JPH1184383A - 布巻装置、液晶表示装置の製造方法およびその装置 - Google Patents

布巻装置、液晶表示装置の製造方法およびその装置

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JPH1184383A
JPH1184383A JP24083597A JP24083597A JPH1184383A JP H1184383 A JPH1184383 A JP H1184383A JP 24083597 A JP24083597 A JP 24083597A JP 24083597 A JP24083597 A JP 24083597A JP H1184383 A JPH1184383 A JP H1184383A
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JP
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cloth
roller body
roller
rubbing
outer peripheral
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Yasushi Morikita
安司 森北
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ本体に布を十分密着させ、むらなく均
一に貼り付けでき、ラビング布の厚さのばらつきを検出
可能な液晶表示装置の製造装置を提供する。 【解決手段】 回転可能に支持したローラ本体12の外周
面に所定のラビング布を巻き付けて接着させる。ローラ
本体12と平行に、外周面がローラ本体12に巻き付けたラ
ビング布の外周面に接する加圧ローラ21を設ける。この
加圧ローラ21に対し、ローラ本体12に巻き付けたラビン
グ布に対する所定の接触圧力を加えるスプリング27を設
け、このスプリング27による加圧力を調整する連結孔28
を設ける。ローラ本体12に巻き付けたラビング布の外周
面に、加圧ローラ21を一定の圧力で圧接させながらラビ
ング布を接着させるので、ラビング布とローラ本体12と
の間にむらが生じることなく、十分に密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ本体の外周
面に布を貼り付ける布巻装置、これを用いた液晶表示装
置の製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの製造工程では、液晶を
配向させるラビング処理を行なっている。このラビング
処理とは、ローラ本体にラビング布を巻き付けたラビン
グローラを用い、このローラで基板上の配向膜を擦るこ
とにより、配向膜上に傷を付け、この傷の方向により液
晶の配向を制御している。
【0003】このようなラビング処理を行なう装置で
は、ローラ本体を装置本体から取り外しできるように構
成しておき、ラビング布は別の場所でローラ本体に貼り
付けている。すなわち、その理由としては、装置本体に
布を貼り付けるための十分なスペースが無いことと、布
を貼る際に生じる糸屑などによって装置などを汚染しな
いためである。
【0004】そして、このラビング布をローラ本体に貼
り付けるためには、従来から専用の布巻装置が用いられ
ており、この布巻装置では、まず、ローラ本体を装置に
セットし、このローラ本体の外周面に両面テープを貼り
付ける。この後、ラビング布を所定の位置にセットし、
このラビング布の一部をローラ本体に貼り付けた状態で
ローラ本体を回転させることにより、ラビング布をロー
ラ本体の外周面に貼り付けている。
【0005】このような方法でローラ本体に布を貼付し
た場合、布は簡単に貼れるものの、ローラ本体との密着
性が十分でなく、ラビング装置にてラビング処理中に布
が剥れ、十分にラビングできなくなるおそれがある。ま
た、ラビング布の貼れ性にむらがあったり、ラビング布
の厚みにばらつきがあったりすると、均一なラビング処
理が行なわれず、液晶の配向不良を生じさせる要因とな
るおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、ローラ本体に対する布の密着性が十分でなく、ラビ
ングを十分に行なえなかったり、布の貼れ性のむらや、
布厚さのばらつきがあっても、モニターすることができ
ない。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ローラ本体に布を十分密着させてむらなく均一に貼
り付けることができ、ラビング布の厚さのばらつき等を
検出することも可能な布巻装置、これを用いた液晶表示
装置の製造方法およびその装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転可能にロ
ーラ本体を支持し、このローラ本体と平行に配置され、
外周面が前記ローラ本体に巻き付けられる布の外周面に
接する加圧ローラと、この加圧ローラに対し、前記ロー
ラ本体に巻き付けられた布に対して所定の接触圧力を加
え前記ローラ本体に前記布を接着させる加圧機構と、こ
の加圧機構による加圧力を調整する加圧力調整機構とを
具備したもので、布をローラ本体に巻き付ける際に、加
圧ローラをローラ本体に巻き付けられた布の外周面に一
定の圧力で圧接させ、加圧しながら接着させるので、布
とローラ本体との間にむらが生じることはなく、十分に
密着する。
【0009】また、加圧ローラの外周面とローラ本体の
外周面との間を一定間隔に規制するギャップ機構を具備
したもので、ギャップ機構によって加圧ローラの外周面
とローラ本体の外周面との間を一定間隔に規制するの
で、加圧ローラによる過大な圧力によって布を押し潰し
たり、布自体の厚みが変形しない。
【0010】さらに、ローラ本体に巻き付けられた布の
外周面と接している加圧ローラの、ローラ本体の回転時
に前記布の厚さ方向の変位量を測定する布厚さ測定機構
を具備したもので、布厚さ測定機構により、ローラ本体
に巻き付けられた布の厚さ方向の変位量を測定するの
で、ローラ本体に対する布の貼れ性のむらや、布厚のば
らつきを検出する。
【0011】また、本発明は、液晶表示パネルの基板上
の配向膜を、外周面にラビング布が貼り付けられたロー
ラ本体を有するラビングローラで擦り前記配向膜の配向
方向を制御する液晶表示装置の製造方法において、前記
ローラ本体を回転させるとともに、このローラ本体に巻
き付けられたラビング布に加圧ローラを所定圧力で圧接
させてローラ本体にラビング布を巻き付けるもので、ロ
ーラ本体に巻き付けられたラビング布の外面を一定圧力
で加圧しながら接着させるため、ラビング布の貼りむら
を生じることなくローラ本体に密着したラビングローラ
が得られ、このラビングローラにより、ラビング布の剥
れなどが生じることなく、液晶表示パネルに対する安定
したラビング処理を行なう。
【0012】さらに、本発明は、液晶表示パネルの基板
上の配向膜を、外周面にラビング布が貼り付けられたロ
ーラ本体を有するラビングローラで擦り前記配向膜の配
向方向を制御する液晶表示装置の製造装置において、ラ
ビングローラは、ラビング布をローラ本体の外周面に対
して均一に接着させたもので、ローラ本体に巻き付けら
れたラビング布の外面を一定圧力で加圧しながら接着さ
せるため、ラビング布の貼りむらを生じることなくロー
ラ本体に密着したラビングローラが得られ、このラビン
グローラにより、ラビング布の剥れなどが生じることな
く、液晶表示パネルに対する安定したラビング処理を行
なう。
【0013】また、ラビングローラのローラ本体に巻き
付けられたラビング布の厚さ方向の変位量を測定した布
厚さ測定機構を具備したもので、ラビング布の厚さにか
かわらず、ラビング布の剥れなどが生じることなく、液
晶表示パネルに対する安定したラビング処理を行なう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0015】図1において、11は基台で、この基台11の
前面側の中間高さ部分には水平方向の台11a が設けら
れ、左右部分には一対の側壁11b ,11c が設けられてい
る。また、12はローラ本体で、このローラ本体12はラビ
ング布を巻き付けるために、図示しないラビング処理装
置本体から取り外され、図示のように布巻装置に装着さ
れる。
【0016】また、ローラ本体12は、基台11の両側壁11
b ,11c に設けられたチャック機構13により、この側壁
11b ,11c 間に回転可能に支持される。そして、このチ
ャック機構13は、図2で示すように、ローラ本体12の左
右両端面にそれぞれ個別に係合するチャック14,15を有
する。
【0017】ここで、一方のチャック14は一方の側壁11
b を回転自在に貫通する回転軸16の先端に取り付けられ
ており、ローラ本体12の図示右端面に係合する。また、
他方のチャック15は他方の側壁11c を螺合状態で貫通す
るねじ体17の先端に設けられている。そして、このねじ
体17のねじ回転により軸芯方向に押し出され、ローラ本
体12の左端面の中心部を押圧し係合する。すなわち、こ
のチャック15の右方への押圧動作により、ローラ本体12
の右端を一方のチャック14に係合させるとともに、チャ
ック15自体もローラ本体12の左端面の中心部と係合す
る。このため、ローラ本体12はチャック14,15により、
ローラ本体12の外周面に沿って回転可能に支持される。
【0018】また、一方のチャック14を取り付けた回転
軸16の外端部には操作ハンドル18が一体的に取り付けら
れており、この操作ハンドル18と回転軸16とによってロ
ーラ本体12に対する回転機構19を構成している。
【0019】さらに、21は加圧ローラで、この加圧ロー
ラ21はチャック機構13に支持されたローラ本体12と平行
に配置されており、外周面がローラ本体12に巻き付けら
れる布の外周面に接するように構成されている。すなわ
ち、加圧ローラ21は、側壁11b ,11c の後方上部に、そ
れぞれ後端部が回転可能に軸支された一対のアーム状の
フレーム22,23の先端部に回転可能に取り付けられてい
る。そして、これらフレーム22,23の後端部を支点とし
た回動により、図3で示すように、ローラ本体12の外周
面に近接する加圧位置と、破線で示す上方の待機位置と
に、それぞれ移動する。
【0020】なお、加圧ローラ21の左側方には、フレー
ム23の後端部支点に連結された上下のレバー24が配置さ
れており、このレバー24を操作することにより加圧ロー
ラ21を上下動させ、待機位置と加圧位置とにそれぞれ移
動させることができる。また、左側のフレーム23に対応
する側壁11c との間には、図1で示すように、加圧ロー
ラ21が待機位置にあるとき、このフレーム23と係合して
加圧ローラ21を待機位置に係止するためのロック機構25
が設けられている。
【0021】ここで、加圧ローラ21には、加圧時の剛性
や、ローラ本体12に対するギャップ精度を考慮してステ
ンレス製パイプを加工した、いわゆるSUSローラを採
用する。
【0022】また、27は加圧機構としてのスプリング
で、このスプリング27は加圧ローラ21に対し、ローラ本
体12に巻き付けられたラビング布に対する所定の接触圧
力を加える。このスプリング27としては、図3で示すよ
うに、フレーム22の長さ方向中間部と側壁11b との間に
張設されたスプリング27の引張力による簡単な構成とす
る。また、この側壁11b には、加圧力調整機構として、
複数の連結孔28を設け、スプリング27の端部を、これら
複数の連結孔28のいずれかに連結することにより、スプ
リング27による加圧力を調整するように構成している。
【0023】さらに、30はギャップ機構で、このギャッ
プ機構30は加圧ローラ21の外周面とローラ本体12の外周
面との間を一定間隔に規制するものである。すなわち、
加圧ローラ21によって、ローラ本体12に巻き付けられた
ラビング布に過大な加圧力が加わることにより、ラビン
グ布の毛並みを押し潰したり、ラビング布自体の厚みを
変形したりすることのないように、各外周面間に常に一
定のギャップを保ったまま加圧するように構成したもの
である。
【0024】そして、このギャップ機構30は、図5で示
すように、フレーム22の長さ方向中間部に下向きに設け
られマイクロヘッドなどで構成されたストッパ31と、こ
のストッパ31に対向して側壁11b 側に設けられたステー
ジ32とで構成されており、ストッパ31の下端部とステー
ジ32との当接により、加圧ローラ21の外周面とローラ本
体12の外周面との間を一定間隔のギャップに規制する。
また、ストッパ31は、マイクロヘッドであるので下端部
の突出長さを微調整でき、この微調整によって両外周面
間のギャップ長さを任意に調整できる。
【0025】また、34は布厚さ測定機構としてのロータ
リエンコーダで、このロータリエンコーダ34はローラ本
体12の回転時において、このローラ本体12に巻き付けら
れたラビング布の外周面と接している加圧ローラ21の、
厚さ方向の変位量を測定するように構成されている。こ
のロータリエンコーダは、図1および図3で示すよう
に、フレーム22の支点軸に取り付けられている。
【0026】さらに、このロータリエンコーダ34には、
図示していないが零点リセットスイッチが設けられてお
り、ギャップ機構30の最下端位置、すなわちストッパ31
がステージ32に当接した位置を零点として、この零点に
対する変位量を測定する。したがって、ローラ本体12の
回転に伴い、外周面に巻き付けられたラビング布の外面
に接触している加圧ローラ21の布厚さ方向の変位量を、
フレーム22の支点軸の回動角変化として検出する。
【0027】また、図1に示すように、ロータリエンコ
ーダ34には、表示器35が設けられており、このロータリ
エンコーダ34によって測定されたラビング布の厚さの変
化が表示される。そして、チャック機構13によって支持
されたローラ本体12の前方下部には、このローラ本体12
と平行な位置関係で補助ローラ36が設けられている。
【0028】そして、ローラ本体12にラビング布を巻き
付ける場合は、図示しないラビング処理装置からローラ
本体12を取り外し、このローラ本体12を図1で示す布巻
装置にセットする。すなわち、ローラ本体12をチャック
機構13間に位置させ、図2で示すように、このローラ本
体12の右端面を一方のチャック14に合わせる。その後、
反対側のチャック15をねじ体17のねじ込み操作により右
方に押し出し、ローラ本体12の左端面の軸中心部に押圧
係合させる。
【0029】これらの操作により、ローラ本体12は両チ
ャック14,15によって回転可能にホールドされる。この
時、加圧ローラ21はセット作業に干渉しないようにレバ
ー24を操作して上にあげ、ロック機構25によってロック
しておく。
【0030】次に、ローラ本体12の外周面に両面粘着テ
ープを貼り付ける。この後、ラビング布をローラ本体12
に巻き付ける作業に入る。この場合、まず、ロック機構
25を解除し、フレーム22,23を下向きに回動させ、加圧
ローラ21をローラ本体12上に下ろす。このとき、ギャッ
プ機構30のストッパ31の先端部がステージ32上に当接す
ることにより、加圧ローラ21とローラ本体12とは接触せ
ず、これらの外周面はギャップ機構30によって決定され
る所定ギャップ長に保たれる。このギャップ長は、ラビ
ング布の厚さに対応して、その毛並みに潰れが生じない
範囲で設定する。この後、スプリング27を複数の連結孔
28のいずれかに連結することにより、加圧ローラ21に対
して所定の加圧力を発生させる。
【0031】この状態で、ラビング布を台11a 上に載
せ、このラビング布を下方に位置する補助ローラ36によ
って支えながら回転機構19の操作ハンドル18を操作して
ローラ本体12を回転させることにより、ラビング布を両
面粘着テープを貼り付けたローラ本体12に巻き付ける。
ローラ本体12に巻き付けられたラビング布は、このロー
ラ本体12が回転することにより加圧ローラ21によってロ
ーラ本体12の外周面に連続的に加圧される。このよう
に、加圧ローラ21による加圧状態のまま、ローラ本体12
を数回回転させることにより、ラビング布はローラ本体
12の外周面にむらなく高い密着力でしっかりと接着され
る。
【0032】このようにしてラビング布の接着が完了し
た後、スプリング27を連結孔28から外して加圧力を解除
する。すなわち、加圧ローラ21が、ローラ本体12に貼り
付けられたラビング布上に自重だけで載っている状態と
する。この加圧解除状態において再びローラ本体12を回
転させ、このときの加圧ローラ21の布厚さ方向の変位量
をロータリエンコーダ34によって測定する。このロータ
リエンコーダ34の測定結果により、貼りむらや布の厚み
の異常有無を検出できる。
【0033】このとき、スプリング27を外して加圧ロー
ラ21による加圧力を解除するのは、加圧によって微妙な
布厚のばらつきが測定できなくなることを防ぐためであ
る。
【0034】このように、ローラ本体12に布を巻き付け
て接着するに際して、加圧ローラ21によって加圧しなが
らローラ本体12を回転させるため、布をローラ本体12の
外周面にむらなく高い密着力で接着させることができ、
その後の使用時に布の剥がれが生じることはない。
【0035】この際、加圧ローラ21とローラ本体12との
間は、布の厚さに対応したギャップを保って対峙してい
るため、過大な圧力が布に加わることはなく、毛並みの
潰れや布厚の異常などが生じることはない。
【0036】また、加圧ローラ21による加圧力はスプリ
ング27を用いた簡単な構成であり、その加圧力は複数の
連結孔28により任意に調整できるので、布の種類に応じ
た適切な加圧力を得ることができる。
【0037】さらに、ローラ本体12に巻き付けられた布
の貼りむらや布厚の異常等をロータリエンコーダ34によ
って検出できるので、布が正規の貼り付け状態にあるこ
とを監視できるとともに、規格外の布が使用されている
ような場合、これを検出して、その使用を阻止すること
ができる。
【0038】また、これらの各機構は、簡単な構成であ
るため、既存のどのような布巻装置にも適用でき、従来
からある装置に簡単な追加工で取り付けることができ
る。
【0039】そして、このような布巻装置によりラビン
グ布をローラ本体に巻き付けたラビングローラは、液晶
表示装置の製造工程において、配向膜上に傷を付けるラ
ビング処理を行なう際、従来のように、ラビング布が剥
がれて十分なラビング処理を行なうことができなかった
り、貼れ性のむらによって均一なラビング処理ができな
いなどの問題点が生じることはなく安定した良好なラビ
ング処理を行なうことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、布をローラ本体に巻き
付ける際に、加圧ローラをローラ本体に巻き付けられた
布の外周面に一定の圧力で圧接させ、加圧しながら接着
させるので、布とローラ本体との間にむらが生じること
はなく、十分に密着し、むらなく均一に貼り付けること
ができる。
【0041】また、ギャップ機構によって加圧ローラの
外周面とローラ本体の外周面との間を一定間隔に規制す
るので、加圧ローラによる過大な圧力によって布を押し
潰したり、布自体の厚みの変形を防止できる。
【0042】さらに、布厚さ測定機構により、ローラ本
体に巻き付けられた布の厚さ方向の変位量を測定するの
で、ローラ本体に対する布の貼れ性のむらや、布厚のば
らつきを検出し、布厚にかかわらず、むらなく均一に貼
り付けることができる。
【0043】また、本発明は、ローラ本体に巻き付けら
れたラビング布の外面を一定圧力で加圧しながら接着さ
せるため、ラビング布の貼りむらを生じることなくロー
ラ本体に密着したラビングローラが得られ、このラビン
グローラにより、ラビング布の剥れなどが生じることな
く、液晶表示パネルに対する安定してラビング処理でき
る。
【0044】さらに、ラビングローラのローラ本体に巻
き付けられたラビング布の厚さ方向の変位量を測定した
布厚さ測定機構を具備したので、ラビング布の厚さにか
かわらず、ラビング布の剥れなどが生じることなく、液
晶表示パネルに対する安定してラビング処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の布巻装置の一実施の形態を示す斜視図
である。
【図2】同上ローラ本体のチャック機構を示す正面図で
ある。
【図3】同上加圧機構を示す側面図である。
【図4】同上加圧力調整機構を示す側面図である。
【図5】同上ギャップ機構を示す側面図である。
【符号の説明】
12 ローラ本体 21 加圧ローラ 27 加圧機構としてのスプリング 28 加圧力調整機構としての連結孔 30 ギャップ機構 34 布厚さ測定機構としてのロータリエンコーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能にローラ本体を支持し、このロ
    ーラ本体と平行に配置され、外周面が前記ローラ本体に
    巻き付けられる布の外周面に接する加圧ローラと、 この加圧ローラに対し、前記ローラ本体に巻き付けられ
    た布に対して所定の接触圧力を加え前記ローラ本体に前
    記布を接着させる加圧機構と、 この加圧機構による加圧力を調整する加圧力調整機構と
    を具備したことを特徴とする布巻装置。
  2. 【請求項2】 加圧ローラの外周面とローラ本体の外周
    面との間を一定間隔に規制するギャップ機構を具備した
    ことを特徴とする請求項1記載の布巻装置。
  3. 【請求項3】 ローラ本体に巻き付けられた布の外周面
    と接している加圧ローラの、ローラ本体の回転時に前記
    布の厚さ方向の変位量を測定する布厚さ測定機構を具備
    したことを特徴とする請求項1または2記載の布巻装
    置。
  4. 【請求項4】 液晶表示パネルの基板上の配向膜を、外
    周面にラビング布が貼り付けられたローラ本体を有する
    ラビングローラで擦り前記配向膜の配向方向を制御する
    液晶表示装置の製造方法において、 前記ローラ本体を回転させるとともに、このローラ本体
    に巻き付けられたラビング布に加圧ローラを所定圧力で
    圧接させてローラ本体にラビング布を巻き付けることを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 液晶表示パネルの基板上の配向膜を、外
    周面にラビング布が貼り付けられたローラ本体を有する
    ラビングローラで擦り前記配向膜の配向方向を制御する
    液晶表示装置の製造装置において、 ラビングローラは、ラビング布をローラ本体の外周面に
    対して均一に接着させたことを特徴とする液晶表示装置
    の製造装置。
  6. 【請求項6】 ラビングローラのローラ本体に巻き付け
    られたラビング布の厚さ方向の変位量を測定した布厚さ
    測定機構を具備したことを特徴とする請求項5記載の液
    晶表示装置の製造装置。
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