JPH0449862B2 - - Google Patents

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JPH0449862B2
JPH0449862B2 JP59052731A JP5273184A JPH0449862B2 JP H0449862 B2 JPH0449862 B2 JP H0449862B2 JP 59052731 A JP59052731 A JP 59052731A JP 5273184 A JP5273184 A JP 5273184A JP H0449862 B2 JPH0449862 B2 JP H0449862B2
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JP
Japan
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weight
parts
sheet
polystyrene
styrene
Prior art date
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JP59052731A
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English (en)
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JPS60197743A (ja
Inventor
Jun Maeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Priority to JP59052731A priority Critical patent/JPS60197743A/ja
Publication of JPS60197743A publication Critical patent/JPS60197743A/ja
Publication of JPH0449862B2 publication Critical patent/JPH0449862B2/ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、果物トレイ、鮮魚トレイ等の容器を
真空成形、圧空成形法により成形するに適したポ
リスチレン樹脂発泡体シートに関するものであ
る。本発明の発泡体シートは柔軟性に富むので果
物間の仕切りとして用いる緩衝材として有用であ
る。 ポリスチレン樹脂発泡体シート(いわゆるスチ
レンペーパー)は、鮮魚、果物のトレイ成形用素
材として使用されている(実開昭58−92040号)。 通常、かかるスチレンペーパーは、ポリスチレ
ンペレツトと核剤、例えば硅砂、タルク、炭酸カ
ルシウム等とをミキサーで混合した組成物を押出
機のホツパーより供給し、これを押出機で230〜
250℃で溶融混練し、この溶融混練物に押出機の
途中に設けられたパイプよりブタン、ペンタン、
塩化メチレン、ジクロロジフルオロメタン等の発
泡剤を加えたのち、同押出機の冷却ゾーンで160
℃に冷却し、ついでダイより管状に押出発泡し、
冷却後、カツターによりこの管状発泡シートを二
面に切り開いて製造されている(特公昭43−
15709号)。また、このシートは、混練と冷却を
別々の押出機を用いて製造されることもある(特
公昭42−25781号)。 このようにして製造された肉厚が1〜3mm、見
掛密度が0.05〜0.2g/cm2のポリスチレンペーパ
ーは真空成形され、鮮魚、野菜、肉等のトレイと
して使用されている。また、他のシート、例えば
架橋ポリエチレン発泡体シートと積層し、真空成
形され、桃、梨等の果物トレイとして使用されて
いる。 このポリスチレンペーパー製トレイは肉、魚介
類の包装資材として用いる場合、通常、ラツプフ
イルムによりくるまれて使用されるが、柔軟性
(耐衝撃性)に乏しいためこのフイルムをラツプ
する際にトレイに捲装する力を強くすると破損す
ることがある。 本発明はかかる従来のスチレンペーパーの欠点
を、ポリスチレンにスチレン・ブタジエン・スチ
レンブロツク共重合体、高級脂肪酸の金属塩およ
び流動パラフインを添加することにより柔軟性を
向上させて解決を画るものである。 即ち、本発明は (A) ポリスチレン 100重量部 (B) スチレン・ブタジエン・スチレンブロツク共
重合体 5〜20重量部 (C) 核剤 0.2〜5重量部 (D) 高級脂肪酸の金属塩 0.05〜1重量部 (E) 流動パラフイン 1〜5重量部 上記(A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分を含有する樹
脂組成物を発泡剤を用いて発泡させて得たシート
であつて、該シートの見掛密度が0.05〜0.2g/
cm2であることを特徴とするポリスチレン樹脂発泡
体シートを提供するものである。 本発明の実施において、(A)成分のポリスチレン
は数平均分子量(Mn)が8×104〜2.2×105、重
量平均分子量(Mw)が10×104〜5×105のポリ
スチレンが使用できる。 (B)成分のスチレン・ブタジエン・スチレンブロ
ツク共重合体は、平均分子量が25000〜1000000の
ものが一般であり、米国シエル社よりカリフレツ
クスTP1101、TR1102、TR1184、TR1107、
TR1111、TR1112、TR4113、TR4122、
TR4140、TR4203、TR4205等の商品名で、旭化
成よりタフプレンの商品名で販売されている。 このスチレン・ブタジエン・スチレンブロツク
共重合体はゴム質である。ポリスチレンの耐衝撃
改良剤として特開昭58−187436号にはSBR、
NBR、ブナゴム、HIPS、ブチルゴム等のゴム質
が開示されるが、ポリスチレンとの相溶性は、ス
チレン・ブタジエン・スチレンブロツク共重合体
が一番優れる。 このスチレン・ブタジエン・スチレンブロツク
共重合体は、(A)成分100重量部に対して5〜20重
量部の割合で配合される。5重量部未満では耐衝
撃性の改良効果が低い。逆に20重量部を越える得
られるシートの曲げ強度の低下が著しいので好ま
しくない。 次に(C)成分の核剤は、発泡体のセル径を均一に
調製するのに役立つものであり、タルク、炭酸マ
グネシウム、パーライト、硅酸カルシウム、炭酸
カルシウム、酸化硅素、パライタ、バーミキユラ
イト等の無機系核剤、クエン酸、酒石酸、硼酸、
蓚酸等の有機酸が用いられる。 この核剤は、(A)成分のポリスチレン100重量部
に対して0.2〜5重量部の割合で用いる。 (D)成分の高級脂肪酸の金属塩としては、炭素数
が12〜22の高級脂肪酸、例えばカプリン酸、ステ
アリン酸、パルミチン酸等の金属塩(Ca、Na、
K、Li、Zn、Al)があげられる。特にステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム及びステア
リン酸カルシウムが好適である。 この高級脂肪酸の金属塩は、シートを押出成形
する際の加工性を向上させるとともに、発泡体シ
ートの柔軟性を向上する。この高級脂肪酸の金属
塩は、(A)成分のポリスチレン100重量部に対して
0.05〜1重量部の割合で用いる。0.05重量部未満
ではシートの柔軟性の改良効果が小さい。1重量
部を越えては、シートの製膜安定性が悪化すると
いう欠点がある。 流動パラフイン(E)は比較的軽質の潤滑油留分、
例えばスピンドル油留分を硫酸洗浄によつて精製
した炭化水素油であり、主としてアルキルナフテ
ン類からなり、白油ともいわれれう(化学大辞典
9、第749頁、共立出版(株)、1962年刊)。 この流動パラフインは、組成物の押出特性を良
好とするとともに、発泡シートの耐衝撃性を良好
とする。過剰の添加は、発泡シートにべたつきを
もたらすので好ましくない。 この(A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分を含有する樹
脂組成物は低沸点有機化合物を発泡剤としてこれ
を押出機内で加熱溶融させ、ダイより円筒状に押
出発泡させてシート状に成形される。その発泡剤
は既述したように押出機にパイプより圧入しても
よいが、予じめポリスチレン樹脂組成物に発泡剤
を含浸させ、次いでこれを押出機のホツパーより
供給し、溶融混練、押出発泡して成形してもよ
い。 本発明の発泡体シートを熱成形して得たトレイ
は、耐衝撃性が良好である。 以下、実施例により本発明に更に詳細に説明す
る。 実施例 1 (A) 下記の物性を有するポリスチレン100部 数平均分子量 2.0×105 重量平均分子量 1.0×105 (B) スチレン・ブタジエン・スチレンブロツク共
重合体“カリフレツクス1102” 10部 (C) タルク 2.5部 (D) ステアリン酸カルシウム 0.3部 (E) 流動パラフイン(比重0.87) 3.3部 上記樹脂組成物を第1押出機に供給し、押出機
で230℃、150Kg/cm2Gの条件で樹脂を溶融混練
し、そこでブタンを注入口より160Kg/cm2Gで圧
入し、ブタンガスを4%の割合で含む混合物を押
出機内のスクリユーで押出機の冷却ゾーンに移
し、この冷却ゾーンでブタンガスと溶融ポリスチ
レンとの混合をスクリユー混練してより均一とす
るとともに150℃迄冷却した。 ついで円筒ダイより口径100mmφのインフレー
シヨンシートを押出し、このシートをマンドレル
で内部冷却するとともに拡径し、次いでマンドレ
ルより離れる部分でこのインフレーシヨンシート
の1ケ所をカツトし、1枚の発泡体シートとして
引きとつた(引取速度5m/分)。 発泡体シートの平均肉厚は約2.3mmであり、シ
ート幅は790mmあり、見掛密度は0.09g/cm2であ
つた。 この発泡体シートを、真空成形機を用いて170
℃で加熱、溶融させ、15個取りの型を用い、真空
(450mmHg)成形を行ない、次いでトリミングし
て平均肉厚が3.0mm、縦195mm、横126mm、深さ22
mmのトレイを15個得た。 このトレーの両横を手で把み、長手方向に瞬時
に90度折り典げた際の割れ方により、その段階を
次の4段階に数値化し、耐胞性の目安(数値が小
さい程よい)とした。結果は0であつた。 0=割れなかつた。 1=底部又は両側部のどちらか一方のみ割れ目が
発生する。 2=両側部の双方又は両側部のどちらか一方と底
部に割れ目が発生する。 3=両側部の双方と底部いずれにも割れ目が発生
する。 又、島津製作所製オートグラフを用い、前記ト
レーの長手中心部を底面より突き上げる形で三点
曲げ試験を行つた。この時の曲げ強度は、1.8Kg
であつた。 更に前記オートグラフを用い、トレー長手方向
の両側部中心を両側よりはさみ込む形で12.5mm変
形させた際のトレーの反撥力を求めたところ、
0.6Kgであつた。この反撥力が大きいと、トレー
を用いて、包装する時、ラツプフイルムをトレー
に被せ、ラツプフイルムを張る時のしめつけ力に
対向できやすくなる。すなわち、薄いシートでも
使用でき、コスト低減となる。 更に、柔軟性は、1Kg/cm2の荷重を厚さ10mmの
素材(シートを10mmになる様に重ね合わせる。)
に加えたときの圧縮歪(mm)で示した。この値の
大きい素材ほど柔かいといえる。結果は、0.9mm
であつた。 実施例 2〜4、比較例 1〜3 (A)、(B)、(C)、(D)および(E)成分の組成を表1に示
すように変更する他は実施例1と同様にして発泡
体シートを候、真空成形してトレイを得た。 シート、トレイの物性を表−1に示す。 比較例 4 (B)成分のスチレン・ブタジエン・スチレンブロ
ツク共重合体(SBS)の代りに、スチレン・ブタ
ジエンランダム共重合体ゴム(SBR)を用いる
他は実施例1と同様にして発泡体シートを得、真
空成形してトレイを得た。 シート、トレイの物性を表1に示す。
【表】 * ポリスチレン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) ポリスチレン 100重量部 (B) スチレン・ブタジエン・スチレンブロツク共
    重合体 5〜20重量部 (C) 核剤 0.2〜5重量部 (D) 高級脂肪酸の金属塩 0.05〜1重量部 (E) 流動パラフイン 1〜5重量部 上記(A)、(B)、(C)、(D)、および(E)成分を含有する
    樹脂組成物を発泡剤を用いて発泡させて得たシー
    トであつて、該シートの見掛密度が0.05〜0.2
    g/cm3であることを特徴とするポリスチレン樹脂
    発泡体シート。 2 高級脂肪酸の金属塩がステアリン酸亜鉛、ス
    テアリン酸カルシウムまたはステアリン酸アルミ
    ニウムであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の発泡体シート。
JP59052731A 1984-03-19 1984-03-19 ポリスチレン樹脂発泡体シ−ト Granted JPS60197743A (ja)

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