JPH1179065A - 電気自転車 - Google Patents

電気自転車

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JPH1179065A
JPH1179065A JP9250385A JP25038597A JPH1179065A JP H1179065 A JPH1179065 A JP H1179065A JP 9250385 A JP9250385 A JP 9250385A JP 25038597 A JP25038597 A JP 25038597A JP H1179065 A JPH1179065 A JP H1179065A
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electric bicycle
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battery
fixing
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Kenzo Yasutomi
健蔵 安富
Hirobumi Mitsueda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーケースの取付部の構成を簡略化し
て部品点数を少なくし、安価な電気自転車を提供する。 【解決手段】 車輪を駆動する駆動部1と、駆動部1に
電源を供給するバッテリーと、該バッテリーを収納しメ
インフレーム(立パイプ2)に近接して縦方向に取り付
けられるバッテリーケース10とを備え、バッテリーケ
ース10が載置されることによりその下端部を固定する
載置台が前記メインフレームに取り付けられると共に、
バッテリーケース10の上端部を固定する固定手段(キ
ーボックス30)が立パイプ2に取り付けられている。
バッテリーケース10の下端部の固定は、たとえばその
底部に凸部が設けられると共に前記載置台に該凸部を挿
入し得る挿入孔が設けられ、その挿入孔にバッテリーケ
ース10の凸部が挿入されることにより固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人力走行の補助など
に電動機(モータ)の動力を利用する電気自転車に関す
る。さらに詳しくは、モータを駆動するバッテリーが収
納されるバッテリーケースの取付構造が改良された電気
自転車に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自転車では、人力走行の補助をする
ための車輪駆動用モータが取り付けられると共に、該モ
ータを駆動するバッテリーが自転車に取り付けられる。
このバッテリーは、荷台などの邪魔にならないように、
また走行時のペダルをこぐのに邪魔にならないように取
り付けられる必要がある。このようなバッテリーケース
の取付構造として、たとえば図12〜14に示されるよ
うに、バッテリーが収納されたバッテリーケース110
が自転車のメインフレームであるメインパイプ(ダウン
チューブ)103に取り付けられる構造が知られてい
る。
【0003】図12はそのような電気自転車の側面図
で、図13はメインパイプ103にバッテリーケース1
10が取り付けられた部分の断面図、図14はメインパ
イプ103にバッテリーケース110を取り付けるため
にメインパイプに取付金具181、182が固着された
状態の平面図を示している。すなわち、この例では図1
4に示されるように、メインパイプ103にバッテリー
ケース110の一端部を固定するキーボックス130
と、端子台183とを取り付ける取付金具181および
バッテリーケース110の他端部を固定する取付金具1
82を溶接などにより固着し、バッテリーケース110
の他端部を取付金具182に挿入して固定すると共に、
一端部はキーボックス130のピンの挿入、引抜きによ
り着脱する構造になっている。なお、図12において、
101は電動モータ、減速機構、トルクセンサなどを内
蔵する駆動部、102はサドル106が取り付けられる
立パイプ、104はハンドル105が取り付けられるヘ
ッドパイプ、119はキーボックス130や取付金具1
81、182などをカバーするフレームカバー、図13
において、107は立パイプ102とメインパイプ10
3との根元部を固着するハンガーラック、108は立パ
イプ102とメインパイプ103の固着部を補強する補
強板をそれぞれ示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造のメインパ
イプにバッテリーケースが取り付けられる電気自転車で
は、自転車のメインパイプに2個の取付部材を溶接など
により固着しなければならないと共に、その取付部材に
キーボックスなどを取り付けなければならず、部品点数
も多く組立工数も溶接などの複雑な工程が多くコストア
ップになるという問題がある。しかも、立パイプとメイ
ンパイプとの固着を補強する補強板は必要でバッテリー
ケースの取付場所の制約も受ける。また、乗車する人の
足元部でバッテリーケースが大きくなると自転車の乗降
性が悪くなるという問題もある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、バッテリーケースの取付部の構成を
簡略化して部品点数を少なくし、安価な電気自転車を提
供することを目的とする。
【0006】本発明の他の目的は、重量のあるバッテリ
ーケースの取付を安定化して振動に対しても安定な構造
にすると共に、取付構造がスマートで自転車への乗降時
に邪魔にならない構造の電気自転車を提供することにあ
る。
【0007】本発明のさらに他の目的は、立パイプとメ
インパイプとの接続部を補強する補強板の形状を改良し
てバッテリーケースの載置台とすることにより、部品点
数を減らしてコストダウンをすることができる取付構造
を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、補強板を兼ね
た載置台にさらに他の機能部品を取り付けることにより
装置のコンパクト化を図ることができる電気自転車を提
供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、載置台に設け
られる他の機能部品を保護すると共に、載置台が露出し
て外観を低下させない構造の電気自転車を提供すること
にある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、バッテリーケ
ースの一端部の固定をピン挿入による不安定な固定では
なくメインフレームに引き寄せて確実に固定することが
できる取付構造を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、バッテリーの
出力をオンオフするスイッチと共用しながら、バッテリ
ーケースの一端部の固定および解除を行うことができる
取付構造を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、メインフレー
ムへの締付力の他にメインフレームと平行な方向への移
動も抑制することができる取付構造を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による電気自転車
は、車輪を駆動する駆動部と、該駆動部に電源を供給す
るバッテリーと、該バッテリーを収納しメインフレーム
に近接して縦方向または斜め方向に取り付けられるバッ
テリーケースとを備えている電気自転車であって、前記
バッテリーケースが載置されることにより該バッテリー
ケースの下端部を固定する載置台が前記メインフレーム
に取り付けられると共に、前記バッテリーケースの上端
部を固定する固定手段が前記メインフレームに取り付け
られている。ここにメインフレームとは、自転車を構成
するハンドルが取り付けられるヘッドパイプ、サドルが
取り付けられる立パイプ(シートチューブ)、ヘッドパ
イプと立パイプとを接続するメインパイプ(ダウンチュ
ーブ)などの車体フレームの主体的なものを意味する。
【0014】載置台による具体的な固定の例は、前記バ
ッテリーケースの下端部に凸部が設けられると共に前記
載置台に該凸部を挿入し得る挿入孔が設けられ、前記載
置台の挿入孔に前記バッテリーケースの凸部が挿入され
ることにより該バッテリーケースの下端部が固定される
構造とすることができる。
【0015】前記バッテリーケースが立パイプの少なく
とも前輪側を含む近傍に設けられ、前記立パイプの後輪
側にキーボックスが設けられ、前記固定手段は該キーボ
ックスに差し込まれるキーの回転操作により前記バッテ
リーケースの上部の固定および解除をする構造とするこ
とにより、キーボックスが乗降の邪魔にならず、しかも
バッテリーケースをしっかりと固定することができる。
載置台による固定の具体的構造は、立パイプとメイン
パイプとの連結部を補強すべく前記2つのパイプに側壁
部が固着されて表面に平坦部が形成された載置台が設け
られ、該載置台の前記平坦部にバッテリーケースの凸部
を挿入し得る挿入孔が形成され、該挿入孔に前記バッテ
リーケースの凸部が挿入される構造とすることができ
る。この構造にすることにより、立パイプとメインパイ
プとの連結部を補強する補強板とバッテリーケースを載
置する載置台とを共用することができ、部品点数を減ら
すことができる。
【0016】前記載置台の平坦部に出力端子台が設けら
れ、前記バッテリーケースの凸部の挿入により該出力端
子台の接続ピンと前記バッテリーの出力端子とが接続さ
れる構造にすることにより、バッテリーの自重により接
続ピンとの接触が確実になるため好ましい。
【0017】前記載置台のバッテリーケースにより覆わ
れない部分に運転表示部が設けられることにより、部品
数を増やすことなく表示部を設けることができると共
に、バッテリーのすぐ近くであるため、バッテリーの残
量を短い配線で表示することができる。
【0018】前記挿入孔の端部に前記載置台の一部が切
り起こされた舌片が形成され、該舌片が前記載置台に搭
載されたバッテリーケースの側壁と当接する構造にする
ことにより、バッテリーケースの横方向への倒れを防止
することができる。
【0019】前記載置台の周囲に該載置台をカバーする
フレームカバーが設けられることが、載置台が露出せず
外観が美しくなる。
【0020】固定部材によりバッテリーケースの一端部
を固定する具体的構造は、バッテリーケースに外形が円
形状の滑合部が設けられ、前記メインフレームに取り付
けられた固定部材の回動により該固定部材が前記滑合部
に滑合することにより前記バッテリーケースを固定する
構造にすることができる。この構造にすることにより、
ピン挿入による不安定な固定ではなくメインフレームに
確実に固定することができる。
【0021】前記滑合部が前記バッテリーケースに取り
付けられたローラーからなり、該ローラーに前記固定部
材が滑合する構造にすることにより、滑合が一層スムー
ズになる。
【0022】具体的には、前記メインフレームにキーボ
ックスが取り付けられ、前記固定部材が前記キーボック
スに差し込まれるキーの回転により回動し、前記滑合部
に滑合する締付部を有する締付金具により構成すること
ができる。その結果、バッテリーのオンオフのスイッチ
とバッテリーケースの着脱を共用化して簡単な構成にす
ることができる。
【0023】前記滑合部が前記バッテリーケースから突
出して設けられ、該滑合部の滑合方向と垂直方向への移
動を抑制するストッパー部が前記固定部材の近傍に設け
られることにより、メインフレーム方向の振動に対して
もしっかりと固定されるため好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明の電気自転車について説明をする。
【0025】本発明の電気自転車は、その一実施形態の
側面図が図1に示されているように、車輪を駆動するた
めの、電動モータ、減速機構、トルクセンサなどを内蔵
する駆動部1を有し、駆動部1に電源を供給するバッテ
リーを収納したバッテリーケース10がメインフレーム
の、たとえば立パイプ2に近接して設けられている。バ
ッテリーケース10の下端部は、図3に縦断面図が示さ
れるように、立パイプ2とメインパイプ3との接合部を
補強する補強板を兼ねた載置台20に固定されると共
に、バッテリーケース10の上端部は図9に示されるよ
うに、立パイプ2に取り付けられたキーボックス30の
固定部材(締付金具33)により固定される構造になっ
ている。
【0026】バッテリーケース10は、図3〜4に示さ
れるように、バッテリー12をたとえば4個直列に接続
した1列でパックにしたものまたは4個2列でパックに
したものが図9に断面図で示されるように配列されて内
蔵され、その下端部に出力端子部14が形成され、その
隣に凸部10aが形成されている。また、その上端部の
背面側には、図10に示されるように、突起10bが形
成され、その内部に滑合部である円筒状のローラー15
が回転できるようにネジ16(図9参照)により取り付
けられている。このローラー15は図9に示されるよう
に、キー31の回転により締付金具33の締付部33a
が滑合してバッテリーケース10をキーボックス30側
に引き付けられる構成になっている。さらに、バッテリ
ーケース10の中心部で立パイプ2と当接する部分には
弾性体シート17が設けられており、立パイプ2とバッ
テリーケース10とをガタがなくしっかりと固着できる
構造になっている。なお、滑合部はローラー15でなく
ても外形が締付部33aと滑合すればよく、バッテリー
ケース10と一体に形成された回転しないものでもよ
い。
【0027】載置台20は、その最善の形態が図4〜7
に示されるように、上部が平坦面で、両側に折り曲げら
れた側面を有する断面形状が門型の形状で、その側面の
端部が立パイプ2およびメインパイプ3とそれぞれロウ
付け(図7のS参照)および溶接(図7のW参照)など
により固着され、立パイプ2とメインパイプ3とを接合
するハンガーラック5部の補強をする補強板を兼ねてい
る。すなわち、従来立パイプ2とメインパイプ3との間
に設けられていた補強板(図13の108参照)を上面
に平坦部を有するような断面が門型形状とし、その平坦
面にバッテリーケース10を載置することができるよう
に形成されている。
【0028】図6に載置台20部の平面図が示されるよ
うに、載置台20の平坦面には、その一部が切り起こさ
れて舌片21が形成されると共に、バッテリーケース1
0の凸部10aを挿入し得る挿入孔20aが形成されて
いる。そして、図5に示されるように、挿入孔20aの
舌片21と反対側の平坦面に端子台22が取り付けられ
ている。また、バッテリーケース10がこの載置台20
上に載置されることにより、バッテリーケース10の出
力端子部14(図3参照)が端子台22の接続ピン23
に接続される構造になっている。さらに、載置台20の
前方側にはLED25が取り付けられた表示部24が設
けられて、充電式電池の残量などを、点灯するLEDの
量により表示することができるようにされている。ま
た、載置台20の周囲はフレームカバー28により覆わ
れて載置台20を露出させないと共に、端子台や表示部
を保護している。
【0029】舌片21が設けられることにより、バッテ
リーケース10の前方への倒れを防止することができて
好ましい。また、端子台22が載置台20に設けられる
ことにより、バッテリーケース10の自重を利用して確
実に接続することができると共に、電気自転車の駆動部
に近いところで電源を供給することができるため好まし
い。さらに表示部24が設けられることにより、表示用
スペースを別途設ける必要がないと共に、バッテリーの
近くに表示部24が設けられることにより配線を短くす
ることができる利点がある。さらにフレームカバー28
が設けられることにより、載置台や端子台などを保護す
ることができると共に、外観が美しくなり好ましい。し
かし、これらの機能部品などは設けられていなくても、
バッテリーケース10の取付構造には支障をきたさな
い。
【0030】キーボックス30は、図8に示されるよう
に、キー31の挿入により回転し得るキーステーション
32に、固定部材である締付金具33がネジ34(図9
参照)により固定されている。締付金具33の外周の一
部には内面が円弧状の締付部33aが形成され、回転に
より円柱体または円筒体の外周に滑合し得る形状になっ
ており、バッテリーケース10に設けられた外周が円形
の滑合部(ローラー15)と滑合される(図9参照)。
この締付金具33にはマグネット35が取り付けられて
おり、基板37に取り付けられたリードスイッチ36に
近付くとリードスイッチ36がオンになる構造になって
いる。すなわち、キー31の一定量(1段)の回転によ
り締付金具33の締付部33aがバッテリーケース10
の滑合部に滑合してバッテリーケース10を固定し、さ
らに1段回転させると滑合状態を維持しながらマグネッ
ト35がリードスイッチ36の近くにきて電源がオンに
なる構造になっている。
【0031】締付金具の締付部33aと反対側の外周に
は、図10または図11に示されるように、凹凸部33
bが形成され、その凹部に嵌合する形状の弾性体により
形成されたスプリングピース43と嵌合させ、キー31
の回転にクリックをもたせている(そのため1段ごとに
回転する)。スプリングピース43はネジによりキース
テー42に取り付けられている。さらに、その凹凸部3
3bの隣には爪部33cが形成され、バッテリーケース
10の固定を解除するときに、この爪部33cがストッ
パーピン44の突片部44aに当たってキー31の回転
を阻止する。ストッパーピン44は、図8に示されるよ
うに、スプリング45を介してキーステー42に取り付
けられているため、ストッパーピン44をS方向に押す
ことによりその突片部44aが爪部33cから外れキー
31を解除の方向に回転させることができる。すなわ
ち、不注意でキー31を解除の方向に回転させてバッテ
リーケース10を落下させることがないように、バッテ
リーケース10を取り外すときはストッパーピン44を
押しながらキー31を回転することによりバッテリーケ
ース10を取り外せるようになっている。この爪部33
cは、ねじれ形状に形成されており、逆方向の回転、す
なわちバッテリーケース10を装着するときのキー31
の回転にはストッパーピン44を押すことなく回転させ
ることができる構造になっている。
【0032】このキーボックス30は、図10に示され
るように、取付金具41が立パイプ2に固着されること
により固定されている。この取付金具41には図8に示
されるように、前述のキーステーション32および基板
37が固定され、さらにストッパーピン44とスプリン
グ45を保持するキーステー42がネジ46により固定
されている。この取付金具41には舌片41aが設けら
れ、図9にも2点鎖線で舌片41aが示されるように、
バッテリーケース10の滑合部の突起10bの上側に位
置するように設けられている。その結果、バッテリーケ
ース10の上下振動に対しても上側に外れることを防止
する。もちろんバッテリーケース10の下側は載置台2
0により保持されている。
【0033】なお、他の前輪、後輪、ハンドル、サド
ル、ペダル、チェーンなどの構造やブレーキなどの機能
は通常の自転車と同じ構造および同じ機能なので、その
説明を省略する。また、前述の例では、バッテリーケー
スを立パイプに取り付ける例であったが、メインパイプ
など他のメインフレームに取り付ける場合でも、バッテ
リーケースが縦方向または斜め方向に取り付けられる場
合は同様である。
【0034】つぎに、このキーボックス30のキー31
の操作によるバッテリーケース10の着脱およびスイッ
チのオンオフについて、図11を参照しながら説明をす
る。図11(a)に示されるように、締付金具33の締
付部33aがバッテリーケース10の滑合部に滑合しな
い状態ではバッテリーケース10の上部が固定されず、
図2に示されるようにバッテリーケース10の上部を手
前に倒して引き抜くことによりバッテリーケース10を
取り外すことができる。なお、バッテリーケース10が
固定された状態からこの解除の状態にするには、前述の
ように、ストッパピン44を押さなければ解除できない
構造になっている。
【0035】一方、充電がなされたバッテリーケース1
0は載置台20上にその凸部10aが載置台20の挿入
孔20aに入るように載置し、上部を立パイプ2に密着
させてキー31を回転させることにより締付金具33の
締付部33aがバッテリーケース10の滑合部15に滑
合して、図11(b)のPに示される状態に締付金具3
3を回転させることにより、バッテリーケース10の上
部が固定される。さらに、キー31を回転させることに
より、締付金具33が回転して図11(b)のQに示さ
れる状態になると、スイッチがオンになり、バッテリー
の出力が駆動部側に送られる。
【0036】本発明の電気自転車によれば、メインフレ
ームに取り付けられる載置台と固定手段によりバッテリ
ーケースを縦方向または斜め方向にメインフレームに近
接して取り付ける構造であるため、バッテリーケースの
自重を利用して簡単に取り付けられると共に、上下方向
の振動に対しても強い安定な取付構造が得られる。しか
も、載置台を立パイプとメインパイプとの接合を補強す
る補強板と兼用することにより、部品点数を減らしなが
らコンパクトに固定することができる。さらに、載置台
に端子台などの機能部品を取り付けることにより装置の
コンパクト化を図ることができる。
【0037】固定手段をバッテリーケースの滑合部に滑
合する構造にすることにより、バッテリーケースの一端
部の固定をピン挿入による不安定な固定ではなくメイン
フレームに引き寄せて確実に固定することができる。さ
らに、固定手段を締付金具としてキーボックスのオンオ
フスイッチと共用することにより、一層部品点数を減ら
し、コンパクトで簡単な構成とすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば少ない部品で、しかも簡
単な取付構造でバッテリーケースを確実に取り付けるこ
とができる。その結果、安価で信頼性が高く、しかも乗
降性のよい電気自転車が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気自転車の一実施形態の側面図であ
る。
【図2】図1の電気自転車のバッテリーケースの上部を
離脱した状態の側面図である。
【図3】図1の自転車のバッテリーケースの下部と載置
台との取付部の断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図3の載置台部分の平面図である。
【図7】図3の載置台部分の側面図である。
【図8】図1のキーボックスの側壁を除いた側面図であ
る。
【図9】図1のC−C線断面図である。
【図10】図1のキーボックス部の拡大断面図である。
【図11】キーの回転によるバッテリーケースの解除お
よびスイッチのオンオフを説明する図である。
【図12】従来の電気自転車の一例の側面図である。
【図13】図1のバッテリーケース部の断面図である。
【図14】図1のメインパイプに取付金具が取り付けら
れた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 駆動部 2 立パイプ 3 メインパイプ 10 バッテリーケース 10a 凸部 12 バッテリー 15 ローラー 20 載置台 20a 挿入孔 21 舌片 22 端子台 24 表示部 28 フレームカバー 30 キーボックス 33 締付金具 33a 締付部 33c 爪部 41 取付金具

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を駆動する駆動部と、該駆動部に電
    源を供給するバッテリーと、該バッテリーを収納しメイ
    ンフレームに近接して縦方向または斜め方向に取り付け
    られるバッテリーケースとを備えている電気自転車であ
    って、前記バッテリーケースが載置されることにより該
    バッテリーケースの下端部を固定する載置台が前記メイ
    ンフレームに取り付けられると共に、前記バッテリーケ
    ースの上端部を固定する固定手段が前記メインフレーム
    に取り付けられてなる電気自転車。
  2. 【請求項2】 前記バッテリーケースの下端部に凸部が
    設けられると共に前記載置台に該凸部を挿入し得る挿入
    孔が設けられ、前記載置台の挿入孔に前記バッテリーケ
    ースの凸部が挿入されることにより該バッテリーケース
    の下端部が固定される構造である請求項1記載の電気自
    転車。
  3. 【請求項3】 前記バッテリーケースが立パイプの少な
    くとも前輪側を含む近傍に設けられ、前記立パイプの後
    輪側にキーボックスが設けられ、前記固定手段は該キー
    ボックスに差し込まれるキーの回転操作により前記バッ
    テリーケースの上部の固定および解除をする構造である
    請求項1または2記載の電気自転車。
  4. 【請求項4】 車輪を駆動する駆動部と、該駆動部に電
    源を供給するバッテリーと、該バッテリーを収納し立パ
    イプまたはメインパイプに近接して取り付けられるバッ
    テリーケースとを備えている電気自転車であって、前記
    立パイプとメインパイプとの連結部を補強すべく前記2
    つのパイプに側壁部が固着されて表面に平坦部が形成さ
    れた載置台が設けられ、該載置台の前記平坦部にバッテ
    リーケースの凸部を挿入し得る挿入孔が形成され、該挿
    入孔に前記バッテリーケースの凸部が挿入されることに
    より前記バッテリーケースが固定される電気自転車。
  5. 【請求項5】 前記載置台の平坦部に出力端子台が設け
    られ、前記バッテリーケースの凸部の挿入により該出力
    端子台の接続ピンと前記バッテリーの出力端子とが接続
    される請求項1、2、3または4記載の電気自転車。
  6. 【請求項6】 前記載置台のバッテリーケースにより覆
    われない部分に運転表示部が設けられてなる請求項1、
    2、3、4または5記載の電気自転車。
  7. 【請求項7】 前記挿入孔の端部に前記載置台の一部が
    切り起こされた舌片が形成され、該舌片が前記載置台に
    搭載されたバッテリーケースの側壁と当接する構造であ
    る請求項2、3、4、5または6記載の取付構造。
  8. 【請求項8】 前記載置台の周囲に該載置台をカバーす
    るフレームカバーが設けられてなる請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の電気自転車。
  9. 【請求項9】 車輪を駆動する駆動部と、該駆動部に電
    源を供給するバッテリーと、該バッテリーを収納しメイ
    ンフレームに近接して取り付けられるバッテリーケース
    とを備えている電気自転車であって、前記バッテリーケ
    ースに外形が円形状の滑合部が設けられ、前記メインフ
    レームに取り付けられる固定部材の回動により該固定部
    材が前記滑合部に滑合することにより前記バッテリーケ
    ースを固定する電気自転車。
  10. 【請求項10】 前記滑合部が前記バッテリーケースに
    取り付けられるローラーからなり、該ローラーに前記固
    定部材が滑合する請求項9記載の電気自転車。
  11. 【請求項11】 前記メインフレームにキーボックスが
    取り付けられ、前記固定部材が前記キーボックスに差し
    込まれるキーの回転により回動し、前記滑合部に滑合す
    る締付部を有する締付金具である請求項9または10記
    載の電気自転車。
  12. 【請求項12】 前記滑合部が前記バッテリーケースか
    ら突出して設けられ、該滑合部の滑合方向と垂直方向へ
    の移動を抑制するストッパー部が前記固定部材の近傍に
    設けられてなる請求項9、10または11記載の電気自
    転車。
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