JPH09289244A - 基板整列装置 - Google Patents

基板整列装置

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JPH09289244A
JPH09289244A JP8100410A JP10041096A JPH09289244A JP H09289244 A JPH09289244 A JP H09289244A JP 8100410 A JP8100410 A JP 8100410A JP 10041096 A JP10041096 A JP 10041096A JP H09289244 A JPH09289244 A JP H09289244A
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JP8100410A
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English (en)
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Tatsuhiko Inada
龍彦 稲田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズが大きい基板や薄い基板に対しても基
板の損傷やパーティクルの発生なく容易に整列させる。 【解決手段】 カセット内に収納された基板13の下方
にローラ27などのコロ部材を挿入し、基板13をロー
ラ27で受けて持ち上げ、この状態で基板13をその両
側から整列当たり部材28で挾み込んで押圧すること
で、基板13を所定の整列位置に移動させるので、基板
13の下面はローラ27のころがり摩擦を受けており、
サイズが大きい基板や薄い基板に対しても基板13の損
傷やパーティクルの発生がなく、より少ない摩擦係数で
容易に整列移動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基板
製造装置や液晶表示基板製造装置などに用いられ、カセ
ット内に収納された多数の基板を整列させる基板整列装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基板搬送装置によって基板をカセ
ットから取り出すときに、カセットの支柱と基板の端面
とが接触してパーティクルの発生を引き起こしたり、カ
セットの支柱と基板の端面とが当たって基板が取り出せ
なかったり、基板を破損したりしていた。これを解決す
るために、カセット内に収納された多数の基板を、その
両側から所定の整列部材でシリンダを駆動源として挾み
込んで整列させる基板整列装置が提案されている。
【0003】図9は従来の基板整列装置の構成を示して
おり、(a)はその正面図、(b)はその平面図であ
る。
【0004】図9(a)および図9(b)において、多
数の角形基板1を水平に積層して収容するカセット2の
両側面に形成された整列用開口部2aにそれぞれ対向し
て配設される一対のガイド部材3,4が設けられてい
る。これら一対のガイド部材3,4はそれぞれ、シリン
ダ5,6に駆動されて案内ガイド7,8に沿った水平方
向に進退移動する。一方のシリンダ5によるガイド部材
3の進退移動に伴って、これに設けた一対の垂直方向に
延びるリブ状の当たりガイド3aは、カセット2の右側
の整列用開口部2a内に進退移動する構成である。ま
た、他方のシリンダ6によるガイド部材4の進退移動に
伴って、これに設けた一対の垂直方向に延びるリブ状の
当たりガイド4aは、カセット2の左側の整列用開口部
2a内に進退移動する構成である。
【0005】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。図10は図9の基板整列装置の基板整列時の状態を
示しており、(a)はその正面図、(b)はその平面図
である。
【0006】図10(a)および図10(b)に示すよ
うに、図9(a)および図9(b)の状態のガイド部材
3,4をそれぞれ、シリンダ5,6の駆動によりカセッ
ト2の左右両側面の整列用開口部2a,2aに向けて案
内ガイド7,8に沿って前進させ、各ガイド部材3,4
にそれぞれ設けられた各当たりガイド3a,4aで、カ
セット2内の基板1の対向する両辺を両側から挾み込ん
で押圧する。これにより、垂直方向に積層配設された複
数の角形基板1のカセット2中における水平位置を揃え
て整列させることができる。
【0007】このようにして、カセット2の位置決め後
には、基板1の水平取り出し方向に対して直角な方向
に、カセット2の支柱と基板1の端面との間にほぼ均等
な隙間が開くように基板を整列させることができる。そ
の後、多数の基板1が収納されたカセット2から例えば
基板処理手段に基板1を1枚づつ基板搬送装置(図示せ
ず)によって基板1の損傷などがなく容易に排出するこ
とができる。また、基板処理手段による基板処理の後に
は、処理された基板1を基板搬送装置(図示せず)によ
ってこの基板整列装置のカセット2内に収納することに
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体製造装置
や液晶表示製造装置などで処理される基板は、大型で薄
くなる傾向があるが、上記従来の基板整列装置の構成で
は、サイズが大きい基板や薄い基板、特にサイズが大き
くて薄い基板に対して、容易に適応することができない
という問題があった。
【0009】即ち、上記のようなサイズが大きくて薄い
基板を整列しようとした場合、カセット内において基板
の保持部間が多少撓んだりしており、整列のために基板
の両側から押圧しても、基板とその基板を載せて保持し
ている保持部との間の摩擦抵抗が大きく、基板自体が動
かずに整列させることができない場合もある。この場合
に、基板の両側からさらに押圧しても基板はさらに撓む
だけで整列すべく移動せず、基板にストレスがかかって
基板が破損する虞れもあった。
【0010】また、このような場合に、たとえ基板が動
いて整列できたとしても基板とその基板を載せて保持し
ている保持部との間が擦られて基板が傷付いたり、パー
ティクル発生の原因になっていた。
【0011】本発明は、上記問題を解決するもので、サ
イズが大きい基板や薄い基板に対しても基板の損傷やパ
ーティクルの発生なく容易に整列させることができる基
板整列装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基板整列装置
は、下面端部を支持部材により支持されてカセット内に
収納された基板を両側から押圧して所定位置に整列させ
る基板整列装置において、前記支持部材により支持され
た基板の下面端部に当接すると共に、前記支持部材の基
板に対する摩擦係数より小さい摩擦係数を有する当接部
材と、前記基板の端面を押圧する押圧部材と、前記下面
端部の下方位置と前記当接部材を下面端部に当接させた
状態で前記基板を支持部材から持ち上げて離間させる上
方位置との間で、前記当接部材を昇降させる当接部材昇
降手段と、前記上方位置において基板が当接部材により
持ち上げられた状態で、前記押圧部材を基板の内側へ向
かう方向に基板が所定位置に整列される整列位置まで移
動させる押圧部材移動手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0013】この構成により、カセット内に収納された
基板の下方に当接部材を挿入し、基板をこの当接部材で
受けて持ち上げ、この状態で基板をその両側から押圧部
材で挾み込んで押圧することで、基板を所定の整列位置
に移動させるので、基板の下面はより小さい摩擦係数の
下で、サイズが大きい基板や薄い基板に対しても基板の
損傷やパーティクルの発生がなく容易に整列移動可能と
なる。
【0014】また、好ましくは、本発明の基板整列装置
における当接部材および押圧部材をカセットの外側位置
と内側位置との間で進退させる進退手段を有する。
【0015】この構成により、当接部材および押圧部材
をカセットの外側に移動させることにより、カセットに
対して基板を給排するときに、基板やその給排手段と当
接部材または押圧部材とが干渉することがない。
【0016】さらに、好ましくは、本発明の基板整列装
置における当接部材および押圧部材が一体的に構成され
ている。
【0017】この構成により、それぞれ別々に設けるよ
りも一体的に設ける方が構成が簡単である。
【0018】さらに、好ましくは、本発明の基板整列装
置における当接部材は、前記上方位置において前記下面
端部をころがり可能なコロ部材である。
【0019】この構成により、小さい摩擦係数が容易に
得られる。
【0020】さらに、好ましくは、本発明の基板整列装
置におけるカセットに複数の基板が収納され、前記当接
部材および押圧部材が前記複数の基板毎にそれぞれ設け
られ、前記当接部材昇降手段が前記複数の当接部材をそ
れぞれ同時に昇降させると共に、前記押圧部材移動手段
が前記複数の押圧部材をそれぞれ同時に移動させる。
【0021】この構成により、複数の基板を同時に整列
可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態における基板整
列装置の構成を示す正面図であり、図2は図1の基板整
列装置の側面図である。なお、図1においては、左右の
シリンダ機構やリニアガイド機構などの各機構部材は同
じものが用いられており、説明を容易にするために左側
にはシリンダ機構の接続構成を示し、右側にはリニアガ
イド機構の構成を示しており、さらに、これらの下部に
位置するカム軸支部分は断面で示している。
【0024】図1および図2において、ベース部材11
上に立設された支柱部材12上には、角形のガラス基板
などの複数の基板13が水平方向に積層されて収納され
たカセット14が設けられている。このカセット14の
両側面に形成された整列用開口部15L,15Rにそれ
ぞれ対向して一対の整列部材16L,16Rが配設され
ている。これらの一対の整列部材16L,16Rはそれ
ぞれ、進退手段としての開口部挿入用のエアーシリンダ
17L,17Rに駆動されて左右駆動案内軸受であるリ
ニアガイド18L,18Rに沿った水平方向に進退移動
可能に構成されている。これらのエアーシリンダ17
L,17Rの駆動軸にそれぞれ、押圧部材移動手段とし
ての基板整列用のエアーシリンダ19L,19Rの駆動
軸がそれぞれ連結されている。このエアーシリンダ19
L,19Rは、上方位置において基板13がローラ27
により持ち上げられた状態で、整列当たり部材28を基
板13の内側へ向かう方向に基板13が所定位置に整列
される整列位置まで移動させる。これらの整列部材16
L,16R、エアーシリンダ17L,17R、リニアガ
イド18L,18Rおよびエアーシリンダ19L,19
Rなどにより、一対の整列部材16L,16Rにて基板
13を両側より挾み込んで基板13を整列させる基板整
列部20が構成されており、この基板整列部20を基板
13とともに昇降させる基板昇降部21が基板整列部2
0の下方位置に配設されている。
【0025】この基板整列部20の整列部材16L,1
6Rはそれぞれ、カセット14の整列用開口部15L,
15Rに対向配設された整列プレート22の左右両端部
に整列フレーム23がねじなどで固定されて上下方向に
配設されている。この整列フレーム23は、図3および
図4に示すように、支柱部材24の一方面側にリフトフ
レーム25が基板13の積層ピッチと同一ピッチになる
ように上下方向に複数個、片持ち支持されて設けられて
いる。このリフトフレーム25の先端部分の凹部には、
ローラ軸26に固定されたコロ部材などの当接部材とし
てのローラ27がリフトフレーム25の上面より出た状
態でローラ軸26とともに回転自在に組み込まれてい
る。図5に示すようにこれらのローラ27上に基板13
が載せられた状態で基板13の下面がころがり摩擦を受
けることになるが、このころがり摩擦がより少なく、か
つ基板13の損傷やパーティクルの発生がないようにポ
リテトラフロロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂
材料を用いている。また、これらのリフトフレーム25
を両側から挾むように、支柱部材24上に、基板13の
端面を押圧する押圧部材としてのポリクロロトリフロロ
エチレン(PCTFE)などのフッ素樹脂製(例えばP
CTFE)の整列当たり部材28が上下方向に設けられ
ている。この整列当たり部材28の一方面は基板13の
積層ピッチと同一ピッチになるように上下方向に複数個
の凹部28aが形成されている。この凹部28aの形状
は、下側がテーパ状で上側が直角状に形成されており、
この下側のテーパ部に連接された平面部28bで基板1
3の端部を押圧する構成である。
【0026】また、この基板整列部20の駆動源として
のエアーシリンダ17L,17Rはそれぞれ、図6にも
示すように整列フレームベース29L,29R上に立設
されたプレート30に水平に固定されて設けられてい
る。このエアーシリンダ17L,17Rの駆動軸はそれ
ぞれ、両端にU字形の切欠きを有する連結プレート31
の一方の切欠きにナットなどで固定されている。これら
の左右の連結プレート31の他方の切欠きにはそれぞ
れ、基板整列用のエアーシリンダ19L,19Rの駆動
軸の先端部がナットなどで固定されている。また、この
エアーシリンダ19L,19Rはそれぞれ、互いに対向
した各整列プレート22の下方端部にそれぞれ固定され
て配設されている。したがって、これらのエアーシリン
ダ17Lおよびエアーシリンダ19Lと、エアーシリン
ダ17Rおよびエアーシリンダ19Rとにより、対向す
る左右の整列プレート22および整列フレーム23を、
開口部挿入と基板整列の2ストローク、水平方向に互い
に接近または離間自在に移動するように構成されてい
る。つまり、エアーシリンダ17Lは、エアーシリンダ
17Lに対して、エアーシリンダ19L、連結プレート
31および整列プレート22を一体的に往復移動させ、
また、エアーシリンダ17Rは、エアーシリンダ17R
に対して、エアーシリンダ19R、連結プレート31お
よび整列プレート22を一体的に往復移動させる。ま
た、エアーシリンダ19Lは、連結プレート31に対し
て、エアーシリンダ19Lおよび整列プレート22を一
体的に往復移動させ、また、エアーシリンダ19Rは、
連結プレート31に対して、エアーシリンダ19Rおよ
び整列プレート22を一体的に往復移動させる。なお、
図1の状態はエアーシリンダ17L,17Rの駆動軸が
短縮状態で、エアーシリンダ19L,19Rの駆動軸が
伸長状態の基板整列状態である。また、図6の状態はエ
アーシリンダ17L,17Rの駆動軸が伸長状態で、エ
アーシリンダ19L,19Rの駆動軸が短縮状態の待機
状態である。
【0027】さらに、基板整列部20のリニアガイド1
8L,18Rはそれぞれ、左右の各整列フレームベース
29L,29Rの両端縁上にそれぞれエアーシリンダ1
7L,17Rの駆動方向に設けられたリニアレール32
L,32Rと、このリニアレール32L,32Rと嵌合
する凹部よりなる駆動案内軸受部33とで構成されてい
る。リニアガイド18L,18Rにそれぞれ平行に設け
られる一対の駆動案内軸受部33の上端縁部はそれぞれ
整列プレート22の両端部下側にねじなどでそれぞれ固
定されている。
【0028】さらに、上記基板昇降部21には、図1お
よび図2に示すように左右の各整列フレームベース29
L,29Rを昇降させる上下駆動用カム34L,34R
と、これらの上下駆動用カム34L,34Rを回動させ
る駆動源としてのエアーシリンダ35と、左右の各整列
フレームベース29L,29Rの昇降を上下方向に案内
するリニアガイド36とがそれぞれ設けられている。こ
のエアーシリンダ35などの当接部材昇降手段は、基板
13の下面端部の下方位置とローラ27をその下面端部
に当接させた状態で基板13を支持部材としてのヒダ部
39から持ち上げて離間させる上方位置との間で、ロー
ラ27を上昇または下降させる。
【0029】これらの左右一対の上下駆動用カム34
L,34Rはそれぞれ、各整列フレームベース29L,
29Rの下面にカムとして作用するアール状に形成され
た一端部が屈曲されており、その屈曲部にアーム部34
aが連設されているとともに軸支部が設けられている。
これらの各アーム部の下方端部はそれぞれ連結ステー3
7の両端部にそれぞれ連結されている。この連結ステー
37は、その長手方向を回転軸として一対の上下駆動用
カム34L,34Rの各アーム部34aが回動自在なよ
うに軸支されている。この左右連結ステー37の中央部
にはエアーシリンダ35の駆動軸が、左右連結ステー3
7の長手方向を回転軸として回動自在に連結されてい
る。このエアーシリンダ35は、ベース部材11より下
方部にその一端が回動自在に軸支されて設けられてお
り、このエアーシリンダ35の駆動軸の駆動により連結
ステー37さらに各アーム部34aを介して一対の上下
駆動用カム34L,34Rのアール部で各整列フレーム
ベース29L,29Rの下面をそれぞれ押圧して昇降さ
せる構成である。
【0030】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。図7(a)〜(c)および図8(a),(b)は図
1の基板整列装置による基板整列動作の各工程を示すリ
フトフレーム25と基板13との位置関係を示す図であ
る。
【0031】まず、図7(a)に示すように、カセット
14の支柱38に上下方向に所定間隔開けて設けられた
基板保持用のヒダ部39毎に基板13が載せられてい
る。この支柱38の間の整列用開口部で上下の基板13
間に各リフトフレーム25が対応するように整列プレー
ト22および整列フレーム23が配置されている。この
基板整列前の状態から、図7(b)に示すように、エア
ーシリンダ17L,17Rによってその駆動軸を短縮す
ることで、整列用開口部を介して互いに対向する左右の
整列プレート22および整列フレーム23を接近させて
各リフトフレーム25を上下の基板13間に挿入する。
このとき、左右の整列プレート22および整列フレーム
23は、その下部の2本の平行なリニアガイド18L,
18Lおよび18R,18Rで案内されてスムーズに移
動することになり、この時点では、基板13の両端部と
整列当たり部材28の平坦部28bとは接触していない
状態である。
【0032】次に、エアーシリンダ17L,17Rの短
縮動作が終了したことをリミットスイッチなどの検知手
段(図示せず)で検知することで、エアーシリンダ35
の駆動軸を短縮動作するようにバルブ(図示せず)を切
り換える。このエアーシリンダ35の駆動軸の短縮駆動
により、左右連結ステー37がエアーシリンダ35側に
移動する。この連結ステー37の移動でその両側の上下
駆動用カム34L,34Rの各アーム部34aをその軸
支部を中心に回動させ、一対の上下駆動用カム34L,
34Rのアール部で、各整列フレームベース29L,2
9Rの下面をそれぞれ押圧して上昇させる。これによっ
て、左右の整列プレート22および整列フレーム23も
上昇して各リフトフレーム25のローラ27で基板13
を受けて一斉に持ち上げることになる。その持ち上げる
寸法は、カセット14内に積層されて収納された基板1
3間のピッチの半分程度とする。即ち、基板13を持ち
上げる寸法は、その上側のヒダ部39に基板13が接触
しない寸法である必要がある。このとき、基板13の下
面はローラ27のころがり摩擦を受けている状態であ
る。
【0033】さらに、エアーシリンダ35の短縮動作が
終了したことをリミットスイッチなどの検知手段(図示
せず)で検知することで、エアーシリンダ19L,19
Rの駆動軸を伸長動作するようにバルブ(図示せず)を
切り換える。このエアーシリンダ19L,19Rの駆動
軸の伸長駆動により、図7(c)の状態から図8(a)
の状態にエアーシリンダ19L,19Rとともに左右の
整列プレート22および整列フレーム23を図7(c)
の矢印Bに示すように内側に移動させる。これにより、
基板13の下面がローラ27のころがり摩擦を受けた摩
擦係数の少ない状態で基板13はその両側から整列当た
り部材28の平坦部28bで挾み込まれてその整列位置
に、基板13の下面をローラ27がころがりながら移動
することになる。
【0034】さらに、エアーシリンダ19L,19Rの
駆動軸の伸長動作が終了したことをリミットスイッチな
どの検知手段(図示せず)で検知することで、エアーシ
リンダ35を伸長動作するようにバルブ(図示せず)を
切り換える。このエアーシリンダ35の駆動軸の伸長駆
動により、連結ステー37がエアーシリンダ35側とは
反対側に移動する。この連結ステー37の移動でその両
側の上下駆動用カム34L,34Rの各アーム部34a
をその軸支部を中心に回動させ、一対の上下駆動用カム
34L,34Rのアール部で、各整列フレームベース2
9L,29Rの下面をそれぞれ下降させる。これによっ
て、左右の整列プレート22および整列フレーム23も
下降して各リフトフレーム25のローラ27で受けてい
た基板13を、基板保持用のヒダ部39上に載せ変え
る。このとき、エアーシリンダ19L,19Rの駆動軸
の伸長は、等距離になるように設定しておけば基板13
と整列当たり部材28との間をほとんど0の状態にして
基板13をセンター位置に整列させることができる。し
たがって、基板13と整列当たり部材28とは力が働い
ておらず容易に基板13をローラ27上からカセット1
4のヒダ部39上に載せ換えることができることにな
る。
【0035】さらに、エアーシリンダ35の駆動軸の伸
長動作が終了したことをリミットスイッチなどの検知手
段(図示せず)で検知することで、エアーシリンダ17
L,17Rを伸長動作するようにバルブ(図示せず)を
切り換えるとともに、エアーシリンダ19L,19Rを
短縮動作するようにバルブ(図示せず)を切り換える。
このエアーシリンダ17L,17Rの駆動軸の伸長駆動
とエアーシリンダ19L,19Rを短縮動作とにより、
整列用開口部を介して互いに対向する左右の整列プレー
ト22および整列フレーム23を、図8(b)の矢印C
に示すように離間させて各リフトフレーム25を上下の
基板13の下方部から退出させる。このとき、左右の整
列プレート22および整列フレーム23は、その下部の
2本の平行なリニアガイド18L,18Lおよび18
R,18Rで案内されてスムーズに移動することにな
る。これによって、図7(a)に示す待機状態に戻るこ
とになる。
【0036】このように、カセット内に積層された状態
で収納された基板13をローラ27で受けて持ち上げ、
この状態で基板13はその両側から整列当たり部材28
の平坦部28bで挾み込れて整列位置に移動するため、
基板13の下面はローラ27のころがり摩擦を受けてお
り、サイズが大きい基板や薄い基板に対しても基板の損
傷がなく、基板13とその受け部との間にパーティクル
の発生がなくなり、より少ない摩擦係数で基板13を容
易に整列させることができる。
【0037】なお、上記実施形態では、基板13を受け
る部分は摩擦係数が少ないころがり摩擦を受けるように
ローラ軸26およびローラ27を用いたが、ローラ軸2
6およびローラ27の代りに鋼球などの球状部材をリフ
トフレーム25に組み込んでも良い。この場合には、ロ
ーラ軸26およびローラ27に比べて平面上のあらゆる
方向に回転可能であり、基板整列時の基板の移動による
摩擦係数をより少なくすることができる。また、基板を
受ける部分はローラや球状部材に限定されず、要は、カ
セットのヒダ部39の基板13に対する摩擦係数よりも
小さい摩擦係数を有する部材で構成されていれば、上記
効果を奏することができる。
【0038】また、上記実施形態では、コロ部材として
のローラ軸26およびローラ27と、基板押圧部材とし
ての整列当たり部材28とは同一フレームに構成した
が、これらを別々に構成して別々に動作するようにする
こともできる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板を受
ける部分の摩擦係数を小さくした状態で基板の整列をし
ているため、基板整列時に基板の整列位置への移動が容
易になり、サイズが大きい基板や薄い基板に対しても基
板の損傷やパーティクルの発生がなく容易に整列させる
ことができる。
【0040】また、基板を受ける部分の摩擦係数を小さ
くし、小さな駆動力で基板の整列移動を可能としている
ため、小さな駆動源を持つエアーシリンダやモータなど
の駆動源を用いることができ、その制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における基板整列装置の構
成を示す正面図である。
【図2】図1の基板整列装置の側面図である。
【図3】図1の基板整列装置のリフトフレームの要部構
成を示す拡大側面図である。
【図4】図3の整列フレームにおけるAA′線断面図で
ある。
【図5】図3のローラで基板を受けている状態を示すリ
フトフレームの要部断面図である。
【図6】図1の基板整列装置の待機状態におけるシリン
ダ連結構造を示す模式図である。
【図7】(a)〜(c)は図1の基板整列装置による基
板整列動作の各工程(その1)を示すリフトフレームと
基板との位置関係を示す図であり、(a)は待機状態、
(b)はリフトフレームの基板の下方への挿入状態、
(c)は基板のローラによる持ち上げ状態を示してい
る。
【図8】(a),(b)は図1の基板整列装置による基
板整列動作の各工程(その2)を示すリフトフレームと
基板との位置関係を示す図であり、(a)は基板整列状
態、(b)はリフトフレームの基板の下方への下降状態
を示している。
【図9】従来の基板整列装置の構成を示しており、
(a)はその正面図、(b)はその平面図である。
【図10】図9の基板整列装置の基板整列時の状態を示
しており、(a)はその正面図、(b)はその平面図で
ある。
【符号の説明】
11 ベース部材 12 支柱部材 13 基板 14 カセット 15L,15R 整列用開口部 16L,16R 整列部材 17L,17R,19L,19R,35 エアーシリ
ンダ 18L,18R,36 リニアガイド 20 基板整列部 21 基板昇降部 22 整列プレート 23 整列フレーム 24 支柱部材 25 リフトフレーム 26 ローラ軸 27 ローラ 28 整列当たり部材 28b 平面部 29L,29R 整列フレームベース 30 プレート 31 連結プレート 32L,32R リニアレール 33 駆動案内軸受部 34L,34R 上下駆動用カム 34a アーム部 37 連結ステー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面端部を支持部材により支持されてカ
    セット内に収納された基板を両側から押圧して所定位置
    に整列させる基板整列装置において、 前記支持部材により支持された基板の下面端部に当接す
    ると共に、前記支持部材の基板に対する摩擦係数より小
    さい摩擦係数を有する当接部材と、 前記基板の端面を押圧する押圧部材と、 前記下面端部の下方位置と前記当接部材を下面端部に当
    接させた状態で前記基板を支持部材から持ち上げて離間
    させる上方位置との間で、前記当接部材を昇降させる当
    接部材昇降手段と、 前記上方位置において基板が当接部材により持ち上げら
    れた状態で、前記押圧部材を基板の内側へ向かう方向に
    基板が所定位置に整列される整列位置まで移動させる押
    圧部材移動手段とを備えたことを特徴とする基板整列装
    置。
  2. 【請求項2】 前記当接部材および押圧部材をカセット
    の外側位置と内側位置との間で進退させる進退手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の基板整列装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材および押圧部材が一体的に
    構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の基板整列装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部材は、前記上方位置において
    前記下面端部をころがり可能なコロ部材であることを特
    徴とする請求項1〜3のうちの何れかに記載の基板整列
    装置。
  5. 【請求項5】 前記カセットに複数の基板が収納され、
    前記当接部材および押圧部材が前記複数の基板毎にそれ
    ぞれ設けられ、前記当接部材昇降手段が前記複数の当接
    部材をそれぞれ同時に昇降させると共に、前記押圧部材
    移動手段が前記複数の押圧部材をそれぞれ同時に移動さ
    せることを特徴とする請求項1〜4のうちの何れかに記
    載の基板整列装置。
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