JPH1180402A - 熱可塑性樹脂発泡シート及び容器 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡シート及び容器

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JPH1180402A
JPH1180402A JP24052697A JP24052697A JPH1180402A JP H1180402 A JPH1180402 A JP H1180402A JP 24052697 A JP24052697 A JP 24052697A JP 24052697 A JP24052697 A JP 24052697A JP H1180402 A JPH1180402 A JP H1180402A
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英信 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用後の減容廃棄生に優れ、パール調の外観
を有する電子レンジ加熱対応のシート及び容器を提供す
る。 【解決手段】 メルトインデックスが0.3〜6のポリ
プロピレン系樹脂40〜60重量部、ポリスチレン系樹
脂10〜30重量部、無機充填材10〜40重量部及び
スチレンとイソブチレンのブロック共重合体の水添物3
〜20重量部、或いはスチレンとブタジエンのブロック
共重合体2〜20重量部を含有する、1.05〜3倍ま
で発泡させた熱可塑性樹脂発泡シートより成形した容器
は惣菜等或いは弁当容器として、電子レンジによる加熱
に優れた耐熱性を示すと共に使用後の減容廃棄性に優れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器成形時にドロー
ダウンが少なく、該容器は高い電子レンジ耐熱性を有
し、使用後の減容廃棄性に優れ、かつまたパール調の外
観を有する熱可塑性樹脂発泡シート及びその成形容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】生活習慣の変化に伴い近年コンビニエン
トストアー、スーパー等には調理済みの食品あるいは弁
当が多く販売されている。これらの食品は電子レンジで
再加熱して使用に供される事が多い。そのため用いられ
る容器に対して電子レンジ耐熱性を付与することが必須
となっている。従来、電子レンジ加熱対応の食品包装容
器としては無機物であるタルクをポリプロピレン系の樹
脂に、全配合物に対して30〜40重量%充填したシー
ト(以下PP/Fシートという)を熱成形させた成形体
が使用されている。この成形体は、食品を充填した状態
で電子レンジで加熱しても、内部の食品の発熱による熱
でも変形しない容器として広く使用されている。
【0003】しかし、この容器は断熱性に乏しいため内
容物を電子レンジで加熱した際に容易に内容物の熱を通
し、そのため加熱直後に容器を素手で持ちにくい問題点
がある。また、該容器は使用終了後に廃棄する際容器が
強靱で素手では裂きにくく、また潰しにくい。そのため
そのままの形状で該容器を廃棄しなければならず、その
結果廃棄物の容積が増えてしまう問題がある。
【0004】この問題を解決するにはPP/Fを発泡化
させることが考えられる。しかし単に発泡化したのでは
剛性が著しく低下してしまう。この剛性の低下を補うだ
け、成形体の肉厚を上げると、コスト高となってしま
う。薄肉で発泡ポリプロピレン系シートの剛性を上げる
方法としては、特開平1−278539号の公報でポリ
スチレン系樹脂を添加する事や、多層化手法として特開
平1−166942号の公報で公知である。しかし、特
開平1−278539号では充分な剛性を得る事が出来
ず、また、特開平1−166942号では、多層化の為
に高価なものとなってしまう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、130℃の
電子レンジ耐熱性を有し、実用的な強度を保持しながら
も、減容廃棄性、すなわち廃棄時に容器を容易に潰すこ
とができるためにゴミとなる容器の見かけの容量を減ら
すことができ、かつまた従来のPP/F製の容器にはな
かった、パール調の美麗な外観を有する熱可塑性樹脂発
泡シート及び容器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の問
題を解決するために種々検討した結果、特定のポリプロ
ピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂及び無機充填材から
なる樹脂組成物に対して特定の相溶化剤を併用して発泡
化させたシート及び成形体が130℃の電子レンジ加熱
対応の耐熱性、減容廃棄性に優れ、環境適性(低燃焼カ
ロリー)を有しながら、比較的安価で剛性が高く、パー
ル調の外観を有する特性を持つ事を見出し、本発明を完
成させたものである。
【0007】すなわち、本発明の第1の発明は(A)メ
ルトインデックスが0.3〜6のポリプロピレン系樹脂
40〜60重量部、(B)ポリスチレン系樹脂10〜3
0重量部、(C)無機充填剤10〜40重量部及び、
(D)スチレンとイソプレンブロック共重合体水素添加
物3〜20重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物よりな
る発泡倍率が1.05〜3倍の熱可塑性樹脂発泡シート
である。
【0008】第2の発明は(A)メルトインデックスが
0.3〜6のポリプロピレン系樹脂40〜60重量部、
(B)ポリスチレン系樹脂10〜30重量部、(C)無
機充填剤10〜40重量部及び、(D)スチレン及び共
役ジエン炭化水素よりなるブロック共重合体2〜20重
量部を含有する熱可塑性樹脂組成物よりなる発泡倍率が
1.05〜3倍の熱可塑性樹脂発泡シートである。
【0009】第3の発明は、分岐状のポリプロピレン系
樹脂を含有する第1又は2の発明の熱可塑性樹脂発泡シ
ートである。
【0010】第4の発明は、第1乃至第3の発明の熱可
塑性樹脂発泡シートよりなる電子レンジ加熱可能である
ことを特徴とする成形容器である。
【0011】第5の発明は、食品が充填された第4の発
明の成形容器である。
【0012】第6の発明は、第1乃至第3の発明の熱可
塑性樹脂組成物である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用されるポリプロピレン系樹脂とはそのメル
トインデックスが0.3〜6のポリプロピレン系樹脂で
ある。例えばプロピレンを単独重合することによって得
られるプロピレン単独重合体(以下PPホモポリマ
ー)、又は20重量%以下のコモノマー、例えばエチレ
ン、アクリル酸エステル、マレイン酸等の不飽和有機酸
及びその無水物、炭素数が4〜12個のα−オレフィン
等のモノマー単位をプロピレンと共重合して得られる共
重合体等が挙げられる。該共重合体はランダム共重合体
でもブロック共重合体でもグラフト共重合体でもよい。
また請求項3で用いられる分岐状のポリプロピレン系樹
脂とは、例えばポリプロピレン系樹脂主鎖に放射線照射
等の方法で長鎖のポリプロピレンを分岐鎖として導入し
たものが挙げられる。もしくはこれらの重合体の酸化・
塩素化等の変成物でもよい。本発明の実施にあたりポリ
プロピレン系樹脂はこれらを単独で使用しても、2種以
上を使用しても良いが、特に分岐鎖を有するポリプロピ
レン系樹脂を20重量部以下の範囲で添加するとよい。
【0014】メルトインデックスが6より大きいとシー
トにしたときの引裂強度が低下し、またシートから容器
を熱成形する際にドローダウンが大きくなり成形が困難
となる。ここでドローダウンとは熱成形前にシートを加
熱した際シートが垂れる現象であり、ドローダウンが大
きいと垂れたシートが成形用の金型に接してしまい、成
形を困難にする問題がある。また、メルトインデックス
が6より大きいと成形容器にした際の落下強度が低下す
る問題がある。一方メルトインデックスが0.3より小
さいとシート製造時生産性が劣るという問題がある。
【0015】本発明において使用されるポリスチレン系
樹脂とは、ポリスチレンホモポリマー(以下GP−PS
という)、あるいは、スチレンと他の1つ以上のコモノ
マー、例えばα−メチルスチレン、アクリロニトリル、
ブタジエン、メタクリル酸メチル、アクリル酸、メタア
クリル酸、無水マレイン酸等との共重合体が挙げられ
る。また、スチレン−ブタジエン共重合体成分をポリス
チレンとグラフト重合した、通常HI−PSと称される
ゴム補強ポリスチレンも使用出来る。これらは併用する
こともできる。これらの内ポリスチレン系樹脂として
は、特に経済性の面からGP−PSが、望ましい。
【0016】本発明の無機充填材としては、タルク、ク
レー、マイカ、ケイ酸カルシウム、モンモリナイト、ベ
ントナイト、シリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化鉄、
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、軽石、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、リ
ン酸アルミニウム、炭酸カルシウム、ドロマイト、硫酸
カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カーボ
ンブラック、ホワイトカーボン、ゼオライト、ガラス粉
末、大谷石、シラスバルーン、ガラスバルーン等が挙げ
られるが、特にこれらの中でも好ましくは、酸に対する
安定性やその取り扱い、経済性の面でタルクが好適に用
いられる。
【0017】本発明においてポリプロピレン系樹脂及び
ポリスチレン系樹脂は、発泡シート、成形体の外観及び
成形体の諸物性の点から、ポリプロピレン系樹脂が40
〜60重量部、ポリスチレン系樹脂が10〜30重量部
の範囲が好ましい。ポリプロピレン系樹脂が少なすぎる
と、電子レンジ耐熱性が得られず、ポリスチレン系樹脂
が少なすぎると、シート、成形体の剛性を向上させる事
が出来ない。分岐鎖を有するポリプロピレン系樹脂の添
加量が20重量部を越えるとコストアップとなる。な
お、ここで分岐鎖を有するポリプロピレン系樹脂の添加
量は全ポリプロピレン系樹脂の添加量の内数に含まれ
る。
【0018】本発明の樹脂組成物の配合比は、シート、
成形体の剛性、環境適性及びシートから成形体への成形
性の点から、無機充填材が10〜40重量部の範囲が好
ましい。無機充填材が10重量部未満では、剛性、環境
適性が得られず、40重量部を越えるとシートから成形
体への成形性が著しく低下する。
【0019】本発明における樹脂組成物の発泡倍率は、
シート、成形体としての剛性、経済性の点から1.05
〜3倍の範囲が好ましく、更に好ましくは1.1から
1.5倍の範囲である。発泡倍率が小さすぎると経済性
を改善する効果に乏しく、逆に大きすぎると所定の剛性
を得るのに、シート厚みをより以上に増す必要が生じ、
経済性の点で劣る。
【0020】本発明において、実施組成物を発泡させる
には発泡剤を用いる方法が好適に使用される。この場合
発泡剤は特に限定されず、化学発泡剤、物理発泡剤何れ
も各種の物が使用出来る。具体的には、化学発泡剤とし
てアゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、p−トルエンスルホニルヒドラジド等の有機系のも
の、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の無機
系発泡剤が挙げられる。物理発泡剤としては、プロパ
ン、ブタン、ペンタン、水、炭酸ガス、窒素等のものが
挙げられる。また、発泡剤として粉末状の物は、樹脂或
いは各種添加剤によってマスターバッチ化した物や、物
理発泡剤をベース樹脂に含浸した物を用いても良い。無
機系発泡剤を用いると良好な表面外観を得ることができ
る。
【0021】本発明において、必要に応じて樹脂添加剤
として、一般に使用されている着色剤、エチレンビスア
マイド等の滑剤、ヒンダードフェノール系やリン系の酸
化防止剤を添加しても良い。
【0022】本発明において使用されるスチレン−イソ
プレンブロック共重合体水素添加物(以下SEPSとい
う)とは、スチレンからなる重合体ブロックA 1個以
上と、イソプレンからなる重合体ブロックB 1個以上
からなり、全体の数平均分子量が5,000から50
0,000の範囲にあり、重合体ブロックA全体の含有
率が10〜70重量%であるブロック共重合体であっ
て、かつ(AB)n又はA−(BA)n(nは整数で1
以上5以下)のブロック形態を有し、ブロックB全体の
脂肪族二重結合の少なくとも70%以上を水素添加して
得られる水素ブロック共重合体である。また、スチレン
及び共役ジエン炭化水素よりなるブロック共重合体(以
下SBSという)とはスチレンからなる重合体ブロック
A 1個以上と、共役ジエン(ブタジエン、イソプレ
ン)からなる重合体ブロックB 1個以上からなり、全
体の数平均分子量が5,000から500,000の範
囲にあり、重合体ブロックA全体の含有率が10〜80
重量%であるブロック共重合体であって、かつ(AB)
n又はA−(BA)n(nは整数で1以上5以下)のブ
ロック形態を有するブロック共重合体である。
【0023】SEPSの添加量は3〜20重量部が好ま
しく、SBSの添加量は2〜20重量部が好ましい。こ
の範囲において実用的に適度な強度を有しながら、容器
を潰して減容廃棄することが可能となる。すなわち、実
用的には容器に惣菜等を入れて運搬しても容器が破損す
ることはなく、かつまた容器を廃棄する際に容器を潰
し、或いは裂いて容積を減らすことが可能となる。SE
PS或いはSBSの添加量が少ないといずれの場合もシ
ートの強度、特に引き裂き強度が低下して好ましくな
い。逆に添加量が多すぎると強度が低下し柔軟となる。
そのため容器に内容物をいれた時その重みで容器の形状
が変形して好ましくない、また電子レンジ耐熱性も低下
する。
【0024】発泡シート製造に供する樹脂組成物は、発
泡剤を除いてシート押出し加工の前に予め単軸あるい
は、2軸押出機で溶融混合したものを用いても、溶融混
練せずにブレンド、ドライブレンドしたものを用いても
良い。また、無機充填剤の混合方法として、無機物をポ
リプロピレンに、予め高濃度で溶融混合してマスターバ
ッチ化したものを使用しても良い。
【0025】本発明の発泡シートは、一般に使用されて
いる押出し加工法が適用でき、ダイとしては、Tダイ、
サーキュラーダイ及び異形ダイの何れであってもよい。
また、加飾等の為に、発泡シートに無発泡層を共押出し
や予めフィルム化した物を熱ラミネートする等の方法で
積層しても良い。
【0026】本発明の成形体としては、本発明で得られ
る発泡シートを用い通常の熱成形、たとえば真空成形、
圧空成形、真空圧空成形、プラグアシスト成形、プレス
成形等により成形された物が挙げられる。
【0027】このようにして得られた容器は、食品、惣
菜等の容器、或いは弁当容器として好適に使用される。
特に油の多い食品を用い、電子レンジ加熱しても十分な
耐熱性を有するため、変形したり、穴があいたりするよ
うなことはない。
【0028】
【発明の効果】本発明による熱可塑性樹脂発泡シートを
用いた成形容器は、電子レンジにかけることができ、食
品、惣菜或いは弁当容器として好適に用いられる。
【0029】
【実施例】以下実施例により更に詳細に説明する。 (実施例1)メルトインデックス(ASTM D123
8、230℃)が2.4でPPホモポリマーであるポリ
プロピレン系樹脂(グランドポリマー社製F103)5
0重量部、タルク(白石カルシウム社製、タルクFV
S)30重量部、ポリスチレン樹脂(電気化学工業社
製、HRM−5)20重量部、発泡剤(永和化成社製、
SC−K)0.12重量部、流動パラフィン0.042
重量部、SBS(電気化学工業社製STR−1602、
スチレンとブタジエンのトリブロック共重合体)5重量
部をドライブレンドした後、115mmΦの単軸押出機
にて樹脂温度211℃、樹脂圧120kg/cm3、押
出量347.6kg/hの条件で厚さ0.6mmのシー
トを製造した。
【0030】シートの発泡倍率は1.23倍、シートの
押出方向と平行方向及び直行する方向の発泡セルの最大
径は各々292μ、103μであった。このシートにつ
いて以下の評価を行った。
【0031】(1)デュポン衝撃 デュポン衝撃試験機(東洋精機製作所製)を用い、撃芯
先端直径1/2インチ、重錘100gでシートの50%
破壊エネルギーを測定した。
【0032】(2)曲げ弾性率 JIS K 7171により、単位をkgf/cm2に換算し
て示した。
【0033】(3)引裂強度 JIS K−6772に準拠した。すなわち、幅40mm
長さ150mmの試験片を資料の縦及び横の方向からそれ
ぞれ3枚ずつとり、各試験片の短辺の中央から長辺に平
行に内部へ長さ約75mmに切り込みを入れる。試験片の
切り込みを入れた辺の両側が表裏になるように引張試験
機のつかみ具に取り付け、切り込みの方向に平行に毎分
200±20mmの引っ張り速度で引き裂き、最大荷重を
求める。方向は切り込みの方向を示す。
【0034】シートから真空成形で図1の様な形状の弁
当容器を作成し以下の試験を行った。なお成型時の加熱
温度は300℃、加熱時間は13秒、シート幅は900
mm、送り長さは1100mmであった。 (1)ドローダウン シートを加熱した時にシートが加熱により垂れ下がる長
さを、シート中央部にて測定した。数値が多いほど垂れ
下がりが大きくなり好ましくない。 (2)落下強度 成形した弁当容器に300gの重りを全体に均一になる
よう固定し、50cmから短手方向の縁が垂直になる方
向で落下させて、弁当容器が破壊するかどうかをみた。
なお、蓋は用いなかった。 (3)電子レンジ耐熱性 弁当容器に食用サラダ油を8分目(約300g)を入れ
て、5分間蓋なしで電子レンジ加熱し、容器の変形、油
もれの有無等をみた。実施例1の組成を表1に、評価結
果を表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】(実施例2〜8)表1に示された原料及び
配合割合とした以外は実施例1と同様に行った、評価結
果を表2に示す。なお、用いたポリプロピレン系樹脂は
以下の通りである。
【0038】グランドポリマー社製E102、MI=
2、PPホモポリマー グランドポリマー社製J101、MI=1.4、PPホ
モポリマー グランドポリマー社製B101W、MI=0.7、PP
ホモポリマー モンテルJPO社製PF814、MI=3、長鎖分岐の
あるPPホモポリマー
【0039】(比較例1)表1記載の原料、組成、すな
わちポリプロピレン系樹脂50重量部(グランドポリマ
ー社製F229D、MI=9、PPホモポリマー、ラン
ダム共重合体)、タルク30重量部、ポリスチレン樹脂
20重量部、発泡剤0.12重量部、流動パラフィン
0.042重量部とした以外は実施例1と同様に行っ
た。評価結果を表2に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 容器の物性を測定する際に使用した容器の形
状図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/10 B65D 1/00 A //(C08L 23/10 25:04 53:02) B29K 23:00 105:04 B29L 22:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)メルトインデックスが0.3〜6
    のポリプロピレン系樹脂40〜60重量部、(B)ポリ
    スチレン系樹脂10〜30重量部、(C)無機充填剤1
    0〜40重量部及び、(D)スチレン−イソプレンブロ
    ック共重合体水素添加物3〜20重量部を含有する熱可
    塑性樹脂組成物よりなる発泡倍率が1.05〜3倍の熱
    可塑性樹脂発泡シート。
  2. 【請求項2】 (A)メルトインデックスが0.3〜6
    のポリプロピレン系樹脂40〜60重量部、(B)ポリ
    スチレン系樹脂10〜30重量部、(C)無機充填剤1
    0〜40重量部及び、(D)スチレン及び共役ジエン炭
    化水素よりなるブロック共重合体2〜20重量部を含有
    する熱可塑性樹脂組成物よりなる発泡倍率が1.05〜
    3倍の熱可塑性樹脂発泡シート。
  3. 【請求項3】 分岐状のポリプロピレン系樹脂を含有す
    る請求項1又は2の熱可塑性樹脂発泡シート。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の熱可塑性樹脂発泡シー
    トよりなる電子レンジ加熱可能であることを特徴とする
    成形容器。
  5. 【請求項5】 食品が充填された請求項4の成形容器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3の熱可塑性樹脂組成物。
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