JPH1184446A - 振れ補正機能付きカメラ - Google Patents
振れ補正機能付きカメラInfo
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- JPH1184446A JPH1184446A JP24441597A JP24441597A JPH1184446A JP H1184446 A JPH1184446 A JP H1184446A JP 24441597 A JP24441597 A JP 24441597A JP 24441597 A JP24441597 A JP 24441597A JP H1184446 A JPH1184446 A JP H1184446A
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- Japan
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- amount
- unit
- acceleration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振れ量検出時点から比較的長い時間後におけ
る予測に対しても、高精度の予測値を得る。 【解決手段】 横及び縦方向の各々について、データ選
択部512で選択抽出された最新振れ量を含む4個の振
れ量のうち、最新振れ量とこれに次いで新しい振れ量と
を用いて第1の振れ速度を求め、残りの2つの振れ量を
用いて第2の振れ速度を求め、これら2つの振れ速度か
ら振れ加速度を求めるとともに、第1の振れ速度及び振
れ加速度を含む等加速度運動に基づく移動量算出の演算
式における加速度項に係数k(0<k<1)を乗じて、
予測振れ量を算出する予測振れ量算出部513を備え
た。
る予測に対しても、高精度の予測値を得る。 【解決手段】 横及び縦方向の各々について、データ選
択部512で選択抽出された最新振れ量を含む4個の振
れ量のうち、最新振れ量とこれに次いで新しい振れ量と
を用いて第1の振れ速度を求め、残りの2つの振れ量を
用いて第2の振れ速度を求め、これら2つの振れ速度か
ら振れ加速度を求めるとともに、第1の振れ速度及び振
れ加速度を含む等加速度運動に基づく移動量算出の演算
式における加速度項に係数k(0<k<1)を乗じて、
予測振れ量を算出する予測振れ量算出部513を備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時の手振れ等
により生じるカメラ本体と被写体像との相対的な振れを
補正する振れ補正機能付きカメラに関するものである。
により生じるカメラ本体と被写体像との相対的な振れを
補正する振れ補正機能付きカメラに関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、CCD等を用いて、手振れ等により
生じる被写体と撮像光学系との間の振れ量を検出して、
この振れ量を打ち消すように補正する機能を有するビデ
オカメラや電子スチルカメラ等が販売されており、また
カメラに適用されたものが提案されている。
生じる被写体と撮像光学系との間の振れ量を検出して、
この振れ量を打ち消すように補正する機能を有するビデ
オカメラや電子スチルカメラ等が販売されており、また
カメラに適用されたものが提案されている。
【0003】特開平8−51566号公報には、振れ検
出用として設けられたCCD等の固体撮像素子を用いて
被写体像を取り込んで振れ量を検出するとともに、検出
時点から振れ量を打ち消すための補正光学系の駆動が完
了するまでに要する、演算処理や駆動のための時間を考
慮して振れ量を予測し、この予測振れ量を用いて、補正
光学系を駆動する振れ補正機能付きカメラが記載されて
いる。
出用として設けられたCCD等の固体撮像素子を用いて
被写体像を取り込んで振れ量を検出するとともに、検出
時点から振れ量を打ち消すための補正光学系の駆動が完
了するまでに要する、演算処理や駆動のための時間を考
慮して振れ量を予測し、この予測振れ量を用いて、補正
光学系を駆動する振れ補正機能付きカメラが記載されて
いる。
【0004】なお、手振れ等の振れ量の予測ではない
が、最適な合焦を得るための動体予測の技術に関して提
案がなされている。例えば、特開平1−140111号
公報には、検出結果のバラツキを抑制するべく、被写体
の移動速度に係数1/2を乗したものが開示されてい
る。特開平1−200315号公報には、被写体の移動
量が大きい時の自動焦点調節における被写体の移動予測
において、過去の3個の検出データを利用して2次関数
近似を行うとともに、2次の係数を検出間隔を用いて補
正するものが開示されている。特開平5−210036
号公報には、補正速度を計算することで、デフォーカス
速度の補正を行うとともに、一次関数と二次関数による
補正速度を切り換え可能に有し、一次関数では速度に係
数を、2次関数では速度の自乗に係数が乗算されたもの
が提案されている。
が、最適な合焦を得るための動体予測の技術に関して提
案がなされている。例えば、特開平1−140111号
公報には、検出結果のバラツキを抑制するべく、被写体
の移動速度に係数1/2を乗したものが開示されてい
る。特開平1−200315号公報には、被写体の移動
量が大きい時の自動焦点調節における被写体の移動予測
において、過去の3個の検出データを利用して2次関数
近似を行うとともに、2次の係数を検出間隔を用いて補
正するものが開示されている。特開平5−210036
号公報には、補正速度を計算することで、デフォーカス
速度の補正を行うとともに、一次関数と二次関数による
補正速度を切り換え可能に有し、一次関数では速度に係
数を、2次関数では速度の自乗に係数が乗算されたもの
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手振れ等を2次
の項を用いて補正するカメラでは、手振れによる振れは
等加速度運動に従って推移していくとの仮定に基づい
て、振れ予測が行われるため、瞬間的には高精度の予測
が可能である。しかしながら、手振れ予測の場合には、
実際の手振れの振幅はさほど大きいものでない一方、加
速度は常に変化していることから、振れ量検出時点から
補正駆動時点までの時間を考慮すれば、振れ速度の方向
は変化しないまでも、場合によっては、予測に基づく補
正がずれて、例えば図10に示されるように、補正残り
(実際の振れと予測補正との差)を小さくできないとい
った問題がある。
の項を用いて補正するカメラでは、手振れによる振れは
等加速度運動に従って推移していくとの仮定に基づい
て、振れ予測が行われるため、瞬間的には高精度の予測
が可能である。しかしながら、手振れ予測の場合には、
実際の手振れの振幅はさほど大きいものでない一方、加
速度は常に変化していることから、振れ量検出時点から
補正駆動時点までの時間を考慮すれば、振れ速度の方向
は変化しないまでも、場合によっては、予測に基づく補
正がずれて、例えば図10に示されるように、補正残り
(実際の振れと予測補正との差)を小さくできないとい
った問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、振れ量検出時点から比較的長い時間後における予測
に対しても、高精度の予測値を得ることができる振れ補
正機能付きカメラを提供することを目的とする。
で、振れ量検出時点から比較的長い時間後における予測
に対しても、高精度の予測値を得ることができる振れ補
正機能付きカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、カメラ本体と被写体像との相対的な振れ
量を周期的に検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手
段で検出された過去の複数時点での検出振れ量を利用し
て、現在の振れ量を予測する予測演算手段と、前記予測
演算手段で得られた予測振れ量だけ前記カメラ本体と被
写体像との相対的な振れを補正する振れ補正手段とを備
えた振れ補正機能付きカメラにおいて、前記予測演算手
段は、前記過去の複数の検出時点での検出振れ量から現
在の振れ速度と振れ加速度とを算出する第1の算出手段
と、前記第1の算出手段で得られた振れ速度及び振れ加
速度から現在の振れ量を算出する第2の算出手段により
構成され、前記第2の算出手段は、前記振れ速度及び振
れ加速度を含む等加速度運動に基づく移動量算出の演算
式における加速度項に係数k(0<k<1)を乗じて、
前記現在の振れ量を算出するものである。
めの本発明は、カメラ本体と被写体像との相対的な振れ
量を周期的に検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手
段で検出された過去の複数時点での検出振れ量を利用し
て、現在の振れ量を予測する予測演算手段と、前記予測
演算手段で得られた予測振れ量だけ前記カメラ本体と被
写体像との相対的な振れを補正する振れ補正手段とを備
えた振れ補正機能付きカメラにおいて、前記予測演算手
段は、前記過去の複数の検出時点での検出振れ量から現
在の振れ速度と振れ加速度とを算出する第1の算出手段
と、前記第1の算出手段で得られた振れ速度及び振れ加
速度から現在の振れ量を算出する第2の算出手段により
構成され、前記第2の算出手段は、前記振れ速度及び振
れ加速度を含む等加速度運動に基づく移動量算出の演算
式における加速度項に係数k(0<k<1)を乗じて、
前記現在の振れ量を算出するものである。
【0008】この構成では、等加速度運動に基づく移動
量算出の演算式における振れ加速度を含む加速度項に係
数k(0<k<1)が乗じられるので、実際の手振れに
対して過剰気味となる加速度項の値が小さくなり、予測
された現在の振れ量は、実際の手振れに適合するように
なる。
量算出の演算式における振れ加速度を含む加速度項に係
数k(0<k<1)が乗じられるので、実際の手振れに
対して過剰気味となる加速度項の値が小さくなり、予測
された現在の振れ量は、実際の手振れに適合するように
なる。
【0009】なお、前記係数kは0.5でもよい。この
構成では、予測された現在の振れ量は、実際の手振れに
最も適合するようになる。
構成では、予測された現在の振れ量は、実際の手振れに
最も適合するようになる。
【0010】また、前記振れ検出手段は、前記被写体像
の光を受光し、電気信号に変換する複数の光電変換素子
が二次元状に配列された固体撮像素子と、得られた被写
体像の受光位置の変位により前記振れ量を検出する検出
部とにより構成されるものでもよい。この構成では、前
記現在の振れ量は、二次元状に配列された固体撮像素子
の密度で決まる高精度の検出振れ量が利用されて、予測
される。
の光を受光し、電気信号に変換する複数の光電変換素子
が二次元状に配列された固体撮像素子と、得られた被写
体像の受光位置の変位により前記振れ量を検出する検出
部とにより構成されるものでもよい。この構成では、前
記現在の振れ量は、二次元状に配列された固体撮像素子
の密度で決まる高精度の検出振れ量が利用されて、予測
される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のブ
ロック図である。カメラ1は、撮影部2、補正レンズ部
3、振れ検出部4、振れ補正量設定部5、駆動部6及び
位置検出部7により構成されている。
ロック図である。カメラ1は、撮影部2、補正レンズ部
3、振れ検出部4、振れ補正量設定部5、駆動部6及び
位置検出部7により構成されている。
【0012】撮影部2は、光軸Lを有する撮影レンズ2
1、及び装填されたフィルム22を光軸L上の結像位置
に給送する図略の機構部を備え、被写体像を撮影するも
のである。
1、及び装填されたフィルム22を光軸L上の結像位置
に給送する図略の機構部を備え、被写体像を撮影するも
のである。
【0013】補正レンズ部3は、撮影レンズ21の前方
に配置された横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レン
ズ32で構成され、被写体像振れをプリズム方式で補正
するものである。横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正
レンズ32は、それぞれ、光軸Lに平行な光軸を有し、
光軸Lと直交する面上を互いに直交する横及び縦方向に
移動可能に支持されている。
に配置された横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レン
ズ32で構成され、被写体像振れをプリズム方式で補正
するものである。横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正
レンズ32は、それぞれ、光軸Lに平行な光軸を有し、
光軸Lと直交する面上を互いに直交する横及び縦方向に
移動可能に支持されている。
【0014】図2は、鏡胴内に収納された縦振れ補正レ
ンズ32等の斜視図である。本実施形態では、縦振れ補
正レンズ32は、鏡胴24内に収納され、支点Oで回動
可能に支持されたフレーム321に取り付けられてい
る。フレーム321の外周部における支点Oの反対側に
は、ギヤ部322が形成されている。このギヤ部322
と噛合するギヤ631を有するモータ632が駆動する
ことで、縦振れ補正レンズ32は略縦方向に移動する。
図2から理解されるように、縦振れ補正レンズ32は、
鏡胴24の内径に当たる可動範囲R内において、略縦方
向に移動可能である。横振れ補正レンズ31についても
同様である。
ンズ32等の斜視図である。本実施形態では、縦振れ補
正レンズ32は、鏡胴24内に収納され、支点Oで回動
可能に支持されたフレーム321に取り付けられてい
る。フレーム321の外周部における支点Oの反対側に
は、ギヤ部322が形成されている。このギヤ部322
と噛合するギヤ631を有するモータ632が駆動する
ことで、縦振れ補正レンズ32は略縦方向に移動する。
図2から理解されるように、縦振れ補正レンズ32は、
鏡胴24の内径に当たる可動範囲R内において、略縦方
向に移動可能である。横振れ補正レンズ31についても
同様である。
【0015】図1に示す振れ検出部4は、検出用レンズ
41、振れセンサ42、振れセンサ制御部43及び信号
処理部44により構成されており、被写体に対するカメ
ラ1本体の相対的な振れにより生じる被写体像振れを検
出するための画像データを得るものである。検出用レン
ズ41は、撮影レンズ21の光軸Lと平行な光軸を有
し、被写体像を後方の振れセンサ42上に結像させるも
のである。振れセンサ42は、複数のCCD等の光電変
換素子が二次元状に配列されたエリアセンサであり、検
出用レンズ41により結像された被写体像を受光し、受
光量に応じた電気信号を得るものである。被写体像の画
像信号は、各光電変換素子で受光されて得られた電気信
号である画素信号の平面的な集合として得られる。振れ
センサ制御部43は、振れセンサ42に対して所定の電
荷蓄積時間(積分時間)で受光動作を周期的に行わせ、
各受光動作で得られた画像信号を信号処理部44に送出
させるものである。信号処理部44は、振れセンサ42
からの各画素信号に対し、所定の信号処理(信号増幅及
びオフセット調整等の処理)を施して画素データにA/
D変換するものである。
41、振れセンサ42、振れセンサ制御部43及び信号
処理部44により構成されており、被写体に対するカメ
ラ1本体の相対的な振れにより生じる被写体像振れを検
出するための画像データを得るものである。検出用レン
ズ41は、撮影レンズ21の光軸Lと平行な光軸を有
し、被写体像を後方の振れセンサ42上に結像させるも
のである。振れセンサ42は、複数のCCD等の光電変
換素子が二次元状に配列されたエリアセンサであり、検
出用レンズ41により結像された被写体像を受光し、受
光量に応じた電気信号を得るものである。被写体像の画
像信号は、各光電変換素子で受光されて得られた電気信
号である画素信号の平面的な集合として得られる。振れ
センサ制御部43は、振れセンサ42に対して所定の電
荷蓄積時間(積分時間)で受光動作を周期的に行わせ、
各受光動作で得られた画像信号を信号処理部44に送出
させるものである。信号処理部44は、振れセンサ42
からの各画素信号に対し、所定の信号処理(信号増幅及
びオフセット調整等の処理)を施して画素データにA/
D変換するものである。
【0016】振れ補正量設定部5は、振れ量検出部5
1、係数変換部52、目標位置設定部53、補正ゲイン
設定部54、温度センサ55、メモリ56及び位置デー
タ入力部57によって構成され、振れ補正駆動のための
振れ補正データを生成するものである。なお、温度セン
サ55は、カメラ1の環境温度を検出するものである。
また、メモリ56は、振れ量検出部51で用いられる画
像データや振れ量等のデータを一時記憶するRAMや、
係数変換部52で用いられる変換係数等を記憶するRO
Mにより構成される。
1、係数変換部52、目標位置設定部53、補正ゲイン
設定部54、温度センサ55、メモリ56及び位置デー
タ入力部57によって構成され、振れ補正駆動のための
振れ補正データを生成するものである。なお、温度セン
サ55は、カメラ1の環境温度を検出するものである。
また、メモリ56は、振れ量検出部51で用いられる画
像データや振れ量等のデータを一時記憶するRAMや、
係数変換部52で用いられる変換係数等を記憶するRO
Mにより構成される。
【0017】図3は、振れ量検出部51の構成を説明す
るためのブロック図である。振れ量検出部51は、振れ
量算出部511、データ選択部512及び予測振れ量算
出部513によって構成され、信号処理部44からの画
像データを用いて振れ量を求め、この振れ量を利用して
予測振れ量を更に求めるものである。
るためのブロック図である。振れ量検出部51は、振れ
量算出部511、データ選択部512及び予測振れ量算
出部513によって構成され、信号処理部44からの画
像データを用いて振れ量を求め、この振れ量を利用して
予測振れ量を更に求めるものである。
【0018】振れ量算出部511は、画像データダンプ
部511a,画像比較演算部511c及び平均化処理部
511dにより構成されている。画像データダンプ部5
11aは、信号処理部44からの画像データをメモリ5
6(RAM)にダンプするものである。
部511a,画像比較演算部511c及び平均化処理部
511dにより構成されている。画像データダンプ部5
11aは、信号処理部44からの画像データをメモリ5
6(RAM)にダンプするものである。
【0019】画像比較演算部511cは、メモリ56に
ダンプされた画像データと基準画像とを用いて、振れ量
を求めるものである。
ダンプされた画像データと基準画像とを用いて、振れ量
を求めるものである。
【0020】この振れ量を求める演算処理について説明
すると、まず、画像比較演算部511cは、メモリ56
にダンプされた画像データから、所要領域のブロック
(図4では、破線で示されている。)毎に、注目画像の
抽出作業を実行し、特徴点等を有する画像を含むブロッ
クBを基準画像として選定する。この選定時、補正レン
ズ部3の各レンズは、所定の基準位置、例えば各レンズ
が互いに逆向きに等距離移動可能な中央位置(図2では
Ra=Rbとなる位置)に固定されている。この中央位
置を基準にすることで、一方の可動範囲が他方よりも短
い場合に生じやすくなる振れ補正レンズが終端に当たり
やすくなるという問題が回避される。
すると、まず、画像比較演算部511cは、メモリ56
にダンプされた画像データから、所要領域のブロック
(図4では、破線で示されている。)毎に、注目画像の
抽出作業を実行し、特徴点等を有する画像を含むブロッ
クBを基準画像として選定する。この選定時、補正レン
ズ部3の各レンズは、所定の基準位置、例えば各レンズ
が互いに逆向きに等距離移動可能な中央位置(図2では
Ra=Rbとなる位置)に固定されている。この中央位
置を基準にすることで、一方の可動範囲が他方よりも短
い場合に生じやすくなる振れ補正レンズが終端に当たり
やすくなるという問題が回避される。
【0021】次いで、画像比較演算部511cは、メモ
リ56に記憶されている最新画像データから、基準画像
に対応する画像を参照画像として抽出し、基準画像の位
置に対する参照画像位置の変化量から画素数単位の振れ
量を求める。振れ量は、横及び縦方向の各々(E
H [i],EV [i])について求められ、メモリ56に一
時記憶される。但し、i(i=0,1,2,3,…)
は、周期番号(周期が既知であるから時間に相当)を示
し、最新の振れ量をEH [i],EV [i](i=0)とす
る。
リ56に記憶されている最新画像データから、基準画像
に対応する画像を参照画像として抽出し、基準画像の位
置に対する参照画像位置の変化量から画素数単位の振れ
量を求める。振れ量は、横及び縦方向の各々(E
H [i],EV [i])について求められ、メモリ56に一
時記憶される。但し、i(i=0,1,2,3,…)
は、周期番号(周期が既知であるから時間に相当)を示
し、最新の振れ量をEH [i],EV [i](i=0)とす
る。
【0022】図5は、画像比較演算部511cの演算処
理により得られた振れ量に対し、平均化処理部511d
により施される平均化処理の説明図で、図6は、画像比
較演算部511cの演算処理により得られた振れ量と平
均化処理部511dにより平均化された振れ量のグラフ
である。平均化処理部511dは、画像比較演算部51
1cの演算処理で得られた振れ量に対して、振れ検出部
4の検出のバラツキを抑えるための平均化処理を施すも
のである。即ち、平均化処理部511dは、図5に示さ
れるように、時間的に連続する各2つの振れ量(図では
丸印で示されている。)を利用して、その中間時点にお
ける平均化振れ量(図では三角印で示されている。)を
算出する。この平均化の効果により振れ検出部4の検出
のバラツキが抑圧されて、画像比較演算部511cによ
り算出された振れ量を用いるよりも、平均化処理部51
1dで平均化された振れ量を用いる方が、より実際の振
れ量に近づくのが図6から理解される。平均化振れ量
は、横及び縦方向の各々(EH [j],EV [j];j=
0,1,2,3,…)について求められ、メモリ56に
一時記憶される。
理により得られた振れ量に対し、平均化処理部511d
により施される平均化処理の説明図で、図6は、画像比
較演算部511cの演算処理により得られた振れ量と平
均化処理部511dにより平均化された振れ量のグラフ
である。平均化処理部511dは、画像比較演算部51
1cの演算処理で得られた振れ量に対して、振れ検出部
4の検出のバラツキを抑えるための平均化処理を施すも
のである。即ち、平均化処理部511dは、図5に示さ
れるように、時間的に連続する各2つの振れ量(図では
丸印で示されている。)を利用して、その中間時点にお
ける平均化振れ量(図では三角印で示されている。)を
算出する。この平均化の効果により振れ検出部4の検出
のバラツキが抑圧されて、画像比較演算部511cによ
り算出された振れ量を用いるよりも、平均化処理部51
1dで平均化された振れ量を用いる方が、より実際の振
れ量に近づくのが図6から理解される。平均化振れ量
は、横及び縦方向の各々(EH [j],EV [j];j=
0,1,2,3,…)について求められ、メモリ56に
一時記憶される。
【0023】図7は、予測振れ量算出部513で用いら
れる振れ速度V1,V2及び振れ加速度αと、これらを
求めるために必要となる振れ量との関係を示す図であ
る。図7に示されるように、横及び縦方向の各々につい
て、振れ加速度αを求めるには2つの振れ速度V1,V
2が必要となり、これら振れ速度V1,V2を求めるに
はそれぞれ2個の振れ量が必要となる。従って、振れ速
度V1,V2及び振れ加速度αを求めるには4個の振れ
量が必要となる。
れる振れ速度V1,V2及び振れ加速度αと、これらを
求めるために必要となる振れ量との関係を示す図であ
る。図7に示されるように、横及び縦方向の各々につい
て、振れ加速度αを求めるには2つの振れ速度V1,V
2が必要となり、これら振れ速度V1,V2を求めるに
はそれぞれ2個の振れ量が必要となる。従って、振れ速
度V1,V2及び振れ加速度αを求めるには4個の振れ
量が必要となる。
【0024】そこで、本実施形態では、データ選択部5
12が、所定の基準時間間隔(速度演算時間Tv及び加
速度演算時間Tα)を用いて、最新の振れ量を含む4個
の振れ量をメモり56から選択抽出するようにしてい
る。この選択抽出に最新の振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)を含めるようにした理由は、含めない
ときよりも良好な振れ予測が可能になるのをシミュレー
ションで確認したことによる。
12が、所定の基準時間間隔(速度演算時間Tv及び加
速度演算時間Tα)を用いて、最新の振れ量を含む4個
の振れ量をメモり56から選択抽出するようにしてい
る。この選択抽出に最新の振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)を含めるようにした理由は、含めない
ときよりも良好な振れ予測が可能になるのをシミュレー
ションで確認したことによる。
【0025】図8は、データ選択部512による振れ量
の選択抽出の説明図である。データ選択部512は、最
新時点(i=0)における振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)を選択抽出し、この最新時点(taと
する。)に対してTvよりも長く且つ最短となる時点
(j=1)を検索し、この時点(tbとする。)におけ
る振れ量(EH [j],EV [j];j=1)を選択抽出す
る。また、最新時点taに対してTαよりも長く且つ最
短となる時点(j=3)を検索し、この時点(tcとす
る。)における振れ量(EH [j],EV [j];j=3)
を選択抽出する。更に、時点tcに対して上記Tvより
も長く且つ最短となる時点(j=5)を検索し、この時
点(tdとする。)における振れ量(EH [j],E
V [j];j=5)を選択抽出する。
の選択抽出の説明図である。データ選択部512は、最
新時点(i=0)における振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)を選択抽出し、この最新時点(taと
する。)に対してTvよりも長く且つ最短となる時点
(j=1)を検索し、この時点(tbとする。)におけ
る振れ量(EH [j],EV [j];j=1)を選択抽出す
る。また、最新時点taに対してTαよりも長く且つ最
短となる時点(j=3)を検索し、この時点(tcとす
る。)における振れ量(EH [j],EV [j];j=3)
を選択抽出する。更に、時点tcに対して上記Tvより
も長く且つ最短となる時点(j=5)を検索し、この時
点(tdとする。)における振れ量(EH [j],E
V [j];j=5)を選択抽出する。
【0026】但し、速度演算時間Tvは、所定の精度以
上の振れ速度V1,V2を得るための離間時間で、加速
度演算時間Tαは、所定の精度以上の振れ加速度αを得
るための離間時間である。このように、基準時間を用い
て振れ量を選択抽出することにより、被写体の明るさに
左右されない振れ補正が可能になるとともに、基準時間
の時間間隔を例えばシミュレーション等で所定精度の振
れ補正が得られる値に設定することにより、実際の振れ
に対して適切な振れ補正が実行されるようになる。とこ
ろで、振れ量検出部51の演算処理時間は、これら基準
時間Tv,Tαに比して極めて高速である。
上の振れ速度V1,V2を得るための離間時間で、加速
度演算時間Tαは、所定の精度以上の振れ加速度αを得
るための離間時間である。このように、基準時間を用い
て振れ量を選択抽出することにより、被写体の明るさに
左右されない振れ補正が可能になるとともに、基準時間
の時間間隔を例えばシミュレーション等で所定精度の振
れ補正が得られる値に設定することにより、実際の振れ
に対して適切な振れ補正が実行されるようになる。とこ
ろで、振れ量検出部51の演算処理時間は、これら基準
時間Tv,Tαに比して極めて高速である。
【0027】なお、データ選択部512は、上記選択方
法に限らず、所定の基準時間間隔に最も近い離間時間と
なる時点における振れ量を選択するものでもよく、或い
は所定の基準時間間隔よりも短く且つ最長となる離間時
間となる時点における振れ量を選択するものでもよい。
法に限らず、所定の基準時間間隔に最も近い離間時間と
なる時点における振れ量を選択するものでもよく、或い
は所定の基準時間間隔よりも短く且つ最長となる離間時
間となる時点における振れ量を選択するものでもよい。
【0028】図3に戻って、予測振れ量算出部513
は、横及び縦方向の各々について、データ選択部512
で選択抽出された4個の振れ量を用いて予測振れ量を算
出するものである。
は、横及び縦方向の各々について、データ選択部512
で選択抽出された4個の振れ量を用いて予測振れ量を算
出するものである。
【0029】この予測振れ量を算出するための演算処理
について説明する。まず、予測振れ量算出部513は、
予測振れ量算出に必要な振れ速度及び振れ加速度を求め
る。この求め方について図8を例にして説明すると、時
点taにおける最新の振れ量(EH [i],EV [i];i
=0)と時点tbにおける平均化振れ量(EH [j],E
V [j];j=1)から(数1)により振れ速度(V1H,
V1V)が求められる。
について説明する。まず、予測振れ量算出部513は、
予測振れ量算出に必要な振れ速度及び振れ加速度を求め
る。この求め方について図8を例にして説明すると、時
点taにおける最新の振れ量(EH [i],EV [i];i
=0)と時点tbにおける平均化振れ量(EH [j],E
V [j];j=1)から(数1)により振れ速度(V1H,
V1V)が求められる。
【0030】
【数1】
【0031】また、時点tc,tdにおける平均化振れ
量(EH [j],EV [j];j=3及びEH [j],E
V [j];j=5)から(数2)により振れ速度(V2H,
V2V)が求められる。
量(EH [j],EV [j];j=3及びEH [j],E
V [j];j=5)から(数2)により振れ速度(V2H,
V2V)が求められる。
【0032】
【数2】
【0033】更に、振れ速度(V1H,V1V),(V2H,
V2V)から(数3)により振れ加速度(αH ,αV )が
求められる。
V2V)から(数3)により振れ加速度(αH ,αV )が
求められる。
【0034】
【数3】
【0035】次いで、予測振れ量算出部513は、手振
れによる振れはほぼ等加速度運動に従って推移していく
との仮定に基づいて、最新の振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)、振れ速度(V1H,V1V)及び振れ加
速度(αH ,αV )から、(数4)により予測振れ量
(EPH,EPV)を算出する。
れによる振れはほぼ等加速度運動に従って推移していく
との仮定に基づいて、最新の振れ量(EH [i],E
V [i];i=0)、振れ速度(V1H,V1V)及び振れ加
速度(αH ,αV )から、(数4)により予測振れ量
(EPH,EPV)を算出する。
【0036】
【数4】
【0037】図9は、予測振れ量を求める上記演算式
(数4)に使用される時間Tの説明図である。本実施の
形態では、積分時間(T1)の中間時点t1で、振れ検
出部4による振れ検出がなされたとして予測演算が行わ
れる。この場合、中間時点t1から、積分時間T1の後
半時間(T1/2)、得られた各画素信号の転送に要す
る時間(T2)及び予測演算の処理時間(T3)が経過
した時点t2、或いはより正確には、駆動部6により補
正レンズ部3を実際に駆動させて振れ補正が完了するの
に要する時間(T4)が更に経過した時点t3におい
て、振れ検出で得られた振れ量に応じた実際の振れ補正
が実行されることとなる。
(数4)に使用される時間Tの説明図である。本実施の
形態では、積分時間(T1)の中間時点t1で、振れ検
出部4による振れ検出がなされたとして予測演算が行わ
れる。この場合、中間時点t1から、積分時間T1の後
半時間(T1/2)、得られた各画素信号の転送に要す
る時間(T2)及び予測演算の処理時間(T3)が経過
した時点t2、或いはより正確には、駆動部6により補
正レンズ部3を実際に駆動させて振れ補正が完了するの
に要する時間(T4)が更に経過した時点t3におい
て、振れ検出で得られた振れ量に応じた実際の振れ補正
が実行されることとなる。
【0038】本実施形態では、予測振れ量算出部513
は、(数4)に示されるように、時点t1を基準にし
て、将来方向である時間T=(T1/2)+T2+T3
+T4が経過した時点t3における振れを予測する予測
演算を実行するようになっている。
は、(数4)に示されるように、時点t1を基準にし
て、将来方向である時間T=(T1/2)+T2+T3
+T4が経過した時点t3における振れを予測する予測
演算を実行するようになっている。
【0039】なお、上記時間Tは、時間T3内で計算さ
れる。また、時間T1は、積分の開始時点と終了時点か
ら求められ、時間T2は、転送の開始時点と終了時点か
ら求められる。また、時間T4は、駆動部6の設計仕様
により決まる一定値が使用される。更に、時間T3は、
厳密には演算処理過程の分岐によっては異なる値になる
ものの、その差は数〜数十μsオーダーであることか
ら、本実施形態では予め定められた一定値が使用され
る。
れる。また、時間T1は、積分の開始時点と終了時点か
ら求められ、時間T2は、転送の開始時点と終了時点か
ら求められる。また、時間T4は、駆動部6の設計仕様
により決まる一定値が使用される。更に、時間T3は、
厳密には演算処理過程の分岐によっては異なる値になる
ものの、その差は数〜数十μsオーダーであることか
ら、本実施形態では予め定められた一定値が使用され
る。
【0040】また、本実施形態では、(数4)に示され
るように、加速度項に係数k(0<k<1)を含めるよ
うにしている。
るように、加速度項に係数k(0<k<1)を含めるよ
うにしている。
【0041】図10は、加速度項に含まれる係数kの必
要性を示す図である。等加速度運動に基づく予測の場合
には、瞬間的にはかなり良好な予測が可能となるが、手
振れの振幅はさほど大きいものではなく、加速度は常に
変化し、非常に複雑な動きを示す。特に、手振れ波形の
頂点付近では、速度が急激に変化し、その符号も変化す
る。このため、等加速度運動に基づく予測では、時間T
の自乗で乗算される加速度を含む加速度項の効果が過剰
となり、その予測結果は、図10に示されるように、実
際の振れから遠ざかるものとなる。このため、本実施形
態では、加速度項に係数kを含め(具体的には、等加速
度運動による移動量演算式の加速度項に係数kを乗
じ)、予測振れ量(EPH,EPV)が実際の振れに適合す
るようにしている。なお、係数kは、シミュレーション
で確認したところ0.5程度が望ましい。
要性を示す図である。等加速度運動に基づく予測の場合
には、瞬間的にはかなり良好な予測が可能となるが、手
振れの振幅はさほど大きいものではなく、加速度は常に
変化し、非常に複雑な動きを示す。特に、手振れ波形の
頂点付近では、速度が急激に変化し、その符号も変化す
る。このため、等加速度運動に基づく予測では、時間T
の自乗で乗算される加速度を含む加速度項の効果が過剰
となり、その予測結果は、図10に示されるように、実
際の振れから遠ざかるものとなる。このため、本実施形
態では、加速度項に係数kを含め(具体的には、等加速
度運動による移動量演算式の加速度項に係数kを乗
じ)、予測振れ量(EPH,EPV)が実際の振れに適合す
るようにしている。なお、係数kは、シミュレーション
で確認したところ0.5程度が望ましい。
【0042】図1に戻って、係数変換部52は、横及び
縦方向の予測振れ量を、メモリ56に記憶されている変
換係数を用いて、補正レンズ部3に対する横及び縦方向
の目標角度位置(駆動量)に変換するものである。ま
た、係数変換部52は、温度センサ55で検出された環
境温度に応じて補正係数を算出し、この補正係数で横及
び縦方向の目標角度位置を補正する。この補正係数は、
環境温度変化に伴って生じる検出用レンズ41の焦点距
離や補正レンズ部3による光の屈折率(パワー)の変動
分を補正するためのものである。
縦方向の予測振れ量を、メモリ56に記憶されている変
換係数を用いて、補正レンズ部3に対する横及び縦方向
の目標角度位置(駆動量)に変換するものである。ま
た、係数変換部52は、温度センサ55で検出された環
境温度に応じて補正係数を算出し、この補正係数で横及
び縦方向の目標角度位置を補正する。この補正係数は、
環境温度変化に伴って生じる検出用レンズ41の焦点距
離や補正レンズ部3による光の屈折率(パワー)の変動
分を補正するためのものである。
【0043】目標位置設定部53は、温度補正された横
及び縦方向の目標角度位置を目標位置情報(駆動終了位
置)に変換するものである。これら横及び縦方向の目標
位置情報は、それぞれ設定データSDPH,SDPVとして
駆動部6にセットされる。
及び縦方向の目標角度位置を目標位置情報(駆動終了位
置)に変換するものである。これら横及び縦方向の目標
位置情報は、それぞれ設定データSDPH,SDPVとして
駆動部6にセットされる。
【0044】補正ゲイン設定部54は、温度センサ55
で検出された環境温度に応じて、横及び縦方向のゲイン
補正量を求め、それぞれを設定データSDGH,SDGVと
して駆動部6にセットするものである。横及び縦方向の
ゲイン補正量は、それぞれ横及び縦方向の基本ゲインを
補正するものである。設定データSDGH,SDGV及び基
本ゲインの詳細については後述する。
で検出された環境温度に応じて、横及び縦方向のゲイン
補正量を求め、それぞれを設定データSDGH,SDGVと
して駆動部6にセットするものである。横及び縦方向の
ゲイン補正量は、それぞれ横及び縦方向の基本ゲインを
補正するものである。設定データSDGH,SDGV及び基
本ゲインの詳細については後述する。
【0045】位置データ入力部57は、位置検出部7の
各出力信号をA/D変換し、得られた各出力データか
ら、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の
各位置をモニターするものである。この位置データをモ
ニターすることで、補正レンズ部3用の駆動メカの異常
状態等が検出可能となる。
各出力信号をA/D変換し、得られた各出力データか
ら、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の
各位置をモニターするものである。この位置データをモ
ニターすることで、補正レンズ部3用の駆動メカの異常
状態等が検出可能となる。
【0046】駆動部6は、駆動制御回路61、横アクチ
ュエータ62及び縦アクチュエータ63により構成され
ている。駆動制御回路61は、目標位置設定部53及び
補正ゲイン設定部54からの設定データSDPH,S
DPV,SDGH,SDGVに応じて、横及び縦方向の駆動信
号を生成するものである。横アクチュエータ62及び縦
アクチュエータ63は、コアレスモータ等(図2のモー
タ632及びギヤ631参照)で構成され、それぞれ駆
動制御回路61で生成された横及び縦方向の駆動信号に
応じて、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ3
2を駆動するものである。
ュエータ62及び縦アクチュエータ63により構成され
ている。駆動制御回路61は、目標位置設定部53及び
補正ゲイン設定部54からの設定データSDPH,S
DPV,SDGH,SDGVに応じて、横及び縦方向の駆動信
号を生成するものである。横アクチュエータ62及び縦
アクチュエータ63は、コアレスモータ等(図2のモー
タ632及びギヤ631参照)で構成され、それぞれ駆
動制御回路61で生成された横及び縦方向の駆動信号に
応じて、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ3
2を駆動するものである。
【0047】図11は、サーボ回路の一部を構成する駆
動制御回路61の一例を示すブロック図である。まず、
駆動制御回路61にセットされる設定データSDGH,S
DGVについて説明する。カメラ1は、その環境温度が変
化すると、振れ補正の駆動系に関する種々の特性が変化
する。例えば、環境温度の変化に伴って、モータ(図2
のモータ632参照)の各トルク定数、補正レンズ部3
及び駆動部6における駆動系(可動メカ)のバックラッ
シュ、及びその駆動系のギヤ(図2のギヤ部322及び
ギヤ631参照)の硬さなどが変化する。
動制御回路61の一例を示すブロック図である。まず、
駆動制御回路61にセットされる設定データSDGH,S
DGVについて説明する。カメラ1は、その環境温度が変
化すると、振れ補正の駆動系に関する種々の特性が変化
する。例えば、環境温度の変化に伴って、モータ(図2
のモータ632参照)の各トルク定数、補正レンズ部3
及び駆動部6における駆動系(可動メカ)のバックラッ
シュ、及びその駆動系のギヤ(図2のギヤ部322及び
ギヤ631参照)の硬さなどが変化する。
【0048】図12は、この変化の一要因となるモータ
トルクの温度特性図である。図12から理解されるよう
に、環境温度が基準温度(例えば25℃)から外れる
と、モータトルクは基準温度での値とは異なる値を示
す。この結果、振れ補正に関する駆動特性が変化してし
まうこととなる。このように、横及び縦方向の基本ゲイ
ン(基準温度における駆動ゲイン)による駆動特性は、
温度センサ55で得た環境温度が基準温度から外れる
と、変動するようになる。
トルクの温度特性図である。図12から理解されるよう
に、環境温度が基準温度(例えば25℃)から外れる
と、モータトルクは基準温度での値とは異なる値を示
す。この結果、振れ補正に関する駆動特性が変化してし
まうこととなる。このように、横及び縦方向の基本ゲイ
ン(基準温度における駆動ゲイン)による駆動特性は、
温度センサ55で得た環境温度が基準温度から外れる
と、変動するようになる。
【0049】そこで、補正ゲイン設定部54は、温度セ
ンサ55で得た環境温度に応じて、横及び縦方向の各基
本ゲインによる駆動特性の変動を補正するゲイン補正量
を生成する。本実施形態では、環境温度が基準温度から
外れることにより生じるモータトルク、バックラッシュ
及びギヤの硬さ等の各変動を個別に補正するゲイン補正
量を求めるための関数(環境温度を引数とする。)が、
横及び縦方向の各々について予め求められている。そし
て、横及び縦方向の各々について、各補正関数に温度セ
ンサ55で検出された環境温度が入力され、得られた各
値の合計値がゲイン補正量として求められる。これら横
及び縦方向のゲイン補正量は、それぞれ設定データSD
GH,SDGVとして、駆動制御回路61にセットされる。
ンサ55で得た環境温度に応じて、横及び縦方向の各基
本ゲインによる駆動特性の変動を補正するゲイン補正量
を生成する。本実施形態では、環境温度が基準温度から
外れることにより生じるモータトルク、バックラッシュ
及びギヤの硬さ等の各変動を個別に補正するゲイン補正
量を求めるための関数(環境温度を引数とする。)が、
横及び縦方向の各々について予め求められている。そし
て、横及び縦方向の各々について、各補正関数に温度セ
ンサ55で検出された環境温度が入力され、得られた各
値の合計値がゲイン補正量として求められる。これら横
及び縦方向のゲイン補正量は、それぞれ設定データSD
GH,SDGVとして、駆動制御回路61にセットされる。
【0050】次に、駆動制御回路61について説明す
る。図1では、説明の便宜上、設定データSDGH,SD
GVは、2本の信号線で伝送されるように図示している
が、実際には、図略の2本のデータ線(SCK,SD)
及び3本の制御線(CS,DA/GAIN,X/Y)に
よりシリアル伝送されてセットされる。同様に、設定デ
ータDPH,SDPVも交互に駆動制御回路61に送出され
る。
る。図1では、説明の便宜上、設定データSDGH,SD
GVは、2本の信号線で伝送されるように図示している
が、実際には、図略の2本のデータ線(SCK,SD)
及び3本の制御線(CS,DA/GAIN,X/Y)に
よりシリアル伝送されてセットされる。同様に、設定デ
ータDPH,SDPVも交互に駆動制御回路61に送出され
る。
【0051】このため、駆動制御回路61は、バッファ
及びサンプルホールド回路等を備えている。即ち、図1
1において、バッファ601,602は、それぞれ目標
位置設定部53から交互にセットされる設定データSD
PH,SDPVを記憶するメモリである。
及びサンプルホールド回路等を備えている。即ち、図1
1において、バッファ601,602は、それぞれ目標
位置設定部53から交互にセットされる設定データSD
PH,SDPVを記憶するメモリである。
【0052】DAC603は、D/A変換器であり、バ
ッファ601にセットされた設定データSDPHを目標位
置電圧VPHに変換する。また、DAC603は、バッフ
ァ602にセットされた設定データSDPVを目標位置電
圧VPVに変換する。
ッファ601にセットされた設定データSDPHを目標位
置電圧VPHに変換する。また、DAC603は、バッフ
ァ602にセットされた設定データSDPVを目標位置電
圧VPVに変換する。
【0053】S/H604,605はサンプルホールド
回路である。S/H604は、DAC603で変換され
た目標位置電圧VPHをサンプリングし、次のサンプリン
グまでその値をホールドする。同様に、S/H605
は、DAC603で変換された目標位置電圧VPVをサン
プリングし、次のサンプリングまでその値をホールドす
る。
回路である。S/H604は、DAC603で変換され
た目標位置電圧VPHをサンプリングし、次のサンプリン
グまでその値をホールドする。同様に、S/H605
は、DAC603で変換された目標位置電圧VPVをサン
プリングし、次のサンプリングまでその値をホールドす
る。
【0054】加算回路606は、目標位置電圧VPHと横
位置検出部71の出力電圧VH との差電圧を求めるもの
である。加算回路607は、目標位置電圧VPVと縦位置
検出部72の出力電圧VV との差電圧を求めるものであ
る。加算回路606,607は、横位置検出部71及び
縦位置検出部72から出力される負電圧である出力電圧
VH,VVと目標位置電圧VPH,VPVとを加算することに
より差電圧を求めている。
位置検出部71の出力電圧VH との差電圧を求めるもの
である。加算回路607は、目標位置電圧VPVと縦位置
検出部72の出力電圧VV との差電圧を求めるものであ
る。加算回路606,607は、横位置検出部71及び
縦位置検出部72から出力される負電圧である出力電圧
VH,VVと目標位置電圧VPH,VPVとを加算することに
より差電圧を求めている。
【0055】V/V608は、入力電圧を、基準温度に
対して予め設定された比率で、横方向の比例ゲインとし
ての電圧に増幅するものであり、V/V609は、入力
電圧を、基準温度に対して予め設定された比率で、縦方
向の比例ゲインとしての電圧に増幅するものである。こ
こで、横方向の比例ゲインとは、横振れ補正レンズ31
の目標位置と横位置検出部71により検出された横振れ
補正レンズ31の位置との差に比例するゲインのことで
ある。また、縦方向の比例ゲインとは、縦振れ補正レン
ズ32の目標位置と縦位置検出部72により検出された
縦振れ補正レンズ32の位置との差に比例するゲインの
ことである。
対して予め設定された比率で、横方向の比例ゲインとし
ての電圧に増幅するものであり、V/V609は、入力
電圧を、基準温度に対して予め設定された比率で、縦方
向の比例ゲインとしての電圧に増幅するものである。こ
こで、横方向の比例ゲインとは、横振れ補正レンズ31
の目標位置と横位置検出部71により検出された横振れ
補正レンズ31の位置との差に比例するゲインのことで
ある。また、縦方向の比例ゲインとは、縦振れ補正レン
ズ32の目標位置と縦位置検出部72により検出された
縦振れ補正レンズ32の位置との差に比例するゲインの
ことである。
【0056】微分回路610は、基準温度に対して予め
設定された時定数による微分を、加算回路606で求め
られた差電圧に施して、横方向の微分ゲインとしての電
圧を得るものである。この得られた電圧は、横方向の速
度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相当
する。同様に、微分回路611は、基準温度に対して予
め設定された時定数による微分を、加算回路607で求
められた差電圧に施して、縦方向の微分ゲインとしての
電圧を得るものである。この得られた電圧は、縦方向の
速度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相
当する。
設定された時定数による微分を、加算回路606で求め
られた差電圧に施して、横方向の微分ゲインとしての電
圧を得るものである。この得られた電圧は、横方向の速
度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相当
する。同様に、微分回路611は、基準温度に対して予
め設定された時定数による微分を、加算回路607で求
められた差電圧に施して、縦方向の微分ゲインとしての
電圧を得るものである。この得られた電圧は、縦方向の
速度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相
当する。
【0057】このように、V/V608,609及び微
分回路610,611によって、横及び縦方向の各々に
ついて、基準温度に対する基本ゲインとしての比例及び
微分ゲインの設定が行われる。
分回路610,611によって、横及び縦方向の各々に
ついて、基準温度に対する基本ゲインとしての比例及び
微分ゲインの設定が行われる。
【0058】バッファ612は、補正ゲイン設定部54
からの設定データSDGHを記憶するメモリである。この
設定データSDGHとは、横方向の基本ゲイン(比例及び
微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例及び微分ゲ
イン補正量)である。バッファ613は、補正ゲイン設
定部54からの設定データSDGVを記憶するメモリであ
る。この設定データSDGVとは、縦方向の基本ゲイン
(比例及び微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例
及び微分ゲイン補正量)である。
からの設定データSDGHを記憶するメモリである。この
設定データSDGHとは、横方向の基本ゲイン(比例及び
微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例及び微分ゲ
イン補正量)である。バッファ613は、補正ゲイン設
定部54からの設定データSDGVを記憶するメモリであ
る。この設定データSDGVとは、縦方向の基本ゲイン
(比例及び微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例
及び微分ゲイン補正量)である。
【0059】HPゲイン補正回路614は、V/V60
8で得られた横方向の比例ゲインに対して、バッファ6
12からの横方向の比例ゲイン補正量に相当するアナロ
グ電圧を加えて、温度補正後における横方向の比例ゲイ
ンを出力するものである。また、VPゲイン補正回路6
15は、V/V609で得られた縦方向の比例ゲインに
対して、バッファ613からの縦方向の比例ゲイン補正
量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後におけ
る縦方向の比例ゲインを出力するものである。
8で得られた横方向の比例ゲインに対して、バッファ6
12からの横方向の比例ゲイン補正量に相当するアナロ
グ電圧を加えて、温度補正後における横方向の比例ゲイ
ンを出力するものである。また、VPゲイン補正回路6
15は、V/V609で得られた縦方向の比例ゲインに
対して、バッファ613からの縦方向の比例ゲイン補正
量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後におけ
る縦方向の比例ゲインを出力するものである。
【0060】HDゲイン補正回路616は、微分回路6
10で得られた横方向の微分ゲインに対して、バッファ
612からの横方向の微分ゲイン補正量に相当するアナ
ログ電圧を加えて、温度補正後における横方向の微分ゲ
インを出力するものである。また、VDゲイン補正回路
617は、微分回路611で得られた縦方向の微分ゲイ
ンに対して、バッファ613からの縦方向の微分ゲイン
補正量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後に
おける縦方向の微分ゲインを出力するものである。
10で得られた横方向の微分ゲインに対して、バッファ
612からの横方向の微分ゲイン補正量に相当するアナ
ログ電圧を加えて、温度補正後における横方向の微分ゲ
インを出力するものである。また、VDゲイン補正回路
617は、微分回路611で得られた縦方向の微分ゲイ
ンに対して、バッファ613からの縦方向の微分ゲイン
補正量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後に
おける縦方向の微分ゲインを出力するものである。
【0061】このように、HPゲイン補正回路614、
VPゲイン補正回路615、HDゲイン補正回路616
及びVDゲイン補正回路617によって、基本ゲインと
しての比例及び微分ゲインが温度補正される。
VPゲイン補正回路615、HDゲイン補正回路616
及びVDゲイン補正回路617によって、基本ゲインと
しての比例及び微分ゲインが温度補正される。
【0062】LPF618は、HPゲイン補正回路61
4及びHDゲイン補正回路616の各出力電圧に含まれ
る高周波ノイズを除去するローパスフィルタである。L
PF619は、VPゲイン補正回路615及びVDゲイ
ン補正回路617の各出力電圧に含まれる高周波ノイズ
を除去するローパスフィルタである。
4及びHDゲイン補正回路616の各出力電圧に含まれ
る高周波ノイズを除去するローパスフィルタである。L
PF619は、VPゲイン補正回路615及びVDゲイ
ン補正回路617の各出力電圧に含まれる高周波ノイズ
を除去するローパスフィルタである。
【0063】ドライバー620は、LPF618、61
9の出力電圧に対応した駆動電力を、それぞれ横アクチ
ュエータ62及び縦アクチュエータ63に供給するモー
タ駆動用のICである。
9の出力電圧に対応した駆動電力を、それぞれ横アクチ
ュエータ62及び縦アクチュエータ63に供給するモー
タ駆動用のICである。
【0064】図1に示される位置検出部7は、横位置検
出部71及び縦位置検出部72により構成されている。
横位置検出部71及び縦位置検出部72は、それぞれ横
振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の現在位
置を検出するものである。
出部71及び縦位置検出部72により構成されている。
横位置検出部71及び縦位置検出部72は、それぞれ横
振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の現在位
置を検出するものである。
【0065】図13は、横位置検出部71の構成図であ
る。横位置検出部71は、発光ダイオード(LED)7
11、スリット712及び位置検出素子(PSD)71
3を有している。LED711は、横振れ補正レンズ3
1のフレーム311におけるギヤ部の形成位置に取り付
けられている(図2のLED721参照)。スリット7
12は、LED711の発光部から射出される光の指向
性を鋭くするためのものである。PSD713は、鏡胴
24の内壁側におけるLED711に対向する位置に取
り付けられ、LED711からの射出光束の受光位置
(重心位置)に応じた値の光電変換電流I1,I2を出
力するものである。光電変換電流I1,I2の差が測定
されることで、横振れ補正レンズ31の位置が検出され
るようになっている。縦位置検出部72も、同様にして
縦振れ補正レンズ32の位置を検出するように構成され
ている。
る。横位置検出部71は、発光ダイオード(LED)7
11、スリット712及び位置検出素子(PSD)71
3を有している。LED711は、横振れ補正レンズ3
1のフレーム311におけるギヤ部の形成位置に取り付
けられている(図2のLED721参照)。スリット7
12は、LED711の発光部から射出される光の指向
性を鋭くするためのものである。PSD713は、鏡胴
24の内壁側におけるLED711に対向する位置に取
り付けられ、LED711からの射出光束の受光位置
(重心位置)に応じた値の光電変換電流I1,I2を出
力するものである。光電変換電流I1,I2の差が測定
されることで、横振れ補正レンズ31の位置が検出され
るようになっている。縦位置検出部72も、同様にして
縦振れ補正レンズ32の位置を検出するように構成され
ている。
【0066】図14は、横位置検出部71のブロック図
である。横位置検出部71は、LED711及びPSD
713に加えて、I/V変換回路714,715、加算
回路716、電流制御回路717、減算回路718及び
LPF719等により構成されている。I/V変換回路
714,715は、それぞれPSD713の出力電流I
1,I2を電圧V1,V2に変換するものである。加算
回路716は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の加算電圧V3を求めるものである。電流
制御回路717は、加算回路716の出力電圧V3、即
ちLED711の発光量を一定に保持するようにトラン
ジスタTr1のベース電流を増減するものである。減算
回路718は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の差電圧V4を求めるものである。LPF
719は、減算回路718の出力電圧V4に含まれる高
周波成分をカットするものである。
である。横位置検出部71は、LED711及びPSD
713に加えて、I/V変換回路714,715、加算
回路716、電流制御回路717、減算回路718及び
LPF719等により構成されている。I/V変換回路
714,715は、それぞれPSD713の出力電流I
1,I2を電圧V1,V2に変換するものである。加算
回路716は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の加算電圧V3を求めるものである。電流
制御回路717は、加算回路716の出力電圧V3、即
ちLED711の発光量を一定に保持するようにトラン
ジスタTr1のベース電流を増減するものである。減算
回路718は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の差電圧V4を求めるものである。LPF
719は、減算回路718の出力電圧V4に含まれる高
周波成分をカットするものである。
【0067】次に、横位置検出部71による検出動作に
ついて説明する。PSD713から送出された電流I
1,I2は、それぞれI/V変換回路714,715で
電圧V1,V2に変換される。
ついて説明する。PSD713から送出された電流I
1,I2は、それぞれI/V変換回路714,715で
電圧V1,V2に変換される。
【0068】次いで、電圧V1,V2は加算回路716
で加算される。電流制御回路717は、この加算により
得られた電圧V3が常に一定となる電流を、トランジス
タTr1のベースに供給する。LED711は、このベ
ース電流に応じた光量で発光する。
で加算される。電流制御回路717は、この加算により
得られた電圧V3が常に一定となる電流を、トランジス
タTr1のベースに供給する。LED711は、このベ
ース電流に応じた光量で発光する。
【0069】他方、電圧V1,V2は、減算回路718
で減算される。この減算により得られた電圧V4は、横
振れ補正レンズ31の位置を示す値になっている。例え
ば、PSD713の中心から右側に長さx離れた位置に
受光位置(重心位置)がある場合、長さx,電流I1,
I2及びPSD713の受光エリア長Lは、(数5)の
関係を満たす。
で減算される。この減算により得られた電圧V4は、横
振れ補正レンズ31の位置を示す値になっている。例え
ば、PSD713の中心から右側に長さx離れた位置に
受光位置(重心位置)がある場合、長さx,電流I1,
I2及びPSD713の受光エリア長Lは、(数5)の
関係を満たす。
【0070】
【数5】
【0071】同様に、長さx,電圧V1,V2及び受光
エリア長Lは(数6)の関係を満たす。
エリア長Lは(数6)の関係を満たす。
【0072】
【数6】
【0073】これより、V2+V1の値、即ち電圧V3
の値が常に一定となるように制御すれば(数7)の関係
が得られ、V2−V1の値、即ち電圧V4の値が長さx
を示すものとなり、電圧V4をモニターすれば横振れ補
正レンズ31の位置を検出することが可能となる。
の値が常に一定となるように制御すれば(数7)の関係
が得られ、V2−V1の値、即ち電圧V4の値が長さx
を示すものとなり、電圧V4をモニターすれば横振れ補
正レンズ31の位置を検出することが可能となる。
【0074】
【数7】
【0075】なお、振れセンサ制御部43、信号処理部
44、振れ量検出部51、係数変換部52、目標位置設
定部53、補正ゲイン設定部54及び位置データ入力部
57は、上記処理を行うためのプログラム及びこれをを
実行するMPU(マイクロプロセッサユニット)によっ
て構成される。また、上記各部は、1個或いは複数個の
MPUで構成されたものでもよい。
44、振れ量検出部51、係数変換部52、目標位置設
定部53、補正ゲイン設定部54及び位置データ入力部
57は、上記処理を行うためのプログラム及びこれをを
実行するMPU(マイクロプロセッサユニット)によっ
て構成される。また、上記各部は、1個或いは複数個の
MPUで構成されたものでもよい。
【0076】次に、本実施形態の動作について説明す
る。被写体から到来する光は、検出用レンズ41を通過
して、振れセンサ42の受光面上に被写体像として結像
する。この被写体像は、振れセンサ制御部43の制御に
より、積分時間毎に、振れセンサ42から画像信号とし
て取り出される。この画像信号は、信号処理部44によ
り画像データに変換される。
る。被写体から到来する光は、検出用レンズ41を通過
して、振れセンサ42の受光面上に被写体像として結像
する。この被写体像は、振れセンサ制御部43の制御に
より、積分時間毎に、振れセンサ42から画像信号とし
て取り出される。この画像信号は、信号処理部44によ
り画像データに変換される。
【0077】この画像データは、メモリ56にダンプさ
れ、画像比較演算部511cの演算処理により横及び縦
方向の振れ量(EH [i],EV [i])が求められ、平均
化処理部511dにより、その直前に求められた振れ量
で平均化され、メモリ56に記憶される。
れ、画像比較演算部511cの演算処理により横及び縦
方向の振れ量(EH [i],EV [i])が求められ、平均
化処理部511dにより、その直前に求められた振れ量
で平均化され、メモリ56に記憶される。
【0078】この後、横及び縦方向の各々について、メ
モリ56から最新の振れ量を含む4個の振れ量が選択抽
出される。
モリ56から最新の振れ量を含む4個の振れ量が選択抽
出される。
【0079】図15は、「振れ量の選択抽出」のサブル
ーチンである。このサブルーチンがコールされると、カ
ウンタnは、“1”が設定され(#5)、“1”だけイ
ンクリメントされて(#10)、時間間隔T1n(=t1
−tn)が算出される(#15)。但し、時点t1は、
図8のi=0の時点に対応し、時点tn(nは上記カウ
ンタnの値に対応)は、図8の時点jに対応している。
ーチンである。このサブルーチンがコールされると、カ
ウンタnは、“1”が設定され(#5)、“1”だけイ
ンクリメントされて(#10)、時間間隔T1n(=t1
−tn)が算出される(#15)。但し、時点t1は、
図8のi=0の時点に対応し、時点tn(nは上記カウ
ンタnの値に対応)は、図8の時点jに対応している。
【0080】次いで、時間間隔T1nがTαより短いか否
かの判定が行われる(#20)。時間間隔T1nがTαよ
り短いときは(#20でYES)、ステップ#10に戻
る。これに対して、時間間隔T1nがTαより短くないと
きは(#20でNO)、カウンタmはカウンタnの値が
設定される(#25)。これにより、カウンタnの値が
保存され、図8に示される時点tcの検索が完了する。
かの判定が行われる(#20)。時間間隔T1nがTαよ
り短いときは(#20でYES)、ステップ#10に戻
る。これに対して、時間間隔T1nがTαより短くないと
きは(#20でNO)、カウンタmはカウンタnの値が
設定される(#25)。これにより、カウンタnの値が
保存され、図8に示される時点tcの検索が完了する。
【0081】この後、カウンタmが“1”だけインクリ
メントされて(#30)、時間間隔Tnm(=tn−t
m)が算出される(#35)。但し、時点tm(mは上
記カウンタmの値に対応)は、図8の時点jに対応して
いる。
メントされて(#30)、時間間隔Tnm(=tn−t
m)が算出される(#35)。但し、時点tm(mは上
記カウンタmの値に対応)は、図8の時点jに対応して
いる。
【0082】次いで、時間間隔TnmがTvより短いか否
かの判定が行われる(#40)。時間間隔TnmがTvよ
り短いときは(#40でYES)、ステップ#30に戻
る。これに対して、時間間隔TnmがTvより短くないと
きは(#40でNO)、カウンタhは“1”が設定され
る(#45)。これにより、カウンタmの値が保存さ
れ、図8に示される時点tdの検索が完了する。
かの判定が行われる(#40)。時間間隔TnmがTvよ
り短いときは(#40でYES)、ステップ#30に戻
る。これに対して、時間間隔TnmがTvより短くないと
きは(#40でNO)、カウンタhは“1”が設定され
る(#45)。これにより、カウンタmの値が保存さ
れ、図8に示される時点tdの検索が完了する。
【0083】この後、カウンタhが“1”だけインクリ
メントされて(#50)、時間間隔T1h(=t1−t
h)が算出される(#55)。但し、時点th(hは上
記カウンタhの値に対応)は、図8の時点jに対応して
いる。
メントされて(#50)、時間間隔T1h(=t1−t
h)が算出される(#55)。但し、時点th(hは上
記カウンタhの値に対応)は、図8の時点jに対応して
いる。
【0084】次いで、時間間隔T1hがTvより短いか否
かの判定が行われる(#60)。時間間隔T1hがTvよ
り短いときは(#60でYES)、ステップ#50に戻
る。これに対して、時間間隔T1hがTvより短くないと
き(#60でNO)、次のデータの抽出に進む(#6
5)。このとき、図8に示される時点tbの検索が完了
し、この時点tbはカウンタhの値により特定される。
かの判定が行われる(#60)。時間間隔T1hがTvよ
り短いときは(#60でYES)、ステップ#50に戻
る。これに対して、時間間隔T1hがTvより短くないと
き(#60でNO)、次のデータの抽出に進む(#6
5)。このとき、図8に示される時点tbの検索が完了
し、この時点tbはカウンタhの値により特定される。
【0085】ステップ#65では、ステップ#20の判
定がNOとなったときのカウンタnの値で特定される時
点tnにおける振れ量が、図8に示される時点tcにお
ける振れ量として抽出される。また、ステップ#40の
判定がNOとなったときのカウンタmの値で特定される
時点tmにおける振れ量が、図8に示される時点tdに
おける振れ量として抽出される。更に、ステップ#60
の判定がNOとなったときのカウンタhの値で特定され
る時点thにおける振れ量が、図8に示される時点tb
における振れ量として抽出される。なお、最新時点t1
における振れ量は常に抽出される。この後リターンす
る。
定がNOとなったときのカウンタnの値で特定される時
点tnにおける振れ量が、図8に示される時点tcにお
ける振れ量として抽出される。また、ステップ#40の
判定がNOとなったときのカウンタmの値で特定される
時点tmにおける振れ量が、図8に示される時点tdに
おける振れ量として抽出される。更に、ステップ#60
の判定がNOとなったときのカウンタhの値で特定され
る時点thにおける振れ量が、図8に示される時点tb
における振れ量として抽出される。なお、最新時点t1
における振れ量は常に抽出される。この後リターンす
る。
【0086】横及び縦方向の各々について、最新の振れ
量を含む4個の振れ量が選択抽出されると、これらから
振れ速度及び振れ加速度が求められ、(数4)の演算で
予測振れ量が求められる。
量を含む4個の振れ量が選択抽出されると、これらから
振れ速度及び振れ加速度が求められ、(数4)の演算で
予測振れ量が求められる。
【0087】横及び縦方向の各々について、予測振れ量
は、目標角度位置(駆動量)に変換され、温度補正が施
され、目標位置情報(駆動終了位置)に変換された後、
設定データ(SDPH,SDPV)として駆動部6にセット
される。一方、補正ゲイン設定部54により設定データ
SDGH,SDGVが駆動部6にセットされる。これによ
り、補正レンズ部3は、これら設定データSDPH,SD
PV,SDGH,SDGVに応じた駆動部6の駆動により、カ
メラ本体と被写体像との相対的な振れ量を補正するよう
に駆動する。
は、目標角度位置(駆動量)に変換され、温度補正が施
され、目標位置情報(駆動終了位置)に変換された後、
設定データ(SDPH,SDPV)として駆動部6にセット
される。一方、補正ゲイン設定部54により設定データ
SDGH,SDGVが駆動部6にセットされる。これによ
り、補正レンズ部3は、これら設定データSDPH,SD
PV,SDGH,SDGVに応じた駆動部6の駆動により、カ
メラ本体と被写体像との相対的な振れ量を補正するよう
に駆動する。
【0088】なお、本実施の形態では、振れセンサ42
としてCCDエリアセンサを用いたが、角速度センサを
用いたものでもよい。この場合、角速度を検出するため
の積分処理の時間が必要となるため、上記の予測方法を
好適に用いることができる。
としてCCDエリアセンサを用いたが、角速度センサを
用いたものでもよい。この場合、角速度を検出するため
の積分処理の時間が必要となるため、上記の予測方法を
好適に用いることができる。
【0089】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、振れ量検出時点から比較的長い
時間後における予測に対しても、高精度の予測値を得る
ことができる。
1記載の発明によれば、振れ量検出時点から比較的長い
時間後における予測に対しても、高精度の予測値を得る
ことができる。
【0090】請求項2記載の発明によれば、実際の手振
れに最も適合する現在の振れ量を得ることができる。
れに最も適合する現在の振れ量を得ることができる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、高精度の検
出振れ量を用いることができ、この結果、現在の振れ量
を高精度で予測することができる。
出振れ量を用いることができ、この結果、現在の振れ量
を高精度で予測することができる。
【図1】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】鏡胴内に収納された縦振れ補正レンズ等の斜視
図である。
図である。
【図3】振れ量検出部の構成を説明するためのブロック
図である。
図である。
【図4】基準画像選定の説明図である。
【図5】画像比較演算部の演算処理により得られた振れ
量に対し、平均化処理部により施される平均化処理の説
明図である。
量に対し、平均化処理部により施される平均化処理の説
明図である。
【図6】画像比較演算部の演算処理により得られた振れ
量と平均化処理部により平均化された振れ量のグラフで
ある。
量と平均化処理部により平均化された振れ量のグラフで
ある。
【図7】予測振れ量算出部で用いられる振れ速度及び振
れ加速度と、これらを求めるために必要となる振れ量と
の関係を示す図である。
れ加速度と、これらを求めるために必要となる振れ量と
の関係を示す図である。
【図8】データ選択部による振れ量の選択抽出の説明図
である。
である。
【図9】予測振れ量を求める演算式に使用される時間T
の説明図である。
の説明図である。
【図10】加速度項に含まれる係数kの必要性を示す図
である。
である。
【図11】サーボ回路の一部を構成する駆動制御回路の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【図12】駆動特性変化の一要因となるモータトルクの
温度特性図である。
温度特性図である。
【図13】横位置検出部の構成図である。
【図14】横位置検出部のブロック図である。
【図15】「振れ量の選択抽出」のサブルーチンであ
る。
る。
1 カメラ 2 撮像部 3 補正レンズ部(振れ補正手段) 4 振れ検出部(振れ検出手段) 5 振れ補正量設定部 6 駆動部(振れ補正手段) 7 位置検出部(振れ補正手段) 21 撮像レンズ 22 フィルム 31 横振れ補正レンズ 32 縦振れ補正レンズ 41 検出用レンズ 42 振れセンサ(固体撮像素子) 43 振れセンサ制御部 44 信号処理部 51 振れ量検出部 52 係数変換部 53 目標位置設定部 54 補正ゲイン設定部 55 温度センサ 56 メモリ 57 位置データ入力部 61 駆動制御回路 62 横アクチュエータ 63 縦アクチュエータ 71 横位置検出部 72 縦位置検出部 511 振れ量算出部 512 データ選択部 513 予測振れ量算出部(予測演算手段,第1の算出
手段,第2の算出手段) 511a 画像データダンプ部 511c 画像比較演算部(検出部) 511d 平均化処理部
手段,第2の算出手段) 511a 画像データダンプ部 511c 画像比較演算部(検出部) 511d 平均化処理部
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラ本体と被写体像との相対的な振れ
量を周期的に検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手
段で検出された過去の複数時点での検出振れ量を利用し
て、現在の振れ量を予測する予測演算手段と、前記予測
演算手段で得られた予測振れ量だけ前記カメラ本体と被
写体像との相対的な振れを補正する振れ補正手段とを備
えた振れ補正機能付きカメラにおいて、前記予測演算手
段は、前記過去の複数の検出時点での検出振れ量から現
在の振れ速度と振れ加速度とを算出する第1の算出手段
と、前記第1の算出手段で得られた振れ速度及び振れ加
速度から現在の振れ量を算出する第2の算出手段により
構成され、前記第2の算出手段は、前記振れ速度及び振
れ加速度を含む等加速度運動に基づく移動量算出の演算
式における加速度項に係数k(0<k<1)を乗じて、
前記現在の振れ量を算出することを特徴とする振れ補正
機能付きカメラ。 - 【請求項2】 前記係数kは0.5であることを特徴と
する請求項1記載の振れ補正機能付きカメラ。 - 【請求項3】 前記振れ検出手段は、前記被写体像の光
を受光し、電気信号に変換する複数の光電変換素子が二
次元状に配列された固体撮像素子と、得られた被写体像
の受光位置の変位により前記振れ量を検出する検出部と
により構成されることを特徴とする請求項1又は2記載
の振れ補正機能付きカメラ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24441597A JPH1184446A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 振れ補正機能付きカメラ |
US09/149,943 US6747691B1 (en) | 1997-09-09 | 1998-09-09 | Apparatus capable of determining shake of the apparatus relative to an object |
US10/456,870 US7218341B2 (en) | 1997-09-09 | 2003-06-06 | Apparatus capable of shake estimation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24441597A JPH1184446A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 振れ補正機能付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184446A true JPH1184446A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17118332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24441597A Withdrawn JPH1184446A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 振れ補正機能付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184446A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1997
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