JPH1181041A - ブラシ用延伸ポリアミド繊維 - Google Patents
ブラシ用延伸ポリアミド繊維Info
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- JPH1181041A JPH1181041A JP23839897A JP23839897A JPH1181041A JP H1181041 A JPH1181041 A JP H1181041A JP 23839897 A JP23839897 A JP 23839897A JP 23839897 A JP23839897 A JP 23839897A JP H1181041 A JPH1181041 A JP H1181041A
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- JP
- Japan
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- polyamide
- modulus
- young
- acid
- fiber
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、湿潤時においても高ヤング率を保
持するブラシ用延伸ポリアミド繊維を提供することを目
的とする。 【解決手段】 キシリレンジアミンを70モル%以上含
むジアミン成分と炭素数4〜20のα,ω−直鎖脂肪族
ジカルボン酸を50モル%以上含むジカルボン酸成分を
重縮合して得られるポリアミド(A)75〜100重量
%、及び他のポリアミド(B)を25〜0重量%含有す
る延伸ポリアミド繊維であって、湿潤時のヤング率が4
00kgf/mm2 以上であるブラシ用延伸ポリアミド
繊維。
持するブラシ用延伸ポリアミド繊維を提供することを目
的とする。 【解決手段】 キシリレンジアミンを70モル%以上含
むジアミン成分と炭素数4〜20のα,ω−直鎖脂肪族
ジカルボン酸を50モル%以上含むジカルボン酸成分を
重縮合して得られるポリアミド(A)75〜100重量
%、及び他のポリアミド(B)を25〜0重量%含有す
る延伸ポリアミド繊維であって、湿潤時のヤング率が4
00kgf/mm2 以上であるブラシ用延伸ポリアミド
繊維。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシ用延伸ポリ
アミド繊維に関し、詳しくは湿潤時においても高ヤング
率を保持するブラシ用延伸ポリアミド繊維に関するもの
である。
アミド繊維に関し、詳しくは湿潤時においても高ヤング
率を保持するブラシ用延伸ポリアミド繊維に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリアミドは、家電製品やコンピュータ
ーのハウジング等の射出成形材料、繊糸、編織物等の衣
料品、タイヤコード、漁網、帆布、抄紙用ろ布材、テニ
スガット、洗浄用ブラシ等の工業用またはレジャー用材
料あるいは食品包装用のフィルムや各種容器用シートと
して使用しうる高強力、耐摩耗性、耐疲労性、良好な染
色性等の化学的、機械的性質を有している。しかしなが
らポリアミド6やポリアミド66のような汎用性ポリア
ミドの場合、吸水性が高いために水中や高湿条件下では
強度やヤング率、特にヤング率の低下が問題となり、実
用上の妨げとなっている。
ーのハウジング等の射出成形材料、繊糸、編織物等の衣
料品、タイヤコード、漁網、帆布、抄紙用ろ布材、テニ
スガット、洗浄用ブラシ等の工業用またはレジャー用材
料あるいは食品包装用のフィルムや各種容器用シートと
して使用しうる高強力、耐摩耗性、耐疲労性、良好な染
色性等の化学的、機械的性質を有している。しかしなが
らポリアミド6やポリアミド66のような汎用性ポリア
ミドの場合、吸水性が高いために水中や高湿条件下では
強度やヤング率、特にヤング率の低下が問題となり、実
用上の妨げとなっている。
【0003】特に工業用ブラシ用途に用いられる繊維
は、水分に常に接触する状態で使用されることが多いた
め、吸水によりヤング率が低下すると、洗浄や研磨の効
果が低下する。従って、このような用途に用いられる繊
維は湿潤時においても高いヤング率を保つことが要求さ
れる。最近ポリアミド610、ポリアミド612やポリ
アミド12等の低吸水性ポリアミドが同用途に検討され
ているが、吸湿前からヤング率そのものが低いという問
題がある。従って同用途においては、湿潤時においても
強度およびヤング率、特にヤング率が高く通常の溶融紡
糸法で容易に成形可能な繊維の出現が強く望まれてい
た。
は、水分に常に接触する状態で使用されることが多いた
め、吸水によりヤング率が低下すると、洗浄や研磨の効
果が低下する。従って、このような用途に用いられる繊
維は湿潤時においても高いヤング率を保つことが要求さ
れる。最近ポリアミド610、ポリアミド612やポリ
アミド12等の低吸水性ポリアミドが同用途に検討され
ているが、吸湿前からヤング率そのものが低いという問
題がある。従って同用途においては、湿潤時においても
強度およびヤング率、特にヤング率が高く通常の溶融紡
糸法で容易に成形可能な繊維の出現が強く望まれてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、湿潤
時においても高ヤング率を保持するブラシ用延伸ポリア
ミド繊維を提供することにある。
時においても高ヤング率を保持するブラシ用延伸ポリア
ミド繊維を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、特定の構造のポリアミドを一定量以上含む混
合ポリアミド、又はポリアミド樹脂組成物をブラシ用繊
維の材料として使用することにより上記の課題を解決で
きることを見い出し、本発明を完成するに至った。
した結果、特定の構造のポリアミドを一定量以上含む混
合ポリアミド、又はポリアミド樹脂組成物をブラシ用繊
維の材料として使用することにより上記の課題を解決で
きることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、キシリレンジアミン
を70モル%以上含むジアミン成分と、炭素数4〜20
のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸を50モル%以上含
むジカルボン酸成分から重縮合して得られるポリアミド
(A)75〜100重量%、及び他のポリアミド(B)
を25〜0重量%含有する延伸ポリアミド繊維であっ
て、湿潤時のヤング率が400kgf/mm2 以上であ
るブラシ用延伸ポリアミド繊維に関するものである。
を70モル%以上含むジアミン成分と、炭素数4〜20
のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸を50モル%以上含
むジカルボン酸成分から重縮合して得られるポリアミド
(A)75〜100重量%、及び他のポリアミド(B)
を25〜0重量%含有する延伸ポリアミド繊維であっ
て、湿潤時のヤング率が400kgf/mm2 以上であ
るブラシ用延伸ポリアミド繊維に関するものである。
【0007】本発明で使用するポリアミド(A)とは、
原料ジアミン成分中にキシリレンジアミンを70モル%
以上含み、且つ原料ジカルボン酸成分中に炭素数4〜2
0のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸を50モル%以上
含む原料から重縮合して得られるポリアミドである。
原料ジアミン成分中にキシリレンジアミンを70モル%
以上含み、且つ原料ジカルボン酸成分中に炭素数4〜2
0のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸を50モル%以上
含む原料から重縮合して得られるポリアミドである。
【0008】ポリアミド(A)の原料キシリレンジアミ
ンの中でメタキシリレンジアミンが特に好ましい。ジア
ミン成分中のキシリレンジアミン以外の他のジアミンと
して、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン、パラフ
ェニレンジアミン等の芳香族ジアミン、1,3−ビスア
ミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノメチル
シクロヘキサン等の脂環族ジアミン類等を全ジアミン成
分中に50モル%未満で使用することができる。
ンの中でメタキシリレンジアミンが特に好ましい。ジア
ミン成分中のキシリレンジアミン以外の他のジアミンと
して、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン、パラフ
ェニレンジアミン等の芳香族ジアミン、1,3−ビスア
ミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノメチル
シクロヘキサン等の脂環族ジアミン類等を全ジアミン成
分中に50モル%未満で使用することができる。
【0009】また、ポリアミド(A)の原料である炭素
数が4〜20であるα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸と
して、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカ
ン二酸、ドデカン二酸が例示できるが、好ましいのはア
ジピン酸である。α,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸以外
の他のジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸類等が例示できる。
数が4〜20であるα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸と
して、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカ
ン二酸、ドデカン二酸が例示できるが、好ましいのはア
ジピン酸である。α,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸以外
の他のジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸類等が例示できる。
【0010】本発明におけるポリアミドの原料ジアミン
中のキシリレンジアミンの濃度が70モル%未満、ある
いは原料ジカルボン酸中の炭素数が4〜20であるα,
ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸が50モル%未満では、繊
維としたときの高強度、高ヤング率、低吸水性等の特性
が失われる。
中のキシリレンジアミンの濃度が70モル%未満、ある
いは原料ジカルボン酸中の炭素数が4〜20であるα,
ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸が50モル%未満では、繊
維としたときの高強度、高ヤング率、低吸水性等の特性
が失われる。
【0011】本発明で使用するポリアミド繊維には、他
のポリアミド(B)を25〜0重量%含有していても良
い。ポリアミド(B)としては種々のポリアミド、例え
ば、具体的にはε−カプロラクタム、アミノカプロン
酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−
アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリ
ドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチ
レンジアミン、ウンデカメチレンジアミン等のジアミン
とテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸、グルタ−ル酸等のジカルボン酸とを
重合することにより得られる重合体、又はこれらの共重
合体、例えばポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド
7、ポリアミド8、ポリアミド11、ポリアミド12、
ポリアミド66、ポリアミド69、ポリアミド610、
ポリアミド611、ポリアミド612、ポリアミド6T
(ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸とから得られ
るポリアミドを表す。)ポリアミド66/6、ポリアミ
ド6/12、ポリアミド6/6T、ポリアミド66/6
T等を例示できる。
のポリアミド(B)を25〜0重量%含有していても良
い。ポリアミド(B)としては種々のポリアミド、例え
ば、具体的にはε−カプロラクタム、アミノカプロン
酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−
アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリ
ドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチ
レンジアミン、ウンデカメチレンジアミン等のジアミン
とテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデカン二酸、グルタ−ル酸等のジカルボン酸とを
重合することにより得られる重合体、又はこれらの共重
合体、例えばポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド
7、ポリアミド8、ポリアミド11、ポリアミド12、
ポリアミド66、ポリアミド69、ポリアミド610、
ポリアミド611、ポリアミド612、ポリアミド6T
(ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸とから得られ
るポリアミドを表す。)ポリアミド66/6、ポリアミ
ド6/12、ポリアミド6/6T、ポリアミド66/6
T等を例示できる。
【0012】本発明のポリアミド、又は共重合ポリアミ
ド中のポリアミド(A)は75重量%以上とする必要が
ある。ポリアミド(A)の配合割合が上記75重量%未
満では得られる繊維において、ポリアミド(A)が有し
ている高強度、高ヤング率、低吸水性等の特性の発現が
十分に認められなくなる。
ド中のポリアミド(A)は75重量%以上とする必要が
ある。ポリアミド(A)の配合割合が上記75重量%未
満では得られる繊維において、ポリアミド(A)が有し
ている高強度、高ヤング率、低吸水性等の特性の発現が
十分に認められなくなる。
【0013】また、本発明のポリアミド繊維の湿潤時の
ヤング率は400kgf/mm2 以上とする必要があ
る。ここでの湿潤時のヤング率とは水分と常に接触する
条件、具体的には23℃の水中に14日間浸漬した後の
繊維のヤング率で表す。湿潤時のヤング率が400kg
f/mm2 未満では、実際の製品が高湿度下、あるいは
水中で使用された場合に強い変形が起こるため、ブラシ
としての商品価値が失われる。ヤング率を400kgf
/mm2 以上とするには、通常の溶融紡糸法を用い、そ
の条件として本発明の樹脂組成で全延伸倍率を4倍以
上、延伸、熱固定温度を300℃以下とすることで容易
に得ることができる。
ヤング率は400kgf/mm2 以上とする必要があ
る。ここでの湿潤時のヤング率とは水分と常に接触する
条件、具体的には23℃の水中に14日間浸漬した後の
繊維のヤング率で表す。湿潤時のヤング率が400kg
f/mm2 未満では、実際の製品が高湿度下、あるいは
水中で使用された場合に強い変形が起こるため、ブラシ
としての商品価値が失われる。ヤング率を400kgf
/mm2 以上とするには、通常の溶融紡糸法を用い、そ
の条件として本発明の樹脂組成で全延伸倍率を4倍以
上、延伸、熱固定温度を300℃以下とすることで容易
に得ることができる。
【0014】本発明の繊維に使用するポリアミド樹脂に
は熱安定剤、着色防止剤、架橋防止剤、光安定剤、顔
料、制電剤、難燃剤等の無機、有機化合物を組み合わせ
て使用することができる。
は熱安定剤、着色防止剤、架橋防止剤、光安定剤、顔
料、制電剤、難燃剤等の無機、有機化合物を組み合わせ
て使用することができる。
【0015】本発明の繊維に用いられるポリアミド樹脂
に他の樹脂、例えばポリエステル樹脂を混合、または鞘
ー芯構造のような多層構造とすることで、耐熱性、耐加
水分解性、耐薬品性等により一層優れた繊維として使用
することができる。
に他の樹脂、例えばポリエステル樹脂を混合、または鞘
ー芯構造のような多層構造とすることで、耐熱性、耐加
水分解性、耐薬品性等により一層優れた繊維として使用
することができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例における物性評価はJISL 1013「化学繊
維フィラメント糸試験方法」に従った。また、湿潤時測
定においては23℃蒸留水中に一定期間浸漬したサンプ
ルを上記に従って測定した。表1および表2において、
ナイロンMXD6をN−MXD6と記す。
実施例における物性評価はJISL 1013「化学繊
維フィラメント糸試験方法」に従った。また、湿潤時測
定においては23℃蒸留水中に一定期間浸漬したサンプ
ルを上記に従って測定した。表1および表2において、
ナイロンMXD6をN−MXD6と記す。
【0017】実施例1 ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名:6
007)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を27
0℃として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方
100mmの位置に液面がある温度70℃の水浴中に引
き取り、一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸
は延伸2段、熱固定1段で実施し、延伸手段として第1
段延伸域に温度90℃の温水浴を、第2段延伸域に24
0℃の乾熱空気浴を、熱固定域に250℃の乾熱空気浴
を用い、延伸条件としては全延伸倍率を5.0、2段延
伸倍率を1.4、弛緩率を5%とした。製造速度は10
6m/分とした。上記方法により直径が0.3mmの単
繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を表1に示
す。
007)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を27
0℃として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方
100mmの位置に液面がある温度70℃の水浴中に引
き取り、一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸
は延伸2段、熱固定1段で実施し、延伸手段として第1
段延伸域に温度90℃の温水浴を、第2段延伸域に24
0℃の乾熱空気浴を、熱固定域に250℃の乾熱空気浴
を用い、延伸条件としては全延伸倍率を5.0、2段延
伸倍率を1.4、弛緩率を5%とした。製造速度は10
6m/分とした。上記方法により直径が0.3mmの単
繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を表1に示
す。
【0018】実施例2 ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名:6
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名:1
011FB)を重量比90/10でドライブレンドによ
り溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.
3mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能
を表1に示す。
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名:1
011FB)を重量比90/10でドライブレンドによ
り溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.
3mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能
を表1に示す。
【0019】実施例3 ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名:6
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名10
11FB)を重量比80/20でドライブレンドにより
溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.3
mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を
表1に示す。
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名10
11FB)を重量比80/20でドライブレンドにより
溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.3
mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を
表1に示す。
【0020】比較例1 ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、商品名:6
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名10
11FB)を重量比70/30でドライブレンドにより
溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.3
mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を
表2に示す。
007)とナイロン6(宇部興産(株)製、商品名10
11FB)を重量比70/30でドライブレンドにより
溶融紡糸し、実施例1と同様の方法により直径が0.3
mmの単繊維を得た。得られたポリアミド繊維の性能を
表2に示す。
【0021】比較例2 ナイロン6(宇部興産(株)製、商品名:1011F
B)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を245℃
として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方10
mmの位置に液面がある温度8℃の水浴中に引き取り、
一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸は実施例
1と同様の方法で行い、直径が0.3mmの単繊維を得
た。得られたポリアミド繊維の性能を表2に示す。
B)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を245℃
として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方10
mmの位置に液面がある温度8℃の水浴中に引き取り、
一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸は実施例
1と同様の方法で行い、直径が0.3mmの単繊維を得
た。得られたポリアミド繊維の性能を表2に示す。
【0022】比較例3 ナイロン610(東レ(株)製、商品名:CM200
1)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を250℃
として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方10
mmの位置に液面がある温度8℃の水浴中に引き取り、
一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸は実施例
1と同様の方法で行い、直径が0.3mmの単繊維を得
た。得られたポリアミド繊維の性能を表2に示す。
1)を単軸押出機を用いて溶融し、紡糸温度を250℃
として紡糸口金を通して紡出し、紡糸口金面の下方10
mmの位置に液面がある温度8℃の水浴中に引き取り、
一旦巻き取ることなく連続して延伸した。延伸は実施例
1と同様の方法で行い、直径が0.3mmの単繊維を得
た。得られたポリアミド繊維の性能を表2に示す。
【0023】
【発明の効果】本発明のポリアミド繊維は、吸水時でも
高強度および高ヤング率を示すため、工業用ブラシのよ
うな吸水時の高強度および高ヤング率を必要とする材料
を構成する繊維として用いることができる。
高強度および高ヤング率を示すため、工業用ブラシのよ
うな吸水時の高強度および高ヤング率を必要とする材料
を構成する繊維として用いることができる。
【0024】
【表1】実施例番号 実施例1 実施例2 実施例3 重合体組成物(重量部) ポリアミド(A) N-MXD6 N-MXD6 N-MXD6 ポリアミド(B) − ナイロン6 ナイロン6 ブレンド比 (A)/(B) 100/0 90/10 80/20 ポリアミド繊維の形状 太さ(mm) 0.3 0.3 0.3 繊度(D) 800 790 790 延伸倍率 5.0 5.0 5.0 引張強力(kgf) 処理前 5.2 5.0 4.9 水中浸漬14日後 3.9 3.7 3.6 ヤング率(kgf/mm2) 処理前 800 740 680 水中浸漬14日後 520 460 440
【0025】
【表2】比較例番号 比較例1 比較例2 比較例3 重合体組成物(重量部) ポリアミド(A) N-MXD6 − − ポリアミド(B) ナイロン6 ナイロン6 ナイロン610 ブレンド比 (A)/(B) 70/30 0/100 0/100 ポリアミド繊維の形状 太さ(mm) 0.3 0.3 0.3 繊度(D) 780 750 670 延伸倍率 5.0 5.0 5.0 引張強力(kgf) 処理前 4.8 4.0 3.6 水中浸漬14日後 3.5 1.8 3.5 ヤング率(kgf/mm2) 処理前 630 240 450 水中浸漬14日後 350 110 260
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01F 6/90 311 D01F 6/90 311A (72)発明者 原田 正広 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 キシリレンジアミンを70モル%以上含
むジアミン成分と、炭素数4〜20のα,ω−直鎖脂肪
族ジカルボン酸を50モル%以上含むジカルボン酸成分
から重縮合して得られるポリアミド(A)75〜100
重量%、及び他のポリアミド(B)を25〜0重量%含
有する延伸ポリアミド繊維であって、湿潤時のヤング率
が400kgf/mm2 以上であるブラシ用延伸ポリア
ミド繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23839897A JPH1181041A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | ブラシ用延伸ポリアミド繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23839897A JPH1181041A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | ブラシ用延伸ポリアミド繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181041A true JPH1181041A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17029616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23839897A Pending JPH1181041A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | ブラシ用延伸ポリアミド繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181041A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113906172A (zh) * | 2019-06-11 | 2022-01-07 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 长丝及钓鱼线 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23839897A patent/JPH1181041A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113906172A (zh) * | 2019-06-11 | 2022-01-07 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 长丝及钓鱼线 |
CN113906172B (zh) * | 2019-06-11 | 2024-02-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 长丝及钓鱼线 |
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