JPH1184098A - X線照明装置およびx線照明方法、x線露光装置ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

X線照明装置およびx線照明方法、x線露光装置ならびにデバイス製造方法

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JPH1184098A
JPH1184098A JP10188274A JP18827498A JPH1184098A JP H1184098 A JPH1184098 A JP H1184098A JP 10188274 A JP10188274 A JP 10188274A JP 18827498 A JP18827498 A JP 18827498A JP H1184098 A JPH1184098 A JP H1184098A
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mirror
ray mirror
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Takayuki Hasegawa
隆行 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線ミラーとSRビームの光軸の相対的なず
れを検出してX線ミラーの位置や姿勢を制御し、高強度
で強度分布の均一なX線を露光装置に供給することが可
能なX線照明装置を提供する。 【解決手段】 第1のX線ミラー3に入射するSRビー
ム2を検出するセンサー5、6の検出結果に基づいて、
第1のX線ミラー3を変動するSRビーム2の光軸に対
し常に所定の位置および姿勢を維持するように駆動制御
し、第1のX線ミラー3の基準面に対する位置や姿勢を
計測する計測手段10の出力に基づいて、第2制御手段
11により、第2のX線ミラー8の駆動量を算出し、第
1のX線ミラー3の変位に追従して第2のX線ミラー8
の位置や姿勢を第2駆動手段9を介して制御するように
なし、全てのX線ミラーをSRビーム2に対して高精度
に位置合わせでき、高強度で強度分布の均一なX線を露
光画角全面に供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ等の基板上
にマスクパターンを転写、焼き付けを行なうX線露光方
式に関し、特に、シンクロトロン放射光を露光光とする
X線照明装置およびX線照明方法、X線露光装置ならび
にデバイス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に伴な
って半導体素子の微細パターン化が一層進み、1ギガビ
ット以上のDRAMのための最小線幅0.15μmのパ
ターンを転写し焼き付けすることのできる種々の露光装
置の開発が進んでおり、なかでも電子蓄積リングから放
射されるシンクロトロン放射光を露光光とするX線露光
装置は転写、焼き付けの精度と生産性の双方にすぐれて
おり、将来性が大きく期待されている。
【0003】シンクロトロン放射光(以下、SRとい
う。)を露光光とする従来のX線露光装置におけるX線
照明装置は、図12あるいは図13に例示するような構
成を備えている。
【0004】図12に図示するX線照明装置において、
101はシート状のSRビーム102を発する電子蓄積
リングからなる光源装置、103は円筒状に湾曲した反
射面を有するX線ミラー、104はX線取り出し窓、1
05は図示しないウエハ等の基板上に転写するマスクパ
ターンが描かれた原版であるマスクであって、電子蓄積
リング等からなる光源装置101から放射されるシート
状のSRビーム102は、X線ミラー103によりY方
向に拡大され、必要な露光画角に拡大されたSRビーム
102はX線取り出し窓104を経て露光装置側の露光
室内に入射され、マスク105の全面を一括照射し、マ
スクパターンを図示しないウエハ等の基板に転写するよ
うに構成されている。この種のX線照明装置ではSRビ
ームは集光されておらず、そのままマスク面に照射され
ている。ところで、X線ミラー103の反射面とSRビ
ーム102の相対位置すなわちSRビーム102の入射
位置がY方向に変化すると、拡大されたSRビームの強
度分布が変動し、露光画角内に著しい強度むらが発生し
て均一な露光を行なうことができない。そこで、X線ミ
ラー103に入射するSRビーム102のY方向の相対
的な位置ずれを検出するSRビーム位置センサー107
をミラー保持部106に取り付けるとともにX線ミラー
103をY方向に移動させるミラー駆動手段108およ
び制御手段109を設け、この制御手段109は、SR
ビーム位置センサー107の検出出力により、X線ミラ
ー103とSRビーム102間の相対的な位置ずれ量を
算出して、この算出結果に基づいてミラー駆動手段10
8を駆動制御するように構成され、SRビーム102の
Y方向の強度分布の中心がミラー反射面の所定の位置か
ら相対的に移動しないようにしている。
【0005】また、図13に図示するX線照明装置にお
いては、201はシート状のSRビーム202を発する
電子蓄積リングからなる光源装置、203は図示しない
揺動機構により揺動可能に設けられたX線ミラー、20
4はX線取り出し窓、205は図示しないウエハ等の基
板上に転写するマスクパターンが描かれた原版であるマ
スクであって、X線ミラー203を図示しない揺動機構
によりωX方向に揺動させることによって、光源装置2
01から放射されるシート状のSRビーム202をY方
向に走査させ、X線取り出し窓104を経て露光装置側
の露光室内に入射され、マスク205の全面にSRビー
ム202を照射するように構成されている。そして、X
線ミラー203に入射するSRビーム202のY方向の
相対的な位置ずれを検出するSRビーム位置センサー2
07をミラー保持部206に取り付けるとともにX線ミ
ラー203の揺動中心をY方向に移動させるミラー駆動
手段208および制御手段209を設け、制御手段20
9は、SRビーム位置センサー207の検出出力によ
り、X線ミラー203とSRビーム202間の相対的な
位置ずれ量を算出し、この算出結果に基づいてミラー駆
動手段208を駆動制御するように構成され、SRビー
ム202のY方向の強度分布の中心がミラー反射面の所
定の位置から相対的に移動しないようにし、マスク20
5上のX線強度分布が変化するのを防止している。
【0006】このように従来のX線照明装置において
は、SRビームのY方向の強度分布の中心がX線ミラー
反射面に対してY方向にのみずれないように制御してい
る。これは、集光を行なわないX線照明装置ではX線ミ
ラーの反射面のX方向は平坦であって、SRビームとミ
ラー反射面のX方向のずれによりマスク面でのX線の強
度変動は生じず、またωY方向のずれによる影響も少な
いけれども、SRビームとX線ミラー反射面のY方向の
ずれによってマスクに照射されるX線の強度が大きく変
動するからである。すなわち、X線ミラーとSRビーム
の相対位置がY方向に変化すると、SRビームの強度分
布が大きく変動し、露光画角内に著しい強度むらが発生
して均一な露光を行なうことができない。そのために、
SRビームのY方向の強度分布の中心がX線ミラーの反
射面の所定の位置から相対的に移動しないように、SR
ビーム位置センサーの出力に応じてX線ミラーを移動調
整させるようにミラー駆動手段を制御している。
【0007】また、最近のX線照明装置においては、S
Rビームを集光させるとともに拡大あるいは走査するよ
うに構成して、より強度の高いX線を露光装置に供給し
そしてマスク全面を露光するようになしたX線照明装置
が開発されている。この種のX線照明装置では、少なく
とも2枚のX線ミラーを用いており、高強度のX線によ
ってマスクを露光することができるとともに露光時間を
短縮して露光装置のスループットを向上させることがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術によれば、少なくとも2枚のX線ミラーを用
い、SRビームをX方向に集光しそしてY方向に拡大あ
るいは走査するX線照明装置においては、上述のように
SRビームのY方向の入射位置のずれを検出してX線ミ
ラーの位置を調整するだけでは均一なX線強度分布を得
ることができない。これは、集光するX線照明系ではX
線ミラーの反射面はX方向に曲率をもっており、具体的
には、X方向に凹面になっている。そのためY方向以外
のSRビームとX線ミラーの反射面のずれでもマスク面
のX線強度分布が2次元的に変動するためである。すな
わち、凹面状のX線ミラーではビームの入射位置がX方
向にずれたりビームの光軸が傾いた場合には、X線ミラ
ーの反射角が大きく変化して露光画角内のX線強度分布
が2次元的に変動するためである。したがって、複数の
X線ミラーの全てにおいて、SRビームとX線ミラーの
Y方向のずれだけではなく、その他の方向のずれによっ
ても、マスク面上でのX線の強度分布が不均一になる。
【0009】このように上述した従来技術のような構成
のX線照明装置では、SRビームのY方向以外の光軸の
変動を検出することができず、高強度で均一なX線を露
光装置に供給することができず、充分な転写精度を得る
ことができないという未解決の課題があった。
【0010】そこで、本発明は、上述の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、X線ミ
ラーとSRビームの光軸の相対的なずれを検出してX線
ミラーの位置や姿勢を制御し、高強度で強度分布の均一
なX線を露光装置に供給することが可能なX線照明装置
およびX線照明方法と、これを用いたX線露光装置なら
びにデバイス製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のX線照明装置は、シンクロトロン放射光ビ
ームを順に反射する第1および第2のX線ミラーと、前
記X線ミラーのそれぞれの位置および姿勢の少なくとも
一方を変化させる駆動手段と、前記第1のX線ミラーに
入射するシンクロトロン放射光ビームを検出する第1計
測手段と、所定の基準に対する前記第1のX線ミラーの
位置および姿勢の少なくとも一方、もしくは前記第1の
X線ミラーと前記第2のX線ミラーの間の相対的な位置
および姿勢の少なくとも一方を計測する第2計測手段
と、前記第1計測手段での計測に基づいて前記第1のX
線ミラーの駆動を制御する第1制御手段と、前記第2計
測手段での計測に基づいて第2のX線ミラーの駆動を制
御する第2制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】そして、本発明のX線照明装置において
は、第1制御手段によってシンクロトロン放射光ビーム
の変位に対して第1のX線ミラーの位置および姿勢の少
なくとも一方を維持するとともに、第2制御手段によっ
て前記第1のX線ミラーの変位に追従して第2のX線ミ
ラーを変位させることが好ましい。
【0013】また、本発明のX線照明装置においては、
第1計測手段は、第1のX線ミラー近傍に配置され、シ
ンクロトロン放射光ビームの強度中心を検出する強度セ
ンサーおよびシンクロトロン放射光ビームの光軸の傾き
を検出する光軸センサーの少なくとも一方を有すること
が好ましい。
【0014】そして、本発明のX線照明装置において
は、第2計測手段は、床面を基準として第1のX線ミラ
ーの位置および姿勢の少なくとも一方を計測することが
好ましく、あるいはまた、第2計測手段は、第1のX線
ミラーと第2のX線ミラーの間の相対的な位置や姿勢を
計測するように、第1および第2のいずれか一方のX線
ミラー側から計測ビームを投光し他方のX線ミラー側で
該計測ビームを受光する手段をもって構成することが好
ましく、第1および第2のいずれか一方のX線ミラー側
に固定されたレーザー光源と他方のX線ミラー側に固定
されたセンサーとで構成することが好ましい。
【0015】また、本発明のX線照明装置は、振動を計
測する第3計測手段をさらに有し、該第3計測手段の計
測をもとに第2制御手段の制御を補正するように構成す
ることが好ましく、そして、第3計測手段は、第1もし
くは第2のX線ミラーを支持するフレームに固定された
加速度センサーまたは測距センサーを有することが好ま
しい。
【0016】本発明のX線照明装置は、シンクロトロン
放射光ビームを第1のX線ミラーによって集光し、第2
のX線ミラーによって拡大して、所定の照明範囲に一括
でX線を供給する型式に適しており、あるいはまた、シ
ンクロトロン放射光ビームを第1のX線ミラーによって
集光し、第2のX線ミラーを揺動することにより前記シ
ンクロトロン放射光ビームを偏向走査して、所定の照明
範囲にX線を供給する型式にも適している。
【0017】本発明のX線露光装置は、請求項1ないし
11のいずれか1項記載のX線照明装置と、該X線照明
装置で照射されるX線によって露光される基板を保持す
る手段を有することを特徴とする。
【0018】さらに、本発明のX線照明方法は、シンク
ロトロン放射光ビームを第1および第2のX線ミラーで
順に反射して物体を照明する方法であって、該シンクロ
トロン放射光ビームの変位に対して前記第1のX線ミラ
ーの位置および姿勢の少なくとも一方を維持する第1行
程と、該維持に伴なう前記第1のX線ミラーの変位に追
従して前記第2のX線ミラーを変位させる第2行程を有
することを特徴とする。
【0019】本発明のX線照明方法においては、第2行
程は、床に対する第1のX線ミラーの位置および姿勢の
少なくとも一方を検出する行程を含むことが好ましく、
あるいはまた、第2行程は、第1と第2のX線ミラーの
間の相対的な位置関係を検出する行程を含むことが好ま
しい。
【0020】本発明のX線照明方法においては、第1ま
たは第2のX線ミラーを設置する床の振動を検出して、
前記第1行程および前記第2行程の少なくとも一方に反
映させることが好ましい。
【0021】また、本発明のX線照明方法は、シンクロ
トロン放射光ビームを第1のX線ミラーによって集光
し、第2のX線ミラーによって拡大して、所定の照明範
囲にX線を供給すること型式に適しており、あるいはま
た、シンクロトロン放射光ビームを第1のX線ミラーに
よって集光し、そして第2のX線ミラーを揺動すること
により前記シンクロトロン放射光ビームを偏向走査する
型式にも適している。
【0022】本発明のデバイス製造方法は、請求項13
ないし18のいずれか1項記載のX線照明方法を用いて
基板を露光する工程を含む製造工程によってデバイスを
製造することを特徴とする。
【0023】さらに、本発明のデバイス製造方法におい
ては、露光前に基板にレジストを塗布する工程と、露光
後にレジストを現像する工程をさらに有することが好ま
しい。
【0024】
【作用】本発明によれば、第1のX線ミラーに入射する
SRビームを検出する第1計測手段での計測に基づいて
第1のX線ミラーをSRビームの変位に対して常に所定
の位置や姿勢を維持するように駆動制御し、さらに、所
定の基準に対する第1のX線ミラーの位置および姿勢の
少なくとも一方、もしくは、第1のX線ミラーと第2の
X線ミラーの間の相対的な位置および姿勢の少なくとも
一方を計測する第2計測手段での計測に基づいて、制御
手段を介して、第2のX線ミラーを第1のX線ミラーの
変位に追従して駆動制御するように構成することによ
り、全てのX線ミラーを変動するSRビームに対して高
精度に位置合わせすることができ、常に高精度なX線照
明を可能にする。さらに、X線ミラー位置の振動等によ
る相対位置変動を計測するようになし、これに基づいて
後続のX線ミラーの駆動量を補正することによって、床
振動などにより各X線ミラーの相対位置が変動しても全
てのX線ミラーを高精度に位置合わせすることができ
る。
【0025】このように全てのX線ミラーをSRビーム
に対し高精度に位置決めすることができることによっ
て、SR光ビームを第1のX線ミラーによって集光しか
つ第2のX線ミラーによって拡大して所定の照明範囲に
一括でX線を供給する型式においては、集光されて高強
度で強度ムラの少ない均一な照明光を所定の照明範囲に
一括で供給することができ、露光ムラの少ない露光を行
なうことが可能となり、また、SRビームを第1のX線
ミラーによって集光しそして第2のX線ミラーを揺動す
ることによりSRビームを偏向走査して、所定の照明範
囲にX線を供給する型式においても、集光されて高強度
で強度ムラの少ない均一な照明光を所定の照明範囲に供
給することができ、露光ムラの少ない露光を行なうこと
が可能となる。そして、露光時間を短縮して露光装置の
スループットを大幅に向上させることができ、さらに、
X線露光装置の転写精度を向上させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0027】<実施例1>図1は、本発明の第1実施例
による、少なくとも2枚のX線ミラーを用いるX線照明
装置を示す概略的な構成図であり、図示するX線照明装
置は2枚のX線ミラーを用いて、第1のX線ミラーによ
りSRビームのX方向を集光し、そして第2のX線ミラ
ーによりSRビームのY方向を拡大して、原版であるマ
スク全面を一括で照明するものである。
【0028】図1において、1はX線露光システムの光
源であって、電子を蓄積しSRビームを放射する電子蓄
積リングであり、シート状のSRビーム2を放射する。
シート状のSRビーム2は、反射面がX方向およびY方
向に凹面状に形成された集光ミラーである第1のX線ミ
ラー3によりX方向に集光され、第1のX線ミラー3で
集光反射されたSRビーム2はX方向およびY方向に凸
面状に湾曲した反射面を有する拡大ミラーである第2の
X線ミラー8にてY方向に拡大反射される。このように
第1および第2のミラーを有するX線照明装置によって
集光されかつ拡大されたSRビーム2は、超高真空雰囲
気とX線露光雰囲気を隔絶するX線取り出し窓であるベ
リリウム窓18を透過して露光室に導入され、図示しな
いマスクステージに着脱自在に固定された原版であるX
線マスク19を照射する。そして、X線マスク19に描
かれた回路パターンを図示しないウエハステージ等の基
板保持手段に保持されたウエハ等の基板(図示しない)
に露光転写する。また、電子蓄積リング1から放射され
るSRビーム2は、図2に図示するように、ベリリウム
窓18に至るまで超高真空雰囲気に保たれたビームライ
ン13内を通り、そして、第1および第2のX線ミラー
3、8はそれぞれ超高真空チャンンバー14、15内に
配置されている。
【0029】集光ミラーである第1のX線ミラー3は、
第1ミラー保持部3aに保持され、第1制御手段7に接
続された第1駆動手段4によって、その位置や姿勢の少
なくとも一方を駆動調整されるように構成され、また、
SRビーム2の強度中心を検出する強度センサー5およ
びSRビーム2の光軸の傾きを検出する光軸センサー6
の少なくとも一方が第1のX線ミラー3に対して所定の
位置関係となるように第1ミラー保持部3aにそれぞれ
取り付けられている。強度センサー5および光軸センサ
ー6は、第1のX線ミラー3に対するシート状のSRビ
ーム2の相対位置と相対角度をそれぞれ検出し、これら
の検出信号を第1制御手段7に送出する。第1制御手段
7は、これらの検出信号に基づいて、第1のX線ミラー
3とシート状のSRビーム2の相対的な位置ずれを演算
し、その演算結果により第1駆動手段4に指令を出すこ
とにより、第1のX線ミラー3とSRビーム2を所定の
位置関係に維持するように構成されている。
【0030】第1のX線ミラー3で集光反射されたSR
ビーム2をY方向に拡大反射する第2のX線ミラー8
は、第1のX線ミラー3と同様に、第2ミラー保持部8
aに保持され、第2駆動手段9によりその位置および姿
勢の少なくとも一方が駆動調整されるように構成されて
いる。
【0031】第1のX線ミラー3を収容する超高真空チ
ャンンバー14内には、所定の基準である基準面に対す
る第1のX線ミラー3の位置および姿勢の少なくとも一
方の変動を計測する位置姿勢計測手段10が設置され、
この位置姿勢計測手段10は、超高真空チャンンバー1
4の側壁に固定された複数のセンサー10a、10a…
…と底壁に固定された複数のセンサー10b、10b…
…とから構成され、例えば床面を基準面として床面に対
する第1のX線ミラー3の位置および姿勢の少なくとも
一方の変動を計測する。そして、位置姿勢計測手段10
に接続された第2制御手段11は、位置姿勢計測手段1
0による第1のX線ミラー3の変動に関する計測値か
ら、第1のX線ミラー3に反射されたSRビームの第2
のX線ミラー8の位置における光軸の変動を算出し、さ
らに、SRビームの光軸に対する第2のX線ミラー8の
駆動量を演算算出し、算出した駆動量に基づいて第2駆
動手段9を制御して、第1のX線ミラー3の変位に第2
のX線ミラー8の位置や姿勢が追従するように構成され
ている。
【0032】次に、第1のX線ミラー3に入射するSR
ビーム2の強度中心と光軸の傾きをそれぞれ検出するた
めに第1のミラー保持部3aに固定された強度センサー
5および光軸センサー6について説明する。光軸センサ
ー6は、図3の(a)に示すように、筒状の枠体6aと
その一端に固着されたピンホール6bと枠体6aの他端
に保持されたX線エリアセンサー6cからなり、第1の
X線ミラー3のミラー保持部3a上でSRビーム2が入
射する位置に固定されている。SRビーム2は第1のX
線ミラー3に入射すると同時に光軸センサー6にも入射
し、ピンホール6bを通ったSRビームはX線エリアセ
ンサー6cに達する。したがって、SRビームの光軸の
変動はX線エリアセンサー6c上のスポットの位置の変
動として計測される。この変動量とピンホール6bから
X線エリアセンサー6cまでの距離とからSRビームの
光軸の傾きを算出することができ、この光軸の傾きか
ら、SRビームのX方向、ωX方向、およびωY方向の
変動を計算することができる。なお、本実施例において
は、光軸センサー6として、X線エリアセンサーを用い
ているけれども、X線のスポットの位置が計測できるセ
ンサーであれば、例えば4分割センサーなどの他のセン
サーを使用することもできる。
【0033】強度センサー5は、図3の(b)に示すよ
うに、3個のX線強度センサー5a〜5cを一体に収容
した筐体5dからなり、第1と第2のX線強度センサー
5a、5bはY方向に並列され、第3のX線強度センサ
ー5cは第2のX線センサー5bに対してX方向に並列
されている。したがって、強度センサー5にシート状の
SRビーム2が入射すると、第1のX線強度センサー5
aと第2のX線強度センサー5bにより検出される強度
の和および差からSRビーム2のY方向の中心を算出す
ることができ、また、第2のX線強度センサー5bと第
3のX線強度センサー5cにより検出される強度の比か
らSRビーム2のωZ方向の変動を算出することができ
る。
【0034】以上のような構成において、電子蓄積リン
グ1から放射されたシート状のSRビーム2は第1のX
線ミラー3に入射すると同時に強度センサー5と光軸セ
ンサー6にも入射し、強度センサー5および光軸センサ
ー6により、第1のX線ミラー3に入射するSRビーム
2のX方向、Y方向、ωX方向、ωY方向、およびωZ
方向の変動を検出することができ、これらの計測値は第
1制御手段7に取り込まれる。第1制御手段7は、これ
らの計測値から、第1駆動手段4の各軸の駆動量を演算
算出し、その算出結果に基づいて、第1駆動手段4を作
動させ、第1のX線ミラー3のSRビーム2に対する位
置や姿勢を制御し、第1のX線ミラー3とSRビーム2
間の相対的位置ずれを回避する。
【0035】第2のX線ミラー8の位置や姿勢の制御
は、第1のX線ミラー3を収容する超高真空チャンンバ
ー14内に設置された位置姿勢計測手段10により、基
準面である床面に対する第1のX線ミラー3の位置や姿
勢の変動を計測することにより行なうことができる。す
なわち、位置姿勢計測手段10による、床面(基準面)
に対する第1のX線ミラー3の位置および姿勢の計測結
果に基づいて、第2制御手段11は、第2のX線ミラー
8の位置における第1のX線ミラー3に反射されたSR
ビームの光軸2を算出し、さらに、SRビーム2の光軸
に対する第2のX線ミラー8の駆動量を演算算出し、算
出した駆動量に基づいて第2駆動手段9を制御して、第
2のX線ミラー8を駆動調整する。これにより、SRビ
ーム2のゆらぎ等によって第1のX線ミラー3が調整さ
れあるいは第1のX線ミラー3のなんらかの理由による
変動により、第1のX線ミラー3により反射されたSR
ビーム2の光軸と第2のX線ミラー8との位置関係にず
れが生じても、ただちに、第2のX線ミラー8の位置や
姿勢をSRビーム2の光軸に対して制御することができ
る。
【0036】以上説明したように、本実施例のX線照明
装置によれば、第1のX線ミラー3側に固定されて第1
のX線ミラー位置におけるSRビーム2の光軸を検出す
る強度センサー5および光軸センサー6の検出結果によ
り第1のX線ミラー3をSRビーム2の光軸に対し常に
所定の位置および姿勢を維持するように駆動制御し、さ
らに、位置姿勢計測手段10により第1のX線ミラー3
の位置や姿勢を計測し、その計測結果に基づいて、第2
のX線ミラー8の駆動量を算出して、第1のX線ミラー
3の変位に追従して第2のX線ミラー8の位置や姿勢を
制御する。
【0037】したがって、第2のX線ミラー8に強度セ
ンサーや光軸センサーを設けることなく、第1のX線ミ
ラー3と第2のX線ミラー8をともにSRビーム2に対
して高精度に位置決めすることができ、第1のX線ミラ
ー、第2のX線ミラーとこれらに入射するSRビームの
間の相対的な位置ずれを回避することができる。さら
に、位置姿勢計測手段10による、第1のX線ミラー3
の位置および姿勢の少なくとも一方を計測する基準面を
床とすることにより、簡単な構成で全てのX線ミラーを
高精度にSRビームの光軸に対して位置合わせすること
が可能となる。
【0038】そして、全てのX線ミラーをSRビームに
対し高精度に位置決めできることから、集光されて高強
度で強度ムラの少ない均一な照明光を露光装置の露光画
角全面に一括で供給することができ、露光ムラの少ない
露光を行なうことが可能となり、X線露光装置の転写精
度を向上させ、スループットを大幅に改善させることが
できる。
【0039】<実施例2>次に、本発明の第2実施例に
よるX線照明装置を図4に基づいて説明する。なお、本
実施例は、第1実施例の構成に加えて、第1のX線ミラ
ーに対する各X線ミラー位置における床振動等による相
対位置の変動を補正しうるように構成するものである。
なお、本実施例において、第1実施例における部材と同
様の部材には同じ符号を付して説明する。
【0040】図4において、21は、第1のX線ミラー
位置の床振動を計測する床振動計測手段であって、第1
のX線ミラー3を支持し床面に設置されているフレーム
16に固定されており、22は、第2のX線ミラー位置
の床振動を計測する床振動計測手段であって、第2のX
線ミラー8を支持し床面に設置されているフレーム17
に固定されている。そして、本実施例においては、第1
実施例における第2制御手段11に代えて、第2制御手
段11Aを用いる。すなわち、第2のX線ミラー8の第
2駆動手段9を駆動制御する第2制御手段11Aは、第
1のX線ミラー3の超高真空チャンバー14に設置され
た第1のX線ミラー3の位置および姿勢の少なくとも一
方を計測する位置姿勢計測手段10の計測信号を受ける
とともに、第1および第2のX線ミラー3、8の位置に
おいてそれぞれの床振動を計測する床振動計測手段2
1、22からそれぞれの計測信号を受け、そして、これ
らの計測信号に基づいて、第1のX線ミラー3と第2の
X線ミラー8の床振動等による相対位置変動を演算算出
するように構成されている。したがって、第2制御手段
11Aは、位置姿勢計測手段10による、基準面に対す
る第1のX線ミラー3の位置や姿勢の計測結果に基づい
て、第2のX線ミラー8の位置における第1のX線ミラ
ー3に反射されたSRビームの光軸2を算出して、SR
ビーム2の光軸に対する第2のX線ミラー8の駆動量を
演算算出するとともに、両床振動計測手段21、22の
出力によりそれぞれの位置の相対位置変動を演算算出
し、第1のX線ミラー3に対する第2のX線ミラー8の
変位を演算して、位置姿勢計測手段10の計測結果に基
づく第2のX線ミラー8の駆動量を補正し、この補正さ
れた駆動量により第2駆動手段9を駆動する。
【0041】このように構成することにより、前述した
第1実施例の作用効果に加えて、第1および第2のX線
ミラー3、8の相対位置変動を計測し、第2のX線ミラ
ー8の駆動量を補正するようになし、床振動などにより
第1および第2のX線ミラー3、8の相対位置が変動し
ても、第1および第2のX線ミラー3、8をSRビーム
に対して高精度に位置決めすることができる。
【0042】上述した床振動計測手段は、例えば、加速
度センサーを用いて、計測される加速度から振幅を算出
する構成とすることができる。また、第1のX線ミラー
ユニットの大気中に測距センサーを固定し、第2のX線
ミラーユニットの大気中にターゲットを固定して、第1
のX線ミラーユニットに対する第2のX線ミラーユニッ
トの相対変位を直接計測する方法でもよい。このように
床振動計測手段としては、第1のX線ミラーと第2のX
線ミラーの床振動による相対位置変動を計測できる手段
であれば、その他の方法でも良い。
【0043】<実施例3>次に、本発明の第3実施例に
よるX線照明装置を図5に基づいて説明する。本実施例
は、前述した第1実施例と同様に少なくとも2枚のX線
ミラーを用いたX線照明装置であるけれども、SRビー
ムのX方向を集光し、そして、少なくとも1枚のX線ミ
ラーを揺動機構により揺動させることでシート状のSR
ビームをY方向に偏向走査させ、X線を露光画角に対し
相対的に走査させて、マスク全面を照明するものであ
る。なお、本実施例において、前述した第1実施例にお
ける部材と同様の部材には同じ符号を付して説明する。
【0044】図5において、38は第2のX線ミラーと
しての走査ミラーであり、図示しない揺動機構によりω
X方向に揺動させることにより、第1のX線ミラー3に
より集光反射されたSRビーム2をY方向に走査するよ
うに構成されている。この第2のX線ミラー38は、第
2ミラー保持部38aに保持され、第2駆動手段39に
よりその位置や姿勢が駆動調整されるように構成されて
いる。なお、第2のX線ミラー38の走査露光時の揺動
中心がSRビーム2に対して所定の位置や姿勢になるよ
うに制御しなければならず、図示しない揺動機構を第2
駆動手段39の上に設置し、第2駆動手段39が揺動機
構による揺動中心をSRビーム2に対して所定の位置や
姿勢になるように制御することが好ましい。
【0045】第1のX線ミラーである集光ミラー3は、
前述した第1実施例と同様に、第1ミラー保持部3aに
保持され、第1制御手段7に接続された第1駆動手段4
によって、その位置および姿勢の少なくとも一方を駆動
調整されるように構成され、また、SRビーム2の強度
中心を検出する強度センサー5およびSRビーム2の光
軸の傾きを検出する光軸センサー6が第1のX線ミラー
3に対して所定の位置関係となるように第1ミラー保持
部3aにそれぞれ取り付けられている。強度センサー5
および光軸センサー6は、第1のX線ミラー3に対する
シート状のSRビーム2の相対位置と相対角度をそれぞ
れ検出し、これらの検出信号を第1制御手段7に送出す
る。第1制御手段7は、これらの検出信号に基づいて、
第1のX線ミラー3とシート状のSRビーム2の相対的
な位置ずれを演算し、その演算結果により第1駆動手段
4に指令を出すことにより、第1のX線ミラー3とSR
ビーム2を所定の位置関係に維持するように構成されて
いる。そして、第1のX線ミラー3の位置および姿勢の
少なくとも一方の変動を計測するための複数のセンサー
10a、10a…、10b、10b…からなる位置姿勢
計測手段10が、前述した第1実施例と同様に、第1の
X線ミラー3に関連して設置され、第2制御手段11
は、位置姿勢計測手段10による第1のX線ミラー3の
変動に関する計測値から、第2のX線ミラー38の位置
における第1のX線ミラー3に反射されたSRビームの
光軸を算出し、さらに、SRビームの光軸に対する第2
のX線ミラー38の駆動量を演算算出し、算出した駆動
量に基づいて第2駆動手段39を制御するように構成さ
れている。
【0046】したがって、本実施例のX線照明装置によ
れば、前述した第1実施例と同様に、第1のX線ミラー
3側に固定されて第1のX線ミラー位置におけるSRビ
ーム2の光軸を検出する強度センサー5および光軸セン
サー6の検出結果により第1のX線ミラー3をSRビー
ム2の光軸に対し常に所定の位置や姿勢になるように駆
動制御し、さらに、位置姿勢計測手段10により第1の
X線ミラー3の位置および姿勢の少なくとも一方を計測
し、その計測結果に基づいて、第2のX線ミラー48の
駆動量を算出して、第2駆動手段49を作動させて第1
のX線ミラー3の変位に追従して第2のX線ミラー48
の位置や姿勢を制御する。
【0047】このように、本実施例においても、前述し
た第1実施例と同様に、第2のX線ミラー48に強度セ
ンサーや光軸センサーを設けることなく、第1のX線ミ
ラー3と第2のX線ミラー48をともにSRビーム2に
対して高精度に位置決めすることができ、第1のX線ミ
ラー、第2のX線ミラーとこれらに入射するSRビーム
の間の相対的な位置ずれを回避することができる。さら
に、位置姿勢計測手段10による、第1のX線ミラー3
の位置や姿勢を計測する基準面を床とすることにより、
簡単な構成で全てのX線ミラーを高精度にSRビームの
光軸に対して位置合わせすることが可能となる。
【0048】全てのX線ミラーをSRビームに対し高精
度に位置決めすることができ、そして、少なくとも1枚
のX線ミラーを揺動させることによりシート状のSRビ
ームを偏向走査することができ、集光されて高強度で強
度ムラの少ない照明光でマスク全面を走査することが可
能となり、X線露光装置の転写精度を向上させ、スルー
プットを大幅に改善させることができる。
【0049】<実施例4>次に、本発明の第4実施例に
よるX線照明装置を図6に基づいて説明する。なお、本
実施例は、第3実施例と同様に、SRビームのX方向を
集光し、そして、少なくとも1枚のX線ミラーを揺動機
構により揺動させることでシート状のSRビームをY方
向に偏向走査させ、X線を露光画角に対し相対的に走査
させて、マスク全面を照明するX線照明装置であって、
第3実施例の構成に加えて、第1のX線ミラーに対する
各X線ミラー位置における床振動等による相対位置の変
動を補正しうるように構成するものである。なお、本実
施例において、第1ないし第3実施例における部材と同
様の部材には同じ符号を付して説明する。
【0050】図6において、21および22は、第2実
施例において説明したように、第1および第2のX線ミ
ラー位置の床振動をそれぞれ計測する床振動計測手段で
あって、床振動計測手段21は第1のX線ミラー3を支
持し床面に設置されているフレーム16に固定されてお
り、床振動計測手段22は、第2のX線ミラー8を支持
し床面に設置されているフレーム17に固定されてい
る。これらの床振動計測手段は、例えば、加速度センサ
ーを用いて、計測される加速度から振幅を算出する構成
とすることができる。また、第1のX線ミラーユニット
の大気中に測距センサーを固定し、第2のX線ミラーユ
ニットの大気中にターゲットを固定して、第1のX線ミ
ラーユニットに対する第2のX線ミラーユニットの相対
変位を直接計測する方法でもよい。このように床振動計
測手段としては、第1のX線ミラーと第2のX線ミラー
の床振動による相対位置変動を計測できる手段であれ
ば、その他の方法でも良い。
【0051】そして、本実施例においては、第3実施例
における第2制御手段11に代えて、第2制御手段11
Aを用いる。すなわち、第2のX線ミラー8の第2駆動
手段39を駆動制御する第2制御手段11Aは、第1の
X線ミラー3の超高真空チャンバー14に設置された第
1のX線ミラー3の位置および姿勢の少なくとも一方を
計測する位置姿勢計測手段10の計測信号を受けるとと
もに、第1および第2のX線ミラー3、38の位置にお
いてそれぞれの床振動を計測する床振動計測手段21、
22からそれぞれの計測信号を受け、そして、これらの
計測信号に基づいて、第1のX線ミラー3と第2のX線
ミラー38の床振動等による相対位置変動を演算算出す
るように構成されている。したがって、第2制御手段1
1Aは、位置姿勢計測手段10による、基準面に対する
第1のX線ミラー3の位置や姿勢の計測結果に基づい
て、第2のX線ミラー38の位置における第1のX線ミ
ラー3に反射されたSRビームの光軸2を算出して、S
Rビーム2の光軸に対する第2のX線ミラー38の駆動
量を演算算出するとともに、両床振動計測手段21、2
2の出力によりそれぞれの位置の相対位置変動を演算算
出し、第1のX線ミラー3に対する第2のX線ミラー3
8の変位を演算して、位置姿勢計測手段10の計測結果
に基づく第2のX線ミラー38の駆動量を補正し、この
補正された駆動量により第2駆動手段39を駆動する。
【0052】このように構成することにより、前述した
第3実施例の作用効果に加えて、第1および第2のX線
ミラー3、38の相対位置変動を計測し、第2のX線ミ
ラー38の駆動量を補正するようになし、床振動などに
より第1および第2のX線ミラー3、38の相対位置が
変動しても、第1および第2のX線ミラー3、38をS
Rビームに対して高精度に位置決めすることができる。
【0053】<実施例5>次に、本発明の第5実施例に
よるX線照明装置を図7および図8に基づいて説明す
る。本実施例は、少なくとも2枚のX線ミラーを用い
て、SRビームのX方向を集光し、そしてSRビームの
Y方向を拡大して、マスク全面を一括で照明するように
構成するとともに、第2のX線ミラーに対する第1のX
線ミラーの相対的な位置や姿勢を計測することにより各
X線ミラーのSRビームに対して高精度に位置決めしよ
うとするものである。なお、本実施例においても、第1
および第2の実施例における部材と同様の部材には同じ
符号を付して説明する。
【0054】図7および図8において、第1のX線ミラ
ー3は、電子蓄積リング1から放射されるシート状のS
Rビーム2をX方向に集光するための反射面がX方向お
よびY方向に凹面状に形成された集光ミラーであり、第
1ミラー保持部3aに保持され、第1制御手段7に接続
された第1駆動手段4によって、その位置や姿勢を駆動
調整されるように構成され、また、SRビーム2の強度
中心を検出する強度センサー5およびSRビーム2の光
軸の傾きを検出する光軸センサー6が第1のX線ミラー
3に対して所定の位置関係となるように第1ミラー保持
部3aにそれぞれ取り付けられている。強度センサー5
および光軸センサー6は、第1のX線ミラー3に対する
シート状のSRビーム2の相対位置と相対角度をそれぞ
れ検出し、これらの検出信号を第1制御手段7に送出す
る。第1制御手段7は、これらの検出信号に基づいて、
第1のX線ミラー3とシート状のSRビーム2の相対的
な位置ずれを演算し、その演算結果により第1の駆動手
段4に指令を出すことにより、第1のX線ミラー3とS
Rビーム2を所定の位置関係に維持するように構成され
ている。
【0055】第2のX線ミラー48は、第1のX線ミラ
ー3で集光反射されたSRビーム2をY方向に拡大反射
するための円筒状に湾曲した反射面を有する拡大ミラー
であり、第2ミラー保持部48aに保持され、第2駆動
手段49によりその位置や姿勢が駆動調整されるように
構成されている。そして、第2のX線ミラー48の第2
ミラー保持部48aには、第1のX線ミラー3側に固定
されたターゲットとしてのエリアセンサー51に向けレ
ーザー光50aを出射するレーザー光源50が取り付け
られ、エリアセンサー51は、レーザー光源50から出
射されたレーザー光50aを受光してその受光位置の変
動量や変動方向を検出する。これらのレーザー光源50
およびエリアセンサー51は、図8に図示するように、
ともにそれぞれの超高真空チャンバー65、64内に設
置され、レーザー光源50はビームライン63を通して
レーザー光50aをターゲットであるエリアセンサー5
1に照射する。そして、第2制御手段52は、エリアセ
ンサー51の出力を受信して、その出力信号により、第
2のX線ミラー8に対する第1のX線ミラー3の相対移
動量を算出し、その算出結果に基づいて第2の駆動手段
9を制御するように構成されている。
【0056】上記の構成において、電子蓄積リング1か
ら放射されたSRビーム2は第1のX線ミラー3に入射
すると同時に第1のミラー保持部3aに固定されている
強度センサー5と光軸センサー6にも入射する。これら
のセンサー5、6は、SRビーム2の強度中心と光軸の
傾きをそれぞれ検出する。すなわち、SRビーム2のX
方向、Y方向、ωX方向、ωY方向、およびωZ方向の
変動を検出することができ、これらの計測値は第1制御
手段7に取り込まれる。第1制御手段7は、これらの計
測値から第1駆動手段4の各軸の駆動量を演算算出し、
その算出結果に基づいて、第1駆動手段4を作動させ、
第1のX線ミラー3のSRビーム2に対する位置および
姿勢を制御し、第1のX線ミラー3とSRビーム2間の
相対的位置ずれを回避する。
【0057】第1のX線ミラー3と第2のX線ミラー4
8の間の相対的な位置や姿勢は、第2のX線ミラー48
に関連して取り付けられたレーザー光源50から出射投
光される計測ビームであるレーザー光50aを、第1の
X線ミラー3に関連して取り付けられたエリアセンサー
51で受光し、その受光点の変動量や変動方向により計
測する。すなわち、第1および第2のX線ミラー間の相
対的な位置や姿勢のずれは、エリアセンサー51におけ
るレーザー光50aの受光点の変動として表われ、その
受光点の変動量および変動方向により両ミラー間の相対
的な位置および姿勢のずれ量を計測することができる。
エリアセンサー51の出力は第2制御手段52に取り込
まれ、第2制御手段52は、エリアセンサー51の計測
出力に基づいて、第2のX線ミラー8が第1のX線ミラ
ー3に対し所定の位置や所定の姿勢になるように駆動量
を演算算出し、第2駆動手段49を介して第2のX線ミ
ラー48を作動させ、第1のX線ミラー3と第2のX線
ミラー48間の相対的な位置や姿勢を制御する。なお、
レーザ光源50を第1のX線ミラー3側に設け、エリア
センサー51を第2のX線ミラー48側に設けても良
い。
【0058】以上説明したように、本実施例は、それぞ
れ駆動手段(4、49)によって駆動される少なくとも
2枚のX線ミラー(3、48)を備え、第1のX線ミラ
ー3側に固定されたSRビーム2の光軸を検出する強度
センサー5および光軸センサー6の検出結果により第1
のX線ミラー3をSRビーム2の光軸に対し常に所定の
位置や姿勢を維持するように駆動制御し、さらに、第1
のX線ミラー3と第2のX線ミラー48の間の相対的な
位置や姿勢を計測するための、一方のX線ミラー側に固
定されたレーザー光源50および他方のX線ミラー側に
固定されたエリアセンサー51からなる計測手段と、こ
の計測手段(50、51)の出力により第2のX線ミラ
ー48の駆動量を演算算出し、算出された駆動量により
該当するミラーの駆動手段49を制御する第2制御手段
52とを有し、前記計測手段(50、51)の計測結果
に基づいて、第2のX線ミラー48の駆動量を算出し、
X線ミラー3の変位に追従してX線ミラー48の位置や
姿勢を制御する。
【0059】したがって、第2のX線ミラー48に強度
センサーや光軸センサーを設けることなく、第1のX線
ミラー3と第2のX線ミラー48をともにSRビーム2
に対して正確に位置決めすることができ、第1のX線ミ
ラー、第2のX線ミラーとこれらに入射するSRビーム
の間の相対的な位置ずれを回避することができる。
【0060】さらに、第1のX線ミラー3は第1のX線
ミラー3に固定された強度センサー5および光軸センサ
ー6によりSRビーム2に対し高精度に位置決めされて
おり、この第1のX線ミラー3側に固定されたエリアセ
ンサー51と第2のX線ミラー48側に固定されたレー
ザー光源50により、第2のX線ミラー48に対する第
1のX線ミラー3の相対位置や姿勢を計測しているの
で、床振動などによりX線ミラーの位置が変動しても、
各X線ミラーをSRビームに対し高精度に位置決めする
ことができる。
【0061】全てのX線ミラーをSRビームに対し高精
度に位置決めすることができることから、集光されて高
強度で強度ムラの少ない均一な照明光を露光装置の露光
画角全面に一括で供給することができ、露光ムラの少な
い露光を行なうことが可能となり、X線露光装置の転写
精度を向上させ、スループットを大幅に改善させること
ができる。
【0062】<実施例6>さらに、本発明の第6実施例
によるX線照明装置を図9に基づいて説明する。本実施
例は、前述した第5実施例と同様に少なくとも2枚のX
線ミラーを用いたX線照明装置であるけれども、SRビ
ームのX方向を集光し、そして、少なくとも1枚のX線
ミラーを揺動機構により揺動させることでシート状のS
RビームをY方向に偏向走査させ、X線を露光画角に対
し相対的に走査させて、マスク全面を照明するように構
成するものである。なお、本実施例において、第1およ
び第5の実施例における部材と同様の部材には同じ符号
を付して説明する。
【0063】図9において、第1のX線ミラー3は、前
述した第5実施例と同様に、シート状のSRビーム2を
X方向に集光するための反射面がX方向に凹面状に形成
された集光ミラーであり、第1ミラー保持部3aに保持
され、第1制御手段に接続された第1駆動手段4によっ
て、その位置や姿勢を駆動調整されるように構成され、
また、図9には図示しないけれども、SRビーム2の強
度中心を検出する強度センサーおよびSRビーム2の光
軸の傾きを検出する光軸センサーが、第5実施例と同様
に、第1のX線ミラー3に対して所定の位置関係となる
ように第1ミラー保持部3aにそれぞれ取り付けられて
いる。
【0064】第2のX線ミラー68は、図示しない揺動
機構によりωX方向に揺動され、第1のX線ミラー3に
より集光反射されたSRビーム2をY方向に偏向走査す
るように構成された走査ミラーであり、第2ミラー保持
部8aに保持され、第2駆動手段69によりその位置や
姿勢が駆動調整されるように構成されている。なお、第
2のX線ミラー68の走査露光時の揺動中心がSRビー
ム2に対して所定の位置および姿勢になるように制御し
なければならず、図示しない揺動機構は第2駆動手段6
9の上に設置することが好ましい。
【0065】そして、第2のX線ミラー68の第2ミラ
ー保持部68aにおいて、走査露光時に揺動機構により
揺動されない部位に、第5実施例と同様に、第1のX線
ミラー3側に固定されたターゲットとしてのエリアセン
サー71に向けレーザー光70aを出射するレーザー光
源70が取り付けられ、エリアセンサー71は、レーザ
ー光源70から出射されたレーザー光70aを受光して
その受光位置の変動量や変動方向を検出する。これらの
レーザー光源70およびエリアセンサー71はともにそ
れぞれの超高真空チャンバー65、64内に設置され、
レーザー光源70はビームライン63を通してレーザー
光70aをターゲットであるエリアセンサー71に照射
する。そして、第2制御手段72は、エリアセンサー7
1の出力を受信して、その出力信号により、第2のX線
ミラー68に対する第1のX線ミラー3の相対移動量を
算出し、その算出結果に基づいて第2の駆動手段69を
制御するように構成されている。
【0066】上記の構成において、電子蓄積リングから
放射されたSRビーム2は第1のX線ミラー3に入射す
ると同時に第1のミラー保持部3aに固定されている強
度センサーと光軸センサーにも入射する。これらのセン
サーは、前記第5実施例において説明したように、SR
ビーム2の強度中心と光軸の傾きをそれぞれ検出する。
すなわち、SRビーム2のX方向、Y方向、ωX方向、
ωY方向、およびωZ方向の変動を検出することがで
き、これらの計測値は第1制御手段に取り込まれる。第
1制御手段は、これらの計測値から第1駆動手段4の各
軸の駆動量を演算算出し、その算出結果に基づいて、第
1駆動手段4を作動させ、第1のX線ミラー3のSRビ
ーム2に対する位置および姿勢を制御し、第1のX線ミ
ラー3とSRビーム2間の相対的位置ずれを回避する。
【0067】第1のX線ミラー3と第2のX線ミラー6
8の間の相対的な位置や姿勢は、第2のX線ミラー68
に関連して第2ミラー保持部68aに取り付けられたレ
ーザー光70から出射投光される計測ビームであるレー
ザー光70aを、第1のX線ミラー3に関連して第1ミ
ラー保持部3aに取り付けられたエリアセンサー71で
受光し、その受光点の変動量や変動方向により計測す
る。第1および第2のX線ミラー間の相対的な位置や姿
勢のずれは、エリアセンサー71におけるレーザー光7
0aの受光点の変動として表われ、その受光点の変動量
および変動方向により両ミラー間の位置や姿勢のずれ量
を計測することができる。エリアセンサー71の出力は
第2制御手段72に取り込まれ、第2制御手段72は、
エリアセンサー71の計測出力に基づいて、第2のX線
ミラー68が第1のX線ミラー3に対し所定の位置およ
び所定の姿勢になるように駆動量を演算算出し、第2駆
動手段69を介して第2のX線ミラー68を作動させ、
第1のX線ミラー3と第2のX線ミラー68間の相対的
な位置や姿勢を制御する。なお、先の第5実施例と同様
に、レーザ光源70とエリアセンサー71を逆にして設
けても良い。
【0068】以上説明したように、本実施例は、前述し
た第5実施例と同様に、それぞれ駆動手段(4、69)
によって駆動される少なくとも2枚のX線ミラー(3、
68)を備え、第1のX線ミラー3側に固定されてSR
ビーム2の光軸を検出する強度センサーおよび光軸セン
サーの検出結果により第1のX線ミラー3をSRビーム
2の光軸に対し常に所定の位置や姿勢になるように駆動
制御し、さらに、第2のX線ミラー68に対する第1の
X線ミラー3の位置および姿勢を計測するための、一方
のX線ミラー側に固定されたレーザー光源70および他
方のX線ミラー側に固定されたエリアセンサー71から
なる計測手段と、この計測手段(70、71)の出力に
より第2のX線ミラー68の駆動量を演算算出し、算出
された駆動量により該当するミラーの駆動手段9を制御
する第2制御手段72とを備え、前記計測手段(70、
71)の計測結果に基づいて、第2のX線ミラー68の
駆動量を算出し、第1のX線ミラー3の変位に追従して
X線ミラー68の位置や姿勢を制御する。
【0069】したがって、第2のX線ミラー68に強度
センサーや光軸センサーを設けることなく、第1のX線
ミラー3と第2のX線ミラー68をともにSRビーム2
に対して正確に位置決めすることができ、第1のX線ミ
ラー、第2のX線ミラーとこれらに入射するSRビーム
の間の相対的な位置ずれを回避することができる。
【0070】さらに、第1のX線ミラー3は第1のX線
ミラー3に固定された強度センサーおよび光軸センサー
によりSRビーム2に対し高精度に位置決めされてお
り、この第1のX線ミラー3側に固定されたエリアセン
サー71と第2のX線ミラー68側に固定されたレーザ
ー光源70により、第2のX線ミラー68に対する第1
のX線ミラー3の相対位置や姿勢を計測しているので、
床振動などによりX線ミラーの位置が変動しても、各X
線ミラーをSRビームに対し高精度に位置決めすること
ができる。
【0071】全てのX線ミラーをSRビームに対し高精
度に位置決めすることができ、そして、少なくとも1枚
のX線ミラーを揺動させることによりシート状のSRビ
ームを走査することができ、集光されて高強度で強度ム
ラの少ない照明光でマスク全面を走査することが可能と
なり、X線露光装置の転写精度を向上させ、スループッ
トを大幅に改善させることができる。
【0072】なお、前述した各実施例においては、X線
ミラーとして第1および第2のミラーの2板を配設して
いるけれども、これに限らず、第2のX線ミラーを複数
設けて3枚以上のX線ミラーを備えたX線照明装置にお
いても同様に構成することができる。
【0073】<実施例7>次に、上述したX線露光装置
を利用したデバイスの製造方法の実施形態を説明する。
【0074】図10は、微小デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッ
ド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステッ
プ1(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行な
う。ステップ2(マスク製作)では設計したパターンを
形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ
製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4に
よって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工
程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0075】図11は、上記ウエハプロセスの詳細なフ
ローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イ
オン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ
15(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布す
る。ステップ16(露光)では上記説明した露光システ
ムによってマスクの回路パターンをウエハの複数のショ
ット領域に並べて焼付露光する。ステップ17(現像)
では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチ
ング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。
ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで
不要となったレジストを取り除く。これらのステップを
繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パ
ターンが形成される。
【0076】このような製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった大型のデバイスを低コストに製造するこ
とができる。
【0077】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成されてい
るので、全てのX線ミラーを変動するSRビームに対し
て高精度に位置合わせすることが可能となるため、常に
高精度なX線照明が可能である。
【0078】また、第1のX線ミラーの位置や姿勢を計
測する基準面を床面とすることにより簡単な構成で全て
のX線ミラーをSRビームに対して高精度に位置合わせ
することができる。
【0079】さらに、X線ミラー位置の振動を計測する
ようになし、これに基づいて後続のX線ミラーの駆動量
を補正することによって、床振動などにより各X線ミラ
ーの相対位置が変動しても全てのX線ミラーを高精度に
位置合わせすることが可能となる。
【0080】以上のように、本発明のX線照明装置によ
れば、全てのX線ミラーをSRビームに対し高精度に位
置決めすることができ、露光ムラの少ない露光を行なう
ことが可能となる。そして、露光時間を短縮して露光装
置のスループットを大幅に向上させることができ、さら
に、X線露光装置の転写精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるX線照明装置を示す
概略的構成図である。
【図2】本発明の第1実施例によるX線照明装置におい
て一部を破断して示す概略的側面図である。
【図3】(a)および(b)は、第1のX線ミラーに付
設してSRビームの強度および光軸をそれぞれ検出する
強度センサーおよび光軸センサーを説明するためのそれ
ぞれの概略図である。
【図4】本発明の第2実施例によるX線照明装置におい
て一部を破断して示す概略的側面図である。
【図5】本発明の第3実施例によるX線照明装置を示す
概略的構成図である。
【図6】本発明の第4実施例によるX線照明装置におい
て一部を破断して示す概略的側面図である。
【図7】本発明の第5実施例によるX線照明装置を示す
概略的構成図である。
【図8】本発明の第5実施例によるX線照明装置におい
て一部を破断して示す概略的側面図である。
【図9】本発明の第6実施例によるX線照明装置におい
て一部を破断して示す概略的側面図である。
【図10】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャ
ートである。
【図11】ウエハプロセスを示すフローチャートであ
る。
【図12】従来のX線照明装置の構成を示す概略的構成
図である。
【図13】従来のX線照明装置の他の構成を示す概略的
構成図である。
【符号の説明】
1 電子蓄積リング(光源) 2 シンクロトロン放射光ビーム(SRビーム) 3 第1のX線ミラー 4 第1駆動手段 5 強度センサー 6 光軸センサー 7 第1制御手段 8 第2のX線ミラー 9 第2駆動手段 10 位置姿勢計測手段 11、11A 第2制御手段 13 ビームライン 14、15 超高真空チャンバー 16、17 フレーム 18 ベリリウム窓 19 X線マスク 21、22 床振動計測手段 38 第2のX線ミラー 39 第2駆動手段 48 第2のX線ミラー 49 第2駆動手段 50 レーザー光源 51 エリアセンサー 52 第2制御手段 63 ビームライン 64、65 超高真空チャンバー 68 第2のX線ミラー 69 第2駆動手段 70 レーザー光源 71 エリアセンサー 72 第2制御手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクロトロン放射光ビームを順に反射
    する第1および第2のX線ミラーと、前記X線ミラーの
    それぞれの位置および姿勢の少なくとも一方を変化させ
    る駆動手段と、前記第1のX線ミラーに入射するシンク
    ロトロン放射光ビームを検出する第1計測手段と、所定
    の基準に対する前記第1のX線ミラーの位置および姿勢
    の少なくとも一方、もしくは前記第1のX線ミラーと前
    記第2のX線ミラーの間の相対的な位置および姿勢の少
    なくとも一方を計測する第2計測手段と、前記第1計測
    手段での計測に基づいて前記第1のX線ミラーの駆動を
    制御する第1制御手段と、前記第2計測手段での計測に
    基づいて第2のX線ミラーの駆動を制御する第2制御手
    段とを具備することを特徴とするX線照明装置。
  2. 【請求項2】 第1制御手段によって、シンクロトロン
    放射光ビームの変位に対して第1のX線ミラーの位置お
    よび姿勢の少なくとも一方を維持するとともに、第2制
    御手段によって前記第1のX線ミラーの変位に追従して
    第2のX線ミラーを変位させることを特徴とする請求項
    1記載のX線照明装置。
  3. 【請求項3】 第1計測手段は、第1のX線ミラー近傍
    に配置され、シンクロトロン放射光ビームの強度中心を
    検出する強度センサーおよびシンクロトロン放射光ビー
    ムの光軸の傾きを検出する光軸センサーの少なくとも一
    方を有することを特徴とする請求項1または2記載のX
    線照明装置。
  4. 【請求項4】 第2計測手段は、床面を基準として第1
    のX線ミラーの位置および姿勢の少なくとも一方を計測
    することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    記載のX線照明装置。
  5. 【請求項5】 振動を計測する第3計測手段をさらに有
    し、該第3計測手段の計測をもとに第2制御手段の制御
    を補正することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項記載のX線照明装置。
  6. 【請求項6】 第3計測手段は、第1もしくは第2のX
    線ミラーを支持するフレームに固定された加速度センサ
    ーまたは測距センサーを有することを特徴とする請求項
    5記載のX線照明装置。
  7. 【請求項7】 第2計測手段は、第1および第2のいず
    れか一方のX線ミラー側から計測ビームを投光し他方の
    X線ミラー側で該計測ビームを受光する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    X線照明装置。
  8. 【請求項8】 第2計測手段は、第1および第2のいず
    れか一方のX線ミラー側に固定されたレーザー光源と、
    他方のX線ミラー側に固定されたセンサーを有すること
    を特徴とする請求項7記載のX線照明装置。
  9. 【請求項9】 レーザー光源は第2のX線ミラー側に固
    定され、センサーは第1のX線ミラー側に固定されてい
    ることを特徴とする請求項8記載のX線照明装置。
  10. 【請求項10】 シンクロトロン放射光ビームを第1の
    X線ミラーによって集光し、第2のX線ミラーによって
    拡大して、所定の照明範囲に一括でX線を供給すること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載のX
    線照明装置。
  11. 【請求項11】 シンクロトロン放射光ビームを第1の
    X線ミラーによって集光し、第2のX線ミラーを揺動す
    ることにより前記シンクロトロン放射光ビームを偏向走
    査して、所定の照明範囲にX線を供給することを特徴と
    する請求項1ないし9のいずれか1項記載のX線照明装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1項記
    載のX線照明装置と、該X線照明装置で照射されるX線
    によって露光される基板を保持する手段を有することを
    特徴とするX線露光装置。
  13. 【請求項13】 シンクロトロン放射光ビームを第1お
    よび第2のX線ミラーで順に反射して物体を照明する方
    法であって、該シンクロトロン放射光ビームの変位に対
    して前記第1のX線ミラーの位置および姿勢の少なくと
    も一方を維持する第1行程と、該維持に伴なう前記第1
    のX線ミラーの変位に追従して前記第2のX線ミラーを
    変位させる第2行程を有することを特徴とするX線照明
    方法。
  14. 【請求項14】 前記第2行程は、床に対する第1のX
    線ミラーの位置および姿勢の少なくとも一方を検出する
    行程を含むことを特徴とする請求項13記載のX線照明
    方法。
  15. 【請求項15】 前記第2行程は、第1と第2のX線ミ
    ラーの間の相対的な位置関係を検出する行程を含むこと
    を特徴とする請求項13記載のX線照明方法。
  16. 【請求項16】 第1または第2のX線ミラーを設置す
    る床の振動を検出して、前記第1行程および前記第2行
    程の少なくとも一方に反映させることを特徴とする請求
    項13記載のX線照明方法。
  17. 【請求項17】 シンクロトロン放射光ビームを第1の
    X線ミラーによって集光し、第2のX線ミラーによって
    拡大して、所定の照明範囲にX線を供給することを特徴
    とする請求項13ないし16のいずれか1項記載のX線
    照明方法。
  18. 【請求項18】 シンクロトロン放射光ビームを第1の
    X線ミラーによって集光し、そして第2のX線ミラーを
    揺動することにより前記シンクロトロン放射光ビームを
    偏向走査することを特徴とする請求項13ないし16の
    いずれか1項記載のX線照明方法。
  19. 【請求項19】 請求項13ないし18のいずれか1項
    記載のX線照明方法を用いて基板を露光する工程を含む
    製造工程によってデバイスを製造することを特徴とする
    デバイス製造方法。
  20. 【請求項20】 露光前に基板にレジストを塗布する工
    程と、露光後にレジストを現像する工程をさらに有する
    ことを特徴とする請求項19記載のデバイス製造方法。
JP10188274A 1997-07-11 1998-06-18 X線照明装置およびx線照明方法、x線露光装置ならびにデバイス製造方法 Pending JPH1184098A (ja)

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