JPH1189511A - 串刺し乾燥野菜及びその製造方法 - Google Patents

串刺し乾燥野菜及びその製造方法

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JPH1189511A
JPH1189511A JP27820397A JP27820397A JPH1189511A JP H1189511 A JPH1189511 A JP H1189511A JP 27820397 A JP27820397 A JP 27820397A JP 27820397 A JP27820397 A JP 27820397A JP H1189511 A JPH1189511 A JP H1189511A
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JP
Japan
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dried
skewered
vegetable
radish
skewer
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Application number
JP27820397A
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English (en)
Inventor
Seigo Hirowatari
清剛 廣渡
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MARUHIRO SHOKUHIN KK
Original Assignee
MARUHIRO SHOKUHIN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜を乾燥させることによって長期の保存を
可能とした串刺し乾燥野菜及びその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 大根を所定形状に裁断し、該裁断した野
菜片1に串2を突き刺し、該串2の基端部分を掴持部分
として露出させ、前記串刺しされた大根片1を乾燥させ
た構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、串刺し乾燥野菜及
びその製造方法に関し、特に、串刺しして殺菌した状態
で販売することによって購入者の串刺しの手間を省いた
衛生的な食品を提供し、しかも、野菜を乾燥させること
によって長期の保存を可能とした串刺し乾燥野菜及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、食料品店、惣菜屋、居酒屋等
においては、食事のおかず、酒のつまみ等として漬物が
販売され、これらの漬物は調味された状態でパック詰め
され、食べる場合には、パックから取り出し、包丁等に
よって適当な大きさに裁断して食べられている。また、
惣菜屋、居酒屋等においては、漬物を適当な大きさに裁
断した後に、串刺しして、食べやすい状態にして客に提
供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の漬物においては、ある程度の大きさで販売されてい
るため、食べる場合には適当な大きさに裁断する必要が
あり、その際の手間がかかるという問題があった。ま
た、惣菜屋、居酒屋等においては、漬物を串刺しする際
に、漬物に直接手を触れるため、細菌等が付着し、不衛
生であるという問題があった。本発明はかかる従来の問
題点に着目してなされたものであって、その目的とする
ところは、串刺しして殺菌した状態で販売することによ
って購入者の串刺しの手間を省いた衛生的な食品を提供
し、しかも、野菜を乾燥させることによって長期の保存
を可能とした串刺し乾燥野菜及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、請求項1記載の串刺し乾燥野菜では、野
菜を所定形状に裁断し、該裁断した野菜片に串を突き刺
し、該串の基端部分を掴持部分として露出させ、前記串
刺しされた野菜片を乾燥させた構成とした。
【0005】請求項2記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、野菜を所定形状に裁断し、該裁断した野菜片に串
を突き刺し、該串の基端部分を掴持部分として露出さ
せ、前記串刺しされた野菜片を乾燥させる方法を採用し
た。
【0006】請求項3記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、請求項2記載の串刺し乾燥野菜の製造方法におい
て、前記野菜として大根を使用し、該大根を串の長さに
沿って縦長形状に裁断し、該大根片を重量比において5
0%〜70%に予備乾燥した後に、串刺して乾燥させる
方法を採用した。
【0007】請求項4記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、請求項2または3記載の発明において、前記野菜
片を調味液に浸漬した後、乾燥する方法を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかる串刺し乾燥野菜の製造方法を示す説明図、図
2は串刺し乾燥大根を真空包装した状態を示す斜視図で
ある。本発明の一実施の形態にかかる串刺し乾燥野菜
は、大根を所定形状に裁断し、該裁断した大根片に串を
突き刺し、該串の基端部分を掴持部分として露出させ、
前記串刺しされた大根片を乾燥させたものであり、該串
刺し乾燥大根3を製造する場合には図1に示す手順によ
って行なう。
【0009】本発明の一実施の形態にかかる串刺し乾燥
大根3を製造する場合には、図1(イ)に示すように、
大根を串2の長さに沿った縦長形状に裁断する。裁断方
法としては包丁等を使用して手作業によって行なう場
合、あるいは機械を使用して裁断する場合がある。裁断
する大根片1の大きさとしては、串2の長さに応じて裁
断し、乾燥による縮みを考慮して少し大きめに裁断す
る。一例として、串2の大きさが100mmの場合、裁
断形状を横断面長辺15mm、横断面短辺5mm、長さ
方向80mm程度の大きさに裁断する。
【0010】次に、前記裁断された大根片1を、図1
(ロ)に示すように、裁断時と比べて重量比が50%程
度(半乾燥状態)になるまで、太陽放射熱にる天日乾燥
によって予備乾燥を行なう。予備乾燥時間は、温度、
風、湿度等の条件により異なるが、秋の晴天時において
数日間天日乾燥を行なうことにより、重量比を50%〜
70%まで乾燥させることができる。尚、乾燥方法とし
ては前記天日乾燥の他、乾燥した冷風を大根片の周囲に
流し、水分の蒸発を促進する冷風乾燥によることも可能
である。このように、大根片1の予備乾燥を行なうこと
により、大根片1が柔らかくなり、大根片1に串2を突
き刺す際、効率良く串刺し作業を行なうことができる。
また、前記天日乾燥、冷風乾燥等によって乾燥させるこ
とにより、熱によって糖、アミノ酸等の変質を起こさず
に乾燥させることができる。
【0011】大根片1を50%程度乾燥させた後、図1
の(ハ)に示すように、大根片1に、長さ100mm程
度の串2を突き刺す。突き刺す場合には、大根片1の長
手方向一端から他端側に向かって該大根片1の上面と下
面を交互に通るように、串2の先端部分から突き刺し、
串2の基端部分は大根片1の中に完全に差し込んでしま
わずに、30mm〜40mm程度を食用とする際食べや
すいように、掴持部分として露出しておく。
【0012】次に、この串2を突き刺した大根片1を、
図1(ニ)に示すように、裁断時と比べて重量比が10
%程度(乾燥状態)になるまで1〜2週間程度天日乾燥
するこのように、乾燥状態(上乾状態)とすることによ
り、殺菌され、細菌の繁殖、カビの発生が防止され、劣
化しにくく、長期間の保存が可能となる。
【0013】前記の方法で製造された串刺し乾燥大根3
は、殺菌灯(殺菌用低圧放電管)などで殺菌処理を施し
た後、ポリエチレンを重層したセロファンで真空包装し
て保存する。一般的に、真空包装で使用される包装材料
としては、ポリエチレンを重層したセロファンや塩化ビ
ニリデン等が多く使われているが、加熱によってフィル
ムが強く融着するようなものを用いると包装後の品質の
保持に有効である。さらに、防腐剤を添加したり、乾燥
剤を被包装物と一緒に封入すれば保存効果をより高める
ことができる。図2は串刺し乾燥大根3を真空包装した
状態を示す斜視図である。
【0014】前記串刺し乾燥野菜の製造方法によって製
造された串刺し乾燥大根3を食べる場合には、串刺し乾
燥大根3を水洗いした後、水、調味液に浸漬して水分を
しみ込ませる。調味液としては、三杯酢(食酢、砂糖、
醤油)等を使用することができ、この他、醤油、みそ等
を使用することも可能である。このように串刺し乾燥大
根を水、調味液等で膨潤させて復元することにより、食
事のおかず、おやつ、酒のつまみ等として食べることが
できる。このとき、大根片には予め串が突き刺されてい
るので、串刺しの手間が省け、串の基端部分のみ手で触
れれば済むので、細菌等が付着せず衛生的である。
【0015】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
においては、大根を乾燥させる場合について説明した
が、大根の他、ごぼう、人参、山くらげ等の他の野菜を
乾燥させる場合であっても本発明に含まれ、果物等の食
品に適用することも可能である。本実施の形態において
は、大根片1の裁断形状を横断面長辺15mm、横断面
短辺5mm、長さ方向80mm程度としたが、形状につ
いては任意である。
【0016】本実施の形態においては、野菜を乾燥させ
る手段として天日乾燥、冷風乾燥について説明したが、
乾燥方法については任意である。本実施の形態において
は、大根片1が半乾燥した後に串2を突き刺す方法とし
たが、予備乾燥を行なわずに、生の状態で串2を突き刺
す場合であっても本発明に含まれる。本実施の形態にお
いては、串刺し乾燥大根3を水で戻して直接食べる場
合、水洗いした後、三杯酢に浸漬して調味するとした
が、これに限らず、調味料は好みにより任意の調味料を
使用して良い。
【0017】本実施の形態においては、串刺し乾燥大根
3を食用とする場合、重量比10%程度まで乾燥してか
ら、調味液に浸漬したが、これに限らず、調味液に浸漬
した後乾燥しても良いし、また、乾燥途中で調味液に浸
漬してから再度乾燥しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の串刺し乾燥野菜は、野菜を所定形状に裁断し、該裁断
した野菜片に串を突き刺し、該串の基端部分を掴持部分
として露出させ、前記串刺しされた野菜片を乾燥させた
構成としたので、細菌の繁殖、カビの発生が抑制され、
常温で長期間の保存が可能となる。また、串刺しした状
態としているため、食べる場合に取扱が容易となる。そ
して、串刺しした後に乾燥殺菌しているので、購入者は
野菜片を手で触れることがなく衛生的である。惣菜屋、
居酒屋等の業務用として串刺し乾燥野菜を販売した場合
には、購入者は串の基端部分を掴んで味つけ等の加工を
行なうことができ、野菜部分に触れずに加工ができ衛生
的である。
【0019】請求項2記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、野菜を所定形状に裁断し、該裁断した野菜片に串
を突き刺し、該串の基端部分を掴持部分として露出さ
せ、前記串刺しされた野菜片を乾燥させる方法としたの
で、細菌の繁殖、カビの発生を防止し、常温で長期間の
保存が可能な乾燥野菜を製造することができる。また、
串刺しした状態としているため、食べる場合に取扱が容
易な乾燥野菜を製造することができる。
【0020】請求項3記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、衛生的な大根の串刺し乾燥食品を製造することが
できる。また、大根片を重量比において50%〜70%
に予備乾燥した後に、串刺して乾燥させる方法としたの
で、串刺し作業を容易に行なうことができる。
【0021】請求項4記載の串刺し乾燥野菜の製造方法
では、野菜片を調味液に浸漬した後、乾燥する方法とし
たため、味つけされた美味しい串刺し乾燥野菜を製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる串刺し乾燥野菜
の製造方法を示す説明図である。
【図2】串刺し乾燥大根を真空包装した状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1 大根片 2 串 3 串刺し乾燥大根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜を所定形状に裁断し、該裁断した野
    菜片に串を突き刺し、該串の基端部分を掴持部分として
    露出させ、前記串刺しされた野菜片を乾燥させたことを
    特徴とする串刺し乾燥野菜。
  2. 【請求項2】 野菜を所定形状に裁断し、該裁断した野
    菜片に串を突き刺し、該串の基端部分を掴持部分として
    露出させ、前記串刺しされた野菜片を乾燥させることを
    特徴とする串刺し乾燥野菜の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記野菜として大根を使用し、該大根を
    串の長さに沿って縦長形状に裁断し、該大根片を重量比
    において50%〜70%に予備乾燥した後に、串刺して
    乾燥させることを特徴とする請求項2記載の串刺し乾燥
    野菜の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記野菜片を調味液に浸漬した後、乾燥
    することを特徴とする請求項2または3記載の串刺し乾
    燥野菜の製造方法。
JP27820397A 1997-09-24 1997-09-24 串刺し乾燥野菜及びその製造方法 Pending JPH1189511A (ja)

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