JPH1185917A - カードリーダライタのカード搬送装置 - Google Patents

カードリーダライタのカード搬送装置

Info

Publication number
JPH1185917A
JPH1185917A JP23970797A JP23970797A JPH1185917A JP H1185917 A JPH1185917 A JP H1185917A JP 23970797 A JP23970797 A JP 23970797A JP 23970797 A JP23970797 A JP 23970797A JP H1185917 A JPH1185917 A JP H1185917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
transport
flywheel
detection sensor
electromagnetic clutch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23970797A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kojima
進 小島
Toshihiko Kasuya
俊彦 粕谷
Tadao Ogino
忠男 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Conlux Co Ltd filed Critical Nippon Conlux Co Ltd
Priority to JP23970797A priority Critical patent/JPH1185917A/ja
Publication of JPH1185917A publication Critical patent/JPH1185917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送モータの駆動の際の負荷による影響を可及
的に小さくし、磁気記録領域への情報の書き込みまたは
読取りを正確に行うようにした小型のカードリーダライ
タのカード搬送装置を提供する。 【解決手段】駆動手段31のフライホイール34の回転
力を搬送手段5に断続する電磁クラッチ33と、搬送モ
ータ36の回転が所定回転数に達したか否かを検出する
回転数検出手段と、該回転数検出手段により搬送モータ
36の回転が所定回転数に達したことを検出した際に、
電磁クラッチ33をONする制御手段とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも磁気
記録領域を有するカードに対し情報の記録再生をおこな
わせるカードリーダライタに関し、特にこのカードを往
復搬送させるカード搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気記録領域を有するカード
としては、磁気記録領域のみを有するカードの他に、磁
気記録領域に加え、光記録領域やIC記憶領域を具備し
た複合カード等が使用され、これらのカードに対し情報
の記録再生処理を行う装置としてカードリーダライタが
提供されている。このカードリーダライタは、カード搬
送ローラ群からなるカード搬送装置により、カード挿入
口から挿入されたカードをカード搬送路の上流(カード
挿入口側)から下流へ向け往復搬送し、その間に磁気ヘ
ッド等によりカードの各情報記憶あるいは記録領域にア
クセスして情報の記録再生処理を行うものである。
【0003】このうちのカード搬送装置は、上下一対の
ローラからなるカード搬送ローラをカード搬送路に沿っ
て複数配設してなるカード搬送ローラ群と、該カード搬
送ローラ群を駆動する搬送モータと、該搬送モータの回
転力をカード搬送ローラ群に伝達するギヤなどからなる
動力伝達手段とから構成されている。また、動力伝達手
段は、搬送モータの駆動軸に固着されたギヤと、該ギヤ
に歯合し、カード搬送ローラ群のいずれかのローラを支
承する軸に固着された誘導ギヤと、カード搬送ローラ群
の各ローラに固着されるプーリおよび該プーリ間に巻回
されるタイミングベルト等から構成されている。この動
力伝達手段によれば、搬送モータを一方向または他方向
に回転駆動すると、駆動軸は一方向または他方向に回転
し、動力伝達手段を介して、ギヤは一方向または他方向
に回転し、誘導ギヤおよび誘導ギヤを固着する軸は他方
向または一方向に回転し、前記タイミングベルト等を介
してカード搬送ローラ群の各ローラは、カード挿入方向
またはカード排出方向に回転する。
【0004】このカード搬送装置では、搬送モータを駆
動させると、動力伝達手段を介して、カード搬送ローラ
群が直ちにカード挿入方向またはカード排出方向に回転
し、カード挿入口内に挿入されたカードはカード搬送路
に沿って往復搬送する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカー
ドリーダライタのカード搬送装置では、搬送モータはタ
イミングベルトやギヤなどからなる動力伝達手段を介し
て、カード搬送ローラ群の各ローラを回転駆動する構造
上、搬送モータには、カード搬送ローラ群等の質量によ
る負荷や、カードを往復走行させるために搬送モータの
駆動方向を変更する際に発生するタイミングベルトの撓
み等による負荷がかかっており、その負荷により搬送モ
ータの駆動力はロスし、カード搬送ローラ群の各ローラ
の回転速度、すなわち搬送速度は、搬送モータの駆動後
直ぐには一定とならず、搬送モータの駆動から時間の経
過とともに増加し、所定時間後一定速度に達する。一
方、従来のカード搬送装置では、搬送モータはタイミン
グベルトやギヤなどからなる動力伝達手段を介して、カ
ード搬送ローラ群の各ローラを回転駆動する構造上、搬
送モータの駆動後、カード挿入口から挿入されたカード
は直ちにカード搬送路内に搬送されていた。
【0006】したがって、カードが一定速度で搬送され
る前にカードが磁気ヘッドに達し、磁気記録領域に対し
情報の記録または再生が正確に行われないという問題が
あった。
【0007】また、この問題を解決するためには、搬送
速度が一定になった後カードの磁気記録領域に対し情報
の記録または再生を行うようにすればよいと考えられる
が、カードがカード挿入口から磁気ヘッドに達するまで
の時間を所定時間以上確保しようとすると、カード搬送
路を長く形成しなければならず、カードリーダライタの
カード処理時間の延長や大型化を回避できないという問
題があった。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑み、搬送モ
ータの駆動の際の負荷による影響を可及的に小さくし、
磁気記録領域への情報の書き込みまたは読取りを正確に
行うようにした小型のカードリーダライタのカード搬送
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明のカードリーダライタのカード搬送装置
では、上下一対のローラからなるカード搬送ローラをカ
ード搬送路に沿って複数個並設してなるカード搬送手段
であって、少なくとも磁気記録領域を有するカードをそ
の上下面から把持するとともに前記カード搬送路に沿っ
て搬送するカード搬送手段と、該カード搬送手段を駆動
する搬送モータと、該搬送モータにより回転駆動される
フライホイールとからなる駆動手段と、前記カード搬送
路内に臨んで配設され、前記カードの前記磁気記録領域
に対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドとを少なくと
も有するカードリーダライタのカード搬送装置におい
て、前記駆動手段の前記フライホイールの回転力を前記
搬送手段に断続する電磁クラッチと、前記搬送モータの
回転が所定回転数に達したか否かを検出する回転数検出
手段と、該回転数検出手段により前記搬送モータの回転
が所定回転数に達したことを検出した際に、前記電磁ク
ラッチをONする制御手段とを具えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるカード搬
送装置の一実施例を詳述する。この発明に係わるカード
搬送装置の概念断面図で示す図1のように、カード搬送
装置1は、カードリーダライタ2の筐体内に配設されて
いる。このカード搬送装置1は、上下一対のローラから
なるカード搬送ローラ7、8、9、10をカード搬送路
4に沿って複数個並設してなるカード搬送ローラ群6か
ら構成されるカード搬送手段5であって、少なくとも磁
気記録領域を有するカード61をその上下面から把持す
るとともにカード搬送路4に沿って搬送するカード搬送
手段5と、該カード搬送手段5を駆動する搬送モータ3
6と、該搬送モータ36により回転駆動されるフライホ
イール34とからなる駆動手段31と、カード搬送路4
内に臨んで配設され、カード61の磁気記録領域に対し
て情報の記録再生を行う磁気ヘッド27と、駆動手段3
1のフライホイール34の回転力を搬送手段5に断続す
る電磁クラッチ33と、搬送モータ36の回転が所定回
転数に達したか否かを検出するタイマー52(図3)か
らなる図示せぬ回転数検出手段と、該回転数検出手段に
より搬送モータ36の回転が所定回転数に達したことを
検出した際に、電磁クラッチ33をONする制御手段5
1(図3)と、磁気ヘッド27直前に配設される第1の
カード検出センサ26と、磁気ヘッド27直後に配設さ
れる第2のカード検出センサ28とから構成される。
【0011】このうち、カード搬送手段5は、カード搬
送路4の上流(カード挿入口側)から下流へ向けてそれ
ぞれ上下一対のローラからなる第1のカード搬送ローラ
7、第2のカード搬送ローラ8、第3のカード搬送ロー
ラ9、および第4のカード搬送ローラ10とから構成さ
れるカード搬送ローラ群6から構成されている。
【0012】このうち、第1のカード搬送ローラ7は、
カード搬送路4を境に上下に配設された一対のローラ1
1、12からなり、このうち、ローラ11はカード搬送
路4の下方に位置決め配置された軸13の両端に固着さ
れ、またローラ12はカード搬送路4の上方に位置決め
された軸14の両端に固着されている。また、第2のカ
ード搬送ローラ8は、カード搬送路4を境に上下に配設
された一対のローラ15、16からなり、このうちロー
ラ15はカード搬送路4の下方に位置決め配置された軸
17の両端に固着され、またローラ16はカード搬送路
4の上方に位置決め配置された軸18の両端に固着され
ている。また、第3のカード搬送ローラ9は、カード搬
送路4を境に上下に配設された一対のローラ19、20
からなり、このうちローラ19はカード搬送路4の下方
に位置決め配置された軸21の両端に固着され、またロ
ーラ20はカード搬送路4の上方に位置決め配置された
軸22の両端に固着されている。また、第4のカード搬
送ローラ10は、カード搬送路4を境に上下に配設され
た一対のローラ23、24からなり、このうちローラ2
3はカード搬送路4の下方に位置決め配置された軸25
の両端に固着され、またローラ24はカード搬送路4の
上方に位置決め配置された軸26の両端に固着されてい
る。
【0013】図2は、この発明に係わるカードリーダラ
イタのカード搬送装置の概念上面図で、図1で示すカー
ド搬送路4の上方に位置決め配置された軸14、18、
22、26および該軸に固着されるローラ12、16、
20、24を取り除いて示している。図2で示すよう
に、このカード搬送ローラ群6には、軸17と軸13と
の間に、軸17に伝達された駆動力をローラ11を固着
した軸13に伝達する第1のローラ動力伝達手段41
が、軸17と軸21との間に、軸17に伝達された駆動
力をローラ19を固着した軸21に伝達する第2のロー
ラ動力伝達手段42が、軸21と軸25との間に、軸2
1に伝達された駆動力をローラ23を固着した軸25に
伝達する第3のローラ動力伝達手段43が介在されてい
る。
【0014】このうち、第1のローラ動力伝達手段41
は軸17に固着されたタイミングプーリ17a、および
軸13に固着されたタイミングプーリ13aと、この各
タイミングプーリ17a、13a間に巻回されたタイミ
ングベルト46とから構成されている。また、第2のロ
ーラ動力伝達手段42は、軸17に固着されたタイミン
グプーリ17b、および軸21に固着されたタイミング
プーリ21aと、この各タイミングプーリ17b、21
a間に巻回されたタイミングベルト47とから構成され
ている。また、第3のローラ動力伝達手段43は、軸2
1に固着されたタイミングプーリ21b、および軸25
に固着されたタイミングプーリ25aと、この各タイミ
ングプーリ21b、25a間に巻回されたタイミングベ
ルト48とから構成されている。なお、第1乃至第3の
動力伝達手段41、42、43によれば、第1乃至第4
のカード搬送ローラ7、8、9、10の下方に位置する
ローラ11、15、19、23に動力が伝達されるが、
上方に位置するローラ12、16、20、24には動力
が伝達されない。したがって、上方に位置するローラ1
2、16、20、24は従動ローラとして機能する。
【0015】また、駆動手段31は、図1で示すよう
に、筐体内に配設され、駆動軸35を支承するとともに
該駆動軸35を回転駆動させる搬送モータ36と、駆動
軸35に固着するプーリ37と、電磁クラッチ33のク
ラッチ軸32の一端32aに固着し、搬送モータ36に
より回転駆動されるフライホイール34と、プーリ37
とフライホイール34の間に巻回される回転力伝達ベル
ト38とから構成されている。このうちのフライホイー
ル34は、質量および半径が大きいプーリから構成され
ている。
【0016】この駆動手段5によれば、この搬送モータ
36に順方向の通電を行うと、駆動軸35は一方向に回
転駆動し、逆方向の通電を行うと、駆動軸35は他方向
に回転駆動する。この搬送モータ36の駆動軸35の一
方向または他方向の回転により、プーリ37は同方向に
回転し、回転力伝達ベルト38を介して、駆動モータ3
6の回転力がフライホイール34に伝達され、フライホ
イール34は同方向に回転する。
【0017】また、電磁クラッチ33は、図2で示すよ
うに、クラッチ軸32を支承しており、軸17の端部1
7cに連結されている。
【0018】この電磁クラッチ33がOFFすると、軸
17はクラッチ軸32と切断し、駆動モータの回転力
は、カード搬送手段5には伝達されず、駆動手段31の
搬送力として蓄積される。
【0019】また、電磁クラッチ33がONすると、軸
17はクラッチ軸32と接続し、フライホイール34に
蓄積された駆動手段の搬送力が、カード搬送手段5に伝
達される。
【0020】また、磁気ヘッド27は、第3のカード搬
送ローラ9と第4のカード搬送ローラ10との間に配設
されている。
【0021】第1のカード検出センサ26は、カード6
1の先端または後端が第1のカード検出センサ26の位
置にあるか否かを検出し、検出信号を後述する制御手段
51(図3)に送出する。
【0022】また、第2のカード検出センサ28は、カ
ード61の先端または後端が第2のカード検出センサ2
8の位置にあるか否かを検出し、検出信号を後述する制
御手段51(図3)に送出する。
【0023】また、タイマー52(図3)から構成され
る回転数検出手段は、フライホイール34の回転駆動が
開始されてから所定時間経過したか否かをタイマー52
で測定することにより、フライホイール34の回転、す
なわち、搬送モータ36の回転が、所定回転数に達した
か否かを検出する。
【0024】なお、カード挿入口3直後には、カード挿
入口3から挿入されたカード61の先端を検出する図示
せぬカード挿入センサが配設され、カード61の先端を
検出するとその検出信号を後述する制御手段51(図
3)に送出する。
【0025】次に、カードリーダライタ2のカード搬送
装置1の動作を説明し、併せて構成をより詳細に説明す
る。図3は、カード搬送装置1を制御する制御手段51
のブロック図である。
【0026】図3で示す制御手段51は、図示せぬCP
U(中央処理装置)、主記憶装置及び補助記憶装置を主
構成要素とする周辺回路から構成されている。この制御
手段51には、図示せぬカード挿入検出センサ、第1の
カード検出センサ26、第2のカード検出センサ28か
らはカード61の走行位置情報が入力される。また、タ
イマー52からは、フライホイール34の駆動回転数に
関する情報が入力される。そして、制御手段51は、こ
れらの各情報に基づき、搬送モータ36、電磁クラッチ
33、磁気ヘッド27の駆動を制御する。
【0027】次に、上述した制御手段51の処理手順を
図4で示すフローチャートで説明する。
【0028】カードリーダライタ2の待機状態では、カ
ード61の挿入を待機している。
【0029】次に、制御手段51は、図示せぬカード挿
入検出センサにより、カード61がカード挿入口3から
挿入されたか否かを判断し、制御手段51はカード61
がカード挿入口3から挿入されたと判断した場合には、
制御手段51は搬送モータ36に順方向に通電を行うと
ともに(ステップ101)、この搬送モータ36への通
電からタイマー52を開始する(ステップ102)。搬
送モータ36に順方向の通電を行うと、駆動軸35を一
方向に回転駆動し、駆動手段31により図1で示すプー
リ37は駆動軸35とともに一方向に回転する。フライ
ホイール34は、質量および半径が大きいプーリで構成
されているから、この回転力によりフライホイール34
は同方向に回転するとともに、その回転力を蓄積する。
また、電磁クラッチ33はOFFしているため、このフ
ライホイール34の回転力は搬送力として使用されな
い。
【0030】次に、タイマー52がA[ms]に達した
か否かを判断し(ステップ103)、制御手段51はタ
イマー52がA[ms]に達していないと判断した場合
には、フライホイール34の回転数、すなわち、搬送モ
ータ36の回転数は所定数に達しておらずフライホイー
ル34に蓄積された搬送力は一定搬送できる大きさに達
していないと判断し、制御手段51はステップ103の
処理をタイマー52がA[ms]に達したと判断するま
で繰り返す。一方、ステップ103で、制御手段51は
タイマー52がA[ms]に達したと判断した場合に
は、フライホイール34の回転数、すなわち、搬送モー
タ36の回転数は所定数に達し、フライホイール34に
蓄積された搬送力は一定搬送できる大きさに達したと判
断し、電磁クラッチ33をONにする(ステップ10
4)。電磁クラッチ33がONすると、フライホイール
34に蓄積された動力は軸17に伝達され、該軸17は
回転駆動する。
【0031】軸17が回転すると、第1乃至第3のロー
ラ動力伝達手段41、42、43を介してカード搬送路
4の下方に位置するローラ11、15、19、23が一
方向へ回転し、カード搬送路4の上方に位置するローラ
12、16、20、24が他方向へ回転する。したがっ
て、搬送ローラ群6はカード挿入方向に回転駆動し、カ
ード挿入口3にあったカード61は下流に搬送される。
そして、カード61はその後第1のカード搬送ローラ6
を通過することとなる。次に制御手段51は第1のカー
ド検出センサ26がONしたか否かを判断し(ステップ
105)、第1のカード検出センサ26がONしていな
いと判断した場合には、カード61の先端が第1のカー
ド検出センサ26を通過していないと判断し、ステップ
105の処理を第1のカード検出センサ26がONした
と判断するまで繰り返す。一方、ステップ105で、第
1のカード検出センサ26がONしたと判断した場合に
は、カード61の先端が第1のカード検出センサ26を
通過したと判断し、次に制御手段51は第2のカード検
出センサ28がONしたか否かを判断する(ステップ1
06)。そして、ステップ106で制御手段51は第2
のカード検出センサ28がONしていないと判断した場
合には、カード61の先端が第2のカード検出センサ2
8を通過していないと判断し、ステップ106の処理を
制御手段51が第2のカード検出センサ28がONした
と判断するまで繰り返す。一方、ステップ106で第2
のカード検出センサ28がONしたと判断した場合に
は、カード61の先端が第2のカード検出センサ28を
通過したと判断し、制御手段51は磁気ヘッド27によ
りカード61の磁気記録領域に対し情報の読み込みまた
は書き込みを行う(ステップ107)。
【0032】次に、制御手段51は第1のカード検出セ
ンサ26がOFFしたか否かを判断する(ステップ10
8)。そして、ステップ108で、制御手段51は第1
のカード検出センサ26がOFFしていないと判断した
場合には、カード61の後端は第1のカード検出センサ
26を通過していないと判断し、ステップ108の処理
を制御手段51が第1のカード検出センサ26がOFF
したと判断するまで繰り返す。一方、ステップ108で
第1のカード検出センサ26がOFFしたと判断した場
合には、カード61の後端は第1のカード検出センサ2
6を通過したと判断し、次に制御手段51は第2のカー
ド検出センサ28がOFFしたか否かを判断する(ステ
ップ109)。そして、ステップ109で、制御手段5
1は第2のカード検出センサ28がOFFしていないと
判断した場合には、カード61の後端は第2のカード検
出センサ28を通過していないと判断し、ステップ10
9の処理を制御手段51が第2のカード検出センサ28
がOFFしたと判断するまで繰り返す。
【0033】一方、ステップ109で第2のカード検出
センサ28がOFFしたと判断した場合には、カード6
1の後端は第2のカード検出センサ28を通過したと判
断し、次に制御手段51は電磁クラッチ33をOFFに
する(ステップ110)。電磁クラッチ33がOFFす
ると、第1乃至第3のローラ動力伝達手段41、42、
43への搬送力の伝達が遮断され、これにより全てのロ
ーラ11、12、15、16、19、20、23、24
が減速を開始し、所定時間経過後にその回転を停止す
る。なお、カード61がIC記録領域または光記憶領域
を有している場合には、このとき、これらの領域への情
報の読み込みまたは書き込みを行う。
【0034】一方、搬送モータ36には、電磁クラッチ
33をOFFした後、逆方向に通電を行うとともに(ス
テップ111)、この搬送モータ36への通電からタイ
マー52を開始する(ステップ112)。搬送モータ3
6に逆方向の通電を行うと、一方向に回転する搬送モー
タ36の駆動軸35、プーリ37およびフライホイール
34の回転速度は減速を開始する。その後、搬送モータ
36には一時電流が流れず、これにより駆動軸35、プ
ーリ37およびフライホイール34の回転は停止する。
さらにその後も搬送モータ36に逆方向の通電が行われ
ると、駆動軸35は他方向に回転駆動し、駆動手段31
によりプーリ37は駆動軸35とともに他方向に回転す
る。この回転力によりフライホイール34は同方向に回
転する。フライホイール34は、質量および半径が大き
いプーリで構成されているから、この回転力によりフラ
イホイール34は同方向に回転するとともに、その回転
力を蓄積する。また、電磁クラッチ33はOFFしてい
るため、このフライホイール34の回転力は搬送力とし
て使用されない。
【0035】次に、タイマー52がA´[ms]に達し
たか否かを判断し(ステップ113)、制御手段51は
タイマー52がA´[ms]に達していないと判断した
場合には、フライホイール34の回転数、すなわち、搬
送モータ36の回転数は所定数に達しておらず、フライ
ホイール34に蓄積された搬送力は一定搬送できる搬送
力に達していないと判断し、制御手段51はステップ1
13の処理をタイマー52がA´[ms]に達したと判
断するまで繰り返す。一方、ステップ113で、制御手
段51はタイマー52がA´[ms]に達したと判断し
た場合には、フライホイール34の回転数、すなわち、
搬送モータ36の回転数は所定数に達し、フライホイー
ル34に蓄積された搬送力は一定搬送できる大きさに達
したと判断し、電磁クラッチ33をONにする(ステッ
プ114)。電磁クラッチ33がONすると、電磁クラ
ッチ33に蓄積された動力は軸17に伝達され、該軸1
7は回転駆動する。軸17が回転すると、第1乃至第3
の動力伝達手段41、42、43を介してカード搬送路
4の下方に位置するローラ11、15、19、23が他
方向へ回転し、カード搬送路4の上方に位置するローラ
12、16、20、24が一方向へ回転する。したがっ
て、カード搬送ローラ群6はカード排出方向に回転駆動
し、カード61は上流に搬送され、その後第3のカード
搬送ローラ9を通過することとなる。
【0036】次に、制御手段51は第2のカード検出セ
ンサ28がONしたか否かを判断し(ステップ11
5)、第2のカード検出センサ28がONしていないと
判断した場合には、カード61が第2のカード検出セン
サ28を通過していないと判断し、ステップ115の処
理を第2のカード検出センサ28がONしたと判断する
まで繰り返す。一方、ステップ115で、第2のカード
検出センサ28がONしたと判断した場合には、カード
61の先端が第2のカード検出センサ28を通過したと
判断し、次に制御手段51は第1のカード検出センサ2
6がONしたか否かを判断する(ステップ116)。そ
して、ステップ116で制御手段51は第1のカード検
出センサ26がONしていないと判断した場合には、カ
ード61の先端は第1のカード検出センサ26を通過し
ていないと判断し、ステップ116の処理を制御手段5
1が第1のカード検出センサ26がONしたと判断する
まで繰り返す。一方、ステップ116で第1のカード検
出センサ26がONしたと判断した場合にはカード61
の先端が第2のカード検出センサ28を通過したと判断
し、制御手段51は磁気ヘッド27によりカード61の
磁気記録領域に対し情報の読み込みまたは書き込みを行
う(ステップ117)。次に、制御手段51は第2のカ
ード検出センサ28がOFFしたか否かを判断する(ス
テップ118)。そして、ステップ118で、制御手段
51は第2のカード検出センサ28がOFFしてないと
判断した場合には、カード61の後端は第2のカード検
出センサ28を通過していないと判断し、ステップ11
8の処理を制御手段51が第2のカード検出センサ28
がOFFしたと判断するまで繰り返す。一方、ステップ
118で第2のカード検出センサ28がOFFしたと判
断した場合には、カード61の後端は第2のカード検出
センサ28を通過したと判断し、次に制御手段51は第
1のカード検出センサ26がOFFしたか否かを判断す
る(ステップ119)。そして、ステップ119で、制
御手段51は第1のカード検出センサ26がOFFして
いないと判断した場合には、カード61の後端は第1の
カード検出センサ26を通過していないと判断し、ステ
ップ119の処理を制御手段51が第1のカード検出セ
ンサ26がOFFしたと判断するまで繰り返す。一方、
ステップ119で第1のカード検出センサ26がOFF
したと判断した場合には、カード61の後端は第1のカ
ード検出センサ26を通過したと判断し、次に制御手段
51は電磁クラッチ33をOFFにする(ステップ12
0)。電磁クラッチ33をOFFにすると、第1乃至第
3のローラ動力伝達手段41、42、43への搬送力の
伝達が遮断され、これによりすべてのローラ11、1
2、15、16、19、20、23、24が減速を開始
し、処理済みのカード61をカード挿入口3へ排出した
後、所定時間経過後停止する。一方、制御手段51は、
電磁クラッチ33をOFFした後、制御手段51が駆動
軸35が停止したと判断するまで、搬送モータ36に順
方向に通電を行う(ステップ121)。搬送モータ36
に逆方向の通電を行うと、一方向に回転する搬送モータ
36の駆動軸35、プーリ37およびフライホイール3
4の回転速度は減速を開始し、その後、搬送モータ36
には一時電流が流れず、これにより駆動軸35、プーリ
37およびフライホイール34の回転は停止し、待機状
態に復帰する。
【0037】すなわち、上述したカードリーダライタ2
のカード搬送装置1によると、駆動手段31を質量およ
び半径が大きいプーリからなるフライホイール34から
構成したから、従来ギヤ等を使用し搬送モータの回転力
をそのまま駆動力としていた場合に比較して、搬送モー
タ36の回転力は蓄積され、カード搬送ローラ群6が一
定搬送するのに十分大きな搬送力をカード搬送ローラ群
6に伝達することができる。
【0038】さらに、カード61をカード挿入方向また
は排出方向に搬送する際、搬送モータ36に通電を行う
とともにタイマー52を開始し、制御手段51が該タイ
マー52により所定回転数に達したと判断したとき、カ
ード搬送ローラ群6が一定搬送するのに十分大きな搬送
力をフライホイール34に蓄積できたと判断し、電磁ク
ラッチ33をONしてカード搬送ローラ群6に動力を伝
達するようにしたから、カード搬送ローラ群6が一定搬
送するのに十分大きな搬送力を一度にカード搬送ローラ
群6に伝達することができる。
【0039】したがって、搬送モータ36の駆動力は、
カード搬送ローラ群6の質量や、カード61を往復走行
させるために搬送モータ35の駆動方向を変更する際に
発生するタイミングベルト46、47、48の撓み等に
よる負荷に対して十分大きな搬送力となり、搬送手段3
1の駆動力がこの負荷から受ける影響を少なくすること
ができ、カード61は可及的に一定速度で搬送された状
態で磁気ヘッド27に達し、磁気記録領域に対し情報の
記録または再生が正確に行われない虞を可及的に防ぐこ
とができる。
【0040】また、この実施例のカードリーダライタ2
のカード搬送装置1では、搬送モータ36の回転が所定
回転数に達したか否かを検出する回転数検出手段を、フ
ライホイール34の回転を検出するタイマー52で構成
したが、これに限定するものでなく、搬送モータ36の
回転を直接検出するものであってもよい。なお、この実
施例では電磁クラッチ33をOFFにした後、搬送モー
タ36に通電を行ったが、電磁クラッチ33をOFFに
すると同時に搬送モータ36に通電を行ってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のカード
リーダライタのカード搬送装置では、駆動手段を質量お
よび半径が大きいプーリからなるフライホイールから構
成したから、従来ギヤ等を使用し搬送モータの回転力を
そのまま駆動力としていた場合に比較して、搬送モータ
の回転力は蓄積され、カード搬送ローラ群が一定搬送す
るのに十分大きな搬送力をカード搬送ローラ群に伝達す
ることができる。さらに、カードをカード挿入方向また
は排出方向に搬送する際、搬送モータに通電を行うとと
もにタイマーを開始し、制御手段が該タイマーにより所
定回転数に達したと判断したとき、カード搬送ローラ群
が一定搬送するのに十分大きな搬送力をフライホイール
に蓄積できたと判断し、電磁クラッチをONしてカード
搬送ローラ群に動力を伝達するようにしたから、カード
搬送ローラ群が一定搬送するのに十分大きな搬送力を一
度にカード搬送ローラ群に伝達することができる。した
がって、搬送モータの駆動力は、カード搬送ローラ群の
質量や、カードを往復走行させるために搬送モータの駆
動方向を変更する際に発生するタイミングベルトの撓み
等による負荷に対して十分大きな搬送力となり、搬送手
段の駆動力がこの負荷から受ける影響を少なくすること
ができ、カードは可及的に一定速度で搬送された状態で
磁気ヘッドに達し、磁気記録領域に対し情報の記録また
は再生が正確に行われない虞を可及的に防ぐことができ
る。さらに、カードは可及的に一定速度で搬送されるの
で、カードがカード挿入口から磁気ヘッドに達するまで
の時間を所定時間以上確保するためにカード搬送路を長
く形成する必要もなく、装置の小型化を維持することが
できる。
【0042】したがって、この発明のカードリーダライ
タのカード搬送装置によれば、磁気記録領域への情報の
書き込みまたは読取りを正確に行うことができるととも
に、小型化を維持したカードリーダライタを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に関わるカードリーダライタの
カード搬送装置の概念断面図。
【図2】図2はこの発明に関わるカードリーダライタの
カード搬送装置の概念上面図。
【図3】図3はこの発明に関わるカードリーダライタの
カード搬送装置を制御する制御手段のブロック図。
【図4】図4はこの発明に関わるカードリーダライタの
カード搬送装置を制御する制御手段の処理手順を説明す
るフローチャート。
【符号の説明】
1…カード搬送装置 2…カードリーダライタ 4…カード搬送路 5…搬送手段 6…カード搬送ローラ群 7、8、9、10…カード搬送ローラ 11、12、15、16、19、20、23、24…ロ
ーラ 27…磁気ヘッド 31…駆動手段 33…電磁クラッチ 34…フライホイール 36…搬送モータ 51…制御手段 52…タイマー 61…カード
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一対のローラからなるカード搬送ロー
    ラをカード搬送路に沿って複数個並設してなるカード搬
    送手段であって、少なくとも磁気記録領域を有するカー
    ドをその上下面から把持するとともに前記カード搬送路
    に沿って搬送するカード搬送手段と、該カード搬送手段
    を駆動する搬送モータと、該搬送モータにより回転駆動
    されるフライホイールとからなる駆動手段と、前記カー
    ド搬送路内に臨んで配設され、前記カードの前記磁気記
    録領域に対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドとを少
    なくとも有するカードリーダライタのカード搬送装置に
    おいて、 前記駆動手段の前記フライホイールの回転力を前記搬送
    手段に断続する電磁クラッチと、 前記搬送モータの回転が所定回転数に達したか否かを検
    出する回転数検出手段と、 該回転数検出手段により前記搬送モータの回転が所定回
    転数に達したことを検出した際に、前記電磁クラッチを
    ONする制御手段とを具えたことを特徴とするカードリ
    ーダライタのカード搬送装置。
JP23970797A 1997-09-04 1997-09-04 カードリーダライタのカード搬送装置 Pending JPH1185917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23970797A JPH1185917A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 カードリーダライタのカード搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23970797A JPH1185917A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 カードリーダライタのカード搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1185917A true JPH1185917A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17048737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23970797A Pending JPH1185917A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 カードリーダライタのカード搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1185917A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021114685A1 (zh) * 2019-12-11 2021-06-17 上海古鳌电子科技股份有限公司 一种发卡机及发卡方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021114685A1 (zh) * 2019-12-11 2021-06-17 上海古鳌电子科技股份有限公司 一种发卡机及发卡方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4953037A (en) Original reading apparatus
JPH07251995A (ja) 媒体搬送制御装置
JP2819226B2 (ja) カード搬送装置
JPH1185917A (ja) カードリーダライタのカード搬送装置
JPH01214555A (ja) 媒体搬送機構
JP3852910B2 (ja) カード処理装置
JP4970673B2 (ja) 画像読取装置、その制御方法、およびプログラム
JPH054755A (ja) 紙葉類搬送機構
JPH05143758A (ja) 情報カード記録再生装置
JP3130017B2 (ja) カードリーダライタ装置
JP3911116B2 (ja) 原稿読取装置
JP3016022U (ja) プリペイドカードのカードリーダ
JP2539008Y2 (ja) カードリーダのカード搬送装置
JPH08147419A (ja) 紙葉搬送装置
JP2002338085A (ja) 媒体処理装置
JP2003002464A (ja) 媒体取出装置
JPS59140772A (ja) 両面原稿読取装置
JPH0540957U (ja) 媒体搬送装置
JPH08195009A (ja) カード状記録媒体の搬送機構
JPH04130593A (ja) 文字読取装置の給紙制御方法
JPH0393572A (ja) レーザ記録装置
JPH0497874A (ja) 印字装置
JPH09328236A (ja) 給紙装置及びその制御方法
JPH0373024B2 (ja)
JP2004013397A (ja) 磁気インク文字読取装置