JP2003078433A - 周波数変換回路 - Google Patents

周波数変換回路

Info

Publication number
JP2003078433A
JP2003078433A JP2001268902A JP2001268902A JP2003078433A JP 2003078433 A JP2003078433 A JP 2003078433A JP 2001268902 A JP2001268902 A JP 2001268902A JP 2001268902 A JP2001268902 A JP 2001268902A JP 2003078433 A JP2003078433 A JP 2003078433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
local oscillation
oscillation signal
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001268902A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Suzuki
武男 鈴木
Toru Izumiyama
徹 泉山
Shoichi Asano
正一 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2001268902A priority Critical patent/JP2003078433A/ja
Priority to US10/230,784 priority patent/US20030050031A1/en
Publication of JP2003078433A publication Critical patent/JP2003078433A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/26Circuits for superheterodyne receivers
    • H04B1/28Circuits for superheterodyne receivers the receiver comprising at least one semiconductor device having three or more electrodes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2回の周波数変換を行う際に二つの局部発振
信号によるビート妨害が発生しないようにする。 【解決手段】 第一の周波数間隔毎に配列された受信信
号を受信信号よりも周波数が低く、所定の周波数間隔毎
の第一中間周波信号に周波数変換する第一混合器2c
と、第一中間周波信号を第一中間周波信号よりも周波数
が低い第二中間周波信号に周波数変換する第二混合器2
f、2gとを備え、第一混合器2cには第一の周波数間
隔と異なる第二の周波数間隔で変化する第一局部発振信
号を供給し、第二混合器2f、2gには第一局部発振信
号の整数分の1の周波数の第二局部発振信号を供給し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、5GHz帯を使
用した、MMAC(マルチメディア モバイルアクセス
コミュニケーションシステム)と称される次世代移動
通信方式の送受信器に好適な周波数変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な周波数変換回路を図6に
示す。アンテナ(図示せず)には切替器31の入出力端
が接続され、切替器31の出力端には受信回路側の周波
数変換回路32が接続され、受信信号RXは周波数変換
回路32の低雑音増幅器32aに入力される。その次段
には第一混合器32bが接続され、第一混合器32bに
は第一局部発振器32fから第一局部発振信号L1が供
給される。第一混合器32bの次段には中間周波増幅器
32dが接続され、中間周波増幅器32dの次段には第
二混合器32eが接続される。第二混合器32fには第
二局部発振器32gから第二局部発振信号L2が供給さ
れる。
【0003】一方、切替器31の入力端には送信回路側
の周波数変換回路33が接続される。周波数変換回路3
3の第三混合器33aには送信すべきベースバンド信号
が重畳された第二中間周波信号IF2が入力される。第
三の混合器33aには第三局部発振器33bから第三局
部発振信号L3が供給される。第三混合器33aの次段
には中間周波増幅器33cが接続され、中間周波増幅器
33cの次段には第四混合器33dが接続される。第四
混合器33dには第四局部発振器33eから第四局部発
振信号L4が供給される。第四混合器33dの次段には
電力増幅器33fが接続され、電力増幅器33fの出力
端が切替器31の入力端に接続される。
【0004】以上の構成において、第一混合器32bに
入力される受信信号RXと第一局部発信信号L1との周
波数スペクトラムは図7に示すように受信信号RXが低
く、第一局部発振信号L1が高い。そして受信信号RX
の周波数範囲は第一局部発振信号L1の周波数範囲に等
しく、第一局部発振信号L1の周波数は受信信号RXの
周波数に対応して変化する。第一混合器32cからは受
信信号RXと第一局部発振信号L1との差の周波数の第
一中間周波信号IF1が出力されるので、図7に示すよ
うに、第一中間周波信号IF1は一定の周波数となる。
【0005】また、図7に示すように、第二混合器32
eに供給される第二局部発振信号L2の周波数は第一中
間周波信号IF1の周波数よりも高く、第二混合器32
eからはそれらの差の周波数の第二中間周波IF2が出
力される。第二中間周波信号IF2は第二混合器32e
の後段に設けられた他の回路によって処理される。
【0006】一方、送信回路側では、第三の混合器33
aに入力される第二中間周波信号IF2の中心周波数
は、受信回路側の第二混合器32eから出力される第二
中間周波信号の中心周波数と同じであり、第三混合器3
3aに供給される第三局部発振信号L3の周波数は第二
局部発振信号L2の周波数と同じである。したがって第
三混合器33aからは第一中間周波信号IF1が出力さ
れる。また、第四混合器33dに供給される第四局部発
振信号L4の周波数は第一局部発振信号L1の周波数と
同じである。従って、第四混合器33dからは受信信号
RXと同じ周波数の送信信号TXが出力される。従っ
て、送信回路側の周波数変換回路33における各部の周
波数スペクトラムも図7のようになる。
【0007】上記の構成では、第一局部発振信号L1と
第四局部発振信号L4との周波数範囲が同じであり、第
二局部発振信号L2と第三局部発振信号L3との周波数
が同じであるので、第一局部発振器32c又は第四局部
発振器33eのいずれか一方を共通に使用して他方を削
除し、また、第二局部発振器32f又第三局部発振器3
3bのいずれか一方を共通に使用して他方を削除するこ
ともできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数変換回路
の構成では、発振周波数の異なる二つの局部発振器を使
用してあるので、局部発振信号同士による干渉が生じ、
ビート妨害が発生する問題がある。
【0009】本発明は、2回の周波数変換を行う際に二
つの局部発振信号によるビート妨害が発生しないように
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、第一の周波数間隔毎に配列された受信
信号を前記受信信号よりも周波数が低く、所定の周波数
間隔毎の第一中間周波信号に周波数変換する第一混合器
と、前記第一中間周波信号を前記第一中間周波信号より
も周波数が低い第二中間周波信号に周波数変換する第二
混合器とを備え、前記第一混合器には前記第一の周波数
間隔と異なる第二の周波数間隔で変化する第一局部発振
信号を供給し、前記第二混合器には前記第一局部発振信
号の整数分の1の周波数の第二局部発振信号を供給し
た。
【0011】また、前記第一局部発振信号を前記第一混
合器に供給するための局部発振器を設け、前記第一局部
発振信号を分周して前記第二局部発振信号を生成した。
【0012】また、前記第一局部発振信号の周波数を前
記受信信号の周波数よりも高くすると共に、前記第一局
部発振信号を分周する分周比を6とした。
【0013】また、前記第一局部発振信号の周波数を前
記受信信号の周波数よりも低くすると共に、前記第一局
部発振信号を分周する分周比を4とした。
【0014】また、前記受信信号の最低中心周波数を5
170MHzとし、前記第二中間周波信号の中心周波数
を20MHzとした。
【0015】また、第二中間周波信号を前記第二中間周
波信号よりも周波数が高く、所定の周波数間隔のいずれ
かの第一中間周波信号に周波数変換する第三混合器と、
前記第一中間周波信号を前記第一中間周波信号よりも周
波数が高く、第一の周波数間隔毎に配列されたいずれか
の送信信号のいずれかに周波数変換する第四混合器とを
備え、前記第四混合器には前記第一の周波数間隔と異な
る第二の周波数間隔で変化する第一の局部発振信号を供
給し、前記第三混合器には前記第一局部発振信号の整数
分の1の周波数の第二の局部発振信号を供給した。
【0016】また、前記第一局部発振信号を前記第四混
合器に供給するための局部発振器を設け、前記第一局部
発振信号を分周して前記第二局部発振信号を生成した。
【0017】また、前記第一局部発振信号の周波数を前
記送信信号の周波数よりも高くすると共に、前記第一局
部発振信号を分周する分周比を6とした。
【0018】また、前記第一局部発振信号の周波数を前
記送信信号の周波数よりも低くすると共に、前記第一局
部発振信号を分周する分周比を4とした。
【0019】また、前記送信信号の最低中心周波数を5
170MHzとし、前記第二中間周波信号の中心周波数
を20MHzとした。
【0020】また、前記第二局部発振信号の周波数を前
記第一中間周波信号の周波数よりも高くした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の周波数変換回路を
図面に従って説明する。図1は本発明の周波数変換回路
を説明するための送受信器の構成を示す回路図であり、
図2乃至図5は動作説明の周波数スペクトラム図であ
る。
【0022】図1において、アンテナ(図示せず)には
切替器1の入出力端が接続され、切替器1の出力端には
受信回路側の周波数変換回路2が接続される。受信信号
RXはOFDM変調された信号であり、例えば、517
0MHzから5320MHzまで第一の周波数間隔10
MHzの周波数間隔で配列されており、周波数変換回路
2の二段の低雑音増幅器2a、2bによって増幅され
る。各々の受信信号の周波数帯域はおよそ20MHzで
ある。
【0023】後段側の低雑音増幅器2bの次段には第一
混合器2cが接続され、第一混合器2cには局部発振器
3から第一局部発振信号L1が供給される。第一局部発
振信号L1の周波数は第二の周波数間隔で受信信号の周
波数に対応して変化するが、第二の周波数間隔は第一の
周波数間隔とは異なる。局部発振器3はPLL回路4に
よって発振周波数が制御される。PLL回路4には発振
周波数制御用のデータSDAとクロックSCLが入力さ
れる。
【0024】第一混合器2cの次段にはバンドパスフィ
ルタ2d、中間周波増幅器2eが縦続接続され、中間周
波増幅器2eの次段には二つの第二混合器2f、2gが
並設される。第二混合器2f、2gには第二局部発振信
号L2が供給されるが、第二局部発振信号L2は局部発
振器3から出力された第一局部発振信号L1を分周器5
によって分周することで生成される。従って、第二局部
発振信号L2は第二の周波数間隔よりも狭い周波数間隔
で変化する。この際、二つの第二混合器2f、2gに供
給される第二局部発振信号L2の位相は互いに直交して
いる(90°異なる)。
【0025】二つの第二混合器2f、2gの次段にはそ
れぞれバンドパスフィルタ2h、2iが接続される。各
バンドパスフィルタ2h、2iの通過中心周波数はおよ
そ15MHz乃至25MHzである。
【0026】一方、切替器1の入力端には送信回路側の
周波数変換回路6が接続される。周波数変換回路6の二
つの第三混合器6a、6bにはそれぞれ入力側に接続さ
れたバンドパスフィルタ6c、6bを介して送信すべき
第二中間周波信号(位相が直交するI信号、Q信号)が
入力される。バンドパスフィルタ6c、6dはバンドパ
スフィルタ2h、2iと構成的、特性的に同じである。
第三の混合器6a、6bには互いに位相が直交する第二
局部発振信号L2が供給される。二つの第三混合器6
a、6bの次段には加算器6eが接続され、その次段に
はバンドパスフィルタ6fが接続される。バンドパスフ
ィルタ6fもバンドパスフィルタ2dと構成的、特性的
にに同じである。バンドパスフィルタ6fの次段には第
四混合器6gが接続され、第四混合器6gには第一局部
発振信号L1が供給される。第四混合器6gの次段には
バンドパスフィルタ6h、電力増幅器6iが縦続接続さ
れ、電力増幅器6iの出力端が切替器1に接続される。
【0027】以上の構成において、第一混合器2cでは
受信信号RXと第一局部発信信号L1との差の周波数の
第一中間周波信号IF1が出力される。また、第二の混
合器2f、2bでは第一中間周波信号IF1と第二局部
発振信号L2との差の周波数となる第二中間周波信号I
F2(位相が直交するI信号、Q信号)が出力される。
【0028】ここで、受信信号RXの周波数をR+kS
R(Rは受信信号RXの最低周波数(帯域の中心周波
数、kは0を含む15までの正の整数、SRは第一の周
波数間隔)とし、第一局部発振周波数をL+kSL(L
は受信信号RXの最低周波数に対応する第一局部発振信
号L1の最低周波数、SLは第二の周波数間隔)とし、
分周器5の分周比をNとし、第二中間周波信号IF2の
中心周波数数をI2とすると、数式1が成り立つ。
【数1】 数式1におけるkを0及び1とすることで二つの方程式
(表示は省略)が得られ、これら二つの式から第一局部
発振信号L1の最低周波数Lと分周比Nとが求められ
る。
【0029】先ず、第一の組み合わせとして、第一局部
発振信号L1の周波数を受信信号RXの周波数よりも高
くし、第二局部発振信号L2の周波数を第一中間周波信
号IF1の周波数よりも高くした場合、第一局部発振信
号L1の最低周波数Lと分周比Nとはそれぞれ数式2及
び数式3のようになる。
【数2】
【数3】
【0030】数式2及び3において、具体的な数値、R
=5170、SR=10、I2=20を用いると、L=5
15SL、N=SL/(SL−10)となる。従って、第
二の周波数間隔SLは10以上の数値となり、SLの数値
に対応して第一局部発振信号L1の最低周波数Lと分周
比Nとが求められる。ちなみに、第二の周波数間隔S L
を11、12、15、20とした場合の分周比はそれぞ
れ11、6、3、2となり、また、第一局部発振信号L
1の最低周波数はそれぞれ5665、6180、772
5、10300MHzとなる。しかし、発振周波数の安
定度や分周比の設定の容易さから、第二の周波数間隔S
Lを12MHzに設定するのが望ましい。
【0031】そして、第二の周波数間隔SLを12MH
zとした場合の周波数スペクトラムは図2に示され、5
170MHzから5320MHzまでの150MHzの
周波数範囲を10MHz間隔で変化する受信信号に対し
て、第一局部発振信号L1は6180MHzから636
0MHzまでの180MHzの周波数範囲を12MHz
間隔で変化することになる。また、第一中間周波信号I
F1は1010MHから1040MHzまでの30MH
zの周波数範囲を2MHzの周波数間隔で変化する。
【0032】次に、第二の組み合わせとして、第一局部
発振信号L1の周波数を受信信号RXの周波数よりも高
くし、第二局部発振信号L2の周波数を第一中間周波信
号IF1の周波数よりも低くした場合、第一局部発振信
号L1の最低周波数Lは数式4で示される。また、分周
比Nは数式3がそのまま適用される。
【数4】
【0033】そして、同様に上記の具体的数値を用いる
と、L=519SL、N=SL/(S L−10)となる。
この場合も、第二の周波数間隔SLは10以上の数値と
なり、SLの数値に対応して第一局部発振信号L1の最
低周波数Lと分周比Nとが求められる。ちなみに、第二
の周波数間隔SLが11、12、15、20とした場合
の分周比は、同様にそれぞれ11、6、3、2となり、
また、第一局部発振信号L1の最低周波数はそれぞれ5
709、6228、7785、10380MHzとな
る。しかし、やはり、発振周波数の安定度や分周比の設
定の容易さから、第二の周波数間隔SLを12MHzに
設定するのが望ましい。
【0034】第二の周波数間隔SLを12MHzとした
場合の周波数スペクトラムは図3に示され、第一局部発
振信号L1は6228MHzから6408MHzまでの
180MHzの周波数範囲を12MHz間隔で変化する
ことになる。また、第一中間周波信号IF1は1058
MHから1088MHzまでの30MHzの周波数範囲
を2MHzの周波数間隔で変化する。
【0035】次に、第三の組み合わせとして、第一局部
発振信号L1の周波数を受信信号RXの周波数よりも低
くし、第二局部発振信号L2の周波数を第一中間周波信
号IF1の周波数よりも高くした場合、分周比Nは数式
5で示され、第一局部発振信号L1の最低周波数Lは数
式4がそのまま適用される。
【数5】
【0036】そして、上記の具体的数値を用いると、L
=519SL、N=SL/(10−S L)となる。この場
合は、第二の周波数間隔SLは10以下の数値となる。
ちなみに、第二の周波数間隔SLが9、8、5とした場
合の分周比は、それぞれ9、4、1となり、また、第一
局部発振信号L1の最低周波数はそれぞれ4671、4
152、2595MHzとなる。しかし、発振周波数の
安定度や分周比の設定の容易さから、第二の周波数間隔
を8MHzに設定するのが望ましい。
【0037】第二の周波数間隔SLを8MHzとした場
合の周波数スペクトラムは図4に示され、第一局部発振
信号は4152MHzから4272MHzまでの120
MHzの周波数範囲を8MHz間隔で変化することにな
る。また、第一中間周波信号IF1は1018MHから
1048MHzまでの30MHzの周波数範囲を2MH
zの周波数間隔で変化する。
【0038】最後に、第四の組み合わせとして、第一局
部発振信号L1の周波数を受信信号RXの周波数よりも
低くし、第二局部発振信号L2の周波数も第一中間周波
信号IF1の周波数よりも低くした場合、第一局部発振
信号L1の最低周波数Lは数式2、分周比Nは数式5が
適用される。そして、具体的数値を用いると、L=51
5SL、N=SL/(10−SL)となる。この場合も第
二の周波数間隔SLが9、8、5とした場合の分周比
は、それぞれ9、4、1となり、また、第一局部発振信
号L1の最低周波数Lはそれぞれ4635、4120、
2575MHzとなる。しかし、発振周波数の安定度や
分周比の設定の容易さから、第二の周波数間隔SLを8
MHzに設定するのが望ましい。
【0039】第二の周波数間隔SLを8MHzとした場
合の周波数スペクトラムは図5に示され、第一局部発振
信号L1は4120MHzから4240MHzまでの1
20MHzの周波数範囲を8MHz間隔で変化すること
になる。また、第一中間周波信号IF1は1050MH
から1080MHzまでの30MHzの周波数範囲を2
MHzの周波数間隔で変化する。
【0040】以上の四通りの組み合わせにおいては、イ
メージ妨害を少なくするには、イメージ信号の周波数が
受信信号の周波数よりも低くなる第三と第四の組み合わ
せが有利となる。また、第一中間周波信号IF1の周波
数が低く良好な帯域特性を得るため、第二混合器2f、
2gへの負担が少ないという観点から、第一中間周波信
号IF1の周波数に対して第二局部発振信号L2の周波
数が高くなっている第一と第三の組み合わせが有利とな
る。
【0041】次に、送信回路側の周波数変換回路6に付
いての動作を説明する。二つの第三混合器6a、6bで
は入力された第二中間周波信号IF2と第二局部発振信
号L2との和の周波数又は差の周波数の第一中間周波信
号IF1が出力され、また、第四の混合器6gでは第一
中間周波信号IF1と第一局部発振信号L1との和の周
波数又は差の周波数の送信信号TXが出力される。
【0042】この場合も、各信号間の周波数関係は数式
1乃至数式5がそのまま適用され、受信信号RXの周波
数帯と送信信号TXの周波数帯とは同じとなる。そし
て、第三の混合器6a、6bによって第二中間周波信号
IF2と第二局部発振信号L2との差の周波数の第一中
間周波信号IF1を出力し、第四の混合器6gによって
第一中間周波信号IF1と第一局部発振信号L1との差
の周波数の送信信号TXを出力する場合は上記第一の組
み合わせが適用される。
【0043】また、第三の混合器6a、6bによって第
二中間周波信号IF2と第二局部発振信号L2との和の
周波数の第一中間周波信号IF1を出力し、第四の混合
器6gによって第一中間周波信号IF1と第一局部発振
信号L1との差の周波数の送信信号TXを出力する場合
は上記第二の組み合わせが適用され、次に、第三の混合
器6a、6bによって第二中間周波信号IF2と第二局
部発振信号L2との差の周波数の第一中間周波信号IF
1を出力し、第四の混合器6gによって第一中間周波信
号IF1と第一局部発振信号L1との和の周波数の送信
信号TXを出力する場合は上記第三の組み合わせが適用
される。さらに、第三の混合器6a、6bによって第二
中間周波信号IF2と第二局部発振信号L2との和の周
波数の第一中間周波信号IF1を出力し、第四の混合器
6gによって第一中間周波信号IF1と第一局部発振信
号L1との和の周波数の送信信号TXを出力する場合は
上記第四の組み合わせが適用される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、第一
の周波数間隔毎に配列された受信信号を前記受信信号よ
りも周波数が低く、所定の周波数間隔毎の第一中間周波
信号に周波数変換する第一混合器と、第一中間周波信号
をそれよりも周波数が低い第二中間周波信号に周波数変
換する第二混合器とを備え、第一混合器には第一の周波
数間隔と異なる第二の周波数間隔で変化する第一局部発
振信号を供給し、第二混合器には第一局部発振信号の整
数分の1の周波数の第二局部発振信号を供給したので、
二つの局部発振信号同士のビートによる妨害が発生しな
い。また、2回の周波数変換を行うので、第一混合器と
第二混合器とのそれぞれの前段に設けた増幅器で無理な
く信号を増幅することが出来るので、必要なレベルまで
増幅しても増幅器の異常発振を起こすことがない。
【0045】また、第一局部発振信号を第一混合器に供
給するための局部発振器を設け、第一局部発振信号を分
周して前記第二局部発振信号を生成したので、第二局部
発振信号の周波数を容易に第一局部発振信号の周波数の
整数分の1に下げることが可能である。
【0046】また、第一局部発振信号の周波数を受信信
号の周波数よりも高くすると共に、第一局部発振信号を
分周する分周比を6としたので、第一局部発振信号の周
波数をあまり高くすることなく分周比も設定しやすい値
とすることができる。
【0047】また、第一局部発振信号の周波数を受信信
号の周波数よりも低くすると共に、第一局部発振信号を
分周する分周比を4としたので、第一局部発振信号の周
波数をあまり高くすることなく分周比も設定しやすい値
とすることができる。さらに、イメージ周波数と受信信
号の周波数との比が大きくなるのでイメージ妨害に対し
て有利となる。
【0048】また、受信信号の最低中心周波数を517
0MHzとし、ベースバンド信号の中心周波数を20M
Hzとしたので、5GHz帯を使用した送受信器の受信
部のイメージ妨害耐性が向上する。
【0049】また、第二中間周波信号をそれよりも周波
数が高く、所定の周波数間隔のいずれかの第一中間周波
信号に周波数変換する第三混合器と、第一中間周波信号
をそれよりも周波数が高く、第一の周波数間隔毎に配列
されたいずれかの送信信号のいずれかに周波数変換する
第四混合器とを備え、第四混合器には第一の周波数間隔
と異なる第二の周波数間隔で変化する第一の局部発振信
号を供給し、第三混合器には第一局部発振信号の整数分
の1の周波数の第二の局部発振信号を供給したので、二
つの局部発振信号同士のビートによる妨害が発生しな
い。また、2回の周波数変換を行うので、第一混合器と
第混合器とのそれぞれの前段に設けた増幅器で無理なく
信号を増幅することが出来るので、必要なレベルまで増
幅しても増幅器の異常発振を起こすことがない。
【0050】また、第一局部発振信号を第四混合器に供
給するための局部発振器を設け、第一局部発振信号を分
周して記第二局部発振信号を生成したので、二局部発振
信号の周波数を容易に第一局部発振信号の周波数の整数
分の1に下げることが可能である。
【0051】また、第一局部発振信号の周波数を送信信
号の周波数よりも高くすると共に、第一局部発振信号を
分周する分周比を6としたので、第一局部発振信号の周
波数をあまり高くすることなく分周比も設定しやすい値
とすることができる。
【0052】また、第一局部発振信号の周波数を前記送
信信号の周波数よりも低くすると共に、第一局部発振信
号を分周する分周比を4としたので、第一局部発振信号
の周波数をあまり高くすることなく分周比も設定しやす
い値とすることができる。さらに、イメージ周波数と送
信信号の周波数との比が大きくなるのでイメージ妨害に
対して有利となる。
【0053】また、送信信号の最低中心周波数を517
0MHzとし、第二中間周波信号の中心周波数を20M
Hzとしたので、GHz帯を使用した送受信器の送信部
のイメージ妨害耐性が向上する。
【0054】また、第二局部発振信号の周波数を第一中
間周波信号の周波数よりも高くしたので、第一中間周波
信号が入力される混合器の負担が軽くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数変換回路を説明するための送受
信器の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の周波数変換回路の動作説明用の第一の
周波数スペクトラム図である。
【図3】本発明の周波数変換回路の動作説明用の第二の
周波数スペクトラム図である。
【図4】本発明の周波数変換回路の動作説明用の第三の
周波数スペクトラム図である。
【図5】本発明の周波数変換回路の動作説明用の第四の
周波数スペクトラム図である。
【図6】従来の周波数変換回路を説明するための送受信
器の構成を示す回路図である。
【図7】従来の周波数変換回路の動作説明用の周波数ス
ペクトラム図である。
【符号の説明】
1 切替器 2 周波数変換回路 2a、2b 低雑音増幅器 2c 第一混合器 2d バンドパスフィルタ 2e 中間周波増幅器 2f、2g 第二混合器 2h、2i バンドパスフィルタ 3 局部発振器 4 PLL回路 5 分周器 6 周波数変換回路 6a、6b 第三混合器 6c、6d バンドパスフィルタ 6e 加算器 6f バンドパスフィルタ 6g 第四混合器 6h バンドパスフィルタ 6i 電力増幅器
フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 DA04 DA07 DA12 DA13 DA21 DA27 EA01 JA01 KA04 5K020 AA08 CC04 DD05 DD07 EE01 EE05 FF04 GG01 GG21 HH13 5K052 BB01 DD16 FF00 GG00 GG22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周波数間隔毎に配列された受信信
    号を前記受信信号よりも周波数が低く、所定の周波数間
    隔毎の第一中間周波信号に周波数変換する第一混合器
    と、前記第一中間周波信号を前記第一中間周波信号より
    も周波数が低い第二中間周波信号に周波数変換する第二
    混合器とを備え、前記第一混合器には前記第一の周波数
    間隔と異なる第二の周波数間隔で変化する第一局部発振
    信号を供給し、前記第二混合器には前記第一局部発振信
    号の整数分の1の周波数の第二局部発振信号を供給した
    ことを特徴とする周波数変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第一局部発振信号を前記第一混合器
    に供給するための局部発振器を設け、前記第一局部発振
    信号を分周して前記第二局部発振信号を生成したことを
    特徴とする請求項1に記載の周波数変換回路。
  3. 【請求項3】 前記第一局部発振信号の周波数を前記受
    信信号の周波数よりも高くすると共に、前記第一局部発
    振信号を分周する分周比を6としたことを特徴とする請
    求項2に記載の周波数変換回路。
  4. 【請求項4】 前記第一局部発振信号の周波数を前記受
    信信号の周波数よりも低くすると共に、前記第一局部発
    振信号を分周する分周比を4としたことを特徴とする請
    求項2に記載の周波数変換回路。
  5. 【請求項5】 前記受信信号の最低中心周波数を517
    0MHzとし、前記第二中間周波信号の中心周波数を2
    0MHzとしたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の周波数変換回路。
  6. 【請求項6】 第二中間周波信号を前記第二中間周波信
    号よりも周波数が高く、所定の周波数間隔のいずれかの
    第一中間周波信号に周波数変換する第三混合器と、前記
    第一中間周波信号を前記第一中間周波信号よりも周波数
    が高く、第一の周波数間隔毎に配列されたいずれかの送
    信信号のいずれかに周波数変換する第四混合器とを備
    え、前記第四混合器には前記第一の周波数間隔と異なる
    第二の周波数間隔で変化する第一の局部発振信号を供給
    し、前記第三混合器には前記第一局部発振信号の整数分
    の1の周波数の第二の局部発振信号を供給したことを特
    徴とする周波数変換回路。
  7. 【請求項7】 前記第一局部発振信号を前記第四混合器
    に供給するための局部発振器を設け、前記第一局部発振
    信号を分周して前記第二局部発振信号を生成したことを
    特徴とする請求項6に記載の周波数変換回路。
  8. 【請求項8】 前記第一局部発振信号の周波数を前記送
    信信号の周波数よりも高くすると共に、前記第一局部発
    振信号を分周する分周比を6としたことを特徴とする請
    求項7に記載の周波数変換回路。
  9. 【請求項9】 前記第一局部発振信号の周波数を前記送
    信信号の周波数よりも低くすると共に、前記第一局部発
    振信号を分周する分周比を4としたことを特徴とする請
    求項7に記載の周波数変換回路。
  10. 【請求項10】 前記送信信号の最低中心周波数を51
    70MHzとし、前記第二中間周波信号の中心周波数を
    20MHzとしたことを特徴とする請求項5乃至7のい
    ずれかに記載の周波数変換回路。
  11. 【請求項11】 前記第二局部発振信号の周波数を前記
    第一中間周波信号の周波数よりも高くしたことを特徴と
    する請求項4又は5又は9又は10のいずれかに記載の
    周波数変換回路。
JP2001268902A 2001-09-05 2001-09-05 周波数変換回路 Withdrawn JP2003078433A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001268902A JP2003078433A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 周波数変換回路
US10/230,784 US20030050031A1 (en) 2001-09-05 2002-08-28 Frequency conversion circuit having suppressed beat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001268902A JP2003078433A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 周波数変換回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003078433A true JP2003078433A (ja) 2003-03-14

Family

ID=19094816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001268902A Withdrawn JP2003078433A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 周波数変換回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030050031A1 (ja)
JP (1) JP2003078433A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536795A (ja) * 2006-03-09 2009-10-15 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド ノイズリダクションを持つ無線周波数信号の受信及び/又は送信用の装置
WO2019171607A1 (ja) * 2018-03-07 2019-09-12 アール・エフ・アーキテクチャ株式会社 発振装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7164899B2 (en) * 2003-09-16 2007-01-16 Microtune (Texas), L.P. System and method for frequency translation with harmonic suppression using mixer stages
US7190943B2 (en) * 2003-09-16 2007-03-13 Microtune (Texas), L.P. System and method for frequency translation with harmonic suppression using mixer stages
KR102229212B1 (ko) 2014-08-28 2021-03-18 삼성전자주식회사 조절 가능한 분주비를 가지는 슬라이딩 중간주파수 수신기 및 수신 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715371A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Nec Corp スーパーへテロダイン方式の送受信方法と送受信機
KR960038686A (ko) * 1995-04-13 1996-11-21 김광호 단일 주파수에 의한 신호 송수신회로
JP3825540B2 (ja) * 1997-09-05 2006-09-27 松下電器産業株式会社 受信機および送受信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536795A (ja) * 2006-03-09 2009-10-15 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド ノイズリダクションを持つ無線周波数信号の受信及び/又は送信用の装置
WO2019171607A1 (ja) * 2018-03-07 2019-09-12 アール・エフ・アーキテクチャ株式会社 発振装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20030050031A1 (en) 2003-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5530929A (en) Homodyne receiver minimizing oscillator leakage
US5640686A (en) Radio communication device capable of communication in a plurality of communication systems
US8116359B2 (en) Single oscillator transceiver
US5825813A (en) Transceiver signal processor for digital cordless communication apparatus
US8208881B2 (en) Radio frequency receiver and radio frequency transmitter
JPS6217904B2 (ja)
KR20030007623A (ko) 무선 송수신기
JP2003078433A (ja) 周波数変換回路
KR101085693B1 (ko) 개선된 광대역 i/q 신호 발생 장치
US7383025B2 (en) Method for processing RF signals for receiving and transmission
US20050143031A1 (en) Multi-band receiver
JP3592159B2 (ja) テレビジョン信号送信機
US20040009753A1 (en) Transmitter-receiver that is less susceptible to interference from another transmitter-receiver
WO2005002056A1 (ja) Vco装置
KR100316903B1 (ko) 통신 시스템의 송수신 장치
KR950013304B1 (ko) 탄성표면파 필터를 사용한 셀루라폰 송수신기용 중간주파회로
KR100402349B1 (ko) 다중 주파수 혼합에 의한 주파수 합성기
KR200291723Y1 (ko) 튜너의비트주파수방지장치
EP0614243A1 (en) Electrical filter
KR100387068B1 (ko) 이동 통신 단말기의 위상 동기 루프
JP2003152586A (ja) 無線通信装置、無線装置、無線通信システム
KR100630140B1 (ko) 이동 통신시스템의 주파수 직접 변환장치 및 방법
JP2001352267A (ja) 多段ミキサー方式高周波送受信回路
KR20030096861A (ko) 전압제어를 통한 주파수 변경 가능한 고주파 증폭기
US20060141942A1 (en) Wireless stereo synchronizaing transceiver

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040518

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050308