JP3120806U - ゴム厚測定装置 - Google Patents

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成一 古畑
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株式会社免震テクノサービス
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Abstract

【課題】大掛かりな施工を必要とせず、狭い場所においても簡便な手作業で高い精度で防振ゴムのゴム厚を計測することのできる免震システムにおけるゴム厚測定装置を提供する。
【解決手段】計測杆5とこれより短い同断面形状の操作杆6をL字型に固着して一体成形した本体において、操作杆6に傾斜角θを表示する厚み計8と、把手9を取付けた。
防振ゴム10が介在するクリアランスに計測杆5を挿入し操作杆6を操作して計測杆の先端上部をクリアランスの上面に、計測杆5の基部の下部をクリアランスの下面に当接させるだけで、クリアランスの高さ、すなわち防振ゴム10の厚さを測定することができる。
【選択図】図4

Description

本考案は免震建物の維持管理のための免震システムの点検時に行われる防振ゴムのへたりの検査に用いる防振ゴムのゴム厚測定装置に関する。
従来から、建物全体を多数の防振ゴム2を介して基礎3に支承させるようにした免震建物が知られている。
このような免震建物では、防振ゴムのへたりが許容範囲にあるか否かが定期的に、あるいは大きい地震の後には臨時に点検される。この点検作業の方法としては、キャリパーなどを用いて手作業により建物を支持する防振ゴムのゴム厚を計測する方法や非接触センサを用いて自動的に建物を支持する防振ゴムのゴム厚を計測する方法(例えば、特許文献1参照)等が用いられている。
特開平5−099648号公報
しかしながら、キャリパーなどを用いて手作業で防振ゴムのゴム厚を測定する方法は、作業者の個人差によって測定結果に誤差が出やすく計測精度が低い上に、床下の狭くて顔を近づけられない箇所に設置された防振ゴムについては直接キャリパーの目盛を読取ることができず、これも計測精度を低くする原因になっていた。
また、非接触センサを用いて自動的に防振ゴムのゴム厚を計測する方法は、非接触センサの取り付けや計測結果を収録する自動収録システムの設置などに大掛かりな施工が必要な上に汎用性が低いためコストも高くなるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題を解決すべくなされたもので、大掛かりな施工を必要とせず、狭い場所においても簡便な手作業で高い精度で防振ゴムのゴム厚を計測することのできる免震システムにおける防振ゴムのゴム厚測定装置を提供することを目的とする。
本考案のゴム厚測定装置は、建物を複数個の防振ゴムを介して基礎に対して支承させる免震システムにおける前記防振ゴムのゴム厚測定装置において、一端側に防振ゴムの上面に対応する基準面に当接する第1の基準点を有し他端側に前記防振ゴムの下面に対応する基準面に当接する第2の基準点を有する計測杆と、一端が前記計測杆の第2の基準点の反対側に前記計測杆と所定の開角をもって固着された操作杆と、前記操作杆の他端側に固着された前記操作杆の傾斜角を測定して表示する角度計とを有することを特徴とする。
本考案によれば、図1に示す原理により、操作杆の傾斜角から防振ゴムのゴム厚を求めることができる。
すなわち、図1において、操作杆1と計測杆2の開角をα、操作杆1の下部基準面(防振ゴムの下面に対応する基準面)3に対する傾斜角をβとすると、計測杆2の下部基準面3に対する傾斜角θは180°−(α+β)となる。したがって、αは一定であるからβを測定することにより一義的にθを求めることができる。そして、計測杆2の長さをLとして計測杆2の先端を上部基準面(防振ゴムの上面に対応する基準面)4に計測杆2の後端を下部基準面に当接させると、高さH(防振ゴムのゴム厚)は
H=Lsinθ…………(1)
で求められるから、結果的にβの測定によりHが求められることになる。
なお、計測杆2が開角と同一平面内の一定の厚さTを有する矩形の棒の場合には、図2に示すように、次式によって求めることができる。
H=H1+H2=Lsinθ+Tcosθ…………(2)
H :防振ゴムのゴム厚
H1:計測杆の先端下縁と防振ゴムの底面間の距離
H2:計測杆の先端下縁と防振ゴムの上面間の距離
L :計測杆の長さ
T :計測杆の厚さ
θ :計測杆の下部基準面に対する傾斜角
したがって、本考案においては、角度計の代わりに、操作杆の傾斜角から防振ゴムの上面と下面間の距離を求めて表示する厚み計とすることも可能である。
計測杆と操作杆は開角が90°のL字状をなして一体に形成されたものであることが望ましく、特に、計測杆の長さが操作杆の長さよりも長くしたものが使い勝手が良く好ましい。
また、必要に応じて、厚み計内に温度計を組み込み、温度変化により操作杆が伸縮して生じる誤差を補正することも可能である。
本考案によれば、防振ゴムが介在するクリアランスに計測杆を挿入し操作杆を操作して計測杆の先端上部をクリアランスの上面に、計測杆の基部の下部をクリアランスの下面に当接させるだけの簡単な操作により、クリアランスの高さ、すなわち防振ゴムの厚さを測定することができる。
したがって、従来の手作業の計測における計測者の個性による誤差発生がなくなり、簡便に持ち運びができ、しかも従来の非接触センサを用いた計測方法に比べて安価に提供することができる。
以下本考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図3は、この実施例のゴム厚測定装置の斜視図である。
この測定装置は、断面矩形の計測杆5とこれより短い同断面形状の操作杆6を90°の角度でL字型に固着した形状に一体成形した本体7と、この本体7の操作杆6に取り付けられた傾斜角θを厚さとして表示する厚み計8と、この厚み計8に近接して取り付けられた把手9とから構成されている。厚み計8は、防振ゴムの厚さに対応するクリアランス内で上下面に接するように傾斜させたときの傾斜角θから、上述した(2)式によって防振ゴムのゴム厚を表示するようにプログラムされている。
次に、この実施例の使用方法について説明する。
図4は、免震システムにおける防振ゴム10の要部とその使用状態を模式的に示したものである。
図示は省略したが、この防振ゴム10は、建物と基礎の間に多数個介在されて、それぞれ建物を基礎に対して支承している。
同図において、防振ゴム10は、円柱状の防振ゴム本体10aの上下にフランジ10b,10cを一体に固着させて構成されている。
この防振ゴム10は、下部支持板11を介して基礎の上に配置されている。防振ゴム10上には上部支持板12が配置され上部支持板12と防振ゴム10の上部フランジ10bはボルト13により固定されている。防振ゴム10はこの上部支持板12を介して建物14を支持している。
この防振ゴム10の厚さは、下部支持板11と上部支持板12間のクリアランスの値として測定される。
本考案においては、まず、測定装置の把手9を持って、計測杆5の先端側を下部支持板11と上部支持板12の間に挿入し、次に、先端の上部の辺(第1の基準点)を上部支持板12の表面に当接させ、その下部の辺(第2の基準点)を下部支持板11の表面に当接させることにより計測を行う。
この状態で厚み計8には、防振ゴムのゴム厚が表示される。
なお、以上の実施例では、計測杆と操作杆との開角を90°にした例について説明したが、本考案はかかる実施例に限定されるものではなく、90°以外の開角とすることもできる。
さらに、厚み計に代えて角度計を用いて角度から厚みへの換算はオフラインで行うようにしてもよい。
本考案のゴム厚測定装置の原理を示す図。 本考案のゴム厚測定装置の原理を示す図。 本考案の実施例の斜視図。 本考案の実施例の使用状態を示す側面図。
符号の説明
5……計測杆、6……操作杆、7……本体、8……厚み計、9……把手、10……防振ゴム、10a……防振ゴム本体、10b,10c……フランジ、11……下部支持板、12……上部支持板、13……ボルト、14……建物。

Claims (4)

  1. 建物を複数個の防振ゴムを介して基礎に対して支承させる免震システムにおける前記防振ゴムのゴム厚測定装置において、
    一端側に防振ゴムの上面に対応する基準面に当接する第1の基準点を有し他端側に前記防振ゴムの下面に対応する基準面に当接する第2の基準点を有する計測杆と、
    一端が前記計測杆の第2の基準点の反対側に前記計測杆と所定の開角をもって固着された操作杆と、
    前記操作杆の他端側に固着された前記操作杆の傾斜角を測定して表示する角度計と
    を有することを特徴とするゴム厚測定装置。
  2. 建物を複数個の防振ゴムを介して基礎に対して支承させる免震システムにおける前記防振ゴムのゴム厚測定装置において、
    一端側に防振ゴムの上面に対応する基準面に当接する第1の基準点を有し他端側に前記防振ゴムの下面に対応する基準面に当接する第2の基準点を有する計測杆と、
    一端が前記計測杆の第2の基準点の反対側に前記計測杆と所定の開角をもって固着された操作杆と、
    前記操作杆の他端側に固着された前記操作杆の傾斜角を基に前記防振ゴムの上面と下面間の距離を求めて表示する防振ゴム厚を表示する厚み計と
    を有することを特徴とするゴム厚測定装置。
  3. 前記計測杆の長さが前記操作杆の長さよりも長いことを特徴とする請求項1又は2記載のゴム厚測定装置。
  4. 前記計測杆と前記操作杆がL字状をなして一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゴム厚測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110823081A (zh) * 2019-11-15 2020-02-21 衡水汉丰橡塑科技有限公司 一种橡胶膜片生产用辅助装置
KR102392654B1 (ko) * 2021-12-20 2022-04-29 주식회사 동인이앤씨 교량 받침의 수평 변형량 측정장치

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