JPH1181871A - 管体埋設用推進装置 - Google Patents

管体埋設用推進装置

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Publication number
JPH1181871A
JPH1181871A JP25011497A JP25011497A JPH1181871A JP H1181871 A JPH1181871 A JP H1181871A JP 25011497 A JP25011497 A JP 25011497A JP 25011497 A JP25011497 A JP 25011497A JP H1181871 A JPH1181871 A JP H1181871A
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JP
Japan
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propulsion
support member
reaction force
excavator
type support
Prior art date
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Application number
JP25011497A
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English (en)
Inventor
Norio Enkawa
憲夫 圓川
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Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd
Original Assignee
Sumiyoshi Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘進機を推進する推進ジャッキの反力を設け
ないで、掘進機に設けたレーザ受光部に向け正確なレー
ザ光の投射を行うことができるレーザ光投光器の取付け
構造を提供する。 【解決手段】 地中に沈設された鋼製円筒状立坑1内に
拡開固定装置2を備えているバンド型支持部材3が挿入
され、前記拡開固定装置2によりバンド型支持部材3が
円筒状立坑1の内面に締付固定され、前後方向に延長
し、左右平行に配置された一対のガイドレール4を備え
ている支持フレーム5の後部が、前記バンド型支持部材
3内の後部に配設された反力支承部材8に取付けられ、
前記支持フレーム5に配設の液圧ジャッキ6により前進
移動される管体押圧部材7の左右両側部分は前記ガイド
レール4に摺動自在に嵌設され、推進位置測定用レーザ
投光器10が前記バンド型支持部材3内の後部に取付け
られ、前記投光器10からのレーザ光を管体押圧部材7
により誘導管体とともに前進移動される方向制御装置付
き掘進機におけるレーザ受光装置の受光面に投射するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中において、上
水道用鞘管,ケーブル用鞘管,下水道管その他各種用途
の管体を推進埋設する場合における横孔掘削用の掘進機
の推進装置に係り、特に掘進機の推進方向を自動制御す
るための検知手段であるレーザ投光器の配設構造に特徴
がある管体埋設用推進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】掘進機を用いた推進工法により、各種管
体を地中に推進埋設する場合は、一般に発進用立坑から
到達用立坑に向けて掘進機を推進し、掘進機が推進した
後に形成される横孔に埋設用管体を推進する方法が実施
されている。
【0003】図8〜図10によって説明すると、発進用
立坑14から到達用立坑15に向けて推進する掘進機1
6の後部に、誘導管17を直列に連結しながら、この誘
導管17内に配設される複数の輸送管(図示せず)を介
して発進用立坑14の側から掘進機16に駆動用の圧油
及び掘削用水その他が供給される。そして、図8に示す
ように掘進機16が到達用立坑15に到達したとき、発
進用立坑14から到達用立坑15に連結する誘導管17
の列が形成される。
【0004】つぎに、図8と図9に示すように発進用立
坑14から埋設用管体18を誘導管17列の後部に接続
し、次いで1本づつ推進するもので、それに伴ない誘導
管17列は埋設用管体18に押され、到達用立坑15に
押されて回収されて行って、図10に示すように埋設用
管体6列からなる管体横坑を形成する。
【0005】前記従来の管体埋設推進方法において、発
進用立坑14内に設置される掘進機16と誘導管17と
埋設用管体18の推進装置の構造は、例えば特公平3−
44631号,特開平8−246785号,特開平8−
246791号の各公報に記載されている。
【0006】これらの従来例においては、発進用立坑内
に配設されたバンド型支持部材が拡開固定装置により拡
開されて円筒状立坑の内面に締付固定され、前後方向に
延長すると共に、左右方向に間隔をおいて配置された一
対のガイドレールを備えている支持フレームが前記バン
ド型支持部材に取付けられ、その支持フレームに推進用
液圧ジャッキが取付けられ、その液圧ジャッキにより前
進移動される誘導管を介して掘進機を前進させて横孔を
掘削し、また、横孔掘削の後は埋設用管体を前進移動さ
せるための管体押圧部材の左右両側部分が、前記ガイド
レールに摺動自在に嵌設されている。
【0007】前記の管体埋設用推進装置において、掘進
機をその推進方向を自動制御しながら到達用立坑15に
確実に到達させるためのレーザ光利用の制御装置を具備
させることがある。この制御装置の取付構造の概要は図
11に示す通りである。つまり、推進用液圧ジャッキと
一体の反力支承部材8の上面中央部に推進位置測定用レ
ーザ投光器10が取付けられており、前記反力支承部材
8はバンド型支持部材3の後部内側に配設されている。
レーザ投光器10は、本体部10aと垂直管部10b
と、投光ヘッド部10cとからなり、反力支承部材8の
上端には支持台23の後端部下面26が溶接その他の固
着手段で固定されている。前記垂直管部10bは支持台
23に開設の孔31を挿通して垂下していると共に、本
体部10aは支持台23上において、本体部10aと一
体の耳板10dを上下から挾持する円弧状部付き挾持ナ
ット34を含む複数の調節支持ボルト,ナットからなる
高さ及び傾斜角調節支持機構33により支持されてい
る。
【0008】一方、管体押圧部材で推進される埋設管体
列の最先端を推進する掘進機(図示省略)は、先端部の
先導管と中間部の受光管と、後端部の接続管とから構成
されており、受光管内には、受光面11bを後方に向け
たCCDカメラ11aからなるレーザ受光装置11が収
納されている。また、先導管には例えば特開平6−34
1295号に開示された方向制御装置又は、掘進機16
内のカッター部を上下左右に首振りさせる複数の方向制
御用シリンダーを具備してなる方向制御装置が設けられ
ている(但し、図示省略する)。
【0009】そして、方向制御装置を具備した掘進機の
推進に際し、推進位置測定用レーザ投光器10から掘進
機の受光管内のレーザ受光装置11に向けてレーザ光を
投射する。このとき、掘進機の推進姿勢が正しく、直進
姿勢にあるときは、レーザ光は受光装置の中心に投射さ
れ、コントロール部でこれが確認され、掘進機はその姿
勢で直進掘進を続行する。
【0010】反対に掘進機の掘進方向が上下左右のいず
れかの方向に傾いているときは、推進位置測定用レーザ
投光器10から投射されるレーザ光は受光装置11の中
心から外れたポイントで受光され、その信号が制御装置
に送信されることで、掘進機がどの方向に何ミリメート
ル(mm)傾いているかが検出される。この検出によ
り、所定の信号処理を行ない前記の傾きを修正する方向
に、掘進機16内のカッター部を上下左右に首振りさせ
る複数の方向制御用シリンダを相互に伸縮動作させて掘
進方向を修正しつつ掘進させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記レーザ光により掘
進機16の方向を制御する装置において最も重要なこと
は、レーザ投光器10から投光するレーザ光の投射方向
が計画勾配・方向にミリメートルの精度で正しい方向を
投射していることである。つまり、レーザ投光器10で
数ミリメートル単位(精度的には、誤差0.5mm程度
を必要とする)のずれであっても、推進距離が長くなる
と、先端部のレーザ光受光部でのずれは大きなものとな
る。しかるに、従来の推進装置では、図11に示すよう
にレーザ投光器10を液圧ジャッキ6と一体の反力支承
部材8に直接取付けてあり、反力支承部材8とバンド型
支持部材3との間には僅かの間隙42が存在しており、
反力支承部材8は後方にずれやすい配置状態にある。こ
のため、液圧ジャッキ6の反力を受ける反力支承部材8
のずれの影響をレーザ投光器10が直接受けてしまうた
め、前述の不具合が不可避的に発生するという問題点が
あった。
【0012】本発明は、従来の欠点を解決した管体埋設
用推進装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明に係る管体埋設用推進装置は、地中に沈設され
た鋼製円筒状立坑1内に拡開固定装置2を備えているバ
ンド型支持部材3が挿入され、前記拡開固定装置2によ
りバンド型支持部材3が円筒状立坑1の内面に締付固定
され、前後方向に延長し、左右平行に配置された一対の
ガイドレール4を備えている支持フレーム5の後部が、
前記バンド型支持部材3内の後部に配設された反力支承
部材8に取付けられ、前記支持フレーム5に配設の液圧
ジャッキ6により前進移動される管体押圧部材7の左右
両側部分は前記ガイドレール4に摺動自在に嵌設され、
推進位置測定用レーザ投光器10が前記バンド型支持部
材3内の後部に取付けられ、前記投光器10からのレー
ザ光を管体押圧部材7により誘導管体とともに前進移動
される方向制御装置付き掘進機におけるレーザ受光装置
の受光面に投射することを特徴とする。
【0014】本発明の構成によると、レーザ光投光器は
バンド型支持部材に取付けられていて、このバンド型支
持部材は、推進反力を立坑の内壁と一体となって受ける
ので、掘進機16と誘導管17を推進するための推進液
圧ジャッキの推進力よりも大きな反力(変形)に耐える
ことができ、結果、レーザ投光器は、推進ジャッキの反
力によるずれの影響を受けずに、設定通りの光軸を保持
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図を参照
して説明する。図1〜図3は本発明に係る推進装置の一
部を示すものであって、両端に内向きフランジ12を備
えている一対の鋼製半円形バンドユニット13が円形を
構成するように対向して配置され、各半円形バンドユニ
ット13の対向端部が拡開固定装置2を介して連結され
てバンド型支持部材3が構成されている。
【0016】前記拡開固定装置2は、対向する内向きフ
ランジ12にわたって挿通され、かつ左ねじおよび右ね
じを備えている両ねじ螺杆54と、その両ねじ螺杆54
に螺合されて内向きフランジ12の両面に係合されるナ
ット55とから構成され、またバンド型支持部材3にお
ける一対の半円形バンドユニット13の継手部は左右両
側に位置するように配設されている。
【0017】前後方向に延長するコ字状断面の一対の鋼
製ガイドレール4が平面からみて左右方向に間隔をおい
て平行に配置され、かつ各ガイドレール4の開口部は互
いに対向するように配置され、さらに、各ガイドレール
4の前端下部が鋼製溝型フレーム56を介して連結され
て、支持フレーム5が構成されている。
【0018】バンド型支持部材3の後部内面に係合され
る円弧面を有する鋼製反力支承部材8の左右両側にブラ
ケット9が一体に設けられ、各ブラケット9と各ガイド
レール4の後部とは同一直線上において左右方向に延長
する枢軸58により上下方向に回動自在に連結され、か
つ各ガイドレール4の後端部には、枢軸58を中心とす
る円弧状凸面19が設けられる。(図6参照)
【0019】さらに、反力支承部材8の左右両側には枢
軸58を中心とする円弧状凹面20が設けられ、各ガイ
ドレール4に作用する推進反力は、前記円弧状凸面19
および円弧状凹面20ならびに反力支承部材8とバンド
型支持部材3を介して立坑1に伝達される。
【0020】中央前部に円形の管体嵌合用突出部21を
備えた2連の補助液圧ジャッキ43を収納している鋼製
管体押圧部材7において、その左右両端のガイド部22
は、一対のガイドレール4における溝内に、前後方向摺
動自在に、かつ上下左右方向に移動しないように嵌合さ
れている。さらに、反力支承部材8の左右両側には、前
後方向に延長する推進用液圧ジャッキ6が設けられ、そ
の反力支承部材8から後方に突出しているピストン杆2
4の後端部には、ガイドレール4に摺動自在に嵌合され
た係止金具25が連結されている。(図4ほか参照)
【0021】図6に示すように前記反力支承部材8の上
部および下部において、支持金具28が後側の鋼製半円
形バンドユニット13に対し溶接により固着され、その
支持金具28に対し溶接により固着されているナット2
9には、反力支承部材8に係合する高さ調節用ボルト3
0が螺合され、前記支持金具28に固着されたナット2
9とそのナット29に螺合された高さ調節用ボルト30
とにより、後部高さ調節支持装置27が構成され、上下
の後部高さ調節支持装置27により反力支承部材8の高
さが調節されて固定されている。
【0022】図3に示すように前記反力支承部材8の左
右両側に受座35が固定され、その受座35に対向する
支持金具36は後側の鋼製半円形バンドユニット13に
固定され、かつその支持金具36に溶接により固着され
たナット37には、鋼製半円形バンドユニット13の接
線方向に延長して前記受座35に係合する旋回調節用ボ
ルト38が螺合され、前記支持金具36に固着されたナ
ット37と、そのナット37に螺合された旋回調節用ボ
ルト38とにより旋回調節装置51が構成されている。
【0023】また、前記各ガイドレール4の前部の側部
に支持金具39が溶接により固着され、その支持金具3
9に溶接により固着されているナット40には、前後方
向に延長して前部受金具32の後面に係合する前部固定
用ボルト41が螺合されており、さらに前側の半円形バ
ンドユニット13の中央に管体通過用開口部47が設け
られている。
【0024】また、バンド型支持部材3内の後部に推進
位置測定用レーザ投光器10が取付けられている。つま
り、図5に示すように、レーザ投光器10は、本体部1
0aと垂直管部10bと、投光ヘッド部10cとからな
り、バンド型支持部材3の後部内側面には、支持台23
の後端部が溶接その他の固着手段で固定されていて、前
記垂直管部10bは支持台23に開設の孔31を挿通し
て垂下していると共に、本体部10aは支持台23上に
おいて、本体部10aと一体の耳板10dを上下から挾
持する円弧状部付き挾持ナット34を含む複数の調節支
持ボルト,ナットからなる高さ及び傾斜角調節支持機構
33により支持されている。
【0025】一方、管体押圧部材7で推進される埋設管
体列の最先端を推進する掘進機16は、図1のように先
端部の先導管16aと中間部の受光管16b、後端部の
接続管16cとから構成されており、受光管16b内に
は、受光面11bを後方に向けたCCDカメラ11aか
らなるレーザ受光装置11が収納されている。また先導
管16aには方向制御装置が設けられている(但し、図
示省略する)。
【0026】この方向制御装置は、例えば特開平6−3
41295号に開示された装置を使用してもよいが、本
発明では,掘進機16内のカッター部を上下左右に首振
りさせる複数の方向制御用シリンダを具備してなる方向
制御装置が使用され、各シリンダーを相互に伸縮するこ
とで掘進方向を制御するように設けられている。
【0027】本発明の管体埋設用推進装置を設置して管
体を地中に推進していく場合は、まず地盤49上の所定
位置に鋼製円筒状立坑1を載置し、次いで円筒状立坑1
内の下方の土砂を掘削排除して、円筒状立坑1を所定深
さまで沈下させる。
【0028】次に、図1ないし図2に示す推進装置を縮
径した状態で立坑1内の所定深さまで吊り降した後、拡
開固定装置2における外側のナット55を弛緩方向に回
転して両ねじ螺杆54の端部に移動し、次いで各鋼製半
円形バンドユニット13における内向きフランジ12の
間に押開きジャッキ(図示せず)を介在させ、そのジャ
ッキにより、各鋼製半円形バンドユニット13を相互に
離反する方向に移動させて立坑1に対し強力に圧接さ
せ、この状態で拡開固定装置2における各ナット55を
内向きフランジ12の両側に係合させ、バンド型支持部
材3を立坑1に固定する。
【0029】次に、前記旋回調節装置51により支持フ
レーム5および反力支承部材8の水平方向を調節して固
定し、かつ後部高さ調節支持装置27および前部高さ調
節支持装置50により支持フレーム5および反力支承部
材8のレベルと勾配とを微調整し、次いで前部固定用ボ
ルト41により支持フレーム5の前部を固定する。
【0030】次に、鋼製半円形バンドユニット13の管
体通過用開口部47内に位置する立坑壁部に、溶断によ
り発進用開口部48を設け、かつ、推進用液圧ジャッキ
6を短縮した状態で、誘導管17(但し、最初の工程の
みは掘進機16)を支承部46に載置すると共に、管体
押圧部材7における管体嵌合用突出部21を誘導管17
の後部内部に嵌合する。
【0031】次に、推進用液圧ジャッキ6を伸長動作さ
せることにより、管体押圧部材7を介して誘導管17を
前進移動させて、掘進機16を先端にして、その後方に
複数の誘導管17を順次発進用開口部48から地中に推
進していく。つまり、推進用液圧ジャッキ6が所定スト
ロークだけ伸長した後、推進用液圧ジャッキ6を短縮移
動させ、再び推進用液圧ジャッキ6を伸長動作させて管
体押圧部材7および誘導管17を前進移動させ、このよ
うにして誘導管17を間欠的に推進移動して横孔を掘削
していく。
【0032】管体押圧部材7が前端位置まで前進移動し
た管体押圧部材7および、これにより支持されている推
進用液圧ジャッキ6を後端位置まで後退移動させ、次い
で前部が地中に推進されている誘導管17の後端部に、
他の誘導管17の前端部を継手を介して連結し、次に再
び前述のようにして各誘導管体を間欠的に推進移動して
いく。
【0033】先頭の管体としては、掘進機16が用いら
れ、掘削されて後部に送られる土砂は、地上から前記管
体押圧部材7の開口部44を通って、さらに誘導管17
内に収納の吸引排出管52を相互に接続することにより
吸引排出される。
【0034】また、方向制御装置を具備した掘進機16
の推進に際し、推進位置測定用レーザ投光器10から掘
進機16の受光管16b内のレーザ受光装置11に向け
てレーザ光を投射する。このとき、掘進機16の推進姿
勢が正しく、直進姿勢にあるときは、レーザ光は受光装
置11の中心に投射され、コントロール部でこれが検知
され、掘進機16はその姿勢で直進掘進を続行する。な
お、前記のコントロールは周知の手段を使用するので、
その説明を省略する。
【0035】反対に、掘進機16の推進方向が上下左右
のいずれかの方向に傾いているときは、推進位置測定用
レーザ投光器10から投射されるレーザ光は受光装置1
1の受光面11bの中心から上下又は左右に外れたポイ
ントで受光され、その信号が制御装置に送信されること
で、掘進機16がどの方向に何ミリメートルずれている
かが検知される。この検出により、所定の信号処理を行
ない前記の傾きを修正する方向に複数の方向制御用のシ
リンダーの相互を伸縮動作させることで、掘進機16内
のカッター部を上下左右に首振りさせて掘進方向を修正
しつつ掘進させることができる。
【0036】前記レーザ光により掘進機16の方向を制
御する装置において最も重要なことは、レーザ投光器1
0から投光するレーザ光の投射方向がミリメートル単位
で正しい方向を投射していることである。つまり、レー
ザ投光器10で数ミリメートル単位のずれであっても、
推進距離が長くなると、先端部のレーザ光受光部でのず
れは大きなものとなる。この点従来は、レーザ投光器1
0を推進用液圧ジャッキ6と一体の反力支承部材8に直
接取付けているため、推進用液圧ジャッキ6の反力を受
ける反力支承部材8のずれの影響をレーザ投光器10が
直接受けてしまうため、前述の不具合が発生した。
【0037】しかるに、本発明で、レーザ投光器10を
バンド型支持部材3に取付けてあり、このバンド型支持
部材3は、推進反力を立坑1と一体となって受けるの
で、推進ジャッキ(推進機)よりも大きな反力まで変形
に耐える事ができ、掘進機16と誘導管17の推進反力
による推進ジャッキ(推進機)のずれの影響を殆ど受け
ず、レーザ投光器10は誤差が数ミリメートル以下の精
度で設定通りの光軸を保持できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
ると、管体埋設用推進装置における掘進機の推進位置測
定用レーザ投光器は、円筒状立坑内に締付固定されるバ
ンド型支持部材に取付けられていて、このバンド型支持
部材は、液圧ジャッキによる掘進機と誘導管の推進反力
を立坑の内壁と一体となって受けるので、掘進機推進用
の液圧ジャッキの推進力よりも大きな反力(変形)に耐
えることができ、結果、レーザ投光器は推進ジャッキの
反力によるずれの影響を受けずに、設定通りの光軸を保
持できるので、掘削機の推進測定精度を向上でき、発進
用立坑から到達用立坑に至る横孔を正確に掘削できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る管体埋設用推進装置の
縦断側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の横断平面図である。
【図4】図3の部分横断拡大図である。
【図5】本発明における掘進機の推進位置測定用レーザ
投光器の取付け状態を示す断面図である。
【図6】ガイドレールと反力支承部材との接合部を示す
縦断面図である。
【図7】レーザ投光器とレーザ受光装置との関係を示す
断面図である。
【図8】横坑を完成させ誘導管列を形成した状態の縦断
面図である。
【図9】埋設用管体を推進しながら誘導管を回収してい
る状態の縦断面図である。
【図10】埋設用管体列からなる管体横坑を形成した状
態の縦断面図である。
【図11】従来の管体埋設用推進装置における掘進機の
推進位置測定用レーザ投光器の取付状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 鋼製円筒状立坑 2 拡開固定装置 3 バンド型支持部材 4 ガイドレール 5 支持フレーム 6 液圧ジャッキ 7 管体押圧部材 8 反力支承部材 9 ブラケット 10 推進位置測定用レーザ投光器 11 レーザ受光装置 12 フランジ 13 鋼製バンドユニット 14 発進用立坑 15 到達用立坑 16 掘進機 17 誘導管 18 埋設用管体 19 円弧状凸面 20 円弧状凹面 21 管体嵌合用突出部 22 ガイド部 23 支持台 24 ピストン杆 25 係止金具 26 後端部下面 27 後部高さ調節支持装置 28 支持金具 29 ナット 30 高さ調節ボルト 31 孔 32 前部受金具 33 高さ及び傾斜角調節支持機構 34 円弧状部付き挾持ナット 35 受座 36 支持金具 37 ナット 38 旋回調節用ボルト 39 支持金具 40 ナット 41 前部固定用ボルト 42 間隙 43 補助液圧ジャッキ 46 支承部 47 管体通過用開口 48 発進用開口部 49 地盤 50 前部高さ支持装置 51 旋回調節装置 52 吸引排出管 54 両ねじ螺杆 55 ナット 56 鋼製溝型フレーム 58 枢軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に沈設された鋼製円筒状立坑1内に
    拡開固定装置2を備えているバンド型支持部材3が挿入
    され、前記拡開固定装置2によりバンド型支持部材3が
    円筒状立坑1の内面に締付固定され、前後方向に延長
    し、左右平行に配置された一対のガイドレール4を備え
    ている支持フレーム5の後部が、前記バンド型支持部材
    3内の後部に配設された反力支承部材8に取付けられ、
    前記支持フレーム5に配設の液圧ジャッキ6により前進
    移動される管体押圧部材7の左右両側部分は前記ガイド
    レール4に摺動自在に嵌設され、推進位置測定用レーザ
    投光器10が前記バンド型支持部材3内の後部に取付け
    られ、前記投光器10からのレーザ光を、管体押圧部材
    7により誘導管体とともに前進移動される方向制御装置
    付き掘進機におけるレーザ受光装置の受光面に投射する
    ことを特徴とする管体埋設用推進装置。
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