JP2001322981A - N,n’−カルボニルビスラクタムの製造方法 - Google Patents

N,n’−カルボニルビスラクタムの製造方法

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JP2001322981A
JP2001322981A JP2001132657A JP2001132657A JP2001322981A JP 2001322981 A JP2001322981 A JP 2001322981A JP 2001132657 A JP2001132657 A JP 2001132657A JP 2001132657 A JP2001132657 A JP 2001132657A JP 2001322981 A JP2001322981 A JP 2001322981A
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Hubert Bonnard
ボナール ユベール
Laurence Ferruccio
フェルッチオ ローランス
Roy Pierre-Yves Le
ルロイ ピエール−イヴ
Jean-Pierre Senet
セネ ジャン−ピエール
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D227/00Heterocyclic compounds containing rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, according to more than one of groups C07D203/00 - C07D225/00
    • C07D227/02Heterocyclic compounds containing rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, according to more than one of groups C07D203/00 - C07D225/00 with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D227/06Heterocyclic compounds containing rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, according to more than one of groups C07D203/00 - C07D225/00 with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D227/08Oxygen atoms
    • C07D227/087One doubly-bound oxygen atom in position 2, e.g. lactams

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスゲンと少なくとも一種のラクタムとを第
三アミンの存在下で反応させてN,N’−カルボニルビ
スラクタムを製造する方法。 【解決手段】 第三アミンを非求核性の脂肪酸第三アミ
ンから成る群の中から選択する。実験室規模および工業
的規模の両方で高純度のN,N’−カルボニルビスラク
タムが高収率で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はN,N’−カルボニ
ルビスラクタムの製造方法に関するものである。本発明
は特に、ラクタムとホスゲンからN,N’−カルボニル
ビスラクタムを製造する方法の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】N,N’−カルボニルビスラクタムの製
造方法はあまり多くはない。大抵の方法ではホスゲンが
用いられ、第2反応物はラクタムか、その誘導体、例え
ばそのアルカリ塩またはトリメチルシリル化物である。
しかし、公知方法は十分に満足のいくものでは無い。
【0003】1956年のCA 52:11781eに記載のH.
R. Meyerの方法では、ホスゲンをε−カプロラクタムの
ナプタラムと反応させて得られるN,N’−カルボニル
ビスラクタムの量が0.6〜40%に過ぎない。CA6
8:104571に記載の他の方法では、ホスゲンとε−カプロ
ラクタムとをトリエチレン等の非プロトンアミンの存在
下で20℃、次いで40℃の温度で反応させる。実験室
規模での収率は上記よりわずかに高い60%である。し
かし、この実施例を追試して実際に得られた収率は40
%である。さらに、反応器に適したより多量の反応物、
例えば50リットルの反応物を用いた場合の収率は23
%に過ぎない。
【0004】米国特許第5,972,237号でも同じ
方法を用いてN,N’−カルボニルビスラクタムが製造
される。この特許で使用されるアミンはジメチルシクロ
ヘキシルアミンで、この場合の収率は46%である。Po
lymer Journal, 1995, 27(5), pp. 449-450に記載の他
の方法では、先ず最初にε−カプロラクタムのN−トリ
メチルシリル誘導体を作り、次にその一部をホスゲンと
反応させて塩化カルバモイルにする。次に、2つの中間
化合物を互いに反応させてカルボニルビスカプロラクタ
ムにする。従って、この方法では3段階が必要である。
収率は記載がない。この方法を追試した時の収率は51
%であった。
【0005】N,N’−カルボニルビスラクタムはポリ
マー、特にポリアミドやポリエステルの製造で共触媒お
よび活性剤として有用な化合物であり、また、洗剤中の
無機過酸化物の活性剤あるいはアミノ酸合成の中間体と
して極めて有用な化合物であり、大抵の用途において
N,N’−カルボニルビスラクタムは高純度でなければ
ならない。従って、実験室規模だけではなく、工業的規
模で、しかも、しかも経済的な条件でN,N’−カルボ
ニルビスラクタムを高収率で得る方法が求められてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題を解決して、高純度のN,N’−カルボニルビスラク
タムを高収率で得る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、ホスゲンと
少なくとも一種のラクタムとを非求核性の脂肪酸第三ア
ミン群の中から選択される第三アミンの存在下で反応さ
せる。本発明方法を用いると、N,N’−カルボニルビ
スラクタムを一般に70%以上の収率で且つ99%以上
の純度で得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明方法は下記式のラクタム
(I)を変換するのに特に有利である:
【化2】 (ここで、nは3〜15、好ましくは5〜12の整数を
表す)。得られたN,N’−カルボニルビスラクタム
(II)は下記式を有する:
【0009】
【化3】
【0010】単一のラクタムを用いた場合には両方の環
は同一である。出発化合物として複数の異なるラクタム
を用いた場合には同一の環または異なる環を有するN,
N’−カルボニルビスラクタムの混合物が得られる。一
般に、化学量論量またはその近傍の量すなわち単数また
は複数のラクタム1モルにつき約0.5モルのホスゲン
を反応させる。大過剰モルのホスゲンは必要無い。ラク
タム1モルにつき0.5〜0.55モルのホスゲンを用
いるのが好ましい。
【0011】全く予想外のことであるが、N,N’−カ
ルボニルビスラクタムを好条件で製造するのに必要な問
題点を解決するにはアミンの種類が非常に重要であると
いうことを発見した。すなわち、アミンは非求核性(no
n nucleophile)または実質的に非求核性(すなわち求電
子体、例えばカルボニル基に対して不活性または実質的
に不活性)な脂肪酸第三アミンから選択しなければなら
ない。この脂肪酸第三アミンは一般に窒素の遊離電子の
ダブレットに接近し難いかさばる(大きな)ラジカルであ
る。
【0012】アミンはさらに強い塩基性であるのが好ま
しい。特に好ましいアミンは下記の式のアミンである:
NR123(ここで、R1はメチルまたはエチルを表
し、R2およびR3はイソプロピルまたはイソブチルラジ
カルを表し、互いに同一でも異なっていてもよい)この
アミンの例としてはジイソプロピルメチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミンまたはジイソブチルエチルアミ
ンが挙げられる。ジイソプロピルエチルアミンを用いる
のが好ましい。
【0013】反応中に生じる塩酸を捕捉するのに十分な
量のアミンの存在が必要である。一般にラクタム1モル
につき約1モル、好ましくはラクタム1モルにつき0.
95〜1.05モルのアミンを用いる。過剰なアミンは
不用である。ホスゲンを用いる公知技術の方法では約2
0℃の温度の反応媒体中にホスゲンを導入する。本発明
方法をさらに改良するには約−10℃〜約+5℃、好ま
しくは約−5℃〜約0℃の温度の反応媒体中にホスゲン
を導入するのが良いということが分かった。それによっ
て収率が良くなり、純度も高くなる。ホスゲンの導入は
一般に1時間〜数時間で行なう。
【0014】反応は一般に反応物に対して不活性有機溶
媒中で、ホスゲンを導入する温度より低い融点、特に約
−10℃以下の融点を有する有機溶媒中で行なう。溶媒
の沸点は約160℃以下であるのが好ましい。芳香族溶
媒、例えばトルエンおよびキシレンが適している。ホス
ゲンの全量導入後に反応を約40〜50℃の温度で一般
に数時間続ける。得られたN,N’−カルボニルビスラ
クタムを回収するために、生成した塩酸アミンを例えば
濾過または水洗浄で媒体から分離し、沈降分離によって
水相を回収し、溶媒を除去する(特に減圧蒸留)。必要な
場合にはさらに、カルボニルビスラクタムの溶媒ではな
い化合物、例えばイソプロパノール、メタノールまたは
水を媒体に添加してカルボニルビスラクタムを沈殿させ
てもよい。必要な場合にはメタノール等のアルコールで
化合物をさらに洗浄、精製し、および/または、再結晶
化してもよい。
【0015】本発明方法を用いることによって収率は従
来法に比べて著しく改良される。すなわち、実験室規模
では80%以上、工業的規模では70%以上の収率で
N,N’−カルボニルビスラクタムが得られる。純度も
高く、一般に99%以上である。本発明方法は、反応中
に生じる塩酸塩からジイソプロピルエチルアミンを高純
度で回収する手段が発見されたので、特に経済的であ
る。これを行なうためには、塩酸塩を反応媒体から分離
するか、媒体に水を加えて例えば沈降分離で分離し、水
相を回収した後に、塩酸アミンと水の水溶液、好ましく
は高純粋の水溶液を作り、この水溶液を無機アルカリ塩
基、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウム、特にその水溶液で中和する。好ましい塩
基は水酸化ナトリウムである。一般に、溶液の最終pH
が約13になる量の塩基を用いる。次に、溶液の共蒸留
を行なう。この共蒸留は一般に標準圧で約83℃〜91
℃の温度で行なう。回収された混合物からアミンを沈降
分離で分離する。GC分析で求めたアミンの純度は一般
に99%以上であり、N,N’−カルボニルビスラクタ
ムの次の製造サイクルで用いることができる。以下、本
発明の実施例を説明するが、本発明が下記実施例に限定
されるものではない。
【0016】
【実施例】実施例1 N,N’−カルボニルビス(ε−カプロラクタム)(C
BC)の製造 毎分300回転で回転する機械的撹拌器を備えた、ジャ
ケット付き反応器中に、2.1kgのトルエンと、27
7g(2.426モル)のε−カプロラクタムと、31
8g(2.43モル)のジイソプロピルエチルアミン
(DIEA)とを導入する。混合物を−5℃に冷却し、
129g(1.3モル)の気体ホスゲンを毎時約75g
の流量で混合物に規則的に導入する。温度は−5℃〜0
℃に維持する。
【0017】ホスゲン導入後、反応媒体を40℃〜43
℃に加熱し、撹拌しながらこの温度を5時間維持する。
次いで、約+10℃に冷却し、生成した沈殿物を濾過分
離する。499g、402g、次いで491gのトルエ
ンでケークを洗浄して、447.9gの湿ったDIEA
塩酸が回収される。得られた濾過物を合せ、3.629
kgの一つのトルエン相にする。次いで、14〜25m
mHg下、35℃で3.029kgのトルエンを蒸留し
て混合物を濃縮する。蒸留でCBCは沈殿するが、媒体
を撹拌し続けることができる。
【0018】媒体に1.8kgのイソプロパノールを添
加し、1.875kgのイソプロパノール/トルエン
(重量で84/16)混合物を381〜133mmHg
下、62℃〜43℃で蒸留する。次いで、媒体を76℃
まで加熱してCBCを再溶解する。溶液を0℃〜5℃へ
冷却してCBCを約45℃で沈殿させる。混合物を濾過
し、ケークを53g、次いで47gの0℃〜5℃のイソ
プロパノールで洗浄した後、得られた大きな白い結晶を
減圧下の炉中で1時間乾燥する。248gのN,N’−
カルボニルビス(ε−カプロラクタム)(出発材料のε
−カプロラクタムに対して81%の収率)が純度100
%(HPLC定量)で得られ、塩化物は検知されない。
問題となる化合物、例えば塩化カーバモイルやビルスメ
イヤー−ハック(Vilsmeiler-Haack)型の有機塩を含ま
ないことを示している。
【0019】実施例2 N,N’−カルボニルビス(ε−カプロラクタム)の製
造 実施例1と同様に操作したが、300mlのトルエン
と、0.402モルのε−カプロラクタムと、0.40
4モルのDIEAと、0.21モルのホスゲンとを用
い、反応媒体を10℃〜17℃の温度に維持しながら3
0分間ホスゲンを導入した。N,N’−カルボニルビス
(ε−カプロラクタム)が収率77%および純度98%
(HPLC定量)で得られる。
【0020】比較例 トリエチルアミンの存在下でのホスゲン化によるN,
N’−カルボニルビス(ε−カプ ロラクタム)の製造 実施例2と同様に操作したが、DIEAを0.42モル
のトリエチルアミンに代えた。N,N’−カルボニルビ
ス(ε−カプロラクタム)が収率14%および純度95%
(HPLC定量)で得られる。
【0021】実施例3 N,N’−カルボニルビス(ε−カプロラクタム)の製
造 実施例1と同様に操作したが、400mlのトルエン
と、0.403モルのε−カプロラクタムと、0.40
4モルのDIEAと、0.25モルのホスゲンとを用い
た。N,N’−カルボニルビス(ε−カプロラクタム)が
収率70%および純度98%(HPLC定量)で得られ
る。
【0022】実施例4 実施例1で用いたジイソプロピルエチルアミンの回収と
再循環 95gの蒸留水と、実施例1で得られた145.7g
(0.87モル)のDIEA塩酸塩とをジャケット付き
反応器に導入する。反応器は下相の再循環用デーン−ス
ターク(Dean-Stark)装置と、−15℃のグリコールが
供給されるカスケード凝縮器とを備えている。塩酸塩は
20℃、15分で完全に溶解する。114g(0.91
4モル)の32%水酸化ナトリウム水溶液を加えて、水
溶液の最終pHを13±0.5に調整する。
【0023】標準圧、83℃〜91℃の温度(化合物の
温度103℃〜109℃)で共蒸留する。水相(87
g)とDIEAとから成る混合物が得られる。これらを
沈降分離して、0.14%の水を含み、ジイソプロピル
アミンを含まない純度が99%の111.3gのDIE
Aが回収される。収率は出発材料のDIEA塩酸塩に対
して98%である。このDIEAを用いて実施例1の操
作でCBCを製造した。N,N−カルボニルビス(ε−
カプロラクタム)が収率83%、純度99.7%以上
(HPLCで定量)で得られた。
【0024】実施例5 N,N−カルボニルビス(ε−カプロラクタム)の製造 20リットルの反応器中で6.6kgのトルエンに2.
2kg(19.4モル)のε−カプロラクタムを撹拌下
に懸濁させた(カプロラクタム濃度25%)。次いで、
2.59kgのジイソプロピルエチルアミン(DIE
A、2.59kg、1.03eq)を室温で添加する。
媒体を0℃に冷却し、1.0kgの気体のホスゲン(1
0.1モル、0.52eq)を媒体に導入し、反応器の
温度を12℃以下に維持する。導入完了後、媒体を40
℃〜50℃で2時間加熱し、50℃〜40℃の水4.4
kgを媒体に30分かけて加える。DIEA塩酸塩は直
ちに溶解する。30分撹拌した後に撹拌を停止し、得ら
れた均質相を30分間沈降分離させる。水相(7.8k
g)を回収し、DIEA塩酸塩の再利用用に貯蔵する。
トルエン相を加熱し、真空下(80〜50mmHg
下)、35℃〜50℃で濃縮する。1.5時間かけて
4.8kgのトルエンを蒸留した後、真空を破って5k
gの水を媒体に入れる。CBCが結晶化する。反応器を
再び真空下(450〜400mmHg)、65℃〜70
℃にし、水/トルエン共沸混合物を蒸留してトルエンを
媒体から完全に除去する。3.5時間蒸留した後に、9
60gのトルエンと、140gの水とを蒸留物中に回収
する。大気圧下で媒体に4.8kgのメタノールを加
え、媒体を40℃に1時間撹拌する。媒体を5℃に冷却
し、懸濁物を濾過する。8.4kgの濾液を回収する。
ケークを2.5kgの水/メタノール混合物(50/5
0)で洗浄する(2.55kgの洗浄液が回収され
る)。1.9kgの湿ったCBCを濾過分離する。6時
間乾燥(10mmHg下、50℃)後に、1.85kg
(76%の収率)の乾燥したCBCが99.5%以上の
純度(%w/w、HPLC)で得られる(融点115
℃)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール−イヴ ルロイ フランス国 31120 ロク スール ガロ ン アヴニュ デュ パルク 23 (72)発明者 ジャン−ピエール セネ フランス国 77760 ブチエール リュ ドゥ ラ ガル 79 Fターム(参考) 4C034 DE11 EA03 EA07 4C054 AA02 CC09 DD23 EE01 FF01 4C069 AB12 BC12 BD06 CC09 CC17 CC19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスゲンと少なくとも一種のラクタムと
    を第三アミンの存在下で反応させてN,N’−カルボニ
    ルビスラクタムを製造する方法において、 第三アミンを非求核性の脂肪酸第三アミンから成る群の
    中から選択することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 出発材料のラクタムが下記一般式(I)
    で表される請求項1に記載の方法: 【化1】 (ここで、nは3〜15の整数を表す)
  3. 【請求項3】 第三アミンが式:NR123のアミン
    (ここで、R1はメチル基またはエチル基を表し、R2
    よびR3はイソプロピル基またはイソブチル基を表し、
    互いに同一でも異なっていてもよい)から選択される請
    求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 第三アミンがジイソプロピルエチルアミ
    ンである請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ホスゲンを−10℃〜+5℃の温度の反
    応媒体中に導入する請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 ホスゲン導入後、反応混合物を40℃〜
    50℃の温度に加熱する請求項1〜5のいずれか一項に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 融点が−10℃以下の溶媒の中から選択
    された溶媒中で反応を行なう請求項1〜6のいずれか一
    項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応終了時にジイソプロピルエチルアミ
    ンを回収するために反応媒体に水を添加して生成した塩
    酸ジイソプロピルエチルアミンを水に溶解するか、塩酸
    塩を媒体から分離し、必要に応じて反応媒体から分離し
    てから得られた水溶液を無機アルカリ塩基で中和し、次
    いで混合物を共蒸留する請求項4〜7のいずれか1項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 最終pHが約13になるように塩基の量
    を添加する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 共蒸留の温度を約83℃〜91℃にす
    る請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 水からの結晶化によってN,N’−カ
    ルボニルビスラクタムを回収する請求項1〜10のいずれ
    か1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 アルコールで洗浄してN,N’−カル
    ボニルビスラクタムを精製する請求項1〜11のいずれか
    1項に記載の方法。
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