JPH1188718A - 水平直線性補正回路 - Google Patents

水平直線性補正回路

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JPH1188718A
JPH1188718A JP25607297A JP25607297A JPH1188718A JP H1188718 A JPH1188718 A JP H1188718A JP 25607297 A JP25607297 A JP 25607297A JP 25607297 A JP25607297 A JP 25607297A JP H1188718 A JPH1188718 A JP H1188718A
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JP
Japan
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horizontal
linearity
shaped correction
horizontal deflection
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP25607297A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Takeda
克弘 竹田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平偏向周波数が変わっても、最適な水平直
線性を得ることができる水平直線性補正回路を提供す
る。 【解決手段】 水平偏向コイル2とリニアリティコイル
3との直列回路には、複数のS字補正コンデンサ51〜
5Nが接続されている。S字補正コンデンサ51〜5N
には、トランジスタ61〜6Nとダイオード71〜7N
が接続されている。トランジスタ61には並列に抵抗8
1が接続されている。抵抗81を接続することによっ
て、トランジスタ61がオフのときでも、S字補正コン
デンサ51に電流I1が流れ、水平走査の前半で水平サ
イズが伸び、水平走査の後半で水平サイズが縮む。これ
によって、良好な水平直線性となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を使用し
たディスプレイ機器に用いられる、水平偏向の直線性を
補正するための水平直線性補正回路に係り、特に、水平
偏向周波数が変わっても最適な水平直線性を得ることが
できる水平直線性補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管を使用したマルチスキャン型の
ディスプレイ機器に用いられる水平直線性補正回路は、
一般的に、図3に示すように構成される。図3におい
て、水平出力トランジスタ1のコレクタには、水平偏向
コイル2とリニアリティコイル3との直列回路と、ダン
パーダイオード4とが接続されている。なお、リニアリ
ティコイル3には磁気バイアスがかけられており、これ
によって画面上の水平方向の直線性を補正するようにな
っている。
【0003】水平偏向コイル2とリニアリティコイル3
との直列回路には、さらに、複数のS字補正コンデンサ
が並列接続されてなるS字補正コンデンサ群5が接続さ
れている。S字補正コンデンサ群5は、S字補正コンデ
ンサ51,52,…,5NのN個よりなるものとする。
それぞれのS字補正コンデンサ51,52,…,5Nに
は、これらのS字補正コンデンサ51,52,…,5N
のオン・オフを切り換えるスイッチとして動作するトラ
ンジスタ61,62,…,6Nと、ダイオード71,7
2,…,7Nとが図示の如く接続されている。
【0004】そして、トランジスタ61,62,…,6
Nのベースには、ハイまたはローの切換信号が選択的に
入力されることにより、トランジスタ61,62,…,
6Nが選択的にオンまたはオフとされる。これによっ
て、S字補正コンデンサ51,52,…,5Nが選択的
にオンまたはオフとされることになる。そこで、それぞ
れの水平偏向周波数に応じて最適なS字補正となるよ
う、トランジスタ61,62,…,6Nに切換信号を入
力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水平偏
向コイル2のインダクタンス分をL、抵抗分をRとした
とき、水平偏向周波数が変わると、水平偏向コイル2の
直流抵抗であるL/Rによって、水平直線性が劣化す
る。即ち、水平偏向周波数が高くなるほど、走査開始時
の水平偏向電流が走査終了時の水平偏向電流より減少
し、見かけ上、画面では右側が伸び、左側が縮む。水平
偏向周波数が低くなれば、その逆の現象となり、右側が
縮み、左側が伸びる。なお、S字補正コンデンサ群5
は、画面の中央部と左右端部との直線性の関係を補正す
るものであるので、このような左右非対称の直線性歪を
補正することはできない。
【0006】この問題点を解決するためには、リニアリ
ティコイル3を複数設けて水平偏向周波数に応じて最適
なものに切り換えたり、リニアリティコイル3のインダ
クタンスの可変範囲を水平偏向周波数に応じて最適なも
のに切り換える手段を設けることも考えられるが、構造
が複雑となり、好ましくない。そこで、従来は、ある1
つの水平偏向周波数においてのみ、最適な水平直線性が
得られるようリニアリティコイル3を設定するのが一般
的であった。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、簡単な構成で、水平偏向周波数が変わって
も最適な水平直線性を得ることができる水平直線性補正
回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、水平偏向コイル(2)と
リニアリティコイル(3)との直列回路と、この直列回
路に接続された複数のS字補正コンデンサ(51〜5
N)と、このS字補正コンデンサのオン・オフを切り換
えるために前記S字補正コンデンサのそれぞれに接続さ
れたスイッチ(61〜6N)とを備えたディスプレイ機
器における水平偏向の直線性を補正する水平直線性補正
回路において、前記スイッチの少なくとも1つに、前記
スイッチに並列接続した抵抗(81)を設けて構成した
ことを特徴とする水平直線性補正回路を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水平直線性補正回
路について、添付図面を参照して説明する。図1は本発
明の水平直線性補正回路の一実施例を示す回路図、図2
は本発明の水平直線性補正回路の動作を説明するための
波形図である。なお、図1において、図3と同一部分に
は同一符号が付してある。
【0010】図1において、水平出力トランジスタ1の
コレクタには、水平偏向コイル2とリニアリティコイル
3との直列回路と、ダンパーダイオード4とが接続され
ている。なお、リニアリティコイル3には磁気バイアス
がかけられており、これによって画面上の水平方向の直
線性を補正するようになっている。
【0011】水平偏向コイル2とリニアリティコイル3
との直列回路には、さらに、複数のS字補正コンデンサ
が並列接続されてなるS字補正コンデンサ群50が接続
されている。S字補正コンデンサ群50は、S字補正コ
ンデンサ51,52,…,5NのN個よりなるものとす
る。勿論、S字補正コンデンサは2つでもよい。
【0012】これらのS字補正コンデンサ51,52,
…,5Nの内、S字補正コンデンサ52,…,5Nに
は、従来と同様、S字補正コンデンサ52,…,5Nの
オン・オフを切り換えるスイッチとして動作するトラン
ジスタ62,…,6Nと、ダイオード72,…,7Nと
が図示の如く接続されている。
【0013】一方、S字補正コンデンサ51には、S字
補正コンデンサ51のオン・オフを切り換えるスイッチ
として動作するトランジスタ61とダイオード71が従
来と同様に接続され、さらに、これに抵抗81が並列接
続されている。ここでは、S字補正コンデンサ51に接
続されたトランジスタ61のみに抵抗81を並列接続し
ているが、S字補正コンデンサ52,…,5Nに接続さ
れたトランジスタ62,…,6Nの1または複数にも同
様に抵抗を並列接続してもよい。
【0014】そして、トランジスタ61,62,…,6
Nのベースには、ハイまたはローの切換信号が選択的に
入力されることにより、トランジスタ61,62,…,
6Nが選択的にオンまたはオフとされる。これによっ
て、S字補正コンデンサ51,52,…,5Nが選択的
にオンまたはオフとされることになる。そこで、それぞ
れの水平偏向周波数に応じて最適なS字補正となるよ
う、トランジスタ61,62,…,6Nに切換信号を入
力する。
【0015】以上のように構成される本発明の水平直線
性補正回路の動作について説明する。図1において、S
字補正コンデンサ51の容量をS1とし、S字補正コン
デンサ52,…,5Nの全体の合成容量をS0とする。
なお、トランジスタ61はオフでS字補正コンデンサ5
1がオフ、トランジスタ62,…,6NがオンでS字補
正コンデンサ52,…,5Nがオンとなっているものと
する。
【0016】このとき、水平偏向コイル2とS字補正コ
ンデンサ51との間で流れる電流をI1、水平偏向コイ
ル2とS字補正コンデンサ52,…,5Nとの間で流れ
る電流をI0とする。抵抗81がない状態、即ち、従来
の構成においては、トランジスタ61がオフのとき、電
流I1は流れないので、電流I0は、従来の構成におけ
る電流と同一である。
【0017】まず、水平走査の前半、即ち、画面の左側
において、電流I1はダンパーダイオード3から水平偏
向コイル2とリニアリティコイル3との直列回路,S字
補正コンデンサ51,抵抗81を経て接地へと流れる。
従来の構成では、抵抗81がないため、トランジスタ6
1がオフとなっている状態においては、S字補正コンデ
ンサ51には電流が流れないが、本発明の構成では、抵
抗81があるため、S字補正コンデンサ51に若干の電
流I1が流れる。
【0018】次に、水平走査の後半、即ち、画面の右側
において、電流I1はダイオード71からS字補正コン
デンサ51及び水平偏向コイル2とリニアリティコイル
3との直列回路を経て、水平出力トランジスタ1へと流
れる。
【0019】即ち、本発明においては、トランジスタ6
1がオフとなっている状態においても、S字補正コンデ
ンサ51には充放電電流が流れることになる。S字補正
コンデンサ51の充電電流は、抵抗81を介するループ
を流れ、S字補正コンデンサ51に充電された電荷の放
電電流は、ダイオード71を介するループを流れる。
【0020】よって、水平走査の前半では、S字補正コ
ンデンサ51はS字補正にはほとんど寄与しないので、
S字補正は実質的にS字補正コンデンサ52,…,5N
の全体の合成容量S0によって決まる。水平走査の後半
では、S字補正コンデンサ51はS字補正に大きく寄与
することになるので、S字補正はS字補正コンデンサ5
1の容量S1とS字補正コンデンサ52,…,5Nの全
体の合成容量S0との合成であるS0+S1によって決
まる。
【0021】S字補正コンデンサの共振容量が小さいと
電流は増加し、S字補正コンデンサの共振容量が大きい
と電流は減少するので、水平偏向コイル2に流れる水平
偏向電流は、水平走査の前半では増加し、水平走査の後
半では減少することになる。従って、図2に実線で示す
ように、水平走査の前半である画面の左側においては水
平サイズが伸び、水平走査の後半である画面の右側にお
いては水平サイズが縮むこととなる。
【0022】図2において、比較のため、従来の構成に
おけるトランジスタ61がオフで、トランジスタ62,
…,6Nがオンとなっている状態の水平偏向電流を破線
にて示している。従来では、S字補正コンデンサ51に
は電流が流れないため、水平走査の前半でも後半でも、
S字補正はS字補正コンデンサ52,…,5Nの全体の
合成容量S0のみによって決まる。よって、ある1つの
水平偏向周波数においてのみ、最適な水平直線性が得ら
れるようリニアリティコイル3を設定した場合に、他の
水平偏向周波数において発生する左右非対称の直線性歪
を補正することはできなかった。
【0023】これに対し、本発明では、ある1つの水平
偏向周波数において、最適な水平直線性が得られるよう
リニアリティコイル3を設定しても、左右非対称の直線
性歪が発生する水平偏向周波数では、トランジスタ6
1,62,…,6Nにおけるオフとする1つまたは複数
のトランジスタに抵抗を並列に接続することにより、い
ずれの水平偏向周波数においても最適な水平直線性を得
ることが可能となる。抵抗を接続するトランジスタの数
やその抵抗値は適宜に設定すればよい。
【0024】ところで、図1において、抵抗81を接続
したトランジスタ61がオンとなっている場合には、図
1に示す回路の動作は図3と全く同じとなる。即ち、電
流I1は、水平走査の前半ではトランジスタ61を介す
るループとなり、水平走査の後半ではダイオード71を
介するループとなる。
【0025】従って、トランジスタ61,62,…,6
Nの1つまたは複数に抵抗を並列に接続しても、それら
がオンとなったときには抵抗は何らの影響も及ぼさな
い。従って、水平直線性のみを補正することが可能とな
る。そして、本発明では、抵抗を接続するという極めて
簡単な構成で、水平偏向周波数が変わっても最適な水平
直線性を得ることができる。
【0026】本実施例では、トランジスタ61,62,
…,6Nとダイオード71,72,…,7Nとを並列接
続した構成としているが、この2つの機能を有するパワ
ーMOS等のFETを用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の水
平直線性補正回路は、S字補正コンデンサのそれぞれに
接続されたスイッチの少なくとも1つに、前記スイッチ
に並列接続した抵抗を設けて構成したので、簡単な構成
で、水平偏向周波数が変わっても最適な水平直線性を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 水平出力トランジスタ 2 水平偏向コイル 3 リニアリティコイル 4 ダンパーダイオード 50 S字補正コンデンサ群 51〜5N S字補正コンデンサ 61〜6N トランジスタ(スイッチ) 71〜7N ダイオード 81 抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏向コイルとリニアリティコイルとの
    直列回路と、この直列回路に接続された複数のS字補正
    コンデンサと、このS字補正コンデンサのオン・オフを
    切り換えるために前記S字補正コンデンサのそれぞれに
    接続されたスイッチとを備えたディスプレイ機器におけ
    る水平偏向の直線性を補正する水平直線性補正回路にお
    いて、 前記スイッチの少なくとも1つに、前記スイッチに並列
    接続した抵抗を設けて構成したことを特徴とする水平直
    線性補正回路。
JP25607297A 1997-09-04 1997-09-04 水平直線性補正回路 Pending JPH1188718A (ja)

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