JPH1178716A - ビデオカメラ取り付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のルームミラー部にビデオカメラを取
り付けるためのビデオカメラ取り付け装置を小型化する
ことを目的とする。 【解決手段】 カメラ本体の回転位置を調節するための
位置調節装置は、カメラ本体を支持しピッチ軸線周りに
回転可能なピッチフレームと、ピッチフレームを支持し
ヨー軸線周りに回転可能なヨーフレームとを有し、ピッ
チ軸線及びヨー軸線はカメラ本体のレンズの前面に近接
した位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は自動車に搭載するた
めのカメラ装置に関し、より詳細には、自動車のルーム
ミラー部、即ち、バックミラー部に取り付けられるよう
に構成されたビデオカメラ取り付け装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、提案されている自動車用の自動運
転装置は、車車間通信や路面に埋め込まれた磁石を利用
した磁気センサ方式等によって車間距離を一定の値以上
に保持し、自動車の進路が通路の走行線より逸れると自
動操舵装置によって進路を自動的に修正するように構成
されている。しかし、いずれも自動車以外の設備が必要
である。

【０００３】ビデオカメラを使用した自動運転装置で
は、ビデオカメラによって前方の道路を監視し、例え
ば、道路の白線を読み取り、自動車の進路が道路の走行
線より逸れると予想すると警報を出したり、自動操舵装
置によって進路を自動的に修正するように構成されてい
る。

【０００４】図５に示すように、このビデオカメラ１０
は自動車のルームミラー（バックミラー）８の支柱８Ａ
に装着されるように構成されている。ビデオカメラ１０
はビデオカメラ取り付け装置に装着され、ビデオカメラ
取り付け装置がルームミラーの支柱８Ａに装着される。
ビデオカメラ取り付け装置は、ビデオカメラ１０のピッ
チ位置、即ち、ピッチ軸線回りの回転位置とヨー位置、
即ち、ヨー軸線回りの回転位置を調節するための位置調
節機構を備えている。ビデオカメラ１０の取り付け時
に、この位置調節機構を調節することによって、ビデオ
カメラ１０は所定の姿勢に設定される。

【０００５】図６を参照して、従来のビデオカメラ取り
付け装置に設けられている位置調節装置の機能を説明す
る。ビデオカメラ取り付け装置はカメラ本体１０の姿
勢、即ち、回転位置を調節するための位置調節装置２０
とカバー６０とを有する。位置調節装置２０の構造の詳
細は図示されていない。カバー６０の取り付け部（図示
無し）がルームミラー８の支柱８Ａに装着される。

【０００６】図６Ａは位置調節前のカメラ本体１０の光
軸Ｏ−Ｏの位置を示し、図６Ｂは位置調節後のカメラ本
体１０の光軸Ｏ−Ｏの位置を示す。カバー６０は前側に
窓６０Ａを有し、カメラ本体１０の先端部に配置された
レンズ１１は丁度この窓６０Ａの位置に配置され、レン
ズ１１の前側に装着されたレンズフード１２はこの窓６
０Ａの外側に突出している。

【０００７】位置調節装置２０は、カメラ本体１０を回
転変位させるための回転軸線ＲＡ、例えば、ピッチ軸線
ＰＡ又はヨー軸線ＹＡを有する。位置調節する場合、カ
メラ本体１０をこの回転軸線ＲＡ周りに回転させること
によって、その光軸Ｏ−Ｏは、図６Ｂに示すように元の
光軸Ｏ’−Ｏ’対して傾斜する。即ち、カメラ本体１０
の光軸Ｏ−Ｏはピッチ軸線ＰＡ又はヨー軸線ＹＡ周りに
回転する。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】図６に示したように、
従来のビデオカメラ取り付け装置に設けられた位置調節
装置２０では、回転軸線ＲＡ、即ち、ピッチ軸線ＰＡ又
はヨー軸線ＹＡがカメラ本体１０の後側にあり、レンズ
１１より離れた位置に配置されている。従って、カメラ
本体１０の位置を調節して、カメラ本体１０の光軸Ｏ−
Ｏを回転軸線ＲＡ周りに回転させると、先端のレンズ１
１及びレンズフード１２は振れる。

【０００９】例えば、カメラ本体１０をピッチ軸線ＰＡ
周りに位置調節すると、先端のレンズ１１及びレンズフ
ード１２は上下に振れ、ヨー軸線ＹＡ周りに位置調節す
ると、先端のレンズ１１及びレンズフード１２は左右に
振れる。カバー６０及びカバーの窓６０Ａの寸法は、レ
ンズ１１の振れを吸収することができるように十分大き
な値に設定される。従って、従来のビデオカメラ取り付
け装置は、寸法、特に前側部の寸法が大きくなる欠点が
ある。

【００１０】又、従来のビデオカメラ装置では、位置調
節の際、レンズ１１が振れるから、カバーの窓６０Ａの
寸法を十分大きくしなければならず、小型化し密閉構造
にすることが困難であった。

【００１１】従来のビデオカメラ取り付け装置では、図
６に示されていないが、位置調節用のねじは、カメラ本
体１０の背後に設けられていた。従って、自動車の車内
での位置調節は作業性が良くない欠点があった。

【００１２】本発明はかかる点に鑑み、位置調節の際、
レンズ１１が振れることがないビデオカメラ取り付け装
置を提供することを目的とする。

【００１３】本発明はかかる点に鑑み、従来の装置に比
べてより小型のビデオカメラ取り付け装置を提供するこ
とを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明によると、カメラ
本体の位置を調節するための位置調節装置を供えカメラ
本体を自動車のルームミラー部に取り付けるためのビデ
オカメラ取り付け装置において、位置調節装置はカメラ
本体を支持しピッチ軸線周りに回転可能なピッチフレー
ムと、ピッチフレームを支持しピッチ軸線に垂直なヨー
軸線周りに回転可能なヨーフレームとを有し、ピッチ軸
線及びヨー軸線はカメラ本体のレンズの前面に近接した
位置に配置されている。

【００１５】従って、カメラ本体の回転位置を調節して
も、カメラ本体の先端部、特に、レンズの部分の振れ量
が極めて少なく、ビデオカメラ取付装置を小型化するこ
とができる。

【００１６】又、ピッチ調節ねじ及びヨー調節軸は、下
側から調節することができるように構成されているた
め、自動車の車内でビデオカメラの位置調節または位置
決め作業が容易となる。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１を参照して本発明の実施の形
態について説明する。図１は、図６と同様に、本発明の
例によるビデオカメラ取り付け装置の概要を示す図であ
る。図１Ａは位置調節前のカメラ本体１０の光軸Ｏ−Ｏ
の位置を示し、図１Ｂは位置調節後のカメラ本体１０の
光軸Ｏ−Ｏの位置を示す。

【００１８】ビデオカメラ取り付け装置は位置調節装置
２０とカバー６０とを有する。位置調節装置２０にはカ
メラ本体１０が装着されている。レンズ１１の前側には
蛇腹のような伸縮性のレンズフード１３が装着され、こ
のレンズフード１３の前端はカバー６０の窓６０Ａに装
着されている。又、この窓６０Ａにはカバーガラス６２
が装着され、密閉構造とすることができる。

【００１９】位置調節装置２０は、カメラ本体１０を回
転変位させるための回転軸線ＲＡ、例えば、ピッチ軸線
ＰＡ又はヨー軸線ＹＡを有する。本例によると、位置調
節装置２０はカメラ本体１０の前側に配置されている。
この回転軸線ＲＡは、図示のように、略々レンズ１１の
位置に配置されている。

【００２０】位置調節する場合、従来例と同様に、カメ
ラ本体１０をこの回転軸線ＲＡ周りに回転させることに
よって、その光軸Ｏ−Ｏは、図１Ｂに示すように元の光
軸Ｏ’−Ｏ’対して傾斜する。即ち、カメラ本体１０の
光軸Ｏ−Ｏはピッチ軸線ＰＡ又はヨー軸線ＹＡ周りに回
転する。

【００２１】しかしながら、本例によると、回転軸線Ｒ
Ａがレンズ１１の位置に配置されているため、カメラ本
体１０をこの回転軸線ＲＡ周りに回転させても、レンズ
１１の先端の振れ量は極めて少ない。従って、レンズ１
１の前側に装着された伸縮性のレンズフード１３の伸縮
量は極めて少ない。

【００２２】図２を参照して本発明のビデオカメラ取り
付け装置の構成、特に、その位置調節装置２０の部分の
詳細を説明する。ここで、位置調節前のカメラ本体１０
の光軸Ｏ−Ｏに沿ってＸ軸を取り、水平方向にＹ軸、垂
直方向にＺ軸を取る。ピッチ軸線はＹ軸に平行であり、
ヨー軸線はＺ軸に平行である。

【００２３】本例の位置調節装置２０は、カバー６０
（図１参照）に取り付けられる主フレーム５０とこの主
フレーム５０に装着されたヨーフレーム４０とこのヨー
フレーム４０に装着されたピッチフレーム３０とを有す
る。ピッチフレーム３０にカメラ本体１０が装着され
る。

【００２４】カメラ本体１０及びピッチフレーム３０は
ピッチ軸３７、３７周りに回転可能であり、カメラ本体
１０、ピッチフレーム３０及びヨーフレーム４０はヨー
軸４５周りに回転可能である。

【００２５】ピッチフレーム３０は略Ｌ字形の部材であ
り、底面部３１と垂直部３５とを有する。垂直部３５に
は円形孔３６が形成され、この円形孔３６にカメラ本体
１０のレンズ１１の前端部が係合するように構成されて
いる。

【００２６】垂直部３５の両側には突起部３５Ａ、３５
Ａが形成され、この突起部３５Ａ、３５Ａにピッチ軸３
７、３７が設けられている。ピッチ軸３７、３７は円筒
状の小さな突起であってよい。底面部３１の後側端部に
は孔３２が設けられ、この孔３２にピッチ調節ねじ３３
が挿通される。

【００２７】ヨーフレーム４０は板状部材よりなり、底
面部４１と両側の側面部４７、４７とを有する。底面部
４１には、前側に設けられたヨー軸孔４４と後側に設け
られた２つの孔４２及び４６を有する。前側に設けられ
たヨー軸孔４４はヨー軸４５を挿通するための孔であ
る。後側の孔４２、４６のうち、一方の側面部４７に近
接して設けられた細長い孔４２はヨー調節軸４３の偏心
軸４３Ａを挿通するための孔であり、中央部分に設けら
れた孔４６はピッチ調節ねじ３３を挿通するための孔で
ある。側面部４７、４７には、ピッチ軸３７、３７を受
け入れるためのピッチ軸孔４８、４８がそれぞれ形成さ
れている。

【００２８】主フレーム５０は、底面部５１と両側の側
面部５５、５５とからなり、略Ｕ字形の断面形状を有す
る。尚、側面部５５、５５の先端は内側に折れ曲がり、
それによって上端部５５Ａ、５５Ａが形成されている。
底面部５１には、ヨー軸４５が挿通するためのヨー軸孔
５３が形成されている。

【００２９】本例の位置調節装置２０を組み立てると
き、先ず、カメラ本体１０をピッチフレーム３０に取り
付ける。ピッチフレーム３０の垂直部３５の円形孔３６
の周囲に形成された４つの小さな孔（図示なし）と底面
部３１に形成された小さな孔（図示なし）に挿通された
ねじによって、カメラ本体１０はこのピッチフレーム３
０に固定される。

【００３０】次に、ピッチフレーム３０をヨーフレーム
４０に取り付ける。ピッチフレーム３０の垂直部３５の
突起部３５Ａ、３５Ａに設けられたピッチ軸３７、３７
をヨーフレーム４０の側面部４７、４７のピッチ軸孔４
８、４８に係合させる。ピッチ調節ねじ３３をピッチフ
レーム３０の底面部３１の孔３２及びヨーフレーム４０
の底面部４１の孔４６に挿通する。このとき、ピッチフ
レーム３０の底面部３１とヨーフレーム４０の底面部４
１の間に、図示のように、線ばね３９を挿入する。

【００３１】最後に、ヨーフレーム４０を主フレーム５
０に取り付ける。ヨー軸４５を主フレーム５０の底面部
５１のヨー軸孔５３及びヨーフレーム４０の底面部４１
のヨー軸孔４４に挿通し固定する。又、ヨー調節軸４３
を主フレーム５０の底面部５１の孔（図示なし）に装着
し、先端の偏心軸４３Ａをヨーフレーム４０の底面部４
１の細長孔４２に係合させる。

【００３２】勿論、組立順序は、上記の順の逆であって
よい。ピッチ調節ねじ３３を回転させることによってピ
ッチフレーム３０に取り付けられたカメラ本体１０は、
ピッチフレーム３０と共にピッチ軸３７周りに回転し、
ヨー調節軸４３を回転させることによって、カメラ本体
１０は、ピッチフレーム３０及びヨーフレーム４０と共
に、ヨー軸４５周りに回転する。

【００３３】図３を参照して、本発明の位置調節装置２
０のピッチ軸周りの回転機構を更に詳細に説明する。図
示のように、ピッチ調節ねじ３３が主フレーム５０の底
面部５１の孔に挿通され、その先端はピッチフレーム３
０の底面部３１のねじ孔３２（図２）に係合している。
又、ピッチフレーム３０の底面部３１とヨーフレーム４
０の底面部４１の間に、線ばね３９が挿入されている。
この線ばね３９によって、ピッチフレーム３０及びそれ
に取り付けられたピッチ調節ねじ３３は、ピッチ軸３７
周りに、同図にて時計方向に回転するように付勢されて
いる。

【００３４】しかしながら、ピッチ調節ねじ３３の頭部
がヨーフレーム４０の底面部４１の孔に係合しており、
それによって、ピッチフレーム３０はこれ以上時計方向
に回転しない。従って、ピッチ調節ねじ３３を除去する
と、ピッチフレーム３０は、線ばね３９の付勢力によっ
てピッチ軸３７周りに時計方向に回転する。尚、この状
態では、ピッチフレーム３０及びそれに取り付けられた
ピッチ調節ねじ３３は、反時計方向に回転可能であり、
例えば、手でピッチフレーム３０を反時計方向に回転さ
せると、回転する。

【００３５】カメラ本体１０のピッチ位置を調節する場
合、このピッチ調節ねじ３３を回転させることによっ
て、ピッチフレーム３０はピッチ軸３７周りに回転す
る。図３Ｂに示すように、適当なピッチ位置が定まると
ヨーフレーム４０の底面部４１に取り付けられたピッチ
位置固定ねじ３４を回転し、このピッチ位置固定ねじ３
４の先端をピッチフレーム３０の底面部３１に当接させ
る。それによって、ピッチフレーム３０及びそれに取り
付けられたピッチ調節ねじ３３は、手で力を加えても、
反時計方向に回転することができない。

【００３６】図４を参照して、本発明の位置調節装置２
０のヨー軸線周りの回転機構を更に詳細に説明する。図
２にも示されているように、主フレーム５０の底面部５
１の孔に挿通されたヨー調節軸４３は上端に偏心軸４３
Ａを有し、この偏心軸４３Ａはヨーフレーム４０の底面
部４１の細長い孔４２に係合している。この細長い孔４
２は偏心軸４３Ａに比べて少し大きな幅を有する。

【００３７】カメラ本体１０のヨー位置を調節する場
合、このヨー調節軸４３を回転させる。偏心軸４３Ａ
は、細長い孔４２に係合した状態にて、円弧を描く。ヨ
ーフレーム４０はヨー軸４５周りに回転可能であるか
ら、偏心軸４３Ａの移動に伴って、ヨーフレーム４０は
回転する。

【００３８】図４Ｂに示すように、適当なヨー位置が定
まると主フレーム５０の底面部５１に取り付けられたヨ
ー位置固定ねじ（図示無し）を締め付けることによっ
て、ヨーフレーム４０は主フレーム５０に固定される。
ヨー位置固定ねじは、例えば、主フレーム５０の底面部
５１に形成された長穴を貫通し、ヨーフレーム４０の底
面部４１に形成されたねじ孔に係合するように構成され
てよい。

【００３９】本発明のビデオカメラ取り付け装置の位置
調節装置は、カメラ本体１０のピッチ軸線及びヨー軸線
がレンズ１１の位置に配置されるように構成される。し
かしながら、図２、図３及び図４に示した例のように、
ピッチ軸３７、３７及びヨー軸４５がレンズ１１の位置
より僅かにずれていてもよい。

【００４０】本発明のビデオカメラ取り付け装置の位置
調節装置によると、カメラ本体１０のピッチ位置及びヨ
ー位置の調節は、位置調節装置の下側に配置された、ピ
ッチ調節ねじ３３及びヨー調節軸４３によってなされ
る。又、ビデオカメラ取り付け装置のカバーは、ピッチ
位置及びヨー位置の調節用に、下側に開口部（図示無
し）が設けられる。

【００４１】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明してきたが、本発明は上述の例に限ることなく本発
明の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得る
ことは当業者にとって容易に理解されよう。

【００４２】

【発明の効果】本発明によると、ピッチ軸線及びヨー軸
線はカメラ本体のレンズの位置に配置されているからカ
メラ本体のピッチ軸線周り及びヨー軸線周りの位置調節
又は位置決めをしてもレンズの部分の振れが小さくなる
利点がある。

【００４３】本発明によると、カメラ本体の位置調節又
は位置決めをするとき、先端のレンズの部分の振れが小
さいから、ビデオカメラ取り付け装置を小型化すること
ができる利点を有する。

【００４４】本発明のビデオカメラ取り付け装置の位置
調節装置によると、カメラ本体のピッチ位置及びヨー位
置の調節は、位置調節装置の下側に配置された、ピッチ
調節ねじ及びヨー調節軸によってなされるから、自動車
の車内で行うカメラ本体の位置決め作業が容易になる利
点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるビデオカメラ取り付け装置の位置
調節装置を説明するための説明図である。

【図２】本発明によるビデオカメラ取り付け装置の分解
組立図である。

【図３】本発明によるピッチ軸調節機構を説明するため
の説明図である。

【図４】本発明によるヨー軸調節機構を説明するための
説明図である。

【図５】自動車のルームミラーに取り付けられたビデオ
カメラ装置を示す図である。

【図６】従来のビデオカメラ取り付け装置の位置調節装
置を説明するための説明図である。

【符号の説明】

８ ルームミラー、 ８Ａ 支柱、 １０ カメラ本
体、 １１ レンズ、１２，１３ レンズフード、 ２
０，２０’ 位置調節装置、 ３０ ピッチフレーム、
３１ 底面部、 ３２ 孔、 ３３ ピッチ調節ね
じ、 ３４ ピッチ位置固定ねじ、 ３５ 垂直部、
３５Ａ 突起部、 ３６ 円形孔、 ３７ピッチ軸、
３９ 線ばね、 ４０ ヨーフレーム、 ４１ 底面
部、 ４２細長孔、 ４３ ヨー調節軸、 ４４ ヨー
軸孔、 ４５ ヨー軸、 ４６孔、 ４８ ピッチ軸
孔、 ５０ 主フレーム、 ５１ 底面部、 ５３ ヨ
ー軸孔、 ５５ 側面部、 ６０ カバー、 ６０Ａ
窓、 ６２ カバーガラス、

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カメラ本体の位置を調節するための位置
   調節装置を供え上記カメラ本体を自動車のルームミラー
   部に取り付けるためのビデオカメラ取り付け装置におい
   て、 上記位置調節装置は上記カメラ本体を支持しピッチ軸線
   周りに回転可能なピッチフレームと、上記ピッチフレー
   ムを支持し上記ピッチ軸線に垂直なヨー軸線周りに回転
   可能なヨーフレームとを有し、上記ピッチ軸線及びヨー
   軸線は上記カメラ本体のレンズの前面に近接した位置に
   配置されていることを特徴とするビデオカメラ取り付け
   装置。
2. 【請求項２】 上記ヨーフレームの孔に挿通され上記ピ
   ッチフレームのねじ孔に係合するピッチ調節ねじが設け
   られていることを特徴とする請求項１記載のビデオカメ
   ラ取り付け装置。
3. 【請求項３】 上記ピッチ調節ねじは下側から調節する
   ように構成されていることを特徴とする請求項２記載の
   ビデオカメラ取り付け装置。
4. 【請求項４】 上記ヨーフレームと上記ピッチフレーム
   の間に上記ピッチフレームを上記ヨーフレームに対して
   上記ピッチ軸線周りに回転させる力を付与するための線
   ばねが設けられていることを特徴とする請求項１又は２
   記載のビデオカメラ取り付け装置。
5. 【請求項５】 上記位置調節装置は更に主フレームを有
   し、上記主フレームは先端に偏心軸を有する回転可能な
   ヨー調節軸を有し、該偏心軸は上記ヨーフレームに形成
   された長孔に係合していることを特徴とする請求項１記
   載のビデオカメラ取り付け装置。
6. 【請求項６】 上記ヨー調節軸は下側から調節するよう
   に構成されていることを特徴とする請求項５記載のビデ
   オカメラ取り付け装置。
7. 【請求項７】 カメラ本体を支持しピッチ軸線周りに回
   転可能なピッチフレームと、上記ピッチフレームを支持
   し上記ピッチ軸線に垂直なヨー軸線周りに回転可能なヨ
   ーフレームと、上記ヨーフレームを支持する主フレーム
   と、 上記ヨーフレームの孔に挿通され上記ピッチフレームの
   ねじ孔に係合しているピッチ調節ねじと、 上記ヨーフレームと上記ピッチフレームの間に配置され
   上記ピッチフレームを上記ヨーフレームに対して上記ピ
   ッチ軸線周りに回転させる力を付与するための線ばね
   と、 上記ヨーフレームに形成された長孔に係合している偏心
   軸を有し、上記主フレームに回転可能に装着されたヨー
   調節軸と、 を有し、上記ピッチ軸線及びヨー軸線は上記カメラ本体
   のレンズの前面に近接した位置に配置されていることを
   特徴とする上記カメラ本体の回転位置を調節するための
   ビデオカメラ位置調節装置。