JPH1180136A - アミン型[2]カテナン及びその製造法 - Google Patents

アミン型[2]カテナン及びその製造法

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JPH1180136A
JPH1180136A JP24667097A JP24667097A JPH1180136A JP H1180136 A JPH1180136 A JP H1180136A JP 24667097 A JP24667097 A JP 24667097A JP 24667097 A JP24667097 A JP 24667097A JP H1180136 A JPH1180136 A JP H1180136A
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JP
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catenane
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amine type
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JP24667097A
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Toshikazu Takada
十志和 高田
Yoshio Furusho
義雄 古荘
Junko Shoji
純子 荘司
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Koei Chemical Co Ltd
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Koei Chemical Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動性に優れた新規な[2]カテナン及びそ
の製造法の提供。 【解決手段】 式(1): 【化1】 (式中、RおよびR'は、同一または異なって、水素原
子又はアルキル基を表す。)で示されるアミン型[2]
カテナンを、アミド型[2]カテナンの還元によって生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な[2]カテ
ナンに関し、より詳しくは工業的に安価に製造でき、し
かも運動性に優れた新規な[2]カテナンに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカテナンは、第1図に示すように、
複数の環状化合物が非共有結合によって鎖状に連なった
構造(インターロックト構造)を有する化合物を総称す
る。ポリカテナンは、それぞれの環が直接共有結合で結
ばれていないため、共有結合のみで構成された化合物と
比べて高い自由度を有しており優れた運動性を有する。
【0003】このようなインターロックト構造を繰り返
し単位とするポリカテナンは、例えば、極めて低温の環
境下でも優れた弾性を有することから、高分子エラスト
マー等の機能材料として有用であると考えられる。とこ
ろが、これまでの技術では環ユニット数が2〜6のもの
が合成されるに留まり[Chem. Rev., 95, 2725(199
5)]、図1のように無数の環ユニットが鎖状につながっ
たものは現在のところ合成できないでいる。
【0004】上記問題の解決策として、比較的容易に製
造できる環ユニット数2の[2]カテナンに着目し、こ
の[2]カテナンに反応性官能基を2つ導入し、この2
つの反応性官能基を有する[2]カテナンを単量体とし
て用いて重合したポリマーが提案されている。例えば、
この各環ユニットにアミノ基が1つずつ導入された、2
官能性の[2]カテナンを使用し、これをアジピン酸ジ
クロリドと重縮合反応したポリマーが提案されている
(特開平9−48848号公報及び特開平9−4884
9号公報)。この反応に基づいて、無数の環ユニットが
鎖状につながったポリカテナンを合成せずとも、一部分
が鎖状につながった第2図に示す新しい構造の高分子を
合成することができる。この新しい構造の高分子は高分
子鎖が高い運動性を有することから、高分子エラストマ
ーとしての用途が考えられている。
【0005】上記2つの特許公報に開示されている
[2]カテナンをモノマーとするポリマーに使用する
[2]カテナンは、10-アザヘキサエチレングリコール
を2,4-ビス-(4-ヒドロキシフェニル)-1,10-ジアザフェ
ナントロリンと反応することによって得られるものであ
って、これ以外の[2]カテナンは示されていない。し
かしながら、この反応で使用する原料化合物の2,4-ビス
-(4-ヒドロキシフェニル)-1,10-ジアザフェナントロリ
ンは、工業的に入手が困難であるため、得られる2官能
性[2]カテナン及びそれから得られる2官能性[2]
カテナンのポリマーの製造コストがいずれも極めて高く
なる。
【0006】上記2つの特許公報に用いられている
[2]カテナン以外にも、これまで種々の[2]カテナ
ンが報告されている。例えば、レイ(Leigh)ら[Ange
w. Chem.Int. Ed. Engl., 34, 1209(1995)]は、
【化4】 で示されるアミド型[2]カテナンを提案している。こ
の化合物は、イソフタル酸ジクロリドとp−キシリレン
ジアミン(いずれも工業的に安価でかつ入手容易であ
る。)とを反応させることによって、比較的高収率で得
ることができる。この反応スキームIを以下に示す。
【0007】
【化5】
【0008】上記において示されるアミド型[2]カテ
ナンは、これまで知られている中で最も安価に製造する
ことができる。しかしながら、このようなアミド型
[2]カテナンは、分子中のアミド基の水素による水素
結合により、環の運動性が低い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、工業的に容
易に入手できる化合物を出発原料とした[2]カテナン
であって、運動性に優れ且つ反応性官能基を有する
[2]カテナン、およびその製造法の提供を課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1):
【化6】 (式中、RおよびR'は、同一または互いに異なって、
水素原子又はアルキル基を表す。)で示されるアミン型
[2]カテナンを提供する。
【0011】さらに、本発明は、式(2):
【化7】 (式中、RおよびR'は、同一または互いに異なって、
水素原子又はアルキル基を表す。)で示されるアミド型
[2]カテナンを還元することを特徴とする、式
(1):
【0012】
【化8】 (式中、RおよびR'は上記と同義である。)で示され
るアミン型[2]カテナンの製造法も提供する。
【0013】式(1)で表される本発明のアミン型
[2]カテナンは、式(2)の化合物中のアミド基を還
元してアミノ基とすることで、水素結合の形成が抑制さ
れ、その結果、環の自由度が大きくなって、分子の運動
性が大幅に改善される。従って、式(1)で表される本
発明のアミン型[2]カテナンを上記と同様に単量体と
して用いれば、高分子エラストマーとして有用な高い運
動性を有するポリマーを製造できる。また、本発明のア
ミン型[2]カテナンは、クラウンエーテルのような金
属イオン捕捉剤や、近年注目されている星形分子の核と
しても使用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
上記式(1)で示される本発明のアミン型[2]カテナ
ンにおいて、式中RおよびR'は、水素またはアルキル
基、好ましくは、炭素数1〜4のアルキル基であり、具
体的には、水素、あるいはメチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、n-ブチル基、2-ブチル基、イソ
ブチル基またはtert−ブチル基から成る群より選ばれる
基である。
【0015】上記アミン型[2]カテナンの製造法は、
下記の反応スキームIIに示すように、式(2)で示され
るアミド型[2]カテナンを還元することを特徴とす
る。
【化9】
【0016】上記反応において、原料化合物である式
(2)のアミド型[2]カテナンは、前述のLeighらの
方法に従って製造したもの、即ち、スキームIIIにおい
て式(3)で示されるイソフタル酸ジクロリド類を、式
(4)で示されるp−キシリレンジアミン類と反応させ
ることによって製造したものを使用してよい。
【0017】
【化10】
【0018】反応スキームIIにおいて使用できる還元剤
としては、BH3、B26またはB38等のボラン、お
よびこれらボランとテトラヒドロフラン(THF)、ジ
メチルスルフィドまたはアミン類等から成る錯体、並び
に水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム等の
水素化ホウ素アルカリ金属塩等のホウ素系還元剤が挙げ
られる。上記反応において、還元剤としてホウ素系還元
剤を用いると、還元時に、環の開裂等の副反応を抑制し
て、一般式(1)のアミン型[2]カテナンを高収率で
製造できることから、最も好ましい。
【0019】本発明の製造法において、上記還元は通
常、溶媒中で行われる。溶媒としては非プロトン性溶媒
を使用する。好ましい溶媒としては、例えば、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ジオキサン等の環式エーテル、
またはジイソプロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテ
ル等の脂肪族エーテル等のエーテル類が挙げられる。
【0020】本発明のアミン型[2]カテナンの製造法
は、例えば、反応器に、式(2)で表されるアミド型
[2]カテナン、還元剤及び溶媒を仕込み、加熱、攪拌
下で反応すればよい。
【0021】上記反応のための還元剤の使用量は、式
(2)のアミド型[2]カテナンにおいて、8個のアミ
ド基を全てアミノ基に還元するのに必要な量以上であれ
ばよく、通常、理論量以上の量の還元剤を使用する。例
えば、還元剤としてBH3を使用する場合、BH3を、式
(2)のアミド型[2]カテナン1モルに対して、通常
20モル以上、好ましくは50〜500モル使用する。
【0022】反応温度は、特に制限されないが、50℃
以上、好ましくは60℃〜溶媒の還流温度である。反応
液をIR分析することによって、アミド型[2]カテナ
ンのカルボニル領域の吸収スペクトルの変化が認められ
なくなることにより、還元の終了を確認できる。
【0023】反応終了後、反応液からのアミン型[2]
カテナンの回収は、例えば、以下の方法で達成できる。
先ず得られた反応液に、冷却しながら水を加えて未反応
の還元剤を分解する。次いで濃縮、乾固し、得られた残
渣に塩酸等の鉱酸の水溶液を加えて酸性とした後、当該
酸性溶液に、冷却下で水酸化ナトリウム等のアルカリを
加えてアルカリ性に調整すると、結晶が析出する。アル
カリ調整後の混合物、またはアルカリ調整後に濃縮乾固
して得られた残渣に、ベンゼンやトルエン等の芳香族炭
化水素あるいはジクロロメタンなどの有機溶媒を加えて
粗生成物を溶解し、有機層を濃縮し、さらに常套の方法
で溶媒を蒸発させて乾固すると、目的とするアミン型
[2]カテナンが、高収率で、白色結晶として得られ
る。
【0024】上記で得られた生成物を、カラムクロマト
グラフィーを用いて分離・精製することによって、より
高純度のアミン型[2]カテナンを得ることができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明を説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。実施例1 イソフタル酸ジクロリドとp−キシリレンジアミンとか
らLeighらの方法に従って製造した、アミド型[2]カ
テナン(上記式(2)中、RおよびR'がいずれも水素
原子であるもの;160mg、0.15ミリモル)と1.0モル/リ
ットルのBH3−THF溶液(67mL、BH3:67ミリモ
ル)の混合物を、アルゴン下で還流温度に24時間保持
して還元反応を行った。還元反応により不均一だった反
応液が次第に透明になった。得られた反応液を冷却し、
0℃に保持しながら水をゆっくり添加して、過剰のBH3
を分解した。次いで、反応液を濃縮および乾固し、得ら
れた残渣に1.0モル/リットルの塩酸30mlを加えた
後、還流温度に2時間保持して、ボラン−アミン錯体の
加水分解を行った。IRスペクトルで錯体のB−H領域
の吸収がなくなった後、得られた混合物に固体の水酸化
ナトリウムを加えてpH>13とすると、結晶が析出し
た。その後、濃縮および乾固し、得られた残渣にジクロ
ロメタンを加えて、粗生成物をジクロロメタンに溶解し
た。得られジクロロメタン溶液を分取用リサイクルHP
LC(展開溶媒:0.05vol%のトリエチルアミンを含む
クロロホルム)で精製し、潮解性をもつ白色固体として
アミン型[2]カテナン(上記式(1)中、Rおよび
R'が水素原子であるもの)48mg(0.05ミリモル)を得
た(収率34%)。
【0026】上記で生成したアミン型[2]カテナンの
1H-NMRスペクトル及びFAB-Massスペクトル
の両者を図3に、並びに13C-NMRスペクトルを図4
にそれぞれ示す。また、このアミン型[2]カテナンの
IR、FAB-Mass、並びに1H-NMRおよび13C-
NMRの分析結果を以下に示す。 IR(KBr):3422cm-1(第2級アミン、N−H伸縮
振動) FAB−Mass(グリセリン) m/z:953[(M+
H)+]、477[(M/2+H)+1 H-NMR(CDCl3, 270MHz, 295K)δ(ppm):7.29〜6.
87(m, 32H, 芳香環)、3.50(sharp s, 16H, ベンジルC
H2)、3.34(s, 16H, ベンジルCH2)、1.56(br s, 8H, N
H)。13 C-NMR(CDCl3, 125MHz, 295K)δ(ppm):139.9,
138.8,128.7,128.2,128.1,126.9,54.0,53.4。
【0027】式(2)中、RおよびR'がいずれも水素
原子であるアミド型[2]カテナンについて、種々の温
度(278〜238°K)における1H-NMR(270MHz)を測
定し、その融合温度:Tc(Coalescence Temperatur
e)を求めた。その結果を図5に示す。さらに、上記で
得られたアミン型[2]カテナンについて、2つの温
度:295Kと213Kにおける1H-NMRを測定し、その結果
を図6に示す。
【0028】図5において、アミド型[2]カテナン
は、270MHzでの1H-NMRによる測定では273KにTcを
有し、かつこの温度でH(e)に係るピークが消失する
ことが示されている。このことからアミド基の水素結合
により分子運動が抑制されていることが確認できた。ま
た、500MHzでの1H-NMRによる測定では、Tcは283K
であった。
【0029】一方、図6に示す結果からは、上記のよう
な融合が認められず、また295Kと213Kにおけるケミカル
シフトの変化が小さいことから、アミン型[2]カテナ
ンは、両温度における分子の運動性に大きな変化はな
く、213Kの低温においても運動性が極めて良好であるこ
とが分かる。
【0030】実施例2 式(1)中、R=tert-ブチル基であるアミン型[2]
カテナンの製造 実施例1においてイソフタル酸ジクロリドに代えて5-te
rt-ブチルイソフタル酸ジクロリドを用いてLeighらの方
法に従って製造されたアミド型[2]カテナン(式
(2)中、R=tert-ブチル基であり、R'=水素原子で
あるもの;104mg、0.081ミリモル)、および1.0モル/
リットルのBH3−THF水溶液(10mL、BH3:10ミリ
モル)を使用した以外は、実施例1と同様にして、還元
反応を行った。また、ボラン−アミン錯体の加水分解に
おいて、メタノール8mLおよび6.0モル/リットルの塩酸
2.4mLの混合溶液を用いた以外は、実施例1と同様にし
て後処理を行い、式(1)中、R=tert-ブチル基であ
り、R'=水素原子であるアミン型[2]カテナン58mg
(0.05ミリモル)を得た(収率62%)。上記から得られ
たアミン型[2]カテナンの1H-NMRスペクトルを図
7に、13C-NMRスペクトルを図8にそれぞれ示す。
また、このアミン型[2]カテナンのIR、FAB-M
ass、並びに1H-NMRおよび13C-NMRの分析結
果を以下に示す。
【0031】IR(KBr):3450cm-1(第2級アミ
ン、N−H伸縮振動) FAB−Mass(m-ニトロベンジルアルコール) m/
z:1178[(M+H)+]、589[(M/2+H)+1 H-NMR(CDCl3, 270MHz, 295K)δ(ppm):7.27(br
s, 4H, m-キシレン-H)、7.22(br s, 8H, p-キシレン-
H)、7.09(br s, 4H, m-キシレン-H)、7.04(br s,4H, m-
キシレン-H)、6.76(br s, 8H, p-キシレン-H)、3.81(sh
arp s, 8H, ベンジルCH2)、3.67(sharp s, 8H, ベンジ
ルCH2)、3.29(sharp s, 8H, ベンジルCH2)、3.25(sharp
s, 8H, ベンジルCH2)、2,0〜1.5(br s, 8H, NH)、1.35
(s, 36H, t-ブチル)。13 C-NMR(CDCl3, 125MHz, 295K)δ(ppm):150.9,
139.9,139.6,139.1,138.5,128.6,128.5,125.3,1
23.9,123.7,54.2,54.0,53.9,53.7,34.6,31.5。
【0032】
【発明の効果】工業的に入手可能な化合物を出発原料と
して使用して製造できるため、製造コストが大幅に低減
できる。さらに、本発明の製造法によって生成された
[2]カテナンは、運動性に優れ且つ反応性官能基を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポリカテナンの鎖状インターロックト構造を
模式的に示す。
【図2】 [2]カテナンをモノマーとして合成された
ポリマーの分子を模式的に示す。
【図3】 実施例1で合成されたアミン型[2]カテナ
ン(式(1)中、RおよびR'がいずれも水素原子であ
るもの)の1H-NMR(CDCl3、270MHz、295K)スペク
トルおよびFAB-Massスペクトルをそれぞれ示
す。
【図4】 実施例1で合成されたアミン型[2]カテナ
ンの(式(1)中、RおよびR'がいずれも水素原子で
あるもの)の13C-NMR(CDCl3、125MHz、295K)スペ
クトルを示す。
【図5】 式(2)で表されるアミド型[2]カテナン
(式中、RおよびR'がいずれも水素原子であるもの)
の種々の温度における1H-NMRスペクトル[DMSO/CDC
l3(容量比1/1)、270MHz]を示す。
【図6】 実施例1で合成されたアミン型[2]カテナ
ンの2つの温度:295Kと213Kにおける1H-NMR[CDCl
3、270MHz]スペクトルの比較を示す。
【図7】 実施例2で合成されたアミン型[2]カテナ
ン(式(1)中、Rがtert-ブチル基であり、R'が水素
原子であるもの)の1H-NMR(CDCl3、270MHz、295
K)スペクトルを示す。
【図8】 実施例2で合成されたアミン型[2]カテナ
ン(式(1)中、Rがtert-ブチル基であり、R'が水素
原子であるもの)の13C-NMR(CDCl3、125MHz、295
K)スペクトルを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 (式中、RおよびR'は、同一または互いに異なって、
    水素原子又はアルキル基を表す。)で示されるアミン型
    [2]カテナン。
  2. 【請求項2】 式(1)中、RおよびR'で表されるア
    ルキル基が炭素数1〜4のアルキル基である請求項1記
    載のアミン型[2]カテナン。
  3. 【請求項3】 式(2): 【化2】 (式中、RおよびR'は、同一または互いに異なって、
    水素原子又はアルキル基を表す。)で示されるアミド型
    [2]カテナンを還元することを特徴とする、式
    (1): 【化3】 (式中、RおよびR'は上記と同義である。)で示され
    るアミン型[2]カテナンの製造法。
  4. 【請求項4】 上記還元が、BH3、B26またはB3
    8で表されるボラン、およびこれらボランとテトラヒド
    ロフラン(THF)またはジメチルスルフィドまたはア
    ミン類との錯体、並びに水素化ホウ素アルカリ金属塩か
    ら成る群より選ばれる還元剤を用いて行われる請求項3
    記載の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005085215A1 (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Wan Station Co., Ltd 抗ガン剤
JP2005281192A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Rikogaku Shinkokai 新規カテナン化合物およびその製造方法、ならびに新規架橋型ポリカテナンおよびその製造方法

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