JP6781570B2 - 情報読取装置 - Google Patents

情報読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6781570B2
JP6781570B2 JP2016092166A JP2016092166A JP6781570B2 JP 6781570 B2 JP6781570 B2 JP 6781570B2 JP 2016092166 A JP2016092166 A JP 2016092166A JP 2016092166 A JP2016092166 A JP 2016092166A JP 6781570 B2 JP6781570 B2 JP 6781570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
information recording
card
discharge
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016092166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017200155A (ja
JP2017200155A5 (ja
Inventor
孝一 加治木
孝一 加治木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP2016092166A priority Critical patent/JP6781570B2/ja
Publication of JP2017200155A publication Critical patent/JP2017200155A/ja
Publication of JP2017200155A5 publication Critical patent/JP2017200155A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781570B2 publication Critical patent/JP6781570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、手形や小切手等の有価証券等の原稿の画像や、運転免許証などのIDカードの画像、手形や小切手等に印刷された磁気インク文字を読み取る小切手処理装置に関するものである。
従来、銀行等の金融機関に持ち込まれた手形・小切手等(以下、小切手類と記す)は各銀行にて小切手類の両面の画像を撮影し、さらに印刷された磁気インク文字(MICR文字)を読み取る装置を用いて自動的に分別集計され、手形交換所に持ち込まれている。近年、この手形交換所への持ち込み前の作業効率を向上させるために、小切手類に印刷された磁気インク文字の読み取りと、小切手の表面、裏面のイメージの読み取りを1回のスキャン動作で行うことが可能な小切手処理装置が実用化されている。この小切手処理装置の画像イメージ読取部分については、近年の情報のデジタル化の流れにより、CCD(Charge Coupled Device)やコンタクトイメージセンサ(CIS)で読み取り、読み取った画像データをデジタル処理することにより、コンピュータで簡単に情報を管理運用できるようになっている。
小切手処理装置の排紙スタッカー(排紙トレイ)としては、シートSとIDカードなど様々な媒体が排出されるスタッカーとなっているが、使用頻度の多いシートS(例えば手形、小切手等)に適した構成となっている。例えば排紙スタッカー側面の高さにおいては、シートSの高さに合わせることで排紙整列性を向上させている。この場合、IDカードが排紙スタッカー上に排出されると、排紙スタッカーの側面にIDカードが張り付いた状態となりやすく、ユーザーがIDカードを目視確認しづらくなると同時に、排紙スタッカーからIDカードを取り出しにくい。
また、特許文献1の構成では、ストレートパスの搬送路を使用した画像読取装置においてカード専用の読取装置を追加で設置することなく、小サイズで厚手のカードを含む多様な原稿の読み取りを可能とし、容易にかつ置き忘れることなくカードを取り除くことができる画像読取装置について記載されている。
特開2015−164292
カード等の情報記録媒体をスキャンする搬送路として、設置スペースを狭小にするために媒体を直立させて(縦置き)搬送する形態とした場合、その中でも特に、カードや小切手等の複数種類の媒体を同じ排出口から排出する形態とした場合、排出口から排出された後の排出トレイなどの構造や排出口が配置される場所によっては、小切手等に比べて、媒体を立てて搬送する際の高さが低いカードにとっては取り出しにくい排出口となっていることが多かった。
本発明はこのような事情を鑑み、複数種類の媒体に共通した排出口であっても、搬送が終わったカード等を取り出しやすい情報読取装置を提供するものである。
本発明の情報読取装置は、
情報記録媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路に沿って前記情報記録媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取部と、
前記搬送部により搬送される前記情報記録媒体がカードであるか否かを判定する媒体種類判定部と、
前記搬送部によって搬送された前記情報記録媒体を排出スタッカーに排出する排出口と、
前記排出口から前記排出スタッカーに排出された前記情報記録媒体を前記排出スタッカーの側面に押し付けて前記情報記録媒体の排出状態を整えるための押圧板と、
前記搬送部を制御する搬送制御部と
を備え、
前記排出口は、前記搬送部によって搬送される複数種類の前記情報記録媒体が排出される共通の排出口であり、
前記搬送部は、前記排出口に隣接して配置された排出手段を備え、
前記搬送制御部は、前記媒体種類判定部によって前記情報記録媒体がカードであると判定した場合に、前記排出手段によって搬送可能な位置で前記情報記録媒体の後端が停止した状態で、前記排出スタッカー内に保持されるように、前記搬送部を制御し、前記媒体種類判定部によって前記情報記録媒体がカードでないと判定した場合に、前記排出手段によって前記情報記録媒体を排出するように、前記搬送部を制御することを特徴とする
本発明によれば、カードが排出口から排出される際に、搬送されたカードの取り出しやすさと視認性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る小切手処理装置の全体構成の概略図。 本発明の一実施形態に係る小切手処理装置の排紙部の拡大図。 本発明の一実施形態に係る小切手処理装置の斜視図。 通常カード搬送における手順を示したフローチャート。 排紙スタッカーにカードが設置された状態で2枚目のカードを搬送した際の手順を示したフローチャート 排紙スタッカーにカードが設置された状態で2枚目のカードを搬送した際のエラー告知の手順を示したフローチャート
(第一実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係る小切手処理装置100を上方から見た場合の概略図である。図1に示す小切手処理装置100の概略図を用いて小切手類の搬送の流れを簡単に記す。
小切手などのシート状の原稿は、印刷面が給紙ローラー4に接触するように立てた状態で装置前面側のホッパー2に載置される。ホッパー2に載置された小切手類は、押圧板3によって給紙ローラー4に押し付けられ、押し付けられた小切手が給紙ローラー4で搬送路7に給紙され、送りローラー5によって搬送される。これら給紙ローラー4や送りローラー5などの搬送制御は、小切手処理装置100内に配置された制御基板上の搬送制御部によって行われる。本実施形態においては、不図示のCPUがその機能を有している。
途中、永久磁石8によって磁化された小切手類は搬送ローラー対9によって磁気ヘッド12の位置まで搬送され、磁気インク文字を読み取られる。さらに搬送ローラー対13及び14によって搬送された小切手類は、CCDまたはコンタクトイメージセンサから成る画像読取センサー対30によって画像イメージを読み取られた後、排紙ローラー対17により装置前面側の排紙スタッカー21に排出される。ここまでの、小切手類が搬送される搬送路7の形状はU字型となっている。
排紙スタッカー21には、搬送されたシートSが排紙された順に従って排出され、排紙されたシートの積載量に応じて揺動可能なシート押さえ部20によって押さえつけられながら排出することで、排紙スタッカー21上で整列している。排紙スタッカー21上に排紙されたシートSの集まりを、シート押さえ部20が押さえて整えることで、排紙スタッカー21内でシートSが散らかってしまうことを未然に防ぎ、排紙スタッカー21からシートSを取り出しやすい構成としている。
さらに小切手処理装置100は小切手類の読み取りに加え、顧客情報の確認のために顧客の運転免許証等のIDカードに代表されるカードの画像イメージの読み取りを行なう。
顧客は小切手処理装置100を操作するオペレーターにカードを手渡し、オペレーターはカードを小切手処理装置100のカード挿入口23に挿入する。カード挿入口23に挿入されたカードは、搬送路26を搬送された後、小切手類の搬送に使用している搬送路7に合流し、排紙ローラー対17によって画像読取センサー対30に向かう方向に搬送され、カード待避口28に到達した後、搬送ローラー対14によって再度画像読取センサー対30に向かう方向に搬送され、画像読取センサー対30によって画像イメージを読み取られる。その後、排紙ローラー対17によって搬送され、排紙スタッカー21に排出される。
以下、本発明に係る小切手処理装置の好適な実施形態について図を参照してより詳細に説明する。
図1は、本実施形態が適用された小切手処理装置100を示す。この小切手処理装置100は、銀行などの金融機関に顧客が持ち込こんだ手形・小切手などの両面の画像イメージと磁気インク印刷文字の両方を一回の搬送で読み取ることができる。画像イメージの読み取りを行う画像読取センサー対30にはCCDやコンタクトイメージセンサなどが使用され、読み取った画像情報をデジタル信号データに変換することにより、コンピュータで簡単に情報を管理運用できるようになっている。
搬送ローラー群を駆動する不図示の搬送モーター、給紙部のローラー群を駆動する不図示の給紙モーターを有し、これらの部品を含め装置全体を制御し、ホストコンピュータなどの上位装置との間で通信を行うコントローラーユニット40を備えている。
装置の手前側には電源ボタン、小切手の処理を開始するスタートボタン等のオペレーターが操作する操作パネル60が設けられている。小切手処理装置100は手形あるいは小切手であるシートSに印刷されたMICR文字、および両面の画像イメージを読み取るため、ここではシートSをMICR文字の文字列方向に搬送して読み取りを行ない、インターフェースケーブルで接続された不図示の上位装置に読み取ったMICR文字データおよび両面の画像データを送信する。
また、装置前面には顧客のIDカードに代表されるカードCの画像を読み取るための、カード挿入口23が設けられている。カード挿入口23から挿入されたカードCはシートSと共通の搬送路7に送られた後、シートSの画像を読み取る画像読取センサー対30を使って画像イメージが読み取られる。
以下、具体的に小切手処理装置について説明する。トレイ1は小切手処理装置100の前面に回動可能に支持され、小切手処理装置100の非使用時には本体前面に収納され装置前面を覆うカバーとなり、小切手処理装置100の使用時には回動して装置前面に展開され、小切手処理装置100に設けられたホッパー2に積載される手形・小切手の後端と、画像イメージと磁気インク印刷文字の読取を終えて排紙スタッカー21に排紙された手形・小切手の先端を保持するようになっている。
ホッパー2にシートSが積載されると、ホッパー2に装着されている積載検知センサー2aによってシートSが認識される。この状態で、オペレーターが操作パネル60上のスタートボタンを押すと、前述したホストコンピュータなどの上位装置からコントローラーユニット40に読取開始信号が送信され、不図示の給紙モーターにより給紙押圧部材3が駆動されシートSを給紙ローラー4に押し付け、給紙ローラー4が回転しシートSを送りローラー5に給紙する。
給紙されたシートSは、送りローラー5で装置内の搬送路7へ搬送される。このとき、給紙ローラー4で給紙されたシートSが複数枚の場合、送りローラー5に対向して配置された分離ローラー6によって1枚だけに分離して搬送される。送りローラー5と分離ローラー6はそれぞれくし歯構造になっており、送りローラー5の凸部と分離ローラー6の凹部とが、また、送りローラー5の凹部と分離ローラー6の凸部とが、それぞれ噛み合うように配置される。
送りローラー5と分離ローラー6の軸間は軸間調整機構50によって調整可能である。オペレーターが調整ダイヤル55を回転させると軸間調整機構50を介し、送りローラー5と分離ローラー6の外周面の隙間が小切手の分離に最適な隙間となるよう調整される。
搬送路7へ搬送されたシートSは、搬送路7に配置された永久磁石8によってシートSに印刷されたMICR文字の磁化方向が整列され、搬送ローラー対9によってさらに装置内部へと搬送される。搬送ローラー対9と搬送ローラー対13の間には、MICR文字の読取タイミングをとるシート検知センサー10、重送検知センサー11、磁気ヘッド12、磁気ヘッド12の対向側には、シートSを磁気ヘッド12に押圧する対向ローラー12aが配置されている。
装置の小型化を図るため、小切手の下側に印刷されたMICR文字を読み取る磁気ヘッド12が搬送路下端側に、シートSの重送を検知する重送検知センサー11がその上側に配置される。分離ローラー6によって1枚に分離されずに複数枚の小切手が搬送路7に送り出された場合、重送検知センサー11によって重送が検知される。
重送が検知されると後続の小切手の給紙並びに、重送が検知された小切手の搬送が停止される。ここで、重送した小切手より前に他の小切手が搬送路7内にある場合は、小切手の給紙のみを停止し、重送した小切手より前の小切手が排紙ローラー対17によって排紙スタッカー21に排紙された後に重送した小切手の搬送を停止する。
重送検知センサー11で重送検知を行うと同時にシートSは対向ローラー12aによってMICR文字が印刷された部分が磁気ヘッド12に密着されるように押しつけられ、MICR文字が読み取られる。
MICR文字が磁気ヘッド12で読み取られたシートSは搬送ローラー対13によってエンドーサー15に搬送される。エンドーサー15は搬送されたシートSの裏面に不図示の上位装置との通信により指示された小切手を処理した日付や金融機関の名称等の文字列を印刷する。エンドーサー15を通過したシートSは搬送ローラー対14により搬送され、レジストセンサー16で画像読み取りのタイミングを取ったのち、シートSの両面の画像を読み取る画像読取センサー対30に搬送され、シートSの両面の画像が読み取られる。
画像読取センサー対30はそれぞれ、内部に発光素子であるLEDと、集光レンズと、受光素子を有し、カラー・白黒の両方でシートSの両面の画像イメージを読取可能である。
シートSの画像を読み取った後に排紙ローラー対17により排紙スタッカー21に排紙される。排紙スタッカー21には排紙されたシートSが排紙された順に従い排紙スタッカー21上に整列させるための排紙ガイド19と、排紙されたシートの積載量に応じて揺動可能なシート押さえ20が設けられている。排紙されたシートSは排紙ガイド19によって搬送方向が変更され、整列面21aに向かって排出される。排出されたシートSはシート押さえ20によって整列面21aに押し付けられながら整列面21aに沿って進み、シートストッパー22で先端が規制される。
続けて排紙されるシートも同様に順次排紙されたシートに重なりながら排紙され、シートストッパー22で先端が揃えられて整列していく。
排紙スタッカー21上には排出検知センサー70が配置され、排紙スタッカー21上に配置された媒体の排紙状況を検出することが可能となっている。そして、ホッパー2に積載されたシートSがすべて給紙されると、小切手処理装置100は動作を停止する。
装置前面に設けられたカード挿入口23にIDカードに代表されるカードCを挿入するとカード検知センサー24によってカードCが検知され、不図示の搬送モーターが小切手搬送方向と逆方向に回転を開始する。すなわち、搬送対象がカードであることを、媒体がいずれの給紙口に配置されたかを検出することによって、間接的に媒体の種類を判定している。搬送モーターの逆転によりカード搬送ローラー25がカード引き込み方向に回転しカードCを装置内に設けられたカード搬送路26に搬送する。
カード搬送路26に進んだカードCは、カード搬送路26と搬送路7が合流する位置である搬送路合流口27を通過し、排紙ローラー対17に到達する。排紙ローラー対17も搬送モーターの逆転によりカードCを画像読取センサー対30に向けて搬送する方向に回転しており、カードCを搬送ローラー対14に搬送する。搬送ローラー対14も搬送モーターの逆転によりカードCをカード待避口28に搬送する方向に回転しており、搬送ローラー対14に送られたカードCは搬送ローラー対14をそのまま直進し、その先に設けられたカード待避口28に搬送される。
カードCの後端がレジストセンサー16を過ぎると、不図示の搬送モーターが回転を一旦停止し、小切手搬送方向に回転を開始する。小切手の画像イメージ読取と同様に、レジストセンサー16で画像読み取りのタイミングを取ったのち、画像読取センサー対30に搬送され、カードCの両面の画像が読み取られる。
図2は、排紙スタッカー21付近の拡大図である。画像が読み取られたカードCは排紙ローラー対17によって排紙スタッカー21側に搬送され、図2で示すようにカードCの後端を排紙ローラー対17で挟んだ状態で停止し、カードCの読取動作が終了する。
図2は、カードCの後端を排紙ローラー対17が挟んでいる状態を示しているが、カードC後端から離れた中程の位置で挟んでしまうとオペレーターが取りづらく、逆に後端を過ぎてしまうとシート押さえ20が、排紙スタッカー21の整列面21aにカードCを抑えつけてしまうため、装置上方から見た際にカードを視認しづらく、そもそも取りづらくなってしまう。
そのためレジストセンサー16が、カードCの後端を検知してからタイミングをカウントして、排紙スタッカー21の適切な位置でカードCが停止するように、搬送制御を行っている。
図2ではカードCがその後端部で排紙ローラー対17に挟まれた状態で停止している状態を示しており、視認性がよくカードCの両サイドに指が入る空間ができるため、排紙スタッカー21からカードCを取り出しやすい状況となることが分かる。
また、図3で示すように、小切手処理装置としては、排紙スタッカー21は、小切手の整列性を考慮して、ある程度の高さとなっていることが好ましい。さらに、本実施形態のように小切手などのシートSの排紙部とカードCの排紙部とを共通化している場合には、カードCが整列面21aよりも低くなるため、カードCが非常に取り出しにくくなる。本発明はそのような小切手処理装置に対しては特に顕著な効果を発揮できる。
次に排紙ローラー対17がカードC1を挟んだ状態で、次のカードC2がカード挿入口23にセットされ、カード挿入口23にセットされたIDカードの搬送指示がきた場合のシーケンスを備えるようにした他の実施形態について説明する。なお、基本的な構成は上記実施形態と同一であるため説明は割愛し、異なる部分のみ説明する。
搬送終了後に、排紙ローラー対17カードC1が挟まれた状態において、他のカードC2をカード挿入口23に挿入すると、カード検知センサー24によってそれが検知される。
上記実施形態では、カードCがカード挿入口23にセットされカードCの搬送がスタートした時は不図示の搬送モーターが小切手搬送方向と逆方向に回転を開始し、カードCの搬送がスタートしていたが、カードC1が排紙ローラー対17に噛まれた状態で不図示の搬送モーターの逆回転を開始してしまうと、カードC1が搬送路に戻る方向(図1におけるB方向)に排紙ローラー対が回転してしまい、カードC1がカード待避口28に戻ってしまう。
そのため排紙ローラー対17にカードC1が挟まれた状態のまま、カード挿入口23にカードC2がセットされ、カード搬送スタート指示が出た場合、まず排紙スタッカー21にカードC1を排出し、排出した後にカードC2のカード搬送を開始する。カードC2のカード搬送については上記実施形態において記載した搬送制御と同じである。
給紙媒体がカード挿入口23に積載されるかホッパー2上に積載されるかによって排紙制御が異なる。すなわち、搬送される媒体が搬送前に設置される給紙口の位置によって、搬送される媒体の種類を判断し搬送制御を変更している。給紙開始から排紙スタッカー21までの搬送動作について図4のフローチャートに沿って制御方法を説明する。
ステップS100で搬送が開始されると、続くステップS101では、給紙位置としてカード挿入口23から給紙がスタートしたか、またはホッパー2から給紙がスタートしたかを判断する。
積載検知センサー2aで検知した場合はホッパー2上に搬送媒体が設置してあり、ホッパー2から搬送されたと判断する。カード検知センサー24が検知した場合はカード挿入口23上に搬送媒体が設置してあり、カード挿入口23から搬送されたと判断する。
ホッパー2上に搬送媒体があったと判断した場合はステップS112に進み、通常の小切手として搬送され、MICR文字情報が読み取られた後に画像イメージを読み取られ、排紙スタッカー21上に排出される。
カード挿入口23から給紙がスタートした場合、ステップS102に進む。不図示の搬送モーターが回転する方向は通常の小切手が搬送される際に回転する方向とは逆回転の方向となる。搬送モーターが逆回転することでカード搬送ローラー25がカード引き込み方向に回転し、カードCを装置内に設けられたカード搬送路26内に搬送する。
カード搬送路26を進んだカードCは、カード搬送路26と搬送路7が合流する位置である搬送路合流口27を通過し、排紙ローラー対17に到達する。排紙ローラー対17に到達したカードCは、搬送ローラー対14をそのまま搬送路7に沿って搬送する。
その後、ステップS103にてカードCの後端がレジストセンサー16に到達したことを検出する。カードCの後端がレジストセンサー16を過ぎていない場合、不図示の搬送モーターを回転し続け、カードCの搬送を継続する(S103 No→S102のループ)。
カードCの後端がレジストセンサー16を通り過ぎたことを検出した場合、ステップS104へと進み、カード搬送を一時停止して、その後ステップS105にて、カードCをスイッチバックさせて搬送するように、不図示の搬送モーターを小切手を搬送させる方向と同一方向に回転させる。
不図示の搬送モーターを回転させたタイミングでステップS106へと進み、モーターパルスのカウントをスタートする。ステップS107でモーターパルスをカウントしていき、ステップS108である任意の閾値に達したかどうか判定し、任意の閾値に達してない場合、不図示の搬送モーターを回転し続けカードCの搬送を継続させる。
カウンターのカウント値がある閾値に達するタイミングは、カードCの後端が排紙ローラー対17にかかる瞬間となるようになっており、カウント値が閾値(n回)に到達するとステップS109に進み、そのタイミングで不図示の搬送モーターを停止することでカードCの後端が排紙ローラー対17によって噛まれた状態で停止させる(ステップS110)。
カードCの後端が排紙ローラー対17によって挟まれた状態で停止させることによって、図2で示したように排紙スタッカー21上のカードCの視認性を向上させ取り出しやすい位置で停止させることが可能となる。
搬送モーターの停止タイミングについてはモーターパルスのカウント値による位置制御に限らず、例えば時間など別のパラメータを使用して位置制御してもよい。
次に排紙ローラー対17が、カードC1の後端部を噛んだ状態のまま回転停止している状態で、カード挿入口23に設置されたカードC2の搬送を開始しようとした際の動作フローについて図5のフローチャートを使用して説明する。
ステップS200にてカード搬送開始指示を受けると、ステップS201にて排紙ローラー対17がカード後端を噛んだ状態のまま停止しているかどうかについて、排出検知センサー70の情報をもとに判断する。排紙ローラー対17がカードの後端を噛んでないと判断した場合、ステップ205に進み、図4のフローチャートを使用して説明した通常のカード搬送制御を行う。
ステップS201で、カードC2の搬送開始時に排紙ローラー対17がカード後端を噛んだ状態のまま停止していると判断した場合、ステップS202に進み、不図示の搬送モーターを小切手搬送方向と同方向に回転させ、次いでステップS203の搬送モーターの回転を通じて、排紙ローラー対17に噛まれて停止している状態のカードC1を排紙スタッカー21上に排出する。
その後、ステップS204に進み、排出検知センサー70の検出結果に基づいて排紙ローラー対17に噛まれていないことを検知すると、カード挿入口23に設置されたカードC2を、不図示の給紙モーターによってカード搬送路26上に搬送する。その後は図4のフローチャートを使用して説明した通りの通常カード制御を行う。
ステップS201の分岐で排紙ローラー対がカードC1後端を噛んだ状態のままかどうかを判断し、その結果に基づいて排紙制御を変更しているが、カード搬送を行う際は常にステップS202から実行するように制御すれば、排出検知センサー70が不要となりセンサー数を削減することも可能となる。
次にカードC2の搬送開始時に、排紙ローラー対17がカードC1の後端を噛んだ状態のまま停止していると判断した場合、オペレーターに対してエラー告知を行う流れについて図6のフローチャートを使用して説明する。
ステップS300でカード搬送が開始されると、ステップS301へと進み、排出検知センサー70の検知結果から排紙ローラー対17が、カードC1の後端を挟んだ状態で停止しているかどうかを判断する。
排出検知センサー70の検知結果から、排紙ローラー対17がカードC1の後端を挟んだ状態で停止していないと判断した場合、ステップS304へと進み、図4のフローチャートを使用して説明した通りの通常カード制御を行う。
排出検知センサー70の検知結果から排紙ローラー対17が、カードC1の後端を挟んでいると判断した場合、ステップS302に進み、オペレーターが確認できるアプリケーション上にエラーメッセージを表示する。オペレーターが確認できるアプリケーションとは、小切手処理装置がPCなどの外部機器に接続されていればその外部機器の表示画面上に表示されるものであればよいし、小切手処理装置自体が表示画面を有するものであれば、その表示画面上に表示されるもののことであり、小切手処理装置が組み込まれるシステムに応じて適切な場所で動作されるものであればよい。
ここで、エラーメッセージの報知の仕方については、オペレーターが操作する操作パネル60上に配置したLEDの点滅表示、アラーム音の発生、警告ランプの点灯などで注意喚起する方法でもよい。すなわち、必ずしも表示画面に表示しなくとも、小切手処理装置を利用するオペレーターが知覚できる態様であればよい。
ステップS303ではエラーメッセージを表示したまま、排紙ローラー対17がカードC1の後端を噛んだ状態で停止している状態が解除されたかどうかを確認する。解除されない場合はエラーメッセージを表示し続け、カードC2の給紙動作は開始しない。
排紙ローラー対17がカードC1の後端を噛んだ状態で停止している状態が解除されるとステップS304へ進み、図4のフローチャートを使用して説明した通りの通常カード搬送制御を行うと同時に、ステップS305へと進み、エラーメッセージの表示を解除する。但し、ステップS304とステップS305はどちらを先に実施してもよく、好ましくは、先にカードの搬送を開始してしまい、速やかに次のカードC2の搬送を開始するものである。
以上説明したように本発明は、小切手処理装置において、小切手等の比較的薄い原稿とカード等の比較的厚い原稿に対して給紙口を別々として設け、排紙口と一部の搬送路を共通化することで、小サイズで厚手の樹脂カード類の読取も可能とし、製品の小型化、コストダウン化に繋げることが可能となる。
手形や小切手等の有価証券等の原稿媒体と、運転免許証などの個人情報データを含んだIDカードの搬送路を一部共通化し、製品を小型化にするため排紙スタッカーを共通化した画像読取装置において、排紙スタッカーの側面より背の低いIDカード等のカード類が排紙された後、押圧版と、排紙スタッカーの側面との間にIDカード類が隠れてしまい、視認性が悪くなってしまうという問題や、排出されたカードが、押圧版と排紙スタッカーの側面との間に隠れてしまうためカードが取りにくくなってしまうという問題を解決し、原稿と排紙スタッカーが共通化した構成においても、排紙されたIDカード等のカード類が見やすく取り出しやすい装置を提供できる。
1 トレイ
2 ホッパー
2a 積載検知センサー
3 給紙押圧版
4 給紙ローラー
5 送りローラー
6 分離ローラー
7 搬送路
8 磁石
11 重送検知センサー
12 磁気ヘッド
13 搬送ローラー対
14 搬送ローラー
15 エンドーサー
28 カード待避口
16 レジセンサ
17 排紙ローラー対
19 排紙ガイド
20 シート押さえ
21 排紙スタッカー
21a 整列面
23 カード挿入口
24 カード検知センサー
25 カード搬送ローラー
26 カード搬送路
27 搬送路合流口
30 画像読取センサー
40 コントローラーユニット
70 排出検知センサー

Claims (7)

  1. 情報記録媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に沿って前記情報記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取部と、
    前記搬送部により搬送される前記情報記録媒体がカードであるか否かを判定する媒体種類判定部と、
    前記搬送部によって搬送された前記情報記録媒体を排出スタッカーに排出する排出口と、
    前記排出口から前記排出スタッカーに排出された前記情報記録媒体を前記排出スタッカーの側面に押し付けて前記情報記録媒体の排出状態を整えるための押圧板と、
    前記搬送部を制御する搬送制御部と
    を備え、
    前記排出口は、前記搬送部によって搬送される複数種類の前記情報記録媒体が排出される共通の排出口であり、
    前記搬送部は、前記排出口に隣接して配置された排出手段を備え、
    前記搬送制御部は、前記媒体種類判定部によって前記情報記録媒体がカードであると判定した場合に、前記排出手段によって搬送可能な位置で前記情報記録媒体の後端が停止した状態で、前記排出スタッカー内に保持されるように、前記搬送部を制御し、前記媒体種類判定部によって前記情報記録媒体がカードでないと判定した場合に、前記排出手段によって前記情報記録媒体を排出するように、前記搬送部を制御することを特徴とする情報読取装置。
  2. 前記情報記録媒体が載置される第1給紙口と第2給紙口を備え、前記媒体種類判定部は、前記第2給紙口に前記情報記録媒体が載置された場合に、前記情報記録媒体がカードであると判定し、前記第1給紙口に前記情報記録媒体が載置された場合に、前記情報記録媒体がカードでないと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
  3. 前記第1給紙口に載置された前記情報記録媒体は、前記搬送部によって前記搬送路を所定方向に前記排出口に向けて搬送され、前記第2給紙口に載置された前記情報記録媒体は、前記搬送部によって前記搬送路を、一旦、前記所定方向と反対方向に搬送された後、前記排出口に向けて前記所定方向に搬送されることを特徴とする請求項2に記載の情報読取装置。
  4. 前記排出手段は、前記搬送路を挟んで対向するローラー対を有し
    前記搬送制御部は、前記媒体種類判定部により前記情報記録媒体がカードであると判定した場合に、前記情報記録媒体が前記ローラー対に挟まれて停止するように前記排出手段を制御する挟持排出制御を行うことを特徴とする請求項に記載の情報読取装置。
  5. 前記第2給紙口に前記情報記録媒体が載置されたことを検知するカード検知部と、
    前記挟持排出制御を行われた他の情報記録媒体が前記ローラー対に挟まれて停止していることを検知する排出検知部と
    をさらに備え、
    前記カード検知部により前記情報記録媒体が前記第2給紙口に載置されたことを検知したときに、前記排出検知部により前記他の報記録媒体が前記ローラー対に挟まれて停止していることを検知すると、
    前記搬送制御部が、前記排出手段から前記他の情報記録媒体を排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の情報読取装置。
  6. 前記第2給紙口に前記情報記録媒体が載置されたことを検知するカード検知部と、
    前記挟持排出制御を行われた他の情報記録媒体が前記ローラー対に挟まれて停止していることを検知する排出検知部と、
    報知を行う報知部と
    をさらに備え、
    前記カード検知部により前記情報記録媒体が前記第2給紙口に載置されたことを検知したときに、前記排出検知部により前記他の報記録媒体が前記ローラー対に挟まれて停止していることを検知すると、前記報知部による報知を行うことを特徴とする請求項に記載の情報読取装置。
  7. 前記第2給紙口に前記情報記録媒体が載置されたことを検知するカード検知部をさらに備え、
    前記搬送制御部が他の情報記録媒体について前記挟持排出制御を行った直後に、前記カード検知部により前記情報記録媒体が前記第2給紙口に載置されたことを検知すると、
    前記搬送制御部が、前記排出手段から前記他の情報記録媒体を排出するように前記排出手段を制御することを特徴とする請求項に記載の情報読取装置。
JP2016092166A 2016-04-29 2016-04-29 情報読取装置 Active JP6781570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092166A JP6781570B2 (ja) 2016-04-29 2016-04-29 情報読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092166A JP6781570B2 (ja) 2016-04-29 2016-04-29 情報読取装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017200155A JP2017200155A (ja) 2017-11-02
JP2017200155A5 JP2017200155A5 (ja) 2019-06-06
JP6781570B2 true JP6781570B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=60239561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016092166A Active JP6781570B2 (ja) 2016-04-29 2016-04-29 情報読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781570B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017200155A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06203248A (ja) 紙葉類符号記録装置
JP4131206B2 (ja) 媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法
US8848259B2 (en) Media processing device and method of controlling a media processing device
JPH0938513A (ja) 書類細断装置
JP3493336B2 (ja) 用紙排出装置およびプリンタ
JP2011146833A (ja) 光学読取装置、光学読取装置の制御方法、及び、プログラム
JP2006232474A (ja) 印字装置
JP6781570B2 (ja) 情報読取装置
US9324009B2 (en) Media processing device
JP2003141367A (ja) 小切手処理装置及び小切手処理方法
JP2007137035A (ja) 印刷媒体処理装置の制御方法及び印刷媒体処理装置
WO2015015535A1 (ja) 紙幣処理システム、紙幣処理装置及び紙幣処理方法
JP6966183B2 (ja) 情報読取装置
JP6744125B2 (ja) 小切手処理装置
JP2017197380A (ja) シート搬送装置
JP7113640B2 (ja) イメージスキャナ用アダプタおよびイメージスキャナ
JP6912873B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置または小切手処理装置
JP2000165613A (ja) 自動給紙装置を備えた画像読み取り装置
JP2653539B2 (ja) インサータ付プリンタ
JP2012199879A (ja) 画像読取装置およびその制御方法、並びにプログラム
JP2013026763A (ja) 読取装置、読取装置の制御方法、及び、プログラム
JP2003246528A (ja) 帳票処理装置および帳票処理方法
JPS63212635A (ja) 通帳類、証書類発行装置
JP2003058917A (ja) 情報記録媒体処理装置
JP2004064432A (ja) 読取装置、複合処理装置及び読取方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190425

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250