JPH1178454A - サスペンションアーム - Google Patents

サスペンションアーム

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Publication number
JPH1178454A
JPH1178454A JP24423797A JP24423797A JPH1178454A JP H1178454 A JPH1178454 A JP H1178454A JP 24423797 A JP24423797 A JP 24423797A JP 24423797 A JP24423797 A JP 24423797A JP H1178454 A JPH1178454 A JP H1178454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
bearing portion
suspension arm
ball joint
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP24423797A
Other languages
English (en)
Inventor
Rentaro Kato
錬太郎 加藤
Takehiko Taguchi
武彦 田口
Yuichi Ogawa
雄一 小川
Naoki Nishikawa
直毅 西川
Masatoshi Enomoto
正敏 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd, Showa Aluminum Corp filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP24423797A priority Critical patent/JPH1178454A/ja
Publication of JPH1178454A publication Critical patent/JPH1178454A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/11Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属部材どうしの圧入構造を廃止し、製造の容
易化及びコストの低減化を図り得るサスペンションアー
ムを提供する。 【解決手段】少なくとも一端に筒状の軸受部12を有し
押出成形により形成されたアルミニウム合金製のアーム
部材1と、軸受部12の内周に固定保持されるハウジン
グ21とハウジング21に収納されその内部に球面状の
保持部を有するホルダ22とホルダ22の保持部に摺動
自在に保持される球状部23aを有するジョイント軸2
3とを備えたボールジョイント2とからなり、ボールジ
ョイント2は、軸受部12の内側に挿入配置した後、軸
受部12の周壁を縮径して塑性変形させることにより固
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション機構に用いられるサスペンションアームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のサスペンション機構
に用いられるサスペンションアームとして、図6及び図
7に示すものが知られている。このサスペンションアー
ムは、両端に筒状の軸受部52、53を有し鍛造により
形成されたアルミニウム合金製のアーム部材5と、一方
の軸受部52に圧入により嵌合固定されたボールジョイ
ント6と、他方の軸受部53に圧入により嵌合固定され
た防振ブッシュ7とから構成されている。
【0003】なお、ボールジョイント6は、軸受部52
の内周に固定保持されるハウジング61と、ハウジング
61に収納されその内部に球面状の保持部を有するホル
ダ62と、ホルダ62の保持部に摺動自在に保持される
球状部63aを有するジョイント軸63とを備え、ジョ
イント軸63が他の連結アームや取付部材等に連結され
る。
【0004】また、防振ブッシュ7は、円筒状の内筒金
具71と、内筒金具71の外周面に加硫接着された略円
筒状のゴム弾性体72と、ゴム弾性体72の内部に同軸
状に埋設された円筒状の中間金具73とから構成されて
おり、内筒金具73の内孔に他の連結アームや取付部材
等の取付軸部がボルト締め等により連結される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
サスペンションアームは、ボールジョイント6が軸受部
52の装着孔52aに圧入により嵌合固定されるため、
装着孔52aの内径寸法は高い精度が要求される。しか
し、アーム部材5は鍛造により形成されているため、装
着孔52aの満足できる寸法精度を得ることが困難であ
り、圧入作業性及び圧入固定強度を充分にかつ安定して
確保することは困難である。
【0006】即ち、装着孔52aの内径寸法に対してハ
ウジング61の外径寸法が、周方向全周に亘って又は部
分的に小さすぎると、圧入時にカジリ等が生じて圧入が
極めて困難となる。一方、装着孔52aの内径寸法に対
してハウジング61の外径寸法が、周方向全周に亘って
又は部分的に大きすぎると、充分な圧入固定強度を確保
することが困難となる。
【0007】そこで、従来では、アーム部材5の軸受部
52に対して、更に切削加工や研磨加工等を施すことに
より必要な寸法精度を確保していたが、このような特別
な加工のために特別な工程や設備が必要となるため、製
造が面倒となり大幅なコストアップを招くという問題が
あった。本発明は上記問題に鑑み案出されたものであ
り、金属部材どうしの圧入構造を廃止し、製造の容易化
及びコストの低減化を図り得るサスペンションアームを
提供することを解決すべき課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、少なくとも一端に筒状の軸受部を有
し押出成形により形成されたアルミニウム合金製のアー
ム部材と、前記軸受部の内周に固定保持されるハウジン
グと該ハウジングに収納されその内部に球面状の保持部
を有するホルダと該ホルダの前記保持部に摺動自在に保
持される球状部を有するジョイント軸とを備えたボール
ジョイントと、からなり、前記ボールジョイントは、前
記軸受部の内側に挿入配置した後、前記軸受部の周壁を
縮径して塑性変形させることにより固定されているとい
う手段を採用している。
【0009】この手段によれば、アーム部材の軸受部を
縮径して塑性変形させることによりボールジョイントが
軸受部に固定されるため、軸受部の内径の高い寸法精度
の要求が緩和される。これにより、軸受部の切削加工や
研磨加工等の特別な加工工程やそれに伴う特別な設備等
を必要としなくなるため、製造が極めて容易になり、コ
ストの大幅な低減化が可能となる。
【0010】本発明において、アーム部材を構成するア
ルミニウム合金の材質としては、特に限定されるもので
はないが、強度や耐蝕性等の点から、例えばJIS60
61や6N01等のAl−Mg−Si系のアルミニウム
合金が好適に採用される。また、押出成形法としては、
一般的なアルミニウム合金の成形方法に従い、熱間押出
法が好適に採用される。
【0011】また、アーム部材の軸受部を縮径により塑
性変形させる手段としては、従来より公知のダイスによ
り構成される絞り治具等を用いることができる。そし
て、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、前記ハウジングは、前記軸受部よりも長い筒状に形
成され、その両端に前記軸受部の端面に係合するフラン
ジ部を有するという手段を採用している。
【0012】この手段によれば、軸受部を縮径したとき
に軸受部の両端面にハウジングの両フランジ部が係合す
るため、ハウジングが軸受部から抜け出すのを防止する
ことができ、これによりボールジョイントを軸受部に確
実に固定保持させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。 〔実施形態1〕図1は本実施形態に係る防振装置として
のサスペンションアームの平面図であり、図2は図1の
II−II線に沿う部分の断面図である。
【0014】本実施形態のサスペンションアームは、両
端に筒状の軸受部12、13を有するアルミニウム合金
製のアーム部材1と、一方の軸受部12に該軸受部12
を縮径して塑性変形させることにより固定されたボール
ジョイント2と、他方の軸受部13に圧入により嵌合固
定された防振ブッシュ3とから構成されている。アーム
部材1は、JIS6061のAl−Mg−Si系のアル
ミニウム合金を材質として押出成形により形成されてい
る。このアーム部材1は、桿状部11と、桿状部11の
一端に一体形成され押出方向に貫通する装着孔12aを
有する筒状の軸受部12と、桿状部11の他端に一体形
成され押出方向に貫通する装着孔13aを有する筒状の
軸受部13とからなる。なお、桿状部11の適宜箇所に
は、軽量化のために、押出方向に沿って貫通する肉抜部
15が押出成形時に形成されている。
【0015】ボールジョイント2は、有底円筒状のハウ
ジング21と、ハウジング21の内側に配設されその内
周に球面を有する略円筒状に形成された樹脂製のホルダ
22と、先端に球状部23aを有し該球状部23aがハ
ウジング21の開口から挿入されてホルダ22の球面に
摺動自在に保持されたジョイント軸23と、両端がハウ
ジング21の開口部とジョイント軸23の外周中央部と
に固定されハウジング21の開口部を覆蓋する略円筒状
のゴムカバー24とから構成されている。ハウジング2
1は、アーム部材1の軸受部12よりも長い円筒状に形
成されており、その両端には径方向外方に突出するフラ
ンジ部21a、21bを有する。
【0016】このボールジョイント2は、図3及び図4
に示すように、アーム部材1の軸受部12の装着孔12
aに挿入配置された後、軸受部12の周壁を絞り加工に
より縮径することによって取付けられている。即ち、ボ
ールジョイント2は、縮径された軸受部12の周壁がハ
ウジング21の外周面に圧着するとともに、軸受部12
の両端面がハウジング21の両フランジ部21a、21
bに当接して係合した状態で固定される。
【0017】なお、軸受部12の絞り加工は、例えば図
5に示すように、軸受部12の外側の桿状部11を除く
部分に配置され周方向に12分割された分割体10aで
構成されるダイス10を用いて行われる。このダイス1
0は、各分割体10aが求心方向に同期して進退動する
ように設けられており、ダイス10の内周面には、絞り
後の軸受部12の外周面形状に対応した形状の作用面が
各分割体10aにより協働して形成されるようになって
いる。このダイス10により絞り加工が施された軸受部
12は、約2〜5%の縮径率で径方向内方に塑性変形さ
れている。
【0018】防振ブッシュ3は、円筒状の内筒金具31
と、内筒金具31の外周面に加硫接着された略円筒状の
ゴム弾性体32と、ゴム弾性体32の内部に同軸状に埋
設された円筒状の中間金具33とから構成されている。
この防振ブッシュ3は、軸受部13の装着孔13aに圧
入により取付けられている。以上のように構成された本
実施形態のサスペンションアームは、ボールジョイント
2のジョイント軸23が他の連結アームや取付部材等に
連結されるとともに、防振ブッシュ3の内筒金具3の内
孔に他の連結アームや取付部材等の取付軸部に連結され
ることにより、自動車のサスペンション機構に組み込ま
れて使用される。これにより、サスペンションアームと
これに連結された連結アーム等との間に生じる振動は、
ボールジョイント2のジョイント軸23の角度変位や、
防振ブッシュ3のゴム弾性体3の弾性作用より効果的に
吸収される。
【0019】以上のように、本実施形態のサスペンショ
ンアームによれば、ボールジョイント2は、アーム部材
1の軸受部12の内側に挿入配置した後、軸受部12の
周壁を縮径して塑性変形させることにより固定されてい
るため、軸受部12の内径の高い寸法精度の要求が緩和
される。これにより、軸受部12の切削加工や研磨加工
等の特別な加工工程やそれに伴う特別な設備等を必要と
しなくなるため、製造が極めて容易になり、コストの大
幅な低減化が可能となる。
【0020】また、本実施形態におけるボールジョイン
ト2のハウジング21は、その両端に径方向外方に突出
するフランジ部21a、21bを有するため、軸受部1
2を縮径したときに軸受部12の両端面に両フランジ部
21a、21bが当接した状態で係合し、ハウジング2
1が軸受部12から抜け出すのを防止することができ
る。よって、ボールジョイント2を軸受部12に確実に
固定保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る防振装置としてのサス
ペンションアームの平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う部分の断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るサスペンションアーム
の軸受部にボールジョイントを挿入する状態を示す説明
図である。
【図4】本発明の実施形態に係るサスペンションアーム
の軸受部に絞り加工を施して縮径した状態を示す説明図
である。
【図5】本発明の実施形態に係るサスペンションアーム
の軸受部にダイスにより絞り加工を施した状態を示す説
明図である。
【図6】従来のサスペンションアームの平面図である。
【図7】図6の VII−VII 線に沿う部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1、5…アーム部材 2、6…ボールジョイント 3、7…防振ブッシュ 10…ダイス 10a
…分割体 11…桿状部 12、13、52、53…軸受部 12a、13a、52a…装着孔 15…肉抜部 21、61…ハウジング 21a、21b…フラン
ジ部 22、62…ホルダ 23、63…ジョイント軸 23a、63a…球状部 24、64…ゴムカバー 31、71…内筒金具 32、72…ゴム弾性体 33、73…中間金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 雄一 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 西川 直毅 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内 (72)発明者 榎本 正敏 大阪府堺市海山町6丁224番地 昭和アル ミニウム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に筒状の軸受部を有し押
    出成形により形成されたアルミニウム合金製のアーム部
    材と、 前記軸受部の内周に固定保持されるハウジングと該ハウ
    ジングに収納されその内部に球面状の保持部を有するホ
    ルダと該ホルダの前記保持部に摺動自在に保持される球
    状部を有するジョイント軸とを備えたボールジョイント
    と、からなり、 前記ボールジョイントは、前記軸受部の内側に挿入配置
    した後、前記軸受部の周壁を縮径して塑性変形させるこ
    とにより固定されていることを特徴とするサスペンショ
    ンアーム。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、前記軸受部よりも長
    い筒状に形成され、その両端に前記軸受部の端面に係合
    するフランジ部を有することを特徴とする請求項1記載
    のサスペンションアーム。
JP24423797A 1997-09-09 1997-09-09 サスペンションアーム Pending JPH1178454A (ja)

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JP24423797A JPH1178454A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 サスペンションアーム

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JP (1) JPH1178454A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152186B2 (en) 2009-12-04 2012-04-10 Hyundai Motor Company Suspension arm
US8196940B2 (en) 2009-12-04 2012-06-12 Hyundai Motor Company Suspension arm
US20220402324A1 (en) * 2015-06-01 2022-12-22 Hendrickson Usa, L.L.C. Torque Rod for Vehicle Suspension

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