JPH1180028A - 溶出遅延防止細粒剤 - Google Patents
溶出遅延防止細粒剤Info
- Publication number
- JPH1180028A JPH1180028A JP10200418A JP20041898A JPH1180028A JP H1180028 A JPH1180028 A JP H1180028A JP 10200418 A JP10200418 A JP 10200418A JP 20041898 A JP20041898 A JP 20041898A JP H1180028 A JPH1180028 A JP H1180028A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- component
- atom
- fine granule
- granule according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
剤。 (a)薬物(パズフロキサシン又はその塩を除く) (b)核 (c)ショ糖脂肪酸エステル (d)ポリエチレングリコール又は/及びポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンコポリマー (e)崩壊剤 (f)流動化剤 【効果】 この細粒剤は、薬効成分の溶出の遅延が防止
され、安定した溶出性を示す。
Description
溶出特性を有する細粒剤に関する。
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などが広く用いられてい
る。散剤のうち、粒度規格の厳密な細粒剤は、調剤が容
易で、服用しやすいことから広く採用されている。
溶液として用いられる場合が多い。そのため、製剤化の
工程において水と接触することで、容易に水和物を生成
したり、あるいは、加水分解等の化学的な分解を受けや
すい薬物の造粒法として、乾式圧縮造粒法及び加熱によ
り溶融する結合剤を用いて造粒する加熱撹拌造粒法(以
下、溶融造粒)が知られている。この溶融造粒におい
て、結合剤としてショ糖脂肪酸エステル等のポリヒドロ
キシ化合物のエステルを用い得ることが知られている。
(特表平2−502729号公報)
粒の結合剤にショ糖脂肪酸エステルを用いた場合、製造
時の溶出性は良好であるが、経時的に溶出が遅延するこ
とが判明した。
ステルを用い、溶融造粒法により造粒される固形製剤に
おいて、経時的に溶出性の低下しない細粒剤を提供する
ことにある。
記課題を解決すべく種々検討した結果、核、薬物、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール又は/及び
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー及
び流動化剤により調製される細粒剤は、経時による溶出
の遅延が防止されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
(f): (a)薬物、(b)核、(c)ショ糖脂肪酸エステル、
(d)ポリエチレングリコール又は/及びポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンコポリマー、(e)崩壊
剤、(f)流動化剤を含有する、溶出の遅延が防止され
た細粒剤を提供するものである。
(a)の薬物としては、ヒト又は動物の疾患の予防又は
治療を目的として用いられる薬物であれば特に限定され
ないが、製剤化の工程において水と接触することで、容
易に水和物を生成したり、あるいは、加水分解等の化学
的な分解を受けやすい薬効成分を用いるのがより好まし
い。かかる薬物としては、キノロン系抗菌剤、β−ラク
タム系抗菌剤、消炎鎮痛剤、中枢神経用薬が好ましい。
の一般式(1)で表されるものが挙げられる。
子、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシル基又はア
ミノ基を;R2 は、置換されていてもよいシクロアルキ
ル、ビニル又は環状アミノ基を;R3 は、置換されてい
てもよいアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリ
ール又は複素環式基を;Aは、窒素原子又はC−R
4 (式中、R4 は、水素原子、ハロゲン原子、置換され
ていてもよいアルキルもしくはアルコキシ基、またはR
3 と一緒になって式;
てもよいアルキル基、アルキリデン基およびR5 と結合
する炭素原子とともにシクロアルカン環を形成する基か
ら選ばれる一つ以上の基を;Dは、酸素原子、硫黄原子
又は置換されていてもよいイミノ基を示す。)で表され
る基を;Bは、窒素原子又はC−X(式中、Xは、水素
原子又はハロゲン原子を示す。)をそれぞれ示す。〕で
表されるピリドンカルボン酸又はその塩が挙げられる。
R4 、R5 、D及びXの各記号において、ハロゲン原子
としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素
原子が挙げられる。アルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
及びオクチルなどの直鎖状又は分岐鎖状C1-12アルキル
基が挙げられる。アルケニル基としては、ビニル、アリ
ル、イソプロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘプテニ
ル及びオクテニルなどの直鎖状又は分岐鎖状C2-12アル
ケニル基が挙げられる。アルコキシ基としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブト
キシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ及びオクチルオ
キシなどの直鎖状又は分岐鎖状C1-12アルキルオキシ基
が挙げられる。アリール基としては、フェニル及びナフ
チルが挙げられる。アルアルキル基としては、ベンジ
ル、ジフェニルメチル、トリチル及びフェネチルなどが
挙げられる。ハロゲノアルキル基としては、クロロメチ
ル、ジクロロメチル、クロロエチル、ブロモエチル、ク
ロロプロピル及びクロロオクチルなどのハロゲン原子が
置換した直鎖状又は分岐鎖状C1-12アルキル基が挙げら
れる。アルキルアミノ基としては、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチ
ルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、オクチル
アミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ及びメチルエ
チルアミノなどの直鎖状又は分岐鎖状モノ−もしくはジ
−C1-12アルキルアミノ基が挙げられる。アシル基とし
ては、ホルミル基、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリルなどのC2-12アルカノイル基およびベ
ンゾイルもしくはナフトイルなどのアロイル基が挙げら
れる。アルキリデン基としては、メチレン、エチリデ
ン、プロピリデン及びイソプロピリデンなどのC1-6ア
ルキリデン基が挙げられる。シクロアルキル基として
は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルな
どのC3-6シクロアルキル基が挙げられる。シクロアル
カン環としては、シクロプロパン、シクロブタン、シク
ロプロパン及びシクロペンタンなどのC3-6シクロアル
カン環が挙げられる。
子として酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選ばれる
1つ以上の異項原子を含む5員もしくは6員またはそれ
らの縮合環である、フリル、ピロニル、チエニル、オキ
サゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピロリジニル、
ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ピリジル、キノリ
ル、ピリミジニル及びモルホニルなどが挙げられる。環
状アミノ基としては、ピペラジニル、ピロリジニル、モ
ルホニル及び1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オ
クチル、5−アザスピロ[2.4]ヘプチル、2−アザ
ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、1,4−ジアゼピ
ン及びヘキサヒドロアゼピンなどの4〜10員環状アミ
ノ基が挙げられる。
キル−O−基(アルアルキルは、上記のアルアルキル基
と同じ。)が挙げられ、アルアルキルオキシカルボニル
基としては、アルアルキルオキシ−CO−基(アルアル
キルオキシは、上記のアルアルキルオキシ基と同じ。)
が挙げられ、アルコキシカルボニル基としては、アルコ
キシ−CO−基(アルコキシは、上記のアルコキシ基と
同じ。)が挙げられ、アルコキシカルボニルアミノ基と
しては、アルコキシ−CO−NH−基(アルコキシは、
上記のアルコキシ基と同じ。)が挙げられ、アシルアル
キル基とは、上記したアシル基が置換したアルキル基
(アルキル基は、上記のアルキル基と同じ。)が挙げら
れる。
及びDの各記号における、シクロアルキル基、ビニル
基、環状アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルケ
ニル基、アリール基、複素環式基及びイミノ基の置換基
としては、ハロゲン原子、アルキル基、アシルアルキル
基、アシル基、アルアルキルオキシカルボニル基、アミ
ノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルアミノ
基、ヒドロキシル基及びテトラピラニルオキシ基などか
ら選ばれる基が挙げられる。
いては、各種異性体、水和物が存在するが、これらはい
ずれも本発明に用いられる。
としては、例えば、ナリジクス酸、ピロミド酸、シノキ
サシン、エノキサシン、パズフロキサシン、ノルフロキ
サシン、シプロフロキサシン、オフロキサシン、レボフ
ロキサシン、ロメフロキサシン、トスフロキサシン、フ
レロキサシン、スパフロキサシン、ナジフロキサシン、
グレパフロキサシン、ガチフロキサシン、プルリフロキ
サシン、スピフロキサシン、トロバフロキサシン、アラ
トロフロキサシン、AT-4140、OPC-17116、CS-940、HSR-
903、SS732、SS734、WQ-2128、WQ-2756、WQ-2765、T-38
11並びに国際公開WO96/05192、同WO97/29102および特願
平9-227619号に記載の化合物などが挙げられる。
シリン、アモキシシリン、スルタミシリンなどのペニシ
リン;セファクロル、セフジニル、セフポドキシム・プ
ロキセチル、セフィキシム、セフォチアム・ヘキシル、
セフロキサジン、セフロキシム・アキセチル、セファド
ロキシル、セフチブテン、セフジトレン・ピボキシルな
どのセファロスポリンが挙げられる。
ム、アンピロキシカム、メロキシカム、テノキシカム及
びロルノキシカムなどのオキシカム系抗炎症剤が挙げら
れる。
ム、ブロチゾラム、トリアゾラム、フルニトラゼパム、
エスタゾラム、ニトラゼパム、ゾピクロン、リルマザホ
ン、フェノバルビタールなどの催眠鎮静剤・抗不安剤;
クロナゼパム、ゾニサミド、バルプロ酸などの抗てんか
ん剤;ドロキシドパ、レオドパ、メシル酸ブロモクリプ
チンなどの抗パーキンソン剤;ブロムペリドール、ハロ
ペリドール、ゾラピン、モサプラミン、スルピリド、チ
ミペロン、クロルプロマジンなどの精神神経用剤;イデ
ベノン、チアプリド、タクリン、ドネベジルなどが挙げ
られる。
が、0.1〜40重量%が好ましく、10〜20重量%
が特に好ましい。また、薬物は、塩の形態でも使用で
き、薬物の塩としては、通常知られているアミノ基など
の塩基性基またはヒドロキシルもしくはカルボキシル基
などの酸性基における塩を挙げることができる。塩基性
基における塩としては、例えば、塩酸、臭化水素酸およ
び硫酸などの鉱酸との塩;酒石酸、ギ酸、クエン酸、ト
リクロロ酢酸およびトリフルオロ酢酸などの有機カルボ
ン酸との塩;並びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸
およびナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩
が、酸性基における塩としては、例えば、ナトリウムお
よびカリウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムお
よびマグネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アン
モニウム塩;並びにトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルア
ニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリ
ン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、プロカ
イン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチ
ルアミン、1−エフェナミンおよびN,N' −ジベンジ
ルエチレンジアミンなどの含窒素有機塩基との塩などの
薬理学的に許容される塩が挙げられる。
その大きさが50〜400μm、好ましくは、150〜
250μmに整粒若しくは造粒された、結晶セルロー
ス、乳糖・結晶セルロース、結晶乳糖、精製白糖、食塩
及び酒石酸等が挙げられ、特に精製白糖が好ましい。か
かる核の配合量は特に限定されないが、35〜75重量
%が好ましく、45〜65重量%が特に好ましい。
エステルとしては、HLB値(Hydrophilic Lipophilic
Balance)が3〜15のもの、特に3〜7のものが好まし
く、さらにHLB値が3のショ糖ステアリン酸エステル
が好ましい。また、きめ細かい造粒を行うために、この
ショ糖脂肪酸エステルは微粉砕されたものであることが
好ましい。ショ糖脂肪酸エステルの配合量は、3〜15
重量%が好ましく、6〜8重量%が特に好ましい。
グリコールとしては、平均分子量が2600〜2500
0のものが好ましく、平均分子量7300〜9300の
ものが特に好ましい。また、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンコポリマーとしては、具体的には、ポリ
オキシエチレン[160]ポリオキシプロピレン[3
0]グリコールなどが挙げられる。また、ポリエチレン
グリコール及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンコポリマーは、それぞれ単独で用いても、併用しても
よく、また、溶融造粒で形成した粒子の表面に被覆する
際に用いられるため、分散・混合されやすい粉末状のも
のであることが好ましい。ポリエチレングリコール及び
/又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリ
マーの配合量は、溶出遅延防止効果の点から、2〜10
重量%が好ましく、3〜7重量%が特に好ましい。
は、部分アルファー化デンプン(部分α化デンプン)、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルスターチナトリウム、クロスポビドン、クロスカル
メロースナトリウム、カルメロースカルシウムなどが挙
げられ、それらを一種または二種以上組み合わせて使用
してもよい。好ましいものとして、部分α化デンプンが
挙げられる。崩壊剤の配合量は、溶出遅延防止効果の点
から、5〜25重量%が好ましく、8〜18重量%が特
に好ましい。
ては、含水二酸化ケイ素及びタルクが挙げられ、含水二
酸化ケイ素がより好ましい。流動化剤の配合量は、0.
3〜3重量%が好ましく、0.75〜1.5重量%が特
に好ましい。
明する。本発明の細粒剤の製造法は、溶融造粒法が好ま
しい。すなわち、成分(b)に成分(a)、(c)、
(e)を加えて加熱することにより粒子を形成し、さら
に加熱しながら、その粒子の表面に成分(d)を被覆
し、冷却後、成分(f)を添加することにより調製され
る。より詳細には、核を、ジャケット付きの撹拌造粒機
及び転動流動造粒乾燥機などの造粒機に投入し、造粒機
のジャケット温度をショ糖脂肪酸エステルの融点以上に
設定して加熱、撹拌する。核を十分加温した後、薬物、
崩壊剤及びショ糖脂肪酸エステルの混合物を徐々に投入
する。このときショ糖脂肪酸エステルが溶融し、核に薬
物及び崩壊剤が付着する。その後十分に造粒が進んだこ
とを確認した後、造粒機にポリエチレングリコール又は
/及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリ
マーを徐々に投入する。このときポリエチレングリコー
ル又は/及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
コポリマーが溶融し、先の造粒物の表面に被覆される。
十分に被覆が進んだことを確認した後、造粒機から造粒
物を排出し、徐冷しながら篩過する。この後、流動化剤
を添加し、混合して目的とする細粒剤を得る。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
ック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/10
0:塩水港製糖製)562.5gを投入し、撹拌しなが
ら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品温が
80℃に達した後、パズフロキサシン200g、部分α
化デンプン(PCS, PC-10:旭化成製)50g、クロスカ
ルメロースナトリウム(Ac-Di-sol:旭化成製)50g
およびショ糖脂肪酸エステル(リョートーシュガーエス
テルS-370F:三菱化成製)80gの混合したものを徐々
に投入する。その後十分に造粒が進んだことを確認した
後、次にジャケット温度設定は85℃のままで撹拌させ
ながら、造粒機にポリエチレングリコール(マクロゴー
ル6000P:日本油脂製)50gを徐々に投入する。十分
に被覆が進んだことを確認した後、造粒機から排出し、
徐冷しながら30M篩過する。得られた造粒物に含水二
酸化ケイ素(カープレックス♯80:塩野義製薬製)
7.5gを混合し、細粒剤を得た。
た。
ック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/10
0:塩水港製糖製)662.5gを投入し、撹拌しなが
ら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品温が
80℃に達した後、トスフロキサシン100g、部分α
化デンプン(PCS,PC-10:旭化成製)50g、クロスカル
メロースナトリウム(Ac-Di-sol:旭化成製)50g、及
びショ糖脂肪酸エステル(リョートーシュガーエステル
S-370F:三菱化成製)80gの混合したものを徐々に投
入する。その後十分に造粒が進んだことを確認した後、
次にジャケット温度設定は85℃のままで撹拌させなが
ら、造粒機にポリエチレングリコール (マクロゴール60
00P:日本油脂製)50gを徐々に投入する。十分に被覆
が進んだことを確認した後、造粒機から排出し、徐冷し
ながら30M篩過する。得られた造粒物に含水二酸化ケ
イ素(カープレックス♯80:塩野義製薬製)7.5g
を混合し、細粒剤を得た。
い、実施例1と同様にしてシプロフロキサシンの細粒剤
を得た。
実施例1と同様にしてアンピロキシカムの細粒剤を得
た。
ック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/10
0:塩水港製糖製)582.5gを投入し、撹拌しなが
ら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品温が
80℃に達した後、ピロキシカム100g、部分α化デ
ンプン(PCS,PC-10:旭化成製)180g、及びショ糖脂
肪酸エステル(リョートーシュガーエステルS-370F:三
菱化成製)80gの混合したものを徐々に投入する。そ
の後十分に造粒が進んだことを確認した後、次にジャケ
ット温度設定は85℃のままで撹拌させながら、造粒機
にポリエチレングリコール (マクロゴール6000P:日本油
脂製)50gを徐々に投入する。十分に被覆が進んだこ
とを確認した後、造粒機から排出し、徐冷しながら30
M篩過する。得られた造粒物に含水二酸化ケイ素(カー
プレックス♯80:塩野義製薬製)7.5gを混合し、
細粒剤を得た。
た。
RH(相対湿度)の条件下で3ヶ月保存したときの、各々
の溶出試験を行った。溶出試験条件はJP13溶出試験
法第2法に準じた。試験液には0.1M酢酸・酢酸ナト
リウム緩衝液を用い、回転数は75回転とした。細粒剤
0.5g、6試料につき試験を行い、試験開始10分後
における6試料の溶出率の平均値を求めた。製造時の溶
出率を100としたときの40℃,75%RH、3ヶ月保
存後の値を表3に示す。
ック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/10
0:塩水港製糖製)712.5gを投入し、撹拌しなが
ら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品温が
80℃に達した後、トスフロキサシン100g、部分α
化デンプン(PCS,PC-10:旭化成製)50g、クロスカル
メロースナトリウム(Ac-Di-sol:旭化成製)50g、及
びショ糖脂肪酸エステル(リョートーシュガーエステル
S-370F:三菱化成製)80gの混合したものを徐々に投
入する。その後十分に造粒が進んだことを確認した後造
粒機から排出し、徐冷しながら30M篩過する。得られ
た造粒物に含水二酸化ケイ素(カープレックス♯80:
塩野義製薬製)7.5gを混合し、細粒剤を得た。
較例3と同様の方法で細粒剤を得た。
ック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/10
0:塩水港製糖製)632.5gを投入し、撹拌しなが
ら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品温が
80℃に達した後、ピロキシカム100g、部分α化デ
ンプン(PCS,PC-10:旭化成製)180g、及びショ糖脂
肪酸エステル(リョートーシュガーエステルS-370F:三
菱化成製)80gの混合したものを徐々に投入する。そ
の後十分に造粒が進んだことを確認した後、造粒機から
排出し、徐冷しながら30M篩過する。得られた造粒物
に含水二酸化ケイ素(カープレックス♯80:塩野義製
薬製)7.5gを混合し、細粒剤を得た。
月保存したときの、各々の溶出試験を行った。溶出試験
条件はJP13溶出試験法第2法に準じた。試験液には
JP13第1液を用い、回転数は50回転とした。細粒
剤0.5g、3試料につき試験を行い、試験開始15分
後における3試料の溶出率の平均値を求めた。製造時の
溶出率を100としたときの50℃,1ヶ月保存後の値
を表4示す。
件下で1ヶ月保存したときの、各々の溶出試験を行っ
た。溶出試験条件はJP13溶出試験法第2法に準じ
た。試験液にはJP13第1液を用い、回転数は50回
転とした。細粒剤0.5g、3試料につき試験を行い、
試験開始30分後における3試料の溶出率の平均値を求
めた。製造時の溶出率を100としたときの50℃,1
ヶ月保存後の値を表5に示す。
(c)ショ糖脂肪酸エステルに加えて、成分(e)崩壊
剤と成分(d)ポリオキシエチレングリコール又は/及
びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー
の両者を併用して得られる本発明の細粒剤は、良好な溶
出性が長期間にわたり維持されることがわかる。
防止され、安定した溶出性を示す製剤である。
基、アルコキシ基、ヒドロキシル基又はアミノ基を;R
2は、置換されていてもよいシクロアルキル、ビニル又
は環状アミノ基を;R3は、置換されていてもよいアル
キル、アルケニル、シクロアルキル、アリール又は複素
環式基を;Aは、窒素原子又はC−R4(式中、R
4は、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい
アルキルもしくはアルコキシ基、またはR3と一緒にな
って式;
キル基、アルキリデン基およびR5と結合する炭素原子
とともにシクロアルカン環を形成する基から選ばれる一
つ以上の基を;Dは、酸素原子、硫黄原子又は置換され
ていてもよいイミノ基を示す。)で表される基を;B
は、窒素原子又はC−X(式中、Xは、水素原子又はハ
ロゲン原子を示す。)をそれぞれ示す。〕で表されるピ
リドンカルボン酸又はその塩(パズフロキサシン又はそ
の塩を除く)である請求項1又は2記載の細粒剤。
溶出特性を有する細粒剤に関する。
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などが広く用いられてい
る。散剤のうち、粒度規格の厳密な細粒剤は、調剤が容
易で、服用しやすいことから広く採用されている。
溶液として用いられる場合が多い。そのため、製剤化の
工程において水と接触することで、容易に水和物を生成
したり、あるいは、加水分解等の化学的な分解を受けや
すい薬物の造粒法として、乾式圧縮造粒法及び加熱によ
り溶融する結合剤を用いて造粒する加熱撹拌造粒法(以
下、溶融造粒)が知られている。この溶融造粒におい
て、結合剤としてショ糖脂肪酸エステル等のポリヒドロ
キシ化合物のエステルを用い得ることが知られている。
(特表平2−502729号公報)
粒の結合剤にショ糖脂肪酸エステルを用いた場合、製造
時の溶出性は良好であるが、経時的に溶出が遅延するこ
とが判明した。
ステルを用い、溶融造粒法により造粒される固形製剤に
おいて、経時的に溶出性の低下しない細粒剤を提供する
ことにある。
記課題を解決すべく種々検討した結果、核、薬物、ショ
糖脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール又は/及び
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー及
び流動化剤により調製される細粒剤は、経時による溶出
の遅延が防止されることを見出し、本発明を完成するに
至った。
(f): (a)薬物(パズフロキサシン又はその塩を除く)、
(b)核、(c)ショ糖脂肪酸エステル、(d)ポリエ
チレングリコール又は/及びポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンコポリマー、(e)崩壊剤、(f)流動
化剤を含有する、溶出の遅延が防止された細粒剤を提供
するものである。
(a)の薬物としては、ヒト又は動物の疾患の予防又は
治療を目的として用いられる薬物であれば特に限定され
ないが、製剤化の工程において水と接触することで、容
易に水和物を生成したり、あるいは、加水分解等の化学
的な分解を受けやすい薬効成分を用いるのがより好まし
い。かかる薬物としては、キノロン系抗菌剤(パズフロ
キサシン又はその塩を除く)、β−ラクタム系抗菌剤、
消炎鎮痛剤、中枢神経用薬が好ましい。
その塩を除く)としては、具体的に、次の一般式(1)
で表されるものが挙げられる。
子、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシル基又はア
ミノ基を;R2は、置換されていてもよいシクロアルキ
ル、ビニル又は環状アミノ基を;R3は、置換されてい
てもよいアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリ
ール又は複素環式基を;Aは、窒素原子又はC−R
4(式中、R4は、水素原子、ハロゲン原子、置換され
ていてもよいアルキルもしくはアルコキシ基、またはR
3と一緒になって式;
てもよいアルキル基、アルキリデン基およびR5と結合
する炭素原子とともにシクロアルカン環を形成する基か
ら選ばれる一つ以上の基を;Dは、酸素原子、硫黄原子
又は置換されていてもよいイミノ基を示す。)で表され
る基を;Bは、窒素原子又はC−X(式中、Xは、水素
原子又はハロゲン原子を示す。)をそれぞれ示す。〕で
表されるピリドンカルボン酸又はその塩(パズフロキサ
シン又はその塩を除く)が挙げられる。
R4、R5、D及びXの各記号において、ハロゲン原子
としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素
原子が挙げられる。アルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
及びオクチルなどの直鎖状又は分岐鎖状C1−12アル
キル基が挙げられる。アルケニル基としては、ビニル、
アリル、イソプロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘプ
テニル及びオクテニルなどの直鎖状又は分岐鎖状C
2−12アルケニル基が挙げられる。アルコキシ基とし
ては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、te
rt−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ及び
オクチルオキシなどの直鎖状又は分岐鎖状C1−12ア
ルキルオキシ基が挙げられる。アリール基としては、フ
ェニル及びナフチルが挙げられる。アルアルキル基とし
ては、ベンジル、ジフェニルメチル、トリチル及びフェ
ネチルなどが挙げられる。ハロゲノアルキル基として
は、クロロメチル、ジクロロメチル、クロロエチル、ブ
ロモエチル、クロロプロピル及びクロロオクチルなどの
ハロゲン原子が置換した直鎖状又は分岐鎖状C1−12
アルキル基が挙げられる。アルキルアミノ基としては、
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプ
ロピルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシ
ルアミノ、オクチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ及びメチルエチルアミノなどの直鎖状又は分岐鎖
状モノ−もしくはジ−C1−12アルキルアミノ基が挙
げられる。アシル基としては、ホルミル基、アセチル、
プロピオニル、ブチリル、イソブチリルなどのC
2−12アルカノイル基およびベンゾイルもしくはナフ
トイルなどのアロイル基が挙げられる。アルキリデン基
としては、メチレン、エチリデン、プロピリデン及びイ
ソプロピリデンなどのC1−6アルキリデン基が挙げら
れる。シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチルなどのC3−6シクロアル
キル基が挙げられる。シクロアルカン環としては、シク
ロプロパン、シクロブタン、シクロプロパン及びシクロ
ペンタンなどのC3−6シクロアルカン環が挙げられ
る。
子として酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から選ばれる
1つ以上の異項原子を含む5員もしくは6員またはそれ
らの縮合環である、フリル、ピロニル、チエニル、オキ
サゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、ピロリジニル、
ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ピリジル、キノリ
ル、ピリミジニル及びモルホニルなどが挙げられる。環
状アミノ基としては、ピペラジニル、ピロリジニル、モ
ルホニル及び1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オ
クチル、5−アザスピロ[2.4]ヘプチル、2−アザ
ビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、1,4−ジアゼピ
ン及びヘキサヒドロアゼピンなどの4〜10員環状アミ
ノ基が挙げられる。
キル−O−基(アルアルキルは、上記のアルアルキル基
と同じ。)が挙げられ、アルアルキルオキシカルボニル
基としては、アルアルキルオキシ−CO−基(アルアル
キルオキシは、上記のアルアルキルオキシ基と同じ。)
が挙げられ、アルコキシカルボニル基としては、アルコ
キシ−CO−基(アルコキシは、上記のアルコキシ基と
同じ。)が挙げられ、アルコキシカルボニルアミノ基と
しては、アルコキシ−CO−NH−基(アルコキシは、
上記のアルコキシ基と同じ。)が挙げられ、アシルアル
キル基とは、上記したアシル基が置換したアルキル基
(アルキル基は、上記のアルキル基と同じ。)が挙げら
れる。
及びDの各記号における、シクロアルキル基、ビニル
基、環状アミノ基、アルキル基、アルコキシ基、アルケ
ニル基、アリール基、複素環式基及びイミノ基の置換基
としては、ハロゲン原子、アルキル基、アシルアルキル
基、アシル基、アルアルキルオキシカルボニル基、アミ
ノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルアミノ
基、ヒドロキシル基及びテトラピラニルオキシ基などか
ら選ばれる基が挙げられる。
いては、各種異性体、水和物が存在するが、これらはい
ずれも本発明に用いられる。
としては、例えば、ナリジクス酸、ピロミド酸、シノキ
サシン、エノキサシン、ノルフロキサシン、シプロフロ
キサシン、オフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフ
ロキサシン、トスフロキサシン、フレロキサシン、スパ
フロキサシン、ナジフロキサシン、グレパフロキサシ
ン、ガチフロキサシン、プルリフロキサシン、スピフロ
キサシン、トロバフロキサシン、アラトロフロキサシ
ン、AT−4140、OPC−17116、CS−94
0、HSR−903、SS732、SS734、WQ−
2128、WQ−2756、WQ−2765、T−38
11並びに国際公開WO96/05192、同WO97
/29102および特願平9−227619号に記載の
化合物などが挙げられる。
シリン、アモキシシリン、スルタミシリンなどのペニシ
リン;セファクロル、セフジニル、セフポドキシム・プ
ロキセチル、セフィキシム、セフォチアム・ヘキシル、
セフロキサジン、セフロキシム・アキセチル、セファド
ロキシル、セフチブテン、セフジトレン・ピボキシルな
どのセファロスポリンが挙げられる。
ム、アンピロキシカム、メロキシカム、テノキシカム及
びロルノキシカムなどのオキシカム系抗炎症剤が挙げら
れる。
ム、ブロチゾラム、トリアゾラム、フルニトラゼパム、
エスタゾラム、ニトラゼパム、ゾピクロン、リルマザホ
ン、フェノバルビタールなどの催眠鎮静剤・抗不安剤;
クロナゼパム、ゾニサミド、バルプロ酸などの抗てんか
ん剤;ドロキシドパ、レオドパ、メシル酸ブロモクリプ
チンなどの抗パーキンソン剤;ブロムペリドール、ハロ
ペリドール、ゾラピン、モサプラミン、スルピリド、チ
ミペロン、クロルプロマジンなどの精神神経用剤;イデ
ベノン、チアプリド、タクリン、ドネベジルなどが挙げ
られる。
が、0.1〜40重量%が好ましく、10〜20重量%
が特に好ましい。また、薬物は、塩の形態でも使用で
き、薬物の塩としては、通常知られているアミノ基など
の塩基性基またはヒドロキシルもしくはカルボキシル基
などの酸性基における塩を挙げることができる。塩基性
基における塩としては、例えば、塩酸、臭化水素酸およ
び硫酸などの鉱酸との塩;酒石酸、ギ酸、クエン酸、ト
リクロロ酢酸およびトリフルオロ酢酸などの有機カルボ
ン酸との塩;並びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、メシチレンスルホン酸
およびナフタレンスルホン酸などのスルホン酸との塩
が、酸性基における塩としては、例えば、ナトリウムお
よびカリウムなどのアルカリ金属との塩;カルシウムお
よびマグネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アン
モニウム塩;並びにトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルア
ニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリ
ン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、プロカ
イン、ジベンジルアミン、N−ベンジル−β−フェネチ
ルアミン、1−エフェナミンおよびN,N’−ジベンジ
ルエチレンジアミンなどの含窒素有機塩基との塩などの
薬理学的に許容される塩が挙げられる。
その大きさが50〜400μm、好ましくは、150〜
250μmに整粒若しくは造粒された、結晶セルロー
ス、乳糖・結晶セルロース、結晶乳糖、精製白糖、食塩
及び酒石酸等が挙げられ、特に精製白糖が好ましい。か
かる核の配合量は特に限定されないが、35〜75重量
%が好ましく、45〜65重量%が特に好ましい。
エステルとしては、HLB値(Hydrophilic
Lipophilic Balance)が3〜15
のもの、特に3〜7のものが好ましく、さらにHLB値
が3のショ糖ステアリン酸エステルが好ましい。また、
きめ細かい造粒を行うために、このショ糖脂肪酸エステ
ルは微粉砕されたものであることが好ましい。ショ糖脂
肪酸エステルの配合量は、3〜15重量%が好ましく、
6〜8重量%が特に好ましい。
グリコールとしては、平均分子量が2600〜2500
0のものが好ましく、平均分子量7300〜9300の
ものが特に好ましい。また、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンコポリマーとしては、具体的には、ポリ
オキシエチレン[160]ポリオキシプロピレン[3
0]グリコールなどが挙げられる。また、ポリエチレン
グリコール及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンコポリマーは、それぞれ単独で用いても、併用しても
よく、また、溶融造粒で形成した粒子の表面に被覆する
際に用いられるため、分散・混合されやすい粉末状のも
のであることが好ましい。ポリエチレングリコール及び
/又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリ
マーの配合量は、溶出遅延防止効果の点から、2〜10
重量%が好ましく、3〜7重量%が特に好ましい。
は、部分アルファー化デンプン(部分α化デンプン)、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルスターチナトリウム、クロスポビドン、クロスカル
メロースナトリウム、カルメロースカルシウムなどが挙
げられ、それらを一種または二種以上組み合わせて使用
してもよい。好ましいものとして、部分α化デンプンが
挙げられる。崩壊剤の配合量は、溶出遅延防止効果の点
から、5〜25重量%が好ましく、8〜18重量%が特
に好ましい。
ては、含水二酸化ケイ素及びタルクが挙げられ、含水二
酸化ケイ素がより好ましい。流動化剤の配合量は、0.
3〜3重量%が好ましく、0.75〜1.5重量%が特
に好ましい。
明する。本発明の細粒剤の製造法は、溶融造粒法が好ま
しい。すなわち、成分(b)に成分(a)、(c)、
(e)を加えて加熱することにより粒子を形成し、さら
に加熱しながら、その粒子の表面に成分(d)を被覆
し、冷却後、成分(f)を添加することにより調製され
る。より詳細には、核を、ジャケット付きの撹拌造粒機
及び転動流動造粒乾燥機などの造粒機に投入し、造粒機
のジャケット温度をショ糖脂肪酸エステルの融点以上に
設定して加熱、撹拌する。核を十分加温した後、薬物、
崩壊剤及びショ糖脂肪酸エステルの混合物を徐々に投入
する。このときショ糖脂肪酸エステルが溶融し、核に薬
物及び崩壊剤が付着する。その後十分に造粒が進んだこ
とを確認した後、造粒機にポリエチレングリコール又は
/及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリ
マーを徐々に投入する。このときポリエチレングリコー
ル又は/及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
コポリマーが溶融し、先の造粒物の表面に被覆される。
十分に被覆が進んだことを確認した後、造粒機から造粒
物を排出し、徐冷しながら篩過する。この後、流動化剤
を添加し、混合して目的とする細粒剤を得る。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
ウレック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/
100:塩水港製糖製)662.5gを投入し、撹拌し
ながら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品
温が80℃に達した後、トスフロキサシン100g、部
分α化デンプン(PCS,PC−10:旭化成製)50
g、クロスカルメロースナトリウム(Ac−Di−so
l:旭化成製)50g、及びショ糖脂肪酸エステル(リ
ョートーシュガーエステルS−370F:三菱化成製)
80gの混合したものを徐々に投入する。その後十分に
造粒が進んだことを確認した後、次にジャケット温度設
定は85℃のままで撹拌させながら、造粒機にポリエチ
レングリコール(マクロゴール6000P:日本油脂
製)50gを徐々に投入する。十分に被覆が進んだこと
を確認した後、造粒機から排出し、徐冷しながら30M
篩過する。得られた造粒物に含水二酸化ケイ素(カープ
レックス♯80:塩野義製薬製)7.5gを混合し、細
粒剤を得た。
い、実施例1と同様にしてシプロフロキサシンの細粒剤
を得た。
実施例1と同様にしてアンピロキシカムの細粒剤を得
た。
ウレック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/
100:塩水港製糖製)582.5gを投入し、撹拌し
ながら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品
温が80℃に達した後、ピロキシカム100g、部分α
化デンプン(PCS,PC−10:旭化成製)180
g、及びショ糖脂肪酸エステル(リョートーシュガーエ
ステルS−370F:三菱化成製)80gの混合したも
のを徐々に投入する。その後十分に造粒が進んだことを
確認した後、次にジャケット温度設定は85℃のままで
撹拌させながら、造粒機にポリエチレングリコール(マ
クロゴール6000P:日本油脂製)50gを徐々に投
入する。十分に被覆が進んだことを確認した後、造粒機
から排出し、徐冷しながら30M篩過する。得られた造
粒物に含水二酸化ケイ素(カープレックス♯80:塩野
義製薬製)7.5gを混合し、細粒剤を得た。
ウレック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/
100:塩水港製糖製)712.5gを投入し、撹拌し
ながら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品
温が80℃に達した後、トスフロキサシン100g、部
分α化デンプン(PCS,PC−10:旭化成製)50
g、クロスカルメロースナトリウム(Ac−Di−so
l:旭化成製)50g、及びショ糖脂肪酸エステル(リ
ョートーシュガーエステルS−370F:三菱化成製)
80gの混合したものを徐々に投入する。その後十分に
造粒が進んだことを確認した後造粒機から排出し、徐冷
しながら30M篩過する。得られた造粒物に含水二酸化
ケイ素(カープレックス♯80:塩野義製薬製)7.5
gを混合し、細粒剤を得た。
較例1と同様の方法で細粒剤を得た。
ウレック製)に、精製白糖(シュクレーヌ30,80/
100:塩水港製糖製)632.5gを投入し、撹拌し
ながら加熱する(ジャケット温度を85℃に設定)。品
温が80℃に達した後、ピロキシカム100g、部分α
化デンプン(PCS,PC−10:旭化成製)180
g、及びショ糖脂肪酸エステル(リョートーシュガーエ
ステルS−370F:三菱化成製)80gの混合したも
のを徐々に投入する。その後十分に造粒が進んだことを
確認した後、造粒機から排出し、徐冷しながら30M篩
過する。得られた造粒物に含水二酸化ケイ素(カープレ
ックス♯80:塩野義製薬製)7.5gを混合し、細粒
剤を得た。
月保存したときの、各々の溶出試験を行った。溶出試験
条件はJP13溶出試験法第2法に準じた。試験液には
JP13第1液を用い、回転数は50回転とした。細粒
剤0.5g、3試料につき試験を行い、試験開始15分
後における3試料の溶出率の平均値を求めた。製造時の
溶出率を100としたときの50℃,1ヶ月保存後の値
を表1示す。
下で1ヶ月保存したときの、各々の溶出試験を行った。
溶出試験条件はJP13溶出試験法第2法に準じた。試
験液にはJP13第1液を用い、回転数は50回転とし
た。細粒剤0.5g、3試料につき試験を行い、試験開
始30分後における3試料の溶出率の平均値を求めた。
製造時の溶出率を100としたときの50℃,1ヶ月保
存後の値を表2に示す。
(c)ショ糖脂肪酸エステルに加えて、成分(e)崩壊
剤と成分(d)ポリオキシエチレングリコール又は/及
びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー
の両者を併用して得られる本発明の細粒剤は、良好な溶
出性が長期間にわたり維持されることがわかる。
防止され、安定した溶出性を示す製剤である。
Claims (10)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(f): (a)薬物、(b)核、(c)ショ糖脂肪酸エステル、
(d)ポリエチレングリコール又は/及びポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンコポリマー、(e)崩壊
剤、(f)流動化剤を含有する、溶出の遅延が防止され
た細粒剤。 - 【請求項2】 成分(a)が、キノロン系抗菌剤、β−
ラクタム系抗菌剤、消炎鎮痛剤又は中枢神経用薬である
請求項1記載の細粒剤。 - 【請求項3】 成分(a)が、次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、ヒドロキシル基又はアミノ基を;R
2 は、置換されていてもよいシクロアルキル、ビニル又
は環状アミノ基を;R3 は、置換されていてもよいアル
キル、アルケニル、シクロアルキル、アリール又は複素
環式基を;Aは、窒素原子又はC−R4 (式中、R
4 は、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい
アルキルもしくはアルコキシ基、またはR3 と一緒にな
って式; 【化2】 (式中、R5 は、水素原子、置換されていてもよいアル
キル基、アルキリデン基およびR5 と結合する炭素原子
とともにシクロアルカン環を形成する基から選ばれる一
つ以上の基を;Dは、酸素原子、硫黄原子又は置換され
ていてもよいイミノ基を示す。)で表される基を;B
は、窒素原子又はC−X(式中、Xは、水素原子又はハ
ロゲン原子を示す。)をそれぞれ示す。〕で表されるピ
リドンカルボン酸又はその塩である請求項1又は2記載
の細粒剤。 - 【請求項4】 成分(a)が、オキシカム系抗炎症剤で
ある請求項1又は2記載の細粒剤。 - 【請求項5】 成分(b)が、50〜400μmに整粒
又は造粒された粒子である請求項1〜4のいずれか1項
記載の細粒剤。 - 【請求項6】 成分(c)のHLB値が、3〜15であ
る請求項1〜5のいずれか1項記載の細粒剤。 - 【請求項7】 成分(d)が、ポリエチレングリコール
である請求項1〜6のいずれか1項記載の細粒剤。 - 【請求項8】 成分(e)が、部分アルファー化デンプ
ン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキ
シメチルスターチナトリウム、クロスポビドン、クロス
カルメロースナトリウム及びカルメロースカルシウムか
ら選ばれる一種以上である請求項1〜7のいずれか1項
記載の細粒剤。 - 【請求項9】 成分(f)が、含水二酸化ケイ素又はタ
ルクである請求項1〜8のいずれか1項記載の細粒剤。 - 【請求項10】 成分(b)に、成分(a)、(c)、
(e)を加えて加熱することにより粒子を形成し、さら
に加熱しながら、その粒子の表面に成分(d)を被覆
し、冷却後、成分(f)を添加することにより調製され
る請求項1〜9のいずれか1項記載の細粒剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20041898A JP4299384B2 (ja) | 1997-07-15 | 1998-07-15 | 溶出遅延防止細粒剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18982097 | 1997-07-15 | ||
JP9-189820 | 1997-07-15 | ||
JP20041898A JP4299384B2 (ja) | 1997-07-15 | 1998-07-15 | 溶出遅延防止細粒剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21672398A Division JP4299385B2 (ja) | 1997-07-15 | 1998-07-31 | パズフロキサシン細粒剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1180028A true JPH1180028A (ja) | 1999-03-23 |
JP4299384B2 JP4299384B2 (ja) | 2009-07-22 |
Family
ID=26505705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20041898A Expired - Fee Related JP4299384B2 (ja) | 1997-07-15 | 1998-07-15 | 溶出遅延防止細粒剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4299384B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002011726A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Preparation solide hautement absorbable |
JP2003528829A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-30 | アーヴェーデー.ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 薬剤学的製剤 |
JP2007269783A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-10-18 | Toyama Chem Co Ltd | トシル酸トスフロキサシンを含有する粒状固形製剤 |
JP2011072308A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-04-14 | Daito Kagaku Kk | 食品添加用被覆製剤及びその製造方法 |
JP2017001999A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-05 | 富士フイルム株式会社 | 薬物含有粒子の製造方法、薬物含有粒子、医薬組成物、及び口腔内崩壊錠 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP20041898A patent/JP4299384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003528829A (ja) * | 2000-03-08 | 2003-09-30 | アーヴェーデー.ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 薬剤学的製剤 |
WO2002011726A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Preparation solide hautement absorbable |
US6861071B2 (en) | 2000-08-08 | 2005-03-01 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Highly absorptive solid preparation |
JP2007269783A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-10-18 | Toyama Chem Co Ltd | トシル酸トスフロキサシンを含有する粒状固形製剤 |
JP2011072308A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-04-14 | Daito Kagaku Kk | 食品添加用被覆製剤及びその製造方法 |
JP2017001999A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-05 | 富士フイルム株式会社 | 薬物含有粒子の製造方法、薬物含有粒子、医薬組成物、及び口腔内崩壊錠 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4299384B2 (ja) | 2009-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2231717T3 (es) | Forma de dosificacion farmaceutica del mesilato de melfinavir amorfo. | |
JP5523706B2 (ja) | 新規投薬配合物 | |
CN101426766B (zh) | 用作mek抑制剂的杂芳基取代的芳基氨基吡啶衍生物 | |
RU2441011C2 (ru) | Соединения имидазолотиазола для лечения заболеваний | |
KR102030447B1 (ko) | 퀴놀린 화합물들의 제조 방법들 및 상기 화합물들을 함유하는 약학 조성물들 | |
CN112601750A (zh) | 用于治疗癌症的作为ptpn11(shp2)抑制剂的6-(4-氨基-3-甲基-2-氧杂-8-氮杂螺[4.5]癸烷-8-基)-3-(2,3-二氯苯基)-2-甲基嘧啶-4(3h)-酮衍生物及相关化合物 | |
CN108368116B (zh) | Janus激酶抑制剂、其组合物及用途 | |
SA06270134B1 (ar) | تراكيب صيدلية تحتوي على إيماتينيب ومادة مؤخرة للإطلاق | |
TW201216962A (en) | Formulation for solubility enhancement of poorly soluble drugs | |
CN101687883A (zh) | 囊性纤维化跨膜传导调节因子的调节剂 | |
KR20150023048A (ko) | 염증의 치료에 사용하기 위한 아미노트라이아졸로피리딘, 및 그의 약학 조성물 | |
CN101171234B (zh) | 二氢吡啶衍生物 | |
JP2010535834A (ja) | 新規ピペラジンアミド誘導体 | |
CN113727972A (zh) | 末端胺基被芳基或杂芳基取代的新的腙衍生物及其用途 | |
JPH1180028A (ja) | 溶出遅延防止細粒剤 | |
KR20030040389A (ko) | 의약 조성물 | |
JP2007161588A (ja) | フェノフィブラートの固体分散体及びこれを含む高脂血症治療剤 | |
JPH0789875A (ja) | 崩壊遅延防止錠剤 | |
CN107753486A (zh) | 含1,6‑二取代吲哚化合物的低抗药性低副作用慢性骨髓性白血病治疗剂 | |
CN103827100B (zh) | 用于降低血清尿酸的[1,2,4]噻二嗪1,1-二氧化物化合物 | |
JP2016193915A (ja) | 非晶質なシロスタゾールを含有する固体分散体 | |
JP2002503688A (ja) | チアジアゾロ〔4,3−a〕ピリジン誘導体の使用 | |
JP3896002B2 (ja) | 錠剤 | |
WO2024012572A1 (zh) | 一种杂芳基衍生物的药物组合物及其在医药上的应用 | |
JP4299385B2 (ja) | パズフロキサシン細粒剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050418 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090407 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |