JPH1180620A - メタリック塗料及び積層塗膜の形成方法 - Google Patents

メタリック塗料及び積層塗膜の形成方法

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JPH1180620A
JPH1180620A JP17276598A JP17276598A JPH1180620A JP H1180620 A JPH1180620 A JP H1180620A JP 17276598 A JP17276598 A JP 17276598A JP 17276598 A JP17276598 A JP 17276598A JP H1180620 A JPH1180620 A JP H1180620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な金属面光沢を有する塗膜を形成するこ
とができるメタリック塗料及び該メタリック塗料を用い
た積層塗膜の形成方法を得る。 【解決手段】 蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝
性顔料を含むメタリック塗料を用い、例えば、ベース塗
膜層1の上にこのメタリック塗料2を塗装した後、クリ
ヤ上塗り層3を塗装することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属箔や金属メッ
キ面等が有する金属面光沢を示す塗膜を形成することが
できるメタリック塗料及び該メタリック塗料を用いた積
層塗膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタリック塗料としては、アルミニウム
フレーク等の金属フレークを含有した塗料が知られてお
り、例えば、自動車車体等の塗装に用いられている。こ
のような自動車車体の塗装に用いられるメタリック塗料
は、いわゆるキラキラ感のある独特の意匠性を有するも
のである。
【0003】一方、電化製品の部品や自動車の部品等に
おいては、上記のメタリック塗料によるキラキラ感では
なく、鏡面のような金属面の光沢感が付与されたものが
知られている。このような金属面光沢を有する部品で
は、一般にその表面をアルミニウム箔などの金属箔で被
覆したり、あるいは金属メッキや金属蒸着により、表面
に金属薄膜を析出し付着させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金属箔
で表面を被覆する方法では、基材表面に凹凸がある複雑
な形状の基材に対しては、部分的に皺が発生し、均一に
金属箔で被覆することができないという問題があった。
また、金属メッキによる方法では、導電性を有する基材
に限定されたり、あるいは基材表面に導電層を形成する
などの必要がある。また基材全体をメッキ浴に浸漬する
必要があり、製造工程が複雑で、設備上種々の制限があ
った。また、金属を蒸着させる方法では、真空または減
圧容器中に基材を設置する必要があり、大型の基材には
適用できないという問題があった。また、製造工程上
も、減圧にする必要があるなど実用化にあたり制限があ
った。
【0005】また、金属箔を貼り付けたり、メッキや蒸
着により金属薄膜を析出付着させる従来の方法では、鏡
面光沢のように金属面光沢が強すぎる場合があった。こ
のような場合には、表面を粗面化して光沢感を鈍くする
などの特別の工程が必要であった。
【0006】本発明の目的は、適度な金属面光沢を有す
る塗膜を形成することができるメタリック塗料及び該メ
タリック塗料を用いた積層塗膜の形成方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のメタリック塗料
は、蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料を含
むことを特徴とするメタリック塗料である。
【0008】本発明で用いられる光輝性顔料は、蒸着金
属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料であれば特に限
定されるものではない。このような光輝性顔料は、一般
にベースフィルム上に金属膜を蒸着させ、ベースフィル
ムを剥離した後、蒸着金属膜を粉砕して金属片とするこ
とにより得られる。蒸着金属膜の厚み、すなわち粉砕し
て得られる金属片の厚みとしては、一般には100〜1
000Å程度が好ましい。また、粉砕の程度としては、
粒径が約5μm〜約100μm程度となるように粉砕さ
れることが好ましい。
【0009】蒸着金属膜の材質としては、特に限定され
るものではないが、例えば、アルミニウム、金、銀、
銅、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロ
ム、ステンレス等の金属膜が挙げられる。
【0010】本発明において用いる光輝性顔料は、蒸着
金属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料であるので、
非常に厚みが薄い金属片である。従って、後述するよう
に面状に配向することにより、表面がフラットなメタリ
ック塗膜層を形成することができ、金属面光沢をもたら
すことができる。従来のメタリック塗料に用いられてい
るアルミニウムフレーク等の金属フレークは、金属粉や
金属箔をボールミル等で粉砕して得られるものである
が、これらの金属フレークは比較的厚みが厚く、また表
面に凹凸を有しているので、このような金属フレークを
面状に配向しても、表面がフラットにならず、本発明の
ような金属面光沢は得られない。
【0011】本発明において用いる光輝性顔料は、例え
ば、特開平2−8268号公報や国際公開WO93/2
3481号公報等に開示された製造方法により製造する
ことができる。例えば、OPP(配向ポリプロピレ
ン)、CPP(結晶性ポリプロピレン)、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)等のプラスチックフィルムを
ベースフィルムとして用い、その上に剥離剤を塗布し、
剥離剤の上に金属蒸着を行う。金属蒸着後、蒸着金属の
酸化を防止するため、例えば蒸着面の上にトップコート
剤を塗布する。剥離剤及びトップコート剤としては、例
えば、アクリル樹脂、ビニル樹脂、ニトロセルロース、
セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、
EVA樹脂、塩素化PP樹脂、塩素化EVA樹脂、石油
系樹脂等の樹脂を用いることができる。
【0012】蒸着金属膜をベースフィルムから剥離し、
これを粉砕することにより金属片とする。なお、金属片
には剥離剤及びトップコート剤が付着している場合があ
るが、これらは一般にメタリック塗料として使用する際
の溶剤に溶解される。
【0013】本発明のメタリック塗料は、上記のように
して得られる光輝性顔料、溶剤、さらには必要に応じ
て、バインダーとなる樹脂及び添加剤を添加して調製さ
れる。本発明のメタリック塗料においては、光輝性顔料
の顔料重量濃度(PWC)はできるだけ高いことが好ま
しく、好ましくは15%以上、さらに好ましくは50%
以上、さらに好ましくは70%以上である。本発明に従
う最も好ましい実施形態では、メタリック塗料は実質的
に光輝性顔料と溶剤から構成される。実質的に光輝性顔
料と溶剤からメタリック塗料が構成されるとは、光輝性
顔料及び溶剤以外には何も含まれていないか、あるいは
若干量の樹脂や添加剤が含まれていることを意味してお
り、PWCで95%以上であることを意味している。メ
タリック塗料におけるPWCを高くすることにより、光
輝性顔料の面状の配向を促進することができ、光輝性顔
料のキラキラした光沢を減少させ、より良好な金属面光
沢を付与することができ易くなる。
【0014】本発明のメタリック塗料に含有させる溶剤
は、光輝性顔料製造の際に用いた剥離剤やトップコート
剤、あるいはメタリック塗料塗装の下地塗膜の種類など
を考慮して選択されるものであるが、例えば、トルエ
ン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−プロピ
ル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、メタノール、エ
タノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ル、第2ブチルアルコール、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルア
セテート、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート及び、ソルベッソ10
0及びソルベッソ150(商品名、エッソ社製、芳香族
系炭化水素溶剤)等の炭化水素系溶剤を挙げることがで
きる。また、光輝性顔料が金属粉ペーストのような市販
品として入手される場合には、この金属粉ペースト中に
含有されている溶剤が含まれてもよい。
【0015】本発明のメタリック塗料においては、上述
のように光輝性顔料及び溶剤以外の成分はできるだけ少
量であることが好ましいが、必要に応じてバインダーと
なる樹脂や添加剤を添加することができる。バインダー
樹脂としては、一般に塗膜形成樹脂として用いられてい
る樹脂などを用いることができ、アクリル樹脂、塩ビ酢
ビ共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂などの樹脂が例示される。また添加剤として
は、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスな
どのワックス類や、可塑剤、分散剤等が例示される。
【0016】本発明のメタリック塗料の塗布量として
は、特に限定されるものではないが、光輝性顔料の塗布
量として、0.1〜10g/m2 程度が好ましい。本発
明のメタリック塗料中の光輝性顔料の含有量は、特に限
定されるものではないが、0.1〜30重量%程度が好
ましく、さらに好ましくは0.2〜20重量%である。
光輝性顔料の含有量が多すぎると、塗装時の微粒化が低
下するため外観が悪くなり、逆に光輝性顔料の含有量が
少なすぎると金属面光沢の意匠性が低下する。
【0017】本発明の積層塗膜の形成方法は、上記本発
明のメタリック塗料により、積層塗膜の少なくとも1層
を形成することを特徴としている。本発明の積層塗膜の
形成方法において、好ましくは、メタリック塗料の塗膜
層を形成する前に、ベース塗膜層を形成する。ベース塗
膜層は、クリヤ塗膜であってもよいし、着色された塗膜
であってもよいが、より良好な金属面光沢を付与するた
めには、クリヤ塗膜であることが好ましい。また着色塗
膜の場合アルミニウムのような金属光沢に対しては、ホ
ワイトまたはグレー系の着色が好ましい。また、ベース
塗膜層は、溶剤型塗料から形成してもよいし、粉体塗料
から形成してもよい。
【0018】また、本発明の積層塗膜の形成方法に従う
好ましい実施形態においては、ベース塗膜層を塗布した
後、メタリック塗料中の光輝性顔料が該ベース塗膜層の
表面に沿って配向できる程度に該ベース塗膜層を硬化さ
せ、その後にメタリック塗料を塗布することを特徴とし
ている。このようにベース塗膜層をある程度硬化させた
後にメタリック塗料を塗布することにより、メタリック
塗料中の光輝性顔料をベース塗膜層の表面に沿って、沈
み込むことなく配向することができ、より良好な金属面
光沢を得ることができる。ベース塗膜層の硬化の程度
は、ベース塗膜層の種類、メタリック塗料の光輝性顔料
の種類及び溶剤の種類等により適宜選定することが好ま
しい。
【0019】本発明の積層塗膜の形成方法においては、
好ましくはメタリック塗料の塗膜層を形成した後、その
上にクリヤ上塗り層を形成する。本発明のメタリック塗
料は、上述のように、できるだけバインダー樹脂を少な
くすることが好ましいが、バインダー樹脂量が少なかっ
たり、あるいはバインダー樹脂を全く用いない場合に
は、光輝性顔料が表面から剥がれ落ち易くなる。従っ
て、メタリック塗料の塗膜層の上にクリヤ上塗り層を形
成することにより、このような光輝性顔料の剥がれ落ち
を防止することができる。このクリヤ上塗り層として
は、一般的なクリヤ塗膜を用いることができ、さらには
半透明感を付与した、いわゆる濁りクリヤ塗膜を用いて
もよい。また、クリヤ上塗り層は、溶剤型塗料から形成
してもよいし、粉体塗料から形成してもよい。溶剤型塗
料としては、一液型塗料を用いてもよいし、二液型ウレ
タン樹脂塗料のような二液型樹脂を用いてもよい。
【0020】本発明の積層塗膜の形成方法に従う好まし
い実施形態は、被塗物上にベース塗膜層を形成する工程
と、該ベース塗膜層の上に、蒸着金属膜を粉砕して金属
片とした光輝性顔料を含むメタリック塗膜層を形成する
工程と、該メタリック塗膜層の上にクリヤ上塗り層を形
成する工程とを備えている。
【0021】上記実施形態に従う一例においては、ベー
ス塗膜層がクリヤ塗料から形成され、クリヤ上塗り層が
クリヤ塗料または濁りクリヤ塗料から形成される。ま
た、他の例においては、ベース塗膜層が着色塗料から形
成され、クリヤ上塗り層がクリヤ塗料または濁りクリヤ
塗料から形成される。
【0022】本発明に従う好ましい実施形態の積層塗膜
は、ベース塗膜層を塗布した後、メタリック塗料を塗布
し、その上にクリヤ上塗り層を形成した積層塗膜であ
る。すなわち、ベース塗膜層とクリヤ上塗り層の間に、
蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料を含むメ
タリック塗膜層が設けられており、該メタリック塗膜層
中の光輝性顔料は実質的に面状に配向することにより金
属面光沢を示すことを特徴とする積層塗膜である。
【0023】ベース塗膜層としては、クリヤ塗膜または
着色塗膜が用いられるが、好ましくはクリヤ塗膜であ
る。図1は、本発明の積層塗膜に従う好ましい一実施形
態を示す断面図である。ベース塗膜層1とクリヤ上塗り
層3の間に、メタリック塗膜層2が設けられている。本
実施形態では、ベース塗膜層1としてクリヤ塗膜が形成
されている。
【0024】図1に示すように、メタリック塗膜層2の
厚みは、ベース塗膜層1及びクリヤ塗膜上塗り層3に比
べ非常に薄くなっており、ベース塗膜層1とクリヤ上塗
り層3に挟まれた状態で、面状に配向している。このよ
うに蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料が面
状に配向することにより、良好な金属面光沢を示す。ベ
ース塗膜層1の厚みは特に限定されるものではないが、
一例として30〜200μm程度、好ましくは50〜1
50μm程度の厚みが挙げられる。またクリヤ上塗り層
3の厚みも特に限定されるものではないが、一例として
10〜50μm程度、好ましくは20〜40μm程度の
厚みが挙げられる。メタリック塗膜層2の厚みは、薄い
ことが好ましく、一般には5μm以下、好ましくは2μ
m以下の厚みが好ましい。
【0025】本発明の積層塗膜を鋼板等の金属板の上に
形成する場合には、下塗り層や中塗り層を形成した後
に、本発明の積層塗膜を形成してもよい。例えば、金属
板の上に電着塗装を施した後、中塗り塗装を施し、この
中塗り塗膜の上に本発明の積層塗膜を形成してもよい。
中塗り塗膜の色は特に限定されるものではないが、光輝
性顔料としてアルミニウム粉等を用いる場合には、中塗
り塗膜の着色をグレー系とすることにより、より良好な
金属面光沢を得ることができる。
【0026】本発明によれば、鏡面光沢のように強い光
沢感ではなく、柔らかい適度な光沢感を有する金属面光
沢を塗膜の形成により物品に付与することができる。従
って、取っ手やホイールなどの自動車部品や自動車車体
など、あるいは電化製品やその他の物品に、柔らかな適
度な金属面光沢を簡易な工程で付与することができる。
また、金属箔を被覆することができないような複雑な表
面形状の物品に対しても、金属面光沢を付与することが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施例を挙げて本
発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により
限定されるものではない。
【0028】アルミニウム塗料の調製 メタリック塗料として、アルミニウム蒸着膜を粉砕して
得られるアルミニウム粉を含有したアルミニウム塗料を
調製した。蒸着金属膜を粉砕して得られるアルミニウム
粉としては、以下の市販のアルミニウム粉のペーストを
用いた。 ・商品名「DECOMET1001/10」…CARL
SCHLENK AG社製、アルミニウム粉含有量1
0重量% ・商品名「METALURE/L55700」…ECK
ART−WERKE社製、アルミニウム粉含有量10重
量%
【0029】比較として、アルミニウム粉末やアルミニ
ウム箔をボールミル等で粉砕して得られる、一般のメタ
リック塗料に用いられるアルミニウムフレークを含有し
た以下のアルミニウムペーストを用いた。 ・商品名「アルペースト7160」…東洋アルミニウム
社製、アルミニウムフレーク含有量64重量%
【0030】上記のアルミニウムペーストを用い、表1
に示す配合割合で本発明に従うアルミニウム塗料を調製
した。なお、熱硬化性アクリル樹脂としては、固形分5
0重量%、数平均分子量21000、水酸基価45、酸
価15の熱硬化性アクリル樹脂を用いた。
【0031】
【表1】
【0032】積層塗膜の形成 リン酸亜鉛処理した厚み0.8mm、10cm×30c
mのダル鋼板に、カチオン電着塗料(商品名「パワート
ップU−50」、日本ペイント社製カチオン型電着塗
料)を、乾燥膜厚が20μmとなるように電着塗装した
後、160℃で30分間焼き付けた。次に、得られた電
着塗膜の上に、グレーの中塗り塗料(商品名「オルガP
−2グレー」、日本ペイント社製ポリエステル・メラミ
ン系塗料)を、乾燥膜厚が30μmとなるようにスプレ
ー塗装した後、140℃で20分間焼き付けて中塗り塗
膜を形成した。
【0033】次に、表2に示す組み合わせとなるように
第一層(ベース塗膜層)、第二層(メタリック塗膜
層)、及び第三層(クリヤ上塗り層)を形成した。第一
層は乾燥膜厚が100μmとなるように静電塗装または
スプレー塗装し、第二層は乾燥膜厚が1μmとなるよう
にスプレー塗装し、第三層は乾燥膜厚が30μmとなる
ようにスプレー塗装した。なお、第二層における焼付け
は、熱硬化性アクリル系樹脂が含まれていないものにつ
いては溶剤を蒸発させる工程である。
【0034】なお、第一層目及び第三層目の塗料として
は、以下のものを用いた。 ・第一層目用塗料 粉体クリヤ塗料…商品名「パウダックスA50クリ
ヤ」、日本ペイント社製アクリル系エポキシ塗料 粉体ホワイト塗料…商品名「パウダックスA50ホワイ
ト」、日本ペイント社製アクリル系エポキシ塗料 粉体ブラック塗料…商品名「パウダックスA30ブラッ
ク」、日本ペイント社製アクリル系エポキシ塗料 溶剤型クリヤ塗料…商品名「スーパーラックM−90ク
リヤ」、日本ペイント社製アクリル・メラミン系塗料 溶剤型ホワイト塗料…商品名「スーパーラックM−90
ホワイト」、日本ペイント社製アクリル・メラミン系塗
【0035】・第三層目用塗料 O−150クリヤ…商品名「スーパーラックO−150
クリヤ」、日本ペイント社製アクリル・メラミン系塗料 NAXスペリオクリヤ…商品名「NAXスペリオクリ
ヤ」、日本ペイント社製イソシアネート硬化型二液塗料 赤系濁りクリヤ…上記「スーパーラックO−150クリ
ヤ」にイルガジンレッドDPP−BO(赤系透明顔料、
チバガイギー社製)を1.0重量%添加し、5μm以下
まで分散し、塗料化した塗料(隠蔽膜厚300μm以
上)。 粉体クリヤ…商品名「パウダックスA50クリヤ」、日
本ペイント社製アクリル系エポキシ塗料
【0036】得られた実施例1〜11及び比較例1の塗
膜について、外観、金属面光沢、及び密着性を以下のよ
うにして評価した。外観 塗膜外観を以下の基準で肉眼により評価した。 5:平滑で、かなり光沢感がある。 4:光沢感がある。 3:普通の感覚。 2:ぼけた感じがする。 1:全く光沢感がない。
【0037】金属面光沢 金属面光沢について、以下の基準で肉眼により評価し
た。 5:かなり金属面光沢がある。 4:金属面光沢がある。 3:普通の感覚。 2:ぼけた感じがする。 1:全く金属面光沢がない。
【0038】密着性 カッター(NTカッターS型、A型または相当品)の切
り刃を塗膜に対し約30度に保持して、素地に達するよ
う2mmの間隔の平行線を11本引き、さらにそれらの
平行線に垂直に交わる2mm間隔の平行線を11本引い
て、塗膜に100個の碁盤目を形成した。この碁盤目の
上に接着テープ(ニチバン社製の工業用セロハンテー
プ)を気泡が残らないように指先で均一に圧着させた
後、直ちに接着テープの一端を持ち、塗面に対して約4
5度の角度で急激に引っ張って、塗膜からテープを剥が
し、100個の碁盤目中の塗膜が剥がれた碁盤目の数を
測定した。評価結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から明らかなように、本発明に
従う実施例1〜11の積層塗膜は、いずれも比較例1の
積層塗膜に比べ良好な金属面光沢及び良好な密着性を示
している。バインダー樹脂を含有した調製例4及び5の
アルミニウム塗料を用いた実施例4及び5の積層塗膜
は、バインダー樹脂を用いない他の実施例の積層塗膜に
比べやや金属光沢感が少なくなっており、本発明のメタ
リック塗料としては、できるだけ樹脂バインダーの含有
量の少ないものが好ましいことがわかる。
【0041】また、実施例8と他の実施例との比較から
明らかなように、ベース塗膜層を設ける方がより良好な
金属光沢感が得られることがわかる。また、実施例1と
実施例9との比較から明らかなように、ベース塗膜層の
硬化をより十分に行うことにより、アルミニウム粉の面
状配向がより高められ、より良好な金属面光沢が得られ
ることがわかる。
【0042】
【発明の効果】本発明に従えば、塗膜の形成により金属
面光沢を物品に付与することができ、従来の金属箔によ
る被覆や金属メッキ及び金属蒸着による方法に比べ、よ
り簡易な方法で金属面光沢を付与することができる。さ
らに、従来のこれらの方法では鏡面光沢のような強すぎ
る金属面光沢であったが、本発明によれば、より柔らか
な適度な金属面光沢を付与することができる。従って、
ホイールや取っ手などの自動車部品や自動車車体、ある
いは家電製品など広い分野において本発明を適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施形態の積層塗膜を示す断面
図。
【符号の説明】
1…ベース塗膜層 2…メタリック塗膜層 3…クリヤ上塗り層

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝
    性顔料を含むことを特徴とするメタリック塗料。
  2. 【請求項2】 前記光輝性顔料がアルミニウム粉である
    ことを特徴とする請求項1に記載のメタリック塗料。
  3. 【請求項3】 顔料重量濃度(PWC)が15%以上で
    ある請求項1または2に記載のメタリック塗料。
  4. 【請求項4】 メタリック塗料が実質的に前記光輝性顔
    料と溶剤から構成されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載のメタリック塗料。
  5. 【請求項5】 蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝
    性顔料と、溶剤と、バインダー樹脂とを含み、光輝性顔
    料の顔料重量濃度(PWC)が15%以上であることを
    特徴とするメタリック塗料。
  6. 【請求項6】 積層塗膜の少なくとも1層を、請求項1
    〜5のいずれか1項に記載のメタリック塗料により形成
    することを特徴とする積層塗膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 メタリック塗料の塗膜層を形成する前
    に、ベース塗膜層を形成することを特徴とする請求項6
    に記載の積層塗膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記ベース塗膜層を塗布した後、前記メ
    タリック塗料中の光輝性顔料が該ベース塗膜層の表面に
    沿って配向できる程度に該ベース塗膜層を硬化させ、そ
    の後に前記メタリック塗料を塗布することを特徴とする
    請求項7に記載の積層塗膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記ベース塗膜層がクリヤ塗膜である請
    求項7または8に記載の積層塗膜の形成方法。
  10. 【請求項10】 前記メタリック塗料の塗膜層を形成し
    た後、その上にクリヤ上塗り層を形成することを特徴と
    する請求項6〜9のいずれか1項に記載の積層塗膜の形
    成方法。
  11. 【請求項11】 被塗物の上にベース塗膜層を形成する
    工程と、 前記ベース塗膜層の上に、蒸着金属膜を粉砕して金属片
    とした光輝性顔料を含むメタリック塗料の塗膜層を形成
    する工程と、 前記メタリック塗膜層の上にクリヤ上塗り層を形成する
    工程とを備える積層塗膜の形成方法。
  12. 【請求項12】 前記ベース塗膜層が、溶剤型塗料また
    は粉体塗料から形成されていることを特徴とする請求項
    7〜9及び請求項11のいずれか1項に記載の積層塗膜
    の形成方法。
  13. 【請求項13】 前記クリヤ上塗り層が、溶剤型塗料ま
    たは粉体塗料から形成されていることを特徴とする請求
    項10〜12のいずれか1項に記載の積層塗膜の形成方
    法。
  14. 【請求項14】 前記溶剤型塗料が、一液型塗料または
    二液型塗料であることを特徴とする請求項13に記載の
    積層塗膜の形成方法。
  15. 【請求項15】 前記ベース塗膜層がクリヤ塗料から形
    成されており、前記クリヤ上塗り層がクリヤ塗料または
    濁りクリヤ塗料から形成されていることを特徴とする請
    求項11〜14のいずれか1項に記載の積層塗膜の形成
    方法。
  16. 【請求項16】 前記ベース塗膜層が着色塗料から形成
    されており、前記クリヤ上塗り層がクリヤ塗料または濁
    りクリヤ塗料から形成されていることを特徴とする請求
    項11〜14のいずれか1項に記載の積層塗膜の形成方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項6〜16のいずれか1項に記載
    の形成方法により形成された積層塗膜。
  18. 【請求項18】 ベース塗膜層とクリヤ上塗り層の間
    に、蒸着金属膜を粉砕して金属片とした光輝性顔料を含
    むメタリック塗膜層が設けられており、該メタリック塗
    膜層中の前記光輝性顔料が実質的に面状に配向すること
    により金属面光沢を示すことを特徴とする積層塗膜。
  19. 【請求項19】 前記ベース塗膜層がクリヤ塗膜である
    請求項18に記載の積層塗膜。
  20. 【請求項20】 請求項17〜19のいずれか1項に記
    載の積層塗膜を有することを特徴とする物品。
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