JPH1186537A - Dram装置 - Google Patents

Dram装置

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JPH1186537A
JPH1186537A JP9238471A JP23847197A JPH1186537A JP H1186537 A JPH1186537 A JP H1186537A JP 9238471 A JP9238471 A JP 9238471A JP 23847197 A JP23847197 A JP 23847197A JP H1186537 A JPH1186537 A JP H1186537A
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JP
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refresh
row address
dram
address
circuit
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JP9238471A
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English (en)
Inventor
Masuaki Furuta
増朗 古田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性の向上およびDRAM周辺回路の簡素
化ならびにDRAM周辺回路の簡素化によるシステムの
低消費電力化を図る。 【解決手段】 DRAMと、DRAMの使用領域の開始
行アドレスおよび終了行アドレスを示す行アドレス情報
を設定する第1の手段19,20と行アドレス情報を用
いてDRAMの使用領域に応じてリフレッシュ動作を行
うためのリフレッシュ用行アドレスを生成する第2の手
段16とを備えてDRAMのリフレッシュ動作を制御す
る制御手段とを有し、DRAM内の情報を確保するリフ
レッシュ動作をリフレッシュ用行アドレスのみについて
行うDRAM装置であって、制御手段が、DRAMの使
用領域に応じて設定されるリフレッシュ用行アドレスの
行数に対応してリフレッシュサイクルを制御する第3の
手段15を有する。このとき、DRAMが制御手段を内
部に有することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDRAM装置に関
し、特にリフレッシュ動作の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明の対象となるDRAMのリ
フレッシュ機能について説明する。DRAMは、内部に
構成されたコンデンサを利用して、このコンデンサに電
荷を蓄えることで情報を記憶するメモリICである。こ
のコンデンサに蓄えられた電荷は時間経過と共に漏電し
てしまうので、記憶情報を保持するためには、一定期間
内にコンデンサへの電荷の再書き込みを行うリフレッシ
ュと呼ばれる動作をする必要がある。
【0003】DRAMの代表的なリフレッシュ機能とし
ては、RAS(Row Address Strobe)オンリーリフレッ
シュ(以下、RORと記述する)、CAS(Column Add
ressStrobe )ビフォーRASリフレッシュ(以下、C
BRリフレッシュと記述する)、CASビフォーRAS
セルフリフレッシュ(以下、CBRセルフリフレッシュ
と記述する)の3種類がある。
【0004】図7は、RASオンリーリフレッシュ(R
OR)の動作を示すタイミングチャートである。図8
は、CASビフォーRASリフレッシュ(CBRリフレ
ッシュ)の動作を示すタイミングチャートである。図9
は、CASビフォーRASセルフリフレッシュ(CBR
セルフリフレッシュ)の動作を示すタイミングチャート
である。
【0005】図7に示すように、RORは、DRAM外
部からのRAS信号入力、CAS信号入力および行アド
レス信号入力で実行されるリフレッシュであり、1サイ
クルごとに、入力された行アドレスのリフレッシュ動作
を行う。
【0006】図8に示すように、CBRリフレッシュ
は、DRAM外部からのRAS信号入力およびCAS信
号入力で実行されるリフレッシュであり、1サイクルご
とに、DRAM内部で生成される行アドレスのリフレッ
シュ動作を行う。このとき、内部で生成される行アドレ
スは下位から上位に自動的にインクリメントされ、DR
AM外部からは選択することができない。
【0007】図9に示すように、CBRセルフリフレッ
シュは、DRAM外部からのRAS信号入力およびCA
S信号入力で動作モードに入り、動作モード中にDRA
M内部で生成されるリフレッシュサイクルによって、D
RAM内部で生成される行アドレスのリフレッシュ動作
を行う。このとき、DRAM外部からは行アドレスの選
択やリフレッシュ回数の認識をすることができない。
【0008】従来のDRAMを使用したシステムにおい
ては、DRAMの特性によって規定された時間内に、D
RAMの全てのアドレス領域にリフレッシュ動作が行わ
れる。ただし、システムによってはDRAMのある限ら
れたアドレス領域のみを使用する場合がある。この場合
には、限られたアドレス領域のみにリフレッシュ動作が
行われる。このような限られたアドレス領域のみにリフ
レッシュ動作を行う場合についてのリフレッシュ制御回
路は、例えば特開平4−362594号公報または特開
平5−242671号公報に記載されている。ここで
は、特開平5−242671号公報に記載されたDRA
Mリフレッシュ装置の発明を、従来の技術として以下に
説明する。
【0009】図10は、従来例におけるDRAMリフレ
ッシュ装置の構成を示すブロック図である。
【0010】図10に示したDRAM装置は、DRAM
1と、コントロール部2と、CPU3とを有する構成と
なっている。また、コントロール部2は、アドレス発生
回路4と、リフレッシュ用行アドレス発生回路5と、セ
レクタ6と、リフレッシュタイマ7と、タイミング発生
回路8とを有する構成となっている。
【0011】CPU3は、アドレス制御信号をアドレス
発生回路4に出力し、DRAM1の使用領域の上限行ア
ドレスおよび下限行アドレスをリフレッシュ用行アドレ
ス発生回路5に出力し、タイミング制御信号をタイミン
グ発生回路8に出力している。
【0012】アドレス発生回路4は、アドレス制御信号
をもとにアドレス信号を生成して、セレクタ6に出力す
る。リフレッシュ動作時以外は、セレクタ6がアドレス
発生回路4から出力されるアドレス信号を選択して、D
RAM1に供給する。リフレッシュ動作時は、リフレッ
シュタイマ7がインターバルタイム毎にリフレッシュ信
号をCPU3、タイミング発生回路8、リフレッシュ用
行アドレス発生回路5およびセレクタ6に出力する。
【0013】リフレッシュタイマ7から出力されたリフ
レッシュ信号を入力したリフレッシュ用行アドレス発生
回路5は、上限行アドレスから下限行アドレスまでのリ
フレッシュ用行アドレスを発生し、セレクタ6に出力す
る。セレクタ6は、通常はアドレス発生回路4から出力
されるアドレス信号を選択するが、リフレッシュタイマ
7からリフレッシュ信号を入力したときには、リフレッ
シュ用行アドレス発生回路5から出力されるリフレッシ
ュ用行アドレスを選択して、DRAM1に供給する。
【0014】タイミング発生回路8は、RAS信号およ
びCAS信号をDRAM1に出力する。リフレッシュ動
作時は、RAS信号がリフレッシュ用行アドレスと同期
して変化し、これによってDRAM1のリフレッシュ動
作が行われる。
【0015】リフレッシュ用行アドレス発生回路5は、
リフレッシュ用行アドレスをセレクタ6に出力した後、
リフレッシュタイマ7およびタイミング発生回路8にキ
ャリー信号を出力する。このキャリー信号によって、リ
フレッシュタイマ7はリセットされ、タイミング発生回
路8はRAS信号の変化を停止させる。このRAS信号
の変化の停止によって、リフレッシュ動作が停止する。
【0016】図10に示したDRAM装置のリフレッシ
ュ動作のタイミングチャートは、図7に示したRORの
タイミングチャートと同様になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】DRAMを使用する従
来のシステムにおいては、リフレッシュ回数の管理によ
るCBRリフレッシュを行い、リフレッシュ用行アドレ
ス発生回路を削除してシステムを簡素化している。ま
た、システムのバックアップモード時、すなわち長期間
DRAMリフレッシュが必要となるときには、CBRセ
ルフリフレッシュを使用している。
【0018】また、図10に示した従来の技術において
は、DRAM外部のコントロール部を用いて限定された
領域のリフレッシュ動作制御を行い、動作電力の低減化
を実現している。
【0019】しかし、図10に示した従来の技術におい
ては、DRAMが使用している限定された行アドレス領
域の認識、リフレッシュ用アドレスの生成、リフレッシ
ュサイクルのタイミング制御および制御信号の発生をD
RAM外部で行う。このため、DRAM外部から行アド
レスを設定するRORしか行うことができず、DRAM
内部で生成される行アドレスのリフレッシュを行うCB
RリフレッシュやCBRセルフリフレッシュの制御を行
うことができないといった問題点がある。
【0020】このような点に鑑み本発明は、操作性の向
上およびDRAM周辺回路の簡素化ならびにDRAM周
辺回路の簡素化によるシステムの低消費電力化を図るこ
とが可能なDRAM装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のDRAM装置は、DRAMと、該DRAMの
使用領域の開始行アドレスおよび終了行アドレスを示す
行アドレス情報を設定する第1の手段と該行アドレス情
報を用いて該DRAMの使用領域に応じてリフレッシュ
動作を行うためのリフレッシュ用行アドレスを生成する
第2の手段とを備えて該DRAMのリフレッシュ動作を
制御する制御手段とを有し、該DRAM内の情報を確保
するリフレッシュ動作を該リフレッシュ用行アドレスの
みについて行うDRAM装置であって、該制御手段が、
DRAMの使用領域に応じて設定される該リフレッシュ
用行アドレスの行数に対応してリフレッシュサイクルを
制御する第3の手段を有する。このとき、前記DRAM
が前記制御手段を内部に有することができる。
【0022】このように、DRAMの限定されたアドレ
ス領域のみのリフレッシュ動作を行う場合に、リフレッ
シュサイクルを制御し、リフレッシュ動作の制御手段を
DRAM内部に備えるので、CBRリフレッシュまたは
CBRセルフリフレッシュを使用してリフレッシュ動作
を行うことができ、DRAM外部のリフレッシュ用行ア
ドレス発生回路が不要となり、DRAM周辺回路の簡素
化、操作性の向上およびリフレッシュ動作時の消費電力
の低減を図ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の一実施
の形態を説明する。
【0024】[1]構成の説明 図1は、本発明の一実施の形態におけるDRAM装置の
構成を示すブロック図である。本実施の形態において
は、CBRセルフリフレッシュを行う場合について説明
する。
【0025】図1に示したDRAM装置は、制御系クロ
ックジェネレータ11と、リフレッシュアドレス発生回
路12と、行アドレスバッファ13と、列アドレスバッ
ファ14と、セルフリフレッシュサイクル制御装置15
と、使用領域判定器16と、リセット回路17と、比較
器18と、終了行アドレス記憶器19と、開始行アドレ
ス記憶器20と、メモリセルアレイ22と、センスアン
プ23と、行デコーダ21と、列デコーダ24とを有す
る構成となっている。
【0026】開始行アドレス記憶器20は、DRAMの
使用されるアドレス領域の開始行アドレス値を格納する
レジスタである。終了行アドレス記憶器19は、DRA
Mの使用されるアドレス領域の終了行アドレス値を格納
するレジスタである。比較器18は、DRAMの行アド
レスバッファ13から出力される行アドレス値と終了行
アドレス記憶器19から出力される終了行アドレス値と
を比較する。リセット回路17は、比較器18から出力
される信号によって制御され、リフレッシュアドレス発
生回路12のアドレス値を開始行アドレス値に初期化す
る。使用領域判定器16は、開始行アドレス記憶器20
および終了行アドレス記憶器19から出力される開始行
アドレス値および終了行アドレス値を用いて、DRAM
の使用されるアドレス行数を演算する。セルフリフレッ
シュサイクル制御装置15は、使用領域判定器16の演
算結果を入力し、リフレッシュ動作が必要な行数に応じ
た適正なCBRセルフリフレッシュ制御を行う。
【0027】[2]動作の説明 図2は、図1に示したDRAM装置の動作を示すフロー
チャートである。図1および図2を用いて、本発明の一
実施の形態における動作を説明する。
【0028】初めに、DRAMの使用アドレス領域の開
始行アドレス値を開始行アドレス記憶器20に設定し、
終了行アドレス値を終了行アドレス記憶器19に設定す
る。設定は、新規に追加されたサイクルによって行う。
【0029】開始行アドレス設定サイクルは、DRAM
外部からDRAM制御端子への制御信号の入力とDRA
Mアドレス端子への開始行アドレス値の入力とによって
行われる。DRAM外部から出力された制御信号を入力
した制御系クロックジェネレータ11は、開始行アドレ
ス記憶器20およびリセット回路17にレジスタ設定信
号を出力し、行アドレスバッファ13にアドレスバッフ
ァ制御信号を出力する。アドレスバッファ制御信号によ
って活性化された行アドレスバッファ13は、DRAM
外部から出力された開始行アドレスを入力し、開始行ア
ドレス値を開始行アドレス記憶器20に出力する。開始
行アドレス記憶器20は、レジスタ設定信号入力と開始
行アドレス値入力とによって開始行アドレス値を設定し
た後、設定された開始行アドレス値をリセット回路17
に出力する。リセット回路17は、レジスタ設定信号と
開始行アドレス値を入力し、リフレッシュアドレス発生
回路12にリセット信号と開始行アドレス値を出力す
る。リフレッシュアドレス発生回路12は、リセット信
号および開始行アドレス値を入力し、アドレスカウンタ
の値を開始行アドレス値に初期化し、開始行アドレス設
定サイクルを終了する。
【0030】終了行アドレス設定サイクルは、DRAM
外部からDRAM制御端子への制御信号の入力とDRA
Mアドレス端子への終了行アドレス値の入力とによって
行われる。DRAM外部から出力された制御信号を入力
した制御系クロックジェネレータ11は、終了行アドレ
ス記憶器19にレジスタ設定信号を出力し、行アドレス
バッファ13にアドレスバッファ制御信号を出力する。
アドレスバッファ制御信号によって活性化された行アド
レスバッファ13は、DRAM外部から出力された終了
行アドレスを入力し、終了行アドレス値を終了行アドレ
ス記憶器19に出力する。終了行アドレス記憶器19
は、レジスタ設定信号入力と終了行アドレス値入力とに
よって終了行アドレス値を設定し、終了行アドレス設定
サイクルを終了する。
【0031】開始行アドレス設定サイクルおよび終了行
アドレス設定サイクルを終了した後に、DRAM制御に
よってCBRリフレッシュおよびCBRセルフリフレッ
シュを行った場合の動作を説明する。
【0032】[A]CBRリフレッシュを行った場合の
動作 DRAM外部から出力されたCBRコントロール信号入
力(ステップ1;以下S1と記述する)によって、DR
AM内部の制御系クロックジェネレータ11は、リフレ
ッシュアドレス発生回路12にリフレッシュ制御信号を
出力し、比較器18と終了行アドレス記憶器19とに比
較動作制御信号を出力し、行アドレスバッファ13にア
ドレスバッファ制御信号を出力する(S2)。
【0033】リフレッシュ制御信号を入力したリフレッ
シュアドレス発生回路12は、行アドレス値を行アドレ
スバッファに出力する(S3)。
【0034】行アドレスバッファ13は、リフレッシュ
アドレス発生回路12から出力された行アドレス値を取
り込んで、比較器18および行デコーダ21に出力する
(S4)。行デコーダ21、メモリセルアレイ22およ
びセンスアンプ23は、従来のDRAMと同様のリフレ
ッシュ動作を行う(S5)。比較動作制御信号を入力し
た終了行アドレス記憶器19は、終了行アドレス値を比
較器18に出力する(S6)。比較器18は、行アドレ
スバッファ13から入力したアドレス値と終了行アドレ
ス記憶器19から入力した終了行アドレス値とをそれぞ
れ取り込む(S7)。これらS4〜S7の動作におい
て、S4,S5の動作とS6,S7の動作とは、並行し
て行われる。
【0035】比較器18は、取り込んだアドレス値を比
較する(S8)。比較した結果、アドレス値が一致した
場合はリセット制御信号をリセット回路17に出力する
(S9)。リセット制御信号を入力したリセット回路1
7は、リフレッシュアドレス発生回路12のアドレス値
を開始行アドレス値に初期化する(S10)。アドレス
が一致しない場合はリセット回路17のリセットを行わ
ない。
【0036】RAS信号およびCAS信号のうちのいず
れかがハイレベルとなっていれば(S11)、CBRが
継続して入力されたか否かを判定し(S12)、入力さ
れていれば、DRAMの動作は次のCBRリフレッシュ
サイクルに移行し、入力されていなければ、CBRリフ
レッシュを終了する。
【0037】[B]CBRセルフリフレッシュを行った
場合の動作 DRAM外部から出力されたCBRコントロール信号入
力(S1)後、最初の行アドレスのリフレッシュ動作に
ついては、上述したCBRリフレッシュの場合と同様の
動作を行う(S2〜S10)。
【0038】以後、RAS信号とCAS信号とがいずれ
もローレベルであって(S11)、リフレッシュサイク
ルの設定が変更されていなくて(S13)、RAS信号
とCAS信号とがローレベルのまま変化せずに規定の時
間を経過すると(S14)、従来のDRAMであればD
RAM内部でCBRセルフリフレッシュ動作に自動的に
移行するが、本実施の形態の動作では、CBRセルフリ
フレッシュ動作に移行する前に、CBRセルフリフレッ
シュサイクルの変更を行う動作に移行する(S15)。
【0039】まず制御系クロックジェネレータ11は、
セルフリフレッシュサイクル制御装置15、使用領域判
定器16、開始行アドレス記憶器20および終了行アド
レス記憶器19に、サイクル変更制御信号を出力する
(S16)。サイクル変更制御信号を入力した使用領域
判定器16は、開始行アドレス記憶器20および終了行
アドレス記憶器19から、それぞれ開始行アドレス値お
よび終了行アドレス値を取り込む(S17)。開始行ア
ドレス値および終了行アドレス値を取り込んだ使用領域
判定器16は、使用アドレス行数を演算する(S1
8)。演算を終えた使用領域判定器16は、演算結果で
ある使用行数値をセルフリフレッシュサイクル制御装置
15に出力する(S19)。使用行数値を入力したセル
フリフレッシュサイクル制御装置15は、セルフリフレ
ッシュ時の動作制御において適正なセルフリフレッシュ
サイクルまたは適正なセルフリフレッシュ回数でのリフ
レッシュ制御が可能な設定となる(S20)。設定完了
後、DRAMは、適正なリフレッシュ周期で、上述した
CBRリフレッシュ時と同様の処理(S2〜S10)を
行って、DRAM外部からCBRセルフリフレッシュ終
了の制御が行われるまで、DRAM内部で自動的にリフ
レッシュ動作を繰り返す(S21)。
【0040】
【実施例】
[第1の実施例]図3は、本発明の第1の実施例におけ
るDRAM装置の一部の構成を示すブロック図であり、
図1に示したリフレッシュアドレス発生回路12とリセ
ット回路17と比較器18とを示している。図4は、本
発明の第1の実施例におけるDRAM装置の一部の構成
を示すブロック図であり、図1に示した制御系クロック
ジェネレータ11とリフレッシュアドレス発生回路12
とセルフリフレッシュサイクル制御装置15と使用領域
判定器16とを示している。図1、図3および図4を用
いて、本発明の第1の実施例について説明する。
【0041】ここで、図1に示した開始行アドレス記憶
器20および終了行アドレス記憶器19は、行アドレス
バッファから出力されたアドレスデータを取り込んで保
持するフリップフロップなどのラッチ回路で構成する。
【0042】図3に示したリセット回路17は、ラッチ
回路25と、リセット動作制御回路26とを有する構成
となっている。ラッチ回路25は、開始行アドレス値を
取り込んで保持し、開始行アドレス値をリフレッシュア
ドレス発生回路12に出力する。リセット動作制御回路
26は、リセット制御信号を入力して、リセット動作制
御信号をリフレッシュアドレス発生回路12に出力す
る。
【0043】図3に示した比較器18は、リセット制御
信号出力回路28と、アドレス値比較回路29と、比較
動作制御回路30と、ラッチ回路31,32とを有する
構成となっている。比較動作制御回路30は、比較器1
8内の動作制御を行う。ラッチ回路32は、リフレッシ
ュ行アドレス値を取り込む。ラッチ回路31は、終了行
アドレス値を取り込む。アドレス値比較回路29は、ラ
ッチ回路31に取り込まれたデータとラッチ回路32に
取り込まれたデータとを比較する。リセット制御信号出
力回路28は、アドレス値比較回路29の出力をもとに
リセット回路17の動作制御を行う。
【0044】また、比較器18は、リフレッシュ行アド
レス値と終了行アドレス値とが一致した場合にアドレス
値比較回路29の出力レベルが変化する。リセット制御
信号出力回路28は、この出力レベルの変化を検知し、
リセット回路17を動作させるリセット制御信号を出力
する。リセット回路17は、リセット制御信号によって
動作を開始し、リセット動作制御信号とラッチ回路25
にラッチされた開始行アドレス値とをリフレッシュアド
レス発生回路12に出力し、リフレッシュアドレス発生
回路12の発生アドレス値の初期化を行う。
【0045】図4に示した制御系クロックジェネレータ
11は、コントロール回路34と、クロックジェネレー
タ35と、リフレッシュサイクル発生回路36とを有す
る構成となっている。
【0046】図4に示した使用領域判定器16は、減算
器46と、ラッチ回路47,48とを有する構成となっ
ている。ラッチ回路47,48は、開始行アドレス値お
よび終了行アドレス値とを取り込む。減算器46は、ラ
ッチ回路47,48でラッチされたデータを用いて(終
了行アドレス値−開始行アドレス値)の減算を行ってリ
フレッシュ行数を演算する。演算結果である使用アドレ
ス行数値は、セルフリフレッシュサイクル制御装置15
に出力される。
【0047】図4に示したセルフリフレッシュサイクル
制御装置15は、リフレッシュサイクル制御回路38
と、セルフリフレッシュ動作制御回路39と、比較器4
0,41と、リフレッシュカウンタ42と、全アドレス
行数値43と、ラッチ回路44とを有する構成となって
いる。セルフリフレッシュ動作制御回路39は、セルフ
リフレッシュサイクル制御装置15内の動作を制御す
る。ラッチ回路44は、使用領域判定器16から出力さ
れた演算結果である使用アドレス行数値を取り込み、取
り込んだ値を比較器41に出力する。リフレッシュカウ
ンタ42は、制御系クロックジェネレータ11内のリフ
レッシュサイクル発生回路36が出力するリフレッシュ
回数をカウントし、カウント値を比較器40に出力す
る。全アドレス行数値はDRAM製造時に記憶された全
行数値であり、比較器40に出力される。比較器41
は、ラッチ回路44の出力値とリフレッシュカウンタ4
2の出力値とを比較し、それぞれの数値が一致した場合
に、リフレッシュサイクル制御回路38に信号を出力す
る。比較器40は、全アドレス行数値43とリフレッシ
ュカウンタ42の出力値とを比較し、それぞれの数値が
一致した場合に、リフレッシュサイクル制御回路38に
信号を出力する。リフレッシュサイクル制御回路38
は、制御系クロックジェネレータ11内のリフレッシュ
サイクル発生回路36に制御信号を出力し、リフレッシ
ュ動作を制御する。リフレッシュ動作は、比較器41の
信号で一時停止し、比較器42の信号で開始するような
制御が行われる。
【0048】この制御によって、全行アドレスにCBR
セルフリフレッシュを行うのに要する時間内に、使用ア
ドレス行数のみのリフレッシュ動作を行う。
【0049】[第2の実施例]図5は、本発明の第2の
実施例におけるDRAM装置の一部の構成を示すブロッ
ク図であり、図1に示したセルフリフレッシュサイクル
制御装置15と、図4に示したリフレッシュサイクル発
生回路36とを示している。図5を用いて、本発明の第
2の実施例について説明する。
【0050】図5に示したセルフリフレッシュサイクル
制御装置15は、リフレッシュサイクル制御回路51
と、セルフリフレッシュ動作制御回路52と、比較器5
3,54と、ラッチ回路55,56と、リフレッシュカ
ウンタ57とを有する構成となっている。
【0051】図5に示した第2の実施例において、図4
に示した第1の実施例との構成上の相違点は、使用領域
判定器16および全アドレス行数値43を不要とし、セ
ルフリフレッシュサイクル制御装置15内に開始行アド
レス値および終了行アドレス値を格納するラッチ回路5
6,55を含む点である。
【0052】また動作上の相違点は、第1の実施例では
使用アドレス行数値を使用して動作制御を行っていたの
に対して、第2の実施例では、使用領域判定器16が行
う減算動作を省略し、開始行アドレス値および終了行ア
ドレス値を、開始行アドレス記憶器20および終了行ア
ドレス記憶器19からセルフリフレッシュサイクル制御
装置15内のラッチ回路56,55に直接取り込み、開
始行アドレス値と終了行アドレス値とを直接リフレッシ
ュカウンタ57の値と比較し、動作制御を行っている。
【0053】第2の実施例においては、上述した第1の
実施例との構成および動作の違いによって、回路の簡素
化および動作の高速化を図ることができる。
【0054】[第3の実施例]図6は、本発明の第3の
実施例におけるDRAM装置の一部の構成を示すブロッ
ク図であり、図1に示したセルフリフレッシュサイクル
制御装置15と、図4に示したクロックジェネレータ3
5およびリフレッシュサイクル発生回路と、スイッチ5
8とを示している。図6を用いて、本発明の第3の実施
例について説明する。
【0055】上述した第1の実施例においては、CBR
セルフリフレッシュ動作時に、全行アドレスにCBRセ
ルフリフレッシュを行うのに要する時間内に、使用アド
レス行数のみのリフレッシュ動作を行う制御を実現し
た。しかし、第3の実施例においては、全行アドレスを
リフレッシュする際の1アドレスに対するリフレッシュ
サイクル時間を、(全行数/使用行数)の比率で拡張さ
せ、単位時間当たりのリフレッシュ回数を減少させる。
【0056】図6に示したセルフリフレッシュサイクル
制御装置15は、分周器61と、セルフリフレッシュ動
作制御回路62と、分周比演算器63と、全アドレス行
数値64と、ラッチ回路65とを有する構成となってい
る。セルフリフレッシュ動作制御回路62は、セルフリ
フレッシュサイクル制御装置15内の各回路部の動作
と、リフレッシュサイクル発生回路36と、スイッチ5
8とを制御する。ラッチ回路65は、使用アドレス行数
値を取り込み、分周比演算器63に出力する。全アドレ
ス行数値64は、第1の実施例と同様に、DRAM製造
時に回路的に記憶された全行数値であり、分周比演算器
63に出力される。分周比演算器63は、演算後の分周
比を分周器61に出力する。分周器61は、クロックジ
ェネレータ35が生成して出力したリフレッシュサイク
ルを、分周比演算器63から出力された分周比で分周
し、分周したリフレッシュサイクルをスイッチ58に出
力する。セルフリフレッシュ動作制御回路62は、スイ
ッチ58を制御し、クロックジェネレータ35から入力
される信号と分周器61から入力される信号とを切り替
えてリフレッシュサイクル発生回路36に出力する。
【0057】図6に示した第3の実施例においては、リ
フレッシュサイクル発生回路36の動作サイクル時間を
長くするので、リフレッシュサイクル発生回路36の動
作電力を低減することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、DRAM
外部のリフレッシュ制御装置のリフレッシュ用行アドレ
ス発生回路を削除することができ、それによってリフレ
ッシュ制御装置の消費電力を低減することができるとい
う効果を有する。また、CBRリフレッシュまたはCB
Rセルフリフレッシュを用いてDRAMの使用アドレス
領域のみのリフレッシュ動作を実現することによって、
DRAMのリフレッシュ操作を簡素化することができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるDRAM装置の
構成を示すブロック図
【図2】図1に示したDRAM装置の動作を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第1の実施例におけるDRAM装置の
一部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第1の実施例におけるDRAM装置の
一部の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施例におけるDRAM装置の
一部の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施例におけるDRAM装置の
一部の構成を示すブロック図
【図7】RASオンリーリフレッシュ(ROR)の動作
を示すタイミングチャート
【図8】CASビフォーRASリフレッシュ(CBRリ
フレッシュ)の動作を示すタイミングチャート
【図9】CASビフォーRASセルフリフレッシュ(C
BRセルフリフレッシュ)の動作を示すタイミングチャ
ート
【図10】従来例におけるDRAMリフレッシュ装置の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 DRAM 2 コントロール部 3 CPU 4 アドレス発生回路 5 リフレッシュ用行アドレス発生回路 6 セレクタ 7 リフレッシュタイマ 8 タイミング発生回路 11 制御系クロックジェネレータ 12 リフレッシュアドレス発生回路 13 行アドレスバッファ 14 列アドレスバッファ 15 セルフリフレッシュサイクル制御装置 16 使用領域判定器 17 リセット回路 18,40,41,53,54 比較器 19 終了行アドレス記憶器 20 開始行アドレス記憶器 21 行デコーダ 22 メモリセルアレイ 23 センスアンプ 24 列デコーダ 25,31,32,44,47,48,55,56,6
5 ラッチ回路 26 リセット動作制御回路 28 リセット制御信号出力回路 29 アドレス値比較回路 30 比較動作制御回路 34 コントロール回路 35 クロックジェネレータ 36 リフレッシュサイクル発生回路 38,51 リフレッシュサイクル制御回路 39,52,62 セルフリフレッシュ動作制御回路 42,57 リフレッシュカウンタ 43,64 全アドレス行数値 46 減算器 58 スイッチ 61 分周器 63 分周比較演算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DRAMと、該DRAMの使用領域の開
    始行アドレスおよび終了行アドレスを示す行アドレス情
    報を設定する第1の手段と該行アドレス情報を用いて該
    DRAMの使用領域に応じてリフレッシュ動作を行うた
    めのリフレッシュ用行アドレスを生成する第2の手段と
    を備えて該DRAMのリフレッシュ動作を制御する制御
    手段とを有し、該DRAM内の情報を確保するリフレッ
    シュ動作を該リフレッシュ用行アドレスのみについて行
    うDRAM装置において、 該制御手段が、DRAMの使用領域に応じて設定される
    該リフレッシュ用行アドレスの行数に対応してリフレッ
    シュサイクルを制御する第3の手段を有することを特徴
    とする、DRAM装置。
  2. 【請求項2】 前記DRAMが前記制御手段を内部に有
    する、請求項1に記載のDRAM装置。
JP9238471A 1997-09-03 1997-09-03 Dram装置 Pending JPH1186537A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280608A (ja) * 2007-07-27 2007-10-25 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JP2009295274A (ja) * 2009-09-16 2009-12-17 Renesas Technology Corp 半導体装置

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