JP2001157227A - 3次元画像入力装置 - Google Patents

3次元画像入力装置

Info

Publication number
JP2001157227A
JP2001157227A JP33267799A JP33267799A JP2001157227A JP 2001157227 A JP2001157227 A JP 2001157227A JP 33267799 A JP33267799 A JP 33267799A JP 33267799 A JP33267799 A JP 33267799A JP 2001157227 A JP2001157227 A JP 2001157227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance
signal charge
signal
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33267799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4391643B2 (ja
Inventor
Shuzo Seo
修三 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP33267799A priority Critical patent/JP4391643B2/ja
Priority to US09/717,212 priority patent/US6683676B1/en
Publication of JP2001157227A publication Critical patent/JP2001157227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4391643B2 publication Critical patent/JP4391643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/10Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/89Lidar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S17/8943D imaging with simultaneous measurement of time-of-flight at a 2D array of receiver pixels, e.g. time-of-flight cameras or flash lidar
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/4861Circuits for detection, sampling, integration or read-out
    • G01S7/4863Detector arrays, e.g. charge-transfer gates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被計測物体の3次元形状を検出する測距動作
全体の処理時間を短縮する。 【解決手段】 後半ゲート方式により、測距光によって
被計測物体において生じたパルス状の反射光のうち、パ
ルスの立ち下がり部分を含む、被計測物体までの距離に
応じた第1の反射光成分E10を検出する。前半ゲート方
式により、測距光によって被計測物体において生じたパ
ルス状の反射光のうち、パルスの立ち上がり部分を含
む、被計測物体までの距離に応じた第2の反射光成分E
30を検出する。距離補正情報検出動作では、距離情報検
出動作と同じ電荷蓄積期間P2を用いて、測距光を出力
することなく、外光等の外乱成分E11を検出する。第1
および第2の反射光成分E10、E30の両者に対して外乱
成分E11の補正を行ない、補正後の第1および第2の反
射光成分E1 、E2 を得る。反射光成分E1 を、第1お
よび第2の反射光成分の和(E1 +E2 )で割って得ら
れる比(E1 )/(E1+E2 )を、被計測物体までの
距離に対応した正規化距離情報として求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被計測物体の3次元形状等を検出する3次元画
像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来3次元画像入力装置による3次元計
測は、光、電波あるいは音を被計測物体に照射する能動
方式と、光等を照射しない受動方式とに分類される。能
動方式には、光伝播時間測定法、変調した光波を用いる
位相差測定法、三角測量法、モアレ法、干渉法等が知ら
れており、受動方式には、ステレオ視法、レンズ焦点法
等が知られている。
【0003】能動方式は受動方式に比べ、レーザ光等を
照射するための機構が必要なために装置の規模が大きく
なるが、距離分解能、計測時間、計測空間範囲等の点に
おいて優れており、産業応用分野において広く用いられ
てきている。「MeasurementScience and Technology」
(S. Christie 他、vol.6, p1301-1308, 1995 年)に記
載された3次元画像入力装置では、パルス変調されたレ
ーザ光が被計測物体に照射され、その反射光がイメージ
インテンシファイアが取付けられた2次元CCDセンサ
によって受光され、電気信号に変換される。イメージイ
ンテンシファイアはレーザ光のパルス発光に同期したゲ
ートパルスによってシャッタ制御される。この構成によ
れば、遠い被計測物体からの反射光による受光量は近い
被計測物体からの反射光による受光量に比べて小さいの
で、被計測物体の距離に応じた出力がCCDの各フォト
ダイオード毎に得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の3次
元画像入力装置において、測距精度を向上させるために
種々の補正情報を検出することがあるが、その補正情報
の検出動作によって、測距動作全体の処理時間が長くな
るという問題が生じる。
【0005】本発明は、被計測物体の3次元形状を検出
する測距動作全体の処理時間を短縮することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元画像入力
装置は、被計測物体に対してパルス状の測距光を照射す
る光源と、測距光によって被計測物体において生じたパ
ルス状の反射光のうち、パルスの立ち下がり部分を含
む、被計測物体までの距離に応じた第1の反射光成分
(E1 )を検出する第1の距離情報検出手段と、測距光
によって前記被計測物体において生じたパルス状の反射
光のうち、パルスの立ち上がり部分を含む、被計測物体
までの距離に応じた第2の反射光成分(E2 )を検出す
る第2の距離情報検出手段と、第1の反射光成分
(E1 )を第1および第2の反射光成分の和(E1 +E
2 )で割って得られる比(E1 )/(E1 +E2 )を、
被計測物体までの距離に対応した正規化距離情報として
求める正規化距離情報演算手段とを備え、第1および第
2の距離情報検出手段において、第1および第2の反射
光成分を検出するための反射光検知期間の長さが同一で
あることを特徴としている。
【0007】3次元画像入力装置は好ましくは、光源を
消灯させた状態で、反射光検出期間と同じ長さである外
光検知期間の間、被計測物体の周囲の外光成分である入
射光を検出する外光検出手段を備えており、正規化距離
情報演算手段が、第1および第2の反射光成分からそれ
ぞれ外光成分を除去したものに関して前記比を演算し、
正規化距離情報を求める。この場合、外光検出手段の検
出動作が、第1の距離情報検出手段の検出動作と第2の
距離情報検出手段の検出動作の間に行なわれることが好
ましい。これにより、外光成分の検出時期が第1の反射
光成分(E1 )と第2の反射光成分(E2 )の各検出時
期に近づき、正規化距離情報の精度が向上する。
【0008】好ましくは、第1および第2の距離情報検
出手段はそれぞれ、反射光成分の受光量に応じた電荷が
蓄積する複数の光電変換素子と、光電変換素子に隣接し
て設けられた信号電荷保持部と、光電変換素子に蓄積し
た不要電荷を光電変換素子から掃出すことにより、光電
変換素子における信号電荷の蓄積動作を開始させる蓄積
電荷掃出手段と、光電変換素子に蓄積した信号電荷を信
号電荷保持部に転送する信号電荷転送手段と、蓄積電荷
掃出手段と信号電荷転送手段とを交互に駆動し、信号電
荷保持部において信号電荷を積分することにより、被計
測物体の表面上の各点までの距離情報を検出する信号電
荷積分手段とを備える。
【0009】外光検出手段が、第1および第2の距離情
報検出手段と同様に、複数の光電変換素子と、信号電荷
保持部と、蓄積電荷掃出手段と、信号電荷転送手段と、
信号電荷積分手段とを備えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
3次元画像入力装置を備えたカメラの斜視図である。
【0011】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上
面において、撮影レンズ11の真上には、測距光である
レーザ光を照射する発光装置(光源)14が配設されて
いる。発光装置14の左側にはレリーズスイッチ15と
液晶表示パネル16が設けられ、また右側にはモード切
替ダイヤル17とV/Dモード切替スイッチ18が設け
られている。カメラ本体10の側面には、ICメモリカ
ード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入口19が
形成され、またビデオ出力端子20とインターフェース
コネクタ21が設けられている。
【0012】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0013】撮影レンズ11の光軸上には撮像素子(C
CD)28が配設されている。CCD28には、撮影レ
ンズ11によって被写体像が形成され、被写体像に対応
した電荷が発生する。CCD28における電荷の蓄積動
作、電荷の読出動作等の動作はCCD駆動回路30によ
って制御される。CCD28から読み出された電荷信号
すなわち画像信号はアンプ31において増幅され、A/
D変換器32においてアナログ信号からデジタル信号に
変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路3
3においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ3
4に一時的に格納される。アイリス駆動回路26、レン
ズ駆動回路27、CCD駆動回路30、撮像信号処理回
路33はシステムコントロール回路35によって制御さ
れる。
【0014】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。
【0015】また画像メモリ34から読み出された画像
信号はTV信号エンコーダ38に送られ、ビデオ出力端
子20を介して、カメラ本体10の外部に設けられたモ
ニタ装置39に伝送可能である。システムコントロール
回路35はインターフェース回路40に接続され、イン
ターフェース回路40はインターフェースコネクタ21
に接続されている。したがって画像メモリ34から読み
出された画像信号は、インターフェースコネクタ21に
接続されたコンピュータ41に伝送可能である。またシ
ステムコントロール回路35は、記録媒体制御回路42
を介して画像記録装置43に接続されている。したがっ
て画像メモリ34から読み出された画像信号は、画像記
録装置43に装着されたICメモリカード等の記録媒体
Mに記録可能である。
【0016】システムコントロール回路35には、発光
素子制御回路44が接続されている。発光装置14には
発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素
子14aの発光動作は発光素子制御回路44によって制
御される。発光素子14aは測距光であるレーザ光を照
射するものであり、このレーザ光は照明レンズ14bを
介して被計測物体の全体に照射される。被計測物体にお
いて反射した光は撮影レンズ11に入射する。この光を
CCD28によって検出することにより、後述するよう
に被計測物体の3次元画像が計測される。なお、この計
測において、CCD28における転送動作のタイミング
等の制御はシステムコントロール回路35とCCD駆動
回路30によって行なわれる。
【0017】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17、V/Dモ
ード切替スイッチ18から成るスイッチ群45と、液晶
表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0018】図3および図4を参照して、本実施形態に
おける距離測定の原理を説明する。なお図4において横
軸は時間tである。
【0019】距離測定装置Bから出力された測距光は被
計測物体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって
受光される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス
状の光であり、したがって被計測物体Sからの反射光
も、同じパルス幅Hを有するパルス状の光である。また
反射光のパルスの立ち下がりは、測距光のパルスの立ち
下がりよりも時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。
測距光と反射光は距離測定装置Bと被計測物体Sの間の
2倍の距離rを進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 ・・・(1) により得られる。ただしCは光速である。
【0020】例えば測距光のパルスの立ち下がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち上
がった後に検知不可能な状態に切換えて、反射光のパル
スの立ち下がりまでの成分を検出するようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0021】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフ
ォトダイオード(光電変換素子)においてそれぞれ受光
量Aを検出することにより、カメラ本体10から被計測
物体Sの表面の各点までの距離をそれぞれ検出し、被計
測物体Sの表面形状に関する3次元画像のデータを一括
して入力している。
【0022】図5は、CCD28に設けられるフォトダ
イオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。
図6は、CCD28を基板53に垂直な平面で切断して
示す断面図である。このCCD28は従来公知のインタ
ーライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD
(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものであ
る。
【0023】フォトダイオード51と垂直転送部(信号
電荷保持部)52はn型基板53の面に沿って形成され
ている。フォトダイオード51は2次元的に格子状に配
列され、垂直転送部52は所定の方向(図5において上
下方向)に1列に並ぶフォトダイオード51に隣接して
設けられている。垂直転送部52は、1つのフォトダイ
オード51に対して4つの垂直転送電極52a、52
b、52c、52dを有している。したがって垂直転送
部52では、4つのポテンシャルの井戸が形成可能であ
り、従来公知のように、これらの井戸の深さを制御する
ことによって、信号電荷をCCD28から出力すること
ができる。なお、垂直転送電極の数は目的に応じて自由
に変更できる。
【0024】基板53の表面に形成されたp型井戸の中
にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基
板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井
戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被
計測物体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダ
イオード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所
定値以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積
した電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転
送ゲート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加され
たとき、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転
送部52に転送される。すなわち電荷掃出し信号によっ
て電荷を基板53側に掃出した後、フォトダイオード5
1に蓄積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転
送部52側に転送される。このような動作を繰り返すこ
とにより、垂直転送部52において信号電荷が積分さ
れ、電子シャッタ動作が実現される。
【0025】図7は、被計測物体の表面の各点までの距
離に関するデータを検出する距離情報検出動作のタイミ
ングチャートである。図1、図2、図5〜図7を参照し
て距離情報検出動作を説明する。
【0026】垂直同期信号S1の出力に同期して発光装
置14が起動され、一定のパルス幅を有するパルス状の
測距光S3が周期的に出力される。測距光S3は被計測
物体において反射し、CCD28に入射する。すなわち
CCD28によって被計測物体からの反射光S4が受光
される。測距光S3の発光が終了するタイミングに合わ
せて、電荷掃出し信号(パルス信号)S2が出力され
る。電荷掃出し信号S2の出力は、測距光S3の発光が
終了するのと同時に終了するように制御される。これに
よりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が基
板53の方向に掃出される。測距光S3の出力から一定
時間が経過したとき、電荷転送信号(パルス信号)S5
が出力され、これによりフォトダイオード51に蓄積さ
れた電荷が垂直転送部52に転送される。なお、電荷転
送信号S5の出力は、反射光S4の出力の終了よりも後
に行なわれる。
【0027】このように電荷掃出し信号S2の出力の終
了から電荷転送信号S5の出力までの期間TU1の間、フ
ォトダイオード51には、被計測物体までの距離に対応
した信号電荷が蓄積される。すなわち測距光S3が出力
される期間TS の終了と同時に電荷蓄積期間TU1が開始
し、電荷蓄積期間TU1の間に、反射光S4の一部のみが
CCD28によって検知され、検知された光によって生
じる信号電荷S6は被計測物体までの距離に対応してい
る。換言すれば、被計測物体からの反射光S4のうち、
電荷蓄積期間TU1内にフォトダイオード51に到達した
光に対応した信号電荷S6がフォトダイオード51に蓄
積される。この信号電荷S6は、電荷転送信号S5によ
って垂直転送部52に転送される。
【0028】電荷転送信号S5の出力から一定時間が経
過した後、再び電荷掃出し信号S2が出力され、垂直転
送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51
に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。
すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電
荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電
荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部
52へ転送される。
【0029】このような信号電荷S6の垂直転送部52
への転送動作は、次の垂直同期信号S1が出力されるま
で、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52に
おいて、信号電荷S6が積分され、1フィールドの期間
(2つの垂直同期信号S1によって挟まれる期間)に積
分された信号電荷S6は、その期間被計測物体が静止し
ていると見做せれば、被計測物体までの距離情報に対応
している。
【0030】以上説明した信号電荷S6の検出動作は1
つのフォトダイオード51に関するものであり、全ての
フォトダイオード51においてこのような検出動作が行
なわれる。1フィールドの期間の検出動作の結果、各フ
ォトダイオード51に隣接した垂直転送部52の各部位
には、そのフォトダイオード51によって検出された距
離情報が保持される。この距離情報は垂直転送部52に
おける垂直転送動作におよび図示しない水平転送部にお
ける水平転送動作によってCCD28から出力され、被
計測物体の3次元画像データとして、3次元画像入力装
置の外部に取り出される。
【0031】上述のようにしてCCD28により検出さ
れた反射光は、被計測物体の表面の反射率の影響を受け
ている。したがって、この反射光を介して得られた距離
情報は反射率に起因する誤差を含んでいる。また、CC
D28により検出された反射光には、被計測物体からの
反射光以外に外光等の成分も含まれており、これに起因
する誤差も存在する。したがって距離情報検出動作で
は、被計測物体の反射率、外光等の影響を補正すること
が好ましい。次に、これらの補正を行なう距離情報検出
動作について説明する。
【0032】図8〜図10は、距離補正情報、反射率情
報および反射率補正情報の検出動作を示し、図11と図
12は距離情報検出動作のフローチャートである。図
1、図2、図7〜図12を参照して、被計測物体の反射
率、外光等の影響を補正する距離情報検出動作を説明す
る。すなわち図7に関し、説明は重複する。
【0033】ステップ101においてレリーズスイッチ
15が全押しされていることが確認されるとステップ1
02が実行され、ビデオ(V)モードと距離測定(D)
モードのいずれが選択されているかが判定される。これ
らのモード間における切替はV/Dモード切替スイッチ
18を操作することによって行なわれる。
【0034】Dモードが選択されているとき、ステップ
103において垂直同期信号S1が出力されるとともに
測距光制御が開始される。すなわち発光装置14が駆動
され、パルス状の測距光S3が断続的に出力される。次
いでステップ104が実行され、CCD28による検知
制御が開始される。すなわち図7を参照して説明した距
離情報検出動作が開始され、電荷掃出し信号S2と電荷
転送信号S5が交互に出力されて、距離情報の信号電荷
S6が垂直転送部52において積分される。
【0035】ステップ105では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち
新たに垂直同期信号S1が出力されたか否かが判定され
る。1フィールド期間が終了するとステップ106へ進
み、距離情報の信号電荷S6がCCD28から出力され
る。この信号電荷S6はステップ107において画像メ
モリ34に一時的に記憶される。ステップ108では測
距光制御がオフ状態に切換えられ、発光装置14の発光
動作が停止する。
【0036】ステップ109〜112では、距離補正情
報の検出動作が行なわれる。まずステップ109では、
図8に示すように、垂直同期信号S11が出力されると
ともにCCD28による検知制御が開始される。すなわ
ち発光装置14の発光動作が行なわれることなく、光源
が消灯された状態で、電荷掃出し信号S12と電荷転送
信号S15が交互に出力される。電荷蓄積時間TU1は図
7に示す距離情報検出動作と同じであるが、被計測物体
に測距光が照射されないため(符号S13)、反射光は
存在せず(符号S14)、したがって、距離情報の信号
電荷は発生しないが、CCD28には外光等の外乱成分
が入射するため、この外乱成分に対応した信号電荷S1
6が発生する。この信号電荷S16は、外乱成分が距離
情報に及ぼす影響を補正するための、電荷蓄積時間TU1
に対する距離補正情報に対応している。
【0037】ステップ110では、距離補正情報の検出
動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、す
なわち新たに垂直同期信号S11が出力されたか否かが
判定される。1フィールド期間が終了するとステップ1
11において、距離補正情報の信号電荷S16がCCD
28から出力される。距離補正情報の信号電荷S16は
ステップ112において画像メモリ34に一時的に記憶
される。
【0038】ステップ113〜117では、反射率情報
の検出動作が行なわれる。ステップ113では、図9に
示すように、垂直同期信号S21が出力されるとともに
測距光制御が開始され、パルス状の測距光S23が断続
的に出力される。ステップ114では、CCD28によ
る検知制御が開始され、電荷掃出し信号S22と電荷転
送信号S25が交互に出力される。この反射率情報の検
出動作は、電荷掃出し信号S22が出力されてから電荷
転送信号S25が出力されるまでの電荷蓄積期間TU2
に、反射光S24の全てが受光されるように制御され
る。すなわち、CCD28の各フォトダイオード51に
蓄積される信号電荷S26のパルス幅TSは測距光S2
3のパルス幅TS と同じである。
【0039】したがって信号電荷S26は、被計測物体
までの距離とは関係せず、被計測物体の表面の反射率に
依存する反射率情報に対応している。
【0040】ステップ115では、反射率情報検出動作
の開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわ
ち新たに垂直同期信号S21が出力されたか否かが判定
される。1フィールド期間が終了するとステップ116
へ進み、反射率情報の信号電荷S26がCCD28から
出力される。この信号電荷S26はステップ117にお
いて画像メモリ34に一時的に記憶される。ステップ1
18では測距光制御がオフ状態に切換えられ、発光装置
14の発光動作が停止する。
【0041】ステップ119〜122では、反射率補正
情報の検出動作が行なわれる。ステップ119では、図
10に示すように、垂直同期信号S31が出力されると
ともにCCD28による検知制御が開始される。すなわ
ち発光装置14の発光動作が行なわれることなく、光源
が消灯された状態で、電荷掃出し信号S32と電荷転送
信号S35が交互に出力される。電荷蓄積時間TU2は図
9に示す反射率情報検出動作と同じであるが、被計測物
体に測距光が照射されないため(符号S33)、反射光
は存在せず(符号S34)、したがって、反射率情報の
信号電荷は発生しないが、CCD28には外光等の外乱
成分に対応した信号電荷S36が発生する。この信号電
荷S36は、外乱成分が電荷蓄積時間TU2に対する反射
率情報に及ぼす影響を補正するための反射率補正情報に
対応している。
【0042】ステップ120では、反射率補正情報の検
出動作の開始から1フィールド期間が終了したか否か、
すなわち新たに垂直同期信号S31が出力されたか否か
が判定される。1フィールド期間が終了するとステップ
121において、反射率補正情報の信号電荷S36がC
CD28から出力され、ステップ122において画像メ
モリ34に一時的に記憶される。
【0043】ステップ123では、ステップ103〜1
22において得られた距離情報、距離補正情報、反射率
情報および反射率補正情報を用いて距離測定(D)デー
タの演算処理が行なわれ、ステップ124においてDデ
ータが出力されてこの検出動作は終了する。一方、ステ
ップ102においてVモードが選択されていると判定さ
れたとき、ステップ125において測距光制御がオフ状
態に切換えられるとともに、ステップ126においてC
CD28による通常の撮影動作(CCDビデオ制御)が
オン状態に定められ、この検出動作は終了する。
【0044】ステップ123において実行される演算処
理の内容を図7〜図10を参照して説明する。反射率R
の被計測物体が照明され、この被計測物体が輝度Iの2
次光源と見做されてCCDに結像された場合を想定す
る。このとき、電荷蓄積時間tの間にフォトダイオード
に発生した電荷が積分されて得られる出力Snは、 Sn=k・R・I・t ・・・(2) で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナ
ンバーや倍率等によって変化する。
【0045】被計測物体がレーザ等の光源からの光で照
明される場合、輝度Iはその光源による輝度IS と背景
光による輝度IB との合成されたものとなり、 I=IS +IB ・・・(3) と表せる。
【0046】図7に示されるようにパルス状の電荷蓄積
時間をTU1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の
信号電荷S6のパルス幅をTD とし、1フィールド期間
中のその電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得
られる出力S10は、 S10=Σ(k・R(IS ・TD +IB ・TU1)) =k・N・R(IS ・TD +IB ・TU1) ・・・(4) となる。なお、パルス幅TD は TD =TU1−δ・t =TU1−2r/C ・・・(5) と表せる。
【0047】図9に示されるようにパルス状の電荷蓄積
時間TU2が、測距光S23の期間(パルス幅)TS より
も十分大きく、反射光の単位受光時間を全部含むように
制御された場合に得られる出力S20は、 S20=Σ(k・R(IS ・TS +IB ・TU2)) =k・N・R(IS ・TS +IB ・TU2) ・・・(6) となる。
【0048】図8に示されるように発光を止めて、図7
と同じ時間幅でのパルス状の電荷蓄積を行なった場合に
得られる出力S11は、 S11=Σ(k・R・IB ・TU1) =k・N・R・IB ・TU1 ・・・(7) となる。同様に、図10に示されるような電荷蓄積を行
なった場合に得られる出力S21は、 S21=Σ(k・R・IB ・TU2) =k・N・R・IB ・TU2 ・・・(8) となる。
【0049】(4)、(6)、(7)、(8)式から、 SD =(S10−S11)/(S20−S21) =TD /TS ・・・(9) が得られる。
【0050】上述したように測距光S3と反射光S4に
はそれぞれ外光等の外乱成分(背景光による輝度IB
が含まれている。(9)式のTD /TS は、測距光S3
を照射したときの被計測物体からの反射光S4の光量
を、測距光S3の光量によって正規化したものであり、
これは、測距光S3の光量(図7の信号電荷S6に相
当)から外乱成分(図8の信号電荷S16に相当)を除
去した値と、反射光S4の光量(図9の信号電荷S26
に相当)から外乱成分(図10の信号電荷S36に相
当)を除去した値との比に等しい。
【0051】(9)式の各出力値S10、S11、S20、S
21はステップ107、112、117、122におい
て、距離情報、距離補正情報、反射率情報、反射率補正
情報として格納されている。したがって、これらの情報
に基いて、TD /TS が得られる。パルス幅TS は既知
であるから、(5)式とTD /TS から距離rが得られ
る。
【0052】このように(5)式と(9)式に基いてカ
メラ本体から被計測物体の表面の各点までの距離情報が
補正され、この距離情報の検出精度が向上する。
【0053】図13は、上述した距離情報検出動作、距
離補正情報検出動作、反射率情報検出動作および反射率
補正情報検出動作の実行時間を説明するための図であ
る。各動作において測距光等のパルスはそれぞれ多数出
力されるが、図13では、1つのみ示されている。
【0054】距離情報検出動作では、パルス幅T0 の測
距光S3が出力されたことによって、同じパルス幅の反
射光S4がCCDに入射する。測距光S3の立ち下がり
と同時に電荷蓄積期間(すなわち反射光検知期間)が開
始する。電荷蓄積期間の長さをT1 とする。電荷蓄積期
間の間に、反射光S4のパルスの立ち下がり部分を含
む、被計測物体までの距離に応じた反射光成分E10に対
応した電荷がCCDの各フォトダイオードに蓄積する
(時間δ・t)。電荷蓄積期間の後、電荷蓄積期間と同
じ長さの電荷蓄積休止期間T1 の間に測距光S3が再び
出力され、以後、上述した動作が繰り返される。なお電
荷蓄積休止期間T1 はパルス幅T0 と略同じ長さであ
る。
【0055】距離補正情報検出動作では、測距光が出力
されることなく、CCDにおいて、反射光検知期間と同
じ長さの電荷蓄積期間(すなわち外光検知期間)の間、
電荷蓄積が行なわれる。これによりCCDの各フォトダ
イオードには、被計測物体の周囲の外光等の外乱成分E
11に対応した電荷が蓄積する。電荷蓄積期間の後、距離
情報検出動作と同様に、電荷蓄積期間と同じ長さの電荷
蓄積休止期間T1 が設けられ、その後、上述した動作が
繰り返される。電荷蓄積休止期間T1 を設けるのは、距
離補正情報検出動作と距離情報検出動作において、電荷
掃出し信号S2、S12(図7、8参照)と電荷転送信
号S5、S15(図7、8参照)を同じ制御で出力する
ためである。
【0056】反射率情報検出動作では、パルス幅T0
測距光S23が出力されて、同じパルス幅の反射光S2
4がCCDに入射するが、距離情報検出動作と異なり、
測距光S23の立ち上がりと同時に電荷蓄積期間(すな
わち反射光検知期間)が開始し、この電荷蓄積期間は反
射光S24が立ち下がった後まで継続する。電荷蓄積期
間の長さT2 は、測距光S23と反射光S24の2つの
パルス幅の和以上であり、T2 ≧2T1 である。すなわ
ち、全ての反射光成分E20に対応した電荷がCCDの各
フォトダイオードに蓄積する。電荷蓄積期間の後、所定
長さの電荷蓄積休止期間tc の後、再び測距光S23が
再び出力され、以後、上述した動作が繰り返される。
【0057】反射率補正情報検出動作では、測距光が出
力されることなく、CCDにおいて、反射率情報検出期
間と同じ長さの電荷蓄積期間の間、電荷蓄積が行なわれ
る。これによりCCDの各フォトダイオードには、反射
光成分E20が受ける外光等の外乱成分E21に対応した電
荷が蓄積する。電荷蓄積期間の後、所定長さの電荷蓄積
休止期間tc の後、上述した動作が繰り返される。
【0058】なお反射光成分E10、E20、外乱成分
11、E21はそれぞれ、図1、2、7〜12を参照して
説明した距離情報検出動作等において得られる出力
10、S20、S11、S21に対応している。すなわち、正
規化距離情報RSは RS=(E10−E11)/(E20−E21) である。ここで(E10−E11)と(E20−E21)は、
(2)式と同様に、反射率R、被計測物体の輝度I、比
例定数kを用いて表すと、 E10−E11=k・R・I・(δ・t) E20−E21=k・R・I・T である。したがって正規化距離情報RSは RS=(δ・t)/T ・・・(10) となる。
【0059】一方、距離情報検出動作、距離補正情報検
出動作、反射率情報検出動作および反射率補正情報検出
動作を実行するのに必要な時間Tx は Tx =4×T1 +2×T2 に比例する。T2 ≒2×T1 、tc ≒0と仮定すると、
各動作を実行するために必要な時間Tx は Tx =8×T1 ・・・(11) となる。
【0060】本実施形態では、各動作の実行に必要な時
間を短縮するために距離情報検出動作を2つの異なるモ
ードで実行している。これを図14を参照して説明す
る。
【0061】図14に示されるように、距離情報検出動
作は、第1の距離情報検出モードである後半ゲート方式
と、第2の距離情報検出モードである前半ゲート方式に
よって実行される。
【0062】後半ゲート方式は図13に示される距離情
報検出動作と同じであり、パルス幅T0 の測距光S3に
応じて生じた反射光S4のパルスの立ち下がり部分を含
む、第1の反射光成分E10に対応した電荷がCCDの各
フォトダイオードに蓄積する。これに対して前半ゲート
方式では、電荷蓄積期間(すなわち反射光検出期間)P
1は、パルス幅T0 の測距光S3の立ち上がりと同時に
開始し、測距光S3の立ち下がりと略同時に終了する。
すなわち反射光のうち、パルスの立ち上がりから電荷蓄
積期間Pの終了までの第2の反射光成分E30が検出され
る。この反射光成分E30も、第1の反射光成分E10と同
様に、被計測物体までの距離に応じている。後半ゲート
方式における電荷蓄積期間の長さは前半ゲート方式にお
ける電荷蓄積期間と同一である。
【0063】距離補正情報検出動作では、後半ゲート方
式および前半ゲート方式の距離情報検出動作と同じ電荷
蓄積期間(すなわち外光検出期間)P2を用いて、測距
光が出力されることなく、CCDにおいて電荷蓄積が行
なわれる。これによりCCDの各フォトダイオードに
は、被計測物体の周囲の外光等の外乱成分E11に対応し
た電荷が蓄積する。外光検出期間P2の長さは後半ゲー
ト方式と前半ゲート方式の距離情報検出動作における電
荷蓄積期間と同じであるので、外乱成分E11は、第1の
反射光成分E10と第2の反射光成分E30の両者に対する
補正に利用できる。
【0064】後半ゲート方式の距離情報検出動作におい
て得られた第1の反射光成分E10から外乱成分E11を除
去して得られるものを、補正後の第1の反射光成分E1
とし、前半ゲート方式の距離情報検出動作において得ら
れた第2の反射光成分E30から外乱成分E11を除去して
得られるものを、補正後の第2の反射光成分E2 とす
る。上述したように後半ゲート方式と前半ゲート方式に
おいて電荷蓄積期間は同一である。したがって補正後の
第1および第2の反射光成分E1 、E2 は、(2)式と
同様に、反射率R、被計測物体の輝度I、比例定数kを
用いると、 E1 =k・R・I・(δ・t) ・・・(12) E2 =k・R・I・(T1 −δ・t) ・・・(13) と表される。
【0065】第1の反射光成分E1 を第1および第2の
反射光成分の和(E1 +E2 )で割って得られる比RT
=E1 /(E1 +E2 )は、 RT=(δ・t)/T1 =(δ・t)/T0 ・・・(14) であり、これは(10)式と同じである。すなわち(1
4)式は被計測物体までの距離に対応した正規化距離情
報を示している。
【0066】後半ゲート方式により得られた補正後の第
1の反射光成分E1 には、外光等に起因し、反射率Rに
対応した外乱成分が含まれている。同様に、前半ゲート
方式により得られた補正後の第2の反射光成分E2 にも
外乱成分が含まれている。しかし正規化距離情報RTを
計算することにより、(14)式から明らかなように反
射率Rは消去される。したがって後半ゲート方式と前半
ゲート方式を併用することにより、反射率情報検出動作
と反射率補正情報検出動作は不要になる。
【0067】一方、距離情報検出動作、距離補正情報検
出動作、反射率情報検出動作および反射率補正情報検出
動作を実行するのに必要な時間Ty は Ty =6×T1 ・・・(15) に比例する。これを(11)式と比較することから明ら
かなように、距離情報検出動作において後半ゲート方式
と前半ゲート方式を併用することにより、併用しない場
合と比較して、被計測物体の3次元画像データの検出動
作に要する時間は3/4に短縮される。併用しない場合
における電荷蓄積休止期間tc (図13参照)がT1
略等しいと仮定すると、Tx =9×T1 となるので、後
半ゲート方式と前半ゲート方式を併用した場合における
3次元画像データの検出動作に要する時間Ty は時間T
x の2/3である。
【0068】距離情報検出動作において後半ゲート方式
と前半ゲート方式を併用する場合、距離補正情報検出動
作は、後半ゲート方式の距離情報検出動作と前半ゲート
方式の距離情報検出動作との間に実行することが好まし
い。このように構成することにより、距離補正情報検出
動作の実行タイミングが後半ゲート方式の距離情報検出
動作の実行タイミングに近づくため、外光の時間的変動
の影響を受け難くなり、被計測物体の反射率の補正をよ
り高精度に実施することができる。
【0069】被計測物体の3次元形状の計測において、
被計測物体の反射率に関する補正情報の検出動作の一部
を省略することができ、測距動作全体の処理時間を短縮
することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被計測物
体の3次元形状を検出する測距動作全体の処理時間を短
縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である3次元画像入力装置
を備えたカメラの斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図
である。
【図3】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図4】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図5】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転
送部の配置を示す図である。
【図6】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面
図である。
【図7】距離情報の検出動作のタイミングチャートであ
る。
【図8】距離補正情報の検出動作のタイミングチャート
である。
【図9】反射率情報の検出動作のタイミングチャートで
ある。
【図10】反射率補正情報の検出動作のタイミングチャ
ートである。
【図11】距離情報検出動作において、距離情報と距離
補正情報と反射率情報を検出する動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】距離情報検出動作において、反射率補正情報
を検出し、距離補正情報と反射率情報と反射率補正情報
に基づいて距離情報を補正する処理を示すフローチャー
トである。
【図13】図7〜図10に示される距離情報検出動作、
距離補正情報検出動作、反射率情報検出動作および反射
率補正情報検出動作の実行時間を説明するための図であ
る。
【図14】実施形態における距離情報検出動作、距離補
正情報検出動作、反射率情報検出動作および反射率補正
情報検出動作の実行時間を説明するための図である。
【符号の説明】
14 光源 S 被計測物体
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA53 DD06 DD12 EE00 EE05 FF12 FF42 GG04 GG06 GG08 GG12 JJ03 JJ18 JJ26 LL04 LL06 LL30 NN02 NN11 QQ03 QQ24 QQ26 QQ42 QQ47 SS02 SS13 5B047 AA07 BA03 BB01 BC05 BC11 5C052 AA17 DD08 EE08 GA03 GA09 GB01 GD03 GE08 5C061 AA29 AB02 AB03 AB06 AB08 AB21 AB24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計測物体に対してパルス状の測距光を
    照射する光源と、 前記測距光によって前記被計測物体において生じたパル
    ス状の反射光のうち、パルスの立ち下がり部分を含む、
    前記被計測物体までの距離に応じた第1の反射光成分
    (E1 )を検出する第1の距離情報検出手段と、 前記測距光によって前記被計測物体において生じたパル
    ス状の反射光のうち、パルスの立ち上がり部分を含む、
    前記被計測物体までの距離に応じた第2の反射光成分
    (E2 )を検出する第2の距離情報検出手段と、 前記第1の反射光成分(E1 )を第1および第2の反射
    光成分の和(E1 +E 2 )で割って得られる比(E1
    /(E1 +E2 )を、前記被計測物体までの距離に対応
    した正規化距離情報として求める正規化距離情報演算手
    段とを備え、 前記第1および第2の距離情報検出手段において、前記
    第1および第2の反射光成分を検出するための反射光検
    知期間の長さが同一であることを特徴とする3次元画像
    入力装置。
  2. 【請求項2】 前記光源を消灯させた状態で、前記反射
    光検知期間と同じ長さである外光検知期間の間、前記被
    計測物体の周囲の外光成分である入射光を検出する外光
    検出手段を備え、前記正規化距離情報演算手段は、前記
    第1および第2の反射光成分からそれぞれ前記外光成分
    を除去したものに関して前記比を演算し、前記正規化距
    離情報を求めることを特徴とする請求項1に記載の3次
    元画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記外光検出手段の検出動作が、前記第
    1の距離情報検出手段の検出動作と前記第2の距離情報
    検出手段の検出動作の間に行なわれることを特徴とする
    請求項2に記載の3次元画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の距離情報検出手段
    がそれぞれ、 前記反射光成分の受光量に応じた電荷が蓄積する複数の
    光電変換素子と、 前記光電変換素子に隣接して設けられた信号電荷保持部
    と、 前記光電変換素子に蓄積した不要電荷を前記光電変換素
    子から掃出すことにより、前記光電変換素子における信
    号電荷の蓄積動作を開始させる蓄積電荷掃出手段と、 前記光電変換素子に蓄積した信号電荷を前記信号電荷保
    持部に転送する信号電荷転送手段と、 前記蓄積電荷掃出手段と前記信号電荷転送手段とを交互
    に駆動し、前記信号電荷保持部において前記信号電荷を
    積分することにより、前記被計測物体の表面上の各点ま
    での距離情報を検出する信号電荷積分手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の3次元画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記外光検出手段が、 前記入射光の受光量に応じた電荷が蓄積する複数の光電
    変換素子と、 前記光電変換素子に隣接して設けられた信号電荷保持部
    と、 前記光電変換素子に蓄積した不要電荷を前記光電変換素
    子から掃出すことにより、前記光電変換素子における信
    号電荷の蓄積動作を開始させる蓄積電荷掃出手段と、 前記光電変換素子に蓄積した信号電荷を前記信号電荷保
    持部に転送する信号電荷転送手段と、 前記蓄積電荷掃出手段と前記信号電荷転送手段とを交互
    に駆動し、前記信号電荷保持部において前記信号電荷を
    積分することにより、前記外光成分の大きさに対応した
    距離補正情報を検出する信号電荷積分手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の3次元画像入力装置。
JP33267799A 1999-11-24 1999-11-24 3次元画像入力装置 Expired - Fee Related JP4391643B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33267799A JP4391643B2 (ja) 1999-11-24 1999-11-24 3次元画像入力装置
US09/717,212 US6683676B1 (en) 1999-11-24 2000-11-22 Three-dimensional image capturing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33267799A JP4391643B2 (ja) 1999-11-24 1999-11-24 3次元画像入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001157227A true JP2001157227A (ja) 2001-06-08
JP4391643B2 JP4391643B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=18257654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33267799A Expired - Fee Related JP4391643B2 (ja) 1999-11-24 1999-11-24 3次元画像入力装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6683676B1 (ja)
JP (1) JP4391643B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006254373A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像入力装置および画像評価装置
US7182693B2 (en) 2002-05-10 2007-02-27 Nec Corporation Target device and light detecting device
WO2010047215A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 本田技研工業株式会社 測距システム及び測距方法
JP2013068606A (ja) * 2011-08-19 2013-04-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の駆動方法
JP2013092459A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Denso Corp 距離測定装置、および距離測定プログラム
JP2013174446A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Toshiba Corp 3次元情報検出装置および3次元情報検出方法
JP2013175160A (ja) * 2011-12-26 2013-09-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 動作認識装置
JP2013217911A (ja) * 2012-03-09 2013-10-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の駆動方法
WO2023224077A1 (ja) * 2022-05-18 2023-11-23 株式会社小糸製作所 ToFカメラ、車両用センシングシステム、および車両用灯具

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822687B1 (en) * 1999-07-08 2004-11-23 Pentax Corporation Three-dimensional image capturing device and its laser emitting device
US7061534B2 (en) * 2001-08-31 2006-06-13 Pentax Corporation Three-dimensional image capturing device
US20030063185A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Bell Cynthia S. Three-dimensional imaging with complementary color filter arrays
KR102007275B1 (ko) 2012-12-27 2019-08-05 삼성전자주식회사 3차원 이미지 센서의 거리 픽셀 및 이를 포함하는 3차원 이미지 센서

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3884872A (en) * 1973-08-07 1975-05-20 Firestone Tire & Rubber Co Inorganic zinc salts as color stabilizers for acrylonitrile vinyl chloride dyesite containing copolymers
CH628139A5 (de) * 1978-08-03 1982-02-15 Fruengel Frank Verfahren und einrichtung zur wolkenhoehenmessung.
US4761546A (en) * 1985-11-25 1988-08-02 Matsushita Electric Works, Ltd. Optical displacement measuring system with nonlinearity correction
JP3185547B2 (ja) * 1994-06-28 2001-07-11 三菱電機株式会社 距離測定装置
JPH1098176A (ja) * 1996-09-19 1998-04-14 Toshiba Corp 固体撮像装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7182693B2 (en) 2002-05-10 2007-02-27 Nec Corporation Target device and light detecting device
JP2006254373A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像入力装置および画像評価装置
JP4581763B2 (ja) * 2005-03-14 2010-11-17 富士ゼロックス株式会社 画像入力装置および画像評価装置
WO2010047215A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 本田技研工業株式会社 測距システム及び測距方法
US8508720B2 (en) 2008-10-20 2013-08-13 Honda Motor Co., Ltd. Distance measuring system and distance measuring method
JP2013068606A (ja) * 2011-08-19 2013-04-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の駆動方法
JP2013092459A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Denso Corp 距離測定装置、および距離測定プログラム
JP2013175160A (ja) * 2011-12-26 2013-09-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 動作認識装置
JP2013174446A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Toshiba Corp 3次元情報検出装置および3次元情報検出方法
JP2013217911A (ja) * 2012-03-09 2013-10-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の駆動方法
JP2017138331A (ja) * 2012-03-09 2017-08-10 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の駆動方法
WO2023224077A1 (ja) * 2022-05-18 2023-11-23 株式会社小糸製作所 ToFカメラ、車両用センシングシステム、および車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
US6683676B1 (en) 2004-01-27
JP4391643B2 (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060126054A1 (en) Three-dimensional measurement device and three-dimensional measurement method
JP3574607B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP2002315022A (ja) 3次元画像検出装置
JP2001157227A (ja) 3次元画像入力装置
JP4105801B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP3574602B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP4303354B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP2001116516A (ja) 3次元画像検出装置
JP4157223B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP4369574B2 (ja) 3次元画像検出装置
JP2001148868A (ja) 3次元画像検出装置
JP2000341720A (ja) 3次元画像入力装置および記録媒体
JP2001153624A (ja) 3次元画像入力装置
JP2000083260A (ja) 3次元画像入力装置
JP4428831B2 (ja) 3次元画像検出装置
JP2001275132A (ja) 3次元画像検出装置と撮像素子駆動回路
JP4391661B2 (ja) 3次元画像検出装置
US6982761B1 (en) Device for capturing three-dimensional images with independently controllable groups of photoelectric conversion elements
JP4250281B2 (ja) 3次元画像検出装置
JP2001008233A (ja) 3次元画像入力装置
JP2000333210A (ja) 3次元画像入力装置および記録媒体
JP2002074346A (ja) 3次元画像入力装置
JP2001045520A (ja) 3次元画像検出装置および光通信受信装置
JP4136195B2 (ja) 3次元画像入力装置
JP2001119723A (ja) 静止物体画像検出装置と静止物体画像検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees