JP7255987B2 - 多重通信用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズ除去機能を有する多重通信用コネクタに関する。
従来、車両に搭載された複数の電装品を通信によって制御するために配策される通信線の接続に多重通信用コネクタが用いられる。
この多重通信用のコネクタは、コネクタハウジング内にノイズを除去するための磁性体としてフェライトが内部に配置されるようになっている。
例えば、特許文献1には、第一のハウジングの後部に組み付けられる第二のハウジングに、第一のハウジングに設けられた複数のコネクタ嵌合部に対応した位置で複数のフェライトを各フェライトに対して一対ずつ設けられた付勢アームによって保持した多重通信用のコネクタが記載されている。
特開2012-69270号公報
しかしながら、特許文献1に記載された多重通信用のコネクタは、一対の付勢アームがフェライトの両側面からフェライトを付勢して保持するようになっているので、第二のハウジングの寸法が一対の付勢アームの対向方向で大きくなり、しかも、一対の付勢アームが露出しているので、第一のハウジングによってその露出部分を覆う必要があるため、大型化してしまう問題がある。
また、特許文献1に記載された多重通信用のコネクタは、一対の付勢アームがフェライトの両側面を保持するようになっているものの、フェライトの収容方向では保持されていないため、フェライトの収容方向でフェライトと第一、第二ハウジングとの間に隙間があると、設置先が振動するような車両である場合、走行時の振動によって、フェライトの固定位置の変位、および、一対の付勢アームの変位によって、フェライトの貫通孔の中心が貫通孔に挿通される端子の中心に対してズレてしまうため、ノイズ除去性能が低下し、結果的に、通信信頼性が低下してしまう問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化を可能とし、かつ、振動によるフェライトの固定位置の変位によるノイズ除去性能の低下を防止することによって通信信頼性を確保することができる多重通信用コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る多重通信用コネクタは、一対の貫通孔が形成された複数のフェライトと、前記複数のフェライトのそれぞれが収容される複数のフェライト収容部と、前記一対の貫通孔に通される一対のタブ状端子の各タブ状端子を前記複数のフェライト収容部の並び方向で連結する端子連結部を有する一対のバスバーのそれぞれの前記端子連結部を固定する一対の端子固定部と、を有するリアカバーと、相手コネクタとの嵌合部分となり、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部を有し、かつ、前記リアカバーが後部に組み付けられる部分であり、前記リアカバーが後部に組み付けられた場合、前記複数のフェライト収容部に収容されたそれぞれの前記フェライトを該フェライト収容部の収容方向へ該フェライト収容部の内壁面に当接させた状態で固定するように弾性的に付勢する複数の弾性付勢部が後面に設けられたハウジング本体と、を有し、前記コネクタ嵌合部は、前記相手コネクタが嵌入される第1嵌入空間が形成されたフード状の形状を有し、前記コネクタ嵌合部の後部には、前記第1嵌入空間の底面を画成する前記コネクタ嵌合部の底壁が位置し、前記底壁の後端面における周縁部より内側の領域の一部に前記弾性付勢部が設けられ、前記周縁部は、前記弾性付勢部より後側に突出しており、前記リアカバーは、前記コネクタ嵌合部の前記後部が嵌入される第2嵌入空間が形成されたフード状の形状を有する組付用嵌合部を有し、前記第2嵌入間の底面を画成する前記組付用嵌合部の底壁の前端面に、前記複数のフェライト収容部の入り口開口がそれぞれ開口しており、前記複数のフェライトが前記複数のフェライト収容部にそれぞれ収容された状態で、前記フェライトの前端面が、前記組付用嵌合部の前記底壁の前端面より前側に突出しており、前記コネクタ嵌合部の前記後部が前記組付用嵌合部に嵌入された状態で、前記弾性付勢部が前記フェライトの前端面を弾性的に付勢すると共に、前記コネクタ嵌合部の前記底壁の後端面の前記周縁部が前記組付用嵌合部の前記底壁の前端面に当接していることを特徴とする。
また、本発明に係る多重通信用コネクタは、上記の発明において、前記複数のフェライトは、外周面に収容方向奥側端面に向けて先細りとなるように傾斜面が形成されたテーパ状をなし、前記複数のフェライト収容部は、前記傾斜面に対応して前記入り口開口が拡大されるように傾斜し、かつ、前記複数のフェライトが前記複数の弾性付勢部に付勢されて前記傾斜面を当接させる前記内壁面としての収容部側傾斜面が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る多重通信用コネクタは、前記複数のフェライトが前記リアカバーの前記複数のフェライト収容部内に収容されると共に、前面に嵌合口が形成された嵌合部を有する前記ハウジング本体の後面に設けられた前記複数の弾性付勢部によって前記複数のフェライトを前記ハウジング本体の後部に組み付けられるリアカバーのフェライト収容部の収容方向に付勢する。
また、前記複数の弾性付勢部が露出される前記ハウジング本体の後面は、前記リアカバーが組み付けられることによって塞がれる。
そして、本発明に係る多重通信用コネクタは、前記複数のフェライトを前記複数の弾性付勢部によって収容方向に付勢することによって、前記複数のフェライトを収容方向で前記ハウジング本体と前記リアカバーとの間で隙間なく保持することができる。
このため、本発明に係る多重通信用コネクタは、小型化を可能とし、かつ、振動によるフェライトの固定位置の変位によるノイズ除去性能の低下を防止することによって通信信頼性を確保することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタの分解断面図および相手コネクタの断面図である。 図2は、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタおよび相手コネクタの断面図である。 図3は、図2に示した多重通信用コネクタのA-A線断面図である。 図4は、本発明の実施例2に係る多重通信用コネクタの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る多重通信用コネクタの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1の分解断面図および相手コネクタの断面図である。図2は、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1および相手コネクタ100の断面図である。図3は、図2に示した多重通信用コネクタ1のA-A線断面図である。
本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、例えば、車両に搭載された複数の電装品を通信によって制御するために配策される通信線の接続に用いられるものである。
多重通信用コネクタ1は、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の内部に組み込まれる複数のフェライト40と、一対のバスバー50と、を有する。
まず、フェライト40について説明する。
フェライト40は、収容方向に直交する断面形状が略矩形状のブロック状の磁性体であり、一対の貫通孔41が形成されている。
このフェライト40は、一対の貫通孔41が一対のバスバー50の後述する一対のタブ状端子51が挿通されるように形成されている。
各貫通孔41は、貫通孔41の中心と、貫通孔41に挿通されているタブ状端子51の中心とが一致した状態になっていれば、孔内壁面に対してタブ状端子51が僅かな隙間を有して挿通されるように孔内径が設定されている。
次に、一対のバスバー50について説明する。
一対のバスバー50の各バスバー50は、板状の導電部材にプレス加工等を施すことによって成形されたものである。
各バスバー50は、複数のタブ状端子51と、複数のタブ状端子51を連結する端子連結部52と、を有する。
一対のバスバー50は、各端子連結部52が、フェライト40の一対の貫通孔41を通して突出される一対のタブ状端子51の各タブ状端子51を後述する複数のフェライト収容部32の並び方向で連結する向きで後述するリアカバー30に固定されるようになっている。
次に、コネクタハウジング10について説明する。
コネクタハウジング10は、合成樹脂等の絶縁材からなり、本体部分となるハウジング本体20と、ハウジング本体20の後部に組み付けられるリアカバー30と、を有する。
ハウジング本体20は、リアカバー30が後部に組み付けられる部分である。
このハウジング本体20は、相手コネクタ100との嵌合部分となり、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部21と、リアカバー30が後部に組み付けられた場合、複数のフェライト収容部32に収容されたそれぞれのフェライト40を該フェライト収容部32の収容方向へ該フェライト収容部32の内壁面32aに当接させた状態で固定するように弾性的に付勢する複数の弾性付勢部24と、リアカバー30が組み付け完了された状態でリアカバー30の係合部37が係合される被係合部25と、を有する。
コネクタ嵌合部21は、相手コネクタ100が嵌入される嵌入空間21aが形成されたフード状をなし、嵌入空間21aの底面を形成する底壁22に一対のバスバー50の各タブ状端子51が貫通される複数の貫通孔23が形成されている。
このコネクタ嵌合部21は、底壁22から嵌入空間21aに向けて一対のバスバー50の各タブ状端子51が突出されるようになっている。
複数の弾性付勢部24は、ハウジング本体20の後面20aに設けられている。
なお、ハウジング本体20の後面20aとは、具体的には、嵌入空間21aの底壁22のフェライト収容部32の開口に対峙される側の面である。
各弾性付勢部24は、複数のフェライト収容部32に収容された各フェライト40に対応した位置にそれぞれ設けられている。
この実施例1では、各フェライト40に対応して設けられる弾性付勢部24は、フェライト収容部32の開口側のフェライト40の端面の一対の貫通孔41の並び方向両端部を収容方向に付勢するように一対ずつ設けられている。
対で設けられた弾性付勢部24は、互いの先端を内側に向けるようにR状に屈曲されたアーム状をなしている。
なお、弾性付勢部24は、アーム状に限らず、フェライト40を収容方向に弾性的に付勢することができれば、その他の形状であっても構わない。
また、弾性付勢部24は、各フェライト40に対応して一対ずつ設けるものを例示したが、これに限らず、各フェライト40に対応して一つずつ設けるようにしても構わない。例えば、フェライト40の一対の貫通孔41の間の部分を収容方向に弾性的に付勢することができる一つの弾性付勢部で付勢するようにしてもよい。
被係合部25は、図3に示すように、ハウジング本体20の後部の外面に突設されている。
リアカバー30は、ハウジング本体20の後部が嵌め合わされる部分となる組み付け用嵌合部31と、複数のフェライト40がそれぞれ収容される複数のフェライト収容部32と、一対のバスバー50のそれぞれの端子連結部52を固定する一対の端子固定部33(図1参照)と、を有する。
組み付け用嵌合部31は、ハウジング本体20の後部の外面に嵌め合うように被さる部分であり、端部内面にハウジング本体20の被係合部25に係合する係合部37が突設されている(図3参照)。
なお、係合部37の周辺は薄肉部分になっており、係合部37が被係合部25をのり越えて係合完了位置に移動され易いように、この薄肉部分が外側に弾性的に撓み易くなっている。
フェライト収容部32は、収容方向に直交する断面形状が略矩形状のフェライト40に対応した収容空間を形成している。
一対の端子固定部33は、一対のバスバー50の各端子連結部52が圧入される凹部であり、フェライト収容部32の収容方向奥側壁面32aに、複数のフェライト収容部32の並び方向に沿って直線状に形成されている。
次に、多重通信用コネクタ1の組立手順を説明する。
まず、作業者は、一対のバスバー50をリアカバー30に取り付ける。
より具体的には、作業者は、一対のバスバー50の各端子連結部52をリアカバー30の対応するそれぞれの端子固定部33に圧入して固定する。
次に、作業者は、複数のフェライト40をリアカバー30の複数のフェライト収容部32にそれぞれ収容する。
より具体的には、作業者は、リアカバー30に取り付け完了された一対のバスバー50のそれぞれのタブ状端子51を各フェライト40の一対の貫通孔41に挿通しつつ、各フェライト40を対応するフェライト収容部32に収容する。
最後に、作業者は、リアカバー30をハウジング本体20の後部に組み付けることによって多重通信用コネクタ1の組み立てを完了する。
より具体的には、ハウジング本体20の後部とリアカバー30の組み付け用嵌合部31とを嵌め合わせつつ、ハウジング本体20の被係合部25にリアカバー30の係合部37を係合させる。
このようにリアカバー30をハウジング本体20の後部に組み付ける際、ハウジング本体20の後面20aに設けられた複数の弾性付勢部24が各フェライト40を収容方向へ該フェライト収容部32の内壁面である収容方向奥側壁面32aに当接されるように付勢するので、各フェライト40は、フェライト収容部32内に完全に固定される。
これにより、各フェライト40は、フェライト40の収容方向でハウジング本体20、および、リアカバー30との間に隙間なく当接された状態で各フェライト収容部32内に完全に固定される。
本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、複数のフェライト40がリアカバー30の複数のフェライト収容部32内に収容されると共に、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部21を有するハウジング本体20の後面20aに設けられた複数の弾性付勢部24によって複数のフェライト40をハウジング本体20の後部に組み付けられるリアカバー30のフェライト収容部32の収容方向に付勢する。
また、複数の弾性付勢部24が露出されるハウジング本体20の後面20aは、リアカバー30が組み付けられることによって塞がれる。
そして、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、複数のフェライト40を複数の弾性付勢部24によって収容方向に付勢することによって、複数のフェライト40を収容方向でハウジング本体20とリアカバー30との間で隙間なく保持することができる。
このため、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1は、小型化を可能とし、かつ、振動によるフェライトの固定位置の変位によるノイズ除去性能の低下を防止することによって通信信頼性を確保することができる。
次に、図4を用いて、本発明の実施例2に係る多重通信用コネクタ2について説明する。
図4は、本発明の実施例2に係る多重通信用コネクタ2の断面図である。
この実施例2の多重通信用コネクタ2は、フェライト60がテーパ状をなし、かつ、フェライト収容部34がテーパ状のフェライト60に対応した形状に形成されている点で、実施例1の多重通信用コネクタ1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略している。
実施例2の多重通信用コネクタ2は、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の内部に組み込まれる複数のフェライトと、一対のバスバー50と、を有する。
まず、フェライト60について説明する。
フェライト60は、ブロック状の磁性体であり、一対の貫通孔41が形成され、かつ、外周面に収容方向奥側端面に向けて先細りとなるように傾斜面が形成されたテーパ状になっている。
この実施例2では、フェライト60は、収容方向に直交する断面形状が略矩形状をなし、一対の貫通孔41の並び方向(図4中、Z軸で示す方向)の両面で対称的に形成された一対の傾斜面60a、60bと、一対の貫通孔41の並び方向に直交する方向(図4中、Y軸で示す方向)の両面で対称的に形成された不図示の一対の傾斜面とで外周面を形成することによってテーパ状になっている。
次に、リアカバー30の複数のフェライト収容部34について説明する。
複数のフェライト収容部34は、フェライト60の傾斜面(60a、60b等)に対応して入り口開口が拡大されるように傾斜し、かつ、複数のフェライトが複数の弾性付勢部24に付勢されて傾斜面(60a、60b等)を当接させる内壁面としての傾斜面(35a、35b等)(以下、フェライトの傾斜面と区別するため「収容部側傾斜面」という。)が形成されたテーパ対応傾斜面部35と、フェライト収容部34の収容空間の底壁にフェライト40が突き当てられないように形成された逃げ空間部36と、を有する。
テーパ対応傾斜面部35は、一対の貫通孔41の並び方向(図4中、Z軸で示す方向)の両面で対称的に形成されたフェライト40の一対の傾斜面60a、60bに対応した一対の収容部側傾斜面35a、35bと、一対の貫通孔の並び方向に直交する方向(図4中、Y軸で示す方向)の両面で対称的に形成されたフェライト40の不図示の一対の傾斜面に対応した不図示の一対の収容部側傾斜面と、を有する。
逃げ空間部36は、フェライト40の各傾斜面(60a、60b等)が対応する収容部側傾斜面(35a、35b等)に当接された状態で、フェライト40の収容方向側端面とフェライト収容部34の収容方向奥側壁面34aとの間に隙間を形成するように設けた部分である。
この逃げ空間部36は、フェライト40が弾性付勢部24によって収容方向に付勢された状態で、フェライト収容部34の収容方向奥側壁面34aに突き当てられることなく、傾斜面(60a、60b等)がフェライト収容部34の内壁面である収容部側傾斜面(35a、35b等)に当接されて固定されるように機能する。
このような逃げ空間部36が設けられることによって、フェライト40の各傾斜面(60a、60b等)と、フェライト収容部34の各収容部側傾斜面(35a、35b等)との当接関係によるフェライト40の位置決め固定が可能になっている。
なお、フェライト40の位置決め固定について、より具体的に説明すると、フェライトの一対の貫通孔41の並び方向(図4中、Z軸で示す方向)、および、フェライト40の一対の貫通孔41の並び方向に直交する方向(図4中、Y軸で示す方向)でフェライト40が位置決め固定される。
本発明の実施例2に係る多重通信用コネクタ2は、本発明の実施例1に係る多重通信用コネクタ1と同様の効果を奏するとともに、複数のフェライト60が、テーパ状の傾斜面(60a、60b等)を収容部側傾斜面(35a、35b等)に当接させた状態で固定されることによって、複数のフェライト60の貫通孔41の中心と、該貫通孔41に挿通されているタブ状端子51の中心とが一致した状態となるので、複数のフェライト60の貫通孔41にタブ状端子51が接触しフェライト40が摩耗することを防ぐことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2 多重通信用コネクタ
10 コネクタハウジング
20 ハウジング本体
20a 後面
21 コネクタ嵌合部
21a 嵌入空間
22 底壁
23 貫通孔
24 弾性付勢部
25 被係合部
30 リアカバー
31 組み付け用嵌合部
32、34 フェライト収容部
32a、34a 収容方向奥側壁面(内壁面)
33 端子固定部
35 テーパ対応傾斜面部
35a、35b 収容部側傾斜面(内壁面)
36 逃げ空間部
37 係合部
40、60 フェライト
41 貫通孔
50 バスバー
51 タブ状端子
52 端子連結部
60a、60b 傾斜面
100 相手コネクタ

Claims (2)

  1. 一対の貫通孔が形成された複数のフェライトと、
    前記複数のフェライトのそれぞれが収容される複数のフェライト収容部と、前記一対の貫通孔に通される一対のタブ状端子の各タブ状端子を前記複数のフェライト収容部の並び方向で連結する端子連結部を有する一対のバスバーのそれぞれの前記端子連結部を固定する一対の端子固定部と、を有するリアカバーと、
    相手コネクタとの嵌合部分となり、前面に嵌合口が形成されたコネクタ嵌合部を有し、かつ、前記リアカバーが後部に組み付けられる部分であり、前記リアカバーが後部に組み付けられた場合、前記複数のフェライト収容部に収容されたそれぞれの前記フェライトを該フェライト収容部の収容方向へ該フェライト収容部の内壁面に当接させた状態で固定するように弾性的に付勢する複数の弾性付勢部が後面に設けられたハウジング本体と、
    を有し、
    前記コネクタ嵌合部は、前記相手コネクタが嵌入される第1嵌入空間が形成されたフード状の形状を有し、前記コネクタ嵌合部の後部には、前記第1嵌入空間の底面を画成する前記コネクタ嵌合部の底壁が位置し、前記底壁の後端面における周縁部より内側の領域の一部に前記弾性付勢部が設けられ、前記周縁部は、前記弾性付勢部より後側に突出しており、
    前記リアカバーは、前記コネクタ嵌合部の前記後部が嵌入される第2嵌入空間が形成されたフード状の形状を有する組付用嵌合部を有し、前記第2嵌入間の底面を画成する前記組付用嵌合部の底壁の前端面に、前記複数のフェライト収容部の入り口開口がそれぞれ開口しており、
    前記複数のフェライトが前記複数のフェライト収容部にそれぞれ収容された状態で、前記フェライトの前端面が、前記組付用嵌合部の前記底壁の前端面より前側に突出しており、
    前記コネクタ嵌合部の前記後部が前記組付用嵌合部に嵌入された状態で、前記弾性付勢部が前記フェライトの前端面を弾性的に付勢すると共に、前記コネクタ嵌合部の前記底壁の後端面の前記周縁部が前記組付用嵌合部の前記底壁の前端面に当接していることを特徴とする多重通信用コネクタ。
  2. 前記複数のフェライトは、
    外周面に収容方向奥側端面に向けて先細りとなるように傾斜面が形成されたテーパ状をなし、
    前記複数のフェライト収容部は、
    前記傾斜面に対応して前記入り口開口が拡大されるように傾斜し、かつ、前記複数のフェライトが前記複数の弾性付勢部に付勢されて前記傾斜面を当接させる前記内壁面としての収容部側傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の多重通信用コネクタ。
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