JPH1183417A - 長さ変化率等の測定用治具 - Google Patents

長さ変化率等の測定用治具

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JPH1183417A
JPH1183417A JP26104797A JP26104797A JPH1183417A JP H1183417 A JPH1183417 A JP H1183417A JP 26104797 A JP26104797 A JP 26104797A JP 26104797 A JP26104797 A JP 26104797A JP H1183417 A JPH1183417 A JP H1183417A
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JP
Japan
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jig
test
projections
piece
supporting
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Withdrawn
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JP26104797A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Matsushita
文明 松下
Yoshitaka Iida
好孝 飯田
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ALC等の試験体の長さ変化率を、正確かつ
連続的に測定することを可能にする長さ変化率等の測定
用治具を提供する。 【解決手段】 本発明の治具は、断面L字状の治具本体
の一方の片には、前記試験体の長手方向端部小口面を支
承する一対の突起が配設され、前記L字状本体の他方の
片には、前記試験体の底面を支承する複数の突起が配設
されており、また前記試験体の小口面を支承する一対の
突起と相対する位置に、長さ測定用計器を固定する支持
部材が設けられている。また、試験体と測定器とがそれ
ぞれ複数並列に設置可能に構成され、試験体の長手方向
端部小口面を支承する一対の突起、及び試験体の底面を
支承する複数の突起の高さを個別に調整可能に構成され
ている。さらに、治具本体の試験体の長手方向端部小口
面を支承する部分が、計器部分よりも低い水準で傾斜面
となっていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ート(以下、ALCという)等の試験体の長さ変化率等
を連続的に測定する際に使用する治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばALCの長さ変化率を測定
する場合には、JISA5416,7.3に規定されて
いる試験方法により測定している。この試験方法で使用
する試験体は、厚さ40mm、幅40mm、長さ160
mmの四角柱であり、この試験体を温度20±2℃の水
中に3日間浸漬してからその質量と長さとを測定する。
【0003】そして、この試験体を温度20±2℃、湿
度60±5%の容器中に静置し、試験体の含水率が40
%以下になるまでは、一日に一回以上その長さと質量を
測定する。
【0004】その後は、長さ変化が平衡状態になるまで
3日以内毎に長さを測定して、試験体の含水率が40%
のときの長さを基準として、平衡状態になったときの長
さとの差の比率から長さ変化率を算出している。
【0005】しかし、上記の方法は試験体を特定雰囲気
の容器から取り出して測定するので、その間は測定場所
の雰囲気に晒されることになり、正確な測定をすること
が困難になるという問題がある。また、例えば炭酸ガス
など特定雰囲気で試験体の炭酸化による長さ変化率など
を測定する場合には、試験体の厚さが大きいために、試
験体の内部まで平衡状態に達するには長時間かかり、連
続的に測定することが困難になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ALC等の
試験体の長さ変化率等の測定用治具を提供し、試験体の
長さ変化率等を正確かつ連続的に測定することを可能に
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による試験体の長
さ変化率等の測定用治具、直方体状の試験体の長さ変化
率等を測定する際に、該試験体と測定用計器とを設置す
る治具であって、断面L字状の治具本体の一方の片に
は、前記試験体の長手方向端部小口面を支承する一対の
突起が配設され、前記L字状本体の他方の片には、前記
試験体の底面を支承する複数の突起が配設されており、
また前記試験体の小口面を支承する一対の突起と相対す
る位置に、長さ測定用計器を固定する支持部材が設けら
れていることを特徴とする。
【0008】また、上記治具において、試験体と測定器
とがそれぞれ複数並列に設置可能に構成されていること
を特徴とする。
【0009】また、これら治具において、試験体の長手
方向端部小口面を支承する一対の突起、及び試験体の底
面を支承する複数の突起の高さを個別に調整可能に構成
されていることを特徴とする。
【0010】さらに、これら治具において、治具本体の
試験体の長手方向端部小口面を支承する部分が、計器部
分よりも低い水準で傾斜面となっていることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】特定雰囲気の容器内で本発明による治具を使用
すれば、試験体は底面と長手方向小口面とを複数の突起
で支承されることになるので、その全周が容器内の雰囲
気に晒される。そのため、試験体内部まで平衡に達する
時間が短縮される。そして、治具には長さ変化率等の測
定用計器も同時に設置できるので、連続的に長さ変化率
等を測定することが可能になる。その上、試験体を測定
容器から出し入れする必要がないので、手数がかから
ず、正確に測定することができる。このとき、試験体の
厚さを薄くして平衡に達する時間を更に短縮し、測定す
ることも可能である。さらに、2本以上の試験体を並列
して設置し、同時に測定可能にすれば効率的である。
【0012】また、試験体長手方向端部小口面を支承す
る複数の突起及び試験体の底面を支承する複数の突起
に、その高さを個別に調整可能な調整機構を設けておけ
ば、試験体の形状に応じて端部小口面や底面を治具本体
に対して均一に保持することが可能になり、試験体に局
部的な応力が加わることがない、さらに、治具本体を傾
斜させておけば、下端部の小口面が常時小口面を支承す
る突起に当接し易くなって好都合である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施形態に基づい
て説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるも
のではない。試験体を設置した長さ変化率等の測定用治
具の平面図を図1に、その側面図を図2に示す。
【0014】治具1は、直方体状の試験体10が設置さ
れる断面L字状の治具本体2と、ダイヤルゲージ4を固
定する支持部材5とからなり、治具本体2の一方の側端
部と支持部材5の一方の側端部が固着されている。
【0015】治具本体2の一方の片2aには、試験体1
0の長手方向の下端小口面10aを支承する一対の突起
3aが配設され、本体2の他方の片2bには、試験体1
0の底面10bを支承する複数の突起3bが配設されて
いる。上記の突起3a、3bの高さはそれぞれ個別に調
整可能に構成されている。本実施形態の突起3a、3b
は、治具本体2の各片2a、2bにボルトを直角に螺合
することにより構成され、ボルトの頭部は各片2a、2
bの座繰部に埋没している。
【0016】尚、治具本体2の一片2bには、厚さ12
mmのステンレス板を使用し、また、突起3aは、中心
間隔が20mmの平行な一対のねじ穴に外径4mmのボ
ルトを螺合して形設してある。
【0017】支持部材5は、一片2bを挟んで突起3a
と相対する位置に設けられており、支持部材5の他方の
側端部には、支持部材5に対して直角下方に垂れ下がっ
た状態で支持脚6が形設されている。治具1は支持脚6
により傾斜した状態で保持されるため、治具本体2の一
片2aは、ダイヤルゲージ4よりも低い水準で傾斜面と
なっている。
【0018】支持部材5の側面には、長手方向の長孔5
aが設けられており、ダイヤルゲージ4は長孔5aにボ
ルト7を介して螺着されている。ダイヤルゲージ4は長
孔5aの長手方向に位置調節可能である。本実施形態の
支持部材5は、幅15mmのステンレス製とした。
【0019】本実施形態の治具1では、試験体10とダ
イヤルゲージ4がそれぞれ2つ並列に設置できるよう
に、支持部材5や突起3a、3bは2組づつ設けられて
いる構成であるが、2つ以上の試験体10やダイヤルゲ
ージ4を並列に設置可能な構成にしてもよい。
【0020】次に、本発明の治具1を使用してALCの
長さ変化を測定する方法について以下に説明する。
【0021】まず、治具1の支持部材5の上方にダイヤ
ルゲージ4が位置するように、ダイヤルゲージ4をボル
ト7で長孔4aに仮に螺着する。
【0022】そして、所定寸法に一体に成形され、含水
率など一定条件に合わせたALC試験体10を、一片2
bの突起3b上に治具本体2と平行になるように載置
し、試験体10の下端小口面10aを一片2aの突起3
aの先端に当接させた状態で突起3a、3bの高さを調
整し、試験体10の底面10bが突起3bの先端に均一
に支持されるようにする。この状態で、ダイヤルゲージ
4の先端センサー4aを、試験体10の上端小口面10
cに当接させて固定する。同様に並列した試験体10と
ダイヤルゲージ4も治具1に設置する。
【0023】試験体10を設置した治具1は、測定容器
内に収めて、測定容器内を所望雰囲気に調整する。この
とき、治具1は一片2aと支持脚6の下端で支持され、
傾斜した状態になる。
【0024】その後は、所定時間ごとにダイヤルゲージ
4を直読するか、又は自動記録計に記録させて、試験体
10の長さを連続的に測定、記録する。外部記録計に記
録できるようにしておけば一層省力化が可能であるな
ど、実用上顕著な作用が得られる。
【0025】尚、治具1の突起3a、3bの数や配置な
どは、必要に応じて適宜選定すればよく、また、治具1
の材質は特定雰囲気に浸食されない耐触性のものとする
と、長時間耐用することができ良好である。本実施形態
の治具1は、ステンレス製とした。
【0026】また、治具1により長さ変化率を測定する
試験体10は、ALCに限らずコンクリートや窯業系建
材その他種々な材料でよい。そして、これら試験体10
の寸法、形状は適宜選定可能であるが、試験体10内部
まで平衡に達する時間を短縮するため薄いものとすると
一層好ましい。一例として、試験体10の寸法を厚さ1
0mm、幅30mm、長さ100mm程度とした。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明による長さ変化率
等の測定用治具は、ALCなどの試験体の長さ変化率等
を正確かつ連続的に測定することを可能にするという効
果を奏する。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】試験体を設置した本発明の長さ変化測定用治具
の平面図。
【図2】試験体を設置した本発明の長さ変化測定用治具
の側面図。
【符号の説明】
1 治具 2 治具本体 (2a、2b:一片) 3a、3b 突起 4 ダイヤルゲージ (4a:先端センサー) 5 支持部材 (5a:長孔) 6 支持脚 7 ボルト 10 試験体 (10a:下端小口面、10b:
底面、10c:上端小口面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体状の試験体の長さ変化率等を測定
    する際に、該試験体と測定用計器とを設置する治具であ
    って、断面L字状の治具本体の一方の片には、前記試験
    体の長手方向端部小口面を支承する一対の突起が配設さ
    れ、前記L字状本体の他方の片には、前記試験体の底面
    を支承する複数の突起が配設されており、また前記試験
    体の小口面を支承する一対の突起と相対する位置に、長
    さ測定用計器を固定する支持部材が設けられていること
    を特徴とする試験体の長さ変化率等の測定用治具。
  2. 【請求項2】 試験体と測定器とがそれぞれ複数並列に
    設置可能に構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の試験体の長さ変化率等の測定用治具。
  3. 【請求項3】 試験体の長手方向端部小口面を支承する
    一対の突起、及び試験体の底面を支承する複数の突起の
    高さを個別に調整可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の試験体の長さ変化率等の測定用
    治具。
  4. 【請求項4】 治具本体の試験体の長手方向端部小口面
    を支承する部分が、計器部分よりも低い水準で傾斜面と
    なっていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    試験体の長さ変化率等の測定用治具。
JP26104797A 1997-09-09 1997-09-09 長さ変化率等の測定用治具 Withdrawn JPH1183417A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070110692A (ko) * 2006-05-15 2007-11-20 강원대학교산학협력단 콘크리트 공시체의 수축량 측정장치
JP2011095114A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Denki Kagaku Kogyo Kk 温度変化による誤差を補正して固体の体積変化率及び/又は長さ変化率を測定する方法
JP2011095115A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Denki Kagaku Kogyo Kk 体積変化率及び/又は長さ変化率を測定する方法
KR20140131719A (ko) * 2013-05-06 2014-11-14 삼성에스디아이 주식회사 이차전지 폭 측정기
JP2016169953A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 日本電気株式会社 測定装置、測定ユニットおよび寸法変化量測定方法

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Effective date: 20041207