JPH1181883A - シールド掘削機の噴発防止装置 - Google Patents

シールド掘削機の噴発防止装置

Info

Publication number
JPH1181883A
JPH1181883A JP24827897A JP24827897A JPH1181883A JP H1181883 A JPH1181883 A JP H1181883A JP 24827897 A JP24827897 A JP 24827897A JP 24827897 A JP24827897 A JP 24827897A JP H1181883 A JPH1181883 A JP H1181883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earth
sand
cylinder
screw conveyor
discharged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24827897A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Nakaoka
史男 中岡
Shigeru Watanabe
繁 渡辺
Hidenobu Yoshida
秀信 吉田
Michiyasu Terada
倫康 寺田
Yoshio Fujikawa
良男 藤川
Yoshikazu Kido
義和 木戸
Masuhira Ooishi
益平 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Kumagai Technos Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd, Kumagai Technos Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP24827897A priority Critical patent/JPH1181883A/ja
Publication of JPH1181883A publication Critical patent/JPH1181883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリュウコンベヤの先端側から石,砂利等
の目詰まりを起こすことなく土砂を2個のシリンダ装置
に導くようにする。 【解決手段】 スクリュウコンベヤ6の後端側のケーシ
ング6aの下面左右に排土口20a,20bを設け、こ
れら排土口20a,20bに排土管21a,21bの一
端を接続し、これら排土管21a,21bの下端をそれ
ぞれシリンダ装置24a,24bに接続するようにして
ケーシング6aの後端のそれぞれの排土口20a,20
bから土砂が排出されて、この排出された土砂が直接シ
リンダ装置24a,24bに導かれるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シールド掘削機
から排出される土砂、あるいは地下水等を後方に搬送す
るスクリュウコンベヤに設けられる噴発防止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すようにシールド掘削機
1は回転面板2の前面側に取付けたカッター3によって
地中を掘削するものであり、回転面板2の回転に伴い掘
削された土砂が地下水と共に柱体4の回りに形成される
カッタチャンバ5内に取込まれ、このカッタチャンバ5
に取込まれた土砂等はスクリュウコンベヤ6によって後
方に搬送される。
【0003】一台のスクリュウコンベヤ6から上記土砂
等をいきなり排土して、これを直接ベルトコンベヤで後
方に搬送すると、スクリュウコンベヤ6の後端の排土口
6Aからカッタチャンバ5内の圧力が急激に降下するこ
とにより、スクリュウコンベヤ6の後端側から土砂等が
噴発してしまい、このため回転面板2近傍の地盤に悪影
響を及ぼし、シールド掘削機1の推進にとって障害とな
る欠点を有している。
【0004】そこでスクリュウコンベヤ6の後部にスク
リュウコンベヤ7,8,9等を連結することにより圧力
が急激に降下しないようにしている。なお、図中10,
11,12はスクリュウコンベヤ6,7,8,9に駆動
力を与えるためのモータである。
【0005】しかし、上記の構成によれば、複数段に渡
ってスクリュウコンベヤを連結するために、このスクリ
ュウコンベヤにより装置全体がコスト高となるととも
に、この複数のスクリュウコンベヤによってシールド掘
削機1の後部側の狭い空間を占有してしまい、作業スペ
ースを狭くするという欠点があり、さらに初期堀進長さ
が長くなってしまう。
【0006】そこで、図4に示すように一段目のスクリ
ュウコンベヤ6の後部側に設けた排土口6Aに排土管1
4を接続し、この排土管14の下部から分岐管15,1
6を分岐させ、これら分岐管15,16の下端を噴発防
止装置17を構成するシリンダ装置17a,17bに接
続し、これら左,右に並べられたシリンダ装置17a,
17bの排出管17c,17dより土砂等をベルトコン
ベア18に排出し、このベルトコンベア18によって土
砂等を後方に送るようにしている。
【0007】上記シリンダ装置17a,17bは分岐管
15,16からの土砂等を受入れるシリンダと、このシ
リンダ内に受入れられた土砂等を突き出すピストンから
構成される。このシリンダ装置17a,17bのピスト
ンが交互に動作してシリンダ内に受入れられた土砂等を
前方に突き出すことにより圧力を徐々に抜いて圧力が急
激に降下してしまうのを防止しつつ、土砂等を排出管1
7c,17dに突き出して排出することができる。な
お、排土管14には図外のゲート装置が設けられ、これ
はスクリュウコンベヤ6から土砂を取込んだ後に閉成し
て、この閉成に際しゲート板の尖鋭となった先端で土砂
等に含まれる玉石等の異物を破砕している(特開昭60
−132176)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来はスクリ
ュウコンベヤ6の後部に設けた排土口6aからの土砂を
1本の排土管14に一旦排出した後に分岐管15,16
に土砂等の自重によって分配する構造であるので、分岐
管15,16の分岐位置で土砂等に含まれる比較的大形
の石,砂利等が詰まってしまい、分岐管15,16の上
流側を塞いでしまうので、このとき分岐管15,16の
上流側に詰まった石等を除去する手間を有し、シールド
掘削の作業効率を低下させるという欠点を有していた。
【0009】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、噴発防止装置を構成する2つのシリンダ装
置の上流側に石,砂利等が目詰まりしないような構成と
して上記欠点を除去するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この請求項1に係る発明
は一段目のスクリュウコンベヤのケーシングの下面側
左,右に排土口を設け、両排土口に排土管の一端を接続
し、これ等各排土管の他端をそれぞれ各シリンダ装置の
排土取入口に接続するものである。このようにスクリュ
ウコンベヤのケーシングから排土管を直接分岐させて目
詰まりを防止するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,図2は本発明によるシールド掘削
機の噴発防止装置の一実施の形態を示す図であり、各図
において図3と同じものは同一符号を用いている。
【0012】この場合スクリュウコンベヤ6を構成する
回転軸6bに一体に設けられたスクリュウ6cはパイプ
から成るケーシング6aに回転自在に収納される。ケー
シング6aの先端面にはモータ10が取付けられ、この
モータ10によって回転軸6bは回転される。図2に示
すように上記ケーシング6aの後端側下面6mの左,右
には排土口20a,20bが設けられ、この排土口20
a,20bには排土管21a,21bの一端が接続され
る。上記排土管21a,21bは下部方向に互いに離れ
るように傾斜した後、下部方向に垂直を保つように屈曲
され、その屈曲部からやや下側にゲート装置22a,2
2bを有しており、さらに、その下端は噴発防止装置2
4を構成するシリンダ装置24a,24bに接続され
る。
【0013】上記シリンダ装置24a,24bはケーシ
ング6aの下部に沿って左,右に並べられるもので、そ
れぞれ取入口24eをほぼ先端側上面に有するシリンダ
24cと、このシリンダ24c内に収納されたピストン
を作動するためのロッド24dを有しており、シリンダ
24cの取入口24eから取込まれた土砂にロッド24
dの前進により、このロッドの先端のピストンの突出圧
力により、取入口24eから取込まれた土砂を前方に突
出してシリンダ24cの先端から排出することができ
る。
【0014】シリンダ24cの前部はそれぞれゲート装
置25を介して排出管27,28に接続され、これら排
出管27,28は前部側が互いに連通して内部の土砂を
ベルトコンベア26に排出させる。
【0015】上記ゲート装置22a,22b及びゲート
装置25A,25Bは、例えば土砂の通路方向に突入し
て土砂の通過を阻止するためのゲート板25cと、この
ゲート板25cに駆動力を与える油圧シリンダ25aの
作動ロッド25b等から構成されるもので、上記ゲード
板25cの先端は通路内で目詰まりを起こした石を砕く
ために尖鋭形状となっている。
【0016】上記シリンダ装置24aと24bは交互に
動作するもので、例えばシリンダ装置24aのロッド2
4dが前進してシリンダ24c内部に取入口24eから
取入れられた土砂を突き出す場合にはシリンダ装置24
bのロッド24dは後退して取入口24eからシリンダ
24c内部に土砂を取り込む。シリンダ装置24bが、
この取込んだ土砂を突き出して排出するときはシリンダ
装置24aが取入口24eから土砂を取込む。排土管2
1a,21bに設けられる上記ゲート装置22a,22
bも交互に開閉動作を行うもので、例えばシリンダ装置
24aがシリンダ内部の土砂を突き出すときはゲート装
置22aは閉成状態にされ、ゲート装置22bは開成状
態にされる。反対にシリンダ装置24bが、その内部の
土砂を突き出す場合にはゲート装置22bが閉成状態に
され、ゲート装置22aが開成状態にされる。このよう
に、シリンダ装置24a,24bが土砂を突き出す場合
にはゲート装置22a,22bが閉成状態となっている
ので、土砂が排土管21a,21b方向に逆流するのを
防止できる。
【0017】上記ゲート装置25A,25Bについても
動作が互いに逆となり、シリンダ装置24aが土砂を突
き出す場合には、その先端側のゲート装置25Aは開成
状態に設定される。また、シリンダ装置24bが土砂を
突き出すときは、その先端のゲート装置25Bは開成状
態に設定される。ゲート装置25A,25Bはシリンダ
装置24a,24bが後退するときに閉じられるので、
排出管27,28を介してベルトコンベヤ26に排出さ
れる過程にある土砂を吸い込んで逆流させてしまうのを
防止できる。
【0018】以上の構成によれば、シリンダ装置24
a,24bに対し土砂を導くための排土管21a,21
bの上端をケーシング6aの下面6m側の左,右に設け
た排土口20a,20bに直接接続してケーシング6a
からの土砂が排土管21a,21bに直接供給されるよ
うにしたので、ケーシング6a内の土砂は直接排土管2
1a,21bに排出され、土砂が分岐部分を経由しない
ので土砂に含まれる石,砂利等の目詰まりを防止するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
シリンダ装置に接続される排土管の一端を直接スクリュ
ウコンベヤのケーシングに接続するようにしたので、従
来のような目詰まりを生じさせる分岐経路が除去され、
これにより土砂等の目詰まりを防止でき、掘削推進の作
業を効率的に行える。また、シリンダで常に一定の量の
土を排土しているので、土量の管理もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す一部断面側面
図である。
【図2】 この発明の一実施の形態を示す正面図であ
る。
【図3】 従来のシールド掘削機の一例を示す側面図で
ある。
【図4】 従来のシールド掘削機の噴発防止装置の一例
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘削機、6 スクリュウコンベヤ、6a
ケーシング、6b 回転軸、6c スクリュウ、20
a,20b 排土口、21a,21b 排土管、24
噴発防止装置、24a,24b シリンダ装置、25
A,25B ゲート装置、26 ベルトコンベヤ、2
7,28 排出管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 秀信 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 寺田 倫康 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 藤川 良男 大阪府大阪市都島区片町2丁目10番5号 株式会社熊谷組大阪支店内 (72)発明者 木戸 義和 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 大石 益平 愛知県豊川市穂ノ原2−1 熊谷テクノス 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機により掘削される土砂を
    搬送するスクリュウコンベヤの後方に位置され、このス
    クリュウコンベヤから排出される土砂をピストンで圧送
    して排出する2個のシリンダ装置を備えた噴発防止装置
    において、 上記スクリュウコンベヤのケーシングの下面側左右に排
    土口を設け、両排土口に排土管の一端を接続し、これ等
    各排土管の他端をそれぞれ上記各シリンダ装置の排土取
    入口に接続したことを特徴とするシールド掘削機の噴発
    防止装置。
JP24827897A 1997-09-12 1997-09-12 シールド掘削機の噴発防止装置 Pending JPH1181883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24827897A JPH1181883A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 シールド掘削機の噴発防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24827897A JPH1181883A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 シールド掘削機の噴発防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1181883A true JPH1181883A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17175740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24827897A Pending JPH1181883A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 シールド掘削機の噴発防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1181883A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8535634B2 (en) 2007-05-04 2013-09-17 Advanced Materials Corporation Iron nitride powders for use in magnetic, electromagnetic, and microelectronic devices
CN106968683A (zh) * 2017-05-24 2017-07-21 株洲中铁电气物资有限公司 一种盾构机出渣系统及泥水盾构机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8535634B2 (en) 2007-05-04 2013-09-17 Advanced Materials Corporation Iron nitride powders for use in magnetic, electromagnetic, and microelectronic devices
CN106968683A (zh) * 2017-05-24 2017-07-21 株洲中铁电气物资有限公司 一种盾构机出渣系统及泥水盾构机
CN106968683B (zh) * 2017-05-24 2024-01-19 株洲中铁电气物资有限公司 一种盾构机出渣系统及泥水盾构机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1181883A (ja) シールド掘削機の噴発防止装置
JP2001303879A (ja) パイロットホールの拡掘方法及び装置
JP3084212B2 (ja) 矩形シールド掘進機
JPH11290706A (ja) ロールクラッシャ
JP4381279B2 (ja) 土圧式シールド、泥水式シールド及び密閉型シールド
JP3468941B2 (ja) トンネル掘削機
JP3357309B2 (ja) 泥濃式掘進機
JPH0449274Y2 (ja)
JP4039988B2 (ja) 立坑掘削機のカッタ板
JP2860451B2 (ja) シールド掘進機
JPH0750474Y2 (ja) シールド掘進機の排土装置
JPH01121497A (ja) 地中埋設管更新工法
JP2007113213A (ja) 礫除去装置
JPS6011997Y2 (ja) シールド掘進機の裏込め注入装置
JP2004092140A (ja) トンネル掘削機
JP3640499B2 (ja) シールド掘進機における裏込剤注入管用先行カッター装置
JPH10196286A (ja) トンネル掘進機の排土装置
JP3794518B2 (ja) 土圧系シールド掘進機
JP2006348639A (ja) 掘進機
JP2002227590A (ja) トンネル掘削機のカッター洗浄装置
JP2005042353A (ja) 立坑掘削機における掘削ズリ排出装置
JP2646418B2 (ja) 礫層等の削進工法及び礫対応型削進装置
JPH04203093A (ja) 泥土圧式シールド掘進機
JP3797574B2 (ja) トンネル掘進装置
JP2527747Y2 (ja) シールド掘進機用スクリューコンベア

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060620

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02