22)の端部(31)及び前記ラ
ンド部(35)の間に導入できる押開き部(32)と前
記押開き部(32)に形成されるテーパ面(33)とを
有し、 前記押開き部(32)は、スナップ・ファスナーの軸に
向かって鋭角に形成され、 前記押開き部(32)を前記環状スプリング(22)の
端部(31)と前記ランド部(35)との間に導入し押
し込むと、環状スプリング(22)が拡径されることを
特徴とするロック解除用補助具。 - 【請求項8】 前記押開き部(32)は中央部が切り欠
かれ、その対向面(37)が平行であることを特徴とす
る請求項7記載の補助具。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19731207A DE19731207C2 (de) | 1997-07-21 | 1997-07-21 | Druckknopf |
DE19731207.1 | 1997-07-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189611A true JPH1189611A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=7836363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10189081A Pending JPH1189611A (ja) | 1997-07-21 | 1998-07-03 | ロック機能付きスナップ・ファスナーとロック解除用補助具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6076240A (ja) |
JP (1) | JPH1189611A (ja) |
DE (1) | DE19731207C2 (ja) |
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ITMI20121953A1 (it) * | 2012-11-16 | 2014-05-17 | Fimma S P A A Socio Unico | Bottone a pressione bivalente con chiusura a doppio scatto. |
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EP3142510B1 (en) | 2014-05-13 | 2024-04-24 | Wrdt, Llc | Attachment device |
KR101485298B1 (ko) * | 2014-08-18 | 2015-01-23 | 최훈식 | 장신구 조립체 |
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USD941702S1 (en) | 2020-05-22 | 2022-01-25 | Bradford M. Bird | Conjoining device |
KR20230104227A (ko) * | 2020-11-04 | 2023-07-07 | 카스턴 매뉴팩츄어링 코오포레이숀 | 정합 리벳을 포함하는 스냅 시스템 |
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DE2163686C2 (de) * | 1971-12-22 | 1974-04-11 | Fa. A. Raymond, 7850 Loerrach | Kunststoff-Druckknopf |
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1998
- 1998-07-03 JP JP10189081A patent/JPH1189611A/ja active Pending
- 1998-07-20 US US09/118,970 patent/US6076240A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013158353A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Morito Co Ltd | 通電ホック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19731207A1 (de) | 1999-02-11 |
US6076240A (en) | 2000-06-20 |
DE19731207C2 (de) | 2000-11-02 |
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