JPH1181204A - 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法 - Google Patents

有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法

Info

Publication number
JPH1181204A
JPH1181204A JP26272697A JP26272697A JPH1181204A JP H1181204 A JPH1181204 A JP H1181204A JP 26272697 A JP26272697 A JP 26272697A JP 26272697 A JP26272697 A JP 26272697A JP H1181204 A JPH1181204 A JP H1181204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeper
track
roadbed
floor
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26272697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3361254B2 (ja
Inventor
Takaharu Nagafuji
敬晴 長藤
Katsutoshi Ando
勝敏 安藤
Akira Namura
明 名村
Takahiro Horiike
高広 堀池
Kenzo Tokuoka
研三 徳岡
Shinpei Kubota
信平 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
West Japan Railway Co
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, West Japan Railway Co filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP26272697A priority Critical patent/JP3361254B2/ja
Publication of JPH1181204A publication Critical patent/JPH1181204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361254B2 publication Critical patent/JP3361254B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車振動を有効に防止し得る有道床軌道構
造、及び有道床軌道の防振方法を提供する。 【解決手段】 路盤1上に骨材を所定断面形状で延設し
て形成される道床2と、長手方向が道床2の延設方向に
垂直となるように道床2上に並設されるまくらぎ3と、
まくらぎ3上で道床延設方向と平行に配置され締結され
た2本のレール4,5を有する有道床軌道構造100に
おいて、まくらぎ3の長手方向における端部どうしを道
床延設方向と平行に接合する縦梁部材6,7を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路盤上に砕石等か
らなる道床を設け、この道床上にまくらぎとレールを配
設した有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道において、一般的な軌道構造
として有道床軌道が知られている。この有道床軌道は、
土や岩の路盤上に、かこう岩、安山岩、硬質砂岩等から
なる稜角の多い砕石等からなる骨材を敷設し、締固めて
床状の構造物である道床を形成し、その上に複数のまく
らぎを並設し、まくらぎ上に2本のレールを締結するこ
とにより構成されていた。
【0003】上記した有道床軌道は、 (i) 軌道に弾性を与えるため列車の乗り心地が良好で
あること (ii) 軌道の整正や変更等が容易であること (iii) 構造が簡素であり建設費が低廉であること 等の長所のほか、 (iv) レール上を走行する鉄道車両からレールとまくら
ぎを経て加えられる荷重を広い面積に拡げて分布させる
とともに、列車による衝撃等を緩和させて下方の路盤に
伝達させることができる という長所を有しており、線路周辺への振動の影響の少
ない軌道であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、線路周
辺の家屋等に対する列車振動については、その低減がさ
らに要請されるようになっている。このため、最近で
は、 1) 車両重量を軽量化することにより、列車走行によ
る振動エネルギーを低減させる試み 2) 路盤上にバラストマットを敷設した上に骨材を敷
設することにより、道床から路盤への振動の伝達を遮断
する試み 3) まくらぎ下面に弾性材を配設してまくらぎ下面に
おける振動を吸収することにより、まくらぎから道床へ
の振動の伝達を抑制する試み 等が実施されているが、さらに他の振動低減対策の開発
が望まれていた。
【0005】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、列
車振動を有効に防止し得る有道床軌道構造、及び有道床
軌道の防振方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る有道床軌道構造は、路盤上に骨材を所
定断面形状で延設して形成される道床と、長手方向が前
記道床の延設方向に垂直となるように前記道床上に並設
される横まくらぎと、前記横まくらぎ上で前記道床延設
方向と平行に配置され締結された2本の軌条を有する有
道床軌道構造において、前記横まくらぎの前記長手方向
における端部どうしを前記道床延設方向と平行に接合す
る縦梁部材を備えたことを特徴とする。
【0007】上記の有道床軌道構造において、好ましく
は、前記縦梁部材は、前記横まくらぎの前記端部付近の
面であるまくらぎ端付近面に接続するまくらぎ端付近面
接続部を有し、さらに、前記まくらぎ端付近面接続部と
前記まくらぎ端付近面との間に配設されるとともに、前
記まくらぎ端付近面接続部と前記まくらぎ端付近面の両
者に密着し、前記横まくらぎのまくらぎ端付近面と前記
まくらぎ端付近面接続部とを密接させる介設部材と、前
記横まくらぎのまくらぎ端付近面に前記まくらぎ端付近
面接続部を固定させる固定部材を備えた。
【0008】また、上記の有道床軌道構造において、好
ましくは、前記介設部材は、袋状に形成された袋体と、
所定の操作により可塑状態又は硬化状態をとり得る充填
材を有し、前記充填材は、前記可塑状態で前記袋体内に
入れられ前記まくらぎ端付近面接続部と前記まくらぎ端
付近面の両者に前記袋体を密着させた後に硬化すること
により前記横まくらぎのまくらぎ端付近面と前記まくら
ぎ端付近面接続部とを密接させる。
【0009】また、上記の有道床軌道構造において、好
ましくは、前記まくらぎ端付近面接続部は、前記横まく
らぎの前記端部付近の上面又は側面に接続するように構
成され、前記横まくらぎは、下面に弾性材が配設され
る。
【0010】また、上記の有道床軌道構造において、好
ましくは、前記縦梁部材は、前記横まくらぎのうち互い
に隣りあうものの間にある前記道床を突き固めるための
作業空間を確保可能なように構成される。
【0011】また、上記の有道床軌道構造において、好
ましくは、前記縦梁部材の少なくとも一部は、前記道床
内に埋設されるように構成される。
【0012】また、本発明に係る有道床軌道の防振方法
は、路盤上に骨材を所定断面形状で延設して形成される
道床と、長手方向が前記道床の延設方向に垂直となるよ
うに前記道床上に並設される横まくらぎと、前記横まく
らぎ上で前記道床延設方向と平行に配置され締結された
2本の軌条を有する有道床軌道において、前記横まくら
ぎの前記長手方向における端部どうしを前記道床延設方
向と平行に接合することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態である有道床
軌道の構成を示す横断面図であり、図2は、図1に示す
有道床軌道の構成を示す上面図を、図3は、図1に示す
有道床軌道に用いる縦梁部材の構成を示す斜視を、図4
は、図1に示す有道床軌道におけるまくらぎと縦梁部材
との接続部のさらに詳細な構成を示す拡大横断面図を、
図5は、図4に示す可変パッドのさらに詳細な構成を示
す拡大平面図を、それぞれ示している。
【0015】図に示すように、この有道床軌道100
は、路盤1の上に道床2を形成し、道床2の上にまくら
ぎ3を配設し、レール(軌条)4,5がまくらぎ3に締
結され、まくらぎ3の両側端部にそれぞれ鋼材等からな
る縦梁部材6,7が接合されることにより構成されてい
る。
【0016】道床2は、路盤1上に砕石等の骨材を敷設
し、台形等の所定断面形状の床状構造となるように締固
め、レール方向に延設することにより形成される。ま
た、まくらぎ3は、その長手方向が、道床2の延設方向
に垂直となるように道床2上に並設される、いわゆる
「横まくらぎ」であり、下面に弾性材8が配設されたい
わゆる「弾性まくらぎ」である。レール4,5は、まく
らぎ3上において、道床2の延設方向に、互いに平行と
なるように配置されている。また、レール4,5は、図
4に示すように、まくらぎ3上にゴム等からなる板状の
軌道パッド25を敷いた上に載置され、底部を両側から
締結ばね21,22で押えられ、締結ボルト23,24
によってまくらぎ3に締結されている。
【0017】縦梁部材6は、図3に示すように、細長い
帯板状に形成され平面部が垂直になるように、すなわち
断面形状が「I」字状になるように構成された本体部6
aと、本体部6aの上端に道床延設方向に断続的に配置
され水平方向に突設された板状のまくらぎ接続部6bを
有している。そして、まくらぎ接続部6bが配置されて
いない部分は空間部6dとなっている。
【0018】このような構成の縦梁部材は、鋼板等を細
長い帯板状に形成して本体部6aを形成し、鋼板等によ
り矩形状のまくらぎ接続部6bを形成した後、本体部6
aの上端に、水平方向に突出するようにして、まくらぎ
接続部6bを溶接等により空間部6dを配して道床延設
方向に断続的に接合することにより作製することができ
る。あるいは、鋼等からなり断面が「L」字状の山形鋼
の水平部の一部を空間部6dのように交互に断続的に切
除することによっても作製可能である。
【0019】また、縦梁部材6のまくらぎ接続部6bの
突端中央付近には、ボルト挿通孔6cが開設されてい
る。縦梁部材7も、図示はしないが、縦梁部材6と同様
の構成を有している。
【0020】また、図4に示すように、まくらぎ3の長
手方向の左端部付近には、まくらぎ3の上面から下方に
向けて円形断面の盲孔が形成され、この盲孔内にインサ
ート部材11が接着剤等により固着されている。インサ
ート部材11の上端から下方に向けては、円形断面の盲
孔が形成され、この盲孔の内壁には雌ネジ11aが形成
されている。また、まくらぎ3の長手方向の右端部付近
にも、同様の構成を有するインサート部材14が設けら
れている。
【0021】次に、まくらぎ3に縦梁部材6,7を接合
する方法について説明する。まず、まくらぎ3の長手方
向の端部の上面(以下、「まくらぎ端上面」とい
う。)、例えば図4における左側のまくらぎ端上面S1
の上に可変パッド12を載置する。右側のまくらぎ端上
面にも同様にして可変パッド15(図1参照)を載置す
る。他のまくらぎについても、同様にして左右のまくら
ぎ端上面の上に可変パッドを載置する。
【0022】可変パッド12は、図5の拡大平面図に示
すように、ポリエステル等をガラス長繊維不織布等で補
強した適度な通気性を有する薄膜状材料からなり偏平な
袋状に形成された袋体12aと、袋体12aの一部に設
けられた中空筒状の注入部12bと、袋体12aの他の
部分に設けられたボルト挿通孔12cを有している。ま
た、注入部12b付近には、逆止弁12dが設けられて
いる。
【0023】次に、まくらぎ3の長手方向の端部の側面
(以下、「まくらぎ端側面」という。)、例えば図4に
おける左側のまくらぎ端側面S2 の付近の道床骨材を道
床延設方向(線路延設方向)に連続した溝状にかき出
す。右側のまくらぎ端側面付近においても同様にして道
床骨材を溝状にかき出す。その後、図4におけるまくら
ぎ3の左側の溝状空間内に縦梁部材6の本体部6aを収
納させ、縦梁部材6を図1におけるまくらぎ3の左側の
まくらぎ端上面S1 上に載置する。これにより、縦梁部
材6の本体部6aは、道床延設方向に延在する。
【0024】この際、まくらぎ数本おきに、縦梁部材6
のまくらぎ接続部6bの下面とまくらぎ端上面S1 との
間に、可変パッド間隙確保部材(図示せず)を挿入配置
しておく。可変パッド間隙確保部材(図示せず)は、鋼
材等からなり、厚さ数mm〜数cm程度の部材であり、
可変パッド12が十分な強度を発現するまでの期間、可
変パッドの間隙を確保する。右側のまくらぎ端側面付近
においても、同様にして、可変パッド間隙確保部材(図
示せず)の挿入配置と、縦梁部材7のまくらぎ3上への
載置を行う。
【0025】次に、図4に示すように、上記のようにし
て縦梁部材6のまくらぎ接続部6bの下面とまくらぎ端
上面S1 との間、及び本体部6aとまくらぎ端側面S2
との間に確保された「逆L字」状の可変パッド間隙内
に、可変パッド12を挿入し、可変パッド12のボルト
挿通孔12cがインサート部材11の直上にくるように
位置を調整し、平座金13を縦梁部材6のボルト挿通孔
6c上に載置した後、縦梁固定ボルト9をボルト挿通孔
6cに挿通し、縦梁固定ボルト9を軽く回動させること
により仮締めを行い、縦梁固定ボルト9の雄ネジとイン
サート部材11の雌ネジ11aとを螺合させ、縦梁部材
6をまくらぎ3の左側端部に仮固定する。これにより、
可変パッド12に充填材を注入する際に、充填材の圧力
等によって袋体12aの位置がずれたり縦梁部材6が持
上げられたりする事態が防止される。右側のまくらぎ端
側面付近においても同様にして縦梁部材7を仮固定す
る。
【0026】次に、可変パッド12に充填材を注入す
る。まず、注入部12bの開口から流動体状(可塑状
態)の充填材を注入する。この充填材は、不飽和ポリエ
ステル系樹脂,ビニールエステル系ゴム変性樹脂,アス
ファルト変性ウレタン樹脂,ウレタン変性ビニルエステ
ル樹脂等の合成樹脂からなる流動体状の主剤と、メチル
エチルケトンパーオキサイド等の合成樹脂を主成分とす
る流動体状の硬化剤を混合したものであり、所定時間、
例えば数十分程度で硬化する。硬化後の充填材の強度
は、例えば主剤がウレタン変性ビニルエステル樹脂の場
合には、圧縮強さが1500kg/cm2 以上であり、
十分な強度を有している。
【0027】注入が開始されると、袋体12aが膨張
し、袋体12aの水平部分の下面がまくらぎ端上面S1
に密着するととともに、袋体12aの上面が縦梁部材6
のまくらぎ接続部6bの下面に密着する。充填材が袋体
12内の隅々まで行き渡ると、不織布で構成されている
袋体12aの全体から充填材が滲み出てくる。このよう
な充填材の滲出が確認された場合には、注入部12bか
らの充填材の注入を停止し、静置して充填材を硬化させ
る。これにより、まくらぎ端上面、例えば図4における
面S1 と縦梁部材6のまくらぎ接続部6bの下面の間の
間隙が硬化した充填材で密接される。また、可変パッド
12の袋体12aの水平部分から滲み出た充填材がまく
らぎ端上面S1 及びまくらぎ接続部6bの下面に接着す
る。また、まったく同様にして、可変パッド12の袋体
12aの垂直部分から滲み出た充填材がまくらぎ端側面
S2 及び本体部6aの内側面に接着する。このため、縦
梁部材6が可変パッド12を介してまくらぎ3に接着さ
れることになる。したがって、縦梁部材6とまくらぎ3
との間にガタつきが生じることがない。
【0028】図1における右側の可変パッド15につい
ても同様にして充填材の注入、硬化を行い、図1におけ
る右側のまくらぎ端上面と縦梁部材7のまくらぎ接続部
の下面の間、及び図1における右側のまくらぎ端側面と
縦梁部材7の本体部の内側面の間の間隙を硬化した充填
材で密接させるとともに、可変パッド15から滲み出た
充填材により縦梁部材7をまくらぎ3の右側のまくらぎ
端上面及びまくらぎ端側面に接着させる。同様にして他
のまくらぎについても可変パッドへの充填材の注入・硬
化を行う。
【0029】各可変パッド内の充填材が硬化した後、縦
梁固定ボルト9を十分に回動させることによりボルトを
本締結し、縦梁部材6をまくらぎ3の左側端部に固定す
る。また、縦梁部材7についても、同様にして、図1に
示すように、縦梁固定ボルト10の本締結により縦梁部
材7をまくらぎ3の右側端部に固定する。同様にして他
のまくらぎの左右端部においても縦梁部材6,7を固定
する。
【0030】上記のようにして、縦梁部材6は、道床延
設方向に並ぶ所定本数のまくらぎ3の長手方向の2つの
端部のうちの一方、例えば、図1におけるまくらぎ3の
左端部、あるいは図2におけるまくらぎ3の上端部を、
道床延設方向と平行に接合する。また、縦梁部材7は、
道床延設方向に並ぶ所定本数のまくらぎ3の長手方向の
2つの端部のうちの他方、例えば、図1におけるまくら
ぎ3の右端部、あるいは図2におけるまくらぎ3の下端
部を、道床延設方向と平行に接合する。
【0031】次に、本実施形態の有道床軌道100を施
工する方法について説明する。 (1) 線路を新設する場合 予めインサート部材11を埋め込んだまくらぎ3を
作製しておく。また、縦梁部材6,7も作製しておく。 骨材を敷設して道床2を形成する。次に、まくらぎ
3を道床の所定位置に敷設する。次に、レール4,5を
まくらぎ3上に締結する。 まくらぎ端側面(例えば、図4における面S2 )の
付近の道床骨材を、道床延設方向に連続した溝状にかき
出す。この溝状空間内に縦梁部材の本体部(例えば、図
4における6a)を収納するようにして配置する。この
際、縦梁部材のまくらぎ接続部(例えば、図4における
6b)とまくらぎ端上面との間には可変パッド(例え
ば、図4における12)を介設し、平座金(例えば、図
4における13)と縦梁固定ボルト(例えば、図4にお
ける9)を配置し、縦梁固定ボルトを仮締めすることに
より、縦梁部材6,7をまくらぎ3に仮固定しておく。 可変パッド12等に充填材を充填し、硬化させる。
その後、縦梁固定ボルトを本締結することにより、縦梁
部材6,7をまくらぎ3に接合する。 まくらぎ端側面(例えば、図4における面S2 )の
付近に形成された溝状空間のうち縦梁部材6,7が収納
された部分以外の部分に道床骨材を埋め戻し、締め固め
る。
【0032】(2) 既設線路において施工する場合 (イ) まくらぎ交換を行う場合 ′ 予めインサート部材11を埋め込んだまくらぎ3
を作製しておく。また、縦梁部材6,7も作製してお
く。 ′ 既設線路のまくらぎを、インサート部材11を埋
め込んだ上記のまくらぎ3に交換する。 以降の工程は、新設線路の場合の以降の工程と同様で
ある。
【0033】(ロ) 既設まくらぎを使用する場合 ” 予め縦梁部材6,7を作製しておく。 ” 既設線路のまくらぎのまくらぎ端上面(例えば、
図4における面S1 )の所定位置に、インサート部材1
1を埋め込むための孔を穿孔する。その後、その孔にイ
ンサート部材11を接着剤等によって固定する。 以降の工程は、新設線路の場合の以降の工程と同様で
ある。
【0034】上記のような構成により、本実施形態の有
道床軌道100は、以下のような作用を有する。
【0035】(a) 道床延設方向に並ぶ複数のまくら
ぎ3と、2本のレール4,5からなる「はしご」状の構
造は、「軌きょう」と呼ばれる。本実施形態では、軌き
ょうの両側部分が縦梁部材6と7により接合されてい
る。これにより、軌きょう全体の曲げ剛性は格段に向上
し、各まくらぎ3が強固に固定される。この場合、縦梁
部材の本体部(例えば、図4における6a)は、曲げ荷
重に対して「梁」としての機能を果たし、所定の強度を
有している。このため、レール4,5に列車荷重が作用
しても、各まくらぎ3が変位・変形しにくくなる。振動
は、部材の変位や変形が時間の経過に伴って変化する現
象である。したがって、本実施形態の有道床軌道100
のように、軌きょうの剛性が高い場合には、列車走行に
伴う列車荷重の繰り返しによる軌きょうの振動が少なく
なり、道床へ伝達される振動が減少する。このことか
ら、本実施形態の有道床軌道100は、列車走行に伴う
沿線地盤振動を低減することができる。また、本実施形
態の有道床軌道100は、列車荷重の繰り返しにより生
じる線路の軌道狂いも低減される。
【0036】(b) 縦梁部材のうち、まくらぎに接続
する部分であるまくらぎ接続部(例えば、図4における
6b)と、まくらぎとの間には、可変パッド(例えば、
図4における12)が介設され、充填材により両者の間
の間隙が充填されるとともに、まくらぎ接続部又はまく
らぎの面に不陸等があってもそれを吸収することがで
き、所定の強度を発現するように硬化する。その後、縦
梁部材6,7は、縦梁固定ボルト9,10によりまくら
ぎ3に固定される。また、この場合、可変パッドの袋体
(例えば図5における12a)から滲み出た充填材がま
くらぎ端付近面(例えば図4におけるS1 )及びまくら
ぎ接続部に接着するので、縦梁部材が可変パッドを介し
てまくらぎ3に接着されることになる。したがって、本
実施形態の有道床軌道の軌きょうに列車走行により衝撃
的な振動等が加えられた場合でも、それにより縦梁部材
6,7とまくらぎ3との間でガタつきが生じることはな
く、この点においても、振動の低減が図られている。
【0037】(c) 縦梁部材の本体部(例えば、図4
における6a)は、まくらぎ端側面(例えば、図4にお
ける面S2 )の付近の道床骨材が道床延設方向に連続し
た溝状にかき出された空間内に収納されるようにして配
置される。したがって、縦梁部材の本体部は、あるまく
らぎとそれに隣接するまくらぎとの間の部分(例えば、
図2における部分A)では、上方から道床2内に差し込
まれた状態となっており、縦梁部材の本体部の少なくと
も一部は、道床2内に埋設された状態となっている。こ
のような構成により、縦梁部材の本体部の梁高が大きく
ても、道床内に埋設して収納すればよく、縦梁部材が鉄
道線路の建築限界を支障することがない。また、上記の
ように、縦梁部材の本体部の少なくとも一部が道床内に
埋設された構成により、あるまくらぎとそれに隣接する
まくらぎとの間の部分の縦梁部材の本体部(例えば、図
2における部分A)は、道床延設方向に垂直な方向(以
下、「道床横方向」という。)へ軌きょうが移動しよう
とする力に抵抗し、軌きょうが道床横方向へ移動するこ
とを防止する役割を果たしている。このような機能によ
り、縦梁部材の本体部(例えば、図4における6a)の
道床延設方向に温度軸力が発生した場合でも、道床横方
向への座屈は防止される。
【0038】(d) 縦梁部材6,7をまくらぎ3に接
合する場合には、まくらぎ端側面(例えば、図4におけ
る面S2 )の付近の道床骨材を道床延設方向に連続した
溝状にかき出し、形成された溝状空間内に縦梁部材の本
体部(例えば、図4における6a)を上方から差し込む
ようにして、縦梁部材のまくらぎ接続部(例えば、図4
における6b)をまくらぎ3上の可変パッド上に載置し
てボルトを仮締めし、可変パッドの硬化後、ボルトの本
締結を行えばよい。したがって、まくらぎ3の下面の道
床骨材をかき出す必要はなく、いったん精度良く設置さ
れたまくらぎ3を移動させてしまいまくらぎ設置精度を
低下させる、といった事態が発生するおそれがない。ま
た、まくらぎ3の下面の道床骨材をかき出した場合は道
床突き固め作業が必要であるが、本実施形態の軌道構造
ではその必要はなく、全体の軌道作業量が軽減される。
【0039】(e) 本実施形態の有道床軌道では、既
設線路において施工する場合には、最長でも上記した
の「まくらぎ端側面付近の道床かき出し工程」、及び
の「可変パッドへの充填材の注入・硬化工程」を行うの
に必要な線路保守間合いが確保できればよいため、長大
な間合いは不要であり、工事が容易である。
【0040】(f) 本実施形態の縦梁部材(例えば
6)では、図3に示すように、まくらぎ接続部6bと隣
接するまくらぎ接続部6bとの間には、空間部6dが形
成されている。このため、縦梁部材(例えば6)をまく
らぎ3に接合した場合には、あるまくらぎの4つの側面
のうち、道床延設方向に対して後側となる面(例えば、
図2における面E2 。以下、「まくらぎ後側面」とい
う。)と、道床延設方向において後続して隣接するまく
らぎの4つの側面のうち、道床延設方向に対して前側と
なる面(例えば、図2における面E1 。以下、「まくら
ぎ前側面」という。)とに挟まれた部分のうち、まくら
ぎの長手方向の端部付近となる部分(例えば、図2にお
ける部分B)は、隠蔽されずに外部に露出している。こ
のため、線路保守作業において道床を突き固めるための
作業空間に支障物が突出するようなことがなく、道床突
き固め用作業空間がつねに確保されており、道床突き固
め時に道床内に差し込まれる道床突き固め機器の支障と
なることがなく、自由に道床突き固め作業が行えるよう
になっている。
【0041】上記において、まくらぎ端上面(例えば、
図4における面S1 )は、まくらぎ端付近面に相当して
いる。また、縦梁部材のまくらぎ接続部(例えば、図4
における6b)は、まくらぎ端付近面接続部に相当して
いる。また、可変パッド(例えば、図4における12)
は、介設部材に相当している。また、縦梁固定ボルト
(例えば、図4における9)は、固定部材に相当してい
る。
【0042】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発
明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に
同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、い
かなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0043】例えば、上記実施形態においては、縦梁部
材と接続する横まくらぎの面である「まくらぎ端付近
面」として、横まくらぎの端部付近の上面(例えば、図
4における面S1 )を例に挙げて説明したが、本発明は
これには限定されず、横まくらぎの他の面、例えば、横
まくらぎの端部付近の側面(例えば、図4における面S
2 )であってもよい。この場合には、インサート部材
(例えば、図4における11)は、横まくらぎの端部付
近の側面(例えば、図4における面S2 )に穿孔された
孔内に接着剤等により固定される。また、縦梁固定ボル
ト(例えば、図4における9)は、図4を例にとると、
左側から締結されることになる。この場合には、縦梁部
材の本体部がまくらぎ端付近面接続部を兼ねることがで
きる。また、まくらぎ端付近面は、横まくらぎの4つの
側面のうち道床延設方向に対して前側となるまくらぎ前
側面(例えば、図2における面E1 )の端部付近であっ
てもよいし、横まくらぎの4つの側面のうち道床延設方
向に対して後側となるまくらぎ後側面(例えば、図2に
おける面E2 )の端部付近であってもよい。あるいは、
まくらぎ端付近面は、横まくらぎの端部付近の下面(例
えば、図4における面S3 )であってもよい。要は、ま
くらぎ端付近面とは、横まくらぎの長手方向の端部付近
の表面であればどの面であってもよいのである。
【0044】また、上記実施形態においては、縦梁部材
の本体部(例えば、図4における6a)として、鋼板等
からなり断面形状が「I」字状になるように構成された
部材を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定さ
れず、他の断面形状を有する本体部、例えば、断面形状
が「H」字状になるように構成された部材、断面形状が
「ロ」字状又は円形状になるように構成された部材、断
面形状が「日」字状になるように構成された部材、断面
形状が「田」字状になるように構成された部材等であっ
てもよい。要は、「梁」としての機能及び強度を有する
部材であれば、どのような断面形状を有していてもよい
のである。
【0045】また、上記実施形態においては、介設部材
として、袋状に形成された袋体と、可塑状態で前記袋体
内に入れられまくらぎ端付近面接続部とまくらぎ端付近
面の両者に袋体を密着させた後に硬化することにより横
まくらぎのまくらぎ端付近面とまくらぎ端付近面接続部
とを密接させる充填材を備えた可変パッドを例に挙げて
説明したが、本発明はこれには限定されず、他の種類の
介設部材、例えば電熱式調整パッキン(HMP)であっ
てもよい。この電熱式調整パッキンは、板状の電熱ヒー
ターの上面に樹脂板が配設されて構成されている。樹脂
板に用いられる樹脂は、加熱により可塑化し、温度があ
る値以下になると再度硬化する性質を有する樹脂、例え
ばポリエステル系樹脂である。このような構成により、
横まくらぎのまくらぎ端付近面とまくらぎ端付近面接続
部との間に、この電熱式調整パッキンを配置しておき、
電熱ヒーターに通電することにより電熱ヒーターを加熱
し、樹脂板を軟化させ、横まくらぎのまくらぎ端付近面
とまくらぎ端付近面接続部の両者に密接させた後に通電
を停止して樹脂板を硬化させることができる。要は、ま
くらぎ端付近面接続部とまくらぎ端付近面との間に配設
されるとともに、まくらぎ端付近面接続部とまくらぎ端
付近面の両者に密着し、横まくらぎのまくらぎ端付近面
と前記まくらぎ端付近面接続部とを密接させる手段であ
ればどのようなものであってもよいのである。
【0046】また、上記実施形態においては、縦梁部材
のまくらぎ端付近面接続部として、鋼板等からなり縦梁
部材の本体部(例えば、図4における6a)の上端に、
水平方向に突出するようにして、空間部6dを配して道
床延設方向に断続的に接合されたものを例に挙げて説明
したが、本発明はこれには限定されず、他の構造のまく
らぎ端付近面接続部、例えば、道床延設方向に連続的な
まくらぎ端付近面接続部であってもよい。このような構
成は、横まくらぎの端部付近の側面(例えば、図4にお
ける面S2 )で横まくらぎに接続する場合に可能であ
る。また、上記実施形態のように、横まくらぎの端部付
近の上面(例えば、図4における面S1 )で横まくらぎ
に接続する場合であっても、線路保守時における道床突
き固めのための作業空間を支障しなければ、まくらぎ端
付近面接続部を道床延設方向に連続な構造とすることが
できる。
【0047】また、上記実施形態の有道床軌道からも理
解できるように、軌きょうの剛性を高めれば、列車振動
の周辺の波及を防止することが可能となるから、本発明
は、さらに、上記の構成に加えて、使用するレールの剛
性をさらに向上させるようにしてもよい。
【0048】また、上記実施形態においては、縦梁部材
は、道床延設方向に所定の長さを有する有限長の部材で
ある。このため、道床延設方向には、隣接する縦梁部材
どうしは、不連続となる。この隣接する縦梁部材どうし
は、互いに接合し、道床延設方向に継目がない構造とす
ることができる。また、温度差による縦梁部材の伸縮を
考慮して、所定の位置で不連続にさせてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有道床軌道において、横まくらぎの長手方向における端
部どうしを縦梁部材により道床延設方向と平行に接合し
たので、軌きょうの剛性が向上し、列車走行に伴う沿線
地盤振動を低減することができるとともに、線路の軌道
狂いも低減される。また、縦梁部材の少なくとも一部が
道床内に埋設された状態となっており、道床横方向への
座屈防止手段となっている。また、本発明の有道床軌道
の施工は、作業量が少なく、短い線路保守間合いで実施
が可能である、という利点を有している。さらに、横ま
くらぎのうち互いに隣りあうものの間にある道床を線路
保守時に突き固めるための作業空間を確保することも可
能である、という利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である有道床軌道の構成を
示す横断面図である。
【図2】図1に示す有道床軌道の構成を示す上面図であ
る。
【図3】図1に示す有道床軌道に用いる縦梁部材の構成
を示す斜視図である。
【図4】図1に示す有道床軌道におけるまくらぎと縦梁
部材との接続部のさらに詳細な構成を示す拡大横断面図
である。
【図5】図4に示す可変パッドのさらに詳細な構成を示
す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 路盤 2 道床 3 まくらぎ 4,5 レール 6,7 縦梁部材 6a 本体部 6b まくらぎ接続部 6c ボルト挿通孔 6d 空間部 8 弾性材 9,10 縦梁固定ボルト 11 インサート部材 11a 雌ネジ 12 可変パッド 12a 袋体 12b 注入部 12c ボルト挿通孔 12d 逆止弁 13 平座金 14 インサート部材 15 可変パッド 21,22 締結バネ 23,24 締結ボルト 25 軌道パッド 100 有道床軌道 E1 まくらぎ前側面 E2 まくらぎ後側面 S1 まくらぎ端上面 S2 まくらぎ端側面 S3 まくらぎ端下面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名村 明 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 堀池 高広 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 徳岡 研三 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 久保田 信平 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤上に骨材を所定断面形状で延設して
    形成される道床と、 長手方向が前記道床の延設方向に垂直となるように前記
    道床上に並設される横まくらぎと、 前記横まくらぎ上で前記道床延設方向と平行に配置され
    締結された2本の軌条を有する有道床軌道構造におい
    て、 前記横まくらぎの前記長手方向における端部どうしを前
    記道床延設方向と平行に接合する縦梁部材を備えたこと
    を特徴とする有道床軌道構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有道床軌道構造におい
    て、 前記縦梁部材は、前記横まくらぎの前記端部付近の面で
    あるまくらぎ端付近面に接続するまくらぎ端付近面接続
    部を有し、さらに、 前記まくらぎ端付近面接続部と前記まくらぎ端付近面と
    の間に配設されるとともに、前記まくらぎ端付近面接続
    部と前記まくらぎ端付近面の両者に密着し、前記横まく
    らぎのまくらぎ端付近面と前記まくらぎ端付近面接続部
    とを密接させる介設部材と、 前記横まくらぎのまくらぎ端付近面に前記まくらぎ端付
    近面接続部を固定させる固定部材を備えたことを特徴と
    する有道床軌道構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の有道床軌道構造におい
    て、 前記介設部材は、袋状に形成された袋体と、所定の操作
    により可塑状態又は硬化状態をとり得る充填材を有し、
    前記充填材は、前記可塑状態で前記袋体内に入れられ前
    記まくらぎ端付近面接続部と前記まくらぎ端付近面の両
    者に前記袋体を密着させた後に硬化することにより前記
    横まくらぎのまくらぎ端付近面と前記まくらぎ端付近面
    接続部とを密接させることを特徴とする有道床軌道構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の有道床軌
    道構造において、 前記まくらぎ端付近面接続部は、前記横まくらぎの前記
    端部付近の上面又は側面に接続するように構成され、 前記横まくらぎは、下面に弾性材が配設されることを特
    徴とする有道床軌道構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちのいずれ
    か1項に記載の有道床軌道構造において、 前記縦梁部材は、前記横まくらぎのうち互いに隣りあう
    ものの間にある前記道床を突き固めるための作業空間を
    確保可能なように構成されることを特徴とする有道床軌
    道構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のうちのいずれ
    か1項に記載の有道床軌道構造において、 前記縦梁部材の少なくとも一部は、前記道床内に埋設さ
    れるように構成されることを特徴とする有道床軌道構
    造。
  7. 【請求項7】 路盤上に骨材を所定断面形状で延設して
    形成される道床と、 長手方向が前記道床の延設方向に垂直となるように前記
    道床上に並設される横まくらぎと、 前記横まくらぎ上で前記道床延設方向と平行に配置され
    締結された2本の軌条を有する有道床軌道において、 前記横まくらぎの前記長手方向における端部どうしを前
    記道床延設方向と平行に接合することを特徴とする有道
    床軌道の防振方法。
JP26272697A 1997-09-10 1997-09-10 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法 Expired - Fee Related JP3361254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26272697A JP3361254B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26272697A JP3361254B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1181204A true JPH1181204A (ja) 1999-03-26
JP3361254B2 JP3361254B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=17379748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26272697A Expired - Fee Related JP3361254B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361254B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051475A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Sekisui Chem Co Ltd まくら木連結構造
JP2014031707A (ja) * 2012-07-11 2014-02-20 Central Japan Railway Co 車輪ガード装置
CN114508005A (zh) * 2022-01-07 2022-05-17 上海工程技术大学 一种用于轨交道床沉降的埋入式补偿装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051475A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Sekisui Chem Co Ltd まくら木連結構造
JP2014031707A (ja) * 2012-07-11 2014-02-20 Central Japan Railway Co 車輪ガード装置
CN114508005A (zh) * 2022-01-07 2022-05-17 上海工程技术大学 一种用于轨交道床沉降的埋入式补偿装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3361254B2 (ja) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8602318B2 (en) Method of covering a rail for a railway vehicle
DE4004208A1 (de) Schalldaemmvorrichtung an strassenbahnschienen
JP5220752B2 (ja) レール用弾性支持ブロックアセンブリ
CN103088727B (zh) 一种轨道抗偏摆定距装置
KR101670587B1 (ko) 철도궤도용 z형상 프리캐스트 콘크리트 슬래브 패널을 이용한 철도궤도구조
JP3520294B2 (ja) 枕木軌道の築造方法
RU2755804C1 (ru) Безбалластный железнодорожный путь для грузопассажирского высокоскоростного движения и способ его сооружения
SK161792A3 (en) Ballastless superstructure for railways setting
JPH1181204A (ja) 有道床軌道構造、及び有道床軌道の防振方法
JP3954734B2 (ja) レール支持体弾性接着型軌道、及びレール支持体弾性接着型軌道の施工方法
KR101985285B1 (ko) 철도차량용 궤도상판본체의 설치방법
JPH07259001A (ja) 既設バラスト道床軌道の強化施工法
EP1621670A2 (de) Verfahren zur Herstellung eines Schienenfahrwegs und Schienenfahrweg
KR100818757B1 (ko) 철도 레일 충격 흡수 체결 장치
PL200575B1 (pl) Nawierzchnia beztłuczniowa z prefabrykowanymi nośnymi płytami betonowymi oraz sposób wymiany prefabrykowanych nośnych płyt betonowych nawierzchni beztłuczniowej
JP2688439B2 (ja) 軌道スラブ用パネル及び軌道スラブ用パネルによる軌道スラブの施工方法
JP3450054B2 (ja) 橋桁への床版の設置方法および床版受け台
JP2003013402A (ja) 軌道用弾性化パッド及びその弾性化工法
JP2887720B2 (ja) 踏切舗装板
KR102184902B1 (ko) 궤도 구조 변경시스템 및 그를 이용한 궤도 구조 변경공법
KR102700464B1 (ko) 철도 건널목용 레일홈채움재 및 그 설치방법
JPH0464361B2 (ja)
JP6513620B2 (ja) 軌道構造体及び軌道構造体の施工方法
JP3791719B2 (ja) 工事桁を利用した直結軌道化工法及び軌道構造
KR20240124454A (ko) 발포 탄성재와 부직포 일체형 침목패드 및 이를 구비한 침목의 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081018

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091018

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101018

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees