JPH1188219A - 受信機および送受信機 - Google Patents

受信機および送受信機

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JPH1188219A
JPH1188219A JP9241423A JP24142397A JPH1188219A JP H1188219 A JPH1188219 A JP H1188219A JP 9241423 A JP9241423 A JP 9241423A JP 24142397 A JP24142397 A JP 24142397A JP H1188219 A JPH1188219 A JP H1188219A
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transmission
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嘉茂 吉川
Yoshio Horiike
良雄 堀池
Hisashi Adachi
寿史 足立
Hiroaki Kosugi
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    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
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    • HELECTRICITY
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  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLLシセサイザを用いた受信機では、立ち
上げ時間や周波数切り替え時間を短くするのに限界があ
り、電池寿命が短くなる。 【解決手段】 てい倍器22からの第1の局部周波数L
O1と受信信号とを第1の周波数変換器10に入力し、第
1の中間周波数IF1 に変換する。IF1 は第2の周波
数変換器12でN1分周器24からの周波数LO2により
第2の中間周波数IF2 に変換する。又、N1分周器2
4とN2分周器26の出力とを送信用周波数変換器34
で混合し、LO4と局部周波数LO1とを下側帯キャンセル
ミキサ50に加え、送信周波数の上側帯を取り出す。N
1分周器24の分周数を1だけ変えることで1チャンネ
ル間隔だけ周波数を変え得るように構成することによ
り、送受信とも分周数の切り替えでチャンネルを切り替
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として機器間で
データの伝送を行う無線機、特に間欠的な受信や受信チ
ャンネルの切り替えを繰り返すページャー、コードレス
リモートコントロール、コードレス電話機およびテレメ
ータ等の用途に好適な受信機および送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線を用いての通信データ伝送
は、限られた電波資源を有効に活用するためと、電源の
有効な利用のために間欠的に受信または送信したり送受
信チャンネルの切り替えをひんぱんに繰り返す方式のも
のが、たとえばページャー、コードレスリモートコント
ロール、コードレス電話機およびテレメータ等に多く用
いられている。
【0003】以下、図面を用いて従来のこのような間欠
的に受信したり複数の受信チャンネルの切り替えをひん
ぱんに繰り返す方式の送受信機について説明する。図5
は、従来の送受信機の構成を示すブロック図である。高
周波信号を入力するアンテナ100はスイッチ102の
共通接点102aに接続され、スイッチ102の受信接
点102bは、SAWフィルタやLCフィルタ等のバン
ドパスフィルタで構成されている不用な帯域の信号を除
去する高周波フィルタ104を介して受信高周波増幅器
106に接続される。受信高周波増幅器106の出力は
周波数変換器108に接続され、また周波数変換器10
8にはPLLシンセサイザ110の出力も接続される。
周波数変換器108の出力は高周波フィルタ104と同
様に不用な帯域の信号を除去する中間周波フィルタ12
2、復調回路124を介して復調データ出力端子126
に接続されている。
【0004】PLLシンセサイザ110において、電圧
制御発振器(VCO)116の出力は可変分周器118
に入力される。可変分周器118は入力信号の周波数を
N分周して出力するものである。ここで分周比は予め所
定の値に設定してある。可変分周器118の出力は、基
準信号源120の出力との位相比較を行い位相差の大き
さに応じた信号を出力する位相比較器112に入力さ
れ、その出力は高域成分を除去するローパスフィルタ1
14を介して電圧制御発振器116の制御端子に入力さ
れる構成となっている。基準信号源120の周波数をチ
ャンネル間隔周波数に選んでおくと、可変分周器118
の分周数を1変更するごとに電圧制御発振器116の周
波数を1チャンネル分だけ変更できる。したがって分周
数をそれぞれ設定することにより任意のチャンネル周波
数に対応した周波数を出力できる。基準信号源120と
して水晶発振器または水晶発振器の出力を分周した信号
を用いることができるので高い周波数安定度を得ること
ができる。
【0005】また変調データを入力する変調データ入力
端子128は変調信号発生器130を介してPLLシン
セサイザ110に接続されており、変調信号発生器13
0の出力はまた基準信号源120を介してPLLシンセ
サイザ110に接続されている。PLLシンセサイザ1
10の出力は送信高周波増幅器132を介してスイッチ
102の送信接点102cに接続されている。
【0006】次に、このように構成された送受信機の受
信時の動作について説明する。アンテナ100に入力さ
れた高周波信号は、スイッチ102の共通接点102a
から受信接点102bを経由して、高周波フィルタ10
4で不用な帯域の信号を除去され受信高周波増幅器10
6で増幅されて周波数変換器108に入力される。一
方、PLLシンセサイザ110の出力周波数は、受信す
る高周波信号に対してやや高く、またはやや低い周波数
に設定されている。PLLシンセサイザ110の出力は
周波数変換器108に入力され、ここでミキシングが行
われ、両周波数の差の中間周波数信号が出力され、中間
周波数フィルタ122で不用な帯域の信号を除去したう
え、復調回路124で復調が行われ、復調データが復調
データ出力端子126から出力される。
【0007】次に、送信時の動作について説明する。変
調データ入力端子128に入力された変調データは変調
信号発生器130に入力され、ここで変調データに応じ
てPLLシンセサイザ110を変調し、また基準信号源
120を介してPLLシンセサイザ110の周波数を変
調するための信号を発生する。このようにして変調され
たPLLシンセサイザ110の変調出力は送信高周波増
幅器132で増幅され、送信接点102c側に切り換え
られたスイッチ102の共通接点102aを通ってアン
テナ100から出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のPLLシンセサイザ110を用いた受信機の
問題点は、所定の周波数を得るための制御にフィードバ
ックループを用いているため、電源投入の立ち上げ動作
および周波数の切り替えに時間を要することである。立
ち上げ時間および周波数の切り替え時間は、PLLのフ
ィードバックループの自然角周波数によって特徴づけら
れる。そして自然角周波数を大きく設定すれば電源投入
の立ち上げ動作および周波数の切り替えに要する時間を
短縮できる。しかし、各チャンネルに対応した周波数間
隔で信号を設定するという制約とC/N特性やスプリア
ス特性の制約から十分に自然角周波数を大きくすること
は困難である。すなわち各チャンネルに対応した周波数
間隔で信号を設定するという制約のため位相比較器の比
較周波数はチャンネル周波数間隔またはそれ以下である
ことが必要であり、C/N特性やスプリアス特性の制約
のためループゲインを大きくできない。そのため従来の
PLLシセサイザを用いた受信機では、立ち上げ時間や
周波数切り替え時間を短くするのに限界があり、このよ
うな要望を満たすための十分な特性が得られなかった。
【0009】ところが、ページャー、コードレスリモー
トコントロール、コードレス電話機およびテレメータ等
においては間欠的な送受信や送受信チャンネルの切り替
えを繰り返し、しかも電池を電源とするものが多く、立
ち上げ時間や周波数切り替え時間が長くなることは必然
的に電池寿命の短縮につながり、商品価値の低下をもた
らすものであった。
【0010】本発明は、上記従来のこのような課題を解
決するためのものであり、電源投入時の立ち上げ動作お
よび周波数の切り替えを短時間に行える受信機および送
受信機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、等
間隔に配置された複数のチャンネルのいずれかを選択し
て受信を行う受信機であって、一定周波数の信号を発振
する発振手段と、受信高周波信号と発振手段の出力信号
とを入力して受信高周波信号を第1の中間周波数信号に
変換する第1の周波数変換手段と、発振手段の信号周波
数をN分周する分周手段と、第1の中間周波数信号と分
周手段の出力信号とを入力して第2の中間周波数信号を
出力する第2の周波数変換手段と、第2の中間周波数信
号を復調する復調手段とを備え、分周数Nの所定数の変
化による分周手段の出力信号の周波数変化がチャンネル
間隔と同じになり、かつこの分周数で第2の中間周波数
信号が所定の周波数となるように、分周手段の分周数N
および発振手段の出力信号の周波数が決定されている受
信機である。
【0012】このような構成によって電源投入時の立ち
上げ動作および周波数の切り替えを短時間に行え、電池
を用いた場合の電池寿命の長い受信機を提供することが
できる。
【0013】請求項2の本発明は、等間隔に配置された
複数のチャンネルのいずれかを選択して受信を行う受信
機であって、一定周波数の信号を発振する発振手段と、
その発振手段の出力信号を所定倍数にてい倍するてい倍
手段と、受信高周波信号とてい倍手段の出力信号とを入
力して受信高周波信号を第1の中間周波数信号に変換す
る第1の周波数変換手段と、発振手段の信号周波数をN
分周する分周手段と、第1の中間周波数信号と分周手段
の出力信号とを入力して第2の中間周波数信号を出力す
る第2の周波数変換手段と、第2の中間周波数信号を復
調する復調手段とを備え、分周数Nの所定数の変化によ
る分周手段の出力信号の周波数変化がチャンネル間隔と
同じになり、かつこの分周数で第2の中間周波数信号が
所定の周波数となるように、分周手段の分周数Nおよび
発振手段の出力信号の周波数が決定されている受信機で
ある。
【0014】このような構成により、請求項1の構成の
効果に加えて、分周器の消費電力を小にし、電池等を用
いるときの使用時間を長くできるという効果を得ること
ができる。
【0015】また本発明の請求項3の受信機は、上記請
求項1または2の構成において、発振手段に水晶発振器
を用いたものであり、また本発明の請求項4の受信機
は、請求項1ないし3の構成において、発振手段の発振
周波数を微調整する周波数微調整手段をさらに加えたも
のであり、さらに本発明の請求項5の受信機は、請求項
4の構成において、周波数微調整手段は可変容量半導体
素子を有するものであって、デジタル信号をアナログ信
号に変換した信号を印加することにより発振周波数の微
調整を行うものである。
【0016】これらの構成によって請求項1または2の
構成における受信周波数を規定の受信チャンネル周波数
に容易に微調整することができる。
【0017】請求項6の本発明は、等間隔に配置された
複数のチャンネルのいずれかを選択して受信および送信
を行う送受信機であって、一定周波数の信号を発振する
発振手段と、受信高周波信号と発振手段の出力信号とを
入力して受信高周波信号を第1の中間周波数信号に変換
する第1の周波数変換手段と、発振手段の信号周波数を
N1分周する第1の分周手段と、発振手段の信号周波数
をN2分周する第2の分周手段と、第1の中間周波数信
号と第1の分周手段の出力信号とを入力して第2の中間
周波数信号を出力する第2の周波数変換手段と、第2の
中間周波数信号を復調する復調手段と、第1の分周手段
の出力信号と第2の分周手段の出力信号とを入力して送
信用の中間周波数信号を出力する第1の送信用周波数変
換手段と、発振手段の出力信号と第1の送信用周波数変
換手段の出力信号とを入力して送信用の高周波信号を出
力する第2の送信用周波数変換手段とを備え、分周数N
1の所定数の変化による第1の分周手段の出力信号の周
波数変化がチャンネル間隔と同じになり、かつこの分周
数で第2の中間周波数信号が所定の周波数となるよう
に、第1の分周手段の分周数N1および発振手段の出力
信号の周波数が決定されており、さらに送信用の高周波
信号が所定の周波数となるように、第2の分周手段の分
周数N2が決定されている送受信機である。
【0018】このような構成によって、電源投入時の立
ち上げ動作および周波数の切り替えを短時間に行え、電
池を用いた場合の電池寿命の長い送受信機を提供するこ
とができる。
【0019】請求項7の本発明は、等間隔に配置された
複数のチャンネルのいずれかを選択して受信および送信
を行う送受信機であって、一定周波数の信号を発振する
発振手段と、その発振手段の出力信号を所定倍数にてい
倍するてい倍手段と、受信高周波信号とてい倍手段の出
力信号とを入力して受信高周波信号を第1の中間周波数
信号に変換する第1の周波数変換手段と、発振手段の信
号周波数をN1分周する第1の分周手段と、発振手段の
信号周波数をN2分周する第2の分周手段と、第1の中
間周波数信号と第1の分周手段の出力信号とを入力して
第2の中間周波数信号を出力する第2の周波数変換手段
と、第2の中間周波数信号を復調する復調手段と、第1
の分周手段の出力信号と第2の分周手段の出力信号とを
入力して送信用の中間周波数信号を出力する第1の送信
用周波数変換手段と、てい倍手段の出力信号と第1の送
信用周波数変換手段の出力信号とを入力して送信用の高
周波信号を出力する第2の送信用周波数変換手段とを備
え、分周数N1の所定数の変化による第1の分周手段の
出力信号の周波数変化がチャンネル間隔と同じになり、
かつこの分周数で第2の中間周波数信号が所定の周波数
となるように、第1の分周手段の分周数N1および発振
手段の出力信号の周波数が決定されており、さらに送信
用の高周波信号が所定の周波数となるように、第2の分
周手段の分周数N2を決定されている送受信機である。
【0020】このような構成により、請求項6の構成の
効果に加えて、第1、第2の分周器の消費電力を小に
し、電池等を用いるときの使用時間を長くできるという
効果を得ることができる。
【0021】請求項8の本発明は、等間隔に配置された
複数のチャンネルのいずれかを選択して受信および送信
を行う送受信機であって、一定周波数の信号を発振する
発振手段と、受信高周波信号と発振手段の出力信号とを
入力して受信高周波信号を第1の中間周波数信号に変換
する第1の周波数変換手段と、発振手段の信号周波数を
N分周する分周手段と、第1の中間周波数信号と分周手
段の出力信号とを入力して第2の中間周波数信号を出力
する第2の周波数変換手段と、第2の中間周波数信号を
復調する復調手段と、発振手段の出力信号と分周手段の
出力信号とを入力して送信用の高周波信号を出力する送
信用周波数変換手段とを備え、分周数Nの第1の所定数
だけの変化による分周手段の出力信号の周波数変化が送
信チャンネル間隔と同じになり、かつこの分周数で送信
用の高周波信号が所定の周波数となるように、分周手段
の分周数Nおよび発振手段の出力信号の周波数が決定さ
れ、さらに分周数Nの第2の所定数だけの変化による分
周手段の出力信号の周波数変化が受信チャンネル間隔と
同じになるように、分周手段の分周数Nが決定されてお
り、分周数は送信時と受信時とで異なった分周数になる
送受信機である。
【0022】このような構成により、請求項6の構成の
効果に加えて、分周器が1個でよく、送信用の周波数変
換器や寸法の大きいフィルタ等が不要となり、IC化に
適しているという効果が得られる。
【0023】請求項9の本発明は、等間隔に配置された
複数のチャンネルのいずれかを選択して受信および送信
を行う送受信機であって、一定周波数の信号を発振する
発振手段と、その発振手段の出力信号を所定倍にてい倍
するてい倍手段と、受信高周波信号とてい倍手段の出力
信号とを入力して受信高周波信号を第1の中間周波数信
号に変換する第1の周波数変換手段と、発振手段の信号
周波数をN1分周する第1の可変分周手段と、てい倍手
段の出力信号を整数分周する固定分周手段と、固定分周
手段の出力をN2分周する第2の可変分周手段と、第1
の中間周波数信号と第1の可変分周手段の出力信号とを
入力して第2の中間周波数信号を出力する第2の周波数
変換手段と、第2の中間周波数信号を復調する復調手段
と、発振手段の出力信号と第2の可変分周手段の出力信
号とを入力して送信用の高周波信号を出力する送信用周
波数変換手段とを備え、分周数N2の第2の所定数だけ
の変化による第2の可変分周手段の出力信号の周波数変
化が送信チャンネル間隔と同じになり、かつこの分周数
で送信用の高周波信号が所定の周波数となるように、第
2の可変分周手段の分周数N2および発振手段の出力信
号の周波数が決定され、さらに分周数N1の第1の所定
数だけの変化による第1の可変分周手段の出力信号の周
波数変化が受信チャンネル間隔と同じになるように、第
1の可変分周手段の分周数N1が決定されており、第1
および第2の可変分周手段の各分周数は送信時と受信時
とで異なった値になる送受信機である。
【0024】この構成により、請求項6の構成の効果に
加えて、送信用周波数変換器や容積の大きい周波数の低
いフィルタを省略でき、電流消費量を減少させ、また容
積が小さく集積回路化に適した構成を提供することがで
きる。
【0025】また本発明の請求項10の送受信機は、請
求項6ないし9の構成において、発振手段に水晶発振器
を用いたものであり、また本発明の請求項11の送受信
機は、請求項6ないし10の構成において、発振手段の
発振周波数を微調整する周波数微調整手段をさらに加え
たものであり、さらに本発明の請求項12の送受信機
は、請求項11の構成において、周波数微調整手段は可
変容量半導体素子を有するものであって、デジタル信号
をアナログ信号に変換した信号を印加することにより発
振周波数の微調整を行うものである。
【0026】これらの構成によって請求項6ないし9の
構成における受信または送信周波数を規定のチャンネル
周波数に容易に微調整することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)以下図面に基づいて本発明の第1
の実施の形態を、429MHz帯において429.17
5MHzから12.5kHzのチャンネル間周波数間隔
で6チャンネルを有する送受信機の例を用いて説明す
る。図1は、本実施の形態の送受信機のブロック図であ
る。
【0028】図1において、送受信兼用のアンテナ2は
送受信帯域を通過させる帯域フィルタ4を介して送受切
り替えスイッチ6の共通接点6aに接続され、その受信
接点6bは受信高周波増幅器8を介して第1の周波数変
換手段である第1の周波数変換器10の入力に接続さ
れ、その出力は第2の周波数変換手段である第2の周波
数変換器12の入力に接続されている。第2の周波数変
換器12の出力は、その出力信号を通過させるセラミッ
クフィルタ等を用いたバンドパスフィルタ14を介し
て、受信信号を復調する復調手段としてのデモジュレー
タ16に入力されている。
【0029】一方、85MHz台の基本発振周波数を有
する水晶発振器20の出力は、5てい倍するためのてい
倍器22に入力され、てい倍器22の出力LO1は第1の
周波数変換器10に入力されるとともに第1の分周手段
であるN1分周器24および第2の分周手段であるN2
分周器26にも入力されている。本実施の形態では、水
晶発振器20及びてい倍器22が発振手段を構成してい
る。N1分周器24の出力は第2の周波数変換器12に
入力されるとともに第1の送信用周波数変換手段である
送信用周波数変換器34にも入力され、またN2分周器
26の出力LO3は高調波成分を除去するローパスフィル
タ28を介して送信用周波数変換器34にも入力されて
いる。
【0030】送信用周波数変換器34の出力はLO2成
分、その他不用な成分を除去する帯域フィルタ30を介
して、第2の送信用周波数変換手段を兼ねる、下側帯成
分およびLO1成分を抑圧する下側帯キャンセルミキサ5
0に入力される。この入力は周波数変換器52と54に
加えられ、またてい倍器22の出力は周波数変換器52
の他の入力に加えられるとともに、90度移相器56を
介して周波数変換器54の他の入力にも加えられる。周
波数変換器52の出力は−45度移相器58を介して、
また周波数変換器54の出力は+45度移相器60を介
して加算器62に加えられる。下側帯キャンセルミキサ
50の上側帯成分の出力は、送信高周波増幅器64,6
6を介してスイッチ6の送信接点6cに接続され、残っ
たLO1成分、下側帯成分その他スプリアス成分を除去す
る帯域フィルタ4を通ってアンテナ2から送信される。
本実施の形態では搬送波の発生方法の説明が本来の目的
であるため、送信用の変調回路の構成は省略している。
【0031】以上のように構成された本実施の形態の送
受信機の動作について図面を参照しながら説明する。
【0032】受信時には、スイッチ6の共通接点6aは
受信接点6bに接続されている。アンテナ2からの42
9MHz帯の高周波信号は、帯域フィルタ4によって受
信すべき周波数帯域のみが通過され受信高周波増幅器8
で増幅された後、第1の周波数変換器10に入力され
る。第1の周波数変換器10の他の入力には、水晶発振
器20の85MHz台の発振周波数がてい倍器22によ
って5てい倍されて426MHz台の周波数の第1の局
部周波数LO1となって加えられているので、第1の周波
数変換器10の出力には、その差の2.8MHz台の第
1の中間周波数IF1 が得られ、これを第2の周波数変
換器12に入力する。つぎに第1の局部周波数LO1をN
1分周器24で分周した周波数LO2を2.3MHz台と
して第2の周波数変換器12に加え、2.8MHz台の
第1の中間周波数IF1 との差の第2の中間周波数IF
2 の450kHzを得る。その後、バンドパスフィルタ
14で必要な帯域のみを選択してデモジュレータ16に
より、受信された信号を復調して取り出す。
【0033】また送信時には、水晶発振器20の85M
Hz台の発振周波数がてい倍器22によって5てい倍さ
れた426MHz台の周波数LO1が、下側帯キャンセル
ミキサ50の周波数変換器52と、+90度移相器56
を介して周波数変換器54に入力される。第1の局部周
波数LO1はN1分周器24で2.3MHz台の周波数L
O2となり送信用周波数変換器34に加えられ、また第1
の局部周波数LO1はN2分周器26で450kHz台の
第3の局部周波数LO3となり、ローパスフイルタ28で
高調波成分等不用な周波数帯成分を除かれて送信用周波
数変換器34に加えられ、周波数LO2と周波数LO3が加
算されてIF1 の周波数と同じ2.8MHz台の第4の
局部周波数LO4となってLO2他不用な成分が帯域フィル
タ30で除かれて下側帯キャンセルミキサ50に入力さ
れる。
【0034】下側帯キャンセルミキサ50では、第1の
局部周波数LO1と第4の局部周波数LO4とによって下側
帯成分およびLO1成分を抑圧され、両者の和の429M
Hz台の周波数の上側帯成分が合成されて送信高周波増
幅器64,66で増幅される。その後、送受切り替えス
イッチ6の送信接点6cから共通接点6aを通って帯域
フィルタ4で残ったLO1成分、下側帯成分その他スプリ
アス成分が除去されてアンテナ2から送信される。
【0035】ここで第1の局部周波数LO1、N1分周器
24の分周数N1、N2分周器26の分周数N2の決め
方を説明する。第2の中間周波数IF2 の周波数をフィ
ルタの関係から450kHzとして、429.175M
Hzをチャンネル1として受信周波数RFを12.5k
Hz間隔で429.2375MHzまでの6チャンネル
とする。この帯域の中心付近(3チャンネル)の42
9.200MHzに対してまず第1の局部周波数LO1を
その近くの少し高い、または少し低い周波数に設定し
て、その差が第1の中間周波数IF1 になるようにす
る。この場合LO1を低い方の426.4MHzと仮に決
める。
【0036】つぎにLO1をN1分周してN1の分周数を
所定数としての1だけ変化させたときの周波数変化がチ
ャンネル間隔のほぼ12.5kHzになるN1の値を探
す。この場合185分周でこの条件となるので、つぎに
RF−LO1−LO2が第2の中間周波数IF2 の450k
Hzになるかを見る。この結果から450kHzを引い
た値を426.4MHzに加え、その結果でRF−L0
1−L02の計算を行い、これを数回繰り返して(表
1)のように、チャンネル3における受信周波数のRF
3,第1の局部周波数LO1,第1の分周数N1,第2の
局部周波数LO2の値を決定する。
【0037】
【表1】
【0038】そのうえでN1分周器24の出力をそのま
ま下側帯キャンセルミキサ50に加えると受信周波数よ
り450kHz低い送信周波数となるので、N2分周器
26でN2分周された第3の局部周波数LO3と送信用周
波数変換器34で混合することによって受信周波数とほ
ぼ同一の周波数TXを発生できるようにする。このため
の分周数N2を求めると(表1)のN2が得られ、さら
に第3の局部周波数LO3,送信周波数TXが得られる。
【0039】
【表2】
【0040】(表1)の結果より(表2)の6チャンネ
ルの送受信に対応したRF,LO1,N1,LO2,IF
2,N2,LO3,TXが得られるが、受信時に本来の受
信チャンネルとの差周波数のdelta RXが6チャ
ンネルで−496Hzと、やや大であり、また送信時に
本来の送信チャンネルとの差周波数のdelta TX
が、6チャンネルで332Hzと、やや大になってい
る。そこで(表2)の値に対してチャンネル6側のde
lta RXが小さくなるように、かつチャンネル1側
も悪化しないように全チャンネルにわたってdelta
RXが小さくなるようにLO1を修正し、また送信周波
数に対してはチャンネル2−5において分周数N2を1
だけ下げて947分周にしてdelta TXが小さく
なるように手直ししたものを(表3)に示す。
【0041】
【表3】
【0042】この結果は目標とする周波数チャンネル、
チャンネル間隔によって条件が異なるが、上記のような
手順を繰り返して行えば、受信のdelta RX、送
信のdelta TXとも許容範囲に納めることができ
る。このためにチャンネルの切り替えに伴ってN1,N
2を切り替える必要があり、これは図示しない制御回路
が、チャンネル切り替えに伴ってあらかじめ記憶してあ
るテーブルから分周数を読みだして切り替え制御するこ
とにより対応できる。
【0043】なお、本実施の形態では、下側帯成分およ
びLO1成分を抑圧して上側帯を出力する下側帯キャンセ
ルミキサ50を用いたが、これに限定されるものでな
く、単側帯出力を取り出す必要がなければ単なる周波数
変換器を用いてもよいものであり、これは以下の各実施
の形態でも同様である。
【0044】また、本実施の形態では、第1の分周数N
1を1ずつ変えることによって変化する周波数をチャン
ネル間隔としたが、周波数によっては、分周数を2また
はそれ以上の数だけ変えることによって変化する周波数
をチャンネル間隔としてもよい。
【0045】また、本実施の形態では、発振手段に水晶
発振器を用いた場合について説明したが、水晶発振器に
代えてPLLシンセサイザーを用いることもできる。こ
の場合、チャンネル切り替え時にはPLLシンセサイザ
ーの出力周波数を固定し、分周器の分周数の変更による
チャンネル切り替えを行うことにより、短時間でチャン
ネル切り替えを完了することができる。PLLシンセサ
イザを用いた時の利点は、受信するチャンネル数を増や
すことができる点である。
【0046】また、本実施の形態では、送受信機の場合
を説明したが、受信だけでよい場合は送受切り替えスイ
ッチ6、N2分周器26、ローパスフィルタ28、送信
用周波数変換器34、帯域フィルタ30、下側帯キャン
セルミキサ50、高周波増幅器64,66等は不要であ
り、N1分周器24の分周数をNとすればよい。
【0047】本実施の形態は、上記のような構成と動作
によって、電源投入時の立ち上げ動作および周波数の切
り替えを短時間に行え、電源消費電力を小にした受信機
および送受信機を提供することができる。 (第2の実施の形態)前述の第1の実施の形態の図1で
は、426MHzという高い周波数の信号を分周するの
でN1,N2各分周器の消費電流が大きいため、水晶発
振器の出力をてい倍する前の低い周波数を分周する構成
を検討する。
【0048】図2は、本発明にかかる第2の実施の形態
の送受信機のブロック図である。送受信のチャンネル
数、周波数およびチャンネル間周波数間隔は第1の実施
の形態と同一の場合について説明する。図2において、
図1と異なる点は、85MHz台の基本発振周波数を有
する水晶発振器20の出力が、5てい倍するためのてい
倍器22に入力される前に、N1分周器24およびN2
分周器26に入力され、N1分周器24の後には高調波
をカットするローパスフィルタ32が挿入されている点
と、水晶発振器20には小容量のコンデンサ68を介し
て印加電圧に応じて容量が変化する可変容量ダイオード
70が接続され、これにバイアス回路としてディジタル
/アナログ変換器72が接続され、周波数微調整手段を
形成している点である。また、この場合の発振手段は第
1の実施の形態とは異なり、水晶発振器20のみと定義
し、てい倍器22はてい倍手段とする。その他の部分は
第1の実施の形態の図1と同一であるから図1と同一符
号を付けて詳細な説明を省略する。
【0049】図示しない制御回路からディジタル/アナ
ログ変換器72にディジタル値を与えると、アナログ値
に変換されて可変容量ダイオード70に印加され、この
容量を可変にすることによって水晶発振器20の水晶発
振子に等価的に付加した容量を可変させることになり、
発振周波数を微調整できる。ディジタル/アナログ変換
器72は3ビット程度のもので±0.5ppm程度の微
調が可能である。
【0050】分周数N1,N2や水晶発振器20の発振
周波数の決定の方法は、第1の実施の形態と同じように
行えばよいが、このような構成では、てい倍前であるか
ら周波数が低くN1,N2分周器24,26の分周数は
第1の実施の形態に比べて小になるため、6チャンネル
同時に満足させることができない。そこで水晶発振器2
0の周波数を可変容量ダイオード70への印加電圧を可
変することによって各チャンネルとも目的の周波数を得
る。
【0051】
【表4】
【0052】(表4)は、図2の回路構成において、送
信時と受信時のそれぞれの回路各部の周波数を求めたも
ので、分周数N1,N2と水晶発振器20の発振周波数
Xtalをdelta LO1だけ変化させて、受信周波
数RF、送信周波数TXに正確に微調することができ
る。ローパスフィルタ32はN1分周器24とN2分周
器26の出力周波数が接近するので高調波を除去するた
めに必要である。
【0053】なお、本実施の形態では、送受信機の場合
を説明したが、受信だけでよい場合は、図2の送受切り
替えスイッチ6、N2分周器26、ローパスフィルタ2
8、送信用周波数変換器34、帯域フィルタ30、下側
帯キャンセルミキサ50、高周波増幅器64,66等は
不要であり、N1分周器24の分周数をNとすればよ
い。
【0054】このように、第2の実施の形態は第1、第
2の分周器を水晶発振器の出力をてい倍する前の周波数
の低いところに接続した構成により、第1の実施の形態
の効果に加えて、第1、第2の分周器の消費電力を小に
し、電池等を用いるときの使用時間を長くできるという
効果を得ることができる。 (第3の実施の形態)前述の第1の実施の形態では、N
2分周器の出力に、また第2の実施の形態では、N1,
N2分周器の出力にそれぞれ450kHz付近のローパ
スフィルタが必要であり、このフィルタは周波数が低い
ために形状が大きく、IC回路に内蔵し難いという問題
がある。本実施の形態はこのフィルタを不要にし、シン
プルな回路を得る構成を提案する。図3は、本発明にか
かる第3の実施の形態の送受信機のブロック図であり、
送受信チャンネル、周波数、周波数間隔とも、上記各実
施の形態と同様に429.175MHzをチャンネル1
として12.5kHz間隔で6チャンネルの周波数を受
信および送信するものとする。
【0055】図3において、第2の実施の形態の図2と
異なるのは、N分周器24は5てい倍器22の出力に接
続されており、N分周器24の出力は第2の周波数変換
器12と下側帯キャンセルミキサ50とに接続され、図
2におけるN2分周器26、ローパスフィルタ28,3
2、送信用周波数変換器34が省略されている点であ
る。その他の部分は、第2の実施の形態の図2と同一で
あるから図2と同一符号を付けて詳細な説明を省略す
る。
【0056】ところで今まで述べたように、第2の周波
数変換器12に与える周波数LO2(RX)に対して下側
帯キャンセルミキサ50に与える周波数LO2(TX)は
第2の中間周波数IF2 だけ高くなければならない。そ
こでN分周器24の分周数Nを受信と送信とで変えるこ
とによって解決する。
【0057】
【表5】
【0058】(表5)は、前述の実施の形態と同様に、
3チャンネルの429.2MHzを中心としてLO1を4
26MHzとおいて、分周数Nを1ずつ、2ずつないし
6ずつ飛ばしたとき、周波数間隔12.5kHz内外を
得るための分周数Nを計算したものである。飛ばす数が
大きいほど分周された出力周波数LO2が低くなる。上述
のように(表5)を元に、飛ばす数のグループ間を見た
ところ分周数Nを4ずつ飛ばすグループと、2ずつ飛ば
すグループとの出力周波数LO2の差は約480kHzで
あり、分周数Nを5ずつ飛ばすグループと2ずつ飛ばす
グループとでは差が約600kHzとなる。
【0059】受信用の周波数に分周数Nを4または5飛
ばすグループを用い、送信用の周波数に分周数Nを2ず
つ飛ばすグループを用いれば送信用周波数が480kH
zまたは600kHz高くできるので、これを中間周波
数とするようにすればよい。そこで(表5)の数値のま
までは第2の中間周波数IF2 が高すぎるので、水晶発
振器20の中心周波数を変えてRF−LO1−LO2の値
を、第2の中間周波数IF2 とする480kHzまたは
600kHzになるように修正し、またチャンネルごと
の本来の周波数との偏差は、第2の実施の形態の場合と
同様に可変容量ダイオードへのD/A変換器の出力を印
加して微調整することができる。
【0060】通常のセラミックフィルタは450kHz
なので、これを修正すれば480kHzで使用でき、6
00kHzでは新たに開発しなければならないが、周波
数が高いので形状を30%程度小型化できるという利点
がある。
【0061】(表5)より、N分周器24の分周数Nと
発振手段のてい倍器22の出力周波数の決め方は、まず
送信時にN分周器24の分周数Nを飛ばす数を第1の所
定数、この例では2を決め、その第1の所定数の変化に
よる分周手段の出力信号の周波数変化が送信チャンネル
間隔と同じになり、かつこの分周数で送信用の高周波信
号TXが所定の周波数となるように、N分周器24の分
周数Nおよびてい倍器22の出力信号の周波数すなわち
LO1を決定し、さらに受信時にN分周器24の分周数N
をいくつ飛ばすかを第2の所定数、この例では5を決
め、第2の所定数だけの変化によるN分周器24の出力
信号の周波数変化が受信チャンネル間隔と同じになるよ
うに、N分周器24の分周数Nを決定し、これによって
分周数は送信時と受信時とで異なった分周数になるよう
に決定できる。
【0062】このように、第3の実施の形態では、第1
の実施の形態の効果に加えて、分周器が1個でよく、送
信用の周波数変換器や寸法の大きいフィルタ等が不要と
なり、IC化に適しているという効果が得られる。 (第4の実施の形態)前述の第3の実施の形態は分周器
が1個でよく、また大きなフィルタも省略できると言う
メリットがあったが、高い周波数の可変分周器は電流消
費量が大きいので、第3の実施の形態を発展させてこれ
を解決する手段を提案する。
【0063】図4は、本発明にかかる第4の実施の形態
の送受信機のブロックダイヤグラムである。図4におい
て、図3と異なるのは、N1分周器24を水晶発振器2
0と5てい倍するためのてい倍器22との間に接続する
点と、てい倍器22の出力を固定分周手段である2分の
1プリスケーラ74を介してN2分周器26に入力する
点と、N1分周器24の出力を第2の周波数変換器12
に入力し、N2分周器26の出力を下側帯キャンセルミ
キサ50に入力する点である。その他の部分は、第3の
実施の形態の図3と同一であるから図3と同一符号を付
けて詳細な説明を省略する。
【0064】第3の実施の形態において用いた、送信周
波数を分周数2ずつ飛ばすという考え方は固定分周器で
ある2分の1プリスケーラ74を入れたことによってN
2分周器26の分周数を1ずつ切り替えていくことが、
2分の1プリスケーラがない場合に分周数2ずつ飛ばす
のと同じこととなる。また、N1分周器24を5てい倍
するてい倍器22を通さないことによって、分周数を1
ずつ切り替えていくことが5ずつ飛ばすのと同じことと
なる。
【0065】
【表6】
【0066】(表6A)は、プリスケーラ74の分周数
2の場合の各部の周波数を示し、delta RF(T
X)の偏差分は、D/A変換器72からのアナログ電圧
によって可変容量ダイオード70の容量を変化させて水
晶発振器20の発振周波数を変化させることで補正す
る。
【0067】(表6B)は、N1分周器24を図4の位
置へ接続することによって、実質的に5分の1プリスケ
ーラ挿入と同様の動作とし、N1分周器24の分周数を
1ずつ可変させて中間周波数IF2 を600kHzで動
作させたときの受信時の各部周波数関係を示す。
【0068】(表6)より、N1分周器24の分周数N
1、N2分周器26の分周数N2と水晶発振器20の周
波数の決め方は、まず送信について、第2の可変分周手
段であるN2分周器26の分周数N2を1ずつ、すなわ
ちプリスケーラ74が入っていない場合の第2の所定数
が2ずつ変化した場合と等価な出力信号の周波数変化が
送信チャンネル間隔と同じになり、かつこの分周数で送
信用の高周波信号TXが所定の周波数となるように、N
2分周器26の分周数N2および水晶発振器20の出力
信号の周波数を決定する。さらに受信について、第1の
可変分周手段であるN1分周器24の分周数N1を1ず
つ、すなわち5てい倍するてい倍器22の手前であるこ
とから5てい倍した後の第1の所定数が5ずつの変化に
よる出力信号の周波数変化が受信チャンネル間隔と同じ
になるように、分周数N1を決定し、N1およびN2分
周器24,26の各分周数が送信時と受信時とで異なっ
た値になるように決定する。
【0069】このように本実施の形態では、第3の実施
の形態の場合に比べて分周器やプリスケーラの数は増え
ているが、プリスケーラを用いることにより、いきなり
N2分周器26へ入力する場合に比べてプリスケーラ7
4の方が回路規模が小さなため総合的な電流消費量が少
なくてよく、また第3の実施の形態と同様に第1の実施
の形態の効果に加えて、送信用周波数変換器や容積の大
きい周波数の低いフィルタを省略でき、電流消費量を減
少させ、また容積が小さく集積回路化に適した構成を提
供することができる。
【0070】以上各実施の形態において例示した周波
数、チャンネル間隔、てい倍数、分周数等の数値、また
周波数微調の方法等は一例であり、これに限定されるも
のではない。
【0071】また、各実施の形態に用いたことは、他の
実施の形態で用いたものと組み合わせて用いて差し支え
ない。たとえば第1の実施の形態のものに第2の実施の
形態の周波数微調整手段を用いてもよく、また第2の実
施の形態のものから周波数微調整手段を取り外しても差
し支えない。
【0072】さらに、上記各実施の形態では、送信チャ
ンネルと受信チャンネルとは共通のものとして説明した
が、送信と受信とが異なったチャンネルの場合でも、送
信周波数をずらすことによって容易に用いられることは
言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、請求項1
の構成の受信機によれば、電源投入時の立ち上げ動作お
よび周波数の切り替えを短時間に行え、電池を用いた場
合の電池寿命を長くできるという長所を有する。
【0074】また、本発明は、請求項2の構成の受信機
によれば、請求項1の構成の効果に加えて、分周器の消
費電力を小にし、電池等を用いるときの使用時間を長く
できるという利点がある。
【0075】また、本発明は、請求項3ないし5の構成
の受信機によれば、請求項1または2の構成における受
信周波数を規定の受信チャンネル周波数に容易に微調整
することができるという利点がある。
【0076】また、本発明は、請求項6の構成の送受信
機によれば、電源投入時の立ち上げ動作および周波数の
切り替えを短時間に行え、電池を用いた場合の電池寿命
を長くできるという利点がある。
【0077】また、本発明は、請求項7の構成の送受信
機によれば、請求項6の構成の効果に加えて、第1、第
2の分周器の消費電力を小にし、電池等を用いるときの
使用時間を長くできるという利点がある。
【0078】また、本発明は、請求項8の構成の送受信
機によれば、請求項6の構成の効果に加えて、分周器が
1個でよく、送信用の周波数変換器や寸法の大きいフィ
ルタ等が不要となり、IC化に適しているという利点が
ある。
【0079】また、本発明は、請求項9の構成の送受信
機によれば、請求項6の構成の効果に加えて、送信用周
波数変換器や容積の大きい周波数の低いフィルタを省略
でき、電流消費量を減少させ、また容積が小さく集積回
路化に適した構成にできるという利点がある。
【0080】また、本発明は、請求項10ないし12の
構成の送受信機構成によれば、請求項6ないし9の構成
における受信または送信周波数を規定のチャンネル周波
数に容易に微調整することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態の送受信機の
ブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施の形態の送受信機の
ブロック図である。
【図3】本発明にかかる第3の実施の形態の送受信機の
ブロック図である。
【図4】本発明にかかる第4の実施の形態の送受信機の
ブロック図である。
【図5】従来の送受信機のブロック図である。
【符号の説明】
10 第1の周波数変換器 12 第2の周波数変換器 16 デモジュレータ 20 水晶発振器 22 てい倍器 24 N1分周器 26 N2分周器 34 送信用周波数変換器 50 下側帯キャンセルミキサ 70 可変容量ダイオード 72 デジタル/アナログ変換器 74 プリスケーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 裕昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信を行う受信機であって、一定周
    波数の信号を発振する発振手段と、受信高周波信号と前
    記発振手段の出力信号とを入力して受信高周波信号を第
    1の中間周波数信号に変換する第1の周波数変換手段
    と、前記発振手段の信号周波数をN分周する分周手段
    と、前記第1の中間周波数信号と前記分周手段の出力信
    号とを入力して第2の中間周波数信号を出力する第2の
    周波数変換手段と、前記第2の中間周波数信号を復調す
    る復調手段とを備え、前記分周数Nの所定数の変化によ
    る前記分周手段の出力信号の周波数変化が前記チャンネ
    ル間隔と同じになり、かつこの分周数で前記第2の中間
    周波数信号が所定の周波数となるように、前記分周手段
    の分周数Nおよび前記発振手段の出力信号の周波数が決
    定されていることを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信を行う受信機であって、一定周
    波数の信号を発振する発振手段と、その発振手段の出力
    信号を所定倍数にてい倍するてい倍手段と、受信高周波
    信号と前記てい倍手段の出力信号とを入力して受信高周
    波信号を第1の中間周波数信号に変換する第1の周波数
    変換手段と、前記発振手段の信号周波数をN分周する分
    周手段と、前記第1の中間周波数信号と前記分周手段の
    出力信号とを入力して第2の中間周波数信号を出力する
    第2の周波数変換手段と、前記第2の中間周波数信号を
    復調する復調手段とを備え、前記分周数Nの所定数の変
    化による前記分周手段の出力信号の周波数変化が前記チ
    ャンネル間隔と同じになり、かつこの分周数で前記第2
    の中間周波数信号が所定の周波数となるように、前記分
    周手段の分周数Nおよび前記発振手段の出力信号の周波
    数が決定されていることを特徴とする受信機。
  3. 【請求項3】 発振手段に水晶発振器を用いたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の受信機。
  4. 【請求項4】 発振手段の発振周波数を微調整する周波
    数微調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の受信機。
  5. 【請求項5】 周波数微調整手段は可変容量半導体素子
    を有するものであって、デジタル信号をアナログ信号に
    変換した信号を印加することにより発振周波数の微調整
    を行うことを特徴とする請求項4に記載の受信機。
  6. 【請求項6】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信および送信を行う送受信機であ
    って、一定周波数の信号を発振する発振手段と、受信高
    周波信号と前記発振手段の出力信号とを入力して受信高
    周波信号を第1の中間周波数信号に変換する第1の周波
    数変換手段と、前記発振手段の信号周波数をN1分周す
    る第1の分周手段と、前記発振手段の信号周波数をN2
    分周する第2の分周手段と、前記第1の中間周波数信号
    と前記第1の分周手段の出力信号とを入力して第2の中
    間周波数信号を出力する第2の周波数変換手段と、前記
    第2の中間周波数信号を復調する復調手段と、前記第1
    の分周手段の出力信号と前記第2の分周手段の出力信号
    とを入力して送信用の中間周波数信号を出力する第1の
    送信用周波数変換手段と、前記発振手段の出力信号と前
    記第1の送信用周波数変換手段の出力信号とを入力して
    送信用の高周波信号を出力する第2の送信用周波数変換
    手段とを備え、前記分周数N1の所定数の変化による前
    記第1の分周手段の出力信号の周波数変化が前記チャン
    ネル間隔と同じになり、かつこの分周数で前記第2の中
    間周波数信号が所定の周波数となるように、前記第1の
    分周手段の分周数N1および前記発振手段の出力信号の
    周波数が決定されており、さらに前記送信用の高周波信
    号が所定の周波数となるように、前記第2の分周手段の
    分周数N2が決定されていることを特徴とする送受信
    機。
  7. 【請求項7】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信および送信を行う送受信機であ
    って、一定周波数の信号を発振する発振手段と、その発
    振手段の出力信号を所定倍数にてい倍するてい倍手段
    と、受信高周波信号と前記てい倍手段の出力信号とを入
    力して受信高周波信号を第1の中間周波数信号に変換す
    る第1の周波数変換手段と、前記発振手段の信号周波数
    をN1分周する第1の分周手段と、前記発振手段の信号
    周波数をN2分周する第2の分周手段と、前記第1の中
    間周波数信号と前記第1の分周手段の出力信号とを入力
    して第2の中間周波数信号を出力する第2の周波数変換
    手段と、前記第2の中間周波数信号を復調する復調手段
    と、前記第1の分周手段の出力信号と前記第2の分周手
    段の出力信号とを入力して送信用の中間周波数信号を出
    力する第1の送信用周波数変換手段と、前記てい倍手段
    の出力信号と前記第1の送信用周波数変換手段の出力信
    号とを入力して送信用の高周波信号を出力する第2の送
    信用周波数変換手段とを備え、前記分周数N1の所定数
    の変化による前記第1の分周手段の出力信号の周波数変
    化が前記チャンネル間隔と同じになり、かつこの分周数
    で前記第2の中間周波数信号が所定の周波数となるよう
    に、前記第1の分周手段の分周数N1および前記発振手
    段の出力信号の周波数が決定されており、さらに前記送
    信用の高周波信号が所定の周波数となるように、前記第
    2の分周手段の分周数N2を決定されていることを特徴
    とする送受信機。
  8. 【請求項8】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信および送信を行う送受信機であ
    って、一定周波数の信号を発振する発振手段と、受信高
    周波信号と前記発振手段の出力信号とを入力して受信高
    周波信号を第1の中間周波数信号に変換する第1の周波
    数変換手段と、前記発振手段の信号周波数をN分周する
    分周手段と、前記第1の中間周波数信号と前記分周手段
    の出力信号とを入力して第2の中間周波数信号を出力す
    る第2の周波数変換手段と、前記第2の中間周波数信号
    を復調する復調手段と、前記発振手段の出力信号と前記
    分周手段の出力信号とを入力して送信用の高周波信号を
    出力する送信用周波数変換手段とを備え、前記分周数N
    の第1の所定数だけの変化による前記分周手段の出力信
    号の周波数変化が送信チャンネル間隔と同じになり、か
    つこの分周数で前記送信用の高周波信号が所定の周波数
    となるように、前記分周手段の分周数Nおよび前記発振
    手段の出力信号の周波数が決定され、さらに前記分周数
    Nの第2の所定数だけの変化による前記分周手段の出力
    信号の周波数変化が受信チャンネル間隔と同じになるよ
    うに、前記分周手段の分周数Nが決定されており、前記
    分周数は送信時と受信時とで異なった分周数になること
    を特徴とする送受信機。
  9. 【請求項9】 等間隔に配置された複数のチャンネルの
    いずれかを選択して受信および送信を行う送受信機であ
    って、一定周波数の信号を発振する発振手段と、その発
    振手段の出力信号を所定倍にてい倍するてい倍手段と、
    受信高周波信号と前記てい倍手段の出力信号とを入力し
    て受信高周波信号を第1の中間周波数信号に変換する第
    1の周波数変換手段と、前記発振手段の信号周波数をN
    1分周する第1の可変分周手段と、前記てい倍手段の出
    力信号を整数分周する固定分周手段と、前記固定分周手
    段の出力をN2分周する第2の可変分周手段と、前記第
    1の中間周波数信号と前記第1の可変分周手段の出力信
    号とを入力して第2の中間周波数信号を出力する第2の
    周波数変換手段と、前記第2の中間周波数信号を復調す
    る復調手段と、前記発振手段の出力信号と前記第2の可
    変分周手段の出力信号とを入力して送信用の高周波信号
    を出力する送信用周波数変換手段とを備え、前記分周数
    N2の第2の所定数だけの変化による前記第2の可変分
    周手段の出力信号の周波数変化が送信チャンネル間隔と
    同じになり、かつこの分周数で前記送信用の高周波信号
    が所定の周波数となるように、前記第2の可変分周手段
    の分周数N2および前記発振手段の出力信号の周波数が
    決定され、さらに前記分周数N1の第1の所定数だけの
    変化による前記第1の可変分周手段の出力信号の周波数
    変化が受信チャンネル間隔と同じになるように、前記第
    1の可変分周手段の分周数N1が決定されており、前記
    第1および第2の可変分周手段の各分周数は送信時と受
    信時とで異なった値になることを特徴とする送受信機。
  10. 【請求項10】 発振手段に水晶発振器を用いたことを
    特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の送受信
    機。
  11. 【請求項11】 発振手段の発振周波数を微調整する周
    波数微調整手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    6ないし10のいずれかに記載の送受信機。
  12. 【請求項12】 周波数微調整手段は可変容量半導体素
    子を有するものであって、デジタル信号をアナログ信号
    に変換した信号を印加することにより発振周波数の微調
    整を行うことを特徴とする請求項11に記載の送受信
    機。
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