JP2001201747A - ラビングローラの布巻装置 - Google Patents
ラビングローラの布巻装置Info
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Abstract
ビング布を巻き付ける装置において、構造が簡単で装置
コストが低く、かつ操作が簡単で作業を短時間で行うこ
とが可能にする。 【解決手段】 テーブルと、このテーブルの一辺と平行
にその頂部をテーブル面と略同一高さにして自由回転可
能に軸支された押えローラと、押えローラと平行な支点
軸で開閉自在に枢支された軸支フレームと、この軸支フ
レームの同一軸線上に装着されてラビングローラを保持
する軸支シャフト及び軸支ロッドと、軸支フレームの高
さ位置を設定する第1と第2の高さ調整手段と、両高さ
調整手段のうちの先に作動する一方またはその対向部材
を退避させる退避手段とを備えたラビングローラの布巻
装置を提供する。
Description
に用いるラビングローラにラビング布を巻き付ける装置
に関するものである。
する際に、ガラス板に設けたポリイミド等の樹脂層に液
晶分子の配向機能を付与するためのラビングが行われ
る。ラビングはポリイミド層を設けたガラス板表面をラ
ビング布で一方向に擦る工程であり、ラビング布を周面
に張り付けたローラ(ラビングローラ)を高速回転させ
てガラス基板を摺擦することにより行われる。ラビング
布は、ガラス基板を摺擦することにより表面が摩耗する
ので、定期的に交換しなければならない。ラビング布の
交換は、ラビング装置からローラを取り外し、古くなっ
たラビング布を剥がしたあと、両面接着テープで新しい
ラビング布を接着することにより行われる。この作業に
は、ローラに両面接着テープを巻き付ける作業とラビン
グ布を巻き付ける作業とが必要である。
め、ラビングローラへのラビング布の装着には専用の装
置が用いられている。この装置は、両面接着テープやラ
ビング布を置くテーブルと、ラビングローラを軸支する
軸支装置と、ラビングローラの周面に両面接着テープや
ラビング布を押し当てる押えローラとを備えている。ラ
ビング布は、皺や傾きや局部的な潰れなどによる凹凸が
生じないように巻き付ける必要があり、そのためにラビ
ングローラの軸支装置や押えローラの高さ調整などに特
別の考慮が払われている。従来の装置は、ラビングロー
ラを治具を用いて装着する構造となっており、押えロー
ラの高さをマイクロメータヘッド(マイクロメータのロ
ッドを進退させるバーニアの付いた回転つまみが設けら
れているシャフト部分)や昇降レバーが用いられてい
る。
グローラの布巻装置は、装置構造が複雑で大型であり、
ラビングローラと押えローラとの間のギャップ調整が面
倒であり、また治具を用いる装置へのラビングローラの
装着が面倒で時間がかかるという問題があった。ラビン
グ布は比較的短期間で摩耗するため、液晶ディスプレイ
などを大量生産する工場では、多数のラビングローラを
用いており、これらのラビング布を頻繁に交換しなけれ
ばならないため、ラビング布の交換作業に時間がかかる
と、多数の布巻装置を設置しなければならず、設備費用
が増大する。
く、かつ操作が簡単で作業を短時間で行うことが可能な
ラビングローラの布巻装置を提供することを課題として
いる。
発明のラビングローラの布巻装置は、テーブル13と、
このテーブルの一辺と平行にその頂部をテーブル面と略
同一高さにして自由回転可能に軸支された押えローラ1
4と、押えローラと平行な支点軸15で開閉自在に枢支
された軸支フレーム16と、この軸支フレームの同一軸
線上に装着されてラビングローラを保持する軸支シャフ
ト26及び軸支ロッド28と、軸支フレームの高さ位置
を設定する第1と第2の高さ調整手段24a、24b
と、両高さ調整手段24a、24bのうちの先に作動す
る一方24aまたはその対向部材19を退避させる退避
手段20とを備えている。
巻装置は、上記手段を備えたラビングローラの布巻装置
において、軸支フレーム16が軸支フレームに軸支され
たラビングローラと押えローラとの間隔を離隔する方向
に回動したときにラビングローラ1の両端下方に位置す
る受ブロック36を備えているものである。
の布巻装置は、上記手段における軸支フレームの高さ調
整手段24a、24bが、左右一対ずつ配置した合計4
個のマイクロメータヘッドであることを特徴とするもの
である。
て更に説明する。図2はラビングローラの断面図で、円
筒形のローラ1の両端にはベアリング2を介して受軸3
が装着されている。受軸3の外側端には凹円錐状の受面
4が形成されており、この受面に凸円錐状の支持部材を
嵌合することによってラビング装置に装着されている。
ローラ本体1の一端面には、回転伝達用のクラッチ溝5
が設けられている。ラビング布6は、ローラ本体1の外
周に両面接着テープ7で貼着されている。
の基台フレームの上面に固定されたテーブル13と、こ
のテーブルの一辺と平行に基台フレームの定位置に自由
回転可能に軸支された押えローラ14と、押えローラ1
4の反テーブル側に位置する押えローラ軸と平行な支点
軸15回りに上下揺動可能に基台フレーム12に枢着さ
れた軸支フレーム16とを備えている。
狭く、その上面両側には、押えローラ14と直角に交叉
する方向のセンタリングガイド17が、幅方向に位置決
め自在に装着されている。押えローラ14は、その頂部
をテーブル13の上面と略同一高さにして軸支されてい
る。押えローラ14のテーブル側には、基台フレーム1
2を貫通してカム軸18が押えローラ14と平行に軸支
されており、このカム軸のテーブル13の両外側の位置
に、外周にニードルベアリング19を嵌装した偏心カム
20が固定されている。カム軸18の一端には、カムハ
ンドル21が固定されている。テーブル13と偏心カム
20との間には、テーブル面と平行なストッパ面22が
基台フレーム12と一体に設けられている。
ル13の両外側上方に突出する軸支部23を備えてお
り、この軸支部の前面にはマイクロメータヘッド24が
左右2本ずつ下向きに装着されている。外側のマイクロ
メータヘッドaは、偏心カムの外周のニードルベアリン
グ19と対向しており、内側のマイクロメータヘッド2
4bは、ストッパ面22と対向している。カム軸18を
回動して偏心カム20の周面を下降させたときは、内側
のマイクロメータヘッド24bの下端とストッパ面22
とが当接することによって、軸支フレーム16の高さが
設定され、偏心カム20の周面が上昇する方向にカム軸
18を回動したときは、外側のマイクロメータヘッド2
4aの下端と偏心カム周面のニードルベアリング19と
が当接することによって、軸支フレーム16の高さが設
定される。
立設されており、この開閉レバー25を後方に倒すこと
によって、軸支フレーム16は支点軸15回りに略90
度後方に回動する。
は、軸支シャフト26が軸方向移動不能かつベアリング
27で自由回転可能に装着されており、図の右側の軸支
部23には軸支ロッド28が軸方向移動自在かつクラン
プ29で固定可能に装着されている。軸支シャフト26
と軸支ロッド28とは、押えローラ14と平行な同一軸
線上にあり、その対向端にはラビングローラの両端の凹
円錐状の受面4に嵌合する凸円錐状の把持面30が形成
されている。
にクラッチ板31が固定されており、シャフトの外側端
には回転ハンドル32が固定されている。一方、軸支ロ
ッド28の外側端には、これを軸方向に押し引きするた
めの把手33が設けられている。
内側の部分に短いストロークで左右方向にスライドする
スライド板34が装着されており、このスライド板の両
端に、軸支フレーム16を後方に倒したときに、ラビン
グローラ1のローラの両端部分(軸受押え35の外周部
分)を支持する受ブロック36が固定されている。スラ
イド板34には、これを左右に動かすための把手37が
設けられている。
説明する。軸支フレーム16を後方へ倒した状態で、ラ
ビングローラ1の両端を受ブロック36に載せる。ラビ
ングローラは、軸支位置に案内するように傾斜した受ブ
ロック36上を転動して、その軸心が軸支シャフト26
及び軸支ロッド28の軸線よりわずかに下方となる位置
にくる。そこでスライド板34を軸支シャフト26側に
移動して、ラビングローラのシャフト側端部を軸支シャ
フトの先端の受面に挿入し、ラビングローラを手で回し
てクラッチ溝5とクラッチ板31の位相を合わせる。こ
の状態で軸支ロッド28を軸支シャフト26側に押動
し、軸支シャフト26及び軸支ロッド28の先端の把持
面30をラビングローラの受面4に嵌合して、ラビング
ローラ1を軸支し、クランプ29で軸支ロッド28を固
定する。
把持面30とのテーパの作用により受ブロック36から
浮き上がり、その一端のクラッチ溝5が軸支シャフトの
クラッチ板31に嵌合して、軸支シャフト26の回転が
ラビングローラのローラ本体1に伝達される状態とな
る。
がした両面接着テープを置き、偏心カム20の周面を下
降させた状態で軸支フレーム16を閉じる。内側のマイ
クロメータヘッド24bは、その下端がストッパ面22
に当接したとき、ラビングローラ1の周面と押えローラ
14の周面との間に、両面接着テープの厚さに対応する
間隙が形成されるように予め調整しておく。テーブル1
3上に置かれた両面接着テープの奥辺は、軸支フレーム
16を閉じたときに、ラビングローラ1と押えローラ1
4とで挟持されるから、この状態で回転ハンドル32を
回して両面接着テープをラビングローラ1の周面に巻き
付ける。
ングローラに巻き付けられた両面接着テープの外側に付
着している剥離紙を剥がし、カム軸18を回動して偏心
カム20の周面を上昇させ、テーブル13上にラビング
布を置く。そして軸支フレーム16を手間側に回動して
閉じる。外側のマイクロメータヘッド24aは、その下
端と上昇した偏心カムのニードルベアリング19の周面
とが当接したとき、ラビングローラ1の周面と押えロー
ラ14の周面との間に、ラビング布6の厚さに対応する
間隙が形成させるように予め設定しておく。軸支フレー
ム16を閉じるとテーブル13上のラビング布の奥端が
ラビングローラ1と押えローラ14との間に挟持される
から、回転ハンドル32を回してラビング布を両面接着
テープ7に貼り付けた状態で巻付ける。そして軸支フレ
ーム16を後方に倒し、クランプ29を開いて軸支ロッ
ド28を外側に引出すことにより、ラビングローラを外
す。
Claims (3)
- 【請求項1】 テーブル(13)と、このテーブルの一辺と
平行にその頂部をテーブル面と略同一高さにして自由回
転可能に軸支された押えローラ(14)と、押えローラと平
行な支点軸(15)で開閉自在に枢支された軸支フレーム(1
6)と、この軸支フレームの同一軸線上に装着されてラビ
ングローラを保持する軸支シャフト(26)及び軸支ロッド
(28)と、軸支フレームの高さ位置を設定する第1と第2
の高さ調整手段(24a,24b)と、両高さ調整手段(24a,24b)
のうちの先に作動する一方(24a)またはその対向部材(1
9)を退避させる退避手段(20)とを備えている、ラビング
ローラの布巻装置。 - 【請求項2】 軸支フレーム(16)が軸支フレームに軸支
されたラビングローラと押えローラとの間隔を離隔する
方向に回動したときにラビングローラ(1)の両端下方に
位置する受ブロック(36)を備えている、請求項1記載の
ラビングローラの布巻装置。 - 【請求項3】 軸支フレームの高さ調整手段(24a,24b)
が左右一対ずつ配置した合計4個のマイクロメータヘッ
ドである、請求項1または2記載のラビングローラの布
巻装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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