JPH1186974A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH1186974A
JPH1186974A JP24155997A JP24155997A JPH1186974A JP H1186974 A JPH1186974 A JP H1186974A JP 24155997 A JP24155997 A JP 24155997A JP 24155997 A JP24155997 A JP 24155997A JP H1186974 A JPH1186974 A JP H1186974A
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Katsusaburo Koyama
勝三郎 小山
Kinji Nakamura
欽二 中村
Masato Osanawa
政人 長縄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対となる電気コネクタと組み合わされた状態で
汚染粒子の侵入を確実に防止することができる電気コネ
クタを提供すること。 【解決手段】プラグ型電気コネクタ1はハウジング部4
の外壁7の周面に沿う環状の金属シェル8を有する。リ
セプタクル型電気コネクタ50の金属シェル58は、ハ
ウジング部54の周囲を取り囲み、且つベース部52の
ベース面52aに沿って配置される環状部分59を有す
る。環状部分59はプラグ型電気コネクタ1のハウジン
グ部4の装着側端面4aに対向する。リセプタクル型電
気コネクタ50のベース面52aとプラグ型電気コネク
タ1の装着側端面4aとの間の隙間部分からトナー粒子
が侵入することを確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は対となる電気コネク
タと接続されたときに静電気放電を行う電気コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、リ
セプタクル型電気コネクタとプラグ型電気コネクタを接
続したときに、各電気コネクタに設けられた金属シェル
同士を接続させて静電気放電を行うタイプのものが提供
されている(例えば特開平5−144515号公報参
照)。このようにして連結される電気コネクタは、例え
ば、塵埃粒子やトナー粒子等の汚染粒子が浮遊している
雰囲気中で使用される場合に、これらの粒子を静電吸着
し難いので、汚染粒子が電気コネクタのハウジング部内
に侵入し難いという点で、ある程度の効果を発揮する。
【0003】しかしながら、上記公報のものでは、各電
気コネクタのハウジング部の外壁の周面に沿って、金属
シェルを設ける構造を採用しているが、このような金属
シェルの構造では、汚染粒子の侵入防止を十分に図るこ
とができない。というのは、一の電気コネクタのハウジ
ング部の装着側端面と、この装着側端面に対向する、他
の電気コネクタの部分との間の隙間部分から汚染粒子が
侵入してくることが懸念されるからである。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、汚染粒子の侵入を確実に防止することができる
電気コネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明は、電気機
器の筐体に取り付けられるベース部と、このベース部上
に設けられるハウジング部と、このハウジング部内に装
着されている複数の電気信号伝送端子と、対となる電気
コネクタと組み合わされるときに対となる電気コネクタ
側の金属シェルに接触する金属シェルとを備えた電気コ
ネクタにおいて、上記ベース部は、対となる電気コネク
タのハウジング部の装着側端面に対向するベース面を含
み、金属シェルは上記ベース面に沿って配置される環状
部分を含むことを特徴とするものである。
【0006】この場合、対となる電気コネクタのハウジ
ング部の装着側端面に対向するベース面に沿って、金属
シェルの環状部分が配置されることになり、ベース面と
上記装着側端面との間の隙間からの汚染粒子の侵入を確
実に防止することができる。また、金属シェルの組付け
時において金属シェルの環状部分を押しながら金属シェ
ルをハウジング部の周囲に嵌め込んでいくことにより、
金属シェルを容易に組み付けることができる。
【0007】なお、金属シェルはハウジング部の外壁の
周面に沿って配置される環状の部分を含んでいても良い
が、対となる電気コネクタがハウジング部の外壁の周面
に沿って配置される環状の部分を有している場合には、
本電気コネクタ側ではハウジング部の外壁に沿う部分と
して、後述する立ち上がり片を設けるのみでも良い。請
求項2記載の発明は、請求項1において、上記金属シェ
ルは、環状部分から上記ベース部の外周面に沿って垂下
される延設部分を含むことを特徴とするものである。こ
の場合、ベース部の外周面にも金属シェルが配置される
ことになるので、ベース部の外周面に汚染粒子が降り積
もらない結果、ベース面と上記装着側端面との間の隙間
を通しての汚染粒子の侵入を一層確実に防止することが
できる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、上記金属シェルは、環状部分の内周縁からハウ
ジング部の外壁に沿って立ち上がり且つ対となる電気コ
ネクタの金属シェルと接触するための立ち上がり片を含
み、上記ハウジング部の外壁には、立ち上がり片を当該
立ち上がり片が立ち上がる方向に挿脱自在に収容する保
持溝が形成されていることを特徴とするものである。こ
の場合、金属シェルを組み付けるために金属シェルの環
状部分をハウジング部の周囲に嵌め込むと、この嵌め込
み動作と同時に、金属シェルの立ち上がり片をハウジン
グ部の外壁に沿う保持溝に収容することができる。した
がって、金属シェルの組み付けが容易であり、また、組
み付け時における立ち上がり片の変形や破損を防止する
ことができる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3において、上記ハウジング部内に電源端子およびアー
ス端子が装着されていることを特徴とするものである。
この構成では、電源端子、アース端子および電気信号伝
送用端子を単一の電気コネクタで一括して保持しシール
ドすることができるので、これらの端子を別々のコネク
タで保持しシールドする場合と比較して、構造を格段に
簡素化することができる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一つにおいて、トナーを用いて現像する画像形
成装置の本体内に配置されていることを特徴とするもの
である。この構成では、電気コネクタの静電防止が図ら
れているので、画像形成装置の本体内に浮遊するトナー
が、電気コネクタに吸着することを防止することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一
実施の形態としての電気コネクタが適用される画像形成
装置の内部構成を示す概略断面図である。図1を参照し
て、画像形成装置100は、原稿載置面101に載置さ
れる原稿からの反射光を、既に帯電器102により帯電
されている感光体ドラム103に光学ユニット104を
介して導き、この感光体ドラム103に形成された静電
潜像を現像装置105によってトナー像に顕像化し、こ
のトナー像を、用紙カセット106から用紙搬送路10
7を介して送給される記録シート108上に転写器10
9を用いて転写し、この記録シート108上に転写され
たトナー像を定着装置110によって定着させる公知の
構成のものである。111は転写後に感光体ドラム10
3上に残留するトナーを除去するクリーニング装置であ
る。
【0012】上記の帯電器102、感光体ドラム10
3、現像装置105およびクリーニング装置111を部
分的にカバー112で覆ってプロセスカートリッジ11
3を構成している。このプロセスカートリッジ113
は、画像形成装置本体114に固定された装着部115
に対して、所定の要領で挿入装着され、また、反対に抜
き出しできるようになっている。プロセスカートリッジ
113には、プラグ型電気コネクタ1が固定されてお
り、画像形成装置本体114内の装着部115にはリセ
プタクル型電気コネクタ50が固定されている。両コネ
クタ1,50は、プロセスカートリッジ113の挿脱に
伴って挿脱されるドロアコネクタとして構成されてい
る。
【0013】まず、本発明の一実施の形態としてのリセ
プタクル型の電気コネクタに対して対となるプラグ型電
気コネクタの構造について説明する。図2はプラグ型電
気コネクタの斜視図であり、図3(a)はプラグ型電気
コネクタの平面図であり、図3(b)はプラグ型電気コ
ネクタの概略正面図である。これらの図を参照して、プ
ラグ型の電気コネクタ1は、矩形形状のベース部2を有
し、このベース部2の左右には、本プラグ型電気コネク
タ1を電気機器の筐体(本実施の形態では後述するプロ
セスカートリッジ113に相当)に取り付ける為のねじ
等の固定部材を貫通させる貫通孔3が設けられている。
【0014】上記ベース部2上の表面の中央部にはハウ
ジング部4が設けられている。このハウジング部4は矩
形筒状をしており、その内部にはハウジング部4よりも
一回り小さくて高さの低い矩形筒状をなす端子収容部5
が設けられている。図3(aに示すように、この端子収
容部5の対向する一対の内壁面5a,5bのそれぞれ
に、複数の電気信号伝送用端子6が並んで設けられてい
る。これらの電気信号伝送用端子6は図2に示すリード
線群26に接続されている。
【0015】また、図3(a)を参照して、ハウジング
部4内には、端子収容部5の4つの隅角部のそれぞれの
近傍位置に、一対の電源端子27,27と一対のアース
端子28,28が収容されている。一対の電源端子2
7,27は互いに端子収容部5の対角線上で対向する一
対の隅角部の近傍位置に配置され、一対のアース端子2
8,28は他対の隅角部の近傍位置に配置されている。
各端子27,28は、ハウジング部4下部に突出する突
出部31内の個別の保持孔に収容された状態で、上半部
をハウジング部4内に露出させている。29,30は保
持孔内で電源端子27およびアース端子28にそれぞれ
接続されて保持孔32から導出されるリード線である。
4aは、このプラグ型電気コネクタ1をリセプタクル型
電気コネクタ50に装着するときにおける、ハウジング
4の装着側端面である。
【0016】また、上記ハウジング部4の周状の外壁7
の外周面7aに沿ってこれを取り巻くように四角環状の
金属シェル8が装着されている。この金属シェル8は、
長尺の平板を折り曲げて、一対の継ぎ合わせ部同士をか
しめ等により互いに継ぎ合わせ、ハウジング部4の外壁
7に沿うような四角環状としたものである。上記金属シ
ェル8をハウジング部4に装着した時に、この金属シェ
ル8がハウジング部4に保持されるようにする為、この
金属シェル8の対向する一対の面にそれぞれ内方へ切り
起こされた止め片11が形成されている。この止め片1
1はハウジング部4の外壁7に形成された突起からなる
止め片固定部13に係止されるものである(図10参
照)。
【0017】また、金属シェル8の対向する他対の面に
は、それぞれ折り返されてくの字状を呈する延設片とし
ての接触ビーム14が形成されており、これら接触ビー
ム14は、金属シェル8がハウジング部4の外壁7に装
着された状態で、図3(a),(b)に示すように、外
壁7の内面よりも突出する状態でハウジング部4の内方
に配置される。本プラグ型電気コネクタ1がリセプタク
ル型電気コネクタ50と嵌め合わせられたときに、これ
ら接触ビーム14は、自身のばね性により、そのくの字
の頂部がリセプタクル型電気コネクタ50側の後述する
金属シェル58に弾力的に押圧され接触されるようにな
っている(図7参照)。
【0018】金属シェル8は、その先端が上記電気信号
伝送用端子6の先端より先に臨んだ形でハウジング部4
に取り付けられていると共に、この金属シェル8に対し
て、外部の雌端子15に接続できるタブ端子16が、金
属シェル8と別体に設けられて、保持部17に保持され
ると共に、金属シェル8のベース部2側の縁部(下縁
部)に嵌め込み接続されている。
【0019】次いで、図4は本発明の一実施の形態とし
てのリセプタクル型電気コネクタ50の斜視図であり、
図5はその分解斜視図である。また、図6(a)はリセ
プタクル型電気コネクタ50の平面図であり、図6
(b)はリセプタクル型電気コネクタの一部破断正面図
である。これらの図を参照して、本リセプタクル型電気
コネクタ50は、矩形形状のベース部52を有し、この
ベース部52の左右には、本リセプタクル型電気コネク
タ50を電気機器の筐体(本実施の形態では前述した装
着部115に相当)に取り付ける為のねじ等の固定部材
を貫通させる貫通孔53が設けられている。
【0020】上記ベース部52上の表面(以下、ベース
面52aという)の中央部にはハウジング部54が設け
られている。このハウジング部54は矩形筒状をしてお
り、その内部には矩形板状をなし且つその両側面に複数
の端子保持溝を並設した端子収容部55が設けられてい
る。図6(a)に示すように、この端子収容部55の対
向する一対の外側面55a,55bのそれぞれに、複数
の電気信号伝送用端子56が並んで設けられている。こ
れらの電気信号伝送用端子56は図4に示すリード線群
66に接続されている。
【0021】また、図6(a)を参照して、ハウジング
部4内には、端子収容部5の4つの隅角部のそれぞれの
近傍位置に、一対のアース端子67,67と一対の電源
端子68,68が収容されている。一対のアース端子6
7,67は互いに端子収容部55の対角線上で対向する
一対の隅角部の近傍位置に配置され、一対の電源端子6
8,68は他対の隅角部の近傍位置に配置されている。
各端子67,68は、ハウジング部54下部に突出する
突出部71内の個別の保持孔に収容された状態で、上半
部をハウジング部4内に露出させている。69,70は
保持孔内でアース端子67およびアース端子78にそれ
ぞれ接続されて保持孔から導出されるリード線である。
【0022】主に図5を参照して、ベース部52の上面
であるベース面52aは、ハウジング部54の周囲を取
り囲むように環状をなしており、このベース面52aに
形成された凹部52bに沿う環状部分59、一対の立ち
上がり片62およびタブ端子64を含む金属シェル58
が配置されている。この金属シェル58は、プラグ型電
気コネクタ1側の金属シェル8と接触されるものであ
る。
【0023】図7に示すように、金属シェル58の環状
部分59は、上記ベース面52aがプラグ型電気コネク
タ1のハウジング部4の装着側端面4aと対向する部分
よりも外方へ延びるようにベース面52aに沿って延設
された延設部分60を含んでいる。この延設部分60に
は、ベース部2の貫通孔53に見合う位置に貫通孔61
が形成されている。
【0024】図4、図5および図6(a),(b)を参
照して、環状部分59の内周縁のうち、長手方向に対向
する一対の縁部のそれぞれから立ち上がり片62が立ち
上げられている。各立ち上がり片62は、ハウジング部
54の外壁57に沿って立ち上げられており、この外壁
57に形成された保持溝63に収容保持されている。各
保持溝63は、立ち上がり片62が立ち上がる方向(対
となる電気コネクタへの装着方向)に挿脱自在に立ち上
がり片62を収容している。各保持溝63に保持された
立ち上がり片62は、図7に示すように両電気コネクタ
1,50が互いに連結されたときにプラグ型電気コネク
タ1側の金属シェル8の接触ビーム14によって接触さ
れ、これにより、両電気コネクタ1,50の金属シェル
8,58同士の電気的導通が達成されるようになってい
る。
【0025】図8を参照して、保持溝63の内奥部の幅
aは開口縁部間の幅bよりも狭くされている。また、立
ち上がり片62は、上半部を幅広部62aとし下半部を
幅狭部62bとしており、幅狭部62bの幅cが保持溝
63の開口縁部間の幅bよりも狭く設定されており、ま
た、幅広部62aの幅dは保持溝63の内奥部の幅aよ
りも狭くまた保持溝63の開口縁部間の幅bよりも広く
なるようにされている。
【0026】また、金属シェル58の短手方向に対向す
る一対の縁部のうちの一方の中央部には、外部の雌端子
65に対して接続されるタブ端子64が一体に折り曲げ
形成されている。このタブ端子64はベース部52の突
出部に形成されたタブ端子保持孔51に挿入されて保持
される。上記のような金属シェル58をベース部52お
よびハウジング部54側に組み付ける際には、図9に示
すように、金属シェル58の延設部分60を押しなが
ら、環状部分59をハウジング部54の周囲に嵌め込ん
でいくが、嵌め込む途中で、立ち上がり片62の幅広部
62aを保持溝63内に導入すると共にタブ端子64を
タブ端子保持孔51に導入し、さらに押し込んで、環状
部分59をベース面52aの凹部52bに密着させるこ
とにより、組み付けが完了する。
【0027】次いで、図10は本実施の形態のリセプタ
クル型電気コネクタ50が、対となるプラグ型電気コネ
クタ1に組み合わされた状態を示している。同図を参照
して、両電気コネクタ1,50の組合せ状態では、プラ
グ型電気コネクタ1のハウジング4内に、リセプタクル
型電気コネクタ50のハウジング54が挿入され、電気
信号伝送用端子6,56同士が接続されている。図示し
ていないが、両電気コネクタ1,50のアース端子2
8,67同士および電源端子27,68同士も接続され
ている。また、プラグ型電気コネクタ1のハウジング4
の装着側端面4aに対向する、リセプタクル型電気コネ
クタ50のベース面52aに、金属シェル58の環状部
分59が配置されている。
【0028】以上説明した本実施の形態によれば、プラ
グ型電気コネクタ1のハウジング部4の装着側端面4a
に対向する、リセプタクル型電気コネクタ50のベース
面52aに沿って、金属シェル58の環状部分59が配
置されるので、プラグ型電気コネクタ1のハウジング4
の装着側端面4aとリセプタクル型電気コネクタ50の
ベース面52aとの間の隙間部分を通して、汚染粒子と
してのトナー粒子が侵入することを確実に防止すること
ができる。
【0029】また、金属シェル58を組み付けるために
金属シェル58の環状部分59をハウジング部54の周
囲に嵌め込む動作を、金属シェル58の延設部分60を
押しながら行うことにより、金属シェル58を容易に組
み付けることができる。さらに、金属シェル58を組み
付けるために金属シェル58の環状部分59をハウジン
グ部54の周囲に嵌め込むと、この嵌め込み動作と同時
に、金属シェル58の立ち上がり片62をハウジング部
54の外壁57に沿う保持溝63に収容することができ
る。したがって、金属シェル58の組み付けが容易であ
り、その結果、組み付け時に立ち上がり片62が変形し
たり破損したりすることを防止することができる。
【0030】また、本リセプタクル型電気コネクタ50
では、金属シェル58がハウジング部54の外壁57に
沿う部分としては、プラグ側電気コネクタ1の金属シェ
ル8と接触する立ち上がり片62のみであり、したがっ
て構造を簡素化できる結果、製造コストを安価にでき
る。このように立ち上がり片62のみとしても、プラグ
側電気コネクタ1の金属シェル8がハウジング部4の外
壁7の周面に沿う環状をなしているので、両電気コネク
タ1,50の連結状態において、十分なシールド効果を
発揮できる。画像形成装置本体114内に浮遊するトナ
ーが電気コネクタ1,50に吸着することを防止でき
る。
【0031】また、アース端子67、電源端子68およ
び電気信号伝送用端子55を単一の電気コネクタ50で
一括して保持しシールドすることができるので、これら
の端子を別々のコネクタで保持しシールドする場合と比
較して、構造を格段に簡素化することができる。なお、
上記の実施の形態においては、リセプタクル型電気コネ
クタ50の金属シェル58がハウジング部54の外壁5
7に沿う部分を、立ち上がり片62のみにより構成した
が、これに限定されるものではなく、ハウジング部54
の外壁57の周面に沿う環状の部分を含むものとしても
良い。
【0032】また、上記の実施の形態においては延設部
分60を設けたが、これを廃止することもできる。ま
た、図11に示すように、環状部分59の外周縁部から
ベース部52の外周面を覆うように垂下される延設部分
72,73を設けても良く、この場合、ベース部52の
外周面にも金属シェル58が配置されることになるの
で、ベース部52の外周面に汚染粒子が降り積もらない
結果、ベース面52aと上記装着側端面との間の隙間を
通しての汚染粒子の侵入を一層確実に防止することがで
きる。
【0033】さらに、本発明は画像形成装置に限らず、
各種の電気機器の電気コネクタに用いることができる。
その他、本発明の範囲で種々の変更を施すことができ
る。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、対となる電気
コネクタのハウジング部の装着側端面に対向する部分を
含むベース面に沿って、金属シェルの環状部分が配置さ
れることになるので、ベース面と上記装着側端面との間
の隙間を通しての汚染粒子の侵入を確実に防止すること
ができる。また、金属シェルを組み付けるために金属シ
ェルをハウジング部の周囲に嵌め込む動作を、金属シェ
ルの環状部分を押しながら行うことにより、金属シェル
を容易に組み付けることができる。
【0035】請求項2記載の発明では、ベース部の外周
面にも金属シェルが配置されることになるので、ベース
部の外周面に汚染粒子が降り積もらない結果、ベース面
と上記装着側端面との間の隙間を通しての汚染粒子の侵
入を一層確実に防止することができる。請求項3記載の
発明では、金属シェルを組み付けるために金属シェルの
環状部分をハウジング部の周囲に嵌め込むと、この嵌め
込み動作と同時に、金属シェルの立ち上がり片をハウジ
ング部の外壁に沿う保持溝に収容することができる。し
たがって、金属シェルの組み付けが容易であり、その結
果、組み付け時の立ち上がり片の変形や破損を防止する
ことができる。
【0036】請求項4記載の発明では、電源端子、アー
ス端子および電気信号伝送用端子を単一の電気コネクタ
で一括して保持しシールドすることができるので、これ
らの端子を別々のコネクタで保持しシールドする場合と
比較して、構造を格段に簡素化することができる。請求
項5記載の発明では、電気コネクタの静電防止が図られ
ているので、画像形成装置内に浮遊するトナーが、電気
コネクタに吸着することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電気コネクタが用
いられる画像形成装置の内部構成を示す概略断面図であ
る。
【図2】プラグ型電気コネクタの斜視図である。
【図3】(a)はプラグ型電気コネクタの平面図であ
り、(b)はプラグ型電気コネクタの概略正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態に係るリセプタクル型電
気コネクタの斜視図である。
【図5】リセプタクル型電気コネクタの分解斜視図であ
る。
【図6】(a)はリセプタクル型電気コネクタの平面図
であり、(b)はリセプタクル型電気コネクタの一部破
断正面図である。
【図7】互いに連結されたリセプタクル型電気コネクタ
とプラグ型電気コネクタの要部の断面図であり、両電気
コネクタの金属シェル同士が接触する部分を示してい
る。
【図8】ハウジング部の外壁に金属シェルを保持する保
持溝が設けられている部分を示すリセプタクル型電気コ
ネクタの要部拡大図である。
【図9】金属シェルを取り付ける工程を示すリセプタク
ル型電気コネクタの斜視図である。
【図10】互いに連結されたリセプタクル型電気コネク
タとプラグ型電気コネクタの断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態に係るリセプタクル
型電気コネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プラグ型電気コネクタ 2 ベース部 4 ハウジング部 4a 装着側端面 7 外壁 7a 外周面 8 金属シェル 27 電源端子 28 アース端子 50 リセプタクル型電気コネクタ 52 ベース部 52a ベース面 54 ハウジング部 57 外壁 58 金属シェル 59 環状部分 62 立ち上がり片 63 保持溝 67 アース端子 68 電源端子 72,73 延設部分 100 画像形成装置 105 現像装置 113 プロセスカートリッジ 114 画像形成装置本体 115 装着部 T トナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器の筐体に取り付けられるベース部
    と、このベース部上に設けられるハウジング部と、この
    ハウジング部内に装着されている複数の電気信号伝送端
    子と、対となる電気コネクタと組み合わされるときに対
    となる電気コネクタ側の金属シェルに接触する金属シェ
    ルとを備えた電気コネクタにおいて、上記ベース部は、
    対となる電気コネクタのハウジング部の装着側端面に対
    向するベース面を含み、金属シェルは上記ベース面に沿
    って配置される環状部分を含むことを特徴とする電気コ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】上記金属シェルは、環状部分から上記ベー
    ス部の外周面に沿って垂下される延設部分を含むことを
    特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】上記金属シェルは、環状部分の内周縁から
    ハウジング部の外壁に沿って立ち上がり且つ対となる電
    気コネクタの金属シェルと接触するための立ち上がり片
    を含み、上記ハウジング部の外壁には、立ち上がり片を
    当該立ち上がり片が立ち上がる方向に挿脱自在に収容す
    る保持溝が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】上記ハウジング部内に電源端子およびアー
    ス端子が装着されていることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載の電気コネクタ。
  5. 【請求項5】トナーを用いて現像する画像形成装置の本
    体内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし
    4の何れか一つに記載の電気コネクタ。
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