JP2014031707A - 車輪ガード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特殊まくらぎ等が用いられている場所においても、大幅な改造を行うことなくガードレールを設けて車両の脱線及び逸脱防止を図ることができる車輪ガード装置を提供すること。
【解決手段】 まくらぎ55にレール締結装置80で固定した本線レール90,91に沿ってガードレール10を配設する車輪ガード装置1を、本線レール90,91を固定する本線レール用まくらぎ55の間にガード用まくらぎ5を配置し、そのガード用まくらぎ5に、本線レール90,91に沿って所定間隔Aでガードレール10を配設するガード締結装置20を設け、そのガードレール10に、本線レール90,91の内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部13と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部14とを具備させ、外側係止部13を本線レール90,91の上面よりも高さBだけ高い位置に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、まくらぎを用いている軌道における車輪ガード装置に関し、特に合成まくらぎ等の特殊まくらぎを用いている軌道に適した車輪ガード装置に関する。
従来、多くの鉄道軌道はまくらぎを用いて本線レール(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「本線レール」は、鉄道車両が走行するレールをいう)が設けられており、例えば、橋梁上や伸縮継目などが設置された場所においては、合成まくらぎのような特殊まくらぎを用いて本線レールが設けられている。また、分岐器が設けられた場所などにおいては、短まくらぎ等の特殊まくらぎを用いて本線レールが設けられている。
一方、曲線軌道などには、本線レールに沿って、車輪が本線レールから脱線することを防止すると共に、車輪が脱線したとしても鉄道車両(以下、単に「車両」ともいう)が軌道外方に大きく逸脱するのを防止する車輪ガード装置を設ける場合がある。
例えば、本出願人が出願したこの種の先行技術として、本線レールと平行にガードレールを配設し、このガードレールに、本線レールの内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、まくらぎに固定したベース板上に本線レールとガードレールとを固定し、このガードレールに、本線レールの内側に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−138405号公報 特開2012−12772号公報
ところで、橋梁上等の無道床軌道(バラストや軌道スラブ等を設けない軌道)や伸縮継目の区間などにおいては、上記したように合成まくらぎ等の特殊まくらぎが多く使用されている。例えば、図12に示す伸縮継目Eの区間では、軌道50上に配置された特殊まくらぎ55にレール締結装置80が設けられ、このレール締結装置80に本線レールである内側伸縮レール90と外側伸縮レール91とが軌道方向に連続するように設けられている。このような伸縮継目Eによれば、内側伸縮レール90、外側伸縮レール91が温度変化等で伸縮したとしても、この伸縮継目Eの部分でその伸縮量を吸収することができる。
そして、このような伸縮継目Eの区間や上記橋梁上等の無道床軌道のように木まくらぎや特殊まくらぎが使用されている場所においても、車両の脱線防止と、脱線した車両の軌道外方への逸脱防止を図りたい。
一方、上記特許文献1,2に記載された車輪ガード装置を上記伸縮継目Eの区間に設けようとすると、図12に二点鎖線で示すように、本線レール90,91から車輪が脱線しないようにガードレール60を配置する必要性から、本線レール90,91の頭部側面92とガードレール60との所定間隔Aが決まる。そして、このガードレール60を配設する所定間隔Aから、ガードレール60を配設するためのガード締結装置70を設ける位置が決まる。
しかしながら、既設の伸縮継目Eの構造では、このガード締結装置70を設ける位置が、特殊まくらぎ55にねじくぎ82で固定されたレール締結装置80の床板81の位置と重なる。そのため、既設の構造では、ガードレール60を配設するためのガード締結装置70を上記したような特殊まくらぎ55上に設けることができない。
また、既設のまくらぎをガード締結装置70の取付けが可能な特殊なまくらぎに交換してガードレール60を設けることも考えられる。しかし、その場合には特殊な締結装置が必要になると共に、既設のまくらぎとの交換や、まくらぎを固定している構造部分を変更する必要性も生じる場合がある。その上、既設のまくらぎや構造部分を変更しようとすると、鉄道車両の往来を長時間停止させなければならず、公共交通機関である鉄道車両の場合には難しい。そのため、橋梁上や伸縮継目のような場所に車輪ガード装置を設置するには費用と時間を要し、実現は難しい。
さらに、バラスト軌道(有道床軌道)に設けられたまくらぎの場合でも、周辺機器を配置するための影響等で、上記したようにガードレールを所定位置に配置するためのガード締結装置を取り付けることが難しい場合がある。
そこで、本発明は、特殊まくらぎ等が用いられている場所においても、大幅な改造を行うことなくガードレールを設けて車両の脱線及び逸脱防止を図ることができる車輪ガード装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、まくらぎにレール締結装置で固定した本線レールに沿ってガードレールを配設する車輪ガード装置であって、前記本線レールを固定する本線レール用まくらぎの間にガード用まくらぎを配置し、前記ガード用まくらぎに、前記本線レールに沿って所定間隔で前記ガードレールを配設するガード締結装置を設け、前記ガードレールに、前記本線レールの内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させ、前記外側係止部を前記本線レールの上面よりも高い位置に配置している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「軌道外方」は、本線レールが敷設された軌道の外側方向をいう。
この構成により、本線レールを固定している本線レール用まくらぎにガードレールを配設することができない場合でも、その本線レール用まくらぎの間にガード用まくらぎを設け、そのガード用まくらぎにガード締結装置を設けてガードレールを配設することができる。これにより、既設のまくらぎや構造部分を大幅に変更することなく、本線レールに沿ってガードレールを設けることができる。特に、特殊まくらぎの区間(伸縮継目の区間や短まくらぎの区間等)において、既設の構造上、車輪ガード装置を設けることが難しい区間でも、既設の特殊まくらぎの改造や交換をすることなく、特殊まくらぎの間の空間を利用してガードレールを配設することができる。そして、このガードレールの外側係止部で脱線しようとする車輪をガードして脱線を防ぎ、内側係止部で脱線した車両を係止して軌道から外側に大きく逸脱するのを防ぐことができる。
また、前記ガード用まくらぎは、前記本線レール用まくらぎの間に所定間隔で設けられ、前記ガード用まくらぎの一部は、前記本線レールに一体的に固定するレール締結装置を具備していてもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎの間に所定間隔で設けられたガード用まくらぎに設けたガード締結装置によってガードレールを本線レールに沿って配設し、一部のガード用まくらぎをレール締結装置で本線レールに固定することで、ガードレールと本線レールとの所定間隔を安定して保つことができる。しかも、本線レールと一体的に固定したガード用まくらぎに固定されているガードレールによって、本線レールの剛性が上がり、軌道の強度を上げることもできる。
また、前記ガード用まくらぎは、軌道に設けた支持金具で支持する特殊まくらぎであってもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎとして特殊まくらぎが用いられている軌道において、その特殊まくらぎに固定した本線レールの状態を保ったまま、特殊まくらぎの間にガード用まくらぎを配置してガードレールを本線レールに沿って配設することができる。
また、前記本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとを、本線レールに沿って設けた連結部材で連結してもよい。
このように構成すれば、連結部材で連結した本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとによって軌道の剛性を高めることができ、軌筐(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「軌筐」は、本線レール用まくらぎを支持する構造体)に作用する力(荷重)を全体に分散させて、ガード用まくらぎに作用する大きな力を安定して支持することができる。
また、前記ガード用まくらぎを配置した本線レール用まくらぎの間以外の間に挿入まくらぎを配置し、前記挿入まくらぎと前記本線レール用まくらぎ及びガード用まくらぎを前記連結部材で連結してもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎの間の全てにガード用まくらぎ又は挿入まくらぎが配置され、これらが連結部材で連結されているので、軌筐の全体的な剛性をさらに高めることができる。
また、前記連結部材は、水平面部と垂直面部とを有して水平方向及び垂直方向の剛性を高めるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎとガード用まくらぎの水平方向及び垂直方向の剛性を高めることができ、ガード用まくらぎに作用する力をより安定して支持することができる。
また、前記ガード用まくらぎは、軌道に設けたバラストで支持するプレストレスト・コンクリートまくらぎであってもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎとしてプレストレスト・コンクリート(以下、単に「PC」という)まくらぎが用いられている軌道において、そのPCまくらぎに固定した本線レールの状態を保ったまま、PCまくらぎの間にガード用まくらぎを配置してガードレールを本線レールに沿って配設することができる。
また、前記ガード締結装置は、前記ガードレールを本線レールと所定間隔で配置させるガード位置と、軌道内方に向けて退避させる退避位置とに転換可能なように構成されていてもよい。
このように構成すれば、本線レールの交換時等にガード締結装置でガードレールを軌道内方に退避させることができ、本線レールの交換作業等に要する労力と時間を軽減することができる。
また、前記本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとによって前記軌道の強度を上げ、該軌道の軌筐に作用する力を分散させて該軌筐の部分的な負担を軽減させるように構成してもよい。
このように構成すれば、本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとによる多くのまくらぎでレールを支持するので、軌筐に作用する力を分散させて、軌筐に作用する部分的な負担を軽減させることができる。
本発明によれば、本線レールを固定している本線レール用まくらぎに車輪ガード装置を取付けることができない場合でも、本線レール用まくらぎの間の空間を利用してガード用まくらぎを配置することで車輪ガード装置を備えさせることが可能となる。
図1は本発明の第1実施形態に係る車輪ガード装置を備えた軌道を示す平面図である。 図2は図1に示すII−II矢視端面図である。 図3は図1に示すIII−III矢視端面図である。 図4は図3に示すガード締結装置の平面図である。 図5は図1に示すガード用まくらぎの固定例を示す側面図である。 図6は図1に示す車輪ガード装置と車輪との関係を示す正面図である。 図7は本発明の第2実施形態に係る車輪ガード装置を備えた軌道を示す平面図である。 図8(a) は図7に示すVIII−VIII矢視断面図であり、(b),(c) は連結部材の他の例を示す図面である。 図9は図8(a) に示す本線レール用まくらぎとガード用まくらぎの平面図である。 図10は図1に示す車輪ガード装置による脱線防止時の作用図である。 図11は図1に示す車輪ガード装置による逸脱防止時の作用図である。 図12は従来の伸縮継目区間の軌道を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、本線レール用まくらぎとして特殊まくらぎ(合成まくらぎ)を用いた区間に設けた車輪ガード装置を例に説明する。また、この車輪ガード装置では、ガードレールを軌道内方に向けて転換可能なようにした例を説明する。なお、上述した図12と同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図1は、第1実施形態に係る車輪ガード装置1を備えた軌道を示す平面図である。この実施形態における伸縮継目Eの区間は、軌道50上に所定間隔で配設された本線レール用まくらぎ(特殊まくらぎ)55にレール締結装置80がそれぞれ設けられている。このレール締結装置80には、本線レールである内側伸縮レール90と外側伸縮レール91とが軌道方向に連続するように設けられている。これらのレール90,91は、本線レール用まくらぎ55に固定された床板81に押え金具83で取付けられている。床板81は、ねじくぎ82によって本線レール用まくらぎ55に固定されている。
また、上記押え金具83は、レール90,91の両側部に設けられており、ボルト84で床板81に固定されている。この押え金具83は、床板81に設けられた傾斜溝85に沿って軌道方向にスライド可能となっている。傾斜溝85は、軌道方向と所定の角度で傾斜しており、レール90,91の両側で同じ方向に傾斜している。この押え金具83により、ボルト84を緩めて押え金具83を傾斜溝85に沿って軌道方向に移動させれば、レール90,91を軌道50の幅方向に位置調整することができる。
そして、このような伸縮継目Eの区間に、上記本線レール用まくらぎ55の間にガード用まくらぎ5を配置し、このガード用まくらぎ5にガード締結装置20を設け、このガード締結装置20にガードレール10を配設した車輪ガード装置1が設けられている。
この実施形態の車輪ガード装置1は、本線レール用まくらぎ55の2本毎にガード用まくらぎ5が設けられており、伸縮継目Eの区間の終り付近におけるガード用まくらぎ6(図示する両端部)には、本線レール90,91に固定するレール締結装置80が設けられている。従って、伸縮継目Eの区間の終り付近のガード用まくらぎ6には、ガード締結装置20とレール締結装置30とが設けられている。このレール締結装置80により、一部のガード用まくらぎ6が本線レール90,91にも固定されている。これにより、本線レール90,91にガード用まくらぎ6が一体的に固定され、このガード用まくらぎ6とガード用まくらぎ5に固定されたガードレール10によって本線レール90,91の剛性が上がり、軌道の強度を上げることができる。また、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ5とによって軌筐に掛かる力を分散させるので、軌筐40(本線レール用まくらぎ55を支持する構造体;桁材(図5参照))に作用する部分的な負担を軽減させることができる。
図2に示すように、上記本線レール用まくらぎ55の位置におけるレール締結装置80には、本線レール用まくらぎ55の長手方向(軌道幅方向)に長い床板81が設けられている。そして、上記本線レール91(90)と平行に設けられたガードレール10は、上記床板81の内側上方に位置するように配設されている。
このガードレール10は、後述するガード締結装置20の可動部材21に支持部材26で挟持されるウエブ部11と、このウエブ部11の上端に設けられて水平方向に延びるフランジ部12とを有する略T字状断面で形成されている。こフランジ部12の一端が外側係止部13であり、他端が内側係止部14である。
図3に示すように、上記一部のガード用まくらぎ6に設けられたレール締結装置30には、ガード用まくらぎ6の長手方向(軌道幅方向)に短い床板31が設けられている。この床板31は、ねじくぎ32によってガード用まくらぎ6に固定されており、この床板31に押え金具33でレール91(90)が取付けられている。押え金具33は、軌道幅方向の寸法が小さく形成され、レール91(90)の両側部に設けられている。この押え金具33は、ボルト34で床板31に固定されている。また、押え金具33は、床板31に設けられた傾斜溝35(図1)に沿って軌道方向にスライド可能となっている。この傾斜溝35も軌道方向と所定の角度で傾斜しており、レール91(90)の両側で同じ方向に傾斜している。この押え金具33によれば、ボルト34を緩めて押え金具33を傾斜溝35に沿って軌道方向に移動させれば、レール91(90)を軌道幅方向に位置調整することができる。
そして、このレール締結装置30の軌道内方にガード締結装置20が設けられている。このガード締結装置20は、本線レール用まくらぎ55に固定する固定部材22と、この固定部材22の上部に設けられた可動部材21とを有している。可動部材21は、固定部材22の内方端部に設けられた水平軸23を中心に、軌道内方に向けて回動可能となっている。この可動部材21は、図4に示すように、本線レール用まくらぎ55の上面に固定された固定部材22に固定ボルト24で固定するようになっている。
図3に示すように、上記可動部材21の上部に、上記ガードレール10が配設されている。ガードレール10は、可動部材21の端部に設けられたU字状の保持部25にウエブ部11を入れて仮支持し、可動部材21にボルト27で支持部材26を固定することにより、これら可動部材21と支持部材26との間に固定される。
この可動部材21に固定されたガードレール10は、本線レール91(90)に向けて突出する外側係止部13と本線レール91(90)の頭部側面92と所定間隔Aを保つように配設されている。また、この外側係止部13は、上端が本線レール91(90)の上面よりも高さBだけ高い位置に配置されている。これにより、後述するように、車輪Wが脱線することを防止している。
図5に示すように、ガード用まくらぎ5の支持方法としては、この実施形態では、軌筐40(軌道に含まれる)に設けられた支持金具41にガード用まくらぎ5を貫通ボルト42で固定している。このガード用まくらぎ5の固定方法は一例であり、他の方法で本線レール用まくらぎ55の間にガード用まくらぎ5を配置してもよい。
次に、図6に示すように、上記したように配設された車輪ガード装置1によれば、本線レール90,91の頭部側面92と所定間隔Aを保つとともに、上面よりも高さBだけ高い位置にガードレール10の外側係止部13を配置することができる。
また、上記車輪ガード装置1によれば、車輪ガード装置1の可動部材21を固定部材22に固定しているボルト28(図4)を取外すことにより、ガードレール10と一体的に可動部材21を軌道内方に向けて回動させることができる(二点鎖線)。
図7は、第2実施形態に係る車輪ガード装置2を備えた軌道を示す平面図である。この第2実施形態は、本線レール用まくらぎ55及びガード用まくらぎ7として特殊まくらぎが用いられた橋梁区間を示している。なお、上記第1実施形態と同一の構成には同一符号を付し、その構成の説明は省略する。
図7に示すように、軌道50上に所定間隔で配設された本線レール用まくらぎ55にレール締結装置100がそれぞれ設けられている。このレール締結装置100に、本線レール110が軌道方向に連続するように設けられている。本線レール110は、本線レール用まくらぎ55に固定された床板101に押え金具103で取付けられている。床板101は、ねじくぎ102によって本線レール用まくらぎ55に固定されている。また、上記押え金具103は、本線レール110の両側部に設けられており、ボルト104で床板101に固定されている。
このような区間において、この実施形態では、所定間隔で配設された本線レール用まくらぎ55の2本毎にガード用まくらぎ7が設けられている。ガード用まくらぎ7に設けられたガード締結装置20と、本線レール110の内方に設けられたガードレール10は、上記第1実施形態と同一である。
そして、この第2実施形態では、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7との軌道幅方向両端部(軌道幅方向端部)が、連結部材15によって連結されている。この連結部材15は、軌道方向に設けられた本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7とにボルト・ナット18で固定されている。この連結部材15としては、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7の上部を連結するようにすれば、下部が軌筐40に設けられた金具に固定された本線レール用まくらぎ55及びガード用まくらぎ7の上部における剛性を高めることができ、軌筐の全体的な剛性を高めることができる。
さらに、二点鎖線で示すように、本線レール用まくらぎ55の間のガード用まくらぎ7を設けた位置以外に挿入まくらぎ9を配置するようにしてもよい。このようにすれば、全ての本線レール用まくらぎ55の間にガード用まくらぎ7又は挿入まくらぎ9が設けられた状態となり、軌筐40の全体的な剛性をさらに高めることができる。この挿入まくらぎ9は、必要に応じて設ければよい。
一方、図8(a) に示すように、この実施形態の本線レール用まくらぎ55は、軌筐40に設けられた支持金具45によって支持されている。支持金具45には、軌筐40から所定の高さ位置にレール載置部46が設けられている。レール載置部46は、本線レール用まくらぎ55を載置した状態で、この本線レール用まくらぎ55を両側から挟む略U字状に形成されている。本線レール用まくらぎ55は、レール載置部46で挟むように載置され、水平方向に貫通ボルト・ナット47を挿通して固定される。この図では、本線レール110とガード用まくらぎ7(図7)に設けられたガードレール10及びガード締結装置20を図示し、所定間隔Aと高さBを示している。
そして、上記したように、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7の両端部が、連結部材15によって連結されている。連結部材15は、軌道方向に延び、水平面部16と垂直面部17とを有するL型に形成されている。この連結部材5としては、例えば、L型の形鋼を用いることができる。連結部材15の水平面部16が、本線レール用まくらぎ55の両端部を垂直方向に貫通するボルト・ナット18で固定されている。
連結部材15としては、例えば、図8(b) に示すようにL型の形鋼を上向きにして固定したものでもよい。また、図8(c) に示すように角パイプを固定したものでもよい。連結部材15は、まくらぎ55,7(9)を連結して軌筐40の剛性を高めることができるものであればよく、これらの例に限定されるものではない。
図9に示すように、上記本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7とを平面視すると、本線レール用まくらぎ55を支持金具45に取付ける貫通ボルト・ナット47が、レール載置部46から軌道方向に突出している。そのため、ガード用まくらぎ7の両端部分は、この貫通ボルト・ナット47が当接しないように、軌道方向の厚みが薄くなった凹状部8に形成されている。すなわち、凹状部8を設けることで、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7との間に、支持金具45と、その支持金具45に挿通した貫通ボルト・ナット47が位置する空間を確保している。
そして、このようなガード用まくらぎ7の軌道幅方向端部と、上記本線レール用まくらぎ55の軌道幅方向端部とが、上記したように連結部材15で連結されている。
従って、連結部材15で連結されたガード用まくらぎ7と本線レール用まくらぎ55とは、連結部材15によって水平方向剛性及び垂直方向剛性が増し、軌筐40に作用する力を全体に分散させて、全体的な剛性を高めている。
以上のように、第2実施形態に係る車輪ガード装置2によれば、複数の本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7とが連結部材15で連結されているため、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7を含めた全体的な剛性を高めることができる。そのため、大きな力が車輪ガード装置2に作用したとしても、その力を複数のガード用まくらぎ7と本線レール用まくらぎ55とに分散させて支持することができ、大きな力を分散させて安定した支持ができる。また、その負荷を軌筐40に伝えて、安定した支持ができる。
図10,11は、上記第1実施形態に係る車輪ガード装置1による車輪Wの脱線防止と、車輪Wが脱線した場合の車両Vの逸脱防止とを説明した図である。なお、車両Vの下面には、車輪Wが脱線した場合にガードレール10に当接して車両Vが軌道から大きく逸脱するのを防ぐための逸脱防止突起部Dが長手方向に所定間隔(例えば、1車両Vの前後位置)で設けられている。
図10に示すように、車両Vに大きな横力F(この例では図の右側からの横力)が作用した場合、一方の車輪(図の左側)は本線レール90,91上に乗り上げ、他方の車輪W(図の右側)は内側がガードレール10に接してガードされた状態となる。この場合、図の右側の車輪Wは本線レール90,91上を走行しているので、車輪Wの脱線を防ぐことができる。
また、図11に示すように、更に横力Fが増して、車輪Wがガードレール10を越えて脱線してしまった場合、車両Vは横力Fによって軌道50の外方に飛び出そうとするが、車両Vの下部に設けられた逸脱防止突起部Dがガードレール10の内側係止部14に当接して、それ以上逸脱するのを防ぐことができる。これにより、仮に車輪Wが脱線したとしても、車両Vを軌道50から大きく逸脱しない状態で停止させることができ、例えば、対向車両との接触などを防ぐことができる。
なお、上記第2実施形態に係る車輪ガード装置2でも、同様に車輪Wが本線レール110から脱線するのを防止するとともに、車輪Wがガードレール10を超えて脱線しても車両Vが軌道50から逸脱するのを防止することができる。
以上のように、上記車輪ガード装置1,2によれば、橋梁や伸縮継目の区間などの本線レール用まくらぎ(特殊まくらぎ)55が設けられた区間やバラスト軌道における車輪ガード装置1,2を配設したい区間において、費用と時間を抑えて本線レール90,91に沿って所定間隔Aでガードレール10を配設できる車輪ガード装置1,2を備えさせることが可能となる。
しかも、既設の本線レール用まくらぎ55や構造部分を大幅に変更することなく、新たにガード用まくらぎ5,6,7を設けて車輪ガード装置1,2を備えさせるので、大幅な改造工事を要することなく車輪ガード装置1,2を備えさせることが可能となる。
特に、橋梁上や伸縮継目などの場所において使用される合成まくらぎのような特殊まくらぎを用いている区間においては、既設の特殊まくらぎ(本線レール用まくらぎ)55に加えて同一素材のガード用まくらぎ5を設けることで車輪ガード装置1,2を備えることができ、重量増加を抑えて車輪ガード装置1,2を備えさせることが可能となる。
その上、図1に示す第1実施形態のように、ガード用まくらぎ6を本線レール90,91に一体的に固定することで、本線レール90,91の剛性が上がり、これらが一体となって軌道強度を向上させることが可能となる。
また、図7に示す第2実施形態のように構成することで、複数本の本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7とを固定した連結部材15で全体の剛性を上げることができ、本線レール用まくらぎ55とガード用まくらぎ7とを含む軌道の全体的な剛性を高めることが可能となる。
なお、上記実施形態では、伸縮継目Eの区間を例に説明したが、バラスト軌道の区間や他のまくらぎが設けられた区間においても利用でき、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、本線レール用まくらぎ55として合成まくらぎを例に説明したが、木まくらぎ等の他のまくらぎにおいても本発明を適用することはでき、本線レール用まくらぎ55は合成まくらぎに限定されるものではない。
さらに、上記実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る車輪ガード装置は、特殊まくらぎ等が用いられている箇所において車両が本線レールから脱線すること、及び車両が軌道から逸脱することを防止したい場所に利用することができる。
1 車輪ガード装置
2 車輪ガード装置
5 ガード用まくらぎ
6 ガード用まくらぎ
7 ガード用まくらぎ
10 ガードレール
13 外側係止部
14 内側係止部
15 連結部材
16 水平面部
17 垂直面部
20 ガード締結装置
21 可動部材
22 固定部材
24 固定ボルト
25 保持部
26 支持部材
30 レール締結装置
31 床板
33 押え金具
35 傾斜溝
41 支持金具
42 貫通ボルト
45 支持金具
46 レール載置部
50 軌道
55 特殊まくらぎ(本線レール用まくらぎ)
80 レール締結装置
81 床板
83 押え金具
85 傾斜溝
90 内側伸縮レール(本線レール)
91 外側伸縮レール(本線レール)
92 頭部側面
V 鉄道車両
W 車輪
D 逸脱防止突起部
A 所定間隔
B 高さ

Claims (9)

  1. まくらぎにレール締結装置で固定した本線レールに沿ってガードレールを配設する車輪ガード装置であって、
    前記本線レールを固定する本線レール用まくらぎの間にガード用まくらぎを配置し、
    前記ガード用まくらぎに、前記本線レールに沿って所定間隔で前記ガードレールを配設するガード締結装置を設け、
    前記ガードレールに、前記本線レールの内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させ、前記外側係止部を前記本線レールの上面よりも高い位置に配置したことを特徴とする車輪ガード装置。
  2. 前記ガード用まくらぎは、前記本線レール用まくらぎの間に所定間隔で設けられ、
    前記ガード用まくらぎの一部は、前記本線レールに一体的に固定するレール締結装置を具備している請求項1に記載の車輪ガード装置。
  3. 前記ガード用まくらぎは、軌道に設けた支持金具で支持する特殊まくらぎである請求項1又は2に記載の車輪ガード装置。
  4. 前記前記本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとを、本線レールに沿って設けた連結部材で連結した請求項1〜3のいずれか1項に記載の車輪ガード装置。
  5. 前記ガード用まくらぎを配置した本線レール用まくらぎの間以外の間に挿入まくらぎを配置し、前記挿入まくらぎと前記本線レール用まくらぎ及びガード用まくらぎを前記連結部材で連結した請求項4に記載の車輪ガード装置。
  6. 前記連結部材は、水平面部と垂直面部とを有して水平方向及び垂直方向の剛性を高めるように構成されている請求項4又は5に記載の車輪ガード装置。
  7. 前記ガード用まくらぎは、軌道に設けたバラストで支持するプレストレスト・コンクリートまくらぎである請求項1又は2に記載の車輪ガード装置。
  8. 前記ガード締結装置は、前記ガードレールを本線レールと所定間隔で配置させるガード位置と、軌道内方に向けて退避させる退避位置とに転換可能なように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の車輪ガード装置。
  9. 前記本線レール用まくらぎとガード用まくらぎとによって前記軌道の強度を上げ、該軌道の軌筐に作用する力を分散させて該軌筐の部分的な負担を軽減させるように構成した請求項1〜8のいずれか1項に記載の車輪ガード装置。
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