JP6912873B2 - シート搬送装置、画像読取装置または小切手処理装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置または小切手処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、手形や小切手等の有価証券等の原稿の画像や、運転免許証などのIDカードの画像、手形や小切手等に印刷された磁気インク文字を読み取るシート搬送装置、画像読取装置または小切手処理装置に関するものである。
従来、銀行等の金融機関に持ち込まれた手形・小切手等(以下、小切手類と記す)は各銀行にて、小切手類に印刷された磁気インク文字の読取と、両面画像イメージの読取が行われ、手形交換所に持ち込まれている。近年では、顧客情報の確認のために顧客の運転免許証等のIDカードの画像イメージの読取も行われており、1台で磁気インク文字の読取、両面画像イメージの読取、IDカードの読取を行うことが可能な小切手処理装置が実現されている。
従来の小切手処理装置におけるIDカードの搬送の際に、カード搬送ローラに対するIDカードの接触面が小さかった場合は、カード搬送ローラを回転させてもIDカードは搬送されず、カード挿入口に留まってしまうことがあった。滞留したIDカードを排出する方法として、特許文献1が提案されている。特許文献1では、カード搬送ローラを、装置内に取り込む方向とは逆に回転させることで、滞留したIDカードを挿入口に排出している。
特許文献1に記載された構成のように、カード搬送ローラを装置内に取り込む方向と、排出する方向に回転することができる機構であれば、滞留したカードを挿入口に戻して排出することができる。
特開2011-138450号公報
しかし、カード搬送ローラの駆動源であるモータは、コスト削減と装置の小型化のために紙媒体を給送するための給送ローラと共用することが好ましく、その場合、給送モータの駆動によって給送ローラとカード搬送ローラが同時に同方向に回転することとなり、カード搬送路で滞留したIDカードをカード挿入口に排出することができない。
本発明はこのような事情を鑑み、搬送失敗によって装置内に滞留したIDカードを排紙口に排出することが可能な装置を簡易に実現することを目的とする。
本発明は、
搬送媒体としてのカードを挿入するためのカード挿入口と、
前記カードを搬送路に向けて搬送する第1搬送手段と、
前記カードを前記搬送路に沿って第1搬送方向および前記第1搬送方向と逆の第2搬送方向に切り替えて搬送する第2搬送手段と、
前記カード挿入口から前記搬送路に亘って設けられ、前記カード挿入口に挿入されたカードを、前記第1搬送手段によって前記第1搬送方向に沿う方向に搬送して前記搬送路に合流させるためのカード合流経路と、
前記搬送路の端部に設けられ、前記第2搬送方向に搬送されたカードが排出される排出口と、
前記搬送路に合流し、搬送された搬送媒体が前記第2搬送手段により前記搬送路を前記第2搬送方向に搬送されて前記排出口に到達する媒体搬送路と、
前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とを制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記搬送路に滞留した搬送媒体を排出する排出制御を実行可能であり、
前記制御部は前記排出制御の実行時に、
直前の搬送制御においてカードの搬送に失敗した場合にセットされる情報がセットされている場合には、前記カードを前記第1搬送手段および前記第2搬送手段によって所定の位置へ搬送したのちに、
前記第2搬送手段で前記カードを前記第2搬送方向に搬送して前記排出口に排出するカード強制排出制御を実行し、
直前の搬送制御においてカードの搬送に失敗した場合にセットされる情報がセットされていない場合には、前記第2搬送手段で前記搬送媒体を前記第2搬送方向に搬送して前記排出口に排出する媒体排出制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、搬送失敗によって搬送路内に滞留したIDカードの排出が簡易に実現できる。また、搬送失敗によって搬送路内に滞留したIDカードであっても排紙口に排出できるため、ユーザに使い勝手の良いシステムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る小切手処理装置の概略図。 本発明の一実施形態に係る小切手処理装置のブロック図。 本発明の一実施形態に係る小切手処理装置の構成図。 本発明の一実施形態に係る画像読み取りセンサ構成図。 カード搬送の挙動を示す図。 本発明の一実施形態に係るカード画像読取制御とカード強制排出制御を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る制御別処理1におけるカード画像読取制御を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る排出制御シーケンスを示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る制御別処理2を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るカード画像読取制御における制御別処理3を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る排出制御種別を判定するフローチャート。 本発明の一実施形態に係るカード強制排出制御における制御別処理1を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るカード強制排出制御における制御別処理3を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係るカード強制排出制御における制御別処理2を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係るカード強制排出制御における制御別処理3を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係る画像読み取りセンサのカード検出方法。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置、画像読取装置または小切手処理装置の一例をとなる小切手処理装置を含む画像読取システムの全体構成を示す概略図である。
図1において、画像読取システムは、小切手処理装置100と、小切手処理装置100に対して読取動作制御を行うスキャナアプリケーションやスキャナデバイスドライバを備えたホストコンピュータ(PC)200とで構成される。小切手処理装置100とPC200とは、図2に示す通信部84のUSBケーブルや通信ケーブルを介して互いに接続されている。なお、本発明における小切手処理装置100とPC200の接続形態はこのような有線通信のインターフェースの他、無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
図2を参照して小切手処理装置100の全体構成について説明する。コントローラーユニット40はCPU80、RAM88、ROM89、通信部84及びインターフェース部86を備える。CPU80はROM89にあらかじめ記憶されたプログラムを実行することにより、小切手処理装置全体の制御を行う。通信部84は、PC200との情報通信を行うインターフェースである。インターフェース部86はアクチュエータ85やセンサ87、操作パネル60とのデータの入出力を行うI/Oインターフェースである。アクチュエータ85には、搬送モータ90、給紙モータ91が含まれる。センサ87には、積載検知センサ2a、シート検出センサ10、重送検知センサ11、磁気ヘッド12、レジストセンサ16、カード検知センサ24、画像読取センサ30の表画像読取センサ30a、裏画像読取センサ30bが含まれる。
なお、搬送モータ90は、送りローラ5、搬送ローラ対9、13、14および排紙ローラ対17を駆動し、給紙モータ91は、給送ローラ4およびカード搬送ローラ25を駆動するように構成されている。搬送モータ90は正逆方向自在に駆動可能であり、給紙モータ91は正方向のみに駆動可能なようになっている。
図3には、本実施形態の小切手処理装置100の構成図(上面図)を示す。装置の手前側には電源ボタン、小切手やカードの画像読取制御や排出制御を開始するスタートボタンを備えた操作パネル60が設けられている。オペレーターは、操作パネル60を操作するか、PC200にインストールされた不図示の操作アプリを用いて、小切手もしくはIDカードの画像読取処理、及び排出制御を行うことができる。また、操作パネル60はLEDを備えており、電源ON時にはLEDを点灯させ、ジャム等の異常発生時には点滅させることで、オペレーターに小切手処理装置100の状態を通知することが可能である。
ホッパー2に起立状態で積載された小切手は、積載検知センサ2aによって検知される。ホッパー2には給紙押圧部材3が設けられており、小切手を給送ローラ4に押し付ける機能を有する。給送ローラ4は、小切手を送りローラ5に給送し、送りローラ5に対向した分離ローラ6が複数枚重なった小切手を分離して1枚ずつシート搬送路7(媒体搬送路)へ送る。
永久磁石8は、小切手に印刷されたMICR文字の磁化方向を整列させる。搬送ローラ対9は、磁化方向が整列した小切手を磁気ヘッド12へ搬送する。磁気ヘッド12はシート検出センサ10でMICR文字読取タイミングを取ったのち、MICR文字を読み取る。磁気ヘッド12の向かいには重送を検知する重送検知センサ11が設けられている。
小切手は、搬送ローラ13a、13b、13c、14a、14b、14cによって画像読取センサ対30に搬送される。小切手処理装置100は、レジストセンサ16で画像読取のタイミングを取った後に画像読取センサ対30を用いて小切手の両面の画像を読み取る。表画像読取センサ30a、裏画像読取センサ30bにはCIS(Contact Image Sensor)が使用される。
ここで、図4を用いて本実施形態におけるCISセンサの構成について説明する。
図4に示すように、光源であるLED304の光を導光体301でライン状に拡散する。導光体302によっても導光体301と同様にLED305の光を拡散する。図4には示していないが、レンズアレイ303の奥に、光電変換を行うラインセンサが設置されている。光源(LED304,305)により照射され、媒体から反射された光は、レンズアレイ303でラインセンサに導かれ、光電変換される。光電変換は、図4のAからBの向きに順に行われ、その向きが主走査方向となる。主走査方向に対する垂直方向が副走査方向である。小切手処理装置100では、媒体を副走査方向に搬送し、光源を照射して主走査方向に光電変換することで、媒体全体の画像情報を読み取る。読み取った画像情報はデジタル信号データ化処理され、コンピュータで簡単に情報を管理運用できるようになっている。
なお、本実施形態ではCISとしたが、本発明はそれに限るものではなく、CCD(Charge Coupled Device)でもよい。
画像を読み取られた小切手は、図3に示す排紙ローラ対17a、17bにより排紙スタッカ21に排出される。排紙スタッカ21には、排出された媒体の起立状態を保つシート押さえ板20が設けられている。排紙スタッカ21の横にはカード挿入口23と、IDカードCの挿入を検知するカード検知センサ24、IDカードCを搬送するカード搬送ローラ25、IDカードCが搬送されるカード搬送路(カード合流経路)26、カード搬送路26を塞いで小切手の侵入を防ぐカード搬送路切替えガイド18が設けられている。
カード挿入口23から挿入されたIDカードCは、カード搬送路(カード合流経路)を通ってシート搬送路7の下流側の部分に合流し、排紙ローラ対17によって画像読取センサ対30に向かう方向(第1搬送方向)に搬送される。搬送ローラ対14も第1搬送方向にIDカードCを搬送するように駆動され、IDカードCがレジストセンサ16を通過すると、搬送ローラ対14および排紙ローラ対17が逆回転し、排出口に向かう方向(第2搬送方向)にIDカードCを搬送しながら画像読取センサ対30によって画像を読み取られる。このように、排紙ローラ対17と搬送ローラ対14とを正逆回転させることによって、シート搬送路7上を往復移動しながら画像を読み取られたあと、排出口に排出される。
ここで、図6から図11のフローチャートと、図5のカード搬送の挙動を示す図を用いてカード画像読取制御の説明をする。
図6におけるステップS100で操作パネル60もしくは不図示の操作アプリからカード画像読取指示を受けると制御別処理1(ステップS1000)を実行する。
カード画像読取制御の制御別処理1(ステップS1000)を、図7を用いて説明する。
カード検知センサ24がIDカードCを検出しているかを確認し(ステップS1101)、検出していなかった場合は(ステップS1101 NO)、カード画像読取制御を終了する(ステップS1103)。
IDカードCが検出できた場合は(ステップS1101 YES)、カード排出リクエストをリセットして(ステップS1102)、図6のAに戻る。次に、搬送モータ90と給紙モータ91を逆転させることで(ステップS101)、カード挿入口23に挿入されたIDカードCをカード搬送路26からシート搬送路7に合流する方向に向かって搬送する(図5の(a))。
IDカードCはカード搬送路26を搬送され、カード搬送路切替えガイド18に押し当てられる(図5の(b))。カード搬送路切替えガイド18は、ばねの力でカード搬送路26を塞いでいるが、カード搬送力をばねの力よりも大きくしているため、搬送されたIDカードCの先端によってガイドは押し下げられる(図5の(c))。
その後、IDカードCは排紙ローラ対17に到達し、シート搬送路7に引き込まれる。排紙ローラ対17によってカードスイッチバック位置28(カード退避経路)に向かって搬送され、IDカードCの後端がカード搬送路26をぬけると、カード搬送路切替えガイド18はばねの力で、カード搬送路26を塞ぐ(図5の(d))。その後、レジストセンサ16で、IDカードCの先端が検出されるのを待つ(ステップS102)。先端が検出されない場合は(ステップS102 NO)、モータ駆動開始(ステップS101)から一定時間経過したかを判定し(ステップS109)、経過していない場合は(ステップS109 NO)、ステップS102に戻る。
一定時間経過した場合は(ステップS109 YES)、IDカードCの搬送失敗と判断する。この時、搬送失敗したIDカードCを排出するために、小切手処理装置100では排出制御を備えている。
ここで、図8を用いて排出制御について説明する。
ステップS300で排出制御が開始されると、搬送モータ90を正転方向に駆動させる(ステップS301)。搬送モータ90を駆動させてから一定時間経過するのを待ち(ステップS302)、搬送モータ90を停止する(ステップS303)。搬送モータ90が正転方向に駆動することで送りローラ5、搬送ローラ対9、13、14、排紙ローラ対17が媒体を排出口に向けて搬送する方向に回転し、シート搬送路7に滞留した小切手やIDカードを排紙スタッカ21に排出することができる。
しかし、排紙スタッカ21に向かって搬送されるように送りローラ5、搬送ローラ対9、13、14、排紙ローラ対17を回転させる上記の排出制御(通常排出制御)では、IDカードCが図5の(b)の位置にある場合は、回転している排紙ローラ対17にIDカードCが接触していないため、動かすことができない上、図5の(c)の位置にある場合は、上記の排出制御を実行することでIDカードCが再びカード搬送路26に押し戻されることになり、排紙スタッカ21に排出することができなくなる。
本発明の実施形態に係る小切手処理装置では、カード搬送ローラ25を回転させてから一定時間経過してもレジストセンサでIDカードCを検出できない場合には、搬送失敗と判断してカード搬送ローラ25を停止し、搬送を終了するように構成されている。しかし、カード搬送ローラ25が回転している最中にIDカードCとの接触面が大きくなった場合や、IDカードCが搬送されないことにオペレーターが気付き、IDカードCの後端を押す等してカードの搬送がアシストされた場合、IDカードCは搬送されるが、カード搬送ローラ25の回転開始から実際にIDカードCが搬送されてレジストセンサ16に到達するまでに時間がかかると、搬送失敗と判断し、搬送が終了する。その場合には、IDカードCの大部分もしくは全体がカード搬送路に取り込まれた状態であるため、オペレーターはIDカードCを掴んで引っ張り出すことができない、という状況が起こる。
これらの問題を解決するために、本発明ではさらに、カード強制排出制御を備えている。カードの搬送に失敗した場合は(ステップS109 YES)、搬送モータ90と給紙モータ91を停止させ(ステップS110)、RAM88にカード排出リクエスト情報をセットして(ステップS111)、搬送を終了する(ステップS108)。カード排出リクエスト情報をセットすることで、次回排出制御では、カード強制排出制御が実行される。カード強制排出制御の詳細は後述する。
次に、カード画像読取制御の続きを説明すると、レジストセンサ16で先端が検出された場合は(ステップS102 YES)、IDカードCがシート搬送路7に引き込まれたと判断し、給紙モータ91を停止する(ステップS103)。その後、制御別処理2(ステップS2000)を実行する。
カード画像読取制御の制御別処理2(ステップS2000)を、図9を用いて説明する。
カード画像読取制御の制御別処理2(ステップS2000)では、ステップS2100で処理が開始されると、レジストセンサ16でIDカードCの後端が検出されることを待つ(ステップS2101)。レジストセンサ16で後端が検出されず(ステップS2101 NO)、先端検出(ステップS102 YES)から一定時間経過した場合(ステップS2104 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS2105)、搬送を終了する(ステップS2106)。
一定時間経過していない場合は(ステップS2104 NO)、ステップS2101に戻る。
一定時間経過する前にレジストセンサ16で後端が検出された場合は(ステップS2101 YES)、予め設定された所定時間待つことで、IDカードCをカードスイッチバック位置28に到達させ(ステップS2102)、カード画像読取制御の制御別処理2(ステップS2000)が終了する。その後、図6のBに戻り読取処理を継続する。
制御別処理2(ステップS2000)が終了した後は、搬送モータ90を停止する(ステップS104)。次に、搬送モータ90を正転(ステップS105)させることで、IDカードCを画像読取方向に搬送開始する。次に、制御別処理3(ステップS3000)を実行する。
カード画像読取制御の制御別処理3(ステップS3000)を、図10を用いて説明する。
カード画像読取制御の制御別処理3(ステップS3000)では、画像読取タイミングを取得するため、レジストセンサ16でIDカードCの先端が検出されることを待つ(ステップS3101)。レジストセンサ16で先端が検出されない場合は(ステップS3101 NO)、搬送モータ90の正転開始(ステップS105)から一定時間経過したかどうかを判定する(ステップS3109)。一定時間経過していない場合(ステップS3109 NO)はステップS3101に戻る。
一定時間経過した場合(ステップS3109 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS3110)、搬送を終了する(ステップS3111)。
一定時間経過する前にレジストセンサ16で先端が検出された場合は(ステップS3101 YES)、画像読取センサ対30で画像読取を開始し(ステップS3102)、レジストセンサ16でIDカードCの後端が検出されることを待つ(ステップS3103)。この時、レジストセンサ16の先端検出から(ステップS3101 YES)一定時間経過したかどうかを判定する(ステップS3106)。一定時間経過していない場合(ステップS3106 NO)はステップS3103に戻る。
一定時間経過した場合(ステップS3106 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS3107)、画像読取を終了して(ステップS3108)、搬送を終了する(ステップS3111)。この一定時間とは、IDカードの大きさと搬送ローラ対14の送り量を考慮して予め所定値に定められている。
レジストセンサ16で後端が検出されると(ステップS3103 YES)、画像読取終了タイミングを待ち、画像読取センサ対30の画像読取を終了し(ステップS3104)、カード画像読取制御の制御別処理3(ステップS3000)が終了する。その後、図6のCに戻る。
制御別処理3(ステップS3000)が終了した後は、レジストセンサ16で後端を検出したタイミングから(ステップS3103 YES)、排紙スタッカ21にIDカードCが完全に排出される時間を算出し、排出完了するまで待って(ステップS106)、搬送モータ90を停止させ(ステップS107)、搬送を終了する(ステップS108)(図5のe)。
IDカードCの排紙スタッカ21への排出時に、排出されたIDカードCは、排紙スタッカ21に設けられたシート押さえ20によって排紙スタッカ内の所定の位置に付勢される。
IDカードCの排紙スタッカ21への排出が完了すると、小切手処理装置100は通信部84を介して、PC200に読み取った表裏両面の画像データを送信する。
次に図11を用いて排出制御の種別判定について説明する。
ステップS200で操作パネル60もしくは操作アプリから排出指示を受けると、RAM88からカード排出リクエスト情報を読み出し、カード強制排出制御を実行するか、上記に述べた排出制御を実行するかを判定する(ステップS201)。本実施例では操作パネル60もしくは操作アプリから排出指示を受けてカード強制排出制御、もしくは排出制御を開始するとしたが、本発明はそれに限るものではなく、カード画像読取制御の際に搬送失敗して終了した場合に、カード強制排出制御を自動で行うなど、特定の条件が満たされたときに自動で排出制御を開始するように構成してもよい。
カード排出リクエスト情報がない場合は(ステップS201 NO)、排出制御(通常排出制御)を実行する(ステップS205)。
カード排出リクエスト情報がセットされていた場合は(ステップS201 YES)、RAM88のカード排出リクエスト情報をクリアし(ステップS202)、カード強制排出制御を実行する。
ここで、本実施形態のカード強制排出制御について、図6、図12、図13のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態におけるカード強制排出制御では、カード検知センサ24の検出結果に関わらず実行され、スイッチバック後に画像読取制御を行わない点が、カード画像読取制御1と異なる。全ステップS100〜ステップS108のうち、制御別処理1(ステップS1000)と制御別処理3(ステップS3000)以外は、カード画像読取制御と同じであるため、説明を省略する。
ステップS100でカード画像読取制御が開始されると、制御別処理1(ステップS1000)を実行する。
カード強制排出制御時の制御別処理1(ステップS1000)について、図12を用いて説明する。
制御別処理1(ステップS1000)では、カード検知センサ24の出力によらずにカード搬送制御を実行するために、何も実行せず(ステップS1200→A)、図6のAに戻る。これは、カード強制排出制御の実行が必要な状況の場合、IDカードCがカード検知センサによって検知可能な位置に存在しているか否かに関わらずカード強制排出制御を実行可能にするためである。
次に、本実施形態の制御別処理3(ステップS3000)について、図13を用いて説明する。
本実施形態の制御別処理3(ステップS3000)では、レジストセンサ16でIDカードCの先端が検出されることを待つ(ステップS3201)。レジストセンサ16で先端が検出されない場合は(ステップS3201 NO)、搬送モータ90の正転開始(ステップS105)から一定時間経過したかを判定する(ステップS3207)。一定時間経過していない場合(ステップS3207 NO)は、ステップS3201に戻る。
一定時間経過した場合(ステップS3207 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS3208)、搬送を終了する(ステップS3206)。
先端が検出された場合は(ステップS3201 YES)、レジストセンサ16でIDカードCの後端が検出されることを待つ(ステップS3202)。この時、レジストセンサ16の先端検出から(ステップS3201 YES)一定時間経過したかを判定する(ステップS3204)。一定時間経過していない場合は(ステップS3204 NO)、ステップS3202に戻る。
一定時間経過した場合(ステップS3204 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS3205)、搬送を終了する(ステップS3206)。
レジストセンサ16で後端が検出されると(ステップS3202 YES)、制御別処理3(ステップS3000)は終了し、図6のCに戻る。
以下、通常の画像読取制御と同様に処理することによって一連のカード強制排出制御を完了する。
<第二の実施形態>
次に、第二の実施形態について、図14、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、第二の実施形態においては、基本的な構成、制御については第一の実施形態と同様であるため、説明は割愛するが、カード強制排出制御に関する制御のみが異なるため、以下にて説明する。
本実施形態のカード強制排出制御は、IDカードCをカードスイッチバック位置28まで到達してからスイッチバックする第一の実施形態と異なり、IDカードCがカード搬送路26を抜けたらスイッチバックするものである。
本実施形態では、スイッチバックの開始タイミングが第一の実施形態と異なるが、全ステップS100〜ステップS108のうち、制御別処理2(ステップS2000)と制御別処理3(ステップS3000)以外は、第一の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
本実施形態の制御別処理2(ステップS2000)について、図14を用いて説明する。
本実施形態の制御別処理2(ステップS2000)では、IDカードCの後端がカード搬送路26を抜ける時間を算出する(ステップS2201)。すなわち、IDカードCの長さは仕様で確定しているため、レジストセンサ16からカード搬送路26がシート搬送路7に合流する位置までの距離と、IDカードCとの長さの差分をとり、搬送速度で割ると、ステップS102でカード先端検知した時間からIDカードCの後端がカード搬送路26を抜けるまでの時間を算出することができる。その後、ステップS2201で算出した所定の時間が経過するのを待つ(ステップS2202)。所定の時間が経過すると、本実施形態の制御別処理2(ステップS2000)を終了し、図5のBに戻る。
次に、本実施形態の制御別処理3(ステップS3000)について、図15を用いて説明する。
本実施形態の制御別処理3が実行される時点では、IDカードCがレジストセンサ16にて検出される位置に位置しており、その後搬送ローラ対14によってIDカードCが搬送されてレジストセンサ16がOFFを検出するのを待つ(ステップS3301)。レジストセンサ16でOFFが検出されない場合は(ステップS3301 NO)、搬送モータ90の正転開始(ステップS105)から一定時間経過したかを判定する(ステップS3303)。一定時間経過していない場合(ステップS3303 NO)は、ステップS3301に戻る。
一定時間経過した場合(ステップS3303 YES)は、カードジャムと判断して、搬送モータ90を停止し(ステップS3304)、搬送を終了する(ステップS3305)。
一定時間が経過する前にレジストセンサ16がOFFを検出した場合は、本実施形態の制御別処理3(ステップS3000)を終了し、図5のCに戻る。
以下、通常の画像読取制御と同様に処理することによって一連のカード強制排出制御を完了する。
なお、IDカードは600dpiの高解像度で読み取ることが求められており、カード画像読取の際は、小切手等を低解像度で読み取る時よりも低速でカードを搬送する。しかし、カード強制排出制御をカード画像読取制御と同等の速度で実行すると、排出完了までに時間がかかってしまうため、第一、第二の実施形態におけるカード強制排出制御を実行する場合は、カード画像読取速度より高速で搬送モータ90と給紙モータ91を駆動させてもよい。
また、カード画像読取制御と、第一、第二の実施形態の、搬送失敗やジャムと判断する基準を、各基準ステップからの時間経過としたが、例えばモータパルスのカウント値を使用してもよい。
また、IDカードCの検知については、レジストセンサ16を用いたが、画像読取センサ対30を使用して、得られた画像情報からIDカードCを認識しても良い。
ここで、図16を用いて、画像読取センサ対30を用いて、IDカードCの検知を行う方法を説明する。本実施例における画像読取センサ対30は、表画像読取センサ30aと、裏画像読取センサ30bが互いに対向する位置に配置しており、各画像読取センサの真正面には黒、又は白で統一された背景板が設置されている。
IDカードCが表画像読取センサ30aと、裏画像読取センサ30bにかかる前に取得される画像データの10bitAD値は、単一色で統一された背景板の画像データを読み取るため、例えば背景板が黒で統一されている場合、全画像データが0近辺に張り付いており、画像データは変動がない。(図16の(a))
搬送されたIDカードCが表画像読取センサ30aまたは、裏画像読取センサ30bにかかると、各画像読取センサが取得する一部の画像データが0近辺から変動するため、画像読取センサ対30の領域にIDカードCが搬送されたと判断することができる。(図16のb)また検知を確実にするため、画像データの変動に合わせて、次に説明するように、取得領域も判断基準とする。
搬送するIDカードCの高さは、表画像読取センサ30aと、裏画像読取センサ30bの高さと比較すると半分以下となっており、IDカードCが各画像読取センサの前を通過しても画像データの変動が起こらない領域が必ず存在する。(図16の画素1000〜2550の部分)。その領域はIDカードCが搬送されている途中も、単一色の背景板の画像データを取得しており、取得する画像データの濃度に変化が生じない。この領域における濃度変化を利用し、ある領域の画像データの変動が検知され、かつある任意の指定した領域の画像データにおける画像濃度変化がなかった場合、IDカードCが画像読取センサ対30の領域に搬送されたと判断することが可能となる。
本発明の実施形態に係る小切手処理装置においては、カード強制排紙リクエストをセットした時点で、ユーザに対してカードが滞留していることを報知することが好ましい(第1の報知)。また、カード強制排出制御を実行することによってカードが排出された際にはエラー報知を停止し、カード強制排出制御を実行したにも関わらず、カードの排出を検出できなかった場合には、エラーの報知を続け、例えば連続で数回のカード強制排出制御が実行されたにも関わらずカードの排出を検出できなかった場合には、改めてカードが装置内に滞留し、カード強制排出制御によっても排出できなかったことを示す第2の報知を行ってもよい。第1の報知と第2の報知は例えば操作部60に設けたLEDの点灯パターンや色によって区別すればよい。
本発明の実施形態に係る小切手処理装置のようにカード強制排出制御を備えることで、カードの搬送が失敗したとしても即座にはエラー処理をせずにカード強制排出制御を実行することによって、搬送のリトライをすることが可能となる。その場合、カード強制排出制御の実行に関しては、システム内にカード強制排紙リクエストがセットされていることを監視する監視部を有し、その監視部の監視結果によって実行を判断して自動実行してもよいし、当然、操作部60や小切手処理装置100に接続されたPC200などに設けられたカード強制排出制御の実行キーによって実行すればよい。
また、上述した監視部を小切手処理装置100内に設け、小切手処理装置100においてカード強制排紙リクエストが発行されたことを検出した時点で、カード強制排出制御の実行を決定し、その時点で実行されているカード画像読取制御などに続けてカード強制排出制御を実行するようにしてもよい。その場合、システムとして小切手処理装置100とPC200とで構成している場合には、PC200にはエラー発生を通知せずに、速やかにカード強制排出制御を実行し、上述したようにカード強制排出制御の実行においても画像を読み取れば、読取処理を停止することなく処理を継続することも可能となる。
また、本発明のカード強制排出制御は、上述した実施の形態に限定されず、次のような態様に用いることが可能である。例えば、カードが搬送路中で一時的に停止した場合において、本発明のカード強制排出制御を行うことで、ユーザが搬送路中から自らの手でカードを取り出す手間を省くことができる。すなわち、このようなカード強制排出制御において、例えば、カードの読み取りを行わず、カードの排出制御のみを優先的に実施した場合には、ユーザはカードを再度、カード挿入口から挿入してカード搬送を直ぐに実施できる。
このとき、カード読取については、カード強制排出制御中に画像読取を行うことによる画像読取の再実施により画像を読み取れた場合、その画像データをPC200等へ転送することで完了する。また、上述した実施形態のように、カード以外に小切手等の紙媒体を複数枚処理する小切手処理装置においては、例えば、小切手の読取処理をした後にカード処理を関連付けて実施することが可能である。この場合、本発明では、カードの搬送が一時停止したとしても、即座にエラー処理することなく、ユーザは、カード強制排出制御を実施することで、再度、カード処理を続けて実施できる。これにより、小切手等の読取処理にカード読取の結果を加えて一連の読取処理を実施する場合において、カード搬送の停止によりエラー処理として一連の処理をやり直すことなく、小切手の読取処理を含めた一連の処理を継続することもできる。
例えば、一連の処理をそのまま無条件で継続することもできるが、カード強制排出制御を実行したにも関わらずカードの排出(画像の読取)が検出できなかった場合には、不適切なカードが使用されたとして、一連の処理によって得られたデータを削除するような形態も考えられる。
また、本発明のカード強制排出制御を、自動で実行するように構成してもよい。例えば、小切手処理装置100の電源がONされた時点でカード排出リクエストをセットし、そのまま図11に示すステップS201以降の処理(カード強制排出制御)を実行するように構成してもよい。この構成によれば、小切手処理装置100の電源投入時に、自動的にカードを強制排出することができるため、装置内にカードが滞留している状況でカード画像読取制御を実行することによる不測のエラー発生を防ぐことができる。なお、小切手処理装置100の電源投入時に自動的に実行されることは一例であり、例えばカード画像読取制御の開始時や、PC200側のアプリケーションと小切手処理装置100が何らかの通信を行った際などに行うように構成してもよい。
つまり、本発明は、簡単な構成で排出口までのカード強制排出制御を行うことで、搬送媒体の取り出し口を統一でき、ユーザはカード強制排出制御後のカード搬送を即座に実施できるだけでなく、カード読取等を含めた小切手の処理システムとしてのエラー処理を極力少なくして小切手等の処理に要する作業性を向上できるカード搬送装置を実現することができる。
以上に説明したように本発明は、小切手類とカード類を読み取る画像処理装置において、アクチュエータや搬送路を共通化することで、製品の小型化、コストダウン化につなげた構成をとりながらも、搬送失敗によって滞留したカードを確実に排紙スタッカに排出することが可能となる。
2 ホッパー
2a 積載検知センサ
3 給紙押圧部材
4 給紙ローラ
5 送りローラ
6 分離ローラ
7 シート搬送路
8 永久磁石
9 搬送ローラ
10 シート検知センサ
11 重送検知センサ
12 磁気ヘッド
13 搬送ローラ対
14 搬送ローラ対
16 レジストセンサ
17 排紙ローラ対
18 カード搬送路切替ばね
20 シート押さえ
21 排紙スタッカ
23 カード挿入口
24 カード検知センサ
25 カード搬送ローラ
26 カード搬送路
28 カードスイッチバック位置
30 画像読取センサ
30a 表画像読取センサ
30b 裏画像読取センサ
40 コントローラーユニット
60 操作パネル
80 CPU
84 通信部
85 アクチュエータ
86 インターフェース
87 センサ
88 RAM
89 ROM
100 小切手処理装置
200 PC
301 導光体
302 導光体
303 レンズアレイ
304 LED
305 LED

Claims (11)

  1. 搬送媒体としてのカードを挿入するためのカード挿入口と、
    前記カードを搬送路に向けて搬送する第1搬送手段と、
    前記カードを前記搬送路に沿って第1搬送方向および前記第1搬送方向と逆の第2搬送方向に切り替えて搬送する第2搬送手段と、
    前記カード挿入口から前記搬送路に亘って設けられ、前記カード挿入口に挿入されたカードを、前記第1搬送手段によって前記第1搬送方向に沿う方向に搬送して前記搬送路に合流させるためのカード合流経路と、
    前記搬送路の端部に設けられ、前記第2搬送方向に搬送されたカードが排出される排出口と、
    前記搬送路に合流し、搬送された搬送媒体が前記第2搬送手段により前記搬送路を前記第2搬送方向に搬送されて前記排出口に到達する媒体搬送路と、
    前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とを制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記搬送路に滞留した搬送媒体を排出する排出制御を実行可能であり、
    前記制御部は前記排出制御の実行時に、
    直前の搬送制御においてカードの搬送に失敗した場合にセットされる情報がセットされている場合には、前記カードを前記第1搬送手段および前記第2搬送手段によって所定の位置へ搬送したのちに、
    前記第2搬送手段で前記カードを前記第2搬送方向に搬送して前記排出口に排出するカード強制排出制御を実行し、
    直前の搬送制御においてカードの搬送に失敗した場合にセットされる情報がセットされていない場合には、前記第2搬送手段で前記搬送媒体を前記第2搬送方向に搬送して前記排出口に排出する媒体排出制御を実行する
    ことを特徴とするカード搬送装置。
  2. 前記搬送路内に設けられ、カードの到達を検知するレジストセンサを備え、
    前記制御部は、前記カード強制排出制御において、
    前記第1搬送手段で前記カードを前記搬送路に向けて搬送し、
    前記レジストセンサが前記カードの到達を検知すると、前記第2搬送手段で前記カードを前記第2搬送方向に搬送して、
    前記カードを前記排出口に排出することを特徴とする請求項1に記載のカード搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記カード強制排出制御において、前記カード強制排出制御の実行開始から所定時間経過後も前記レジストセンサによるカードの到達を検知しない場合には、
    前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を停止することを特徴とする請求項2に記載のカード搬送装置。
  4. 前記カード挿入口にカードが載置されていることを検知するカード挿入検知部を備え、
    前記制御部は、
    搬送制御において、前記カード挿入検知部によりカードを検知し、所定時間経過後も前記レジストセンサによるカードの到達を検知しない場合には、直前の搬送制御においてカードの搬送に失敗した場合にセットされる情報を、前記制御部が有する記憶部に格納することを特徴とする請求項2または3に記載のカード搬送装置。
  5. 前記制御部は、
    搬送制御においては、前記カード挿入検知部によりカードが載置されていることを検知した場合にのみ前記第1搬送手段を駆動し、
    前記カード強制排出制御においては、前記カード挿入検知部による検知結果によらず前記第1搬送手段を駆動してカードを前記搬送路へ搬送することを特徴とする請求項4に記載のカード搬送装置。
  6. ユーザが前記排出制御の実行を指示する操作部を備え、
    前記制御部は、前記操作部への実行指示に基づいて前記排出制御を実行するかどうかを判定し、
    前記カード強制排出制御もしくは前記媒体排出制御のいずれを実行するかを判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカード搬送装置。
  7. 前記搬送路は、前記第2搬送手段で前記第2搬送方向に搬送される前記カードが前記カード合流経路へ進入するのを防ぐ切替手段を備え、
    前記カード強制排出制御は、前記第1搬送手段で前記カードを搬送し、
    前記カードの後端が前記カード合流経路から抜けて、前記搬送路内に到達したことを検知すると、
    前記第2搬送手段によって前記第2搬送方向に前記カードを搬送するように制御することで、
    前記カードが前記切替手段によって前記排出口へ到達することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のカード搬送装置。
  8. 前記搬送路内における、前記第1搬送方向における前記レジストセンサの上流側に前記カードの情報を読み取る読取部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1搬送手段で、前記カードを所定の位置へ搬送すると、
    前記第2搬送手段で、前記カードを前記第2搬送方向に搬送し、カードの情報を読み取るカード情報読取制御を実行することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載のカード搬送装置を有するカード読取装置。
  9. 前記カード強制排出制御は、前記カード情報読取制御よりもカードの搬送速度が速くなるように前記第1搬送手段および前記第2搬送手段を制御することを特徴とする請求項8に記載のカード搬送装置を有するカード読取装置。
  10. 前記カード強制排出制御は、前記読取部による読取動作によってカードの到達を検知することを特徴とする請求項8または9に記載のカード読取装置。
  11. 前記媒体搬送路に読取媒体を供給するための媒体供給口を備え、
    前記カード挿入口または前記媒体供給口に載置された媒体を前記読取部まで搬送して、前記媒体の読取動作を実行し、前記排出口に到達するように前記第2搬送手段を制御することを特徴とする請求項10に記載のカード読取装置を有する媒体読取装置。
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