JP2014230007A - 無線通信機及び受信周波数調整方法 - Google Patents

無線通信機及び受信周波数調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受信周波数を規定の周波数に修正することができる無線通信機を提供する。【解決手段】無線通信装置1は、操作部4から受信周波数を測定する操作がなされたとき、制御部2は、モデム6を受信時の状態にして中立信号を出力させ、かつ、受信用調整値をメモリ3から参照して出力する。この中立信号と受信用調整値とに基づいて、送信回路20は受信周波数測定用の送信信号をアンテナ16に出力する。この構成により、操作者は、アンテナ16に出力された受信周波数測定用の送信信号を測定することにより、無線通信機1の筐体を開けることなく、無線通信機1の受信時の周波数を測定することができる。また、測定した受信時の周波数が規定の周波数とずれている場合は、調整値を入力して受信周波数を正規の周波数に修正することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、無線信号を受信及び送信する無線受信機に関し、特に無線信号の受信周波数を調整することができる無線通信機及び受信周波数調整方法に関する。
従来より、送受信を行うことができるトランシーバ等の無線通信機において、1台の無線通信機に1個の電圧制御型の基準信号発生器を設け、その基準信号発生器で生成した基準信号を基に、PLL(Phase Locked Loop)制御によるVCO(電圧制御発振器)回路等を構成した局部発振器で、基準信号をもとにして無線周波数が構成される。また、送信周波数が規定の周波数になっているかを確認するために、送信時に局部発振器の出力端子を筐体から引き出して、局部発振器で生成される信号の周波数を測定する。測定した周波数が規定の周波数からずれている場合には、基準信号発生器の周波数制御端子に印加する制御電圧を調整することで、無線通信機の送信周波数を修正することができる。これにより、同一の基準信号発生器を基に生成される受信用の受信周波数も同時に修正されることになる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3034319号公報
しかし、FSK(Frequency Shift Keying)方式で目的信号を送信又は受信する無線通信機では、送信動作を行った時に局部発振器から生成される信号の周波数を測定して、上述のように送信周波数を修正しても、受信周波数が規定の周波数からずれている場合がある。
このFSK変調方式の送受信回路として、通常送信時にFSK方式の変調信号を出力するモデムの出力端子を、基準信号を生成する基準信号発生器の周波数制御端子に直接接続する回路が存在する。このモデムは、送信時には1/0のデジタル信号に対応して「H」レベルと「L」レベルの電圧を中立電圧をまたいで出力し、受信時には中立電圧を出力する。このような送受信回路では、送信時と受信時で同じ制御電圧を基準信号発生器の周波数制御端子に印加しても、モデムからの出力電圧が周波数制御端子に別途加算されるため、送信時におけるモデムの中立電圧と受信時におけるモデムの中立電圧にずれが生じた場合は、生成される基準信号の周波数にもずれが生じる。そのため、送信時の基準信号発生器の周波数制御端子に出力する出力電圧を調整して送信周波数を規定の周波数に修正しても、受信周波数は同時に規定の周波数に修正されないという問題が生じる。
本発明は、上記課題を解決するものであって、FSK方式の無線通信機において、無線通信機の筐体を開けることなく、受信周波数を規定の周波数に修正することができる無線通信機及び受信周波数調整方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号発生器と、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する局部発振器と、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信回路と、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信回路と、前記コントロール端子に接続され、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力するモデムと、を備える無線通信機において、前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御回路と、前記制御回路によって参照され、前記制御回路が出力する制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれ記憶するメモリと、受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行う操作部と、をさらに備え、前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、前記制御回路は、前記モデムから中立信号を出力させ、この中立信号と、前記メモリに記憶された受信用調整値とを基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号発生器はこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、この出力に応じて前記送信回路は、受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力する。
また、前記操作部に受信周波数を修正するための調整値が入力されたとき、前記メモリに記憶された前記受信用調整値を修正することが望ましい。
また、前記基準信号発生器は、電圧制御型の信号発生器であることが望ましい。
また、前記無線通信機は、FSK変調方式であることが望ましい。
また、本発明は、コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号発生器と、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する局部発振器と、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信回路と、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信回路と、前記コントロール端子に接続され、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力するモデムと、を備える無線通信機において、前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御回路と、前記制御回路によって参照され、前記制御回路が出力する制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれ記憶するメモリと、受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行う操作部と、前記モデムと前記コントロール端子との間に設けられ、前記モデムの出力信号を接続又は遮断するための遮断スイッチと、をさらに備え、前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、前記制御回路は、前記遮断スイッチで前記モデムからの出力を遮断し、前記メモリに記憶された受信用調整値を基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号発生器はこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、この出力に応じて前記送信回路は、受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力する。
また、本発明は、コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号生成ステップと、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する周波数変換信号生成ステップと、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信ステップと、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信ステップと、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力する出力ステップと、を備える受信周波数調整方法において、前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御ステップと、前記制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれメモリに記憶するステップと、受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行うステップと、をさらに備え、前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、前記出力ステップで前記モデムから中立信号を出力させ、前記制御ステップでこの中立信号と、前記メモリに記憶された受信用調整値とを基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号生成ステップでこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、前記送信ステップでこの出力に応じて受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力する。
請求項1、請求項5及び請求項6の発明によれば、基準信号発生器で生成される基準信号は、モデムが受信時に出力する中立信号が加算された制御信号に基づいて生成され、送信回路は、この生成された基準信号に基づいて受信周波数測定用の送信信号を生成してアンテナ端子に出力するため、無線通信機の筐体を開けることなく、無線通信機の受信周波数が測定できる。
請求項2に記載の発明によれば、受信周波数測定用の送信信号をアンテナ又はアンテナ端子から測定し、周波数が規定の周波数とずれている場合は、ずれが無くなるように調整値を入力することにより、無線通信機の受信周波数を規定の周波数に修正することができる。
請求項3に記載の発明によれば、電圧制御の基準信号発生器で基準信号を生成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、FSK変調方式の無線通信機に適している。
本発明の第1の実施形態に係るFSK方式の無線通信機の電気的ブロック構成図。 同無線通信機の受信周波数の修正動作を示したフローチャート図。 第1の変形例に係るFSK方式の無線通信機の電気的ブロック構成図。 第2の変形例に係るFSK方式の無線通信機の電気的ブロック構成図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るFSK方式の無線通信機について、図1を参照して説明する。図1において、無線通信機1は、CPUで構成された制御部2、メモリ3、各種操作情報を受け付ける操作部4、D/A変換回路5、FSK変調方式のモデム6、加算回路7、基準信号発生器8、PLLシンセサイザ(局部発振回路)9を備える。制御部2、D/A変換回路5及び加算回路7は、請求項でいう制御回路2Aを構成する。位相比較器(PC)10、ループフィルタ(LPF)11及び電圧制御発振器(VCO)12は、PLLシンセサイザ9を構成する。また、無線通信機1は、PLLシンセサイザ9から出力される信号を切換える送/受切換スイッチ13、受信時にアンテナ16に接続されたアンテナ端子15を受信回路30の側に接続し、送信時にアンテナ16に接続されたアンテナ端子15を送信回路20の側に接続するアンテナ切換スイッチ14、アンテナ16に送信信号を出力する送信回路20を備える。さらに、無線通信機1は、アンテナ16からの無線信号を増幅するRF AMP31、中間周波数信号を生成する受信MIX回路32、中間周波数フィルタ33、復調回路34、ボリューム35、増幅器(AMP)36、スピーカ(SP)37をさらに備える。RF AMP31、受信MIX回路32、中間周波数フィルタ33及び復調回路34は、受信回路30を構成する。
基準信号発生器8は、VC端子8a(コントロール端子)に入力された制御信号を基に所定周波数の基準信号を生成する。メモリ3には、基準信号発生器8が生成する基準信号の周波数を調整するための調整値として、送信時の送信用調整値と受信時の受信用調整値が、予め記憶されている。送信時には、制御部2は、メモリ3から送信用調整値を読み出し、また、受信時には受信用調整値を読み出し、読み出したデジタル信号である調整値をD/A変換回路5へ出力する。D/A変換回路5は、調整値を直流電圧(DCレベル)に変換して、加算回路7に出力する。
モデム6は、送信状態と受信状態の2つの状態を切り替えることができ、送信状態に設定されたときは、入力データをFSK変調方式でデジタル変調して変調信号を出力するか、もしくは後述する送信周波数の修正時は、送信周波数を正確に測定するために変調信号の出力を止めて中立電圧(信号)を出力する。また、受信状態に設定されたときは中立電圧(信号)を出力する。
加算回路7は、D/A変換回路5からの直流電圧とモデム6からの出力電圧を加算し、基準信号発生器8の周波数制御端子であるVC端子8aに制御信号として出力する。基準信号発生器8は、VC端子8aに入力された加算回路7からの出力電圧(制御信号)に基づいて、基準信号を生成して、PLLシンセサイザ9に出力する。
PLLシンセサイザ9は、VCO12とPC10の間のフィードバック部分に図示しない周波数分周器によって、基準信号発生器8からの基準信号をもとにして所望の周波数変換信号を出力する。送信/受信切換スイッチ13は、PLLシンセサイザ9からの周波数変換信号を送信時には送信回路20へ、受信時には受信回路30へ出力するように切換える。
送信時には、送信回路20は、PLLシンセサイザ9からの周波数変換された目的信号を増幅等して、アンテナ切換スイッチ14に出力する。アンテナ切換スイッチ14は、送信回路20からの目的信号を、アンテナ端子15を介してアンテナ16に出力する。
受信時には、無線信号である目的信号はアンテナ16で取得され、アンテナ端子15からアンテナ切換スイッチ14を経て、RF AMP31で増幅される。受信MIX回路32は、増幅された目的信号をPLLシンセサイザ9からの周波数変換信号とミキシングすることにより、目的信号を中間周波数信号に変換する。中間周波数信号に変換された目的信号は、中間周波数フィルタ33でノイズが除去される。復調回路34は、中間周波数に変換されノイズが除去された目的信号を復調し、復調された目的信号は、ボリューム35で出力調整がなされ、AMP36で増幅され、スピーカ(SP)37から音声信号として出力される。
次に、モデム6の特徴と、操作部4から受信周波数を測定する操作がなされたときの無線通信機1の動作と、について説明する。FSK変調方式のモデム6の特徴として、モデム6は、アナログ信号として入力された入力データをデジタル信号に変換する。また、モデム6は、デジタル信号に変換された入力データをデジタル信号の1/0に対応して変調信号を出力する。この変調信号を出力する際に、出力する変調信号の振幅を、例えば、1Vとして正弦波を出力した場合、正弦波の周波数センター値は、0.5Vとなる。また、送信を停止して受信状態としたとき、モデム6から出力される中立電圧は、送信時の周波数センター値である0.5Vに対応して、0.5Vが出力されなければならない。
しかし、モデム6の性能のばらつきによって、受信時にモデム6から出力される中立電圧は、0.5Vでない場合がある。このような場合、制御部2が基準信号発生器8に対して同一周波数の基準信号を生成させるために、送信時と受信時に同じ電圧を出力しても、加算回路7で加算されるモデム6からの出力電圧が異なるため、基準信号発生器8が生成する基準信号の周波数は、送信時と受信時で異なる。よって、送信時に無線通信機1の送信周波数を測定して、無線通信機1の送信周波数を規定の周波数(正規の周波数)に修正しても、受信時の受信周波数は、送信時の周波数と異なるため、受信周波数は規定の周波数に修正されないことが発生する。
本実施形態では、このようにモデム6の中立電圧のばらつきがあっても、送信周波数と別に、受信周波数を規定の周波数に修正できるようにしている。以下、その構成及び動作について説明する。
無線通信機1の制御部2を含む制御回路2A、メモリ3、操作部4及びモデム6を用いた受信周波数の修正動作は、以下のように行われる。
(1)操作部4は、受信周波数を測定する操作がなされたとき、この操作情報を制御部2に出力する。
(2)制御部2は、モデム6を受信時の状態に設定し、モデム6からは、中立電圧が加算回路7に出力される。
(3)制御部2は、メモリ3から受信用調整値を読み出してD/A変換回路5に出力する。
(4)D/A変換回路5は、受信用調整値をアナログ電圧に変換して加算回路7に出力する。
(5)
加算回路7は、D/A変換回路5から出力される電圧値とモデム6の中立電圧値(中立信号)とを加算して、制御信号として基準信号発生器8へ出力する。
(6)
制御部2は、送/受切り替えスイッチ13及びアンテナ切り替えスイッチ14をそれぞれ送信回路20の側に切り替える。
(7)基準信号発生器8は、VC端子8aに入力された加算回路7から出力された加算電圧に応じて基準信号を生成し、PLLシンセサイザ9は基準信号をもとにして、送信回路20に出力する。
(8)送信回路20は、PLLシンセサイザ9からの出力信号から受信周波数測定用の送信信号を生成して、アンテナ端子15を介してアンテナ16に出力する。このように、受信周波数を測定する場合は、モデム6を強制的に受信時の状態として中立電圧を出力させているので、基準信号発生器8が生成する基準信号は、受信時の基準信号の周波数と同じ基準信号が生成される。
(9)受信周波数が規定の周波数であるかは、操作者がアンテナ端子15又はアンテナ16に周波数カウンタ(周波数測定器)を接続して、無線通信機1から出力される受信周波数測定用の送信信号の周波数を測定する。そして、操作者は、測定器が表示している周波数と規定の受信周波数とを比較して、周波数のずれを確認する。
(10)測定した周波数が規定の周波数(正規の周波数)とずれが生じている場合は、操作部4から、周波数のずれが無くなるように、調整値を入力する。
(11)制御部2は、入力された調整値を基にメモリ3に記憶されている受信用調整値を修正し、修正後の受信用調整値をD/A変換回路5へ出力し、送信回路20から修正された受信周波数測定用の送信信号がアンテナ16へ出力される。
このようにして、モデム6の受信時の中立電圧が送信時の中立電圧と同じでなくとも、受信周波数は送信周波数と別個に規定の周波数に修正され、受信時の受信周波数を正確に規定の周波数に修正することができる。ここでは、受信周波数の修正について説明したが、送信周波数の修正については、メモリ3から送信用調整値を読み出してD/A変換回路5に出力し、モデム6を送信時の状態として、変調信号の出力を止めて中立電圧を加算回路7に出力し、受信周波数を調整するときと同じように送信回路20から送信信号をアンテナ16に出力する。周波数カウンタで送信周波数を測定し、操作部4から調整値を入力することで、受信周波数と同様に送信周波数を規定の周波数に修正することができる。
無線通信機1の受信周波数の修正手順について、図2を用いて説明する。操作部4は、受信周波数を測定する操作を受付けたとき(S1)、この操作情報を制御部2に出力する。制御部2は、モデム6を受信時の状態に設定し(S2)、これによりモデム6からは、中立電圧が加算回路7に出力される。制御部2は、メモリ3から受信用調整値を読み出して(S3)、D/A変換回路5に出力する。D/A変換回路5は、受信用調整値をアナログ電圧に変換して加算回路7に出力する。加算回路7は、D/A変換回路5から出力される電圧値とモデム6からの中立電圧値とを加算して制御信号として基準信号発生器8へ出力する。また、送/受切換スイッチ13及びアンテナ切換スイッチ14をそれぞれ送信回路20の側に切換える(S4、S5)。基準信号発生器8は、入力された加算回路7からの出力(制御信号)に応じて基準信号を生成し、PLLシンセサイザ9で基準信号をもとにして送信周波数を生成し、送信回路20に出力する。
送信回路20は、PLLシンセサイザ9からの出力信号から受信周波数測定用の送信信号を生成してアンテナ16に出力する。受信周波数の測定は、操作者がアンテナ16に周波数カウンタを接続して、無線通信機1から出力されている受信周波数測定用の送信信号の周波数を測定する(S6)。測定した受信周波数測定用の送信信号の周波数と、規定の受信周波数とを比較して、周波数のずれを確認する(S7)。測定した周波数が規定の周波数とずれている場合は(S8)、操作部4から、周波数のずれが無くなるように、調整値を入力する(S9)。また、修正の必要がなければ、受信周波数の修正動作を終了する。制御部2は、入力された調整値を基にメモリ3に記憶されている受信用調整値を修正し(S10)、修正後の受信用調整値をD/A変換回路5へ出力し(S11)、送信回路20から修正された受信周波数測定用の送信信号がアンテナ16へ出力される。
(第1の変形例)
第1の実施形態に係る無線通信装置の第1の変形例について図3を参照して説明する。なお、第1の実施形態の無線通信機1と同じ部分は同じ符号を付してその説明を省略する。図3において、無線通信機40と図1で示された無線通信機1との違いは、受信用PLLシンセサイザ9と送信用PLLシンセサイザ41をそれぞれ別個に設けている点である。このように送信用と受信用のPLLシンセサイザ9,41を設けていても、同じ基準信号発生器8で基準信号が作られるため、第1の実施形態で説明したのと同じようにモデム6の中立電圧にばらつきがある場合には、第1の実施形態で説明したのと同じ問題が生じる。なお、送信用PLLシンセサイザ41は、無線通信機1のPLLシンセサイザ9と同じPC42,LPF43,VCO44で構成されており、送信用PLLシンセサイザ41の動作もPLLシンセサイザ9と同じであるためその説明を省略する。
無線通信機1では、制御部2は、送/受切換スイッチ13で、1つのPLLシンセサイザ9で生成された周波数変換信号を送信時には送信回路20へ、受信時には受信MIX回路32へと切換えて出力していたが、本実施形態の無線通信機40では、PLLシンセサイザ9は受信用とし、新たに送信用PLLシンセサイザ41を設け、受信時には受信用PLLシンセサイザ9を駆動し、送信時には送信用PLLシンセサイザ41を駆動する。したがって、操作部4は、受信周波数を測定する操作がなされたとき、送信用PLLシンセサイザ41を駆動して、第1の実施形態で説明したのと同様に受信周波数の修正動作を行うことができる。このように、受信用PLLシンセサイザ9と送信用PLLシンセサイザ41をそれぞれに別に設けている場合であっても、第1の実施形態と同じように受信周波数を規定の周波数に修正することができる。
(第2の変形例)
第1の実施形態に係る無線通信装置の第2の変形例について図4を参照して説明する。なお、第1の実施形態の無線通信機1と同じ部分は同じ符号を付してその説明を省略する。図4において、無線通信機50と図1で示された無線通信機1との違いは、モデム6と加算回路7との間に、モデム6の出力電圧を加算回路7に接続又は遮断するための遮断スイッチ51を設けた点である。
第2の変形例に係る無線通信機50の受信周波数の調整方法について説明する。操作部4が受信周波数を測定する操作を受け付けたとき、この操作情報を制御部2に出力する。制御部2は、モデム6を受信時の状態に設定し、遮断スイッチ51でモデム6と加算回路7との接続を遮断する。これ以降の受信周波数の調整動作は、第1実施形態の無線通信機1の受信周波数の修正動作で説明した(3)以降の動作と同じであるため、その説明を省略する。なお、無線通信機50を通常の受信状態にした場合は、受信周波数を修正するのと同様に、制御部2は、モデム6を受信時の状態に設定し、遮断スイッチ51でモデム6からの出力と加算回路7との接続を遮断する必要がある。すなわち、上述の方法で受信周波数を測定して、受信周波数を規定の周波数に修正した場合には、遮断スイッチ51がモデム6から加算回路7への出力を遮断しており、この状態で受信周波数を修正して受信用調整値がメモリ3に記憶されているためである。
第2の変形例の無線通信機50では、モデム6が受信時の状態のときに出力される中間電圧が加算回路7に出力されないため、モデム6の中立電圧のばらつきが受信時の基準信号発生器8で生成される基準信号の周波数に影響を及ぼさない。したがって、受信時の受信周波数を送信とは別に規定の周波数に修正することができる。
本発明は、上記実施形態などの構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、制御回路2Aが、制御部2、D/A変換回路5及び加算回路7により構成されたものを示したが、全体を1つのIC回路で構成してもよい。また、一般ユーザが受信周波数の修正を行わないように、修正動作の開始時に、暗号を操作部4から入力させ、暗号が合致した場合のみ修正動作を行えるようにしてもよい。
1,40,50 無線通信機
2A 制御回路
3 メモリ
4 操作部
6 モデム
8 基準信号発生器
8a VC端子(コントロール端子)
9,41 PLLシンセサイザ(局部発振回路)
15 アンテナ端子
16 アンテナ
20 送信回路
30 受信回路
51 遮断スイッチ

Claims (6)

  1. コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号発生器と、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する局部発振器と、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信回路と、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信回路と、前記コントロール端子に接続され、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力するモデムと、を備える無線通信機において、
    前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御回路と、
    前記制御回路によって参照され、前記制御回路が出力する制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれ記憶するメモリと、
    受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行う操作部と、
    をさらに備え、
    前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、
    前記制御回路は、前記モデムから中立信号を出力させ、この中立信号と、前記メモリに記憶された受信用調整値とを基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号発生器はこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、この出力に応じて前記送信回路は、受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力することを特徴とする無線通信機。
  2. 前記操作部に受信周波数を修正するための調整値が入力されたとき、前記メモリに記憶された前記受信用調整値を修正することを特徴とする請求項1に記載の無線通信機。
  3. 前記基準信号発生器は、電圧制御型の信号発生器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信機。
  4. 前記無線通信機は、FSK変調方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の無線通信機。
  5. コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号発生器と、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する局部発振器と、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信回路と、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信回路と、前記コントロール端子に接続され、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力するモデムと、を備える無線通信機において、
    前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御回路と、
    前記制御回路によって参照され、前記制御回路が出力する制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれ記憶するメモリと、
    受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行う操作部と、
    前記モデムと前記コントロール端子との間に設けられ、前記モデムの出力信号を接続又は遮断するための遮断スイッチと、
    をさらに備え、
    前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、
    前記制御回路は、前記遮断スイッチで前記モデムからの出力を遮断し、前記メモリに記憶された受信用調整値を基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号発生器はこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、この出力に応じて前記送信回路は、受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力することを特徴とする無線通信機。
  6. コントロール端子へ入力される制御信号を基に基準信号を生成する基準信号生成ステップと、前記基準信号を周波数変換して周波数変換信号を生成する周波数変換信号生成ステップと、前記周波数変換信号に基づいて無線信号を受信する受信ステップと、前記周波数変換信号に基づいて送信信号を生成してアンテナ端子へ出力する送信ステップと、送信時に入力データを変調して変調信号を出力し、受信時に中立信号を出力する出力ステップと、を備える受信周波数調整方法において、
    前記コントロール端子へ制御信号を出力するための制御ステップと、
    前記制御信号を送信時と受信時とで切換えて出力するための送信用調整値及び受信用調整値をそれぞれメモリに記憶するステップと、
    受信周波数を変更するための操作を含む各種操作を行うステップと、
    をさらに備え、
    前記操作部から受信周波数を測定する操作がなされたとき、
    前記出力ステップで前記モデムから中立信号を出力させ、前記制御ステップでこの中立信号と、前記メモリに記憶された受信用調整値とを基に前記コントロール端子へ与える制御信号を生成し、前記基準信号生成ステップでこの生成された基準信号に応じた基準信号を出力し、前記送信ステップでこの出力に応じて受信周波数測定用の送信信号を前記アンテナ端子へ出力することを特徴とする受信周波数調整方法。
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