JP2004013397A - 磁気インク文字読取装置 - Google Patents

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Jun Tanaka
田中 潤
Kazuhide Sugiyama
杉山 一英
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Abstract

【課題】磁気インク文字を安定して読み取ることの可能な磁気インク文字読取装置を得る。
【解決手段】押圧ローラ機構42の支持アーム61の先端には押圧ローラ62が回転軸63を中心に回転可能に支持され、支持アーム61の他端は回転軸64に回動可能に取り付けられ、更に付勢ばね65によって押圧ローラ62が磁気ヘッド41の方向に付勢されている。また、押圧ローラ62は駆動伝達機構により矢印Aの方向に回転するように構成されている。そして、押圧ローラ62が小切手を搬送していない状態で駆動された場合には、押圧ローラ62と磁気ヘッド41の摩擦抵抗と押圧ローラ内のトルクリミッタの働きにより、回転軸63が空転するように、トルクリミッタのトルクと付勢ばね65のばね圧が設定されている。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば手形・小切手等の記録媒体に印刷された磁気インク文字を読み取る磁気インク文字読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行等の金融機関に持ち込まれた手形・小切手等は紛失防止のため手形・小切手の両面の画像を撮影し、更に印刷された磁気インク文字(MICR文字)を読み取る装置を用いて自動的に分別集計され、手形交換所に持ち込まれている。
【0003】
近年、この手形交換所への持ち込み前の作業効率を向上させるために、手形・小切手等に印刷された磁気インク文字の読み取りと、両面の画像イメージの読み取りの両方を行うことが可能な磁気インク文字読取装置が実用化されている。この磁気インク文字読取装置の画像イメージ読取部分については、近年の情報のデジタル化の流れにより、CCDやコンタクトイメージセンサ(CIS)で読み取り、読み取った画像データをデジタル処理することにより、コンピュータで簡単に情報を管理運用できるようになっている。
【0004】
図7は従来の磁気インク文字読取装置の構成図を示しており、磁気インク文字読取装置のホッパ1には、磁気インク文字が印刷された小切手Sが積載され、小切手Sの上方に設けられた押圧板2によって給紙ローラ3に付勢されている。小切手Sはコントローラユニット4の指示により給紙ローラ3を介してフィードローラ5側に給紙され、分離ローラ6により1枚ずつに分離された後に、用紙搬送路Rに送り出される。小切手Sに印刷された磁気インク文字は用紙搬送路Rに設けられた永久磁石7によって磁化方向が整えられる。更に、小切手Sは搬送ローラ対8によって、紙端検知センサ9を経て磁気ヘッド10に搬送され、磁気インク文字が読み取られる。
【0005】
なお、この磁気ヘッド10には小切手Sを密着させるための押圧コロ11が対向して配置されている。更に、磁気ヘッド10を通過した小切手Sは搬送ローラ対12、13により、画像読み取りのタイミングを取るためのレジストリセンサ14、小切手Sの両面の画像を読み取る画像読取センサ対15に搬送され、小切手Sの両面の画像を読み取る。
【0006】
小切手Sの画像を読み取った後に、小切手Sの裏面にエンドーサ16で画像を読み取った日付等を印刷し、排紙ローラ17により搬送される。排紙ローラ17の排紙方向には排紙センサ18、フラッパ19が設けられており、このフラッパ19により用紙搬送路Rが切換えられ、小切手Sは排紙トレイ20a、20bの何れかに排紙される。
【0007】
更に、この磁気インク文字読取装置内にはローラ群を駆動するモータ22が設けられており、磁気インク文字読取装置全体を制御するコントローラユニット4はインタフェースケーブルを介して接続されている図示しないコンピュータと通信を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例において、磁気ヘッド10からの出力電圧を安定して得るためには、磁気ヘッド10に対向する位置に設けられている押圧コロ11の圧力が高いほど、小切手Sが磁気ヘッド10に密着し安定し易くなる。しかし、通常では押圧コロ11は回転しておらず、小切手Sの通過に伴い従動するようになっている。従って、磁気ヘッド10の出力を安定させるために、押圧コロ11の圧力を高くすると、搬送される小切手Sが押圧コロ11と磁気ヘッド10の間に入り込み難くなり、小切手Sが斜行したり、紙詰まりを起こしたりする原因となり、押圧コロ11の圧力を高くすることが困難である。
【0009】
また、この押圧コロ11を駆動することにより、高い圧力でも小切手Sを搬送し易くする方法が考えられるが、小切手Sが磁気ヘッド10と押圧コロ11の間を通過していないときに、押圧コロ11と磁気ヘッド10の摺動摩擦により、押圧コロ11が振動してノイズを発生したり、押圧コロ11や磁気ヘッド10の表面が磨耗したりするという問題が生ずる。
【0010】
また、磁気ヘッド10の前後に配置された搬送ローラ対8、12の径のばらつき等によって前後の搬送ローラ対8、12間で搬送速度に差がある場合には、小切手Sを従動する押圧コロ11により磁気ヘッド10に押圧していると、小切手Sが搬送ローラ8に進入、離脱する際の衝撃の影響を受け、磁気ヘッド10で搬送速度が変動し、磁気インク文字が誤読され易いという課題も生ずる。
【0011】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、磁気インク文字の読み取り時に記録媒体と磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドを確実に密着させ、磁気インク文字の読取出力を安定化させることができる磁気インク文字読取装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明は、磁気インク文字が記録された記録媒体上の磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドと、前記記録媒体を前記磁気ヘッドに押圧する押圧手段とを備えた磁気インク文字読取装置であって、前記押圧手段は、記録媒体の移動方向に回転駆動する押圧ローラと、該押圧ローラを支持する支持部材と、前記押圧ローラを前記磁気ヘッドに押圧する付勢手段とを備え、前記押圧ローラにはトルクリミッタを介して駆動力を伝達することを特徴とする磁気インク文字読取装置である。
【0013】
請求項2に係る本発明は、前記押圧ローラは、前記記録媒体が前記磁気ヘッドと前記押圧ローラの間を移動していない場合に、前記押圧ローラと前記磁気ヘッドの摩擦負荷により前記押圧ローラの回転が停止するように、前記トルクリミッタのトルクと前記付勢手段の付勢力を設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気インク文字読取装置である。
【0014】
請求項3に係る本発明は、前記押圧ローラは、前記記録媒体が前記磁気ヘッドと前記押圧ローラの間を移動していない場合に、前記磁気ヘッドとの摩擦負荷により極低回転で回転するように、前記トルクリミッタのトルクと前記付勢手段の付勢力を設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気インク文字読取装置である。
【0015】
請求項4に係る本発明は、磁気インク文字が記録された記録媒体上の磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドと、前記記録媒体を前記磁気ヘッドに押圧する押圧手段とを備えた磁気インク文字読取装置であって、前記押圧手段は、前記記録媒の体搬送方向に回転駆動する押圧ローラと、該押圧ローラを支持する支持部材と、前記押圧ローラを前記磁気ヘッドに押圧する付勢手段とを備え、前記押圧ローラには、トルクリミッタを介して駆動力を伝達し、前記磁気ヘッドの前後に配置した搬送ローラの速度を前記記録媒体の搬送方向の上流側は前記押圧ローラの搬送速度よりも速く、前記記録媒体の搬送方向の下流側は前記押圧ローラの搬送速度よりも遅く設定したことを特徴とする磁気インク文字読取装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図6に図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における磁気インク文字読取装置の構成図を示し、磁気インク文字読取装置31内には小切手Sを載置するホッパ32が設けられている。このホッパ32の下面には、磁気インク読取装置31内に小切手S等の記録媒体を給紙するための給紙ローラ33と、小切手Sの載置有無を検知する載置検知センサ34が取り付けられている。また、ホッパ32内の小切手Sの上面には、小切手Sを給紙ローラ33に付勢するための押圧板35が設けられている。
【0017】
ホッパ32の排出口には、小切手Sを用紙搬送路Rに送り出すためのフィードローラ36、このフィードローラ36に対向し給紙された小切手Sを1枚ずつに分離するための分離ローラ37、小切手S上に印刷された磁気インク文字の磁化方向を整列させる永久磁石38、用紙搬送路Rに送り出された小切手Sを搬送する搬送ローラ対39、磁気インク文字を読み取るタイミングをとるための紙端検知センサ40、磁気インク文字を読み取るための磁気ヘッド41、この磁気ヘッド41に対向し、搬送されている小切手Sの磁気インク文字が印刷されている部分を磁気ヘッド41に密着させるための押圧ローラ機構42、搬送ローラ対43、44、画像の読み込みのタイミングをとるためのレジストリセンサ45、小切手Sの両面の画像イメージを読み取り可能な画像読取センサ対46、画像を読み取られた小切手Sに日付や小切手Sが持込まれた金融機関名等を裏書き印刷するためのエンドーサ47、読み取りの終了した小切手Sを排紙するための排紙ローラ48、小切手Sが排紙されたことを確認するための排紙センサ49、磁気ヘッド41で読み取った磁気インク文字のデータから排紙される小切手Sを振り分けるためのフラッパ50、排紙された小切手Sを積載する排紙トレイ51a、51bが順次に配置されている。
【0018】
更に、磁気インク読取装置31内には、ローラ群を駆動する駆動モータ52、磁気インク文字読取装置31の全体を制御し、インタフェースケーブルを介して接続されている図示しないコンピュータとの通信を行うためのコントローラユニット53が設けられている。
【0019】
図2は押圧ローラ機構42の拡大図を示し、押圧ローラ機構42の支持アーム61の先端には押圧ローラ62が回転軸63を中心に回転可能に支持され、支持アーム61の他端は回転軸64に回動可能に取り付けられ、更に付勢ばね65によって押圧ローラ62が磁気ヘッド41の方向に付勢されている。また、押圧ローラ62は図示しない駆動伝達機構により矢印Aの方向に回転するように構成されている。
【0020】
図3は押圧ローラ62の断面図を示し、内部にトルクリミッタ66を有するローラ芯部材67をゴム層68で覆った構造とされている。
【0021】
そして、押圧ローラ62が小切手Sを搬送していない状態で駆動された場合には、押圧ローラ62と磁気ヘッド41の摩擦抵抗とトルクリミッタ66の働きにより、回転軸63が空転するようにトルクリミッタ66のトルクと付勢ばね65のばね圧が設定されている。なお、本実施の形態においては、トルクリミッタ66を押圧ローラ62のローラ芯部材67と一体となるように構成したが、トルクリミッタ66の配置及び構成はこれに限定されるものではない。
【0022】
先ず、磁気インク文字読取装置31内のホッパ32に小切手Sが積載されると、小切手Sは押圧板35により給紙ローラ33に押し付けられる。そして、積載センサ34がホッパ32に小切手Sが積載されていることを認識する。次に、インタフェースケーブルを介して接続されているコンピュータを操作して小切手読取りの指示をコントローラユニット53へ送ると、給紙ローラ33が回転し磁気インク文字読取装置31内に小切手Sが給紙される。
【0023】
給紙された小切手Sは、フィードローラ36により用紙搬送路Rに搬送される。この際に、給紙ローラ33において、複数枚の小切手Sが給紙された場合には、フィードローラ36に対向して配置された分離ローラ37によって1枚ずつに分離されて搬送される。搬送された小切手Sは、永久磁石38により磁気インク文字の磁化方向が整列させられた後に、搬送ローラ対39により紙端検知センサ40を経て磁気ヘッド41に搬送される。なお、本実施の形態においては磁化を整列させるために永久磁石38を使用したが、電磁石等の別の磁化整列手段を用いることもできる。
【0024】
磁気ヘッド41と押圧ローラ機構42の間を小切手Sが搬送されていない場合には、押圧ローラ機構42の押圧ローラ62と磁気ヘッド41の摩擦負荷により回転軸63が空転し、押圧ローラ62は停止している。小切手Sが押圧ローラ62と磁気ヘッド41の間に進入すると、押圧ローラ62と磁気ヘッド41の摩擦負荷が減少し、回転軸63から駆動力が伝達され押圧ローラ62は所定の回転数で回転を開始し、小切手Sを磁気ヘッド41に密着させながら搬送する。この際に、小切手Sの先端を紙端検出センサ40で検出し、磁気インク文字の読込みタイミングを取り、磁気ヘッド41からの出力のサンプリングを開始する。
【0025】
磁気インク文字を読み取られた小切手Sは、搬送ローラ対43により搬送ローラ対44へと搬送される。搬送ローラ対44を通過した小切手Sはレジストリセンサ45を通過した後に、画像読取センサ対46に導かれる。コントローラユニット53はこのレジストリセンサ45からの信号からタイミングを取り、画像読取センサ対46から画像データの読み出しを行う。続いて、エンドーサ47で小切手Sに日付やこの小切手Sが持込まれた金融機関名等の裏書き印刷を行う。
【0026】
コントローラユニット53は先に読み取った磁気インク文字のデータを基に、フラッパ50を駆動する駆動機構に指示を出力し、小切手Sの通過のタイミングに合わせて、予めフラッパ50を動作させて用紙搬送路Rを切換え、排紙ローラ48、排紙センサ49によって、小切手Sは排紙トレイ51a、51bの何れかに排紙される。そして、ホッパ32に積載された全ての小切手Sが排紙されると、積載検知センサ34が紙無しを検出し、磁気インク文字読取装置31は自動的に停止する。
【0027】
なお、本実施の形態においては、押圧ローラ62が小切手Sを搬送していない状態で駆動された場合には、押圧ローラ62と磁気ヘッド41の摩擦抵抗により、押圧ローラ62が停止するようにトルクリミッタ66のトルクと押圧ローラ62を磁気ヘッド41に付勢する付勢ばね65のばね圧を設定したが、押圧ローラ62は小切手Sを搬送していない状態で完全に停止する必要はなく、極低回転で回転するように、トルクリミッタ66のトルクと付勢ばね65のばね圧を設定してもよい。
【0028】
図4は第2の実施の形態における磁気インク文字読取装置の構成図を示している。なお、第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付している。本実施の形態における磁気インク文字読取装置71は、第1の実施の形態における押圧ローラ機構42、搬送ローラ対39、43の代りに、押圧ローラ機構72、搬送ローラ対73、74が設けられている。
【0029】
図5は押圧ローラ機構72の拡大図を示し、図6は図5の上流側から見た拡大断面図を示している。押圧ローラ機構72の支持アーム81の先端には押圧ローラ82が回転可能に軸83に支持され、支持アーム81の他端は回転軸84に回動可能に取り付けられ、付勢ばね85によって押圧ローラ82は磁気ヘッド41方向に付勢されている。また、押圧ローラ82は回転軸84、駆動伝達ギア86を介して、支持アーム81に回転自在に取り付けられた軸87の端部に設けられた駆動伝達ギア88と連結され、駆動伝達ギア群89により矢印Aの方向に回転するように構成されている。駆動伝達ギア88は図6に示すようにトルクリミッタ90を内蔵されている。
【0030】
そして、この押圧ローラ82が小切手Sを搬送していない状態で駆動された場合には、押圧ローラ82と磁気ヘッド41の摩擦抵抗とトルクリミッタ90の働きにより、回転軸87が空転するようにトルクリミッタ90のトルクと付勢ばね85のばね圧が設定されている。なお、本実施の形態においてはトルクリミッタ90を駆動伝達ギア88と一体に構成しているが、トルクリミッタ90の配置及び構成はこれに限定されるものではない。
【0031】
また、搬送ローラ対73における搬送速度は、押圧ローラ82における搬送速度よりも速く、搬送ローラ対74における搬送速度は、押圧ローラ機構72における搬送速度よりも遅くなるように設定されている。
【0032】
第1の実施の形態と同様に、小切手Sは磁気インク文字読取装置71内に給紙され、搬送ローラ対73で磁気ヘッド41に搬送される。ここで、押圧ローラ機構72に設けられた押圧ローラ82と磁気ヘッド41の間を小切手Sが搬送されていない場合は、押圧ローラ82と磁気ヘッド41の摩擦負荷により押圧ローラ82は停止している。そして、小切手Sが押圧ローラ82に進入すると押圧ローラ82と磁気ヘッド41の摩擦負荷が減少するため回転軸87から駆動力が全て伝達され、押圧ローラ82は所定の回転数で回転を開始し、小切手Sを磁気ヘッド41に密着させながら搬送を開始する。
【0033】
この際に、搬送ローラ対73における搬送速度は、押圧ローラ機構72における搬送速度よりも速く設定されているため、搬送ローラ対73と磁気ヘッド41の間で小切手Sに垂みが発生する。そして、磁気ヘッド41を通過した小切手Sは搬送ローラ対74に搬送される。この際に、搬送ローラ対74における搬送速度は、押圧ローラ機構72における搬送速度よりも遅く設定されているため、搬送ローラ対74と磁気ヘッド41の間で小切手Sに垂みが発生する。
【0034】
このように、磁気ヘッド41の前後で小切手Sを垂ませて搬送することにより、磁気ヘッド41の前後に配置された搬送ローラ対73、74の速度差や、搬送ローラ対73、74への進入、離脱時の衝撃による速度変動による影響を受け難くなり、安定して磁気イン文字の読み出しが可能となる。続いて、第1の実施の形態と同様に、小切手Sの画像を読み取り、エンドーサ47で裏書きを行った後に、排紙トレイ51a、51bの何れかに排紙される。
【0035】
また、第1、第2の実施の形態において、小切手Sを搬送し、磁気インク文字を読み取る装置について説明をしたが、小切手Sを固定し、磁気ヘッド41と押圧ローラが磁気インク文字列方向に移動させ磁気インク文字を読み取る構成としてもよい。
【0036】
更に、磁気ヘッドを小切手Sが磁気ヘッド41を通過している際に、押圧ローラは駆動されているため搬送力が生ずるため、磁気ヘッド41の前後に配置された搬送ローラ対間に搬送速度の差があっても、搬送ローラ対への進入・離脱の衝撃による磁気ヘッド部での搬送速度の変動が抑えられ、磁気インク文字読み取り時の磁気ヘッド出力を安定化できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る磁気インク文字読取装置は、押圧ローラと磁気ヘッドの間を記録媒体が移動していない状態では、押圧ローラは停止又は極低回転で回転するようにトルクリミッタのトルクと押圧ローラを磁気ヘッドに付勢する付勢力を設定することにより、押圧ローラの回転に伴う磁気ヘッドとの摺動により、不要な振動や摩耗を引き起こすことなく、高い付勢力で確実に記録媒体を磁気ヘッドに密着させることが可能となる。
【0038】
更に磁気ヘッドを小切手が通過している時に押圧ローラが駆動されることにより生ずる搬送力により、磁気ヘッドの前後に配置された搬送ローラ対間に搬送速度の差があっても、搬送ローラ対への進入、離脱の衝撃による磁気ヘッド部での搬送速度の変動が抑えられ、磁気インク文字読み取り時の磁気ヘッド出力を安定化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における磁気インク文字読取装置の構成図である。
【図2】第1の実施の形態における押圧ローラ機構の拡大構成図である。
【図3】第1の実施の形態における押圧ローラの断面図である。
【図4】第2の実施の形態における磁気インク文字読取装置の構成図である。
【図5】第2の実施の形態における押圧ローラ機構の拡大構成図である。
【図6】第2の実施の形態における押圧ローラの断面図である。
【図7】従来の磁気インク文字読取装置の構成図である。
【符号の説明】
31、71 磁気インク文字読取装置
32 ホッパ
33 給紙ローラ
34 積載検知センサ
35 押圧板
38 永久磁石
39、43、44、73、74 搬送ローラ対
40 紙端検出センサ
41 磁気ヘッド
42、72 押圧ローラ機構
45 レジストリセンサ
46 画像読取センサ対
47 エンドーサ
62、82 押圧ローラ
65、85 付勢ばね
66、90 トルクリミッタ
R 用紙搬送路
S 小切手

Claims (4)

  1. 磁気インク文字が記録された記録媒体上の磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドと、前記記録媒体を前記磁気ヘッドに押圧する押圧手段とを備えた磁気インク文字読取装置であって、前記押圧手段は、記録媒体の移動方向に回転駆動する押圧ローラと、該押圧ローラを支持する支持部材と、前記押圧ローラを前記磁気ヘッドに押圧する付勢手段とを備え、前記押圧ローラにはトルクリミッタを介して駆動力を伝達することを特徴とする磁気インク文字読取装置。
  2. 前記押圧ローラは、前記記録媒体が前記磁気ヘッドと前記押圧ローラの間を移動していない場合に、前記押圧ローラと前記磁気ヘッドの摩擦負荷により前記押圧ローラの回転が停止するように、前記トルクリミッタのトルクと前記付勢手段の付勢力を設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気インク文字読取装置。
  3. 前記押圧ローラは、前記記録媒体が前記磁気ヘッドと前記押圧ローラの間を移動していない場合に、前記磁気ヘッドとの摩擦負荷により極低回転で回転するように、前記トルクリミッタのトルクと前記付勢手段の付勢力を設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気インク文字読取装置。
  4. 磁気インク文字が記録された記録媒体上の磁気インク文字を読み取る磁気ヘッドと、前記記録媒体を前記磁気ヘッドに押圧する押圧手段とを備えた磁気インク文字読取装置であって、前記押圧手段は、前記記録媒の体搬送方向に回転駆動する押圧ローラと、該押圧ローラを支持する支持部材と、前記押圧ローラを前記磁気ヘッドに押圧する付勢手段とを備え、前記押圧ローラには、トルクリミッタを介して駆動力を伝達し、前記磁気ヘッドの前後に配置した搬送ローラの速度を前記記録媒体の搬送方向の上流側は前記押圧ローラの搬送速度よりも速く、前記記録媒体の搬送方向の下流側は前記押圧ローラの搬送速度よりも遅く設定したことを特徴とする磁気インク文字読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018892A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Seiko Epson Corp 媒体送り出し装置および媒体処理装置

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